JP2010266290A - 電流検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な検出精度を確保しながら、電流検出装置の小型化および製造コストの削減をいずれも達成することができる電流検出装置を提供する。
【解決手段】電流検出装置1は、基板20の表裏面に沿って配置されたU〜W相のバスバー4を流れる電流を、電流に起因して生じた磁界を介して検出するための一対のホール素子10a,10bを備える。一対のホール素子10a,10bおよびバスバー4は、隣り合う他のバスバー4を流れる電流に起因して一対のホール素子10a,10bに作用する磁界の強さが互いに同じになるように、配置されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数の導体を流れる電流を、磁気センサを用いて検出する電流検出装置に関する。
従来、電流検出装置として特許文献1に記載されたものが知られている。この特許文献1の図6に示す電流検出装置は、3つのバスバー4a,4b,4cを流れる電流を検出するものであり、これらのバスバー4a〜4cは、直線状に延び、互いに平行に配置されている。この電流検出装置は、プリント基板1aと、一対のホール素子2a,2bと、一対のホール素子2a’,2b’と、2つの集積回路3,3’とを備えている。このプリント基板1aは、3つの孔11a,11b,11cを介して、バスバー4a,4b,4cに対して、それらの軸線方向に直交する状態で固定されている。
また、一対のホール素子2a,2bは、バスバー4aを間にしてプリント基板1a上に取り付けられ、集積回路3は、ホール素子2a,2bの近傍の位置でプリント基板1a上に取り付けられている。さらに、一対のホール素子2a’,2b’は、バスバー4cを間にしてプリント基板1a上に取り付けられ、集積回路3’は、ホール素子2a’,2b’の近傍の位置でプリント基板1a上に取り付けられている。一方、3本のバスバー4a,4b,4cには、3相電流が流れており、この3相電流は、位相が互いに120゜ずつずれることで、それらの和が値0になるように設定されている。
この電流検出装置では、一対のホール素子2a,2bおよび集積回路3によって、バスバー4aを流れる1相の電流が検出され、一対のホール素子2a’,2b’および集積回路3’によって、バスバー4cを流れる1相の電流が検出されるとともに、これらの検出結果と3相電流の上記特性とに基づき、残りの1相の電流が検出される。この場合、ホール素子2a,2bおよびホール素子2a’,2b’がバスバー4a,4cの外側端部付近にそれぞれ配置されているので、これらのホール素子2a,2b,2a’,2b’と中央のバスバー4bとの距離が確保されることで、中央のバスバー4bの磁界の影響が抑制される。
再表06/090769号公報
上記従来の電流検出装置によれば、ホール素子2a,2b,2a’,2b’および集積回路3,3’がいずれもプリント基板1a上に取り付けられているとともに、このプリント基板1aがバスバー4a,4b,4cの軸線方向に直交する状態で配置されている関係上、電流検出装置が大型化してしまうとともに、その分、製造コストの上昇を招いてしまうという問題がある。特に、電流検出装置の場合、電気回路内に配置されることが多く、その設置スペースの制約が大きい関係上、電流検出装置を可能な限り小型化することが望ましい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、良好な検出精度を確保しながら、電流検出装置の小型化および製造コストの削減をいずれも達成することができる電流検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、互いに隣り合うとともに同一の平面(基板20の表裏面)に沿って配置された複数の導体(バスバー4,4A,4B)を流れる電流を検出する電流検出装置1,1A,1Bであって、平面に沿うとともに複数の導体(バスバー4,4A,4B)のうちの少なくとも1つの導体の両側に配置され、少なくとも1つの導体を流れる電流を、電流に起因して生じた磁界を介して検出するための一対の検出素子(ホール素子10a,10b)を備え、一対の検出素子(ホール素子10a,10b)および複数の導体(バスバー4)は、少なくとも1つの導体と隣り合う他の導体(バスバー4,4A,4B)を流れる電流に起因して一対の検出素子(ホール素子10a,10b)に作用する磁界の強さが互いに同じになるように、配置されていることを特徴とする。
