JP2010261419A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置 Download PDF

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喜代治 中村
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    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
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Abstract

【課題】この発明は、突起部とレール部材との係合を利用してバルブの開弁特性を切り換える内燃機関の可変動弁装置において、当該係合時に突起部とレール部材との確実な接触の維持を実現し得る構成を提供することを目的とする。
【解決手段】カムシャフト12に固定されたテーパ状のテーパ部62と、テーパ部62に対して螺旋状に巻き掛けられた板状のレール部材64と、レール部材64の一側面に対して係脱自在に配置された突起部58cと、突起部58cをテーパ部62に対して突き出し可能なアクチュエータ66とを備える。突起部58cとテーパ部62との相対的な変位が生ずる際に、レール部材64により案内される突起部58cと接触するテーパ部62の径がカムシャフト12の回転に伴って太くなっていくように、カムシャフト12におけるテーパ部62の取り付け方向を設定する。
【選択図】図5

Description

この発明は、内燃機関の可変動弁装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、バルブの開弁特性を機械的に変更可能とする内燃機関の可変動弁機構が開示されている。この従来の可変動弁機構は、カムシャフトに設けられた螺旋状のレール溝と、このレール溝に係脱自在に配置された従動ピンとを備えている。そして、従動ピンとレール溝との係合時に、カムシャフトの回転に伴って従動ピンがレール溝に案内されて移動することにより、バルブの開弁特性が切り換わるようになっている。
特開平6−212924号公報
上記従来の可変動弁機構において螺旋状のレール溝を成形するためには、長い機械加工時間が必要となる。そこで、このようなレール溝に代えて、カムシャフトに螺旋状に巻き掛けられたレール部材を備えるようにし、当該レール部材によって上記従動ピン(突起部)の移動を案内させるようにすることが考えられる。このような構成を採用してバルブの開弁特性の切り換えを円滑に行うためには、従動ピンとレール部材との係合時に、これらの部材が確実に接触を維持することが要求される。また、これらの部材を確実に接触させる必要があるのは、内燃機関の振動等に起因して従動ピンとレール部材とが非接触の状態になる可能性があり、これにより、バルブの開弁特性の切り換えが確実に行われなくなる可能性があるからである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、突起部とレール部材との係合を利用してバルブの開弁特性を切り換える内燃機関の可変動弁装置において、当該係合時に突起部とレール部材との確実な接触の維持を実現し得る構成を提供することを目的とする。
第1の発明は、内燃機関の可変動弁装置であって、
バルブを駆動するためのカムが固定もしくは軸方向の移動自在に取り付けられたカムシャフトと、
前記カムシャフトに固定もしくは軸方向の移動自在に取り付けられたテーパ状のテーパ部と、
前記テーパ部に対して螺旋状に巻き掛けられた板状のレール部材と、
前記レール部材の一側面に対して係脱自在に配置された突起部と、
前記突起部を前記テーパ部に対して突き出し可能なアクチュエータと、を備え、
前記突起部と前記レール部材の前記一側面との係合時に生ずる突起部と前記テーパ部との相対的な変位に伴って、前記バルブの開弁特性が変化する内燃機関の可変動弁装置であって、
前記突起部と前記テーパ部との相対的な前記変位が生ずる際に、前記レール部材により案内される前記突起部と接触する前記テーパ部の径が前記カムシャフトの回転に伴って太くなっていくように、前記カムシャフトにおける前記テーパ部の取り付け方向が設定されていることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記レール部材には、両端に鉤状部がそれぞれ設けられており、
前記テーパ部には、前記鉤状部を掛け留めるための掛留部が設けられており、
前記掛留部の位置は、前記鉤状部が前記掛留部に掛け留められることによって、前記レール部材が前記テーパ部に対して螺旋状に巻き掛けられた状態にできるように設定されていることを特徴とする。
