JP2010262985A - 粗面化された基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】SOI基板の裏面のサンドブラスト処理後にシリコン薄膜を研磨すると、局所的にシリコン薄膜が薄くなる膜厚ムラが生じる。
【解決手段】SOI製造用絶縁性基板の一つの面、又はSOI基板の裏面(シリコン薄膜ではない側)の有機汚染物を除去するための洗浄を行う洗浄工程と、上記洗浄された面にサンドブラスト処理を行う工程と、上記サンドブラスト処理を行わなかった他の面を研磨する工程とを少なくとも含む。有機汚染物があるとこの部分がサンドブラストされず平面性が損なわれ、それをチャックするとウエハが反った状態となり、研磨にムラが生じるが、あらかじめ有機汚染物を除去しておけばそれが防止できる。
【選択図】なし

Description

本発明は、粗面化された基板、より具体的には、サンドブラスト処理されたSOI(Silicon On Insulator)製造用絶縁性基板、又はサンドブラスト処理された裏面を有するSOI基板の製造方法に関する。
SOQ(Silicon On Quartz)やSOG(Silicon On Glass)等を作製する方法としては、SOITEC(Smart Cut)法やSiGen法と呼ばれる方法が用いられる。
SOITEC法は、貼り合せ面側に水素イオンを注入したシリコン基板(ドナー基板)と、石英基板やガラス基板等の絶縁性基板(ハンドリング基板)とを貼り合わせ、400℃以上(例えば500℃)の熱処理を施して、注入水素イオンの濃度が最も高い領域からシリコン薄膜を熱剥離させてSOI基板を得る方法である(例えば、特許文献1や非特許文献1)。この方法は、水素イオンの注入で形成された「マイクロキャビティ」と呼ばれる高密度の「気泡」を加熱により「成長」させ、この「気泡成長」を利用してシリコン薄膜を剥離するというメカニズムを基礎としている。
また、SiGen法は、貼り合せ面側に水素イオンを注入したシリコン基板(ドナー基板)と、石英基板やガラス基板等の絶縁性基板(ハンドリング基板)とを貼り合わせる前に、これらの基板の貼り合せ面の双方もしくは一方の表面をプラズマ処理し、表面が活性化された状態で両基板を貼り合わせ、低温(例えば、100〜300℃)で熱処理を施して接合強度を高めた後に、常温で機械的に剥離してSOI基板を得る方法である(例えば、特許文献2〜4)。
これら2つの方法の相違点は、主としてシリコン薄膜の剥離プロセスにあり、SOITEC法はシリコン薄膜の剥離のために高温での処理を必要とするが、SiGen法は常温での剥離が可能である。
シリコン薄膜の剥離に高温を要するSOITEC法は、ハンドル基板がシリコンとは異なる材料の基板である場合、熱膨張率等の熱的諸特性の相違に起因して、割れや局所的なクラック等のダメージが生じ易くなる。
一方、低温剥離が可能なSiGen法は、熱的諸特性の相違に起因した割れや局所的クラックは生じ難いものの、機械的にシリコン薄膜を剥離するため、剥離工程中にハンドル基板との接着面が剥がれたり、剥離痕が生じたり或いはシリコン薄膜に機械的なダメージが導入され易い。
また、ガラス、石英等のSiOベースの基板や部品、サファイアベースの基板や部品等の曇り処理(フロスト処理)をする際に、サンドブラスト法が用いられることが知られている。これは、アルミナやシリカの微粉を荒らしたい面に吹き付ける方法であり、様々な用途に広く用いられている。
特許第3048201号公報 米国特許第6263941号明細書 米国特許第6513564号明細書 米国特許第6582999号明細書
A. J. Auberton-Herve et al., "SMART CUT TECHNOLOGY: INDUSTRIAL STATUS of SOI WAFER PRODUCTION and NEW MATERIAL DEVELOPMENTS" (Electrochemical Society Proceedings Volume 99-3 (1999) p.93-106).
