JP2010266560A - プロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置のマスク装着方法、及び表示用パネル基板の製造方法 - Google Patents

プロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置のマスク装着方法、及び表示用パネル基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マスクホルダへのマスクの装着時に、マスクの搬送を安全に行い、マスクの位置決めを精度良く行い、マスクの真空吸着を安定して行う。
【解決手段】マスク2の下面の周辺部を複数のアーム36で支持し、各アーム36を上昇させ、複数のアーム36によりマスク2を持ち上げて、マスク2をマスクホルダ20に押し当てる。マスク2をマスクホルダ20に押し当てた後、各アーム36を上昇させる力を小さくし、マスクホルダ20に押し当てられたマスク2の側面を押して、マスク2の位置決めを行う。マスク2の位置決めを行った後、各アーム36を上昇させる力を大きくし、マスクホルダ20に設けた吸着手段21により、マスク2の上面の周辺部を真空吸着する。
【選択図】図13

Description

本発明は、液晶ディスプレイ装置等の表示用パネル基板の製造において、プロキシミティ方式を用いて基板の露光を行うプロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置のマスク装着方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に係り、特に、マスクホルダに押し当てられたマスクの側面を押してマスクの位置決めを行うプロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置のマスク装着方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基板やカラーフィルタ基板、プラズマディスプレイパネル用基板、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基板等の製造は、露光装置を用いて、フォトリソグラフィー技術により基板上にパターンを形成して行われる。露光装置としては、レンズ又は鏡を用いてマスクのパターンを基板上に投影するプロジェクション方式と、マスクと基板との間に微小な間隙(プロキシミティギャップ)を設けてマスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ方式とがある。プロキシミティ方式は、プロジェクション方式に比べてパターン解像性能は劣るが、照射光学系の構成が簡単で、かつ処理能力が高く量産用に適している。
プロキシミティ露光装置は、基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダとを備え、マスクホルダに保持されたマスクとチャックに支持された基板とを極めて接近させて露光を行う。マスクホルダは、露光光が通過する開口と、開口の周囲に設けられた吸着溝とを有し、吸着溝によりマスクの周辺部を真空吸着して、マスクをチャックに支持された基板に向かい合わせて保持する。
通常、マスクホルダへのマスクの搬入は、マスク搬送ロボットのハンドリングアームにより行われる。マスクホルダへのマスクの装着は、マスク搬送ロボットのハンドリングアームによりマスクをマスクホルダに押し当て、位置決め機構によりマスクの位置決めを行った後、吸着溝によりマスクの周辺部を真空吸着して行われる。位置決め機構は、マスクの側面に接触してマスクの位置を規制する基準ピンと、マスクの側面を押してマスクを基準ピンに押し付ける押圧ピンとを有し、押圧ピンによりマスクの側面を押してマスクの位置決めを行う。特許文献1には、この様なマスクの位置決め機構が開示されている。
特開2000−241995号公報
近年の表示用パネルの大画面化に伴い基板が大型化すると、マスクも大型化して、マスクの重量が増加してきた。マスクの重量が増加すると、マスクの装着時、マスクの搬送を安全に行い、またマスクの真空吸着を安定して行うために、マスクをより大きな力で持ち上げてマスクホルダに押し当てる必要がある。しかしながら、マスクをマスクホルダに押し当てる力を大きくすると、マスクホルダとマスクとの摩擦抵抗が大きくなるので、マスクの位置決め時にマスクが動きにくくなって、マスクの位置決め精度が低下する。そのため、パターンの焼き付け精度が低下するという問題があった。
本発明の課題は、マスクホルダへのマスクの装着時に、マスクの搬送を安全に行い、マスクの位置決めを精度良く行い、マスクの真空吸着を安定して行うことである。また、本発明の課題は、高品質な表示用パネル基板を製造することである。
