JP4933489B2 - コンクリート躯体の嵩上げブロック - Google Patents

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Description

本発明はコンクリート躯体の嵩上げブロックに関し、特にコンクリートにより形成されるL形擁壁ブロック、擁壁ブロック、勾配可変形のブロック、護岸ブロック、護床ブロック、基礎コンクリート構築物から形成されるコンクリート躯体の施工現場での嵩上げを効率的にしかも構造堅牢に行おうとする。
従来、擁壁、護岸等の既設のコンクリート躯体の上端の嵩上げを施工現場にて行うためのコンクリート躯体の嵩上げ工法には、出願人が独自に開発したものとして、コンクリート躯体の表面に立設される多数の差筋に左右の側壁部を対向して有する型枠固定金具を所望間隔毎に挿着する工程と、付着手段としてのコーキング層とゴムパッキングとを少なくとも裏面上向に設けた型枠板を前記型枠固定金具の左右の側壁部にコンクリート躯体と略同一厚みのコンクリート打設空隙部を確保して適宜固着手段により固着する工程と、前記差筋に対して横筋を配筋する工程と、前記型枠板間に形成されるコンクリート打設空隙部内に生コンクリートを打設し養生、固化させる際に、生コンクリート内に含まれる混和水のブリーディング水における空隙が生ずるのを前記コーキング層とゴムパッキングとにより阻止する工程と、を含むという構成のものがあった。そして、コンクリート躯体と略同一の均一厚みに形成した型枠板間のコンクリート打設空隙部内に打設される生コンクリートを養生、固化させる際に、生コンクリート内に含まれる混和水が型枠板の内面と生コンクリートの接触面とを横移動し、その後、型枠板に沿って生コンクリートとの接触ブリーディング水が上昇し、生コンクリート内に混和水が通った空隙が生ずるのを前記コーキング層と前記ゴムパッキングとにより防止し、縁切れを無くして構造堅牢な均一厚みのコンクリート構築物を嵩上げするようにしたものである。そして、このコンクリート躯体の嵩上げ工法は、既設のコンクリート躯体の上端に構造堅牢なコンクリート構築物を構築して作業効率良く嵩上げできる点と、型枠板の内面にコンクリートの固化かすが付着されるのが少なく、掻取作業や清掃作業が省略化され、型枠板の廃棄処分を少なくすることができる点で好評を博している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3439436号公報
ところで、上記特許文献1に記載の上記従来のコンクリート躯体の嵩上げ工法では、擁壁、護岸等の既設のコンクリート躯体の上端の嵩上げを行うには、施工現場にて既設のコンクリート躯体の表面(上端部)に、天端勾配に合わせて型枠板を対向して組立てる組立作業と、コンクリート躯体の表面に立設される多数の差筋に横筋を配筋するという鉄筋の配筋作業と、前記型枠板間に形成されるコンクリート打設空隙部内に生コンクリートを打設する生コンクリートの打設作業と、生コンクリートを養生、固化させる養生、固化作業と、生コンクリートの養生、固化後の剥型作業と、型枠板の分解作業と、嵩上げされたコンクリート躯体の表面仕上げ作業と、の幾多の工程、労作を必要としているので、施工には長い工期を必要とし、工事費もかなりかかつているのが実情であった。また、上記特許文献1に記載の上記従来のコンクリート躯体の嵩上げ工法では、生コンクリートを施工現場にて打設するものなので、天候に影響を受け易く、できあがる製品の品質を一定に保証するための品質管理や表面仕上げ等、施工管理が難しい。さらには、型枠板を組立てたり、分解するのに、特殊の技能を有する型枠工等による熟練を必要とするものであった。
本発明は上記従来の問題点を解決するとともに、施工性が良く、工期は短期間で済み、また、天候に影響されずに製作、施工が行え、製品の品質管理、および施工管理が容易かつ確実になり、また、製作および組付けには、熟練、未熟練を問わず、容易かつ確実に行え、さらには、製作費、工事費、資材費が安価なコンクリート躯体の嵩上げブロックを提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされ請求項1に記載の発明は、(イ)コンクリートにより
