JP2010265613A - 表面起伏を有する無筋コンクリート壁面構造とその構築方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】自然に近い表面起伏に富んだ人工岩の修景や復元、新設を行なう場合の壁面構造を現場でコンクリートによって造形でき、しかも鉄筋の被り厚を充分に確保して海岸線やその付近でも塩害を受け難い塩害防止型の壁面構造を実現する。
【解決手段】造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを充填し養生した後に、前記の格子状筋やネットを取り外す施工方法を採っているので、格子状筋とネットによって目的の岩壁状の起伏を容易に造形でき、自然に近い表面起伏に富んだ人工岩の修景や復元、新設を行なうことができる。格子状筋を取付ける撤去ネジ棒を可撓性ホースに挿通した状態でコンクリート打設するので、撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取った跡穴にモルタルを充填して穴埋めすることによって、被り寸法を充分に厚くし、無筋コンクリート壁構造を実現できる。
【選択図】図2
【解決手段】造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを充填し養生した後に、前記の格子状筋やネットを取り外す施工方法を採っているので、格子状筋とネットによって目的の岩壁状の起伏を容易に造形でき、自然に近い表面起伏に富んだ人工岩の修景や復元、新設を行なうことができる。格子状筋を取付ける撤去ネジ棒を可撓性ホースに挿通した状態でコンクリート打設するので、撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取った跡穴にモルタルを充填して穴埋めすることによって、被り寸法を充分に厚くし、無筋コンクリート壁構造を実現できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、自然に近い表面起伏に富んだ人工岩の修景や復元、新設を行なう場合の壁面構造とその構築方法に関し、海岸線やその付近でも塩害を受け難い塩害防止型の壁面構造を実現するものである。
本発明のように、自然に近い表面起伏に富んだ人工岩壁を施工する手法として、特許文献1に記載のように、「施工箇所にPCa底板を敷設する工程と、このPCa底板に所要数の支柱を立設する工程と、壁状コンクリート構築物の表面部となる表面板を立て込んでこの表面板を前記支柱に連結位置調整可能な連結材を介して連結する工程と、前記支柱の前記表面板と反対側で前記PCa底板上に背面板を立て込んでこの背面板の背後に土材を充填する工程と、前記表面板と背面板との間の空間に後打ちコンクリートを充填してこの後打ちコンクリートを硬化と共に前記表面板と一体化させる工程と、からなることを特徴とする壁状コンクリート構築物の構築方法」が提案されている。
この場合、自然の岩石の表面形状を模した凹凸形状を実現できるように、表面板として、表面が任意の凹凸形状をなした構成とし、また、背面板は硬化したコンクリートから剥離可能な材質からなり、後打ちコンクリートの硬化後に前記背面板を引き剥がす構築方法である。
この場合、自然の岩石の表面形状を模した凹凸形状を実現できるように、表面板として、表面が任意の凹凸形状をなした構成とし、また、背面板は硬化したコンクリートから剥離可能な材質からなり、後打ちコンクリートの硬化後に前記背面板を引き剥がす構築方法である。
しかしながら、このような構築方法では、表面板は、自然の岩肌を模した凹凸形状に成形したプレキャストパネルからなるものであり、表面板の成形には、例えば可塑化させたシリコン樹脂等の型取り材料を自然の岩石表面に塗布して型取りし、あるいは自然の岩石表面性状を模して整形加工した原型を用いて製作した雌型の型面に成形用材料を打設することによって製作する方法や、薄板材料を可塑化させて所望の岩肌形状を形成すると共にその可塑化した表面に自然石を圧着して適宜仕上げを施すといった種々の方法が採用可能である。そして、後打ちコンクリートの打設時の型枠として機能する表面板は、所定のコンクリート養生期間が経過した後に取り外されることもあれば、そのままコンクリート表面に残されて擁壁本体部分の表層部となることもある。
従って、型枠を兼ねた表面板は、現場に応じて自由自在に形成できないので、完成後の表面起伏形状は、プレキャストされたパネルの表面状態に限定されてしまう。その結果、表面起伏形状を、コンクリートによって自由自在に形成することは不可能であり、表面起伏を自由に仕上げることもできない。しかも、施工時の表面板の運搬や据付に重機を要するため地形上の制約を受けることで仮設工事を必要とすることもある。
