JP2010263362A - スピーカー - Google Patents

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Abstract

【課題】振動系の往復運動における制約を低減させて音質の劣化を防止する。
【解決手段】スピーカー1は、ケース2に磁石12,14を固定させることで磁気回路を形成しており、ボイスコイル33が設けられたボイスコイルボビン31が磁石12,14を覆うように挿入されている。ボイスコイルボビン31の背面側の外周には、ボイスコイル33を挟むように一対の振動制御部材34,35が配置されている。ボイスコイル33は、磁束集中部18に挿入されており、ここに磁性流体20Aが注入されている。ボイスコイルボビン31に固定された振動板32の外周は磁性流体20Bを介してケース2に移動自在に支持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声再生用のスピーカーに関する。さらに詳しくは、磁性流体を用い、エッジレス・ダンパーレス構造を有するダイナミック型のスピーカーに関する。
音声再生用のスピーカーとしては、磁束集中部に配置されたボイスコイルに電流を流し、振動板を振動させることで音声を再生するダイナミック型スピーカーが知られている。この種のダイナミック型スピーカーは、エッジとダンパーにより振動板及びボイスコイルボビンを支える構造になっている。
ここで、ダンパーは、振動板及びボイスコイル並びにボイスコイルボビンを含む振動系が磁気回路壁と接触せずに、正確に往復運動するように支持する役割を有する。さらに、ダンパーは、ボイスコイルの振動の中心と磁束集中部の中心を合致させ、振動系の慣性を抑える(制動・ダンプする)役割も担っている。
また、エッジは、ダンパーと同様の役割を有すると共に、振動板の表側と裏側に放射される逆相の音波が互いに干渉しないように音波を遮断する役割を有する。
エッジとダンパーは、振動方向の軸上で異なった位置に存在する。したがって、振動系は2点で支えられることになり、その動きが確実に制御される。その結果、ボイスコイルは狭小な磁束集中部中を磁気回路壁に接触すること無く往復運動することが可能となる。
このような役割を果たすため、ダンパー及びエッジはより強い制御力を有することが望ましい。その一方で、電気信号を忠実に音波に変換するというスピーカー本来の目的においては、その制御力が足かせとなり、再生音の歪みにつながる。さらに、エッジ及びダンパーは、それ自体が固有振動を持つため、エッジ及びダンパーが振動することにより、不要な音波、すなわち歪みが生じて再生音を濁すことがある。そこで、従来のスピーカーには、ボイスコイルの配置位置の磁束集中部に磁性流体を注入し、磁性流体を介して振動系を支持することで再生音の歪みを抑制するように構成していた。
特開2006−5852号公報
しかしながら、従来のスピーカーでは、エッジがフレームに機械的に連結された構成を有するので、振動系の往復運動における制約を充分に減少させることはできなかった。このため、再生音の歪を除去してさらに高品質な音声を再生できるスピーカーの開発が望まれていた。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、振動系の往復運動における制約を低減させて音質の劣化を防止することを主な目的とする。
本願の一観点によれば、磁性材料からなるケースと磁石を含んで構成される磁気回路と、前記ケースの前面側の開口部に往復移動自在に挿入される振動板と、前記振動板が固定され、前記ケース内に挿入されると共に、電気信号が入力されるボイスコイルが巻装されたボイスコイルボビンと、前記振動板が移動する方向において前記ボイスコイルを挟んで
配置され、非磁性体からなる一対の振動制御部材と、前記磁石と前記ケースとの間に形成される第1の磁束集中部に注入され、前記ボイスコイルと、前記振動制御部材の一部が浸漬させられる第1の磁性流体と、前記振動板と前記ケースとの間に形成される第2の磁束集中部に配置された第2の磁性流体と、を含むことを特徴とするスピーカーが提供される。