正面略矩形の嵩上げブロック主体が形成され、該嵩上げブロック主体は、下端部に既設の
コンクリート躯体の上端に載置されて固着される固着手段が、複数個設けられ、
(ロ)前記固着手段が、
背面および下面が開設されて前記嵩上げブロック主体の下端に複数個が凹設された操作
凹部と、
平面長円形のボルト挿通孔を有し、前記操作凹部に前記コンクリート躯体の上端に重合
可能に設けられる取付板と、
前記操作凹部の左右の側壁部内に縦杆部が埋設可能に前記取付板の左右に対向して設け
られた側面略L形、または側面略コ形の支持杆と、
前記ボルト挿通孔内に雄ねじ部が挿通されて先端部が前記コンクリート躯体の上端に螺
入される取付ボルトと、により形成されている、
(ハ)ことを特徴とする。
また、本考案の請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記嵩上げブロック主体が、下端部に前記コンクリート躯体の幅方向の厚さに略等しいか、または、前記コンクリート躯体の幅方向の厚さよりも僅かに小寸の、厚さに形成された厚肉基端部と、該厚肉基端部の上側には前記嵩上げブロック主体の大部分を占めて形成され、かつ前記厚肉基端部より厚さが薄く、均質の厚みにて形成された薄肉部と、により断面略L形に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載の発明は、請求項1、または2において、前記嵩上げブロック主体は、上端部が長手方向に所望の嵩上げ高さにて切断可能に設けられていることを特徴としている。
また、本発明の請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかにおいて、前記嵩上げブロック主体は、長手方向の前端部、または後端部の、少なくとも何れか一方が、切断可能に設けられることにより、長さが調整されることを特徴としている。
また、本発明の請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1の請求項において、前記嵩上げブロック主体相互は、組付け時に、前記嵩上げブロック主体の対向端相互がゴム製の粘着テープ、又は接着剤を介して接続されることを特徴とする。
また、本発明の請求項記載の発明は、請求項1〜の何れか1の請求項において、前
記操作凹部が、前記コンクリート躯体の上端に前記嵩上げブロック主体を前記固着手段を
用いて固着後に、セメントモルタル、またはアスファルト、樹脂コンクリートの何れかを
用いて埋め込まれることを特徴とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされ、請求項1に記載の発明によれば、コンクリートによ
り正面略矩形の嵩上げブロック主体が形成され、該嵩上げブロック主体は、下端部に既設
のコンクリート躯体の上端に載置されて固着される固着手段が、複数個設けられ、前記固
着手段が、背面および下面が開設されて前記嵩上げブロック主体の下端に複数個が凹設さ
れた操作凹部と、平面長円形のボルト挿通孔を有し、前記操作凹部に前記コンクリート躯
体の上端に重合可能に設けられる取付板と、前記操作凹部の左右の側壁部内に縦杆部が埋
設可能に前記取付板の左右に対向して設けられた側面略L形、または側面略コ形の支持杆
と、前記ボルト挿通孔内に雄ねじ部が挿通されて先端部が前記コンクリート躯体の上端に
螺入される取付ボルトと、により形成されているので、擁壁、護岸等の既設のコンクリー
ト躯体の上端の嵩上げを行うには、工場にて予めコンクリートにより正面略矩形に成形さ
れた嵩上げブロック主体を既設のコンクリート躯体の上端に載置し、嵩上げブロック主体
の下端部の取付基端部に設けられた複数個の固着手段の操作凹部の背面の開口部から取付
ボルトをコンクリート躯体の上端に重合されている取付板に設けた平面長円形のボルト挿
通孔内に挿入し、ラチェットのような工具により取付ボルトを回動操作して先端の雄ねじ
