JP2010264519A - 関節機構 - Google Patents

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如洋 山口
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Abstract

【課題】1つの駆動源を動作させることによって2つの自由度を実現することができる関節機構を提供すること。
【解決手段】本発明の関節機構は、少なくとも固定状態となる第1のギア10と、第1のギア10の中心軸方向に第1のギア10と対向して配置され、回転可能とされた第2のギア20と、第2のギア20を回転させる第2のギア用駆動源21と、第1のギア10の中心軸方向と交差する方向に配置された棒状部材50と、棒状部材50とともに棒状部材50を中心軸として回転可能とされ、第1及び第2のギア10,20と噛み合う第3のギア30と、棒状部材50を中心軸として棒状部材50とは独立に回転可能であって、第1及び第2のギア10,20と噛み合う第4のギア40と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明のいくつかの態様は、関節機構に関するものである。
ロボットや産業用生産装置のマニピュレーターなどには、関節を動かすための関節機構が設けられている(例えば特許文献1を参照)。
関節機構を駆動すると、ロボットやマニピュレーターの腕を所望の方向に回転させることができる。
特開2001−150371号公報
しかしながら、従来の関節機構においては、複数の自由度を得るためには、それぞれの自由度に対応する駆動源が必要であった。
本発明のいくつかの態様は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、1つの駆動源によって2つの自由度を得ることができる関節機構を提供することを目的とする。
本発明の関節機構は、少なくとも固定状態となる第1のギアと、前記第1のギアの中心軸方向に前記第1のギアと対向して配置され、回転可能とされた第2のギアと、前記第2のギアを回転させる第2のギア用駆動源と、前記第1のギアの中心軸方向と交差する方向に配置された棒状部材と、前記棒状部材とともに前記棒状部材を中心軸として回転可能とされ、前記第1及び第2のギアと噛み合う第3のギアと、前記棒状部材を中心軸として前記棒状部材とは独立に回転可能であって、前記第1及び第2のギアと噛み合う第4のギアと、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、第2のギアを回転させることによって、棒状部材に固定された第3のギアを回転させ、棒状部材を棒状部材の周方向に回転させることができる。また、第1のギアが固定されているので、第2のギアを回転させると、第3及び第4のギアを、第1のギア及び第2のギアに沿って、第1のギアの中心軸の周りで回転させることができる。
このように、1つの駆動源で、棒状部材を2つの自由度で回転運動させることができる関節機構を提供することができる。
前記第1のギアを回転させる第1のギア用駆動源がさらに設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第1及び第2のギアを同じ方向に回転させることによって、棒状部材を第1のギアの中心軸の周方向にのみ回転させることができる。また、第1のギアと第2のギアとを互いに異なる方向に回転させることによって、棒状部材を棒状部材の周方向にのみ回転させることができる。そして、駆動源によって第1のギアを回転しないように固定させれば、先に記載したように棒状部材を、棒状部材の周方向と、第1のギアの中心軸の周方向の2方向に回転させることができる。これらの場合は、棒状部材は1自由度の回転運動を行う。
このように、第1のギア用駆動源を設けることで、棒状部材の回転運動の自由度を自在に変更し、さまざまな動作を実現することが可能な関節機構を提供することができる。
前記第1のギア用駆動源が、前記第1のギアを固定するブレーキ機構を有していることが好ましい。
この構成によれば、第1のギアを第1のギア用駆動源に固定して回転しないようにすることができるので、第1のギアの固定状態と回転状態とを自在に切り替えることができる。したがって、棒状部材の回転運動の自由度を自在に変更し、さまざまな動作を実現することが可能な関節機構を提供することができる。
前記第1のギアが前記関節機構の外部で固定されていることが好ましい。