この電流検出装置によれば、一対の検出素子によって、少なくとも1つの導体を流れる電流を、電流に起因して生じた磁界を介して検出することができる。また、この一対の検出素子および複数の導体が、同一の平面に沿うように配置されているので、特許文献1の電流検出装置のように、検出素子を取り付けた基板が複数の導体が沿う平面に対して直交するように配置されたものと比べて、電流検出装置を小型化することができ、その分、製造コストを削減できる。これに加えて、一対の検出素子および複数の導体が、少なくとも1つの導体と隣り合う他の導体を流れる電流に起因して一対の検出素子に作用する磁界の強さが互いに同じになるように、配置されているので、電流が検出対象の導体以外の導体(以下「検出対象以外の導体」という)を流れることで、磁界が検出対象以外の導体に発生した場合でも、一対の検出素子に作用する磁界の強さが同じになる。それにより、例えば、検出対象の導体を流れる電流を算出する際、一対の検出素子の出力の差分を用いることで、検出対象以外の導体から発生した磁界に起因する検出精度の低下を回避することができる。以上により、良好な検出精度を確保しながら、電流検出装置の小型化および製造コストの削減をいずれも達成することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の電流検出装置1,1A,1Bにおいて、複数の導体(バスバー4,4A,4B)の各々は、所定方向に延びる第1導体部4a,40aと、第1導体部4a,40aの両端部から直角に互いに平行に延びる第2および第3導体部4b,40b,4cとを有しており、第2および第3導体部4b,40b,4cは、平面と平行にかつ互いに逆向きに延びており、一対の検出素子(ホール素子10a,10b)は、平面に直交する方向から見て、少なくとも1つの導体の第1導体部4a,40aの中央に対して、所定方向と直交する第1方向の両側に配置されていることを特徴とする。
この電流検出装置によれば、複数の導体の各々は、所定方向に延びる第1導体部と、第1導体部の両端部から直角に互いに平行に延びる第2および第3導体部とを有し、これらの第2および第3導体部は、平面と平行にかつ互いに逆向きに延びているとともに、一対の検出素子は、平面に直交する方向から見て、少なくとも1つの導体の第1導体部の中央に対して、所定方向と直交する第1方向の両側に配置されている。各導体の第1〜第3導体部および一対の検出素子が、以上のように配置されているので、外乱などの何らかの理由によって、少なくとも1つの導体と一対の検出素子との位置関係が所定方向にずれた場合、この所定方向において、第2および第3導体部の一方が一対の検出素子に接近すると同時に、第2および第3導体部の他方が一対の検出素子から離間した状態となる。その状態で、電流が少なくとも1つの導体を流れた場合、第2および第3導体部の一方から一対の検出素子に作用する磁界が強くなると同時に、第2および第3導体部の他方から一対の検出素子に作用する磁界が弱くなるので、一対の検出素子の出力の増減分がほぼ同じ値になる。それにより、例えば、検出対象の導体を流れる電流を算出する際、一対の検出素子の出力の差分を用いることで、一対の検出素子と少なくとも1つの導体との間において、所定方向の位置ずれが発生したときでも、位置ずれが発生していないときと同様の検出精度を確保することができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の電流検出装置1において、第1導体部4aは、平面に直交する他の平面内で、2つの平面の交線に平行な所定方向に延びており、第2および第3導体部4b,4cは、他の平面と平行でかつ所定方向と直交する第2方向に互いに間隔を存しており、一対の検出素子(ホール素子10a,10b)は、少なくとも1つの導体(バスバー4)の第1導体部4aにおける第2方向の中央に対して、第1方向の両側に配置されていることを特徴とする。
この電流検出装置によれば、第1導体部が、平面に直交する他の平面内で、2つの平面の交線に平行な所定方向に延びており、第2および第3導体部が他の平面と平行でかつ所定方向と直交する第2方向に互いに間隔を存しているとともに、一対の検出素子は、少なくとも1つの導体の第1導体部における第2方向の中央に対して、第1方向の両側に配置されている。各導体の第1〜第3導体部および一対の検出素子が、以上のように配置されているので、外乱などの何らかの理由によって、少なくとも1つの導体と一対の検出素子との位置関係が第2方向にずれた場合、この第2方向において、第2および第3導体部の一方が一対の検出素子に接近すると同時に、第2および第3導体部の他方が一対の検出素子から離間した状態となる。その状態で、電流が少なくとも1つの導体を流れた場合、第2および第3導体部の一方から一対の検出素子に作用する磁界が強くなると同時に、第2および第3導体部の他方から一対の検出素子に作用する磁界が弱くなるので、一対の検出素子の出力の増減分がほぼ同じ値になる。それにより、例えば、検出対象の導体を流れる電流を算出する際、一対の検出素子の出力の差分を用いることで、一対の検出素子と少なくとも1つの導体との間において、第2方向の位置ずれが発生したときでも、位置ずれが発生していない場合と同様の検出精度を確保することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の電流検出装置1,1A,1Bにおいて、一対の検出素子(ホール素子10a,10b)は、複数の導体(バスバー4)の各々の両側に配置されているとともに、1枚の基板20に取り付けられていることを特徴とする。
