JP2010263059A - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイル間の絶縁性の低下を抑制できる電子部品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】積層体12は、多硬質の複数の絶縁体層16が積層されてなる。コイルL1は、積層体12内に設けられ、かつ、z軸方向から平面視したときに、環状の軌道Rをなしている。コイルL2は、積層体12内においてコイルL1よりもz軸方向の負方向側に設けられ、かつ、z軸方向から平面視したときに、軌道Rと重なる軌道をなしている。コイルL1,L2は、コモンモードチョークコイルを構成している。ダミー導体22a,22bはそれぞれ、積層体12においてコイルL1よりもz軸方向の正方向側、及び、コイルL2よりもz軸方向の負方向側に設けられ、かつ、z軸方向から平面視したときに、軌道Rと重なっている。ダミー導体22a,22bは、外部電極、コイルL1,L2のいずれにも電気的に接続されていない。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品及びその製造方法に関し、コモンモードチョークコイルを内蔵する電子部品及びその製造方法に関する。
従来の電子部品としては、例えば、特許文献1に記載の積層型コモンモードチョークコイルが知られている。以下に、図面を参照しながら該積層型コモンモードチョークコイルについて説明する。図6は、特許文献1に記載の積層型コモンモードチョークコイル110の外観斜視図である。図7は、積層型コモンモードチョークコイル110の積層体112の分解斜視図である。
積層型コモンモードチョークコイル110は、図6に示すように、積層体112及び外部電極114(114a〜114d)により構成されている。積層体112は、直方体をなしている。外部電極114は、積層体112の側面に設けられている。
また、積層体112は、図7に示すように、絶縁性シート116(116a〜116j)が積層されて構成され、コイルL11,L12を内蔵している。コイルL11は、外部電極114a,114b間に接続されており、コイルL12は、外部電極114c,114d間に接続されている。
コイルL11は、コイル導体118a〜118d及びビアホール導体b11〜b13により構成されている。コイル導体118a〜118dはそれぞれ、絶縁性シート116b〜116eに設けられ、ビアホール導体b11〜b13により互いに接続されている。
コイルL12は、コイル導体118e〜118h及びビアホール導体b14〜b16により構成されている。コイル導体118e〜118hはそれぞれ、絶縁性シート116f〜116iに設けられ、ビアホール導体b14〜b16により互いに接続されている。そして、コイルL11とコイルL12とは、積層方向に並ぶことにより、互いに磁気的に結合してコモンモードチョークコイルを構成している。
更に、積層型コモンモードチョークコイル110では、絶縁性シート116eの厚みが、他の絶縁性シート116a〜116d,116f〜116jの厚みよりも大きい。これにより、コイルL11,L12間の絶縁性を向上させている。更に、コイルL11,12間の浮遊容量を低減している。
ところで、積層型コモンモードチョークコイル110では、コイルL11とコイルL12との間の浮遊容量の低減と同様に、コイルL11,L12と外部電極114との間の浮遊容量の低減も要求されている。
このような要求を満たすための方法としては、例えば、積層体112を多孔質材料により作製することが挙げられる。積層体112を多孔質材料により作製した場合には、積層体112内に多数の空孔が形成される。ここで、空気の比誘電率は、全物質中で最小の1である。よって、積層体112を多孔質材料により作製することにより、積層体112の平均の比誘電率を低下させることが可能となる。その結果、コイルL11,L12と外部電極114との間の浮遊容量も低減される。
