JP2010261605A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】安全な空気調和機を提供することを目的とする。
【解決手段】室内ユニット(図示せず)と室外ユニット(図示せず)を接続配管(図示せず)及び接続電線(図示せず)により連結して構成される分離型の空気調和機において、制御基板6等の電装部品を収納する電装品箱1を不燃材で構成し、前記制御基板6を難燃樹脂板からなる取付板24で固定するようにしたもので、接続電線を接続する部分でのトラッキングによる火炎や、制御基板6の搭載部品劣化による発熱発火、小動物進入による発熱発火等、一定の電力が発生し燃焼・発火が発生する可能性がある部位全体が不燃材で覆われるので、UL規格94V−0の難燃性合成樹脂の燃焼・発火による類焼を防止できる。
【選択図】図1
【解決手段】室内ユニット(図示せず)と室外ユニット(図示せず)を接続配管(図示せず)及び接続電線(図示せず)により連結して構成される分離型の空気調和機において、制御基板6等の電装部品を収納する電装品箱1を不燃材で構成し、前記制御基板6を難燃樹脂板からなる取付板24で固定するようにしたもので、接続電線を接続する部分でのトラッキングによる火炎や、制御基板6の搭載部品劣化による発熱発火、小動物進入による発熱発火等、一定の電力が発生し燃焼・発火が発生する可能性がある部位全体が不燃材で覆われるので、UL規格94V−0の難燃性合成樹脂の燃焼・発火による類焼を防止できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和機に関するもので、特に、空気調和機の室内機に用いられる電装品箱に関するものである。
従来の空気調和機では、UL規格94V−0程度の燃性合成樹脂で構成された電装品箱に制御基板を収納し、接続電線用端子台も樹脂によるつめ構造で保持している(例えば、特許文献1参照)。
また近年は、UL規格94−5VA材を電装品箱に採用しているものもある(例えば、特許文献2参照)。
図4は、上記特許文献1に記載された従来の空気調和機の電装品箱を示すものである。
図4に示すように、従来の空気調和機の電装品箱1は、熱交換器3およびドレンパン4に隣接する場所に設けられ、台枠2と前面枠5とで覆われている。その上部には、制御基板6と、制御基板6を覆う板金材料からなる基板カバー7が設けられる。その中央部には端子台8が設けられ、端子台8は、リード線9により制御基板6などと接続される。その下部には、接続電線10をガイドしてその通路を形成するトンネル部14が設けられている。
この端子台8には、空気調和機の設置現場で、室外ユニット(図示せず)から引き回される接続電線10が接続される。端子台8の下方には、接続電線10を固定する電線押さえ樹脂11と電線固定ネジ12とが設けられている。また、前面枠5には、前記の端子台8と電線押さえ樹脂11の位置に対向して開口部16が形成され、開口部16には、扉17が、開口部16を閉塞して設けられている。前記扉17の裏面に形成されたリブ(図示せず)に沿って板金材料等の不燃材料からなる電装カバー26が挿入されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来の空気調和機の構成では、制御基板6の火炎に対応するに当り、UL規格94V−0程度の難燃性合成樹脂で構造体を形成し、高電力を発生する部位のみ鉄板等の不燃材で覆っていた。この為、制御基板6の裏面への小動物の侵入や、長期使用における部品劣化等予期せぬ異常時における発火・発煙には十分対応できない課題を有していた。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、電装品箱を不燃材で構成する事により安全な空気調和機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、室内ユニットと室外ユニットを接続配管及び接続電線により連結して構成される分離型の空気調和機において、制御
基板等の電装部品を収納する電装品箱を不燃材で構成し、前記制御基板を難燃樹脂板で固定するようにしたもので、接続電線を接続する部分でのトラッキングによる火炎や、制御基板搭載部品劣化による発熱発火、小動物進入による発熱発火等、一定の電力が発生し燃
焼・発火が発生する可能性がある部位全体が不燃材で覆われているので、UL規格94V−0の難燃性合成樹脂の燃焼・発火による類焼を防止できる。
基板等の電装部品を収納する電装品箱を不燃材で構成し、前記制御基板を難燃樹脂板で固定するようにしたもので、接続電線を接続する部分でのトラッキングによる火炎や、制御基板搭載部品劣化による発熱発火、小動物進入による発熱発火等、一定の電力が発生し燃
焼・発火が発生する可能性がある部位全体が不燃材で覆われているので、UL規格94V−0の難燃性合成樹脂の燃焼・発火による類焼を防止できる。