この電流検出装置によれば、複数対の検出素子が1枚の基板に取り付けられているので、電流検出装置の小型化および製造コストの削減をいずれも実現することができる。
本発明の第1実施形態に係る電流検出装置の概略構成を示す図である。 第1実施形態の電流検出装置におけるU〜W相用の磁気センサおよびバスバーを示す斜視図である。 U〜W相用の磁気センサおよびバスバーを示す平面図である。 U相用の磁気センサおよびバスバーの概略構成を示す斜視図である。 図4のB−B方向の矢視断面図である。 磁気センサの動作原理を説明するための図である。 図6のC方向の矢視図である。 V相用のバスバーで発生した磁界が、U相用およびW相用の磁気センサに及ぼす影響を説明するための平面図である。 U〜W相用の磁気センサおよびバスバーの配置の変形例を示す平面図である。 第2実施形態の電流検出装置に係るU〜W相用の磁気センサおよびバスバーを示す斜視図である。 第2実施形態のU〜W相用の磁気センサおよびバスバーを示す平面図である。 第2実施形態のバスバーの概略構成を示す斜視図である。 U〜W相用の磁気センサおよびバスバーの配置の変形例を示す平面図である。 第3実施形態の電流検出装置に係るU〜W相用の磁気センサおよびバスバーを示す斜視図である。 第3実施形態のU〜W相用の磁気センサおよびバスバーを示す平面図である。 第3実施形態のバスバーの概略構成を示す斜視図である。 U〜W相用の磁気センサおよびバスバーの配置の変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る電流検出装置について説明する。図1に示すように、本実施形態の電流検出装置1は、3本のバスバー4,4,4(導体)を流れる電流を検出するものであり、これらのバスバー4,4,4によって、電気モータ2とPDU3との間が接続されている。この電気モータ2は、ブラシレスDCモータで構成され、動力源として、図示しない車両に搭載されている。
また、PDU3は、インバータなどを含む電気回路で構成され、車両に搭載されているとともに、車両用のバッテリ(図示せず)に接続されている。PDU3は、後述するコントローラ14からの制御信号が入力されると、バッテリの電力をPWM(Pulse width Modulation)制御手法によって3相電流U,V,Wに変換し、これらを3本のバスバー4,4,4を介して電気モータ2に供給する。
さらに、電流検出装置1は、U相用、V相用およびW相用の3つの磁気センサ10,10,10およびコントローラ14などを備えている。3つの磁気センサ10は、互いに同様に構成されているので、以下、U相用の磁気センサ10を例にとって説明する。なお、3つの磁気センサ10はいずれも、PDU3内の後述する基板20上に取り付けられているが、図1では、理解の容易化のためにPDU3と別個に表示されている。
この磁気センサ10は、一対のホール素子10a,10b(検出素子)で構成されており、これらのホール素子10a,10bは、電流がバスバー4を流れたときに生じる磁界を検出し、その強さに応じた検出信号Vsa,Vsbをそれぞれ出力する。これらの検出信号Vsa,Vsbは、電圧信号として出力される。また、ホール素子10aはアンプ11に、ホール素子10bはアンプ12にそれぞれ接続され、アンプ11,12は、オペアンプ13の非反転入力端子および反転入力端子にそれぞれ接続されているとともに、オペアンプ13の出力端子はコントローラ14に接続されている。なお、これらのアンプ11〜13は、1つのICチップによって構成されており、このICチップは、磁気センサ10と同様に、後述する基板20上に取り付けられている。
以上の構成により、この電流検出装置1では、ホール素子10aの検出信号Vsaは、アンプ11によって所定ゲインK1分増幅された後、検出信号Vs1(=K1・Vsa)として、オペアンプ13に出力される。また、ホール素子10bの検出信号Vsbは、アンプ12によって所定ゲインK1分増幅された後、検出信号Vs2(=K1・Vsb)として、オペアンプ13に出力される。さらに、オペアンプ13において、これらの検出信号Vs1,Vs2に基づき、下式(1)によって表される検出信号Vs3が生成され、これがコントローラ14に出力される。
Vs3=K3・(Vs1−Vs2)
=K1・K3・(Vsa−Vsb) ……(1)