また、表面板を前記壁体に連結位置調整可能に連結するためのセパレータは、ネジ軸と、このネジ軸に適合する複数のナットからなり、ネジ軸とナットのネジ切位置によって前記壁体に対する表面板の固定位置及び角度を任意に調整可能な構成になっており、塩害による錆が発生し易い。従って、海岸線やその付近で施工した場合は、経年変化により表面板自体に影響は見られないが、目地付近の鉄筋の腐食と膨張でモルタルの剥離が発生したり錆による汚れで見苦しくなる。養生後に表面板を剥がす場合は、塩害の影響を受けて、セパレータやその取付け金具などが錆び出して、腐食と膨張でコンクリートが割れたり、錆で汚れてしまい、劣化によって景観を損なう。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、施工性が良く、フレキシブルで自然に近い表面起伏に富んだ人工岩の景観を現場でコンクリートによって造形でき、しかも鉄筋の被り厚を充分に確保して無筋コンクリート壁とすることによって、海岸線やその付近でも塩害の影響を受け難い無筋構造壁を実現することにある。
また、表面板を前記壁体に連結位置調整可能に連結するためのセパレータは、ネジ軸と、このネジ軸に適合する複数のナットからなり、ネジ軸とナットのネジ切位置によって前記壁体に対する表面板の固定位置及び角度を任意に調整可能な構成になっており、塩害による錆が発生し易い。従って、海岸線やその付近で施工した場合は、経年変化により表面板自体に影響は見られないが、目地付近の鉄筋の腐食と膨張でモルタルの剥離が発生したり錆による汚れで見苦しくなる。養生後に表面板を剥がす場合は、塩害の影響を受けて、セパレータやその取付け金具などが錆び出して、腐食と膨張でコンクリートが割れたり、錆で汚れてしまい、劣化によって景観を損なう。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、施工性が良く、フレキシブルで自然に近い表面起伏に富んだ人工岩の景観を現場でコンクリートによって造形でき、しかも鉄筋の被り厚を充分に確保して無筋コンクリート壁とすることによって、海岸線やその付近でも塩害の影響を受け難い無筋構造壁を実現することにある。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを打設し養生した後に、前記の格子状筋やネットを取り外すことを特徴とするコンクリート表面起伏壁面の施工方法である。
このように、造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを打設し養生した後に、前記の格子状筋やネットを取り外す施工方法を採っているので、格子状筋とネットによって目的の岩壁状の起伏を容易に造形でき、自然に近い表面起伏に富んだ人工岩の修景や復元、新設を行なうことができる。
このように、造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを打設し養生した後に、前記の格子状筋やネットを取り外す施工方法を採っているので、格子状筋とネットによって目的の岩壁状の起伏を容易に造形でき、自然に近い表面起伏に富んだ人工岩の修景や復元、新設を行なうことができる。
請求項2は、造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを打設し養生した後に、前記の格子状筋とネットを取り外して成ることを特徴とするコンクリート表面起伏壁である。
このように、造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを打設し養生した後に、前記の格子状筋とネットを取り外して成るコンクリート表面起伏壁は、格子状筋とネットの起伏形状に応じて、目的の岩壁状の起伏を容易に造形でき、自然に近い表面起伏に富んだ人工岩を表現できる。しかも、表面に格子状筋やネットを剥がした跡が凹凸状に残るので、岩肌状にモルタル仕上げする際にモルタルの付着が確実となり、容易に剥がれ落ちたりすることも防げる。
このように、造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを打設し養生した後に、前記の格子状筋とネットを取り外して成るコンクリート表面起伏壁は、格子状筋とネットの起伏形状に応じて、目的の岩壁状の起伏を容易に造形でき、自然に近い表面起伏に富んだ人工岩を表現できる。しかも、表面に格子状筋やネットを剥がした跡が凹凸状に残るので、岩肌状にモルタル仕上げする際にモルタルの付着が確実となり、容易に剥がれ落ちたりすることも防げる。
請求項3は、内側すなわちコンクリート打設側にネットを取付けてなる格子状筋を取付ける撤去ネジ棒を可撓性ホースに挿通すると共に、前記撤去ネジ棒の内端を、
構造体の壁面、岩壁面又は支持体に取付け固定してある取付け支持筋の先端に設けたメネジ付き継手に螺合連結した状態で、
前記格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、前記の撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めすることを特徴とするコンクリート壁の施工方法である。
可撓性ホースとは、弾性が有り可撓性の管やチューブ、パイプの総称である。