しかしながら、積層体112が多孔質材料により作製された場合には、以下に説明するように、イオンマイグレーションにより、コイルL11,L12間の絶縁性が低下するおそれがある。より詳細には、積層体112が多孔質材料により作製されると、コイル導体118の周囲に空孔が存在するようになる。また、コイル導体118は、一般的に、銀ペーストにより作製される。コイル導体118の一部は、耐湿環境下で空孔を通じて侵入した水分により銀イオンとなってしまう。更に、コイルL11,L12に信号が流れると、コイルL11とコイルL12との電位差により、コイルL11とコイルL12との間に電界が発生する。そのため、銀イオンは、この電界により例えば、コイルL12からコイルL11に向かって移動してしまう。その結果、コイルL11,コイルL12間の絶縁性が低下してしまう。すなわち、積層型コモンモードチョークコイル110の耐電圧が低下してしまう。
特許第2958523号公報
そこで、本発明の目的は、コモンモードチョークコイルを構成するコイル間の絶縁性の低下を抑制できる電子部品及びその製造方法を提供することである。
本発明の一形態である電子部品は、複数の絶縁体層が積層されてなる多孔質の積層体と、前記積層体の表面に設けられている外部電極と、前記積層体内に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、環状の軌道をなしている第1のコイルと、前記積層体内において前記第1のコイルよりも積層方向の下側に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なる軌道をなしている第2のコイルであって、該第1のコイルと共にコモンモードチョークコイルを構成している第2のコイルと、前記積層体において前記第1のコイルよりも積層方向の上側又は前記第2のコイルよりも積層方向の下側に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なっているダミー導体であって、前記外部電極、前記第1のコイル及び前記第2のコイルのいずれにも電気的に接続されていないダミー導体と、を備えていること、を特徴とする。
本発明の一形態である電子部品の製造方法は、加熱により消失する消失物質が混入された絶縁性物質により、前記複数の絶縁体層を作製する工程と、前記第1のコイルを構成する第1のコイル導体、前記第2のコイルを構成する第2のコイル導体、及び、前記ダミー導体を前記複数の絶縁体層上に形成する工程と、前記第2のコイルが前記第1のコイルよりも積層方向の下側に位置し、かつ、前記ダミー導体が該第1のコイルよりも積層方向の上側又は該第2のコイルよりも積層方向の下側に位置するように、前記複数の絶縁体層を積層して積層体を作製する工程と、前記積層体を積層方向に圧着する工程と、前記積層体を焼成する工程と、を備えていること、を特徴とする。
本発明によれば、コイル間の絶縁性の低下を抑制できる。
本発明の実施形態に係る電子部品の外観斜視図である。 図1の電子部品の積層体の分解斜視図である。 図1に示す電子部品のA−Aにおける断面構造図である。 電子部品の作製時における工程断面図である。 図5(a)は、第1の変形例に係るダミー導体を示した図であり、図5(b)は、第2の変形例に係るダミー導体を示した図である。 特許文献1に記載の積層型コモンモードチョークコイルの外観斜視図である。 図6の積層型コモンモードチョークコイルの積層体の分解斜視図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る電子部品及びその製造方法について説明する。
(電子部品の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る電子部品10の外観斜視図である。図2は、電子部品10の積層体12の分解斜視図である。以下、電子部品10の積層方向をz軸方向と定義し、電子部品10に長辺に沿った方向をx軸方向と定義し、電子部品10の短辺に沿った方向をy軸方向と定義する。
電子部品10は、図1に示すように、積層体12及び4つの外部電極14(14a〜14d)を備えている。積層体12は、直方体状をなしている。外部電極14は、y軸方向の両端に位置する積層体12の側面(表面)に形成されている。より詳細には、外部電極14a,14cは、y軸方向の正方向側に位置する積層体12の側面において、積層体12のz軸方向の正方向側に位置する上面と積層体12のz軸方向の負方向側に位置する下面とを繋ぐように設けられている。外部電極14b,14dは、y軸方向の負方向側に位置する積層体12の側面において、積層体12のz軸方向の正方向側に位置する上面と積層体12のz軸方向の負方向側に位置する下面とを繋ぐように設けられている。また、外部電極14は、積層体12の上面及び下面に折り返されている。外部電極14は、Agを主成分とし、かつ、ガラスフリットを含有する導電性材料により構成されている。