この構成によれば、第1のギアが常に固定状態とされるため、第1のギア用駆動源やブレーキ機構などの構成要素を省略することができるので、関節機構を簡素化することができる。
前記第2のギア用駆動源が、前記第2のギアを固定するブレーキ機構を有していることが好ましい。
この構成によれば、第2のギアを駆動源に固定して回転しないようにすることができるので、第2のギアの固定状態と回転状態とを自在に切り替えることができる。したがって、第1のギアの回転状態と固定状態とを組み合わせることによって、棒状部材の回転運動の自由度を自在に変更し、より複雑な動作を実現する関節機構を提供することができる。
関節機構を備えたアームの構成図である。 関節機構の動作を説明する図である。 関節機構の動作を説明する図である。 関節機構の動作を説明する図である。 関節機構の動作を説明する図である。 ギアの回転と前腕部の運動とを対応させる図である。
以下、図面を用いて本発明のいくつかの態様に係る関節機構について説明する。
なお、本実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、図面を見やすくするために実際の構成とは適宜異ならせている。
図1は、本発明の関節機構100を備えたアーム200を模式的に示す構成図である。図1では、関節機構100の構造を見やすくするために、各構成部材を引き離して表示しているが、実際にはギア同士が噛み合っている。
アーム200は、関節機構100と、上腕部(関節機構の外部)110と、前腕部120とからなる。関節機構100は、上腕部110と前腕部120との間に設けられ、関節機構100を駆動させることによって前腕部120を回転運動させる。
関節機構100は、図1に示すように、第1のギア10と、第2のギア20と、第3のギア30と、第4のギア40と、棒状部材50とを有している。
第1のギア10と第2のギア20は、第1のギアの中心軸方向(図示でX軸方向)に互いに対向して配置されている。第1のギア10は、軸12を介してモーター11(第1のギア用駆動源)と繋がり、第2のギア20は、軸22を介してモーター21(第2のギア用駆動源)と繋がっている。モーター11,21のうち、少なくともモーター11が上腕部110に設けられ、関節機構100と上腕部110とが接続されている。第1のギア10及び第2のギア20は、モーター11,21を駆動させることによってX軸の周り(周方向)に回転する。
モーター11はブレーキ機構(図示は省略)を有し、ブレーキ機構で軸12を固定することによって第1のギア10が回転しないようにすることができる。ブレーキ機構は、電源のオン、オフに応じて、軸12を回転自在な状態と固定状態とで切り替える。
同様に、モーター21はブレーキ機構(図示は省略)を有し、ブレーキ機構で軸22を固定することによって第2のギア20が回転しないようにすることができる。ブレーキ機構は、電源のオン、オフに応じて、軸22を回転自在な状態と固定状態とで切り替える。
ブレーキ機構としては、例えば、無励磁作動形や励磁作動形の電磁ブレーキを挙げることができる。無励磁作動形の電磁ブレーキは、オン状態で軸を開放して回転自在な状態とし、オフ状態で軸を固定状態とする。これに対して、励磁作動形の電磁ブレーキは、オン状態で軸を固定状態とし、オフ状態で軸を開放して回転自在な状態とする。
棒状部材50は、図1に示すように、軸51と、軸51の先端に接続された前腕接続部52とからなる。棒状部材50は、第1のギア10の中心軸(X軸)方向および第2のギア20の中心軸(X軸)方向と直交(交差)して配置されており、前腕接続部52においてアーム200の前腕部120と接続されている。
第3のギア30は、棒状部材50の軸51を中心軸とし第1のギア10及び第2のギア20と噛み合って配置されている。第3のギア30は軸51に固定されており、軸51とともに回転する。
第4のギア40は、棒状部材50の軸51を中心軸とし、第1のギア10及び第2のギア20と噛み合って配置されている。第4のギア40は軸51に固定されておらず、軸51と独立して軸51の周方向に回転可能である。ただし、第4のギア40は、棒状部材50の軸方向には移動しないようになっている。
本実施形態では、棒状部材50の中心軸をY軸と規定し、第1のギア10の中心軸(X軸)の周りの回転方向、及びY軸の周りの回転方向を以下のように規定する。
図1において、第1のギア10から第2のギア20を見て、時計回りに回転する方向をX1方向と規定し、反時計回りに回転する方向をX2方向と規定する。