ここで、K3は所定ゲインを表している。この式(1)を参照すると明らかなように、検出信号Vs3は、2つの検出信号Vsa,Vsbの差分を増幅した値となる。本実施形態の場合、後述する理由により、ホール素子10a,10bから出力される検出信号Vsa,Vsbは、Vsa≧0,Vsb≦0が成立するように構成されており、そのため、検出信号Vs3は正値として生成される。なお、検出信号Vsa,Vsbを、Vsa≦0,Vsb≧0が成立するように構成し、検出信号Vs3を負値として生成してもよい。
一方、コントローラ14は、CPU、RAM、ROMおよびI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などからなるマイクロコンピュータで構成されており、オペアンプ13から入力された検出信号Vs3に基づき、U相用のバスバー4から生じる磁界の強さを算出するとともに、算出した磁界の強さに基づいて、U相用のバスバー4を流れる電流の値を算出する。なお、図示しないが、V,W相用の磁気センサ10,10も、U相用の磁気センサ10と同様に、3つのアンプ11〜13を介して、コントローラ14に接続されており、それにより、V,W相用のバスバー4,4を流れる電流の値も、コントローラ14によって算出される。さらに、コントローラ14は、車両の走行状態などに基づいて制御信号を算出し、これをPDU3に供給することによって、電気モータ2の運転を制御する。
次に、図2,3を参照しながら、U〜W相用の磁気センサ10およびバスバー4の具体的な構成について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、図2の矢印A−A´のA側を「前」、A´側を「後」、図2の左側を「左」、右側を「右」、図2の上側を「上」、下側を「下」という。この点は、後述する図面においても同様である。両図に示すように、U〜W相用の3つの磁気センサ10,10,10は、1枚の基板20上に取り付けられている。この基板20上には、前述したICチップが取り付けられているとともに、PDU3の電気回路も構成されている。すなわち、電流検出装置1とPDU3は、基板20を共用している。
また、図3に示すように、3つの磁気センサ10は、左右方向に等間隔で平行に並んでいるとともに、前後方向にずれた状態で平面的に配置されている。さらに、3つのバスバー4も、左右方向に等間隔でかつ互いに平行に並んでいるとともに、前後方向にずれた状態で平面的に配置されている。なお、3つの磁気センサ10と3つのバスバー4との間における、平面的な配置の詳細およびその理由については後述する。
3つの磁気センサ10および3つのバスバー4は、上述した平面的な配置以外の点は互いに同様に構成されているので、以下、図4,5を参照しながら、U相用の磁気センサ10およびバスバー4を例にとって説明する。両図に示すように、基板20には、矩形の長孔21が形成されており、この長孔21は、基板20の表裏面を貫通している。磁気センサ10のホール素子10a,10bは、この長孔21を間にして、基板20の上面に取り付けられている。
また、バスバー4は、長孔21に通された薄板状の第1導体部4aと、第1導体部4aから一体に延びる2つの薄板状の第2および第3導体部4b,4cとを備えている。この第1導体部4aは、断面が縦長矩形の薄板状のものであり、その前後面が矩形に形成されている。第1導体部4aは、前後面および左右端面が長孔21の縁部に対して所定の間隔を存するとともに、基板20に対して直交する状態で設けられている。さらに、図3,5に示すように、第1導体部4aは、ホール素子10a,10b間の中央に位置するとともに、ホール素子10a,10bの中心を結んだ直線が第1導体部4aの中心を通るように、配置されている。
一方、第2および第3導体部4b,4cは、断面が横長矩形の薄板状に形成され、互いに同一の、左右方向の幅および上下方向の厚さを有しているとともに、互いに平行に設けられている。また、第2導体部4bは、右端面が第1導体部4aの右端面と面一でかつ上面が第1導体部4aの上端面と面一になるように、第1導体部4aの右端部の上端から基板20の表面と平行に後方に延びている。さらに、第3導体部4cは、左端面が第1導体部4aの左端面と面一でかつ上面が第1導体部4aの下端面と面一になるように、第1導体部4aの左端部の下端から基板20の裏面と平行に後方に延びている。以上のように、第2および第3導体部4b,4cは、第1導体部4aの中心点に対して点対称な位置関係で配置されている。また、第1導体部4aおよび第2および第3導体部4b,4cは、互いに同じ厚さを有している。
次に、以上のように構成された磁気センサ10を用いて、バスバー4を流れる電流を検出する際の動作原理について説明する。図6,7に示すように、バスバー4において、電流が図中の矢印Y1〜Y3に示す向きに流れると、第3導体部4c、第1導体部4aおよび第2導体部4bを流れる電流に起因して、矢印Ψ1,Ψ2,Ψ3に示す向きに磁界がそれぞれ発生する。その際、第2導体部4bで発生した磁界は、ホール素子10aのみに作用し、第3導体部4cで発生した磁界は、ホール素子10bのみに作用するとともに、これらの磁界は同じ強さでホール素子10a,10bにそれぞれ作用する。なお、図6では、理解の容易化のために、磁界の向きを示す矢印Ψ1〜Ψ3は、電流の流れる方向と直交する面に対して、平行ではなく、若干、傾いた状態で描かれており、この点は、図7および後述する図8においても同様である。