部をコンクリート躯体の上端部に螺入することにより、既設のコンクリート躯体の上端に、嵩上げブロック主体を効率良く固着することができるため、施工性が良く、工期は短期間で済む。また、天候に影響されずに製作、施工が行え、製品の品質管理、および施工管理が容易かつ確実になり、また、製作および組付けには、熟練、未熟練を問わず、容易かつ確実に行え、さらには、製作費、工事費、資材費が安価になる。また、本発明の請求項1記載の発明によれば、嵩上げブロック主体は、前記コンクリート躯体の幅方向の厚さに略等しいか、または、前記コンクリート躯体の幅方向の厚さよりも僅かに小寸の、厚さに形成された厚肉基端部を下端部に形成し、この厚肉基端部の上側には前記嵩上げブロック主体の大部分を占めて形成され、かつ前記厚肉基端部より厚さが薄く、均質の厚みにて形成された薄肉部が形成されているため、嵩上げブロック主体の下端部における取付基端部に設けられた複数個の固着手段により安定に、かつ構造堅牢に既設のコンクリート躯体の上端に、嵩上げブロック主体を載置し、固着することができる。
また、本考案の請求項2に記載の発明によれば、前記嵩上げブロック主体が、下端部に前記コンクリート躯体の幅方向の厚さに略等しいか、または、前記コンクリート躯体の幅方向の厚さよりも僅かに小寸の、厚さに形成された厚肉基端部と、該厚肉基端部の上側には前記嵩上げブロック主体の大部分を占めて形成され、かつ前記厚肉基端部より厚さが薄く、均質の厚みにて形成された薄肉部と、により断面略L形に形成されているので、擁壁、護岸等の既設のコンクリート躯体の上端の嵩上げは、工場にて予めコンクリートにより正面略矩形に成形された嵩上げブロック主体を既設のコンクリート躯体の上端に載置し、嵩上げブロック主体の下端部に設けられた複数個の固着手段を用いて既設のコンクリート躯体の上端に、嵩上げブロック主体を効率良く固着することができるが、嵩上げブロック主体は、前記コンクリート躯体の幅方向の厚さに略等しいか、または、前記コンクリート躯体の幅方向の厚さよりも僅かに小寸の、厚さに形成された厚肉基端部を下端部に形成し、この厚肉基端部の上側には前記嵩上げブロック主体の大部分を占めて形成され、かつ前記厚肉基端部より厚さが薄く、均質の厚みにて形成された薄肉部が形成されているため、安定に、かつ構造堅牢に既設のコンクリート躯体の上端に、嵩上げブロック主体を載置し、固着することができる。
また、本発明の請求項3記載の発明によれば、前記嵩上げブロック主体は、上端部が長手方向に所望の嵩上げ高さにて切断可能に設けられているので、擁壁、護岸等の既設のコンクリート躯体の上端の嵩上げを行うのに、施工現場毎に異なる既設のコンクリート躯体の設置高さに対して、嵩上げブロック主体の嵩上げ高さを迅速かつ確実に調整することができる。
また、本発明の請求項4記載の発明によれば、前記嵩上げブロック主体は、長手方向の前端部、または後端部の、少なくとも何れか一方が、切断可能に設けられることにより、長さが調整されるので、施工現場毎に異なる既設のコンクリート躯体の設置長さに対して、嵩上げブロック主体の敷設長さを迅速かつ確実に調整を行うことができる。
また、本発明の請求項5記載の発明によれば、前記嵩上げブロック主体相互は、組付け時に、前記嵩上げブロック主体の対向端相互がゴム製の粘着テープ、又は接着剤を介して接続されるので、施工性が良く、嵩上げブロック主体相互は密接して一体的に接合することができ、水密性を維持でき、漏水を防止することができる。
また、本発明の請求項記載の発明によれば、前記操作凹部が、前記コンクリート躯体
の上端に前記嵩上げブロック主体を前記固着手段を用いて固着後に、セメントモルタル、
またはアスファルト、樹脂コンクリートの何れかを用いて埋め込まれるので、既設のコン
クリート躯体の上端に嵩上げブロック主体を固着するための固着手段として、コンクリー
ト躯体の上端に、載置される取付板のボルト挿通孔内に螺入される取付ボルトの頭部を収
容し、回動操作するための操作凹部はセメントモルタル、またはアスファルト、樹脂コン
クリートの何れかを用いて埋め込まれる。従って、既設のコンクリート躯体の上端に嵩上
げブロック主体を固着後に、不用意に取付ボルトが緩んだり、取付ボルトを悪戯に緩ませ
るのを防止し、安全に既設のコンクリート躯体の上端に嵩上げブロック主体を固着するこ