本発明のプロキシミティ露光装置は、基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダとを備え、マスクと基板との間に微小なギャップを設けて、マスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ露光装置において、マスクの下面の周辺部を支持する複数のアーム及び各アームを昇降させる複数の昇降機構を有し、複数のアームによりマスクを持ち上げて、マスクをマスクホルダに押し当てるマスク装着手段と、各昇降機構が各アームを昇降させる力を制御する制御手段と、マスクホルダに押し当てられたマスクの側面を押して、マスクの位置決めを行う位置決め手段と、マスクホルダに設けられ、マスクの上面の周辺部を真空吸着する吸着手段とを備え、制御手段は、位置決め手段がマスクの位置決めを行うとき、各昇降機構が各アームを上昇させる力を、複数のアームによりマスクを持ち上げるとき及び吸着手段がマスクの上面の周辺部を真空吸着するときよりも小さくするものである。
また、本発明のプロキシミティ露光装置のマスク装着方法は、基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダとを備え、マスクと基板との間に微小なギャップを設けて、マスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ露光装置のマスク装着方法であって、マスクの下面の周辺部を複数のアームで支持し、各アームを上昇させ、複数のアームによりマスクを持ち上げて、マスクをマスクホルダに押し当て、各アームを上昇させる力を小さくし、マスクホルダに押し当てられたマスクの側面を押して、マスクの位置決めを行い、各アームを上昇させる力を大きくし、マスクホルダに設けた吸着手段により、マスクの上面の周辺部を真空吸着するものである。
複数のアームによりマスクを持ち上げるときは、所望の力によりマスクを一定の速度で水平に安定して持ち上げることができるので、マスクの搬送が安全に行われる。マスクの位置決めを行うときは、複数のアームによりマスクを持ち上げるときよりも小さな力で、マスクがマスクホルダに押し当てられるので、マスクホルダとマスクとの摩擦抵抗が小さくなり、マスクの位置決めが精度良く行われる。マスクホルダに設けた吸着手段により、マスクの上面の周辺部を真空吸着するときは、マスクの位置決めを行うときよりも大きな力で、マスクがマスクホルダに押し当てられるので、マスクの真空吸着が安定して行われる。
さらに、本発明のプロキシミティ露光装置は、昇降機構が、アームを昇降させるエアシリンダを有し、制御手段が、エアシリンダに供給される圧縮空気の圧力を制御する電空レギュレータを有するものである。また、本発明のプロキシミティ露光装置のマスク装着方法は、エアシリンダを用いて各アームを上昇させ、電空レギュレータを用いてエアシリンダに供給される圧縮空気の圧力を制御するものである。エアシリンダと電空レギュレータを用いた簡単な構成で、各アームを上昇させる力が制御される。
本発明の表示用パネル基板の製造方法は、上記のいずれかのプロキシミティ露光装置を用いて基板の露光を行い、あるいは、上記のいずれかのプロキシミティ露光装置のマスク装着方法を用いてマスクをマスクホルダに装着して、基板の露光を行うものである。マスクの位置決めが精度良く行われ、パターンの焼き付け精度が向上する。
本発明のプロキシミティ露光装置及びプロキシミティ露光装置のマスク装着方法によれば、マスクの下面の周辺部を複数のアームで支持し、各アームを上昇させ、複数のアームによりマスクを持ち上げて、マスクをマスクホルダに押し当て、各アームを上昇させる力を小さくし、マスクホルダに押し当てられたマスクの側面を押して、マスクの位置決めを行い、各アームを上昇させる力を大きくし、マスクホルダに設けた吸着手段により、マスクの上面の周辺部を真空吸着することにより、マスクホルダへのマスクの装着時に、マスクの搬送を安全に行い、マスクの位置決めを精度良く行い、マスクの真空吸着を安定して行うことができる。
さらに、本発明のプロキシミティ露光装置及びプロキシミティ露光装置のマスク装着方法によれば、エアシリンダを用いてアームを上昇させ、電空レギュレータを用いてエアシリンダに供給される圧縮空気の圧力を制御することにより、エアシリンダと電空レギュレータを用いた簡単な構成で、各アームを上昇させる力を制御することができる。