また、第3の発明は、第2の発明において、
前記カムシャフトは、前記テーパ部の細径側の端部に隣接する部位に、前記テーパ部の細径側の前記端部の径よりも細い径もしくは同じ径からなる細径部を備えることを特徴とする。
また、第4の発明は、第3の発明において、
前記細径部が前記カムシャフトのジャーナル部を兼ねていることを特徴とする。
第1の発明のように、カムシャフトにおけるテーパ部の取り付け方向が設定されていることにより、突起部とレール部材の一側面との係合時に、テーパ部によって突起部がレール部材4の上記一側面に向けて押圧されるようになる。このため、当該係合時に突起部とレール部材との確実な接触を維持させることが可能となる。これにより、バルブの開弁特性の円滑な切り換えを実現することができる。
第2の発明によれば、鉤状部を掛留部に掛け留めるだけで、レール部材をテーパ部に対して設計位置通りに容易かつ正確に取り付けることが可能となる。また、鉤状部を掛留部に掛け留めることにより、テーパ部に対してレール部材が螺旋状に巻き掛けられた状態となるので、単品状態でレール部材を螺旋状に形成しておく必要がなくなる。
第3の発明によれば、テーパ部の細径側の端部に隣接する部位に備えた細径部を利用して、テーパ部へのレール部材の組み付け性を向上させることができる。
第4の発明によれば、カムシャフトの全長の増加を招くことなく、細径部を利用して、テーパ部へのレール部材の組み付け性を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態1の内燃機関の可変動弁装置の全体構成を概略的に示す図である。 図1に示す可変機構を、バルブの基端部側から見下ろした図である。 第1ロッカーアームをロッカーシャフトの軸方向(図2中の矢視Aの方向)から見た図である。 第2ロッカーアームを図3と同じくロッカーシャフトの軸方向(矢視Aの方向)から見た図である。 図1に示す切換機構の詳細な構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1におけるテーパ部およびレール部材を単品状態でそれぞれ表した図である。 本発明の実施の形態2におけるテーパ部およびレール部材を単品状態でそれぞれ表した図である。 本発明の実施の形態2におけるレール部材がテーパ部に組み付けられた状態を表した図である。 本発明の実施の形態2のレール部材の組み付け時に生じ得る問題点を説明するための図である。 本発明の実施の形態3におけるカムシャフトの構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1〜3の構成と比較して、本発明の実施の形態4のカムシャフトの構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1〜3の構成と比較して、本発明の実施の形態4のスライドピンの構成を説明するための図である。
実施の形態1.
先ず、図1乃至図6を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
[可変動弁装置の全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1の内燃機関1の可変動弁装置10の全体構成を概略的に示す図である。
ここでは、内燃機関1は、4つの気筒(#1〜#4)を有し、#1→#3→#4→#2の順で爆発行程が行われる直列4気筒型エンジンであるものとする。また、内燃機関1の個々の気筒には、2つの吸気バルブと2つの排気バルブとが備わっているものとする。そして、図1に示す構成は、各気筒に配設された2つの吸気バルブ、或いは2つの排気バルブを駆動する機構として機能するものとする。
本実施形態の可変動弁装置10は、カムシャフト12を備えている。カムシャフト12は、図示省略するクランクシャフトに対してタイミングチェーンまたはタイミングベルトによって連結され、クランクシャフトの1/2の速度で回転するように構成されている。カムシャフト12には、1気筒当たり1つの主カム14と2つの副カム16とが形成されている。主カム14は、2つの副カム16の間に配置されている。
主カム14は、カムシャフト12と同軸の円弧状のベース円部14a(図3参照)と、当該ベース円の一部を半径方向外側に向かって膨らませるように形成されたノーズ部14b(図3参照)とを備えている。また、本実施形態では、副カム16は、ベース円部のみを有するカム(ゼロリフトカム)として構成されている(図4参照)。
各気筒のカム14、16とバルブ18との間には、可変機構20が介在している。すなわち、カム14、16の作用力は、可変機構20を介して2つのバルブ18へ伝達されるようになっている。バルブ18は、カム14、16の作用力とバルブスプリング22の付勢力とを利用して開閉されるようになっている。