図1において、第4のギア40から第3のギア30を見て、時計回りに回転する方向をY1方向と規定し、反時計回りに回転する方向をY2方向と規定する。
次に、本実施形態の関節機構100の動作について説明する。図2〜図5は、関節機構100の回転運動の例を示す図である。
はじめに、図2は、第1のギア10及び第2のギア20を互いに同じ方向に回転させた例を示している。まず、第1のギア10及び第2のギア20をX1方向に回転させた場合について説明する。この場合、第1のギア10及び第2のギア20は、第3のギア30及び第4のギア40に対してY軸を中心軸とする回転力を互いに反対方向に与える。
具体的には、第3のギア30に対して、第1のギア10はY1方向の回転力を与え、第2のギア20はY2方向の回転力を与える。また、第4のギア40に対して、第1のギア10はY2方向の回転力を与え、第2のギア20はY1方向の回転力を与える。
このように、第3のギア30及び第4のギア40に、Y1方向の回転力とY2方向の回転力とが同時に与えられるためY軸の周りには回転しない。
一方、第3のギア30及び第4のギア40には、第1のギア10及び第2のギア20と噛み合う面でX1方向への回転力が働く。これによって、第3のギア30及び第4のギア40は、第1のギア10及び第2のギア20に沿ってX軸の周りをX1方向に回転する。
これにともない、棒状部材50(前腕部120)は実線の矢印で示したX1方向に回転する。
また、第1のギア10及び第2のギア20をX2方向に回転させた場合について簡単に説明する。この場合にも、第1のギア10及び第2のギア20は、第3のギア30及び第4のギア40に対してY軸の周りを互いに反対方向に回転させようとする回転力を与えるため、第3のギア30及び第4のギア40はY軸の周りには回転しない。
一方、第3のギア30及び第4のギア40には、第1のギア10及び第2のギア20と噛み合う面でX2方向への回転力が働く。これによって、第3のギア30及び第4のギア40は、第1のギア10及び第2のギア20に沿ってX軸の周りをX2方向に回転する。
これにともない、棒状部材50(前腕部120)は破線の矢印で示したX2方向に回転する。
次に、図3について説明する。図3は、第1のギア10及び第2のギア20を互いに反対方向に回転させた例を示している。
まず、第1のギア10をX1方向に回転させ、第2のギアをX2方向に回転させた場合について説明する。この場合には、第3のギア30はY1方向に回転し、第4のギア40はY2方向に回転する。第4のギア40は軸51に対して回転自在に設けられているので、棒状部材50(前腕部120)は、第3のギア30の回転によって実線の矢印で示したY1方向に回転する。
一方、第3のギア30及び第4のギア40がY軸を中心軸として回転するため、第3のギア30及び第4のギア40をX軸の周りで回転させる力は働かない。
また、第1のギア10をX2方向に回転させ、第2のギア20をX1方向に回転させた場合には、第3のギア30はY2方向に回転し、第4のギア40はY1方向に回転するので、棒状部材50(前腕部120)は、第3のギア30の回転によって破線の矢印で示したY2方向に回転する。
この場合にも、第3のギア30及び第4のギア40がY軸を中心軸として回転するため、第3のギア30及び第4のギア40をX軸の周りで回転させる力は働かない。
次に、図4について説明する。図4は、第1のギア10を回転させないように固定させた例を示している。
まず、第1のギア10を固定し、第2のギア20をX2方向に回転させた場合について説明する。この場合には、第2のギア20は、第3のギア30にY1方向の回転力を与え、第4のギア40にY2方向の回転力を与える。ところが、第1のギア10が固定されているため、第3のギア30及び第4のギア40はその場で回転することができない。このため、第3のギア30及び第4のギア40は、第1のギア10及び第2のギア20に沿ってX2方向に回転しながらY軸を中心軸として回転する。
これにより、棒状部材50(前腕部120)では、実線の矢印で示したように、X2方向に回転しながらY1方向に回転するという、2種類の回転運動が同時に実行される。
また、第1のギア10を固定し、第2のギア20をX1方向に回転させた場合には、第2のギア20は、第3のギア30にY2方向の回転力を与え、第4のギア40にY1方向の回転力を与える。そうすると、第3のギア30及び第4のギア40は、第1のギア10及び第2のギア20に沿ってX1方向に回転しながらY軸を中心軸として回転する。