このように、格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、前記の撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めする施工方法によると、可撓性ホースの作用によって、撤去ネジ棒にコンクリートが接着することなく容易に抜き取りことができ、可撓性ホースはその弾力又は可撓性の作用で容易にコンクリート穴から抜き出せるので、充分に深い跡穴を形成して、その中にモルタルを充填して穴埋めすると、必要かつ充分な被りを確保でき、実質的な無筋コンクリート壁構造を実現できる。
なお、メネジ付き継手は、内面にメネジを形成したメネジ管や高ナットが適している。
構造体の壁面、岩壁面又は支持体に取付け固定してある取付け支持筋の先端に設けたメネジ付き継手に螺合連結した状態で、
前記格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、前記の撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めすることを特徴とするコンクリート壁の施工方法である。
可撓性ホースとは、弾性が有り可撓性の管やチューブ、パイプの総称である。
このように、格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、前記の撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めする施工方法によると、可撓性ホースの作用によって、撤去ネジ棒にコンクリートが接着することなく容易に抜き取りことができ、可撓性ホースはその弾力又は可撓性の作用で容易にコンクリート穴から抜き出せるので、充分に深い跡穴を形成して、その中にモルタルを充填して穴埋めすると、必要かつ充分な被りを確保でき、実質的な無筋コンクリート壁構造を実現できる。
なお、メネジ付き継手は、内面にメネジを形成したメネジ管や高ナットが適している。
請求項4は、内側にネットを取付けてなる格子状筋を取付ける撤去ネジ棒を可撓性ホースに挿通すると共に、前記撤去ネジ棒の内端を、
構造体の壁面、岩壁面又は支持体に取付け固定してある取付け支持筋の先端に設けたメネジ付き継手に螺合連結した状態で、
前記格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、前記の撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めしてなることを特徴とするコンクリート壁構造であり、請求項3記載の方法で施工される。
このように、格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めしてなるコンクリート壁は、可撓性ホースの作用によって、撤去ネジ棒を容易に抜き取れ、次いで可撓性ホースもその弾力の作用で容易にコンクリート穴から抜き取れるので、充分に深い跡穴を形成し、その中にモルタルを充填して穴埋めできる。その結果、必要かつ充分な被りを確保した、実質的な無筋コンクリート壁構造となる。
従って、在来のセパレータに適用することによって、通常のコンクリート建造物においても、鉄筋の被りを充分に深くして、無筋コンクリート壁構造を実用化することも可能である。
構造体の壁面、岩壁面又は支持体に取付け固定してある取付け支持筋の先端に設けたメネジ付き継手に螺合連結した状態で、
前記格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、前記の撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めしてなることを特徴とするコンクリート壁構造であり、請求項3記載の方法で施工される。
このように、格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めしてなるコンクリート壁は、可撓性ホースの作用によって、撤去ネジ棒を容易に抜き取れ、次いで可撓性ホースもその弾力の作用で容易にコンクリート穴から抜き取れるので、充分に深い跡穴を形成し、その中にモルタルを充填して穴埋めできる。その結果、必要かつ充分な被りを確保した、実質的な無筋コンクリート壁構造となる。
従って、在来のセパレータに適用することによって、通常のコンクリート建造物においても、鉄筋の被りを充分に深くして、無筋コンクリート壁構造を実用化することも可能である。
請求項1のように、造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを打設し養生した後に、前記の格子状筋やネットを取り外す施工方法を採っているので、格子状筋とネットによって目的の岩壁状の起伏を容易に造形でき、自然に近い表面起伏に富んだ人工岩の修景や復元、新設を行なうことができる。