可変機構20は、主カム14の作用力をバルブ18へ伝達する状態と副カム16の作用力をバルブ18へ伝達する状態とを切り換えることにより、バルブ18の開弁特性を変更する機構である。尚、本実施形態においては、副カム16はゼロリフトカムであるため、副カム16の作用力がバルブ18へ伝達される状態とは、バルブ18が開閉しない状態(弁停止状態)を意味するものとする。
また、本実施形態の可変動弁装置10は、各可変機構20を駆動して、バルブ18の動作状態を切り換えるための切換機構24を気筒毎に備えている。切換機構24は、ECU(Electronic Control Unit)26からの駆動信号に従って駆動されるようになっている。ECU26は、内燃機関1の運転状態を制御するための電子制御ユニットであり、クランクポジションセンサ28等の出力信号に基づいて切換機構24を制御する。クランクポジションセンサ28は、内燃機関1の出力軸(クランクシャフト)の回転速度を検出するセンサである。
(可変機構の構成)
次に、図2乃至図4を参照して、可変機構20の詳細な構成を説明する。
図2は、図1に示す可変機構20を、バルブ18の基端部側から見下ろした図である。
可変機構20は、カムシャフト12と平行に配置されたロッカーシャフト30を備えている。図2に示すように、ロッカーシャフト30には、1つの第1ロッカーアーム32と、一対の第2ロッカーアーム34R、34Lとが回転自在に取り付けられている。第1ロッカーアーム32は、2つの第2ロッカーアーム34R、34Lの間に配置されている。尚、本明細書では、左右の第2ロッカーアーム34R、34Lを特に区別しないときには、単に第2ロッカーアーム34と表記する場合がある。
図3は、第1ロッカーアーム32をロッカーシャフト30の軸方向(図2中の矢視Aの方向)から見た図であり、図4は、第2ロッカーアーム34を図3と同じくロッカーシャフト30の軸方向(矢視Aの方向)から見た図である。
図3に示すように、第1ロッカーアーム32におけるロッカーシャフト30の反対側の端部には、主カム14と接することができる位置に、第1ローラ36が回転可能に取り付けられている。第1ロッカーアーム32は、ロッカーシャフト30に取り付けられたコイルスプリング38によって、第1ローラ36が主カム14と常に当接するように付勢されている。上記のように構成された第1ロッカーアーム32は、主カム14の作用力とコイルスプリング38の付勢力との協働により、ロッカーシャフト30を支点として揺動するようになる。
一方、図4に示すように、第2ロッカーアーム34におけるロッカーシャフト30の反対側の端部には、バルブ18の基端部(詳細には、バルブステムの基端部)が当接している。また、第2ロッカーアーム34の中央部位には、第2ローラ40が回転可能に取り付けられている。
また、第2ロッカーアーム34の他端においては、ロッカーシャフト30がラッシュアジャスタ42を介して内燃機関1の静止部材であるカムキャリア(或いはシリンダヘッド等)に支持されているものとする。このため、第2ロッカーアーム34は、ラッシュアジャスタ42から押し上げ力を受けることによって、副カム16に向けて付勢されている。
また、第1ローラ36に対する第2ローラ40の位置は、第1ローラ36が主カム14のベース円部14aと当接(図3参照)し、かつ、第2ローラ40が副カム16のベース円部と当接(図4参照)している時に、第2ローラ40の軸心と第1ローラ36の軸心とが図2に示すように、同一直線L上に位置するように定められている。
(切換機構の構成)
次に、図5を参照して、切換機構24の詳細な構成を説明する。
切換機構24は、第1ロッカーアーム32と第2ロッカーアーム34との連結/非連結を切り換えるための機構であり、これにより、主カム14の作用力が第2ロッカーアーム34に伝達される状態と、当該作用力が第2ロッカーアーム34に伝達されない状態とを切り換えて、バルブ18の動作状態を弁稼動状態と弁停止状態との間で切り換えることができるようになっている。
図5は、図1に示す切換機構24の詳細な構成を説明するための図である。尚、図5(A)においては、ローラ36、40の軸心位置で切断した断面を用いて可変機構20を表している。また、説明を分かり易くする観点から、図5(A)においては、可変機構20の搭載位置に対するカムシャフト12の搭載位置を、カムシャフト12の軸方向位置を除き実際の搭載位置と異ならせた状態で表している。また、図5(B)は、スライドピン58をカムシャフト12の軸方向から見た図である。
図5に示すように、第1ローラの第1支軸44の内部には、その軸方向に貫通するように第1ピン孔46が形成されており、第1ピン孔46の両端は、第1ロッカーアーム32の両側面に開口している。第1ピン孔46には、円柱状の第1切換ピン48が摺動自在に挿入されている。