積層体12は、多孔質材料からなり、35%以上80%以下の空孔率を有している。ここでの空孔率は、積層体12の全体積中に対する、磁性体材料が存在していない部分の体積の割合である。積層体12は、図2に示すように、磁性体層16(16a〜16u)がz軸方向の正方向側からこの順に積層されて構成されており、螺旋状のコイルL1,L2及びダミー導体22(22a,22b)を内蔵している。磁性体層16は、磁性を有するフェライト(例えば、Ni−Zn−Cuフェライト又はNi−Znフェライト等)からなる長方形状の多孔質の絶縁体層である。該磁性体層16を構成する材料の透磁率は、400である。ただし、磁性体層16が多孔質であるので、該磁性体層16の透磁率は100である。
コイルL1は、図2に示すように、z軸方向と平行なコイル軸を有する螺旋状のコイルであり、z軸方向から平面視したときに、長方形状の環状の軌道Rをなしている。コイルL1は、少なくとも1以上(本実施形態では5つ)のコイル導体18(18a〜18e)、引き出し導体20(20a,20b)及びビアホール導体b1〜b5を含んでいる。コイル導体18、引き出し導体20及びビアホール導体b1〜b5は、例えばAgを主成分する導電性材料からなる。
コイル導体18a〜18eはそれぞれ、磁性体層16d〜16hのz軸方向の正方向側の主面上に設けられている。コイル導体18はそれぞれ、軌道Rの一部をなしており、3/4ターンのターン数を有している線状導体である。ただし、コイル導体18aは、引き出し導体20aと接続可能に構成されるために、1/4ターンのターン数を有している。コイル導体18a〜18eは、z軸方向から平面視したときに、互いに重なり合うことにより、軌道Rをなしている。
ビアホール導体b1〜b5は、磁性体層16d〜16hをz軸方向に貫通するように設けられており、z軸方向に隣り合っているコイル導体18同士又はコイル導体18と引き出し導体20bとを接続している。具体的には、ビアホール導体b1は、コイル導体18a,18bを接続している。ビアホール導体b2は、コイル導体18b,18cを接続している。ビアホール導体b3は、コイル導体18c,18dを接続している。ビアホール導体b4は、コイル導体18d,18eを接続している。ビアホール導体b5は、コイル導体18eと引き出し導体20bを接続している。
引き出し導体20aは、磁性体層16dのz軸方向の正方向側の主面上に設けられている。引き出し導体20aは、コイル導体18aと外部電極14aとに接続されている。引き出し導体20bは、磁性体層16iのz軸方向の正方向側の主面上に設けられている。引き出し導体20bは、ビアホール導体b5と外部電極14bとに接続されている。以上の構成により、外部電極14a,14b間には、z軸方向の負方向側に進行しながら、反時計回りに旋廻する螺旋状のコイルL1が構成されている。
コイルL2は、図2に示すように、z軸方向と平行なコイル軸を有する螺旋状のコイルであり、z軸方向から平面視したときに、長方形状の環状の軌道Rをなしている。コイルL2は、コイルL1と電気的に接続されておらず、図2に示すように、コイルL1よりもz軸方向の負方向側に設けられている。また、コイルL2は、少なくとも1以上(本実施形態では5つ)のコイル導体18(18f〜18j)、引き出し導体20(20c,20d)及びビアホール導体b6〜b10を含んでいる。コイル導体18、引き出し導体20及びビアホール導体b6〜b10は、例えばAgを主成分とする導電性材料からなる。
コイル導体18f〜18jはそれぞれ、磁性体層16m〜16qのz軸方向の正方向側の主面上に設けられている。コイル導体18はそれぞれ、軌道Rの一部をなしており、3/4ターンのターン数を有している線状導体である。ただし、コイル導体18fは、引き出し導体20cと接続可能に構成されるために、1/4ターンのターン数を有している。コイル導体18f〜18jは、z軸方向から平面視したときに、互いに重なり合うことにより、軌道Rをなしている。すなわち、コイル導体18a〜18eが形成している軌道Rと、コイル導体18f〜18jが形成している軌道Rとは、z軸方向から平面視したときに、互いに重なり合っている。