請求項2のように、造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを打設し養生した後に、前記の格子状筋とネットを取り外して成るコンクリート表面起伏壁は、格子状筋とネットの起伏形状に応じて、目的の岩壁状の起伏を容易に造形でき、自然に近い表面起伏に富んだ人工岩を表現できる。しかも、表面に格子状筋やネットを剥がした跡が凹凸状に残るので、岩肌状にモルタル仕上げする際にモルタルの付着が確実となり、容易に剥がれ落ちたりすることも防げる。
請求項3のように、格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、前記の撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めする施工方法によると、可撓性ホースの作用によって、撤去ネジ棒にコンクリートが接着することなく容易に抜き取りことができ、可撓性ホースはその弾力又は可撓性の作用で容易にコンクリート穴から抜き出せるので、充分に深い跡穴を形成して、その中にモルタルを充填して穴埋めすると、必要かつ充分な被りを確保でき、実質的な無筋コンクリート壁構造を実現できる。
請求項4のように、格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めしてなるコンクリート壁は、可撓性ホースの作用によって、撤去ネジ棒を容易に抜き取れ、次いで可撓性ホースもその弾力の作用で容易にコンクリート穴から抜き取れるので、充分に深い跡穴を形成し、その中にモルタルを充填して穴埋めできる。その結果、必要かつ充分な被りを確保した、実質的な無筋コンクリート壁構造となる。
次に本発明による表面起伏に富んだ無筋コンクリート壁構造とその構築方法が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は、表面起伏に富んだコンクリート壁構造の施工に際して用いるフレキシブル格子状筋の斜視図で、縦筋1と横筋2とをほぼ格子状に連結すると共に、目的とする擬岩の表面起伏に近似するように、各縦筋1と横筋2とを予め折り曲げ形成してある。そして、格子状筋3の内側にネットnを取付けた状態が図2である。
図3は、前記格子状筋3を現地に取付けた状態の縦断面図であり、現地の既設の構造体や自然の岩壁又は新設の支柱状鉄筋若しくは支柱状鉄骨などの支持体4に、複数本の取付け支持筋5…で格子状筋3を取付け支持してある。
格子状筋3と既設の構造体や自然の岩壁又は新設の通常の型枠との間に、支持体用の支柱状鉄筋4や補助鉄筋6を設けて、打設されたコンクリート7中に支柱状鉄筋4や補助鉄筋6を埋め込んで補強する。
一度に施工できるコンクリート壁の高さは例えば1.6m程度であり、前記のようにネットnを内側に取付けた格子状筋3と新設の型枠との間に支柱状鉄筋4を立てた状態でコンクリート7を打設すると、格子状筋3とネットnが型枠の役目をするので、表面が図2のような起伏形状のコンクリート壁を構築できる。岩肌状のコンクリート壁のみを新設する場合は、以上のように型枠を新設して型枠とネットn間にコンクリート7を打設するが、型枠に代えて、既設の構造体や自然の岩壁を使用すれば、構造体や岩壁の表面を岩肌状に造形したり、修景や復元ができる。
ネットnの網目から打設状況を透視できるので、コンクリートが隅々まで行き渡っているか、空洞が残っていないか確認しながら、コンクリート打設ないしモルタル充填を行なえる。
格子状筋3と既設の構造体や自然の岩壁又は新設の通常の型枠との間に、支持体用の支柱状鉄筋4や補助鉄筋6を設けて、打設されたコンクリート7中に支柱状鉄筋4や補助鉄筋6を埋め込んで補強する。
一度に施工できるコンクリート壁の高さは例えば1.6m程度であり、前記のようにネットnを内側に取付けた格子状筋3と新設の型枠との間に支柱状鉄筋4を立てた状態でコンクリート7を打設すると、格子状筋3とネットnが型枠の役目をするので、表面が図2のような起伏形状のコンクリート壁を構築できる。岩肌状のコンクリート壁のみを新設する場合は、以上のように型枠を新設して型枠とネットn間にコンクリート7を打設するが、型枠に代えて、既設の構造体や自然の岩壁を使用すれば、構造体や岩壁の表面を岩肌状に造形したり、修景や復元ができる。
ネットnの網目から打設状況を透視できるので、コンクリートが隅々まで行き渡っているか、空洞が残っていないか確認しながら、コンクリート打設ないしモルタル充填を行なえる。
次に、以上の施工の作業順序を説明する。
まず、普通異形棒鋼を用いて、現場又は工場、作業場で縦筋1と横筋2を概ね250mm 間隔のポリゴン形状で表面起伏を形成した例えばほぼ碁盤目状の格子状筋3を図1のように組立てる。次の工程では、その内側にネットnを取付けるので、裏返しや移動が容易な重量であることと、足場材に障害が無く人力作業の安全と負担を考慮した縦横寸法のパーツで製作する。
ネットnについては、次記の1〜5の適用条件を考慮して、本考案では2.0mm 網目の農園芸用のポリエチレン製ネットシート(寒冷紗)を使用し、造形用格子状筋3の内側(コンクリートの打込み側)に結束針金で取付ける。