本発明の表示用パネル基板の製造方法によれば、マスクの位置決めを精度良く行い、パターンの焼き付け精度を向上させることができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置の概略構成を示す図である。 チャックを露光位置へ移動した状態を示す図である。 図3(a)はマスクホルダの側面図、図3(b)はマスクホルダの下面図である。 図4(a)はマスクリフタの側面図、図4(b)はマスクリフタの下面図、図4(c)はマスクリフタの正面図である。 移動用エアシリンダを作動させるための空気圧回路を示す図である。 昇降用エアシリンダを作動させるための空気圧回路を示す図である。 図7(a)は基準ピンユニットの側面図、図7(b)は基準ピンユニットの下面図である。 図8(a)は押圧ピンユニットの側面図、図8(b)は押圧ピンユニットの下面図である。 マスクリフタの動作を説明する図である。 マスクリフタの動作を説明する図である。 マスクリフタの動作を説明する図である。 マスクリフタの動作を説明する図である。 マスクリフタの動作を説明する図である。 マスクリフタの動作を説明する図である。 基準ピンユニットの動作を説明する図である。 基準ピンユニットの動作を説明する図である。 押圧ピンユニットの動作を説明する図である。 押圧ピンユニットの動作を説明する図である。 マスクホルダの断面図である。 液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。 液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置の概略構成を示す図である。また、図2は、チャックを露光位置へ移動した状態を示す図である。プロキシミティ露光装置は、ベース3、Xガイド4、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、チャック支持台9、チャック10、Z−チルト機構11、及びマスクホルダ20を含んで構成されている。プロキシミティ露光装置は、これらの他に、基板1をチャック10へ搬入し、また基板1をチャック10から搬出する基板搬送ロボット、マスク2をマスクホルダ20へ搬入し、またマスク2をマスクホルダ20から搬出するマスク搬送ロボット、露光光を照射する照射光学系、装置内の温度管理を行う温度制御ユニット等を備えている。
なお、以下に説明する実施の形態におけるXY方向は例示であって、X方向とY方向とを入れ替えてもよい。
図1において、チャック10は、基板1のロード及びアンロードを行うロード/アンロード位置にある。ロード/アンロード位置において、図示しない基板搬送ロボットにより、基板1がチャック10へ搬入され、また基板1がチャック10から搬出される。チャック10への基板1のロード及びチャック10からの基板1のアンロードは、チャック10に設けた複数の突き上げピンを用いて行われる。突き上げピンは、チャック10の内部に収納されており、チャック10の内部から上昇して、基板1をチャック10にロードする際、基板搬送ロボットから基板1を受け取り、基板1をチャック10からアンロードする際、基板搬送ロボットへ基板1を受け渡す。
図2において、チャック10は、基板1の露光を行う露光位置にある。露光位置の上空には、マスク2を保持するマスクホルダ20が設置されている。マスクホルダ20に保持されたマスク2の上空には、図示しない照射光学系が配置されている。露光時、照射光学系からの露光光がマスク2を透過して基板1へ照射されることにより、マスク2のパターンが基板1の表面に転写され、基板1上にパターンが形成される。
図1及び図2において、チャック10は、チャック支持台9を介してθステージ8に搭載されており、θステージ8の下にはYステージ7及びXステージ5が設けられている。Xステージ5は、ベース3に設けられたXガイド4に搭載され、Xガイド4に沿ってX方向(図1及び図2の図面横方向)へ移動する。Yステージ7は、Xステージ5に設けられたYガイド6に搭載され、Yガイド6に沿ってY方向(図1及び図2の図面奥行き方向)へ移動する。θステージ8は、Yステージ7に搭載され、θ方向へ回転する。チャック支持台9は、θステージ8に搭載され、チャック10を複数箇所で支持する。
Xステージ5のX方向への移動及びYステージ7のY方向への移動により、チャック10は、ロード/アンロード位置と露光位置との間を移動される。ロード/アンロード位置において、Xステージ5のX方向への移動、Yステージ7のY方向への移動、及びθステージ8のθ方向への回転により、チャック10に搭載された基板1のプリアライメントが行われる。露光位置において、Xステージ5のX方向への移動及びYステージ7のY方向への移動により、チャック10に搭載された基板1のXY方向へのステップ移動が行われる。そして、Xステージ5のX方向への移動、Yステージ7のY方向への移動、及びθステージ8のθ方向への回転により、基板1のアライメントが行われる。また、マスクホルダ20の側面に設けたZ−チルト機構11により、マスクホルダ20をZ方向(図2の図面上下方向)へ移動及びチルトすることによって、マスク2と基板1とのギャップ合わせが行われる。
なお、本実施の形態では、マスクホルダ20をZ方向へ移動及びチルトすることにより、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行っているが、チャック支持台9にZ−チルト機構を設けて、チャック10をZ方向へ移動及びチルトすることにより、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行ってもよい。