また、本発明の別の観点によれば、請求項1に記載のスピーカーにおいて、前記一対の振動制御部材は、前記ボイスコイルの背面側に配置された第1の振動制御部材と、前記ボイスコイルの前面側に配置された第2の振動制御部材であり、前記第1の振動制御部材の前面側の一部が前記第1の磁性流体に挿入され、前記第2の振動制御部材の背面側の一部が前記第1の磁性流体に挿入されていることを特徴とするスピーカーが提供される。
また、本発明の別の観点によれば、請求項1又は請求項2に記載のスピーカーにおいて、前記磁石は、前記ケースに固定される第1の磁石と、前記第1の磁石に磁性体を介して取り付けられた第2の磁石とを有し、前記第1の磁石と前記第2の磁石は対向する面のそれぞれが同じ磁極になるように配置されており、前記磁性体と前記ケースの間に前記第1の磁束集中部が形成されることを特徴とする。
また、本発明の別の観点によれば、請求項3に記載のスピーカーにおいて、前記第2の磁石は、前記第1の磁石より前記振動板に近い前面側に配置されており、前記第2の磁石の前面側の端部と前記ボイスコイルボビンの内周面との間のギャップを埋める第3の磁性流体を有することを特徴とする。
本発明によれば、振動系がスピーカーの前面側と背面側のそれぞれにおいて磁性流体で支持されるようになるので、振動系の移動に対する制約が低減され、再生音の歪が抑制される。
図1は、本発明の実施の形態に係るスピーカーの構成を示す断面図である。 図2は、図1のI−I線に沿った断面図である。 図3は、図1の一部を拡大した図であって、第1の磁束集中部の周囲の構成を示す図である。 図4は、スピーカーの変形例を示す断面図である。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において、高温の音声が出力される側を前面とし、その反対側を背面として説明する。
図1に本実施の形態に係るスピーカーの断面図を示す。スピーカー1は、ケース2を有し、ケース2内に振動系3が振動可能に支持されている。ケース2は、鉄などの磁性材料から製造されており、ヨークとして機能として機能する。ケース2の前面2Aには、略円形の開口部4が形成されており、開口部4の内周面は、断面視で内側に凸と曲面部4Aを有する。図1及び図2に示すように、ケース2内は、中央に凹部2Bが形成されている。さらに、凹部2Bの周囲には複数の孔5,6が形成されている。これら孔5,6は、凹部2Bの中心と一致する軸線m1から一定の距離の円周上に所定の間隔、例えば等間隔で配置されており、ケース2内とケース2の背面2Cを連通させている。これら孔5,6は、空気抜きやケーブルを通すために用いられる。
ケース2内には、マグネットユニット11が収容されている。マグネットユニット11
は、凹部2Bに挿入される第1の磁石12と、第1の磁石12の前面に挿入板13を介して連結された第2の磁石14とを有する。第1の磁石12は、凹部2Bの中央に形成された孔15を利用してケース2に固定されており、その外径は凹部2Bの内径よりも小さい。さらに、第1の磁石12の軸線m1に沿った長さは、凹部2Bの軸線m1に沿った長さより短い。
この実施の形態において、第1の磁石12は、背面側にN極が、前面側にS極がそれぞれ配置されるようにケース2に固定されている。第2の磁石14は、第1の磁石12と略同じ外径を有し、背面側が第1の磁石12の前面側と同じ極性を持つように配置されている。即ち、この実施の形態では、第2の磁石14の背面がS極に、前面がN極になっている。
第1、第2の磁石12,14には、永久磁石、例えば磁束密度が高く、非常に強い磁力を持つネオジムを用いた磁石が用いられている。なお、第1、第2の磁石12,14に挟まれるように密着させられている挿入板13は、例えば、鉄などの磁性体材料から製造されている。2つの磁石12,14が同じ極が対向するように配置されていることから、挿入板13は2つの磁石12,14の互いに近接して配置された磁極と同じ1種類の磁極に強く励磁される。例えば、第1、第2の磁石12,14がS極を対向させている場合、挿入板13もS極に励磁される。そして、このように励磁された挿入板13と、第1の磁石12と背面側で密着しているケース2との間、より具体的には挿入板13の外周面とケース2の凹部2Bの内周面との間に第1の磁束集中部18が形成される。
