JP2004017266A - パラレルリンクマニピュレータ - Google Patents

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Yasukazu Fujimoto
藤本 靖一
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Abstract

【課題】可動範囲の大きいパラレルリンクマニピュレータを提供する。
【解決手段】第1部材1側にボールねじ6を固定し、その出力軸6aに球面継手7を介してリンク8を接続し、リンク8の他端に球面継手9を介して第2部材を接続する。また、第1部材から第2部材に至る途中の位置で、かつ、リンク8等の可動領域より内側に配置された球面軸受11を第3部材として、これによって、第1部材1と第2部材2とを相互に支持する構成とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばヒューマノイド型ロボットの関節機構に使用される駆動装置に関し、特にパラレルリンクマニピュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特許番号第2569278号に記載されたパラレルリンクマニピュレータでは、図4に示すように、XY平面上にある第1部材101と、ここからZ軸方向に離れた第2部材102とが、非伸縮の拘束リンク103と、伸縮可能な3つのアクチュエータ104とによって連結されている。また、各接続点の関節105,106,107,108は、アクチュエータ104の両端(関節105,106)で合計5自由度以上(各々2自由度以上)、拘束リンク103の両端(関節107,108)が合計3自由度又は4自由度となっている。各アクチュエータ104を伸縮させることにより、第1部材101に対して第2部材102を、任意の方向に傾けることができる。また、例えばZ軸周りに、第2部材102を捻ることもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のパラレルリンクマニピュレータでは、主としてアクチュエータ104の伸縮限界によって第2部材102の可動範囲が制限される。このため、第1部材101に対する第2部材102の可動範囲、すなわち、関節としての可動範囲を大きくとることができなかった。このことは、当該従来技術に限らず、パラレルリンクマニピュレータに固有の弱点として知られていることでもあった。
【0004】
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、可動範囲の大きいパラレルリンクマニピュレータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、伸縮可能な複数の伸縮連結手段によって第1部材と第2部材とを相互に連結して成るパラレルリンクマニピュレータにおいて、前記第1部材から前記第2部材に至る途中の位置に配置され、かつ、前記複数の伸縮連結手段の可動領域より内側に配置された球面関節を運動中心として、前記第1部材と前記第2部材とを相互に支持する第3部材を設けたものである(請求項1)。
上記のように構成されたパラレルリンクマニピュレータでは、第1部材から第2部材へ至る途中の位置で、複数の伸縮連結手段の可動領域より内側に配置された球面関節の存在によって、第2部材の動作半径が伸縮連結手段の長さより短くなる。
【0006】
また、上記パラレルリンクマニピュレータ(請求項1)において、複数の伸縮連結手段は、第1部材及び第2部材のいずれか一方に並設して固定された複数の直動アクチュエータと、その直動部に関節を介してそれぞれ接続されたリンクとを含むものであってもよい(請求項2)。
この場合、直動アクチュエータにおける直動部の進退動作によって、これに接続されたリンクと共に、伸縮連結構造が形成される。このような構造は簡素であり、また、直動アクチュエータは固定することができる。
【0007】
また、上記パラレルリンクマニピュレータ(請求項2)において、直動アクチュエータの直動部及びリンクは、球面関節に対して常に凸包を形成するものであってもよい(請求項3)。
この場合、直動アクチュエータの直動部及びリンクが3次元空間に形成する凸図形の内部に常に球面関節が含まれる(凸包を形成する)ので、リンクと球面関節との干渉が排除される。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態によるパラレルリンクマニピュレータの基本的な構成を示す斜視図である。この装置は、第1部材1に対して第2部材2を(又はその逆も可能)、人の関節のような関係で動かすためのものであり、例えばヒューマノイド型ロボットのアームとして用いられる。
図において、第1部材1は、円筒缶状の基部1aと、その上に一体に形成された円錐状の支持部1bとを備えたものである。支持部1bの頂部には、円盤状の端板部10が設けられているが、これは、後述の第3部材に属する。この第1部材1は、図示のXYZ直交座標においてZ方向をアーム軸方向とし、基部1aの底面がXY平面上にあるアームである。
【0009】
上記第1部材1の内部には、3個のモータ4が設けられ、各モータ4の回転軸(図示せず。)には減速機5を介してボールねじ6が接続されている。これらモータ4、減速機5及びボールねじ6は、全体として、第1部材1に固定された「直動アクチュエータ」を構成している。3個のボールねじ6の出力軸6aは、第1部材1のアーム軸(Z軸)に対して同一半径上に配置され、周方向に120度間隔で並んで配置されている。また、上記直動アクチュエータの直動部としての出力軸6aは、Z方向に進退動作する。
【0010】
上記ボールねじ6の上端は、第1部材1の支持部1bに設けられた孔1b1から露出しており、従って、出力軸6aは自由にZ方向に進退動作を行うことができる。各出力軸6aの先端には関節としての球面継手7を介してリンク8の一端が接続されている。また、リンク8の他端は、同様の球面継手9を介して第2部材2に接続されている。球面継手9は、第2部材2の底面側の外周近傍に取り付けられている。
上記モータ4、減速機5、ボールねじ6、球面継手7、リンク8及び球面継手9は、第1部材1と第2部材2とを相互に連結する伸縮可能な3組の伸縮連結手段を構成している。なお、3組の構成部材はすべて共通の構成及びディメンジョンであり、リンク8の長さも同じである。