ビアホール導体b6〜b10は、磁性体層16m〜16qをz軸方向に貫通するように設けられており、z軸方向に隣り合っているコイル導体18同士又はコイル導体18と引き出し導体20dとを接続している。具体的には、ビアホール導体b6は、コイル導体18f,18gを接続している。ビアホール導体b7は、コイル導体18g,18hを接続している。ビアホール導体b8は、コイル導体18h,18iを接続している。ビアホール導体b9は、コイル導体18i,18jを接続している。ビアホール導体b10は、コイル導体18jと引き出し導体20dを接続している。
引き出し導体20cは、磁性体層16mのz軸方向の正方向側の主面上に設けられている。引き出し導体20cは、コイル導体18fと外部電極14cとに接続されている。引き出し導体20dは、磁性体層16rのz軸方向の正方向側の主面上に設けられている。引き出し導体20dは、ビアホール導体b10と外部電極14dとに接続されている。以上の構成により、外部電極14c,14d間には、z軸方向の負方向側に進行しながら、反時計回りに旋廻する螺旋状のコイルL2が構成されている。すなわち、コイルL1とコイルL2とは同じ方向に旋廻している。
以上のように、コイルL1とコイルL2とは、z軸方向から平面視したときに、互いに重なった軌道Rを有していると共に、同じ方向に旋廻している。そのため、外部電極14a,14cを入力端子とし、外部電極14b,14dを出力端子とした場合には、コイルL1及びコイルL2には、同じ方向に電流が流れ、同じ方向に磁束が発生する。したがって、コイルL1とコイルL2とは互いに磁気的に結合している。その結果、コイルL1とコイルL2とは、コモンモードチョークコイルを構成している。
ダミー導体22aは、積層体12においてコイルL1よりもz軸方向の正方向側に設けられ、かつ、z軸方向から平面視したときに、軌道Rと重なっている。本実施形態では、ダミー導体22aは、軌道Rと一致した長方形状の環状をなし、磁性体層16cのz軸方向の正方向側の主面上に設けられている。そして、ダミー導体22aは、外部電極14、コイルL1,L2のいずれにも電気的に接続されておらず、周囲から絶縁されている。また、ダミー導体22aは、コイルL1,L2と同じAgを主成分とする導電性材料により構成されている。すなわち、ダミー導体22aは、積層体12よりも硬い。
ダミー導体22bは、積層体12においてコイルL2よりもz軸方向の負方向側に設けられ、かつ、z軸方向から平面視したときに、軌道Rと重なっている。本実施形態では、ダミー導体22bは、軌道Rと一致した長方形状の環状をなし、磁性体層16sのz軸方向の正方向側の主面上に設けられている。そして、ダミー導体22bは、外部電極14、コイルL1,L2のいずれにも電気的に接続されておらず、周囲から絶縁されている。また、ダミー導体22bは、コイルL1,L2と同じAgを主成分とする導電性材料により構成されている。すなわち、ダミー導体22bは、積層体12よりも硬い。これにより、ダミー導体22は、コイルL1よりもz軸方向の正方向側、及び、コイルL2よりもz軸方向の負方向側の両方に設けられている。
ここで、電子部品10では、コイルL1とコイルL2との間の絶縁性を向上させるための構成を有している。そこで、以下に、かかる構成について図面を参照しながら説明する。図3は、図1に示す電子部品10のA−Aにおける断面構造図である。
図3に示すように、積層体12は、領域R1,R2により構成されている。領域R1は、z軸方向において、コイルL1とコイルL2との間の領域であって、z軸方向から平面視したときに、軌道Rと重なる領域である。領域R2は、積層体12において、領域R1以外の領域である。そして、領域R1における積層体12の平均密度は、領域R2における積層体12の平均密度よりも高い。平均密度とは、空孔率に関連している。すなわち、平均密度が高いとは、空孔率が低く、平均密度が低いとは、空孔率が高いことを意味する。
(電子部品の製造方法)
以下に、電子部品10の製造方法について図面を参照しながら説明する。図4は、電子部品10の作製時における工程断面図である。