とができる。また、取付ボルトに錆を生じて腐食するのを防止することができる。
以下、図面に従って本発明を実施するための最良の形態ににつき、詳細に説明する。
図1は本発明のコンクリート躯体の嵩上げブロックの実施形態であり、敷設状態を示す背面図、図2は同じく本発明のコンクリート躯体の嵩上げブロックの実施形態を示す拡大背面図、図3は同じく図2のA−A拡大断面、図4は同じく図2のB−B拡大断面、図5は同じく本実施形態を構成する取付板を示す背面図、図6は同じく取付板の側面図、図7は同じく取付板の平面図である。
本実施形態は、コンクリートにより正面略矩形の嵩上げブロック主体1が形成され、該嵩上げブロック主体1は、下端部に既設のコンクリート躯体2の上端2aに載置されて固着される固着手段3が、複数個、例えば図示では4個が設けられているが、これは例示であり、図示するものに限らず、その増減変更は自由に行える。
前記嵩上げブロック主体1が、工場にて例えば強化繊維、例えば高強力、高弾性のアラミド繊維、またはガラス繊維、炭素繊維入りのプレキャストコンクリートにより形成される。そして、前記嵩上げブロック主体1が、下端部に前記コンクリート躯体2の幅方向Wの厚さT1に略等しいか、または、前記コンクリート躯体2の幅方向Wの厚さT1よりも僅かに小寸の、厚さT′1に形成された厚肉基端部1aと、該厚肉基端部1aの上側には前記嵩上げブロック主体1の大部分を占めて形成され、かつ前記厚肉基端部1aより厚さT2が薄く、均質の厚みにて形成された薄肉部1bと、により断面略L形に形成されている(図4参照)。
また、前記嵩上げブロック主体1は、図1に示す想像線イに示すように、上端部が長手方向Xに所望の嵩上げ高さH1にて切断可能に設けられている。このように、前記嵩上げブロック主体1は、上端部が長手方向Xに所望の嵩上げ高さH1にて切断可能に設けられるのは、擁壁、護岸等の既設のコンクリート躯体2の上端の嵩上げを行うのに、施工現場毎に異なる既設のコンクリート躯体2の設置高さH2に対して、嵩上げブロック主体1の嵩上げ高さH1を迅速かつ確実に調整するためである。前記嵩上げブロック主体1の、上述の上端部の切断には、例えば駆動源としてエンジンにより回転駆動される超硬金属、またはダイヤモンドにより刃部が設けられた正面略円形のカッタ(図には示さない)を用いて切断を行う。
そして、前記嵩上げブロック主体1の具体的な大きさは、例えば嵩上げブロック主体1の長手方向Xの長さlが、998mm、嵩上げブロック主体1の上端部を長手方向Xに切断して嵩上げ高さH1の調整前の高さHが270mm、前記肉厚基端部1aの厚さT1が75mm、薄肉部1bの厚さT2が50mmのものと、例えば長手方向Xの長さlが、998mm、嵩上げ高さH1の調整前の高さHが420mm、前記肉厚基端部1aの厚さT1が75mm、薄肉部1bの厚さT2が50mmのものと、の2種があるが、これは代表的例示であり、寸法の増減変更は自由に行える。
また、前記嵩上げブロック主体1は、長手方向Xの前端部、または後端部の、少なくとも何れか一方が、切断可能に設けられることにより、敷設長さL1が調整されるので、施工現場毎に異なる既設のコンクリート躯体2の設置長さL2に対して、嵩上げブロック主体1の敷設長さL1を迅速かつ確実に調整を行うことができる。
前記既設のコンクリート躯体2は、図示する実施形態では、L形擁壁ブロックが示されているが、これに限ることなく、図には示さないが、例えば勾配可変形のブロック、護床ブロック、基礎コンクリート構築物から形成されるコンクリート躯体が挙げられる。
前記固着手段3が、背面正面および下面が開設されて前記取付基端部1aに複数個が凹設された操作凹部4と、平面長円形のボルト挿通孔5aを有し、前記操作凹部4に前記コンクリート躯体2の上端に重合可能に設けられる取付板5と、前記操作凹部4の左右の側壁部4a,4b内に縦杆部5b,5bが埋設可能に前記取付板5の左右に対向して設けられた図6に示すような側面略L形、または図には示さない側面略コ形の支持杆6と、前記ボルト挿入孔5a内に雄ねじ部7aが挿通されて先端部が前記コンクリート躯体2の上端部の内部に設けられたインサートI内に螺入される取付ボルト7と、により形成されている。前記縦杆部5b,5bを有する前記支持杆6は、例えばD6鉄筋を用いて形成される。そして、前記縦杆部5b,5bの左右の側壁部4a,4bに対する埋め込み長さは75mmであるが、これらの数値の増減変更は自由に行える。