【0011】
一方、上記端板部10の中心には「球面関節」としての球面軸受11が設けられており、ボール11aに接続された支軸12の端部に第2部材2が取り付けられている。この支軸12は第2部材2のアーム軸と同軸に設けられている。上記端板部10、球面軸受11及び支軸12は、第1部材と第2部材とを相互に3自由度の関係で支持する第3部材3としての機能を有する。また、この第3部材3は、Z方向において第1部材1から第2部材2へ至る途中の位置に配置されている。このように支持された第2部材2は、球面軸受11を運動中心とする精度の高い首振り動作を行い、第2部材2上の任意の点における軌道の精度も高い。
【0012】
図2は、上記のパラレルリンクマニピュレータを側面から見た図である。図は、第1部材1及び第2部材2のアーム軸方向が一致している状態を示している。第2部材2は、球面軸受11を中心として、支軸12の長さによる規制範囲内で、かつ、支持部1b及び端板部10と干渉しない範囲内で、任意の向きに首振り可能である。また、直動部である出力軸6aの進退動作により、リンク8等を介して第2部材2は、第1部材1に対して駆動される。ここで、球面軸受11は、3組の伸縮連結手段の可動領域(可動部分が存在し得る空間領域)より常に内側にある。また、図2のリンク8の両端の球面継手7,9の中心位置をB,Eとし、球面軸受11の中心位置をGとするとき、Z方向において球面軸受11が第1部材1と第2部材2との間にあることによって、三角形BEGの辺BEより辺GEの方が短く、球面継手9は、この短い辺GEを動作半径とした軌道(曲面)上を図示のように移動するため、首振り可能な角度が大きくなる。すなわち、第2部材2の可動範囲が広くなる。
【0013】
なお、減速機5からボールねじ6、球面継手7及びリンク8へ至る配置は、球面軸受11に対して常に凸包を形成する。従って、リンク8と球面軸受11との干渉を排除し、第2部材2の可動範囲を広く確保する設計が可能になる。
【0014】
上記のように構成されたパラレルリンクマニピュレータにおいて、モータ4を回転させると、減速機5によって一定比で減速された回転がボールねじ6により出力軸6aの移動として出力される。従って、モータ4の回転量及び回転方向に応じて、出力軸6aが移動する。3つのモータ4の回転量及び回転方向をそれぞれ制御することにより、3つの出力軸6aの先端にそれぞれ接続された球面継手7の中心位置を、Z方向において所定範囲(直動限界範囲)で任意の位置に移動させることができる。ここで、図1に示すように、3つの球面継手7の中心位置をA,B,Cとし、第2部材2側の3つの球面継手9の位置をD,E,Fとするとき、三角形ABCの平面と、三角形DEFの平面とは、1対1の対応関係にある。従って、モータ4を制御して三角形ABCの各頂点のZ座標を決定することにより、図3に示すように、第2部材2に対して、所望の極角θ、方位角ψ及びアーム軸周り角αを与えることができる。
【0015】
上記実施形態の伸縮連結手段は、出力軸6aのZ方向への移動によって、これに接続されたリンク8と共に、伸縮連結構造を形成するものである。このような構造は、リンク8の方向に直接伸縮させる構造に比べて簡素である。また、モータ4、減速機5、ボールねじ6は固定されているため、支持構造が簡単である。しかも、固定されていることにより、大きな出力が要求される場合にも好適である。
【0016】
なお、上記実施形態では、伸縮連結手段の個数は3であるが、4個若しくはそれ以上設けることも可能である。
また、上記の伸縮連結手段に代えて、リニアモータを用いて人間の筋肉のように伸縮する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態とは逆に、モータ4からボールねじ6までを、第2部材2側に設けることも可能である。
【0017】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明は以下の効果を奏する。
請求項1のパラレルリンクマニピュレータによれば、第1部材から第2部材へ至る途中の位置で、複数の伸縮連結手段の可動領域より内側に配置された球面関節の存在によって、第2部材の動作半径が伸縮連結手段の長さより短くなり、これによって、第1部材に対しての第2部材の可動範囲が広くなる。
【0018】
請求項2のパラレルリンクマニピュレータによれば、伸縮連結構造が簡素である。また、直動アクチュエータは固定されているため、支持構造が簡単である。しかも、固定されていることにより、大きな出力が要求される場合にも好適である。
【0019】
請求項3のパラレルリンクマニピュレータによれば、リンクと球面関節との干渉が排除され、第1部材に対する第2部材の可動範囲を広く確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるパラレルリンクマニピュレータを示す斜視図である。
【図2】図1のパラレルリンクマニピュレータを側面から見た図である。
【図3】図1のパラレルリンクマニピュレータの一部をXYZ直交座標上で示す図である。
【図4】従来のパラレルリンクマニピュレータを示す斜視図である。
【符号の説明】
1  第1部材
2  第2部材
3  第3部材
4  モータ
5  減速機
6  ボールねじ
7  球面継手(関節)
8  リンク
9  球面継手(関節)
10  端板部
11  球面軸受(球面関節)
12  支軸

Claims (3)

  1. 伸縮可能な複数の伸縮連結手段によって第1部材と第2部材とを相互に連結して成るパラレルリンクマニピュレータにおいて、
    前記第1部材から前記第2部材に至る途中の位置に配置され、かつ、前記複数の伸縮連結手段の可動領域より内側に配置された球面関節を運動中心として、前記第1部材と前記第2部材とを相互に支持する第3部材を設けたことを特徴とするパラレルリンクマニピュレータ。
  2. 前記複数の伸縮連結手段は、前記第1部材及び第2部材のいずれか一方に並設して固定された複数の直動アクチュエータと、その直動部に関節を介してそれぞれ接続されたリンクとを含む請求項1記載のパラレルリンクマニピュレータ。
  3. 前記直動アクチュエータの直動部及び前記リンクは、前記球面関節に対して常に凸包を形成する請求項2記載のパラレルリンクマニピュレータ。
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