一方、第2ロッカーアーム34L側の第2ローラ40の第2支軸50Lの内部には、第1ロッカーアーム32と反対側の端部が閉塞され、かつ、第1ロッカーアーム32側の端部が開口された第2ピン孔52Lが形成されている。また、第2ロッカーアーム34R側の第2ローラ40の第2支軸50Rの内部には、その軸方向に貫通するように第2ピン孔52Rが形成されており、第2ピン孔52Rの両端は、第2ロッカーアーム34Rの両側面に開口している。
第2ピン孔52Lには、円柱状の第2切換ピン54Lが摺動自在に挿入されている。また、第2ピン孔52Lの内部には、第2切換ピン54Lを第1ロッカーアーム32方向(以下、「切換ピンの進出方向」と称する)に向けて付勢するリターンスプリング56が配置されている。また、リターンスプリング56は、実装された状態において、第1ロッカーアーム32に向けて第2切換ピン54Lを常時付勢するように構成されているものとする。また、第2ピン孔52Rには、円柱状の第2切換ピン54Rが摺動自在に挿入されている。
以上の3つのピン孔46、52L、52Rの相対位置は、第1ローラ36が主カム14のベース円部14aと当接(図3参照)し、かつ、第2ローラ40が副カム16のベース円部と当接(図4参照)している時に、3つのピン孔46、52L、52Rの軸心が同一直線上に位置するように決定されている。
また、切換機構24は、カム14、16の回転動力を利用して、切換ピン48、54L、54Rを第2ロッカーアーム34L側に向けて(切換ピンの退出方向に)変位させるためのスライドピン58を備えている。スライドピン58は、図5に示すように、第2切換ピン54Rの端面と当接する端面を有する円柱部58aを備えている。円柱部58aは、カムキャリアに固定された支持部材60によって、軸方向に進退自在であって、周方向に回転自在に支持されている。
また、円柱部58aにおける第2切換ピン54Rと反対側の端部には、当該円柱部58aの半径方向外側に向けて突出するように、棒状のアーム部58bが設けられている。すなわち、当該アーム部58bは、当該円柱部58aの軸心を中心として回転自在に構成されている。アーム部58bの先端部は、カムシャフト12の周面と対向する位置まで延びるように構成されている。また、アーム部58bの先端部には、カムシャフト12の周面に向けて突出するように突起部58cが設けられている。
カムシャフト12における突起部58cと対向する外周面には、テーパ状に形成されたテーパ部62が設けられている。テーパ部62の周面には、螺旋状のレール部材64が巻き掛けられている。これらのテーパ部62およびレール部材64の構成は、本実施形態の特徴部分であるので、図6を用いて後述する。また、カムシャフト12における副カム16とテーパ部62との間には、図示省略するカムキャリアおよびカムキャップ(カムシャフト支持部材)によって支持されるジャーナル部12aが設けられている。
また、切換機構24は、突起部58cをレール部材64の一側面(図5(A)における左側の側面)に係合させるためのアクチュエータ66を備えている。より具体的には、アクチュエータ66は、ECU26からの指令に基づいてデューティ制御されるソレノイド68と、当該ソレノイド68の駆動軸68aと当接するロックピン70とを備えている。
ロックピン70には、ソレノイド68の推力に抗する付勢力を発するスプリング72の一端が掛け留められており、当該スプリング72の他端は、静止部材であるカムキャリアに固定された支持部材74に掛け留められている。このような構成によれば、ECU26からの指令に基づくソレノイド68の駆動時には、ソレノイド68の推力がスプリング72の付勢力に打ち勝つことで、ロックピン70を進出させることができ、一方、ソレノイド68の駆動が停止されると、スプリング72の付勢力によってロックピン70および駆動軸68aを速やかに所定位置に退出させられるようになる。また、ロックピン70は、支持部材74によってその半径方向への移動が拘束されている。このため、ロックピン70がその半径方向から力を受けることがあっても、ロックピン70が当該方向に移動しないようにすることができる。
また、ソレノイド68は、ロックピン70がスライドピン58のアーム部58bの先端部の押圧面(突起部58cが設けられた面と反対側の面)58dをテーパ部62に向けて押圧可能な位置において、カムキャリア等の静止部材に固定されているものとする。言い換えれば、押圧面58dは、ロックピン70によって突起部58cがテーパ部62に向けて押されることができるような形状および位置に設けられている。