また、前記取付ボルト7は、M12のボルトが使用される。また、前記取付板5は、鉄板、または鋼板、ステンレス板の何れかが使用される。また、前記インサートIは、M12を用い、その埋込み長さは例えば64mm、86mmの2通りをであるが用意されるが、長くすれば構造堅牢になる。
また、前記操作凹部4が、前記コンクリート躯体2の上端2aに前記嵩上げブロック主体1を前記固着手段3を用いて固着後に、セメントモルタル8、またはアスファルト、樹脂コンクリートの何れかを用いて埋め込まれる。このように、前記操作凹部4を、前記コンクリート躯体2の上端2aに前記嵩上げブロック主体1を前記固着手段3を用いて固着後に、セメントモルタル8、またはアスファルト、樹脂コンクリートの何れかを用いて埋め込むようにしたのは、既設のコンクリート躯体2の上端2aに嵩上げブロック主体1を固着する固着手段3として、コンクリート躯体2の上端2aに、載置される取付板5のボルト挿通孔5a内に螺入される取付ボルト7の頭部7bを収容し、回動操作するための操作凹部4はセメントモルタル8、またはアスファルト、樹脂コンクリートの何れかを用いて埋め込むことにより、既設のコンクリート躯体2の上端2aに嵩上げブロック主体1を固着後に、不用意に取付ボルト7が緩んだり、取付ボルト7を悪戯に緩ませるのを防止し、安全に既設のコンクリート躯体2の上端2aに嵩上げブロック主体1を固着するのと、取付ボルト7に錆を生じて腐食するのを防止するためである。
また、前記嵩上げブロック主体1,1・・・相互は、組付け時に、前記嵩上げブロック主体1,1・・・の対向端相互がゴム製の粘着テープ9、又は接着剤を介して接続される。このように、前記嵩上げブロック主体1,1・・・相互を、組付け時に、前記嵩上げブロック主体1,1・・・の対向端相互がゴム製の粘着テープ9、又は接着剤を介して接続するようにしたのは、嵩上げブロック主体1,1・・・相互を密接して一体的に接合することにより、水密性を維持でき、漏水を防止するためである。
本実施形態のコンクリート躯体の嵩上げブロックは以上の構成からなり、例えば地盤の沈下、または宅地の増設、区画整理等の地理的状況の変更により擁壁等の既設のコンクリート躯体2の上端2aの嵩上げを行うには、工場にて例えばプレキャストコンクリートのようなコンクリートにより正面略矩形に成形された嵩上げブロック主体1,1・・・を既設の擁壁のようなコンクリート躯体2の上端2aに連続して載置し、各嵩上げブロック主体1の下端部に設けられた複数個、図示する実施形態では4個の固着手段3を用いて既設のコンクリート躯体2の上端2aに、嵩上げブロック主体1,1・・・を連続して固着して行く。
これには、先ず、前記嵩上げブロック主体1の上端部を、例えば駆動源としてエンジンにより回転駆動される超硬金属、またはダイヤモンドにより刃部が設けられた正面略円形のカッタ(図には示さない)を用いて長手方向Xに図2の想像線イに示す位置にて切断し、所望の嵩上げ高さH1に調整する。
このように、前記嵩上げブロック主体1の上端部が長手方向Xに所望の嵩上げ高さH1にて切断されるのは、擁壁、護岸等の既設のコンクリート躯体2の上端2aの嵩上げを行うのに、施工現場毎に異なる既設のコンクリート躯体2の設置高さH2に対して、嵩上げブロック主体1の嵩上げ高さH1を迅速かつ確実に調整するためである。
次いで、正面略矩形に成形された嵩上げブロック主体1を既設のコンクリート躯体2の上端2aに載置し、嵩上げブロック主体1の下端の厚肉基端部1aに設けられた複数個、本実施形態では4個の固着手段3における操作凹部4の背面の開口部から取付ボルト7をコンクリート躯体2の上端に重合されている取付板5に設けられた平面長円形のボルト挿通孔5a内に挿入し、ラチェットのような工具により取付ボルト7を操作凹部4内において回動操作して先端の雄ねじ部7aをコンクリート躯体2の上端部の内部に設けたインサートI内に螺入することにより、既設のコンクリート躯体2の上端2aに、嵩上げブロック主体を効率良く固着することができる。