まず、磁性体層16となるべきセラミックグリーンシートを準備する。具体的には、酸化第二鉄(Fe23)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ニッケル(NiO)及び酸化銅(CuO)を所定の比率で秤量したそれぞれの材料を原材料としてボールミルに投入し、湿式調合を行う。得られた混合物を乾燥してから粉砕し、得られた粉末を800℃で1時間仮焼する。得られた仮焼粉末をボールミルにて湿式粉砕した後、乾燥してから解砕して、フェライトセラミック粉末を得る。
このフェライトセラミック粉末に対して結合剤(酢酸ビニル、水溶性アクリル等)と可塑剤、湿潤材、分散剤及び消失物質を加えてボールミルで混合を行い、その後、減圧により脱泡を行う。消失物質とは、焼成時の加熱により消失する物質であり、例えば、ポリメタクリル酸メチルである。得られたセラミックスラリーをドクターブレード法により、キャリアシート上にシート状に形成して乾燥させ、磁性体層16となるべきセラミックグリーンシートを作製する。
次に、磁性体層16d〜16h,16m〜16qとなるべきセラミックグリーンシートのそれぞれに、ビアホール導体b1〜b10を形成する。具体的には、磁性体層16d〜16h,16m〜16qとなるべきセラミックグリーンシートにレーザビームを照射してビアホールを形成する。次に、このビアホールに対して、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金などの導電性ペーストを印刷塗布などの方法により充填する。
次に、磁性体層16c〜16i,16m〜16sとなるべきセラミックグリーンシート上に、導電性ペーストをスクリーン印刷法やフォトリソグラフィ法などの方法で塗布することにより、コイル導体18a〜18j、引き出し導体20a〜20d及びダミー導体22a,22bを形成する。該導電性ペーストは、例えば、Agに、ワニス及び溶剤が加えられたものである。なお、コイル導体18a〜18j、引き出し導体20a〜20d及びダミー導体22a,22bを形成する工程とビアホールに対して導電性ペーストを充填する工程とは、同じ工程において行われてもよい。
次に、コイルL2がコイルL1よりもz軸方向の負方向側に位置し、かつ、ダミー導体22aがコイルL1よりもz軸方向の正方向側に位置し、ダミー導体22bがコイルL2よりもz軸方向の負方向側に位置するように、各セラミックグリーンシートを積層してマザー積層体を作製する。具体的には、磁性体層16uとなるべきセラミックグリーンシートを配置する。次に、磁性体層16uとなるべきセラミックグリーンシート上に磁性体層16tなるべきセラミックグリーンシートを配置する。この後、磁性体層16tとなるべきセラミックグリーンシートを磁性体層16uに対して圧着する。圧着条件は、1.0×108N/m2〜1.5×108N/m2の圧力及び3秒間から30秒間程度の時間である。この後、磁性体層16s,16r,16q,16p,16o,16n,16m,16l,16k,16j,16i,16h,16g,16f,16e,16d,16c,16b,16aとなるべきセラミックグリーンシートについても同様にこの順番に積層及び圧着する。以上の工程により、マザー積層体が形成される。このマザー積層体には、図4に示すように、圧着ツールT1,T2によりz軸方向の正方向側及び負方向側から加圧が施されることにより、本圧着が施される。
ここで、マザー積層体の本圧着の際に、領域R1における積層体12の平均密度が、領域R2における積層体12の平均密度よりも高くなる。より詳細には、ダミー導体22a,22bは、図2に示すように、z軸方向から平面視したときに、軌道Rと重なるように設けられている。これにより、z軸方向から平面視したときに、軌道Rと重なる領域におけるz軸方向の厚みが、軌道Rと重ならない領域におけるz軸方向の厚みよりも大きくなる。そのため、積層体12をz軸方向の正方向側及び負方向側から加圧すると、軌道Rと重なる領域に圧力が集中するようになる。コイルL1,L2及びダミー導体22は、積層体12よりも硬い材質により作製されている。更に、ダミー導体22は、コイルL1,L2のz軸方向の両側に設けられている。したがって、圧着ツールT1からの力は、x軸方向及びy軸方向に大きく分散されることなく、z軸方向の負方向側へと伝わる。また、圧着ツールT2からの力は、x軸方向及びy軸方向に大きく分散されることなく、z軸方向の正方向側へと伝わる。そして、領域R1において、圧着ツールT1,T2からの力が集中する。そのため、積層体12は、領域R1において領域R2よりも大きく圧縮されるようになる。その結果、領域R1における積層体12の平均密度が、領域R2における積層体12の平均密度よりも高くなる。