テーパ部62におけるレール部材64の螺旋の向きは、レール部材64と突起部58cとが係合した状態でカムシャフト12が図5に示す所定の回転方向に回転する場合に、スライドピン58がリターンスプリング56の付勢力に抗して切換ピン48、54L、54Rをその退出方向に押し退けてロッカーアーム32、34に近づく方向に変位するように設定されている。
ここで、リターンスプリング56の付勢力によって、第2切換ピン54Lが第2ピン孔52Lおよび第1ピン孔46の双方に挿入された状態となり、かつ、第1切換ピン48が第1ピン孔46および第2ピン孔52Rの双方に挿入された状態となっている時のスライドピン58の位置を、「変位端Pmax1」と称する。この変位端Pmax1にスライドピン58が位置している時には、第1ロッカーアーム32と第2ロッカーアーム34R、34Lとがすべて連結された状態となる。そして、切換ピン48等がスライドピン58からの力を受けることによって、第2切換ピン54L、第1切換ピン48、および第2切換ピン54Rがそれぞれ第2ピン孔52L、第1ピン孔46、および第2ピン孔52Rのみに挿入された状態となっている時のスライドピン58の位置を、「変位端Pmax2」と称する。すなわち、この変位端Pmax2にスライドピン58が位置している時には、第1ロッカーアーム32と第2ロッカーアーム34R、34Lとがすべて非連結とされた状態となる。
本実施形態では、カムシャフト12の軸方向におけるレール部材64の始端Aの位置は、スライドピン58が上記変位端Pmax1に位置する時の突起部58cの位置と一致するように設定されている。そして、カムシャフト12の軸方向におけるレール部材64の終端Bの位置は、スライドピン58が上記変位端Pmax2に位置する時の突起部58cの位置と一致するように設定されている。つまり、本実施形態では、レール部材64によって突起部58cが案内される範囲(始端Aから終端Bまでの範囲)内で、スライドピン58が変位端Pmax1からPmax2の間で変位可能となるように構成されている。
更に、テーパ部62の周方向において当該テーパ部62に対するレール部材64の取り付け位置は、切換ピンの退出方向へのスライドピン58の変位区間が主カム14のベース円区間内と合致するように設定されている。
また、本実施形態のアーム部58bには、押圧面58dの一部を切り欠いて凹状に形成された切欠部58eが設けられている。押圧面58dは、スライドピン58が変位端Pmax1からPmax2に変位する間、ロックピン70と当接した状態が維持されるように設けられている。そして、切欠部58eは、スライドピン58が上記変位端Pmax2に位置している状態において、ロックピン70と係合可能な部位に設けられている。
また、切欠部58eは、突起部58cをテーパ部62に向けて突き出す方向にアーム部58bが回転するのを規制可能であって、スライドピン58が切換ピンの進出方向に移動するのを規制可能な態様で、ロックピン70と係合するように形成されている。より具体的には、図5(B)に示すように、切欠部58eには、ロックピン70が当該切欠部58e内に入り込んでいくにつれ、スライドピン58がテーパ部62からより大きく離れるように案内する案内面58fが備えられている。
以上のように構成された本実施形態の可変動弁装置10によれば、ソレノイド68の通電のON、OFFとカムシャフト12の回転力とリターンスプリング56の付勢力とを利用して、スライドピン58の軸方向位置を変位端Pmax1からPmax2の間で移動させることで、弁稼動状態と弁停止状態との間でバルブ18の動作状態を切り換えることが可能となる。
より具体的には、弁停止要求が出された際に、ソレノイド68への通電をONとして突起部58cをレール部材64に係合させることで、カムシャフト12の回転力を利用するスライドピン58によって、切換ピン48等を切換ピンの退出方向に移動させることができる。その結果、一度のベース円区間中に、第1ロッカーアーム32と2つの第2ロッカーアーム34とを連結状態から非連結状態に速やかに切り換えることが可能となる。これにより、弁停止状態とすることができる。また、弁復帰要求が出された際に、ソレノイド68への通電をOFFとしてスライドピン58とロックピン70との係合を解除することで、リターンスプリング56の付勢力を利用して、切換ピン48等やスライドピン58を切換ピンの進出方向に移動させることができる。その結果、一度のベース円区間中に、第1ロッカーアーム32と2つの第2ロッカーアーム34とを非連結状態から連結状態に速やかに切り換えることが可能となるとともに、弁停止動作を開始させられる元の位置(Pmax1)にスライドピン58を戻すことができる。これにより、バルブ18の動作状態を弁稼動状態に復帰させることができる。
[テーパ部およびレール部材の具体的構成]
次に、上記図5とともに新たに図6を参照して、テーパ部62およびレール部材64の詳細な構成を説明する。