1.コンクリートに含まれる細骨材の平均粗粒率は、実績試験によるところ、2.2mm 程度であるので、それ以下の網目であれば細骨材の漏れが少ない。
2.安価で普及品であること。
3.格子状筋3への取付けや、コンクリート打設後の剥しが容易で、しわになり難く、柔軟で引張に強い材料であること。
4.コンクリートが隅々まで充填されていることや、かぶりが十分であることを、ネットnの網目から透視して確認することができること。
5.打設後のコンクリート面からネットnを剥がした場合に、コンクリート面にネットnの網目の後が凸凹痕として程良く残り、表面仕上げモルタルの密着が有利になること。
打設部表面の造形用格子状筋3やネットnが表面コンクリートに埋もれないことや、食い込みが少ないことが重要である。
まず、普通異形棒鋼を用いて、現場又は工場、作業場で縦筋1と横筋2を概ね250mm 間隔のポリゴン形状で表面起伏を形成した例えばほぼ碁盤目状の格子状筋3を図1のように組立てる。次の工程では、その内側にネットnを取付けるので、裏返しや移動が容易な重量であることと、足場材に障害が無く人力作業の安全と負担を考慮した縦横寸法のパーツで製作する。
ネットnについては、次記の1〜5の適用条件を考慮して、本考案では2.0mm 網目の農園芸用のポリエチレン製ネットシート(寒冷紗)を使用し、造形用格子状筋3の内側(コンクリートの打込み側)に結束針金で取付ける。
1.コンクリートに含まれる細骨材の平均粗粒率は、実績試験によるところ、2.2mm 程度であるので、それ以下の網目であれば細骨材の漏れが少ない。
2.安価で普及品であること。
3.格子状筋3への取付けや、コンクリート打設後の剥しが容易で、しわになり難く、柔軟で引張に強い材料であること。
4.コンクリートが隅々まで充填されていることや、かぶりが十分であることを、ネットnの網目から透視して確認することができること。
5.打設後のコンクリート面からネットnを剥がした場合に、コンクリート面にネットnの網目の後が凸凹痕として程良く残り、表面仕上げモルタルの密着が有利になること。
打設部表面の造形用格子状筋3やネットnが表面コンクリートに埋もれないことや、食い込みが少ないことが重要である。
従って、本発明の施工方法は、コンクリート構造物の構築に広く用いられている合板型枠の仮設バタ材、せき板の締付け用座金・Pコンは、脱型後の仕上げ表面から比較的浅い位置にてセパレータが切断できるような構造としていることにヒントを得て、造形用格子状筋3をバタ材として、ネットnをせき板に見立て、設計上必要な被りを確保できることと、容易に設置・撤去が可能となるように工夫した。
そのため、格子状筋3は在来のセパレータを用いて取付け、養生後に格子状筋3とネットnをコンクリート面から剥離し、取り外した後でセパレータを切断することも可能であるが、被り厚を充分に確保して無筋コンクリート壁とするには、図3、図5のように撤去ネジ棒8をビニールホース等の可撓性ホースfに挿通する手法が適している。
そのため、格子状筋3は在来のセパレータを用いて取付け、養生後に格子状筋3とネットnをコンクリート面から剥離し、取り外した後でセパレータを切断することも可能であるが、被り厚を充分に確保して無筋コンクリート壁とするには、図3、図5のように撤去ネジ棒8をビニールホース等の可撓性ホースfに挿通する手法が適している。
図3は、各取付け支持筋5と格子状筋3との間に、ビニールホースfに挿通した撤去ネジ棒8を介在させてある。
図示例は、岩肌状の表面仕上げと並行して構造体の施工を行う場合の例で、取付け支持筋5がしっかりと固定できる根元であることが重要であり、施工高さが高い場合は、2以上の段に分割して、下段側から順次施工する。すなわち、下部に位置する面から内部のコンクリートの打設に合わせて多段階に水平に順次上方に進めていく方法がとられる。
図示例は、岩肌状の表面仕上げと並行して構造体の施工を行う場合の例で、取付け支持筋5がしっかりと固定できる根元であることが重要であり、施工高さが高い場合は、2以上の段に分割して、下段側から順次施工する。すなわち、下部に位置する面から内部のコンクリートの打設に合わせて多段階に水平に順次上方に進めていく方法がとられる。
図5は、図3における撤去ネジ棒8、取付け支持筋5の部分を拡大した縦断面図であり、横筋2と交差するように連結されている縦筋1を、撤去ネジ棒8の位置決めナットniと締め付けナットNとの間に挟んで締め付け固定してある。
取付け支持筋5の先端に連結固定されているネジ棒9と撤去ネジ棒8との間は、撤去ネジ棒8を着脱可能なように高ナット10で連結してある。この高ナット又はジョイントナット10は、内面にメネジを形成した筒体すなわちメネジ管でも代用できるので、メネジ付き継手と総称できる。ネジ棒9を省いて、メネジ管やジョイントナット10を取付け支持筋5に直接に固定してもよいし、取付け支持筋5の先端にオネジを形成して、ネジ棒9を省いてもよい。
図3の打設されたコンクリート7が接着すると不都合な部分は、可撓性の合成樹脂ホースfでカバーされている。