次に、マザー積層体をカット刃により所定寸法(1.2mm×1.0mm×0.5mm)の積層体12にカットする。これにより未焼成の積層体12が得られる。この未焼成の積層体12には、脱バインダー処理及び焼成がなされる。脱バインダー処理は、例えば、低酸素雰囲気中において500℃で2時間の条件で行う。焼成は、例えば、870℃〜900℃で2.5時間の条件で行う。焼成において、セラミックグリーンシート中の消失物質は消失する。
以上の工程により、焼成された積層体12が得られる。積層体12には、バレル加工が施されて、面取りが行われる。その後、Agを主成分とし、ガラスフリットを含有する導電性材料からなる電極ペーストを、積層体12の表面に塗布する。ガラスフリットには、400℃〜800℃の温度で溶融する材料が選択される。そして、塗布した電極ペーストを約800℃の温度で60分間の条件で焼き付ける。これにより、外部電極14となるべき銀電極を形成する。
次に、銀電極が設けられた部分以外の積層体12の空孔部にエポキシ樹脂を含浸させる。エポキシ樹脂は、積層体12の機械的強度の補強を目的として、積層体12の外側からガラス充填のされていない空孔h1に充填される。最後に、銀電極の表面に、Niめっき/Snめっきを施すことにより、外部電極14を形成する。以上の工程を経て、図1に示すような電子部品10が完成する。
(効果)
前記電子部品10によれば、以下に説明するように、浮遊容量を低減することができる。より詳細には、電子部品10では、積層体12は、無数の空孔を含んだ多孔質部材により構成されている。空孔内は空気又は樹脂により満たされており、空気の比誘電率は、全物質中で最小の1であり、エポキシ樹脂の比誘電率は約4である。そのため、積層体12は、多孔質部材により構成されていない積層体(例えば、特許文献1に記載の積層型コモンモードチョークコイルの積層体)よりも、低い比誘電率を有するようになる。その結果、電子部品10では、多孔質部材により構成されていない積層体からなる電子部品に比べて、外部電極14とコイルL1,L2との間の浮遊容量が低減される。
また、電子部品10によれば、コイルL1とコイルL2との間の絶縁性を向上させることができる。より詳細には、コイルL1,L2とは、コイル導体18e,18fにおいて最も近接する。そして、電子部品10では、外部電極14a,14cが入力端子として用いられ、外部電極14b,14dが出力端子として用いられる。そのため、コイル導体18e,18f間の電位差は、コイルL1,L2間の電位差の中で最大となる。よって、z軸方向において、コイルL1とコイルL2との間の領域であって、z軸方向から平面視したときに、軌道Rと重なる領域R1では、他のコイル導体18間よりも電界が大きくなる。仮に、領域R1内において、コイル導体18e,18fのAgがイオン化すると、Agイオンがコイル導体18fからコイル導体18eへ向かって移動してしまい(イオンマイグレーションの発生)、コイルL1,L2間の絶縁性が低下する。
そこで、電子部品10では、領域R1における積層体12の平均密度を、領域R2における積層体12の平均密度よりも高くしている。これにより、電界をかけたときに動こうとするAgイオンに対し、密度の高い部分が壁となってAgイオンの移動を遮ることになる。その結果、電子部品10では、コイル導体18e,18fのAgのイオンマイグレーションが抑制されるようになり、コイルL1,L2間の絶縁性の低下が抑制される。
また、積層体12は、35%以上80%以下の空孔率を有していることが望ましい。これは、空孔率が35%より小さくなると、積層体12の比誘電率が高くなり、外部電極14とコイルL1,L2との間の浮遊容量を十分に低減できないおそれがあるからである。また、空孔率が80%より大きくなると、積層体12の十分な強度を確保できないからである。
ここで、本願発明者は、電子部品10が奏する効果をより明確なものとするために、以下に説明する試験を行った。