また、第1導体部4aで発生した磁界は、一対のホール素子10a,10bに対して逆向きに同じ強さで作用する。以上の理由により、2つのホール素子10a,10bの検出信号Vsa,Vsbは、両者の符号が反転した状態となるので、前述したように、検出信号Vs3は、2つの検出信号Vsa,Vsbの差分を増幅した値として算出されるとともに、そのような検出信号Vs3を用いて、磁界の強さすなわち電流値が算出される。
次に、車両の揺れなどに起因して、バスバー4と2つのホール素子10a,10bとの位置関係がずれた場合の検出動作について説明する。なお、以下の説明では、バスバー4の第1導体部4aの中心がホール素子10a,10b間の中央点に対して、前後方向(図6の上下方向)にずれることを「前後の位置ずれ」、左右方向(図6の左右方向)にずれることを「左右の位置ずれ」、上下方向(図7の上下方向)にずれることを「上下の位置ずれ」とそれぞれいう。また、本実施形態の場合、前後方向が第1方向に相当し、上下方向が第2方向に相当する。
まず、前後の位置ずれが発生した場合、ホール素子10a,10bの一方の検出信号が増大するとともに、他方の検出信号が減少する。また、第2および第3導体部4b,4cは一定の断面形状で前後方向に延びているとともに、第2導体部4bとホール素子10aとの位置関係、および第3導体部4cとホール素子10bとの位置関係は変化しないので、第2および第3導体部4b,4cで発生した磁界がホール素子10a,10bに作用する強さは変化しない。
その結果、前後の位置ずれが発生した場合でも、前述した検出信号Vs3の値は、前後の位置ずれが発生していない場合と比べて変化しないので、電流検出装置1において、前後の位置ずれが発生していない場合と同じレベルの検出精度を確保することができる。
また、左右の位置ずれが発生した場合、第1導体部4aが一定の断面形状で左右方向に延びており、ホール素子10a,10bと第1導体部4aとの間隔が変化しないので、ホール素子10a,10bに対して作用する磁界の強さは変化しない。一方、第2導体部4bとホール素子10aとの間隔、および第3導体部4cとホール素子10bとの間隔は、その一方が狭くなると同時に、他方が広くなることで、ホール素子10a,10bの一方に作用する磁界の強さが増大すると同時に、他方に作用する磁界の強さが減少する。この場合、第2および第3導体部4b,4cは、互いに同一の形状および寸法の断面を有しているので、ホール素子10a,10bの双方における磁界の強さの増減分は、その絶対値が同一となる。
その結果、左右の位置ずれが発生した場合でも、前述した検出信号Vs3の値は、左右の位置ずれが発生していない場合と比べて変化しないので、電流検出装置1において、左右の位置ずれが発生していない場合と同じレベルの検出精度を確保することができる。
さらに、上下の位置ずれが発生した場合、第1導体部4aが上下方向に一定の厚みを有しており、ホール素子10a,10bと第1導体部4aとの間隔が変化しないことに加えて、磁束の向きが楕円形状に沿うものとなることで、ホール素子10a,10bに対して作用する磁界の強さは若干量しか減少しない。一方、第2導体部4bとホール素子10aとの上下方向の間隔、および第3導体部4cとホール素子10bとの上下方向の間隔は、その一方が狭くなると同時に、他方が広くなることで、ホール素子10a,10bの一方に作用する磁界の強さが増大すると同時に、他方に作用する磁界の強さが減少する。この場合、第2および第3導体部4b,4cは、互いに同一の形状および寸法の断面を有しているので、ホール素子10a,10bの双方における磁界の強さの増減分は、その絶対値が同一となる。
その結果、上下の位置ずれが発生した場合でも、前述した検出信号Vs3の値は、上下の位置ずれが発生していない場合と比べてほとんど変化しないので、電流検出装置1において、上下の位置ずれが発生していない場合と同じレベルの検出精度を確保することができる。
次に、図8を参照しながら、3つのバスバー4と3つの磁気センサ10との間の平面的な配置の詳細およびその理由について説明する。同図に示すように、V相用のバスバー4の第1導体部4aは、U,W相用のバスバー4,4の第1導体部4a,4aに対して、両者の前後方向および左右方向の中央に配置されている。言い換えれば、U,W相用のバスバー4,4の第1導体部4a,4aは、V相用のバスバー4の第1導体部4aに対して、前後方向および左右方向に互いに等間隔で配置されている。