この際、前記嵩上げブロック主体1が、図4に示すように下端部に前記コンクリート躯体2の幅方向Wの厚さT3に略等しい厚さT1か、または、前記コンクリート躯体2の幅方向Wの厚さT3よりも僅かに小寸の、厚さT′1に形成された厚肉基端部1aと、該厚肉基端部1aの上側には前記嵩上げブロック主体1の大部分を占めて形成され、かつ前記厚肉基端部1aより厚さT2が薄く、均質の厚みにて形成された薄肉部1bと、により断面略L形に形成されているので、嵩上げブロック主体1は、安定に、かつ構造堅牢に既設のコンクリート躯体2の上端2aに、嵩上げブロック主体1を載置し、固着することができる。また、嵩上げブロック主体1は、厚肉基端部1aと、該厚肉基端部1aの上側には前記嵩上げブロック主体1の大部分を占め、かつ前記厚肉基端部1aより厚さT2が薄く、均質の厚みにて形成された薄肉部1bと、により断面略L形に形成されているので、軽量化され、運搬、施工は容易である。
そして、前記コンクリート躯体2の上端2aに前記嵩上げブロック主体1を前記固着手段3を用いて固着後に、セメントモルタル8、またはアスファルト、樹脂コンクリートの何れかを用いて取付ボルト7の頭部7bを収容し、ラチェツトのような工具を用いて回動操作するための操作凹部4は埋め込まれて外部に露出されないので、既設のコンクリート躯体2の上端2aに嵩上げブロック主体1を固着後に、不用意に取付ボルト7が緩んだり、取付ボルト7を悪戯に緩ませるのを防止でき、安全であり、かつ構造堅牢に既設のコンクリート躯体2の上端2aに嵩上げブロック主体1を固着できる。しかも、取付ボルト7が錆を生じて腐食するのを防止することができる。
上記のような操作手順を繰り返して行うことにより、既設のコンクリート躯体2の上端2aに、複数個、例えば4個の固着手段3を用いて嵩上げブロック主体1,1・・・を順次、連続して固着することができる。
この際、前記嵩上げブロック主体1,1・・・相互は、例えば図1に示すような組付け時に、前記嵩上げブロック主体1,1・・・の対向端相互がゴム製の粘着テープ9、又は接着剤を介して接続されるので、嵩上げブロック主体1,1・・・相互は密接して一体的に接合されることにより、水密性を維持でき、漏水が防止される。
また、前記嵩上げブロック主体1は、長手方向Xの前端部、または後端部の少なくとも何れか一方を、前述の例えば駆動源としてエンジンにより回転駆動される超硬金属、またはダイヤモンドにより刃部が設けられた正面略円形のカッタ(図には示さない)を用いて切断することにより、長さが調整されるので、施工現場毎に異なる既設のコンクリート躯体2の設置長さL2に対して、嵩上げブロック主体1,1・・・の敷設長さL1を迅速かつ確実に調整することができる。
こうして、擁壁のような既設のコンクリート躯体2の上端2aに多数の嵩上げブロック主体1,1・・・を複数個の固着手段3を用いて順次、連続して固着することにより所望の嵩上げ高さH1にて嵩上げを行うことができる。
このように、複数個の固着手段3を用いて既設のコンクリート躯体2の上端2aに固着されて嵩上げされた多数の嵩上げブロック主体1,1・・・の強度を、実験により検証した結果、インサートIに螺入された取付ボルト7の引き抜き試験は、最大荷重について加圧機自体の許容値として16000(N)程度を加圧したが、インサートIから取付ボルト7は引き抜かれず、破壊も生じなかった。
そして、本実施形態では、前記固着手段3が、背面正面および下面が開設されて前記取付基端部1aに複数個が凹設された操作凹部4の左右の側壁部4a,4b内に縦杆部5b,5bが埋設された図6に示すような側面略L形、または図には示さない側面略コ形の支持杆6は、鉄筋にて形成されるのと、この支持杆6が左右に設けられる取付板5は鉄板、鋼板、ステンレス板のうちの何れかにて形成されるのと、この取付板5に設けられたボルト挿入孔5aに取付ボルト7が挿通されて螺入されているインサートIは既設のコンクリート躯体2の上端部の内部に埋込み長さが例えば64mm、または86mmにて埋め込まれているので、曲げモーメント、剪断に対して高い抗性を発揮し、構造堅牢である。