これにより、棒状部材50(前腕部120)では、破線の矢印で示したように、X1方向に回転しながらY2方向に回転するという、2種類の回転運動が同時に実行される。
次に、図5について説明する。図5では、第2のギア20を回転させないように固定させた例を示している。
まず、第1のギア10をX1方向に回転させ、第2のギア20を固定した場合について説明する。この場合には、第1のギア10は、第3のギア30にY1方向の回転力を与え、第4のギア40にY2方向の回転力を与える。ところが、第2のギア20が固定されているので、第3のギア3及び第4のギア40は、その場で回転することができない。このため、第3のギア30及び第4のギア40は、第1のギア10及び第2のギア20に沿ってX1方向に回転しながらY軸を中心軸として回転する。
これにより、棒状部材50(前腕部120)では、実線の矢印で示したように、X1方向に回転しながらY1方向に回転するという2種類の回転運動が実行される。
また、第1のギア10をX2方向に回転させ、第2のギア20を固定した場合には、第1のギア10は、第3のギア30にY2方向の回転力を与え、第4のギア40にY1方向の回転力を与える。そうすると、第3のギア30及び第4のギア40は、第1のギア10及び第2のギア20に沿ってX2方向に回転しながらY軸を中心軸として回転する。
これにより、棒状部材50(前腕部120)では、破線の矢印で示したように、X2方向に回転しながらY2方向に回転するという、2種類の回転運動が同時に実行される。
上述した棒状部材50の回転運動の一覧を図6にまとめて表示する。図6では、縦方向に第1のギア10の回転方向X1,X2,及び固定状態を示し、横方向に第2のギア20の回転方向X1,X2,及び固定状態を示しており、第1及び第2のギア10,20のそれぞれの回転と棒状部材50(前腕部120)の回転運動とを対応させたものである。図6では、棒状部材50の回転を、X軸周りの回転とY軸周りの回転とに分け、横軸に示した「X」,「Y」の欄にそれぞれ表示している。また、図6において「−」で示された箇所は、その軸の周りの回転運動が起こらない場合を示している。
図6に示した棒状部材50の回転運動について具体的に説明する。第1のギア10及び第2のギア20がX1方向に回転する場合には、棒状部材50(前腕部120)は、X軸周りにX1方向に回転し、Y軸周りに回転しないことを示している。したがって、この場合には、1自由度の回転運動が実行される。
次に、第1のギア10を固定し、第2のギア20をX1方向に回転させた場合には、棒状部材50(前腕部120)は、X軸周りにX1方向に回転し、Y軸周りにY2方向に回転することを示している。したがって、この場合には、2自由度の回転運動が実行される。
図6に示すように、第1のギア10及び第2のギア20の回転運動の組み合わせによって、棒状部材50(前腕部120)では、4種類の1自由度の回転運動及び4種類の2自由度の回転運動が実行される。
このような構成を備えた関節機構100によれば、以下の効果を得ることができる。
まず、モーター11のブレーキ機構によって第1のギア10を固定し、第2のギア20をX1方向に回転させると、第3のギア30及び第4のギア40を、第1のギア10及び第2のギア20に沿ってX1方向に回転させつつY軸の周り、すなわち棒状部材50の軸の周りを回転させることができる。
そして、モーター11のブレーキ機構によって第1のギア10を固定し、第2のギア20をX2方向に回転させた場合には、第3のギア30及び第4のギア40を、第1のギア10及び第2のギア20に沿ってX1方向に回転させつつY軸の周りを回転させることができる。
このように、本実施形態では、モーター10のブレーキ機構によって第1のギア10が回転しないように固定し、1つのモーター(駆動源)21によって第2のギア20のみを駆動した場合には、棒状部材50(前腕部120)に対して、X軸周り及びY軸周りの回転運動を同時に実行させた、2自由度の回転運動を実現することができる。
また、第1のギア10及び第2のギア20をX軸周りに同方向に回転させると、棒状部材50をX軸周りのみに回転させることができ、第1のギア10及び第2のギア20をX軸周りに互いに反対方向に回転させると、棒状部材50をY軸周りにのみ回転させることができる。
このように、本実施形態では、両方のモーター11,21を駆動させることによって、1自由度の回転運動を実現することができる。