また、V相用の磁気センサ10は、U,W相用の磁気センサ10,10に対して、両者の前後方向および左右方向の中央に配置されている。言い換えれば、U,W相用の磁気センサ10,10は、V相用の磁気センサ10に対して、前後方向および左右方向に互いに等間隔で配置されている。
さらに、U相用の磁気センサ10のホール素子10a,10bは、V相用のバスバー4の第1導体部4aよりも後方に配置され、V相用の磁気センサ10のホール素子10a,10bは、U相用のバスバー4の第1導体部4aよりも前方で、かつW相用のバスバー4の第1導体部4aよりも後方に位置するように配置され、W相用の磁気センサ10のホール素子10a,10bは、V相用のバスバー4の第1導体部4aよりも前方に位置するように配置されている。
3つのバスバー4および磁気センサ10が以上のように平面的に配置されているのは、以下の理由による。例えば、V相用のバスバー4において、電流が図中の矢印Y4,Y5に示す向きに流れると、第3導体部4cを流れる電流に起因して、矢印Ψ4,Ψ4に示す向きに磁界が発生し、この第3導体部4cで発生した磁界は、W相用の磁気センサ10のホール素子10a,10bに対して、同じ強さで作用する。
その際、W相のバスバー4にも、V相用のバスバー4と同じ方向に電流が流れるので、W相用の磁気センサ10のホール素子10aにおいて、W相用のバスバー4の磁界に起因して生じた電圧をVawとし、V相用のバスバー4の第3導体部4cの磁界に起因して生じた電圧をVavとすると、検出信号Vsaは、Vsa=Vaw+Vavとなる。
これと同様に、W相用の磁気センサ10のホール素子10bにおいて、W相用のバスバー4の磁界に起因して生じた電圧をVbwとし、V相用のバスバー4の第3導体部4cの磁界に起因して生じた電圧をVbvとすると、Vbv=Vavが成立するので、検出信号Vsbは、Vsb=Vbw+Vbv=Vbw+Vavとなる。その結果、前述した検出信号Vs3の値は下式(2)のようになる。
Vs3=K1・K2・(Vsa−Vsb)
=K1・K2・[(Vaw+Vav)−(Vbw+Vav)]
=K1・K2・(Vaw−Vbw) ……(2)
上式(2)を参照すると明らかなように、検出信号Vs3は、ホール素子10a,10bにおいて、W相用のバスバー4の磁界に起因して生じた2つの電圧Vaw,Vbwの差分を増幅した値となり、V相用のバスバー4の第3導体部4cの磁界の影響を受けないことが判る。これに対して、ホール素子10a,10bにおいて、V相用のバスバー4の第3導体部4cの磁界に起因して生じた電圧が異なる場合、すなわちVbv≠Vavの場合には、検出信号Vs3は、W相用のバスバー4の磁界のみに起因して生じた2つの電圧Vaw,Vbwの差分を増幅した値とならず、V相のバスバー4の磁界の影響を受けてしまうことになる。したがって、V相のバスバー4の磁界の影響を回避するために、W相用の磁気センサ10のホール素子10a,10bは、V相用のバスバー4の第1導体部4aよりも前方に配置されている。
以上と同様に、V相用のバスバー4の第2導体部4bでは、これを流れる電流に起因して、矢印Ψ5,Ψ5に示す向きに磁界が発生するとともに、この第2導体部4bで発生した磁界は、U相用の磁気センサ10のホール素子10a,10bに対して、同じ強さで作用する。その結果、上述した理由により、U相用の磁気センサ10の検出信号Vs3は、U相用のバスバー4の磁界に起因して生じた2つの電圧の差分を増幅した値となり、V相用のバスバー4の第3導体部4cの磁界の影響を受けないものとなる。このように、V相のバスバー4の磁界の影響を回避するために、U相用の磁気センサ10のホール素子10a,10bは、V相用のバスバー4の第1導体部4aよりも後方に配置されている。
また、以上と同じ理由により、V相用の磁気センサ10のホール素子10a,10bは、U相用のバスバー4の第1導体部4aよりも前方で、かつW相用のバスバー4の第1導体部4aよりも後方に位置するように配置されている。
以上のように、第1実施形態の電流検出装置1によれば、1枚の基板20上に配置された3つの磁気センサ10によって、3つのバスバー4を流れる電流を検出することができるとともに、3つのバスバー4が基板20に沿うように配置されているので、特許文献1の電流検出装置のように、検出素子を取り付けた基板が3つのバスバーが沿う平面に対して直交するように配置されたものと比べて、電流検出装置1を小型化することができ、その分、製造コストを削減できる。
また、前述したように、検出信号Vs3すなわちバスバー4を流れる電流値が、一対のホール素子10a,10bの検出信号の差分を増幅した値を用いて算出され、バスバー4の第1導体部4aが、ホール素子10a,10b間の中央に位置するとともに、ホール素子10a,10bの中心を結んだ直線が第1導体部4aの中心を通るように、配置されているので、前後の位置ずれ、左右の位置ずれおよび上下の位置ずれが発生した場合でも、電流値の算出結果がほとんど変化することがなく、位置ずれが発生していない場合と同様の検出精度を確保することができる。