取付け支持筋5の先端に連結固定されているネジ棒9と撤去ネジ棒8との間は、撤去ネジ棒8を着脱可能なように高ナット10で連結してある。この高ナット又はジョイントナット10は、内面にメネジを形成した筒体すなわちメネジ管でも代用できるので、メネジ付き継手と総称できる。ネジ棒9を省いて、メネジ管やジョイントナット10を取付け支持筋5に直接に固定してもよいし、取付け支持筋5の先端にオネジを形成して、ネジ棒9を省いてもよい。
図3の打設されたコンクリート7が接着すると不都合な部分は、可撓性の合成樹脂ホースfでカバーされている。
図6は縦筋1と撤去ネジ棒8との連結部を示す図で、(1)は水平断面図である。通常のワッシャーより大型で長方形状の四角座金11に、縦筋1に対し撤去ネジ棒8とは反対側に隣接するように縦方向のバランス筋12を溶接し固定してある。このバランス筋12は、縦筋1と同じ太さなため、位置決めナットniと締め付けナットNとの間に縦筋1を挟んで締め付けると、四角座金11が傾いたりすることなく、撤去ネジ棒8に対し直角の状態が維持されるので、安定よく撤去ネジ棒8と縦筋1とを固定できる。
次に、ビニールホースfつきの撤去ネジ棒8の使用方法を作業順に説明する。
1.予め工場や作業場で施工図に基づき、必要とする起伏を持たせた造形用の格子状筋3の標準規格パーツ(例:平行投影縦×横 1.0m ×2.0m程度)を、縦筋1の間隔250mm 程度以下として、溶接で横筋2をほぼ碁盤目状に連結して稜線を明確にして組立てると、例えば図1のような格子状筋3の完成である。そして、格子状筋3の前記コンクリート7と接する面に、型枠代用のネットnをしわが生じないように取付けると、図2のようになる。
2.現場において取付け支持筋5(普通、異形棒鋼が好適)を、長さに十分余裕をもたせて、既設の構造体4aや自然の岩壁の中に設けた打込みナット13にねじ込んで固定したり、自然の岩壁又は新設の支柱状鉄筋4に溶接や引掛けなどの取付け手法によって固定しておく。
3.前記格子状筋3を仮に固定した状態で、前記の取付け支持筋5と格子状筋3の交点を決定し、その位置から必要なかぶり以上短くなる位置で、前記の取付け支持筋5にマーキングを行い切断する。
次に、ネジ棒9を溶接して継ぎ足し、その先端オネジ部にジョイント用の高ナット10を半分程度ネジ込んで取付け、さらに必要なかぶり寸法に切断したビニールホースfをジョイントナット10の外側に押し込んで装着し、ビニールホースf内に撤去ネジ棒8を挿入して、ジョイントナット10に螺合連結する。
最後に、必要なかぶり深さに撤去ネジ棒8の位置決めナットniを位置決めしてから、型枠代用のネットnを内側に取付けた格子状筋3に対しネットnを突き破って撤去ネジ棒8の先端を挿通し、縦筋1の外側で四角座金11を装着した状態で、締付けナットNを取付けて締め付けると、格子状筋3が取付け支持される。
高さ1m×横2m程度の大型のパーツ、すなわち格子状筋3を複数本の撤去ネジ棒8で取付けた状態の正面図が図4であり、取付け用の四角座金11が各撤去ネジ棒8ごとに装備されている。
ネットnつき格子状筋3において、ある撤去ネジ棒8との固定部付近31を抽出して図示すると、図7のようになる。なお、図7のように予め単位面積ごとの格子状筋31を形成しておいてから、上下左右に隣接するそれぞれの格子状筋31…の隣接端縁の鉄筋1、2同士を針金などの線材で結束し、上下左右に拡大していくことも可能である。なお、可撓性ホースfは、透明のビニールホースとして図示してある。
4.地際部や、隣接パーツの連結部でのコンクリートの漏れに対しての安全性及び締付けの状況、各ネットnの取付け、メネジ付き継手となるジョイントナット10までのかぶりなどを検査した後に、当該施工中の段の格子状筋3の内側にコンクリートを打設する。
コンクリートの締固めは棒状の振動機を用いて行ない、ネットnの網目越しにジャンカの有無を確認する。造形用の格子状筋3やネットnは、コンクリートの硬化後に撤去することを目的とするため、その作業が速やかになるように打設後に表面の凝固の開始を確認してから、ネットnの網目から押し出された無数の粒状のセメントペーストを取り除くことが重要である。
5.養生を行なった後に、締付けナットNや四角座金11を取り外して、格子状筋3とネットnを剥がし取ってから、撤去ネジ棒8を緩めてジョイントナット10から分離し除去すると共に、ビニールホースfも抜き取り、その後にできた穴にモルタルを充填して穴埋めすると、図8のように被り寸法dが充分に大きいので、この間は完全な無筋構造と言える。
ビニールホースfによって、撤去ネジ棒8にコンクリート7が接着するのを防いでいるので、撤去ネジ棒8を容易に抜去でき、また撤去ネジ棒8を抜いた後は、ビニールホースfはその可撓性によって容易に撤去ネジ棒8の撤去跡穴中に変形するので、コンクリート穴から容易に抜き出すことができる。ジョイントナット10はコンクリート7で固定されているので、撤去ネジ棒8を緩める際に空転する恐れはない。