図6は、本発明の実施の形態1におけるテーパ部62およびレール部材64を単品状態でそれぞれ表した図である。尚、レール部材64をテーパ部62に組み付けた(巻き掛けた)状態は、図5(A)に示す通りである。
図6(B)、(C)に示すように、レール部材64は、板状の部材であり、螺旋状のC字型に形成されている。このように形成されたレール部材64は、図6(A)に示すテーパ部62に溶接等の接合方法によって固定される。この固定の際、テーパ部62の周方向において、当該テーパ部62に対するレール部材64の取り付け位置は、既述したように、切換ピンの退出方向へのスライドピン58の変位区間が主カム14のベース円区間内と合致するように設定されている。
更に、本実施形態では、カムシャフト12の回転に伴う突起部58cとテーパ部62との相対的な変位が生ずる際に(すなわち、突起部58cがレール部材64に案内されて図5(A)に示す始端Aから終端Bに向けて移動する際に)、レール部材64により案内される突起部58cと接触するテーパ部62の径がカムシャフト12の回転に伴って太くなっていくように、カムシャフト12におけるテーパ部62の取り付け方向(固定方向)が設定されている。言い換えれば、カムシャフト12においてテーパ部62の径が大きくなっていく方向と、レール部材64の案内による突起部58c(スライドピン58)の移動方向とが一致するように、カムシャフト12におけるテーパ部62の取り付け方向が設定されている。尚、カムシャフト12におけるテーパ部62の細径側の端部62cに隣接する部位には、副カム16が配置されている。
以上説明したように、本実施形態の構成によれば、テーパ部62に巻き掛けられた螺旋状のレール部材64によって、スライドピン58をカムシャフト12の軸方向に変位させる機能を実現することができる。
また、テーパ部62上のレール部材64の螺旋の向きとカムシャフト12の回転方向とによって定まることとなるスライドピン58の移動方向との関係で、上記のようにカムシャフト12におけるテーパ部62の取り付け方向が設定されていることにより、突起部58cが変位端Pmax1から変位端Pmax2に向けて変位していくに従って、スライドピン58がカムシャフト12の径方向外側に移動していくように変位させる機能を実現することができる。これにより、変位端Pmax2への変位を終えたスライドピン58を、切欠部58eとロックピン70との係合を利用してカムシャフト12(テーパ部62)から離れた位置に移動させることができる。
更に、上記のようにカムシャフト12におけるテーパ部62の取り付け方向が設定されていることにより、突起部58cとレール部材64の一側面との係合時に、テーパ部62によって突起部58cがレール部材64の上記一側面に向けて押圧されるようになる。このため、当該係合時に突起部58cとレール部材64との確実な接触を維持させることが可能となる。これにより、バルブの開弁特性の円滑な切り換えを実現することができる。
また、上記テーパ部62とレール部材64とを利用した本実施形態の構成によれば、カムシャフトに形成された螺旋状のレール溝を利用する構成と比べ、機械加工に要する時間を効果的に短縮することができる。更に、部材への熱処理という点においても、カムシャフト上のレール溝ではなく、板状のレール部材64に対して行えば済むようになるので、カムシャフト12への熱処理による歪等の発生を回避することができる。
ところで、上述した実施の形態1においては、ソレノイド68によって突き出された突起部58cとレール部材64との係合時に、カムシャフト12の軸方向位置が拘束されているテーパ部62に対して、突起部58cが固定されたスライドピン58が相対的に変位することに伴って、弁稼動状態から弁停止状態にバルブ18の開弁特性が変化する構成を例に挙げて説明を行っている。しかしながら、本発明の対象となる可変動弁装置は、このような構成に限定されるものではなく、例えば、次のような構成を有する可変動弁装置であってもよい。すなわち、本発明の突起部として機能する可動子を有するアクチュエータを備えるとともに、レール部材が巻き掛けられたテーパ部と2種類のカムとを備える部材を軸方向の移動自在にカムシャフトに取り付けるようにする。そして、突起部とレール部材との係合時に、カムシャフトの軸方向位置が拘束されているアクチュエータ(突起部)に対して、テーパ部と2種類のカムとを備える上記部材が相対的に変位することに伴って、バルブの開弁特性が変化するようにする。
また、上述した実施の形態1においては、副カム16がゼロリフトカムとして構成されている例について説明を行ったが、本発明における副カムは、ゼロリフトカムに限られない。すなわち、主カム14よりも小さなリフトが得られるようにするノーズ部を備えるカムであってもよい。
実施の形態2.