本願発明者は、電子部品10に相当するサンプル(以下、第1のサンプルと称す)を30個作製した。また、電子部品10においてダミー導体22が設けられていないサンプル(以下、第2のサンプル)を比較例として30個作製した。そして、第1のサンプル及び第2のサンプルの外部電極14a,14b間及び外部電極14c,14d間に10Vの電圧を印加した状態で、第1のサンプル及び第2のサンプルを温度70℃及び湿度95%の環境を有する槽に投入し、1000時間放置する試験を行った。そして、試験前と試験後とにおける絶縁抵抗IR(insulation resistance)(Ω)の常用対数(logIR)を計測した。また、サンプル1及びサンプル2のコイルL1のインダクタンス値を計測した。表1は、試験結果を示した表である。
Figure 2010263059
表1によれば、比較例に相当する第2のサンプルでは、試験後のlogIRは、試験前のlogIRよりも大きく低下していることが分かる。すなわち、第2のサンプルでは、試験によって、コイルL1とコイルL2との間の絶縁性が低下していることが分かる。一方、電子部品10に相当する第1のサンプルでは、試験後のlogIRは、試験前のlogIRと殆ど変わっていないことが分かる。すなわち、第1のサンプルでは、試験によって、コイルL1とコイルL2と間の絶縁性の低下が抑制されていることが分かる。以上の試験によれば、電子部品10では、コイルL1とコイルL2との間の絶縁性が向上することが分かる。
(変形例)
以下に、ダミー導体22の変形例について図面を参照しながら説明する。図5(a)は、第1の変形例に係るダミー導体22を示した図であり、図5(b)は、第2の変形例に係るダミー導体22を示した図である。
まず、第1の変形例に係るダミー導体22について説明する。ビアホール導体b1〜b10は、積層体12よりも硬い。そのため、z軸方向から平面視したときに、ビアホール導体b1〜b10と重なる部分hには、本圧着の際に、特に圧力が集中する。そこで、図5(a)に示すように、第1のダミー導体22は、部分hには設けられていない。これにより、領域R1に均等に圧力がかかるようになる。
次に、第2の変形例に係るダミー導体22について説明する。ダミー導体22は、長方形状をなしており、z軸方向から平面視したときに、軌道Rを内部に含んでいる。このような形状を有するダミー導体22でも、コイルL1とコイルL2との間の絶縁性を向上させることができる。
具体的には、本願発明者は、第2の変形例に係るダミー導体22を備えた電子部品10のサンプル(以下、第3のサンプルと称す)を30個作製した。そして、第3のサンプルに対しても第1のサンプル及び第2のサンプルと同じ試験を行った。そして、試験前と試験後とにおける常用対数(logIR)を計測した。また、サンプル3のインダクタンス値を計測した。表2は、試験結果を示した表である。
Figure 2010263059
表2によれば、第3のサンプルでは、試験後のlogIRは、試験前のlogIRと殆ど変わっていないことが分かる。すなわち、第3のサンプルでは、試験によって、コイルL1とコイルL2と間の絶縁性の低下が抑制されていることが分かる。以上の試験によれば、電子部品10では、コイルL1とコイルL2との間の絶縁性が向上することが分かる。
なお、表1及び表2によれば、第3のサンプルでは、第1のサンプルに比べて、インダクタンス値が低下していることが分かる。これは、コイルL1,L2により発生した磁束がダミー導体22を通過する際に、該磁束により渦電流が発生するためである。渦電流が発生すると、コイルL1,L2により発生した磁束を打ち消す方向に磁束が発生する。そのため、インダクタンス値が低下してしまう。よって、大きなインダクタンス値を得るためには、図5(b)に示す第2の変形例に係るダミー導体22よりも、図2に示すダミー導体22及び図5(a)に示す第1の変形例に係るダミー導体22の方が好ましい。
本発明は、電子部品及びその製造方法に有用であり、特に、コイル間の絶縁性を向上させることができる点において優れている。
L1,L2 コイル
R1,R2 軌道
b1〜b10 ビアホール導体
10 電子部品
12 積層体
14a〜14d 外部電極
16a〜16u 磁性体層
18a〜18j コイル導体
20a〜20d 引き出し導体
22,22a,22b ダミー導体

Claims (9)

