JP2010262907A - 分割コネクタ用保護キャップ付きサブコネクタにおける保護キャップの取り外し構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タブ32を備えた雄端子金具30が挿入されるサブハウジング40と、サブハウジング40に装着されタブ32を覆うことで保護する保護キャップ80と、を備えた分割コネクタ用保護キャップ付きサブコネクタにおける保護キャップの取り外し構造であって、前記サブハウジング40の側壁49には係止凹部50が形成され、保護キャップ80の係止凹部50と対向する内面には、係止凹部50に係止可能な弾性係止片81が形成され、弾性係止片81を押圧することで、係止凹部50から離脱する方向に弾性係止片81を弾性変形させる解除部当接面84Aを有する解除治具70を備えたことを特徴とする分割コネクタ用保護キャップ付きサブコネクタにおける保護キャップの取り外し構造。
【選択図】図7
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は保護キャップを取り外す際に雄端子金具が変形することを抑止するところにある。
(1)前記保護キャップは、前後方向に貫通された筒状をなし、一方の開口面から前記サブハウジングが挿入されて取り付けられるとともに、他方の開口面から前記解除治具の前記解除部を挿入可能となっている。このような構成とすれば、サブハウジングが挿入される側の反対側から解除治具を挿入することができるから、解除治具の解除部とサブハウジングとが干渉せず、作業性がよい。
(1)構成
本発明の実施形態を図1ないし図19によって説明する。本実施形態の保護キャップ取り外し構造は、保護キャップ80が装着された状態のサブコネクタ11(分割コネクタ用保護キャップ付きサブコネクタ)から、解除治具70を使用して、保護キャップ80を取り外すものである。図2に示すように解除治具70によって保護キャップ80が取り外された状態の複数のサブコネクタ11(図では1つのみ図示)がフレーム20に組みつけられることで分割コネクタ10が構成される。なお、分割コネクタ10は、不図示の雌側の分割コネクタと嵌合可能となっている。なお、以下の説明では、図1の左側を前方、図1の右側を後方とし、図6の上下を上下方向とする。
(2−1)保護キャップ取付工程
まず、リテーナ60が退避位置で組みつけられた状態のサブハウジング40を保護キャップ80の前側から挿入する(図11参照)。サブハウジング40を後方に移動させてゆくと、各弾性係止片81における係合突部87の後端面87Aがサブハウジング40の各側壁49の前端にそれぞれ押圧され、各弾性係止片81が外側に弾性変形する。さらに、サブハウジング40を後方に移動させてゆき、各係合突部87が各係合凹部50に達すると、各弾性係止片81は弾性復帰する。これにより、各係合突部87が各係合凹部50にそれぞれ係合し、保護キャップ80内において、サブハウジング40が正規位置で位置決めされる(図1参照)。
次に、正規位置で位置決めされたサブハウジング40の各キャビティに対して、対応する雄端子金具30を後方から挿入する(図12参照)。そして、キャビティ内に形成されたランス(不図示)がランス孔34と係止する結果、雄端子金具30がサブハウジング40から離脱する後方への移動が規制される(一次係止)。これと同時にタブ32がサブハウジング40の前方から突出し、保護キャップ80のタブ収容室85内に収容された状態となる(図6参照)。
すべてのキャビティに雄端子金具30を、それぞれ一次係止させた後、リテーナ60を退避位置から、係止位置に押し込んでやる。これにより、リテーナ60によって雄端子金具30の二次係止がされる。以上の工程により、サブコネクタ11の組み立てが完成する(図6参照)。
次に、解除治具70を使用して、サブハウジング40から保護キャップ80の取り外しを行う。解除治具70は、固定部72の固定孔72Aをビス止めすることによって、工程内の作業台の壁部12に固定されているものとする。まず、作業者は図13に示すように、解除治具70の開口側(図1及び図13の右側)から、保護キャップ80を挿入する。解除治具70の保護キャップ収容室73内に保護キャップ80を挿入してゆくと、弾性係止片81の解除部当接面84Aは、各解除部74の当接突部74Aに前方から押圧される。これにより、各解除部74によって、弾性係止片81が外側に弾性変形される。
次に、保護キャップ80が取り外されたサブコネクタ11を、図1に示すように、フレーム20の後方から収容室22に挿入する。これにより、仕切壁23から突出する係合突部23Aと、サブハウジング40の係合凹部48とが係合する。これと同時に、サブコネクタ11のタブ32はフレーム20のフード部21内に収容される。上記のようにして、各収容室22に各サブコネクタ11をそれぞれ組み付けてゆき、分割コネクタ10の組み付けが完了する。