図3(a)はマスクホルダの側面図、図3(b)はマスクホルダの下面図である。図3(b)において、マスクホルダ20には、露光光が通過する開口20aが設けられており、開口20aの下方には、マスク2が装着されている。マスクホルダ20の下面の開口20aの周囲には、吸着溝21が設けられており、吸着溝21は、マスク2の周辺部を真空吸着して保持している。図3(a),(b)において、マスクホルダ20の下面には、複数のマスクリフタ30から成るマスク装着装置が設けられている。また、マスクホルダ20の下面には、複数の基準ピンユニット50及び複数の押圧ピンユニット70から成る位置決め機構が設けられている。基準ピンユニット50と押圧ピンユニット70は、マスク2を挟んで向かい合って配置されている。
なお、本実施の形態では、マスクリフタ30が、マスク2の各辺の外側に2つずつ配置されているが、マスクリフタ30の数及び配置は、これに限るものではない。また、本実施の形態では、基準ピンユニット50及び押圧ピンユニット70が、マスク2の長辺の外側に2つ配置され、マスク2の短辺の外側に1つ配置されているが、基準ピンユニット50及び押圧ピンユニット70の数及び配置は、これに限るものではない。
図4(a)はマスクリフタの側面図、図4(b)はマスクリフタの下面図、図4(c)はマスクリフタの正面図である。マスクリフタ30は、固定ベース31、ガイド32、移動ベース33、移動用エアシリンダ34、アームスタンド35、アーム36、引張コイルバネ40、取り付けベース41、昇降ガイド42、昇降ベース43、昇降用エアシリンダ44、ローラスタンド45、及びローラ46を含んで構成されている。
図4(a),(b)において、固定ベース31には、ガイド32及び移動用エアシリンダ34が取り付けられている。移動用エアシリンダ34のロッドには、移動ベース33が取り付けられており、移動ベース33は、移動用エアシリンダ34により、ガイド32に沿って図面横方向へ移動される。図4(a)において、移動ベース33には、アームスタンド35が取り付けられており、アームスタンド35には、アーム36が、取り付け軸35aを支点として回転可能に取り付けられている。
図4(a),(c)において、固定ベース31には、取り付けベース41及び昇降ガイド42が取り付けられており、取り付けベース41には、昇降用エアシリンダ44が取り付けられている。昇降用エアシリンダ44のロッドには、昇降ベース43が取り付けられており、昇降ベース43は、昇降用エアシリンダ44により、昇降ガイド42に沿って図面上下方向へ昇降される。固定ベース31と昇降ベース43の間には、引張コイルバネ40が接続されており、昇降ベース43は、引張コイルバネ40により、図面上方向へ付勢されている。昇降ベース43には、ローラスタンド45が取り付けられており、ローラスタンド45には、ローラ46が回転可能に取り付けられている。
図4(a)において、アーム36のバー36aには、傾斜した案内溝36bが設けられており、案内溝36b内には、ローラ46が挿入されている。昇降用エアシリンダ44により昇降ベース43を昇降させると、ローラ46によりバー36aが昇降され、アーム36が取り付け軸35aを支点として回転されて、アーム36の先端36cが昇降される。図4は、アーム36の先端36cが最も高い位置まで上昇した状態を示している。
図5は、移動用エアシリンダを作動させるための空気圧回路を示す図である。移動用エアシリンダ34を作動させるための空気圧回路は、方向制御弁37、速度制御弁38a,38b、及びレギュレータ39を含んで構成されている。図5(a)に示す様に、圧縮空気供給源を、方向制御弁37のBポートにつながる供給口へ接続すると、圧縮空気供給源からの圧縮空気が、方向制御弁37のBポートから、速度制御弁38aを介して、移動用エアシリンダ34へ供給され、移動用エアシリンダ34が後退する。移動用エアシリンダ34からの圧縮空気は、速度制御弁38b及びレギュレータ39を介して、方向制御弁37のAポートから排気口へ排気される。
また、図5(b)に示す様に、圧縮空気供給源を、方向制御弁37のAポートにつながる供給口へ接続すると、圧縮空気供給源からの圧縮空気が、方向制御弁37のAポートから、レギュレータ39及び速度制御弁38bを介して、移動用エアシリンダ34へ供給され、移動用エアシリンダ34が前進する。移動用エアシリンダ34からの圧縮空気は、速度制御弁38aを介して、方向制御弁37のBポートから排気口へ排気される。
図6は、昇降用エアシリンダを作動させるための空気圧回路を示す図である。昇降用エアシリンダを作動させるための空気圧回路は、方向制御弁47、速度制御弁48a,48b,48c,48d、及び電空レギュレータ49を含んで構成されている。図6(a)に示す様に、圧縮空気供給源を、電空レギュレータ49を介して、方向制御弁47のBポートにつながる供給口へ接続すると、圧縮空気供給源からの圧縮空気が、電空レギュレータ49を通り、方向制御弁47のBポートから、速度制御弁48a,48bを介して、昇降用エアシリンダ44へ供給され、昇降用エアシリンダ44が下降する。昇降用エアシリンダ44からの圧縮空気は、速度制御弁48c,48dを介して、方向制御弁47のAポートから排気口へ排気される。