振動系3は、ケース2内に着脱自在に挿入されるボイスコイルボビン31と、ボイスコイルボビン31の前面側の先端部に取り付けられた振動板32とを含んで構成されている。
ボイスコイルボビン31は、円筒形状を有し、その外径は、ケース2の凹部2Bの内径より小さい。さらに、その内径は、マグネットユニット11の外径より大きい。ボイルコイルボビン31の背面側の端部の外周には、ボイスコイル33が巻装されている。ボイスコイル33は、導線を隙間なくボイルコイルボビン31の外周に巻き回すことで形成されている。ボイスコイル33の導線は、図示を省略するアンプに電気的に接続される。さらに、ボイルコイルボビン31の外周には、ボイスコイル33を挟むように一対の振動制御部材34,35が取り付けられている。振動制御部材34,35は、非磁性材料からなり、軸線方向でボイルコイル33との間に隙間ができないように密着させてある。一対の振動制御部材34,35の外径は、ボイルコイル33の外径より大きく、ケース2の凹部2Bの内径より小さい。このため、図3に示すように、各振動制御部材34,35とボイスコイル33の境界には段差が生じている。なお、図3において、ボイスコイル33は、導線を1重に巻き回した構成になっているが、2重以上に導線を巻き回しても良い。
ここで、ケース2と挿入板13との間に形成される第1の磁束集中部18には、磁性流体20A(第1の磁性流体)が注入され、保持されている。磁性流体20Aは、ボイルコイル33の全体及び一対の振動制御部材34,35の一部を浸漬できる量が注入されている。具体的には、第1の振動制御部材34は、ボイスコイル33の背面側に配置され、その前面側の一部が第2の方向d2、つまりケース2の背面2C側から前面2A側に向けて磁性流体20Aに挿入されている。第2の振動制御部材35は、ボイスコイル33の前面側に配置され、その背面側の一部が第1の方向d1、つまりケース2の前面2A側から背面2C側に向けて磁性流体20Aに挿入されている。これにより、このスピーカー1には、第1の磁石11のN極から、ケース2を通って、磁性流体20A、挿入板14を経て第1の磁石11のS極に戻る第1の磁気回路が形成される。
さらに、ボイルコイルボビン31の前面側である一方の端部に振動板3が固定されている。この前面側の端部において、振動板3の取り付け位置より背面側には、孔36が少な
くとも1つ形成されている。この孔36は、振動系3を往復移動させるときの空気抜きとして使用される。
振動板32は、軸線m1を中心にして前面に向かって径が増大するコーン形状を有し、中央の開口が前面に向かって突となるドーム状のセンターキャップ32Aで閉鎖されている。さらに、振動板32の外周は、軸線に平行に、かつ背面に向けて折り返されている。折り返された端部32Bは、ケース2の曲面部4Aと軸線方向で少なくとも一部が重なるように配置されている。この実施の形態で、振動板32は、アルミニウムやマグネシウムなどの非磁性材料から製造されている。なお、マグネットユニット11によって、ケース2の前面2Aの曲面部4Aには、第2の磁束集中部21が形成される。第2の磁束集中部21は、曲面部4Aと振動体32の端部32Bが対向する位置に形成されている。
ここで、振動板32とケース2の間の第2の磁束集中部21には、磁性流体20B(第2の磁性流体)が保持されている。
さらに、第2の磁石14がボイスコイルボビン31の内径より若干小さいため、ボイスコイルボビン31の内側と、第2の磁石14の前面側の端部の隅部との間のギャップにも磁性流体20C(第3の磁性流体)が保持される。そして、この磁性流体20Cによってボイスコイルボビン31が第2の磁石14にも支持される。なお、磁性流体20Cによるボイスコイルボビン31の支持は、本実施の形態に必須の要素ではない。