以上、説明したように、本実施形態の保護キャップ取り外し構造では、解除治具70に保護キャップ80を嵌合させることで、保護キャップ80とサブコネクタ11とのロックが解除される。これにより、保護キャップ80とサブコネクタ11とのロックが解除された状態で保護キャップ80を取り外すことができるから、必要最小限の力で取り外し作業を行うことができる。このため、強い力でサブハウジング40を引っ張る必要がなく、保護キャップ80とサブハウジング40との装着方向(前後方向)に対して、サブハウジング40が傾いてしまうことを抑止できる。この結果、保護キャップ80の取り外し作業中に、雄端子金具30のタブ32が保護キャップ80の内壁に当接することを抑止でき、タブ32が変形することを抑止できる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、サブハウジング40の係止受け部を凹部とし、これに弾性係止片81の係止突部87を係止させる構成としたが、これに限定されない。例えば、サブハウジング40の係止受け部を突部とし、弾性係止片81に形成した凹部に係止させることで、保護キャップ80とサブハウジング40とのロックをする構成としてもよい。
12…作業台の壁部(固定部材)
30…雄端子金具
32…タブ
40…サブハウジング
49…サブハウジングの側壁
50…係止凹部(係止受け部)
70…解除治具
71…嵌合部
72A…固定孔
74…解除部
76…保持受け部
80…保護キャップ
81…弾性係止片
84A…解除部当接面
88…保持突部(保持部)
Claims (5)
- タブを有する雄端子金具が挿入されたサブハウジングと、前記サブハウジングに装着され前記タブを覆うことで保護する保護キャップと、を備えた分割コネクタ用保護キャップ付きサブコネクタにおける保護キャップの取り外し構造であって、
前記サブハウジングの側壁には係止受け部が形成され、
前記保護キャップの前記係止受け部と対向する内面には、前記係止受け部に係止可能な弾性係止片が形成され、
前記弾性係止片を押圧することで、前記係止受け部から離脱する方向に前記弾性係止片を弾性変形させる解除部を有する解除治具を備えたことを特徴とする分割コネクタ用保護キャップ付きサブコネクタにおける保護キャップの取り外し構造。 - 前記保護キャップは、前後方向に貫通された筒状をなし、一方の開口面から前記サブハウジングが挿入されて取り付けられるとともに、他方の開口面から前記解除治具の前記解除部を挿入可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の分割コネクタ用保護キャップ付きサブコネクタにおける保護キャップの取り外し構造。
- 前記解除治具は、前記保護キャップを嵌合可能な嵌合部と、前記嵌合部の内面に形成され前記保護キャップの側壁に形成された保持部と係合する保持受け部とを備え、
前記保護キャップを前記嵌合部に嵌合させた際に、前記解除部が前記弾性係止片を押圧するとともに、前記保持部が前記保持受け部と係合することを特徴とする請求項1又は2に記載の分割コネクタ用保護キャップ付きサブコネクタにおける保護キャップの取り外し構造。 - 前記弾性係止片は、前記解除部の挿入方向に向かうにつれて前記係止受け部側へ傾斜する解除部当接面を有した片持ち状をなし、
前記解除部は、前記解除部当接面を押圧することで、前記係止受け部から離脱する方向に前記弾性係止片を弾性変形させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の分割コネクタ用保護キャップ付きサブコネクタにおける保護キャップの取り外し構造。 - 前記解除治具は、固定部材に固定可能な固定部を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の分割コネクタ用保護キャップ付きサブコネクタにおける保護キャップの取り外し構造。
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JP2004349074A (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-09 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 雄コネクタ |
JP2006210076A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Matsushita Electric Works Ltd | モジュラジャックの保護キャップ取り外し工具 |
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