  1. 複数の絶縁体層が積層されてなる多孔質の積層体と、
    前記積層体の表面に設けられている外部電極と、
    前記積層体内に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、環状の軌道をなしている第1のコイルと、
    前記積層体内において前記第1のコイルよりも積層方向の下側に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なる軌道をなしている第2のコイルであって、該第1のコイルと共にコモンモードチョークコイルを構成している第2のコイルと、
    前記積層体において前記第1のコイルよりも積層方向の上側又は前記第2のコイルよりも積層方向の下側に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なっているダミー導体であって、前記外部電極、前記第1のコイル及び前記第2のコイルのいずれにも電気的に接続されていないダミー導体と、
    を備えていること、
    を特徴とする電子部品。
  2. 積層方向において、前記第1のコイルと前記第2のコイルとの間の第1の領域であって、積層方向から平面視したときに前記軌道と重なる第1の領域における前記積層体の平均密度は、該第1の領域以外の第2の領域における前記積層体の平均密度よりも高いこと、
    を特徴とする請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記ダミー導体は、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なる環状をなしていること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電子部品。
  4. 前記ダミー導体は、前記第1のコイルよりも積層方向の上側、及び、前記第2のコイルよりも積層方向の下側の両方に設けられていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子部品。
  5. 前記第1のコイルは、第1のビアホール導体を含んでおり、
    前記第2のコイルは、第2のビアホール導体を含んでおり、
    前記ダミー導体は、積層方向から平面視したときに、前記第1のビアホール導体又は前記第2のビアホール導体と重なる部分には設けられていないこと、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子部品。
  6. 前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、積層方向の下側に進行しながら、同じ方向に旋廻する螺旋形状をなしていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電子部品
  7. 前記積層体は、35%以上80%以下の空孔率を有していること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電子部品。
  8. 前記第1のコイル、前記第2のコイル及び前記ダミー導体は、同じ材料により構成されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の電子部品。
  9. 請求項1に記載の電子部品の製造方法であって、
    加熱により消失する消失物質が混入された絶縁性物質により、前記複数の絶縁体層を作製する工程と、
    前記第1のコイルを構成する第1のコイル導体、前記第2のコイルを構成する第2のコイル導体、及び、前記ダミー導体を前記複数の絶縁体層上に形成する工程と、
    前記第2のコイルが前記第1のコイルよりも積層方向の下側に位置し、かつ、前記ダミー導体が該第1のコイルよりも積層方向の上側又は該第2のコイルよりも積層方向の下側に位置するように、前記複数の絶縁体層を積層して積層体を作製する工程と、
    前記積層体を積層方向に圧着する工程と、
    前記積層体を焼成する工程と、
    を備えていること、
    を特徴とする電子部品の製造方法。
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