また、図6(b)に示す様に、圧縮空気供給源を、電空レギュレータ49を介して、方向制御弁47のAポートにつながる供給口へ接続すると、圧縮空気供給源からの圧縮空気が、電空レギュレータ49を通り、方向制御弁47のAポートから、速度制御弁48d,48cを介して、昇降用エアシリンダ44へ供給され、昇降用エアシリンダ44が上昇する。昇降用エアシリンダ44からの圧縮空気は、速度制御弁48b,48aを介して、方向制御弁47のBポートから排気口へ排気される。
図7(a)は基準ピンユニットの側面図、図7(b)は基準ピンユニットの下面図である。基準ピンユニット50は、固定ベース51、ガイド52、移動ブロック53、モータ54、軸継手55、軸受56、ボールねじ57a、ナット57b、アーム58、基準ピン59、及びプレート60を含んで構成されている。
図7(a),(b)において、固定ベース51には、ガイド52及びモータ54が取り付けられている。モータ54の回転軸には、軸継手55を介して、ボールねじ57aが接続されている。ボールねじ57aは、軸受56により、回転可能に支持されている。移動ブロック53の内部には、ボールねじ57aにより移動されるナット57bが取り付けられており、モータ54によりボールねじ57aを回転すると、移動ブロック53がガイド52に沿って移動される。移動ブロック53には、アーム58が取り付けられており、アーム58の先端には、基準ピン59が取り付けられている。アーム58の下面には、後述するガイドに取り付けるためのプレート60が取り付けられている。図7(a)において、基準ピン59の先端には、マスク2の下面の縁のテーバ部を支持するための爪59aが設けられている。
図8(a)は押圧ピンユニットの側面図、図8(b)は押圧ピンユニットの下面図である。押圧ピンユニット70は、固定ベース71、移動ブロック73、エアシリンダ74、アーム78、押圧ピン79、及びプレート80を含んで構成されている。図8(a),(b)において、固定ベース71には、エアシリンダ74が取り付けられている。エアシリンダ74のロッドには、移動ブロック73が取り付けられており、移動ブロック73は、エアシリンダ74により、図面横方向へ移動される。移動ブロック73には、アーム78が取り付けられており、アーム78の先端には、押圧ピン79が取り付けられている。アーム78の下面には、後述するガイドに取り付けるためのプレート80が取り付けられている。図8(a)において、押圧ピン79の先端には、マスク2の下面の縁のテーバ部を支持するための爪79aが設けられている。
以下、本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置のマスク装着方法について説明する。図9〜図14は、マスクリフタの動作を説明する図である。マスクリフタ30は、マスクホルダ20の側面に設けられた台26の下面に取り付けられている。図9に示す様に、移動用エアシリンダ34は、最初、後退した状態にあり、昇降用エアシリンダ44は、最初、上昇した状態にある。マスク2は、図示しないマスク搬送ロボットのハンドリングアームにより、マスクホルダ20の下面の近くに支持されている。
マスク2をマスクホルダ20に装着する際、まず、図10に示す様に、昇降用エアシリンダ44を下降させて、アーム36の先端36cを下降させ、アーム36の先端36cをマスク2の下面よりも低い高さにする。アーム36のバー36aに設けられた傾斜した案内溝36bは、アーム36が取り付け軸35aを支点として回転することにより、ほぼ水平な状態となる。
次に、図11に示す様に、移動用エアシリンダ34を前進させて、アーム36の先端36cをマスク2の下方へ移動させる。このとき、アーム36のバー36aに設けられた傾斜した案内溝36bは、ローラ46が挿入されたまま、ほぼ水平な状態で移動し、アーム36の先端36cの高さはほぼ一定に保たれる。
続いて、図12に示す様に、昇降用エアシリンダ44を上昇させて、アーム36の先端36cを上昇させ、アーム36の先端36cでマスク2の下面の周辺部を支持し、マスク2を図示しないマスク搬送ロボットのハンドリングアームから持ち上げる。このとき、図6(b)において、電空レギュレータ49により、昇降用エアシリンダ44へ供給される圧縮空気の圧力を制御して、昇降用エアシリンダ44がアーム36を上昇させる力を、アーム36がマスク2を支持するのに必要な大きさよりも大きくする。本実施の形態では、一例として、昇降用エアシリンダ44がアーム36を上昇させる力を、アーム36がマスク2を支持するのに必要な大きさの2倍〜3倍とする。そして、図13に示す様に、アーム36の先端36cをさらに上昇させて、マスク2をマスクホルダ20の下面へ押し当てる。