この技術をシリコン薄膜がハンドル基板に積層されたSOI(silicon on insulator)基板に応用することが可能である。特に単結晶シリコン薄膜を積層したSOQ(Silicon On Quartz)基板やSOG(Silicon On Glass)基板、SOS(Silicon On Sapphire)基板などは、通常のシリコンウェーハと同じようなCMOSプロセスに投入されるため、ロボット・自動搬送の滑り止め、または搬送センサー対応の意味からも裏面を故意に荒らすことは特に重要である。
しかし、SOI基板の裏面のサンドブラスト処理後にシリコン薄膜を研磨すると局所的にシリコン薄膜が薄くなる箇所が散見され、酷い場合にはシリコン層が無くなってしまう場合もある。SOQ、SOG、SOS基板においては、単結晶シリコン層の厚さが数十nm〜数百nmと極めて薄いため、この様な局所的な膜厚ムラは致命的な問題といえる。
本発明者らは、この膜厚ムラを検討した結果、サンドブラスト面の通常数μm〜数百μmの未処理部(未サンドブラスト部)に起因していることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、SOI製造用絶縁性基板の一つの面、又はSOI基板の裏面(シリコン薄膜ではない側)の有機汚染物を除去するための洗浄を行う洗浄工程と、上記洗浄された面にサンドブラスト処理を行う工程と、上記サンドブラスト処理を行わなかった他の面を研磨する工程とを少なくとも含む粗面化された基板の製造方法を提供する。
本発明によれば、SOI基板の裏面(シリコン薄膜とは反対側の絶縁性基板の面)をサンドブラスト処理した後、シリコン薄膜を研磨しても、局所的にシリコン薄膜が薄くなる膜厚ムラが低減できる。これにより、滑り止めや曇り処理(フロスト処理)等のために、サンドブラスト処理をSOI基板の裏面に施すことが可能となる。
SOI基板の裏面をサンドブラスト処理した後、シリコン薄膜を研磨したときに生じる膜厚ムラの発生機構を示す。 図2は、石英基板をサンドブラスト処理したときの処理後の表面のSEM写真を示す。 1枚のウェーハ当たりのサンドブラスト処理の未処理部数を示す。 1枚のウェーハ当たりのサンドブラスト処理の未処理部数を示す。
本発明者らは、SOI基板の裏面をサンドブラスト処理した後、シリコン薄膜を研磨したときに生じる膜厚ムラの発生機構を図1に示すように推測する。
図1(A)に示すように、絶縁性基板3上のシリコン薄膜2を有するSOI基板1には、有機汚染物質Cが存在する。この有機汚染物Cは、例えば、糊、油分等であり、環境中からもしくはウェーハのハンドリング中に絶縁性基板3上に付着する。有機汚染物Cの大きさはさまざまであるが、膜厚ムラに与える影響の大きさを考慮すると、通常1〜900μmのものである。これより大きくなるとサンドブラストにより飛ばされる可能性が高くなり、これより小さいと後述するような突起物として残る可能性が低くなるためである。
サンドブラスト処理を行うと、図1(B)に示すように、ブラストされた絶縁性基板3の面は荒れると同時に数百nm〜数μm程度除去されるため、未処理部分3bは、突起部となって残存する。サンドブラストは強い圧力で微粉を吹き付けるため、大抵の異物は処理と同時に除去されるが、粘着力の高い有機汚染物はマスクの働きをして均一なサンドブラスト処理妨げる。また、通常、サンドブラスト工程は、粉塵を発生する工程であることから、綺麗な環境化で行うことが非常に難しい工程といえる。
図2は、石英ウェーハを、後述する方法でサンドブラスト処理したときの処理後の表面の光学顕微鏡写真を示す。図2は、サンドブラスト処理の完了部分3aとともに、未処理部分3bが存在することを示す。未処理部分3bの大きさは、通常50〜200μmのものである。これらを大きくなるとサンドブラストにより飛ばされる可能性が高くなり、これらより小さいと突起物として残る可能性が低くなるためである。
この未処理部分3bを有するSOI基板1に、図1(C)に示すように、例えばシリコン面の鏡面化のために、研磨器のウェーハチャック12でSOI基板1の裏面を固定し、研磨布11でシリコン薄膜2を研磨する。その結果、図1(D)に示すように、未処理部分3bに対応する箇所のシリコン薄膜2が多く研磨されることとなる。したがって、SOI基板1は、膜厚ムラを有するものとなる。
本発明は、例えば、滑り止め処理や曇り処理(フロスト処理)等により、裏面をサンドブラスト処理することが必要となるSOI基板に適用できる。
SOI基板は、シリコン薄膜を提供するドナー基板である単結晶シリコン基板と、ハンドル基板である絶縁性基板とを接合させて製造できる。
絶縁性基板としては、特に限定されないが、石英基板、ガラス基板(例えば、ホウケイ酸ガラスウェーハ、結晶化ガスウェーハ等)、サファイア基板、アルミナ基板、窒化アルミニウム基板等が挙げられ、曇り処理(フロスト処理)の点からは、好ましくは、石英基板、ガラス基板及びサファイア基板である。
したがって、SOI基板としては、好ましくは、SOG基板、SOQ基板及びSOS基板に適用できる。