ボイスコイルボビン31及び振動制御部材34,35は、磁性流体20A,20Bに対して不活性、不溶性、非膨潤性であり、浸透性がない材料から製造することが望ましい。即ち、アルミニウム、マグネシウム、チタン等の合金を含む金属類、ポリプロピレン、ポリエチレン、PET、ポリイミド、フッ素樹脂等の樹脂、紙、不織布、グラスファイバー、カーボンファイバー、アラミド繊維等に樹脂を含浸または塗布したもの等が使用される。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
図示を省略するアンプにスピーカー1を接続して音や声などの音声を発生させるときは、アンプからの電気信号がボイスコイル33に入力される。磁気回路内に配置されているボイスコイル31に電気信号が流れると、電磁誘導によって力が発生する。第1、第2の磁石12,14はケース2に固定されているので、ボイスコイルボビン31及びこれに固定された振動板32を含む振動系3が軸線m1に沿って、第1の方向d1又は第2の方向d2に移動する。そして、電気信号の変化に伴って振動系3の移動量や移動方向が変化することで、振動が生じ、その結果として振動板32から音声が出力される。
このとき、振動板32の先端側は、端部が磁性流体20A〜20Cを介してケース2に支持されているので、振動系3はスムーズに進退移動することができる。さらに、ボイスコイルボビン31の先端側では、磁性流体20A〜20Cを介してボイスコイルボビン31が第2の磁石14に支持される。つまり、振動系3は、振動板32の外周部とボイスコイルボビン31の前面側の内側と、ボイスコイルボビン31の背面側の外側の3か所で支持され、磁気回路壁に接触すること無く振動方向に正確な往復運動を行い、これにより再生音の歪みが抑制される。なお、ボイスコイルボビン31の先端側は磁性流体20Cで閉鎖されるが、磁性流体20Cの滞留位置より先端側に孔36が設けられているので、振動系3を振動させたときに、ボイスコイルボビン31の前面の内側の空気が外部に排出される。このため、磁性流体20Cの存在は、振動系3の駆動の抵抗にはらない。
ここで、このスピーカー1は、振動系3の進退方向でボイスコイル33の両端を挟み込むように振動制御部材34,35が設けられている。各振動制御部材34,35の一部、具体的には、図3に示すように、第1の振動制御部材34の前面側の一部が磁性流体20
Aに浸漬され、第2の振動制御部材35の背面側の一部が磁性流体20Aに浸漬されている。前記したように、ボイスコイル33の外径より振動制御部材34,35の外径が大きいので、第1の磁束集中部18内の磁束を横切る面積は、ボイスコイル33より振動制御部材34,35の方が大きい。このため、振動制御部材34,35が磁束を横切ることによって生じる排斥力は、ボイスコイル33によって生じる排斥力より大きくなる。
このため、振動系3が第1の方向d1に移動し、これに伴って第2の振動制御部材35が振動系3の移動量と同じだけ磁性流体20A内に進入すると、その分だけ排斥力が大きくなる。この排斥力は、振動系3を第1の方向d1と反対側、即ち第2の方向d2に移動させるようとする力として作用する。この力は、磁性流体20A内に進入する第2の振動制御部材35の体積が増えるほど増加するので、第1の方向d1における振動系3の移動量が大きいほど、振動系3を元の位置に戻そうとする力が大きくなる。
一方、振動系3が第2の方向d2に移動し、これに伴って第1の振動制御部材34が振動系3の移動量と同じだけ磁性流体20A内に進入すると、その分だけ排斥力が大きくなる。この排斥力は、振動系3を第2の方向d2と反対側、即ち第1の方向d1に移動させるようとする力として作用する。前記と同様に、この力は、磁性流体20A内に進入する第1の振動制御部材34の体積が増えるほど増加するので、第2の方向d2における振動系3の移動量が大きいほど、振動系3を元の位置に戻そうとする力が大きくなる。
このように、振動系3は、一対の振動制御部材34,35の存在によって、常に振動系3の移動方向と反対側の力を磁気回路から受けるので、振動系3が一方の方向に移動し過ぎることが防止されて安定した往復運動が可能になる。また、排斥力のバランス点が振動系の初期位置(規定位置)になるようにボイルコイル33、一対の振動制御部材34,35が配置されているので、ボイスコイル33の振幅の中心と第1の磁束集中部18の中心とを合致させることができる。