そして、本実施形態では、既設のコンクリート躯体2の上端2aの嵩上げを行うのに、工場にて予めコンクリートにより正面略矩形に成形された嵩上げブロック主体1,1・・・を既設のコンクリート躯体2の上端2aに載置し、嵩上げブロック主体1,1・・・の下端部に設けられた複数個の固着手段3を用いて既設のコンクリート躯体2の上端2aに、嵩上げブロック主体1,1・・・を固着するものであり、既設のコンクリート躯体2の上端2aの嵩上げを行うのに、施工現場にて既設のコンクリート躯体の表面(上端部)に、天端勾配に合わせて型枠板を対向して組立てる組立作業と、コンクリート躯体の表面に立設される多数の差筋に横筋を配筋するという鉄筋の配筋作業と、前記型枠板間に形成されるコンクリート打設空隙部内に生コンクリートを打設する生コンクリートの打設作業と、生コンクリートを養生、固化させる養生、固化作業と、生コンクリートの養生、固化後の剥型作業と、型枠板の分解作業と、嵩上げされたコンクリート躯体の表面仕上げ作業と、の幾多の工程、労作を必要として、施工には長い工期を必要とし、工事費もかなりかかり、また、生コンクリートを施工現場にて打設するのに、天候に影響を受け易く、しかも、できあがる製品の品質を一定に保証するための品質管理や表面仕上げ等、施工管理が難しく、さらには、型枠板を組立てたり、分解するのに、特殊の技能を有する型枠工等による熟練を必要としている特許文献1に記載の上記従来のコンクリート躯体の嵩上げ工法とは異なり、施工性が良く、既設のコンクリート躯体2の嵩上げが行え、工期は短期間で済む。また、嵩上げブロック主体1は、プレキャストコンクリートにより工場にて成形されるので、天候に影響されずに製作、施工が行え、また、製品の品質管理、および施工管理が容易かつ確実になる。また、製作および組付けには、熟練、未熟練を問わず、容易かつ確実に行え、さらには、製作費、工事費、資材費が安価になる。
図示する上記実施形態では、嵩上げブロック主体1の断面形状が、下端部に前記コンクリート躯体2の幅方向Wの厚さT3に略等しい厚さT1か、または、前記コンクリート躯体2の幅方向Wの厚さT3よりも僅かに小寸の、厚さT′1に形成された厚肉基端部1aと、該厚肉基端部1aの上側には前記嵩上げブロック主体1の大部分を占めて形成され、かつ前記厚肉基端部1aより厚さT2が薄く、均質の厚みにて形成された薄肉部1bと、により断面略L形に形成されたものにつき代表的に説明されているけれども、これは例示であり、図には示さないが、嵩上げブロック主体1の断面形状が、下端部に前記コンクリート躯体2の幅方向Wの厚さT3に略等しい厚さT1か、または、前記コンクリート躯体2の幅方向Wの厚さT3よりも僅かに小寸の、厚さT′1に形成された厚肉基端部1aと、該厚肉基端部1aの上側には前記嵩上げブロック主体1の大部分を占めて形成され、かつ前記厚肉基端部1aより厚さT2が薄く、均質の厚みにて形成された薄肉部1bと、により断面略I形に形成されたものでもよい。
また、図示する上記実施形態では、既設のコンクリート躯体2の上端2aに載置されて固着される固着手段3が、嵩上げブロック主体1の下端部に複数個、例えば4個が設けられているが、これは例示であり、図示するものに限らず、その増減変更は自由に行える。
また、図示する上記実施形態では、前記固着手段3が、背面および下面が開設されて前記取付基端部1aに複数個が凹設された操作凹部4の左右の側壁部4a,4b内に埋設された縦杆部5b,5bを左右に有する取付板5のボルト挿入孔5a内から取付ボルト7を既設のコンクリート躯体2の上端部内に設けたインサートI内に螺入するようにして既設のコンクリート躯体2の上端2aに嵩上げブロック主体1,1・・・を固着して嵩上げを行うようにしているが、固着手段3は、インサートI内に螺入される取付ボルト7を用いることなく、図には示さないが取付ボルト7を既設のコンクリート躯体2の上端部に上向きにその基端部を埋設し、それから、取付ボルト7を取付板5のボルト挿通孔5a内に下方から挿入後にナット(図には示さない)を取付ボルト7の雄ねじ部7aに螺合し、締結することにより、既設のコンクリート躯体2の上端2aに嵩上げブロック主体1,1・・・を固着して嵩上げを行うようにしても良い。