被り寸法dが、撤去ネジ棒8とビニールホースfを抜き去った跡穴をモルタルで穴埋めした部分で、無筋構造となっている。また、被り深さdが充分に深いので、内部のジョイントナット10や取付け支持筋5が塩害で錆びる恐れはない。
なお、格子状筋3やネットnは、修繕を行なって、可能な限り上段での施工に繰り返し使用可能にする。
6.上記工程1から5を繰り返すことによって、図3のように、下段から上段へと、 一→二→三の順に施工を進め、全高を完了する。なお、14は足場である。
7.図8のように、コンクリート7表面をモルタルmによって擬岩状に仕上げると完成である。
1.予め工場や作業場で施工図に基づき、必要とする起伏を持たせた造形用の格子状筋3の標準規格パーツ(例:平行投影縦×横 1.0m ×2.0m程度)を、縦筋1の間隔250mm 程度以下として、溶接で横筋2をほぼ碁盤目状に連結して稜線を明確にして組立てると、例えば図1のような格子状筋3の完成である。そして、格子状筋3の前記コンクリート7と接する面に、型枠代用のネットnをしわが生じないように取付けると、図2のようになる。
2.現場において取付け支持筋5(普通、異形棒鋼が好適)を、長さに十分余裕をもたせて、既設の構造体4aや自然の岩壁の中に設けた打込みナット13にねじ込んで固定したり、自然の岩壁又は新設の支柱状鉄筋4に溶接や引掛けなどの取付け手法によって固定しておく。
3.前記格子状筋3を仮に固定した状態で、前記の取付け支持筋5と格子状筋3の交点を決定し、その位置から必要なかぶり以上短くなる位置で、前記の取付け支持筋5にマーキングを行い切断する。
次に、ネジ棒9を溶接して継ぎ足し、その先端オネジ部にジョイント用の高ナット10を半分程度ネジ込んで取付け、さらに必要なかぶり寸法に切断したビニールホースfをジョイントナット10の外側に押し込んで装着し、ビニールホースf内に撤去ネジ棒8を挿入して、ジョイントナット10に螺合連結する。
最後に、必要なかぶり深さに撤去ネジ棒8の位置決めナットniを位置決めしてから、型枠代用のネットnを内側に取付けた格子状筋3に対しネットnを突き破って撤去ネジ棒8の先端を挿通し、縦筋1の外側で四角座金11を装着した状態で、締付けナットNを取付けて締め付けると、格子状筋3が取付け支持される。
高さ1m×横2m程度の大型のパーツ、すなわち格子状筋3を複数本の撤去ネジ棒8で取付けた状態の正面図が図4であり、取付け用の四角座金11が各撤去ネジ棒8ごとに装備されている。
ネットnつき格子状筋3において、ある撤去ネジ棒8との固定部付近31を抽出して図示すると、図7のようになる。なお、図7のように予め単位面積ごとの格子状筋31を形成しておいてから、上下左右に隣接するそれぞれの格子状筋31…の隣接端縁の鉄筋1、2同士を針金などの線材で結束し、上下左右に拡大していくことも可能である。なお、可撓性ホースfは、透明のビニールホースとして図示してある。
4.地際部や、隣接パーツの連結部でのコンクリートの漏れに対しての安全性及び締付けの状況、各ネットnの取付け、メネジ付き継手となるジョイントナット10までのかぶりなどを検査した後に、当該施工中の段の格子状筋3の内側にコンクリートを打設する。
コンクリートの締固めは棒状の振動機を用いて行ない、ネットnの網目越しにジャンカの有無を確認する。造形用の格子状筋3やネットnは、コンクリートの硬化後に撤去することを目的とするため、その作業が速やかになるように打設後に表面の凝固の開始を確認してから、ネットnの網目から押し出された無数の粒状のセメントペーストを取り除くことが重要である。
5.養生を行なった後に、締付けナットNや四角座金11を取り外して、格子状筋3とネットnを剥がし取ってから、撤去ネジ棒8を緩めてジョイントナット10から分離し除去すると共に、ビニールホースfも抜き取り、その後にできた穴にモルタルを充填して穴埋めすると、図8のように被り寸法dが充分に大きいので、この間は完全な無筋構造と言える。
ビニールホースfによって、撤去ネジ棒8にコンクリート7が接着するのを防いでいるので、撤去ネジ棒8を容易に抜去でき、また撤去ネジ棒8を抜いた後は、ビニールホースfはその可撓性によって容易に撤去ネジ棒8の撤去跡穴中に変形するので、コンクリート穴から容易に抜き出すことができる。ジョイントナット10はコンクリート7で固定されているので、撤去ネジ棒8を緩める際に空転する恐れはない。
被り寸法dが、撤去ネジ棒8とビニールホースfを抜き去った跡穴をモルタルで穴埋めした部分で、無筋構造となっている。また、被り深さdが充分に深いので、内部のジョイントナット10や取付け支持筋5が塩害で錆びる恐れはない。
なお、格子状筋3やネットnは、修繕を行なって、可能な限り上段での施工に繰り返し使用可能にする。
6.上記工程1から5を繰り返すことによって、図3のように、下段から上段へと、 一→二→三の順に施工を進め、全高を完了する。なお、14は足場である。
7.図8のように、コンクリート7表面をモルタルmによって擬岩状に仕上げると完成である。