昇降用エアシリンダ44へ供給される圧縮空気の圧力が低く、昇降用エアシリンダ44がアーム36を上昇させる力が小さいと、複数のアーム36のバランスが崩れてマスク2が斜めに持ち上げられ、またマスク2を持ち上げる速度が安定しない。そのため、マスク2の位置がずれたり、マスク2がマスクホルダ20に衝突したり、マスク2が落下したりする恐れがある。昇降用エアシリンダ44がアーム36を上昇させる力を、アーム36がマスク2を支持するのに必要な大きさよりも大きくして、所望の力によりマスク2を一定の速度で水平に安定して持ち上げることができるので、マスク2の搬送が安全に行われる。
また、何らかの原因で昇降用エアシリンダ44への圧縮空気の供給が止まっても、固定ベース31と昇降ベース43の間に接続された引張コイルバネ40により、アーム36の下降が防止される。
続いて、基準ピンユニット50及び押圧ピンユニット70から成る位置決め機構を用いて、マスク2の位置決めを行う。図15及び図16は、基準ピンユニットの動作を説明する図である。基準ピンユニット50は、マスクホルダ20の側面に設けられた台27の下面に取り付けられている。基準ピンユニット50のプレート60は、マスクホルダ20の下面に設けられた溝内に設置されたガイド61に取り付けられており、アーム58は、ガイド61に沿って図面横方向へ移動する。アーム58、基準ピン59及びプレート60の下面は、マスクホルダ20に押し当てられたマスク2の下面よりも高く、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行う際に、基板1がアーム58、基準ピン59及びプレート60に接触しない。図15に示す様に、基準ピン59は、最初、後退した位置にある。図16に示す様に、モータ54により移動ブロック53を前進させて、基準ピン59を所定の位置まで前進させる。
図17及び図18は、押圧ピンユニットの動作を説明する図である。押圧ピンユニット70は、マスクホルダ20の側面に設けられた台28の下面に取り付けられている。押圧ピンユニット70のプレート80は、マスクホルダ20の下面に設けられた溝内に設置されたガイド81に取り付けられており、アーム78は、ガイド81に沿って図面横方向へ移動する。アーム78、押圧ピン79及びプレート80の下面は、マスクホルダ20に押し当てられたマスク2の下面よりも高く、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行う際に、基板1がアーム78、押圧ピン79及びプレート80に接触しない。図17に示す様に、押圧ピン79は、最初、後退した位置にある。
基準ピン59を所定の位置まで前進させた後、図18に示す様に、エアシリンダ74により移動ブロック73を前進させて、押圧ピン79によりマスク2の側面を押す。マスク2は、押圧ピン79に押されて基準ピン59側へ移動し、押圧ピン79に押された側面の反対側の側面が基準ピン59に接触して、位置決めされる。このとき、図6(b)において、電空レギュレータ49により、昇降用エアシリンダ44へ供給される圧縮空気の圧力を制御して、昇降用エアシリンダ44がアーム36を上昇させる力を、アーム36がマスク2を支持するのに必要な大きさに下げる。
昇降用エアシリンダ44へ供給される圧縮空気の圧力が高く、昇降用エアシリンダ44がアーム36を上昇させる力が大きいと、マスク2が大きな力でマスクホルダ20に押し当てられて、マスクホルダ20とマスク2との摩擦抵抗が大きくなる。そのため、マスク2の位置決め時にマスク2が動きにくくなって、マスク2の位置決め精度が低下する。昇降用エアシリンダ44がアーム36を上昇させる力を小さくすることにより、複数のアーム36によりマスク2を持ち上げるときよりも小さな力で、マスク2がマスクホルダ20に押し当てられるので、マスクホルダ20とマスク2との摩擦抵抗が小さくなり、マスク2の位置決めが精度良く行われる。
マスク2の位置決めを行った後、吸着溝21により、マスク2の上面の周辺部を真空吸着する。図19は、マスクホルダの断面図である。マスクホルダ20の下面の開口20aの周囲に設けられた吸着溝21は、エア通路22を介して、図示しない真空設備へ接続されている。エア通路22から吸着溝21内の空気を吸引することにより、マスク2の上面の周辺部が吸着溝21で真空吸着される。このとき、図6(b)において、電空レギュレータ49により、昇降用エアシリンダ44へ供給される圧縮空気の圧力を制御して、昇降用エアシリンダ44がアーム36を上昇させる力を、アーム36がマスク2を支持するのに必要な大きさよりも大きくする。本実施の形態では、一例として、昇降用エアシリンダ44がアーム36を上昇させる力を、アーム36がマスク2を支持するのに必要な大きさの2倍〜3倍とする。マスク2の位置決めを行うときよりも大きな力で、マスク2がマスクホルダ20に押し当てられるので、マスク2の真空吸着が安定して行われる。
なお、昇降用エアシリンダ44がアーム36を上昇させる力は、マスク2を持ち上げるときと、マスク2を真空吸着するときとで、同じにしてもよく、また異ならせてもよい。