さらに、前述したように、U相用の磁気センサ10のホール素子10a,10bは、V相用のバスバー4の第1導体部4aよりも後方に配置され、V相用の磁気センサ10のホール素子10a,10bは、U相用のバスバー4の第1導体部4aよりも前方で、かつW相用のバスバー4の第1導体部4aよりも後方に位置するように配置され、W相用の磁気センサ10のホール素子10a,10bは、V相用のバスバー4の第1導体部4aの下方に位置するように配置されているので、各磁気センサ10を用いてバスバー4を流れる電流を検出した場合、検出対象以外のバスバー4で生じた磁界の影響を回避することができ、それにより、良好な検出精度を確保することができる。
なお、第1実施形態は、3つのバスバー4および3つの磁気センサ10を前述したように配置した例であるが、3つのバスバー4および3つの磁気センサ10の配置はこれに限らず、隣り合うバスバー4を流れる電流に起因して、一対のホール素子10a,10bに作用する磁界の強さが互いに同じになるような配置であればよい。例えば、第1実施形態の電流検出装置1において、3つのバスバー4および3つの磁気センサ10の平面的な配置を、図3に示すものに代えて、図9に示すように構成してもよい。
この図9と図3を比較すると明らかなように、図9に示す構成は、図3におけるU相用の磁気センサ10およびバスバー4と、V相用の磁気センサ10およびバスバー4との位置関係を左右に入れ換えたものに相当する。したがって、図9に示す電流検出装置においても、第1実施形態の電流検出装置1と同じ作用効果を得ることができる。
次に、図10〜12を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る電流検出装置1Aについて説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態の電流検出装置1と同じ構成に関しては、同じ符号を付すとともに、その説明は省略する。図10〜12を参照すると明らかなように、この電流検出装置1Aは、バスバー4Aが第1実施形態のバスバー4と異なっている点以外は、第1実施形態の電流検出装置1と同様に構成されているので、以下、バスバー4Aを中心に説明する。なお、図示しないが、この電流検出装置1Aにおいても、磁気センサ10は、アンプ11〜13を介して、コントローラ14に接続されている。
バスバー4Aは、第1導体部4aと、第1導体部4aから一体に延びる2つの薄板状の第2および第3導体部40b,4cとを備えており、この第2導体部40bのみが第1実施形態のバスバー4と異なっている。具体的には、この第2導体部40bは、第3導体部4cと同一の、左右方向の幅および上下方向の厚さを有しているとともに、第3導体部4cと互いに平行に設けられている。また、第2導体部40bは、右端面が第1導体部4aの右端面と面一でかつ下面が第1導体部4aの下端面と面一になるように、第1導体部4aの右端部の下端から基板20の裏面と平行に後方に延びている。
以上のように構成された第2実施形態の電流検出装置1Aによれば、第1実施形態の電流検出装置1と同様に、電流検出装置1Aを小型化することができ、その分、製造コストを削減できる。さらに、検出対象以外のバスバー4Aで生じた磁界の影響を回避することができ、それにより、良好な検出精度を確保することができる。これに加えて、前後の位置ずれおよび左右の位置ずれが発生した場合でも、電流値の算出結果がほとんど変化することがなく、位置ずれが発生していない場合と同様の検出精度を確保することができる。
なお、第2実施形態は、3つのバスバー4Aおよび3つの磁気センサ10を図10,11に示すように配置した例であるが、3つのバスバー4Aおよび3つの磁気センサ10の配置はこれに限らず、隣り合うバスバー4Aを流れる電流に起因して、一対のホール素子10a,10bに作用する磁界の強さが互いに同じになるような配置であればよい。例えば、第2実施形態の電流検出装置1Aにおいて、3つのバスバー4Aおよび3つの磁気センサ10の平面的な配置を、図11に示すものに代えて、図13に示すように構成してもよい。このように構成した場合でも、第2実施形態の電流検出装置1Aと同じ作用効果を得ることができる。
次に、図14〜16を参照しながら、本発明の第3実施形態に係る電流検出装置1Bについて説明する。なお、以下の説明では、第1および第2実施形態の電流検出装置1,1Aと同じ構成に関しては、同じ符号を付すとともに、その説明は省略する。図14〜16を参照すると明らかなように、この電流検出装置1Bは、バスバー4Bが第2実施形態のバスバー4Aと異なっている点と、長孔21が基板20に形成されていない点とを除くと、第2実施形態の電流検出装置1Aと同様に構成されているので、以下、バスバー4Bを中心に説明する。なお、図示しないが、この電流検出装置1Bにおいても、磁気センサ10は、アンプ11〜13を介して、コントローラ14に接続されている。