本発明の空気調和機は、電装部品を収納する電装品箱を不燃材で構成することで、制御基板を固定するUL規格94V−0の難燃性樹脂が燃焼した場合も、外装を覆う不燃材で、延焼防止や類焼火炎を防止することができる安全な空気調和機が構成できる。
第1の発明は、室内ユニットと室外ユニットを接続配管及び接続電線により連結して構成される分離型の空気調和機において、制御基板等の電装部品を収納する電装品箱を不燃材で構成し、前記制御基板を難燃樹脂板で固定するようにしたもので、接続電線を接続する部分でのトラッキングによる火炎や、制御基板搭載部品劣化による発熱発火、小動物進入による発熱発火等、一定の電力が発生し燃焼・発火が発生する可能性がある部位全体が不燃材で覆われているので、UL規格94V−0の難燃性合成樹脂の燃焼・発火による類焼を防止できる。
第2の発明は、特に、第1の発明の難燃樹脂板に、室内ユニットに電源を供給する電源コードと接続電線を通す経路をそれぞれ設けたもので、接続電線を通す部分をトンネル形状にする必要が無くなり、複雑な形状の金型を必要としない安価な空気調和機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機の室内ユニットの部分分解斜視図、図2は、同室内ユニットの前面枠5のパネル及び扉17を開けた据付工事状態の内部構造図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機の室内ユニットの部分分解斜視図、図2は、同室内ユニットの前面枠5のパネル及び扉17を開けた据付工事状態の内部構造図である。
図1、2において、本実施の形態における空気調和機は、室内ユニット40と、接続配管(図示せず)及び後述の接続電線10を介して、室内ユニット40と接続される室外ユニット(図示せず)から構成され、室内ユニット40に内設され、制御基板6等の電装部品を収納する電装品箱1は、熱交換器3に隣接する場所に設けられ、台枠2と前面枠5とで覆われている。電装品箱1は、不燃材である板金で箱形状を呈した電装箱29で構成され、制御基板6は、電装箱29内部に納められた難燃樹脂板で形成された取付板24の弾性形状のツメ(図示せず)で固定されている。
制御基板6の部品装着面側を覆う板金材料からなる基板カバー7が設けられる。電装箱
29には、端子台8が設けられ、端子台8には、リード線(図示せず)により制御基板6などと接続される。この端子台8には、空気調和機の設置現場で、室外ユニットから引き回される接続電線10が接続される。端子台8の下方には、接続電線10を固定する電線押さえ樹脂11と、電線固定ネジ12とが設けられ、端子台8と電線押さえ樹脂11の位置に対向して開口部16が形成され、開口部16には、扉17が、開口部16を閉塞して設けられている。扉17には、板金材料の不燃材料からなる電装カバー18が設けられている。
29には、端子台8が設けられ、端子台8には、リード線(図示せず)により制御基板6などと接続される。この端子台8には、空気調和機の設置現場で、室外ユニットから引き回される接続電線10が接続される。端子台8の下方には、接続電線10を固定する電線押さえ樹脂11と、電線固定ネジ12とが設けられ、端子台8と電線押さえ樹脂11の位置に対向して開口部16が形成され、開口部16には、扉17が、開口部16を閉塞して設けられている。扉17には、板金材料の不燃材料からなる電装カバー18が設けられている。
以上のように構成された本実施の形態における空気調和機の電装品箱について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電装部品(図示せず)を収納する電装箱29を不燃材の鉄板で構成し、基板カバー7及び扉17に取り付けられた電装カバー18の不燃材で覆った構造とすることにより、端子台8のトラッキングによる発火や、制御基板6に搭載の電子部品劣化による発熱発火、小動物進入による発熱発火等、一定の電力が発生し発火が発生する可能性がある近傍の難燃性樹脂の延焼危険域内全体が不燃材の鉄板で覆われているので、発火が発生しても類焼・延焼を防止できる。
まず、電装部品(図示せず)を収納する電装箱29を不燃材の鉄板で構成し、基板カバー7及び扉17に取り付けられた電装カバー18の不燃材で覆った構造とすることにより、端子台8のトラッキングによる発火や、制御基板6に搭載の電子部品劣化による発熱発火、小動物進入による発熱発火等、一定の電力が発生し発火が発生する可能性がある近傍の難燃性樹脂の延焼危険域内全体が不燃材の鉄板で覆われているので、発火が発生しても類焼・延焼を防止できる。
以上のように、本実施の形態によれば、電装品箱1の電装箱29を不燃材の鉄板で構成することで、樹脂の延焼危険域内全体が不燃材の鉄板で覆われていることになり、高価なUL規格94−5VAに適合する樹脂を採用することなく、電装部品からの発火の防止及び、延焼防止や類焼火炎が防止ができる安全な空気調和機が構成できる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における空気調和機の電装品箱の分解斜視図である。尚、上記第1の実施の形態における空気調和機と同一部品には、同一符号を付してその説明を省略する。