本発明は、施工性が良く、工期は短期間で済み、また、天候に影響されずに製作、施工が行え、製品の品質管理、および施工管理が容易かつ確実になり、また、製作および組付けには、熟練、未熟練を問わず、容易かつ確実に行え、さらには、製作費、工事費、資材費が安価な用途・機能に適する。
図1は本発明のコンクリート躯体の嵩上げブロックの実施形態であり、敷設状態を示す背面図である。 図2は同じく本発明のコンクリート躯体の嵩上げブロックの実施形態を示す拡大背面図である。 図3は同じく図2のA−A拡大断面である。 図4は同じく図2のB−B拡大断面である。 図5は同じく本実施形態を構成する取付板を示す背面図である。 図6は同じく取付板の側面図である。 図7は同じく取付板の平面図である。
符号の説明
1 嵩上げブロック主体
1a 厚肉基端部
1b 薄肉部
2 コンクリート躯体
3 固着手段
4 操作凹部
5 取付板
5a ボルト挿通孔
6 支持杆
7 取付ボルト
8 セメントモルタル
9 粘着テープ
H1 嵩上げ高さ
H2 設置高さ
I インサート
L1 敷設長さ
L2 設置長さ
T1 厚さ
T′1 厚さ
T2 厚さ
T3 厚さ

Claims (6)

  1. (イ)コンクリートにより正面略矩形の嵩上げブロック主体が形成され、該嵩上げブロ
    ック主体は、下端部に既設のコンクリート躯体の上端に載置されて固着される固着手段が、複数個設けられ、
    (ロ)前記固着手段が、
    背面および下面が開設されて前記嵩上げブロック主体の下端に複数個が凹設された操作
    凹部と、
    平面長円形のボルト挿通孔を有し、前記操作凹部に前記コンクリート躯体の上端に重合
    可能に設けられる取付板と、
    前記操作凹部の左右の側壁部内に縦杆部が埋設可能に前記取付板の左右に対向して設け
    られた側面略L形、または側面略コ形の支持杆と、
    前記ボルト挿通孔内に雄ねじ部が挿通されて先端部が前記コンクリート躯体の上端に螺
    入される取付ボルトと、により形成されている、
    (ハ)ことを特徴とするコンクリート躯体の嵩上げブロック。
  2. 前記嵩上げブロック主体が、下端部に前記コンクリート躯体の幅方向の厚さに略等しい
    か、または、前記コンクリート躯体の幅方向の厚さよりも僅かに小寸の、厚さに形成され
    た厚肉基端部と、該厚肉基端部の上側には前記嵩上げブロック主体の大部分を占めて形成
    され、かつ前記厚肉基端部より厚さが薄く、均質の厚みにて形成された薄肉部と、により
    断面略L形に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート躯体の嵩上
    げブロック。
  3. 前記嵩上げブロック主体は、上端部が長手方向に所望の嵩上げ高さにて切断可能に設け
    られていることを特徴としている請求項1、または2に記載のコンクリート躯体の嵩上げ
    ブロック。
  4. 前記嵩上げブロック主体は、長手方向の前端部、または後端部の、少なくとも何れか一
    方が、切断可能に設けられることにより、長さが調整されることを特徴としている請求項
    1〜3の何れかに記載のコンクリート躯体の嵩上げブロック。
  5. 前記嵩上げブロック主体相互は、組付け時に、前記嵩上げブロック主体の対向端相互が
    ゴム製の粘着テープ、又は接着剤を介して接続されることを特徴とする請求項1〜4の何
    れかに記載のコンクリート躯体の嵩上げブロック。
  6. 前記操作凹部が、前記コンクリート躯体の上端に前記嵩上げブロック主体を前記固着手段を用いて固着後に、セメントモルタル、またはアスファルト、樹脂コンクリートの何れかを用いて埋め込まれることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のコンクリート躯体の嵩上げブロック。
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