図14〜16に示すように、バスバー4Bは、薄板状の第1導体部40aと、第1導体部40aから一体に延びる2つの薄板状の第2および第3導体部40b,4cとを備えており、この第1導体部40aのみが第2実施形態のバスバー4Bと異なっている。具体的には、この第1導体部40aは、第2および第3導体部40b,4cの左右方向の幅と同一の前後方向の幅と、第2および第3導体部40b,4cと同一の上下方向の厚さとを有しているとともに、基板20の裏面と平行に設けられている。
以上のように構成された第3実施形態の電流検出装置1Bによれば、第1および第2実施形態の電流検出装置1,1Aと同様に、電流検出装置1Bを小型化することができ、その分、製造コストを削減できる。さらに、検出対象以外のバスバー4Bで生じた磁界の影響を回避することができ、それにより、良好な検出精度を確保することができる。これに加えて、左右の位置ずれが発生した場合でも、電流値の算出結果がほとんど変化することがなく、位置ずれが発生していない場合と同様の検出精度を確保することができる。
なお、第3実施形態は、3つのバスバー4Bおよび3つの磁気センサ10を図14,15に示すように配置した例であるが、3つのバスバー4Bおよび3つの磁気センサ10の配置はこれに限らず、隣り合うバスバー4Bを流れる電流に起因して、一対のホール素子10a,10bに作用する磁界の強さが互いに同じになるような配置であればよい。例えば、第3実施形態の電流検出装置1Bにおいて、3つのバスバー4Bおよび3つの磁気センサ10の平面的な配置を、図15に示すものに代えて、図17に示すように構成してもよい。このように構成した場合でも、第3実施形態の電流検出装置1Bと同じ作用効果を得ることができる。
なお、各実施形態は、一対の検出素子として、一対のホール素子10a,10bを用いた例であるが、本発明の一対の検出素子はこれに限らず、導体を流れる電流に起因して生じた磁界を検出できるものであればよい。
また、各実施形態は、複数の導体として、3本のバスバー4を用いた例であるが、本発明の導体はこれに限らず、導体としての機能を備えているものであればよい。例えば、導体として、電線などを用いてもよい。これに加えて、導体の数は実施形態の値3に限らず、値2または値4以上であってもよい。
さらに、各実施形態において、一対のホール素子10a,10bとアンプ11〜13を1つのICチップで構成してもよい。
1 電流検出装置
1A 電流検出装置
1B 電流検出装置
4 バスバー(導体)
4A バスバー(導体)
4B バスバー(導体)
4a 第1導体部
40a 第1導体部
4b 第2導体部
40b 第2導体部
4c 第3導体部
10a ホール素子(検出素子)
10b ホール素子(検出素子)
20 基板

Claims (4)

  1. 互いに隣り合うとともに同一の平面に沿って配置された複数の導体を流れる電流を検出する電流検出装置であって、
    前記平面に沿うとともに前記複数の導体のうちの少なくとも1つの導体の両側に配置され、当該少なくとも1つの導体を流れる電流を、当該電流に起因して生じた磁界を介して検出するための一対の検出素子を備え、
    当該一対の検出素子および前記複数の導体は、前記少なくとも1つの導体と隣り合う他の導体を流れる電流に起因して当該一対の検出素子に作用する磁界の強さが互いに同じになるように、配置されていることを特徴とする電流検出装置。
  2. 前記複数の導体の各々は、所定方向に延びる第1導体部と、当該第1導体部の両端部から直角に互いに平行に延びる第2および第3導体部とを有しており、当該第2および第3導体部は、前記平面と平行にかつ互いに逆向きに延びており、
    前記一対の検出素子は、前記平面に直交する方向から見て、前記少なくとも1つの導体の前記第1導体部の中央に対して、前記所定方向と直交する第1方向の両側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電流検出装置。
  3. 前記第1導体部は、前記平面に直交する他の平面内で、当該2つの平面の交線に平行な前記所定方向に延びており、
    前記第2および第3導体部は、前記他の平面と平行でかつ前記所定方向と直交する第2方向に互いに間隔を存しており、
    前記一対の検出素子は、前記少なくとも1つの導体の前記第1導体部における前記第2方向の中央に対して、前記第1方向の両側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電流検出装置。
  4. 前記一対の検出素子は、前記複数の導体の各々の両側に配置されているとともに、1枚の基板に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電流検出装置。
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