また、モーター11,21にブレーキ機構を有することによって、第1のギア10、及び第2のギア20をモーター11,21に固定して回転しないようにすることができるので、第1のギア10、及び第2のギア20の固定状態と回転状態とを自在に切り替えることができる。
また、第1のギア10の回転運動及び第2のギア20の回転運動の組み合わせによって、棒状部材50(前腕部120)に対して、4種類の1自由度の回転運動及び4自由度の回転運動を実現することができるので、少ない構成要素で複雑な動作を実現させることができる。
なお、モーター11を省略し、関節機構100の外部である上腕部110に第1のギア10が固定された構成としてもよい。
この場合には、第1のギア10は常に固定された状態となるため、第1のギア10及び第2のギア20の両方を同時に回転させることはできないが、第2のギア20のみを回転させることによって、棒状部材50に対して2自由度の回転運動を実現することができる。また、関節機構100の構成が簡略化され、関節機構100を軽量化することができるとともに、製造コストを削減することができる。
また、これとは逆に、第2のギア20が上腕部110に固定された構成としてもよい。この場合には、第1のギア10のみを回転させることによって、棒状部材50に対して2自由度の回転運動を実現することができる。
なお、上記実施形態では、上腕部110と前腕部120とが関節機構100を介して接続された構成について説明したが、これ以外にも、アーム200を柔軟な材質で構成し、アーム200の中に本発明の関節機構を埋め込んだ構成としてもよい。このような構成とすれば、外見からは関節機構100が隠れて見えなくなるため、上腕部110と前腕部120とが繋がって見える。そうすると、関節機構100によって前腕部110(棒状部材50)を回転運動させたときに、上腕部110と前腕部120とが連携して、例えば人の腕や足などの関節のような、自然な動作を実現することができる。
なお、上記実施形態では、アーム200が上腕部110と前腕部120とからなり、上腕部110と前腕部120との間に関節機構100が設けられた例について説明したが、アームが腕部110及び関節機構100のみを備え、関節機構100がロボット本体(図示は省略)と繋がった構成とされていてもよい。このような構成であっても、関節機構100によって前腕部120(棒状部材50)に対して2自由度の回転運動を実現することができる。また、上腕部に係る構成要素を省略することができるので、アームを軽量化することができるとともに製造コストを低減することができる。
本発明のいくつかの態様に係る関節機構100は、歩行ロボット、産業用製造装置のマニピュレーターなどの各種ロボットの関節部に好適に用いることができる。
10…第1のギア、11…モーター(第1のギア用駆動源)、20…第2のギア、21…モーター(第2のギア用駆動源)、30…第3のギア、40…第4のギア、50…棒状部材、100…関節機構、110…上腕部(関節機構の外部)、120…前腕部、200…アーム

Claims (5)

  1. 少なくとも固定状態となる第1のギアと、
    前記第1のギアの中心軸方向に前記第1のギアと対向して配置され、回転可能とされた第2のギアと、
    前記第2のギアを回転させる第2のギア用駆動源と、
    前記第1のギアの中心軸方向と交差する方向に配置された棒状部材と、
    前記棒状部材とともに前記棒状部材を中心軸として回転可能とされ、前記第1及び第2のギアと噛み合う第3のギアと、
    前記棒状部材を中心軸として前記棒状部材とは独立に回転可能であって、前記第1及び第2のギアと噛み合う第4のギアと、
    を備えていることを特徴とする関節機構。
  2. 前記第1のギアを回転させる第1のギア用駆動源がさらに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の関節機構。
  3. 前記第1のギア用駆動源が前記第1のギアを固定させるブレーキ機構を有していることを特徴とする請求項2に記載の関節機構。
  4. 前記第1のギアが前記関節機構の外部で固定されていることを特徴とする請求項1に記載の関節機構。
  5. 前記第2のギア用駆動源が、前記第2のギアを固定させるブレーキ機構を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の関節機構。
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