図3は、本発明の第2の実施の形態における空気調和機の電装品箱の分解斜視図である。尚、上記第1の実施の形態における空気調和機と同一部品には、同一符号を付してその説明を省略する。
図3において、本実施の形態における電装品箱1は、電装箱29で構成され、制御基板6は、電装箱29内部に納められた難燃樹脂板からなる取付板24の弾性形状のツメ(図示せず)で固定されている。また、端子台8は、電装箱29に形成された前面側下方に傾斜する傾斜面(図示せず)に固定されている。前記取付板24の下方側は、制御基板6よりさらに延長され側面が開放状態を呈し、仕切り壁20にて、室内ユニット40に電源を供給する電源コ−ド19が通る経路としての溝21と、接続電線10が通る経路としての溝22が設けられている。
以上のように構成された本実施の形態における空気調和機の電装品箱について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電装品箱1を組み立て時、電源コ−ド19は、溝21に沿って電装箱29の内部に引き込まれ、止め具23で固定され、端子台8及び制御基板6に接続される。据付工事で、室内ユニット40と室外ユニットを繋ぐ接続電線10は、溝22に収まり端子台8に接続され、電線押さえ樹脂11と電線固定ネジ12とで固定される。
以上のように、本実施の形態においては、制御基板6を固定する取付板24を延長し、側面が開放状態形状部に壁を設け、電源コ−ド19と室内ユニット40と室外ユニットを繋ぐ接続電線10の経路を構築しているので、トンネル形状に接続電線10を通す構造が必要でなく、複雑な形状の金型を必要としない安価な電装品箱1を構成することができる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、電装品箱を不燃材で構成する為、制御基板搭載部品や、制御基板取付樹脂が燃焼した場合の火炎の到達部位全てを不燃材で覆う事となり、高価なUL規格94−5VAに適合する高度難燃性を使用する必要がない。又、金型形状も簡素化でき安価で製品寿命経過後も火災が発生することがないもので、各種空気調和機に適用できる。
1 電装品箱
6 制御基板
7 基板カバ−
8 端子台
10 接続電線
21、22 溝(経路)
24 取付板(難燃樹脂板)
6 制御基板
7 基板カバ−
8 端子台
10 接続電線
21、22 溝(経路)
24 取付板(難燃樹脂板)
Claims (2)
- 室内ユニットと室外ユニットを接続配管及び接続電線により連結して構成される分離型の空気調和機において、制御基板等の電装部品を収納する電装品箱を不燃材で構成し、前記制御基板を難燃樹脂板で固定するようにした空気調和機。
- 難燃樹脂板に、室内ユニットに電源を供給する電源コードと接続電線を通す経路をそれぞれ設けた請求項1に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009110543A JP2010261605A (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009110543A JP2010261605A (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010261605A true JP2010261605A (ja) | 2010-11-18 |
Family
ID=43359838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009110543A Pending JP2010261605A (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010261605A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013188952A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置 |
JP2016038170A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室内機 |
JP2017156636A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | ブラザー工業株式会社 | 電子機器および画像形成装置 |
WO2023119472A1 (ja) * | 2021-12-22 | 2023-06-29 | 三菱電機株式会社 | 空気清浄機 |
-
2009
- 2009-04-30 JP JP2009110543A patent/JP2010261605A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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