JP2010264710A - プラスチックボトルの製造方法、ボトル製品の製造方法、およびプラスチックボトルの製造装置 - Google Patents
プラスチックボトルの製造方法、ボトル製品の製造方法、およびプラスチックボトルの製造装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】まずプリフォーム10を準備し、このプリフォーム10を加熱する。次に加熱されたプリフォーム10をブロー成形金型76aを用いてブロー成形し、プラスチックボトル20を作製する。加熱工程の間または加熱工程の後であって、ブロー成形工程の前に、プリフォーム10の所望部分に円周方向に沿って冷却用流体Cを吹き付け、プリフォーム10の前記所望部分の温度を低下させるので、プラスチックボトル20の肉厚を部分的に厚くすることができる。
【選択図】図6
Description
まず、図1によりプリフォームの概要について説明する。
次に、図2乃至図4により上述したプリフォームを用いて作製されるプラスチックボトルおよびボトル製品の構成について説明する。
次に、図5乃至図8を用いてプラスチックボトルの製造装置70の構成について説明する。
次に、本実施の形態によるプラスチックボトルの製造方法について、図5、図9、および図10により述べる。なおここでは便宜上、プリフォーム10として単層からなるプリフォームを用いる場合を例にとって説明する。
次に図11により本実施の形態の変形例について説明する。図11に示す本実施の形態の変形例は、エア吹付装置を、加熱装置とブロー成形装置との間に設ける代わりに、加熱装置内に組み込んだ点が異なるものであり、他の構成は図1乃至図10に示す実施の形態と同一である。図11において、図1乃至図10に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
プリフォーム本体12の外径:φ22.3mm
口部11の内径:φ20.6mm
プリフォーム10の重量:22.7g
射出成形機:IN−90(Kortec社製)
コア層:MXナイロン(登録商標)S6007(三菱ガス化学製)にステアリン酸コバルト(和光純薬製)を混入したもの
加熱装置74によりプリフォーム10を加熱した後、プリフォーム10の特定の部分に円周方向に沿って常温のエアCを吹き付けた。この場合、エア吹付バー81をプリフォーム10から5mmの位置に設置し、プリフォーム10に4.0秒間常温のエアCを吹き付けた。
加熱装置74によりプリフォーム10を加熱した後、プリフォーム10の特定の部分に円周方向に沿って常温のエアCを吹き付けた。この場合、エア吹付バー81をプリフォーム10から30mmの位置に設置し、プリフォーム10に1.0秒間常温のエアCを吹き付けた。
エア吹付バー81によりエアCを吹き付ける代わりに、加熱装置74による加熱の際、冷水を循環させた黒色プレートにより加熱装置74を遮蔽し、プリフォーム10の一部を部分的に覆った。
プラスチックボトル20の全高:132mm
胴部27の胴径:φ66mm
接地面28bの外径:φ45mm
凹部28aの深さ:20mm
この結果、実施例1のプリフォーム10については、エアCを吹き付けた箇所の肉厚が約0.32mmとなり、エアCを吹き付けない場合と比べて肉厚が約0.07mm厚くなった。
また、実施例2のプリフォーム10については、エアCを吹き付けた箇所の肉厚が約0.28mmとなり、エアCを吹き付けない場合と比べて肉厚が約0.03mm厚くなった。
これに対して、比較例1のプリフォーム10については、エアCを吹き付けた箇所の肉厚が約0.26mmとなり、その肉厚に大きな変化が見られなかった。
11 口部
12 プリフォーム本体
20 プラスチックボトル
21 口部
22 ボトル本体
26 肩部
27 胴部
28 底部
40 射出成形装置
60 ボトル製品
70 プラスチックボトルの製造装置
71 供給装置
72 搬送装置
73 搬送マンドレル
74 加熱装置
75 搬送ロータリー
76 ブロー成形装置
76a ブロー成形金型
80 エア吹付装置(冷却用流体吹付装置)
81 エア吹付バー(エア吹付部、冷却用流体吹付バー)
85 エア吹付部(冷却用流体吹付部)
90 無菌充填機
Claims (8)
- プラスチックボトルの製造方法において、
プリフォームを準備する準備工程と、
プリフォームを加熱する加熱工程と、
加熱工程で加熱されたプリフォームをブロー成形金型を用いてブロー成形するブロー成形工程とを備え、
加熱工程の間または加熱工程の後であって、ブロー成形工程の前に、プリフォームの所望部分に円周方向に沿って冷却用流体を吹き付け、プリフォームの前記所望部分の温度を低下させることを特徴とするプラスチックボトルの製造方法。 - 冷却用流体を吹き付ける工程において、互いに高さが異なる2箇所以上の位置から冷却用流体をプリフォームに吹き付けることを特徴とする請求項1記載のプラスチックボトルの製造方法。
- 冷却用流体を吹き付ける工程において、プリフォームをその中心軸に沿って回転させることを特徴とする請求項1または2記載のプラスチックボトルの製造方法。
- 請求項1乃至3のいずれか一項記載のプラスチックボトルの製造方法によりプラスチックボトルを製造する製造工程と、
プラスチックボトル内に内容物を充填する充填工程とを備えたことを特徴とするボトル製品の製造方法。 - プラスチックボトルの製造装置において、
プリフォームを供給する供給装置と、
供給装置から供給されたプリフォームを搬送する搬送装置と、
搬送装置により搬送されるプリフォームを加熱する加熱装置と、
加熱装置により加熱されたプリフォームをブロー成形金型を用いてブロー成形するブロー成形装置とを備え、
加熱装置内に組み込まれるかまたは加熱装置とブロー成形装置との間に配置され、搬送装置により搬送されるプリフォームの所望部分に円周方向に沿って冷却用流体を吹き付け、プリフォームの前記所望部分の温度を低下させる冷却用流体吹付装置が設けられていることを特徴とするプラスチックボトルの製造装置。 - 冷却用流体吹付装置は、互いに高さが異なる2箇所以上の位置から冷却用流体を吹き付ける複数の流体吹付部を有することを特徴とする請求項5記載のプラスチックボトルの製造装置。
- 冷却用流体吹付装置の流体吹付部は、加熱装置とブロー成形装置との間でプリフォームの搬送方向に沿って水平方向に延びる冷却用流体吹付バーからなることを特徴とする請求項6記載のプラスチックボトルの製造装置。
- 加熱装置は上下方向に配置された複数のヒーター部を有し、冷却用流体吹付装置の流体吹付部は、これら複数のヒーター部の間に設けられていることを特徴とする請求項6記載のプラスチックボトルの製造装置。
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