これらの結果、従来のように、振動系のエッジ部分を機械的に接合させたり、ダンパーを設けたりすることなく、音声を再生することが可能になる。なお、第1の磁束集中部18に磁性流体20Aが満たされていることから、振動板32の裏側に発生する逆相の音波が遮断される。また、挿入板13によって磁束を集中させる構成にしたので、第1、第2の磁石12,14を小型でき、スピーカー1を安価に製造できる。
また、このスピーカー1の組み立て時には、ボイスコイル33のリード線を接続し、磁束集中部18,21に振動系3を挿入すれば良い。従来のエッジを機械的に接合させたり、ダンパーを設けたりする場合に必要な位置合わせや接着、これらの作業に必要な治具などが要らず、短時間で容易にスピーカーを製作することができる。
なお、図4に示すように、ケース2の背面2Cに第3の磁石51を取り付けても良い。第3の磁石51には、永久磁石、例えば磁束密度が高く、非常に強い磁力を持つネオジムを用いた磁石が用いられ、第1の磁石12と同じ磁極が向い合うによう配置されている。これにより、ケース2を通る磁気が強められる。第3の磁石51の背面側に取り付けられているヨーク52は、第3の磁石51の背面側の磁束が集中することを防止するために取り付けられているが、必須の構成要素ではない。
また、スピーカー1をキャビネットに搭載させてスピーカーシステムを構成しても良い。
1 スピーカー
2 ケース
3 振動系
4 開口部
12 第1の磁石
13 挿入板(磁性体)
14 第2の磁石
18 第1の磁束集中部
20A 磁性流体(第1の磁性流体)
20B 磁性流体(第2の磁性流体)
20C 磁性流体(第3の磁性流体)
21 第2の磁束集中部
31 ボイスコイルボビン
32 振動板
32B 端部
33 ボイスコイル
34 第1の振動制御部材
35 第2の振動制御部材
36 孔

Claims (4)

  1. 磁性材料からなるケースと磁石を含んで構成される磁気回路と、
    前記ケースの前面側の開口部に往復移動自在に挿入される振動板と、
    前記振動板の中央部に固定され、前記ケース内に挿入されると共に、電気信号が入力されるボイスコイルが巻装されたボイスコイルボビンと、
    前記振動板が移動する方向において前記ボイスコイルを挟んで配置され、非磁性体からなる一対の振動制御部材と、
    前記磁石と前記ケースとの間に形成される第1の磁束集中部に注入され、前記ボイスコイルと、前記振動制御部材の一部が浸漬させられる第1の磁性流体と、
    前記磁石によって前記ケースの前面側に形成される第2の磁束集中部に配置され、前記振動板の外周部を支持する第2の磁性流体と、
    を含むことを特徴とするスピーカー。
  2. 前記一対の振動制御部材は、前記ボイスコイルの背面側に配置された第1の振動制御部材と、前記ボイスコイルの前面側に配置された第2の振動制御部材であり、前記第1の振動制御部材の前面側の一部が前記第1の磁性流体に挿入され、前記第2の振動制御部材の背面側の一部が前記第1の磁性流体に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカー。
  3. 前記磁石は、前記ケースに固定される第1の磁石と、前記第1の磁石に磁性体を介して取り付けられた第2の磁石とを有し、前記第1の磁石と前記第2の磁石は対向する面のそれぞれが同じ磁極になるように配置されており、前記磁性体と前記ケースの間に前記第1の磁束集中部が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスピーカー。
  4. 前記第2の磁石は、前記第1の磁石より前記振動板に近い前面側に配置されており、前記第2の磁石の前面側の端部と前記ボイスコイルボビンの内周面との間のギャップを埋める第3の磁性流体を有することを特徴とする請求項3に記載のスピーカー。
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