次に、図7および図8を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施形態の可変動弁装置は、以下に説明する点以外については、上述した実施の形態1の可変動弁装置10と同様に構成されているものとする。
図7は、本発明の実施の形態2におけるテーパ部80およびレール部材82を単品状態でそれぞれ表した図であり、図8は、当該レール部材82が当該テーパ部80に組み付けられた状態を表した図である。尚、図8(B)は、図8(A)におけるC−C線での断面図である。
本実施形態のレール部材82は、図7(B)に示すように、実施の形態1のレール部材64とは異なり、平板状に形成されている。そのうえで、レール部材82の両端には、図7(C)に示すように、鉤状部82a、82bがそれぞれ設けられている。鉤状部82a、82bは、レール部材82の内側に向けて折れ曲がるようにしてJ字型にそれぞれ形成されている。
更に、本実施形態のテーパ部80には、鉤状部82a、82bを掛け留めるための掛留部80a、80bが設けられている。より具体的には、掛留部80a、80bは、穴形状で形成されている。そして、テーパ部80における掛留部80a、80bの穴位置は、図8に示すように、鉤状部82a、82bが掛留部80a、80bにそれぞれ掛け留められることにより、レール部材82がテーパ部80に対し螺旋状に巻き掛けられた状態にできるように設定されている。より具体的には、始端A側の掛留部80aに対して終端B側の掛留部80bがテーパ部80の太径側に位置するように、カムシャフト12の軸方向における両者の位置がずらして設定されている。
本実施形態と異なり、上述した実施の形態1のようにレール部材64をテーパ部62に溶接等によって接合した場合には、テーパ部62に対するレール部材64の結合強度を十分に確保しにくい。また、テーパ部62に対してレール部材64を接合する際に、テーパ部62の周方向において当該テーパ部62(カムシャフト12)に対するレール部材64の取り付け位置を正確に定めるための基準がないので、レール部材64をテーパ部62に対して設計位置通りに取り付けることが難しくなる。更に、単品状態においてレール部材64が螺旋状となるように、レール部材64を形成することが必要となる。
これに対し、本実施形態の構成によれば、鉤状部82a、82bを掛留部80a、80bに掛け留める構成としたことにより、テーパ部80に対するレール部材82の結合強度を改善することができる。また、カムシャフト12の機械加工時にテ―パ部80上に掛留部80a、80bを上記の適切な位置に加工しておくことにより、鉤状部82a、82bを掛留部80a、80bに掛け留めるだけで、レール部材82をテーパ部80に対して設計位置通りに容易かつ正確に取り付けることができる。更に、鉤状部82a、82bを掛留部80a、80bに掛け留めることにより、テーパ部80に対してレール部材82が螺旋状に巻き掛けられた状態となるので、単品状態でレール部材82を螺旋状に形成しておく必要がなくなる。
実施の形態3.
次に、図9および図10を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
本実施形態の可変動弁装置は、以下に説明する点以外については、上述した実施の形態1の可変動弁装置10と同様に構成されているものとする。
図9は、上述した実施の形態2のレール部材82の組み付け時に生じ得る問題点を説明するための図である。
C字型のレール部材82をテーパ部80に対して組み付ける際には、レール部材82をテーパ部80に嵌め込む際に、レール部材82の鉤状部82a、82bを大きく広げる必要がある。その結果、図9に示すように、組み付け時にレール部材82が割れてしまうことが懸念される。
図10は、本発明の実施の形態3におけるカムシャフト90の構成を説明するための図である。
本実施形態においても、実施の形態2と同様に、鉤状部82a、82bを有するレール部材82と掛留部80a、80bを有するテーパ部80とを用いるようにしている。そのうえで、本実施形態のカムシャフト90には、テーパ部80の細径側の端部80cに隣接する部位に(より具体的には、当該端部80cと副カム16との間の部位に)、当該端部80cの径よりも細い径からなる所定長さの細径部92が設けられている。
以上説明した本実施形態の構成によれば、細径部92を備えていることで、図10(B)に示すようにレール部材82の先端がカムシャフト90の中心(半分)程度にまで入った状態でレール部材82を図10(A)に示す矢印の向きに捻るようにすることで、比較的小さな力でレール部材82をテーパ部80に組み付けることが可能となる。
ところで、上述した実施の形態3においては、テーパ部80の細径側の端部80cに隣接する部位に、当該端部80cの径よりも細い径からなる所定長さの細径部92を設けるようにしている。しかしながら、本発明における細径部は、これに限定されるものではなく、テーパ部80の細径側の端部80cの径と同じ径からなる所定長さの細径部であってもよい。
実施の形態4.