吸着溝21により、マスク2の上面の周辺部を真空吸着した後、図9〜図13と逆の手順で、アーム36の先端36cを下降、後退、上昇させて、マスクリフタ30を最初の状態に戻す。図14に示す様に、マスクリフタ30を最初の状態に戻したとき、アーム36の下面は、マスクホルダ20に装着されたマスク2の下面よりも高く、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行う際に、基板1がアーム36に接触しない。図18において、押圧ピン79がマスク2の側面を押して、基準ピン59及び押圧ピン79が常にマスク2の側面に接触しているので、もし、何らかの原因で吸着溝21による真空吸着が止まっても、図7(a)に示した基準ピン59の先端の爪59a、及び図8(a)に示した押圧ピン79の先端の爪79aにより、マスク2の下面の縁のテーバ部が支持されて、マスク2の落下が防止される。
図19において、マスクホルダ20の露光光が通過する開口20aの上方には、負圧ガラス23が設置されており、マスク2の上方には、マスク2と、マスクホルダ20と、負圧ガラス23とによって、負圧室が構成されている。負圧室は、エア通路25を介して、図示しない真空設備へ接続されている。負圧室内を真空引きし、負圧室に負圧を掛けることによって、マスク2に重力の方向と反対方向へ浮上する力が掛かり、マスク2のたわみが抑制される。
以上説明した実施の形態によれば、マスク2の下面の周辺部を複数のアーム36で支持し、各アーム36を上昇させ、複数のアーム36によりマスク2を持ち上げて、マスク2をマスクホルダ20に押し当て、各アーム36を上昇させる力を小さくし、マスクホルダ20に押し当てられたマスク2の側面を押して、マスク2の位置決めを行い、各アーム36を上昇させる力を大きくし、マスクホルダ20に設けた吸着溝21により、マスク2の上面の周辺部を真空吸着することにより、マスクホルダ20へのマスク2の装着時に、マスク2の搬送を安全に行い、マスク2の位置決めを精度良く行い、マスク2の真空吸着を安定して行うことができる。
さらに、昇降用エアシリンダ44を用いてアーム36を上昇させ、電空レギュレータ49を用いて昇降用エアシリンダ44に供給される圧縮空気の圧力を制御することにより、昇降用エアシリンダ44と電空レギュレータ49を用いた簡単な構成で、各アーム36を上昇させる力を制御することができる。
本発明のプロキシミティ露光装置を用いて基板の露光を行い、あるいは、本発明のプロキシミティ露光装置のマスク装着方法を用いてマスクをマスクホルダに装着して、基板の露光を行うことにより、マスクの位置決めを精度良く行い、パターンの焼き付け精度を向上させることができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
例えば、図20は、液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。薄膜形成工程(ステップ101)では、スパッタ法やプラズマ化学気相成長(CVD)法等により、基板上に液晶駆動用の透明電極となる導電体膜や絶縁体膜等の薄膜を形成する。レジスト塗布工程(ステップ102)では、ロール塗布法等により感光樹脂材料(フォトレジスト)を塗布して、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜上にフォトレジスト膜を形成する。露光工程(ステップ103)では、プロキシミティ露光装置や投影露光装置等を用いて、マスクのパターンをフォトレジスト膜に転写する。現像工程(ステップ104)では、シャワー現像法等により現像液をフォトレジスト膜上に供給して、フォトレジスト膜の不要部分を除去する。エッチング工程(ステップ105)では、ウエットエッチングにより、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜の内、フォトレジスト膜でマスクされていない部分を除去する。剥離工程(ステップ106)では、エッチング工程(ステップ105)でのマスクの役目を終えたフォトレジスト膜を、剥離液によって剥離する。これらの各工程の前又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。これらの工程を数回繰り返して、基板上にTFTアレイが形成される。
また、図21は、液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)では、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、剥離等の処理により、基板上にブラックマトリクスを形成する。着色パターン形成工程(ステップ202)では、染色法、顔料分散法、印刷法、電着法等により、基板上に着色パターンを形成する。この工程を、R、G、Bの着色パターンについて繰り返す。保護膜形成工程(ステップ203)では、着色パターンの上に保護膜を形成し、透明電極膜形成工程(ステップ204)では、保護膜の上に透明電極膜を形成する。これらの各工程の前、途中又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。