以上のように、本発明によると、格子状筋の内側にネットを取付けて、型枠の代用とするので、格子状筋とネットによって容易に起伏形状を造形することで、岩肌状のコンクリート壁面を構築でき、また鉄筋の被り厚を充分に確保して無筋コンクリート壁とすることによって、海岸線やその付近でも塩害の影響を受け難い無筋構造壁を実現することができる。
1 縦筋
2 横筋
n ネット
3 格子状筋
4 新設の支柱状鉄筋
4a 既設の構造体や自然の岩壁
5 取付け支持筋
7 コンクリート部
8 撤去ネジ棒
9 ネジ棒
f 可撓性ホース
10 メネジ付き継手(ジョイントナット、高ナット又はメネジ管)
11 四角座金
13 打込みナット
14 足場
2 横筋
n ネット
3 格子状筋
4 新設の支柱状鉄筋
4a 既設の構造体や自然の岩壁
5 取付け支持筋
7 コンクリート部
8 撤去ネジ棒
9 ネジ棒
f 可撓性ホース
10 メネジ付き継手(ジョイントナット、高ナット又はメネジ管)
11 四角座金
13 打込みナット
14 足場
Claims (4)
- 造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを打設し養生した後に、前記の格子状筋やネットを取り外すことを特徴とするコンクリート表面起伏壁面の施工方法。
- 造形鉄筋を縦横に連結してなる格子状筋の内側にネットを取付けて型枠代用とし、前記ネットの内側にコンクリートを打設し養生した後に、前記の格子状筋とネットを取り外して成ることを特徴とするコンクリート表面起伏壁。
- 内側にネットを取付けてなる格子状筋を取付ける撤去ネジ棒を可撓性ホースに挿通すると共に、前記撤去ネジ棒の内端を、
構造体の壁面、岩壁面又は支持体に取付け固定してある取付け支持筋の先端に設けたメネジ付き継手に螺合連結した状態で、
前記格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、前記の撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めすることを特徴とするコンクリート壁構造の施工方法。 - 内側にネットを取付けてなる格子状筋を取付ける撤去ネジ棒を可撓性ホースに挿通すると共に、前記撤去ネジ棒の内端を、
構造体の壁面、岩壁面又は支持体に取付け固定してある取付け支持筋の先端に設けたメネジ付き継手に螺合連結した状態で、
前記格子状筋の内側にコンクリートを打設し養生した後に、格子状筋とネットを取り外すと共に、前記の撤去ネジ棒と可撓性ホースを抜き取って、その跡穴にモルタルを充填して穴埋めしてなることを特徴とするコンクリート壁構造。
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JP2009116005A JP2010265613A (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 表面起伏を有する無筋コンクリート壁面構造とその構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009116005A JP2010265613A (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 表面起伏を有する無筋コンクリート壁面構造とその構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010265613A true JP2010265613A (ja) | 2010-11-25 |
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ID=43362811
Family Applications (1)
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5561666A (en) * | 1978-10-30 | 1980-05-09 | Arao Kk | Cone |
JPH07259331A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-10-09 | Yoshikawa Kensetsu Kk | コンクリート構造物の施工方法および型枠 |
JP3041828U (ja) * | 1997-02-25 | 1997-10-03 | 創造工研株式会社 | 多自然型コンクリート打ち放し仕上げ面形成用型枠 |
JPH10292624A (ja) * | 1997-02-20 | 1998-11-04 | Zokei:Kk | 三次元曲線の凹凸模様と、コンリートの側圧を保持する保持装置を埋設した立体装飾コンクリート化粧型枠とその成形方法 |
-
2009
- 2009-05-12 JP JP2009116005A patent/JP2010265613A/ja active Pending
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