次に、図11および図12を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。
本実施形態の可変動弁装置は、以下に説明する点以外については、上述した実施の形態1の可変動弁装置10と同様に構成されているものとする。
図11は、上述した実施の形態1〜3の構成と比較して、本発明の実施の形態4のカムシャフト100の構成を説明するための図である。尚、図11の各図においては、4番気筒(#4)についての図示が省略されている。
図11(A)は、実施の形態1、2におけるカムシャフト12の構成を示している(ここでは、テーパ部およびレール部材は、実施の形態2のテーパ部80およびレール部材82を図示している)。
また、図11(B)は、実施の形態3におけるカムシャフト90の構成を示している。この構成では、既述したように、テーパ部80の細径側の端部80cに隣接する部位に、細径部92が備えられている。このため、図11(B)に示すカムシャフト90は、図11(A)に示すカムシャフト12と比べて、各気筒の細径部92分だけカムシャフトの全長が長くなる。
これに対し、本実施形態のカムシャフト100では、図11(C)に示すように、テーパ部80の太径側の端部80dが同一気筒用の副カム16と隣接するように、テーパ部80の取り付け位置が変更されている。そして、取り付け位置が変更されたテーパ部80の細径側の端部80cに隣接して備える細径部102が、カムシャフト100のジャーナル部を兼ねるようにした。尚、図11(C)においては、細径部102を、テーパ部80の細径側の端部80cの径と同じ径で図示しているが、もちろん、当該細径部102は、実施の形態3と同様に、当該端部80cの径よりも細い径で形成されたものであってもよい。
図12は、上述した実施の形態1〜3の構成と比較して、本発明の実施の形態4のスライドピン104の構成を説明するための図である。
また、本実施形態では、上述したテーパ部80のカムシャフト100上の取り付け位置の変更に伴って、支持部材60に対するスライドピン104の配置を変更するようにしている。
具体的には、図12(A)に示す実施の形態1〜3のスライドピン58では、突起部58cが固定されるアーム部58bと第2切換ピン54Rとの間に位置するように形成された円柱部58aが、支持部材60によって回転自在かつ軸方向の移動自在に支持されるようになっている。
これに対し、図12(B)に示す本実施形態のスライドピン104では、突起部104cが固定されるアーム部104bが、支持部材60によって支持される円柱部104aと第2切換ピン54Rとの間に位置するように各構成要素の位置関係が変更されている。このようなスライドピン104の構成となるように変更することによって、上述したテーパ部80のカムシャフト100上の取り付け位置の変更後において、可変動弁装置を成立させることが可能となる。
以上説明した本実施形態の構成によれば、細径部102がカムシャフト100のジャーナル部を兼ねるようにしているので、図11に示すように、カムシャフト100の全長の増加を招くことなく、細径部102を利用して、テーパ部80へのレール部材82の組み付け性を向上させることが可能となる。
1 内燃機関
10 可変動弁装置
12、90、100 カムシャフト
12a ジャーナル部
14 主カム
14a ベース円部
14b ノーズ部
16 副カム
18 バルブ
20 可変機構
24 切換機構
26 ECU(Electronic Control Unit)
32 第1ロッカーアーム
34L、34R 第2ロッカーアーム
46 第1ピン孔
48 第1切換ピン
52L、52R 第2ピン孔
54L、54R 第2切換ピン
56 リターンスプリング
58、104 スライドピン
58a、104a 円柱部
58b、104b アーム部
58c、104c 突起部
58d 押圧面
58e 切欠部
58f 案内面
60 支持部材
62、80 テーパ部
64、82 レール部材
66 アクチュエータ
68 ソレノイド
68a 駆動軸
70 ロックピン
80a、80b 掛留部
82a、82b 鉤状部
92、102 細径部
A 始端
B 終端
Pmax1 変位端
Pmax2 変位端

Claims (4)

  1. バルブを駆動するためのカムが固定もしくは軸方向の移動自在に取り付けられたカムシャフトと、
    前記カムシャフトに固定もしくは軸方向の移動自在に取り付けられたテーパ状のテーパ部と、
    前記テーパ部に対して螺旋状に巻き掛けられた板状のレール部材と、
    前記レール部材の一側面に対して係脱自在に配置された突起部と、
    前記突起部を前記テーパ部に対して突き出し可能なアクチュエータと、を備え、
    前記突起部と前記レール部材の前記一側面との係合時に生ずる突起部と前記テーパ部との相対的な変位に伴って、前記バルブの開弁特性が変化する内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記突起部と前記テーパ部との相対的な前記変位が生ずる際に、前記レール部材により案内される前記突起部と接触する前記テーパ部の径が前記カムシャフトの回転に伴って太くなっていくように、前記カムシャフトにおける前記テーパ部の取り付け方向が設定されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記レール部材には、両端に鉤状部がそれぞれ設けられており、
    前記テーパ部には、前記鉤状部を掛け留めるための掛留部が設けられており、
    前記掛留部の位置は、前記鉤状部が前記掛留部に掛け留められることによって、前記レール部材が前記テーパ部に対して螺旋状に巻き掛けられた状態にできるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 前記カムシャフトは、前記テーパ部の細径側の端部に隣接する部位に、前記テーパ部の細径側の前記端部の径よりも細い径もしくは同じ径からなる細径部を備えることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 前記細径部が前記カムシャフトのジャーナル部を兼ねていることを特徴とする請求項3記載の内燃機関の可変動弁装置。
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