図20に示したTFT基板の製造工程では、露光工程(ステップ103)において、図21に示したカラーフィルタ基板の製造工程では、ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)及び着色パターン形成工程(ステップ202)の露光処理において、本発明のプロキシミティ露光装置又は本発明のプロキシミティ露光装置のマスク装着方法を適用することができる。
1 基板
2 マスク
3 ベース
4 Xガイド
5 Xステージ
6 Yガイド
7 Yステージ
8 θステージ
9 チャック支持台
10 チャック
11 Z−チルト機構
20 マスクホルダ
21 吸着溝
22,25 エア通路
23 負圧ガラス
26,27,28 台
30 マスクリフタ
31 固定ベース
32 ガイド
33 移動ベース
34 移動用エアシリンダ
35 アームスタンド
36 アーム
37 方向制御弁
38a,38b 速度制御弁
39 レギュレータ
40 引張コイルバネ
41 取り付けベース
42 昇降ガイド
43 昇降ベース
44 昇降用エアシリンダ
45 ローラスタンド
46 ローラ
47 方向制御弁
48a,48b,48c,48d 速度制御弁
49 電空レギュレータ
50 基準ピンユニット
51 固定ベース
52 ガイド
53 移動ブロック
54 モータ
55 軸継手
56 軸受
57a ボールねじ
57b ナット
58 アーム
59 基準ピン
60 プレート
61 ガイド
70 押圧ピンユニット
71 固定ベース
73 移動ブロック
74 エアシリンダ
78 アーム
79 押圧ピン
80 プレート
81 ガイド

Claims (6)

  1. 基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダとを備え、マスクと基板との間に微小なギャップを設けて、マスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ露光装置において、
    マスクの下面の周辺部を支持する複数のアーム及び各アームを昇降させる複数の昇降機構を有し、複数のアームによりマスクを持ち上げて、マスクを前記マスクホルダに押し当てるマスク装着手段と、
    各昇降機構が各アームを昇降させる力を制御する制御手段と、
    前記マスクホルダに押し当てられたマスクの側面を押して、マスクの位置決めを行う位置決め手段と、
    前記マスクホルダに設けられ、マスクの上面の周辺部を真空吸着する吸着手段とを備え、
    前記制御手段は、前記位置決め手段がマスクの位置決めを行うとき、各昇降機構が各アームを上昇させる力を、複数のアームによりマスクを持ち上げるとき及び前記吸着手段がマスクの上面の周辺部を真空吸着するときよりも小さくすることを特徴とするプロキシミティ露光装置。
  2. 前記昇降機構は、前記アームを昇降させるエアシリンダを有し、
    前記制御手段は、前記エアシリンダに供給される圧縮空気の圧力を制御する電空レギュレータを有することを特徴とする請求項1に記載のプロキシミティ露光装置。
  3. 基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダとを備え、マスクと基板との間に微小なギャップを設けて、マスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ露光装置のマスク装着方法であって、
    マスクの下面の周辺部を複数のアームで支持し、
    各アームを上昇させ、複数のアームによりマスクを持ち上げて、マスクをマスクホルダに押し当て、
    各アームを上昇させる力を小さくし、マスクホルダに押し当てられたマスクの側面を押して、マスクの位置決めを行い、
    各アームを上昇させる力を大きくし、マスクホルダに設けた吸着手段により、マスクの上面の周辺部を真空吸着することを特徴とするプロキシミティ露光装置のマスク装着方法。
  4. エアシリンダを用いて各アームを上昇させ、
    電空レギュレータを用いてエアシリンダに供給される圧縮空気の圧力を制御することを特徴とする請求項3に記載のプロキシミティ露光装置のマスク装着方法。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のプロキシミティ露光装置を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
  6. 請求項3又は請求項4に記載のプロキシミティ露光装置のマスク装着方法を用いてマスクホルダにマスクを装着して、基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
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