本発明に用いるSOI基板は、SOITEC法やSiGen法(これらの改良方法を含む)を用いて、好ましくは、単結晶シリコン基板の一つの表面に水素イオンを注入するイオン注入工程と、絶縁性基板と上記単結晶シリコン基板のイオン注入面とを接合させる接合工程と、上記接合後、上記イオン注入層から上記絶縁性基板上のシリコン薄膜を剥離し、上記絶縁性基板上にシリコン薄膜を転写されたSOI基板を得る剥離工程とを少なくとも含んでなる製造方法より得られたものである。SOITEC法及びSiGen法の改良方法についても多くの報告があるが、その一つの例として特開2007−220900号公報が挙げられる。
絶縁性基板の好ましい厚さは、特に限定されないが、SEMI等で規定されているシリコンウェーハの厚さに近いものが望ましい。これは半導体装置はこの厚さのウェーハを扱うように設定されていることが多いためである。この観点から好ましくは300〜900μmである。
単結晶シリコン基板としては、特に限定されないが、例えばチョクラルスキー法により育成された単結晶をスライスして得られたもので、例えば直径が100〜300mm、導電型がP型またはN型、抵抗率が10Ω・cm程度のものが挙げられる。
単結晶シリコン基板の表面は、あらかじめ薄い絶縁膜を形成しておくことが好ましい。絶縁膜を通して水素イオン注入を行えば、注入イオンのチャネリングを抑制する効果が得られるからである。絶縁膜としては、好ましくは50〜500nmの厚さを有するシリコン酸化膜が好ましい。これはあまり薄いと、膜厚の酸化膜厚の制御が難しく、またあまり厚いと時間が掛かりすぎるためである。シリコン酸化膜は、一般的な熱酸化法により形成することができる。
本発明は、SOI基板を製造するための絶縁性基板にも適用できる。SOI基板と同様の問題は、突起物の発生が望ましくない、ガラス基板、石英基板等のSOI製造用絶縁性基板でも発生し、深刻な問題となるからである。
SOI製造用絶縁性基板は、ロボットハンドリング時の滑り止めや、透明基板における在荷センサー対応策としてサンドブラスト処理が必要であり、その後シリコン薄膜を鏡面化するために研磨が必要となるため、SOI基板と同様に膜厚ムラを生じる。
本発明によれば、サンドブラスト処理の前に、サンドブラスト処理の対象となる、SOI製造用絶縁性基板の一つの面、又はSOI基板の裏面(シリコン薄膜ではない側)の有機汚染物を除去するための洗浄を行う洗浄工程を行う。洗浄工程で用いる洗浄液は、有機汚染物除去に有効なものであれば特に限定されないが、利便性や価格等から、好ましくは、有機溶剤、オゾン水、酸又はアルカリ溶液を用いることができる。
有機溶剤としては、好ましくは、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール(IPA)等のアルコール、アセトン等のケトン、トルエン等の芳香族炭化水素、又はこれらの組み合わせが挙げられる。好ましくは、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、アセトン及びトルエンからなる群から選ばれる一以上を含み、更に好ましくはエタノール又はイソプロピルアルコールである。酸としては、硫酸、硫酸と過酸化水素と水の混合物である硫酸過水が挙げられ、硫酸と過酸化水素の好ましい濃度は、それぞれ30〜98質量%であり、好ましくは体積比で1:1から4:1(98質量%硫酸:30質量%過酸化水素水)である。
アルカリ溶液としては、好ましくは、アンモニア、水酸化アンモニウムと過酸化水素と水の混合物であるアンモニア過水、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化セシウム、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)、エチレンジアミン−パイロカテコール−水(EDP)及びヒドラジンからなる群からなる選らばれる一以上を含むものが挙げられる。使用する好ましいアルカリ濃度は、有機物の除去が目的であるので特に限定されるものではない。
また、好ましい洗浄工程としてドライ洗浄が挙げられる。ドライ洗浄は、好ましくは、UV洗浄、UVオゾン洗浄及び酸素プラズマ洗浄(アッシング)からなる群から選択される。
洗浄工程は、基板のパーティクル除去が目的ではなく、あくまで有機物除去である。
洗浄の方法は、有機溶剤を含ませた布・紙等でふき取る方法や、または基板を有機溶剤、酸又はアルカリ溶液に浸漬し、洗浄する方法がある。いずれの方法も有効であるが、対象となる基板をサンドブラスト装置にセットする際に有機物汚染が発生する恐れがある場合は、基板セットの後に、有機溶剤を含ませた布や紙等でふき取る方法が単純で有効な方法といえる。
次に、洗浄された表面を粗面化するため、この表面にサンドブラスト処理を行う。
例えば、ブラスト用の微粉としては、平均粒径5〜50μmのアルミナやシリカが挙げられ、サンドブラスト処理は、市販の装置を用いて行うことができる。
サンドブラスト処理後、サンドブラスト処理を行わなかった他の面を研磨する
研磨は、例えば、CMP等の研磨器を用い、チャックでSOI基板1の裏面を固定し、研磨布でシリコン薄膜を研磨して行われる。
本発明によれば、有機汚染物の除去に有効な方法で洗浄を行うというシンプルな工程を経ることにより、サンドブラスト未処理部分を大幅に減少させることができ、その後の研磨による膜厚ムラの発生を抑制できる。
以下、本発明を実験例に基づき説明する。
実験例1〜6
両面研磨を施した直径150mm、厚さ625μmの石英ウェーハを複数枚用意した。石英ウェーハをサンドブラスト装置にセットし、サンドブラスト直前にイソプロピルアルコール(実施例1)又はエタノール(実施例2)で拭き取った。一方、上記サンドブラスト装置にセットする前に、石英ウェーハを熱硫酸溶液(濃度約30質量%、温度80℃)で30分間の洗浄処理(実施例3)、又は石英ウェーハを硫酸過水(98質量%硫酸:30質量%過酸化水素水=4:1体積比)で10分間の洗浄処理(実施例4)、オゾンを溶存した水溶液(10mg/L)に10分間浸漬処理(実施例5)、5分間のUVオゾン洗浄(大気をUVランプで分解しオゾンを発生する装置を使用)(実施例6)、を行い、その後上記サンドブラスト装置にセットした。
サンドブラスト処理は、平均粒径10μmの微粉を噴射して、表面粗さ(中心線平均粗さRa500nm)となるように行った。
サンドブラストされた表面は、2質量%フッ化水素酸を用いて洗浄された。
サンドブラスト未処理部の数をカウントした。未処理部は、集光灯で観察することで簡単に判別ができた。各水準10枚を用意して実験を行い、平均して1枚のウェーハ当たりのサンドブラスト処理の未処理部数を算出した。結果を図3に示す。
比較実験例1
洗浄処理をしない以外は、実施例1と同様にして、サンドブラスト処理を行いサンドブラスト未処理部の数をカウントした。結果を図3に示す。
なお、図2は、石英基板をサンドブラスト処理したときの処理後の表面の光学顕微鏡写真を示す。図2は、サンドブラスト処理の完了部分3aとともに、未処理部分3bが存在することを示す。
実験例1〜6とも比較実験例1よりは未処理部の数が減少したが、実験例3と4は若干高めの数値となった。
実験例7
洗浄後に基板を真空ピンセットでハンドリングし、サンドブラスト処理直前まで、密閉した箱の中で保管し、基板を極力汚染しないように留意した基板を用いた以外は、実験例3と同様にして、サンドブラスト処理を行い、サンドブラスト未処理部の数をカウントした。未処理部の数を実験例3の結果とともに図4に示す。
結果は良好で低い欠陥数となった。よって、溶液に浸漬して行う洗浄では、洗浄後の保管やハンドリングに留意することで有効に欠陥数を低減できた。
1 SOI基板
2 シリコン薄膜
3 絶縁性基板
3a サンドブラスト処理完了部分
3b サンドブラスト処理の未処理部分
11 研磨布
12 ウェーハチャック
C 有機汚染物

Claims (8)

  1. SOI製造用絶縁性基板の一つの面、又はSOI基板の裏面(シリコン薄膜ではない側)の有機汚染物を除去するための洗浄を行う洗浄工程と、
    上記洗浄された面にサンドブラスト処理を行う工程と、
    上記サンドブラスト処理を行わなかった他の面を研磨する工程と
    を少なくとも含む粗面化された基板の製造方法。
  2. 上記SOI製造用絶縁性基板又はSOI基板が、石英基板、ガラス基板、サファイア基板、SOQ基板、SOG基板及びSOS基板からなる群から選択される請求項1に記載の粗面化された基板の製造方法。
  3. 上記洗浄工程が、有機溶剤、オゾン水、酸、アルカリ溶液、又はドライ洗浄を用いて上記有機汚染物を除去することを含む請求項1又は請求項2に記載の粗面化された基板の製造方法。
  4. 上記ドライ洗浄が、UV洗浄、UVオゾン洗浄及び酸素プラズマ洗浄(アッシング)からなる群から選択される請求項3に記載の粗面化された基板の製造方法。
  5. 上記有機溶剤が、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、アセトン及びトルエンからなる群から選ばれる一以上を含む請求項3に記載の粗面化された基板の製造方法。
  6. 上記アルカリ溶液が、アンモニア過水、アンモニア、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化セシウム、水酸化テトラメチルアンモニウム、エチレンジアミン−パイロカテコール−水(EDP)及びヒドラジンからなる一群から選ばれる一以上を含む請求項3に記載の粗面化された基板の製造方法。
  7. 上記SOI製造用絶縁性基板又はSOI基板が、SOI製造用絶縁性基板である請求項1〜6のいずれかに記載の粗面化された基板の製造方法。
  8. 請求項7に記載の製造方法で得られた粗面化された基板の粗面化されていない面にシリコン薄膜を形成するSOIの製造方法。
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