JP2010261259A - 張出ユニット及びユニット建物 - Google Patents

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【課題】工場などで大量に製造される通常の建物ユニットに連結して用いても、ユニット建物の耐久性を低下させることがない張出ユニットを提供する。
【解決手段】張出ユニット2は、建物ユニット1に連結する構面が、ラーメン構造で形成されており、対向する構面は、ピン構造で形成されているとともに、上部水平構面は、水平ブレース材41が設けられた水平ブレース構造で形成された構成とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユニット建物の張出部分を構成する張出ユニット、及び同張出ユニットを備えたユニット建物に関するものである。
近年、ユニット建物は、工期が短く、耐久性にも優れるなどの利点から、多く実施されている。
このユニット建物において、サンルームや浴室などの部屋を、建物本体から張り出して設ける場合には、工場などで製造した張出ユニットを、建築現場で建物本体の建物ユニットに組み付けて、張出部分を構成していた(特許文献1などを参照)。
特許第2812820号公報
こうした特許文献1のような従来の張出ユニットは、建物ユニットに連結する側の柱を省略した分、簡易な構造である。
しかしながら、この連結される側の建物ユニットには、この張出ユニットから大きな捩れ力が入力されるため、耐久性を維持するには、その連結部の柱及び梁の断面を大きくしなければならない。
このため、この従来の張出ユニットを、工場などで大量に製造される通常の建物ユニットに連結して用いれば、せっかくのユニット建物の優れた耐久性を低下させてしまうことになる。
そこで、本発明は、工場などで大量に製造される通常の建物ユニットに連結して用いても、ユニット建物の耐久性を低下させることがない張出ユニット、及び同張出ユニットを備えたユニット建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の張出ユニットは、ユニット建物の建物本体を構成する建物ユニットに取り付けられて、張出部分を構成する張出ユニットであって、前記建物ユニットに連結する構面が、ラーメン構造で形成されており、対向する構面は、ピン構造で形成されているとともに、上部水平構面は、水平変形抑制構造で形成されていることを特徴とする。
ここで、前記上部水平構面の前記水平変形抑制構造は、水平ブレース材が用いられた水平ブレース構造であってもよい。
また、前記上部水平構面の前記水平変形抑制構造は、トラス材が用いられたトラス構造であってもよい。
さらに、前記上部水平構面の前記水平変形抑制構造は、パネル材が用いられたパネル構造であってもよい。
本発明のユニット建物は、上記したいずれかの張出ユニットを備えていることを特徴とする。
このような本発明の張出ユニットは、建物ユニットに連結する構面が、ラーメン構造で形成されており、対向する構面は、ピン構造で形成されているとともに、上部水平構面は、水平変形抑制構造で形成された構成とされている。
こうした構成なので、連結される側の建物ユニットには、大きな捩れ力が入力されることはなく、その連結部の柱及び梁の断面を大きくしなくても済むため、工場などで大量に製造される通常の建物ユニットに連結して用いても、ユニット建物の耐久性を低下させることがない。
そのうえ、ピン構造で形成される構面は、簡易且つ安価な構造とすることができる。
ここで、上部水平構面の水平変形抑制構造は、水平ブレース材が用いられた水平ブレース構造である場合は、簡易且つ安価に、水平変形抑制構造を実現することができる。
また、上部水平構面の水平変形抑制構造は、トラス材が用いられたトラス構造である場合も、簡易且つ安価に、水平変形抑制構造を実現することができる。
さらに、上部水平構面の水平変形抑制構造は、パネル材が用いられたパネル構造である場合も、簡易且つ安価に、水平変形抑制構造を実現することができる。
このような本発明のユニット建物は、上記した張出ユニットを備えた構成とされているので、上記した効果を奏するユニット建物を構築することができる。
実施例1のユニット建物の概略構成を示す斜視図である。 実施例1の張出ユニットの概略構成を示す模式図である。 実施例1の張出ユニットの建物ユニットへの連結を説明するための説明図である。 (a)は、従来の張出ユニットを連結したユニット建物において、水平力が入力されたときの変形を説明するための説明図であり、(b)は、実施例1の張出ユニットを連結したユニット建物において、水平力が入力されたときの変形を説明するための説明図である。 実施例2の張出ユニットの概略構成を示す模式図である。 実施例3の張出ユニットの概略構成を示す模式図である。 張出ユニットを1階部分の建物ユニットに連結したユニット建物の概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例1〜3に基づいて説明する。
先ず、実施例1について説明する。
図1は、実施例1の張出ユニット2を備えたユニット建物U1の概略構成を示している。
まず、このような建物U1は、基礎3の上に、1階部分と2階部分の建物ユニット1,1が組み付けられ、2階部分の建物ユニット1の短辺側の構面に、張出ユニット2が連結されて建物本体が構築された構成とされている。
この実施例1の張出ユニット2は、図2に示したように、建物ユニット1の短辺側の構面に連結する構面が、2本の柱21A,21Aと2本の梁22A,22Aとの端部同士を剛接合したラーメン構造で形成されている。
また、対向する構面は、2本の柱21B,21Bと2本の梁22B,22Bとの端部同士をピン接合したピン構造で形成されている。
そして、上部水平構面は、4本の梁22A,22B,22C,22Cで囲まれた内部に、水平ブレース材41が設けられて、水平変形抑制構造としての水平ブレース構造で形成されている。
なお、下部水平構面は、4本の梁22A,22B,22D,22Dで囲まれた内部に、図示省略の床小梁及び床板が設けられた床構造で形成されている。
こうして工場などで製造された張出ユニット2は、図3に示したように、建築現場において、ラーメン構造の構面が、建物ユニット1の短辺側の構面に、図示省略のボルト及びナットなどの固定手段によって連結される。
次に、実施例1の作用効果について説明する。
このような実施例1の張出ユニット2は、建物ユニット1に連結する構面が、ラーメン構造で形成されており、対向する構面は、ピン構造で形成されているとともに、上部水平構面は、水平変形抑制構造としての水平ブレース構造で形成された構成とされている。
こうした構成なので、連結される側の建物ユニット1には、大きな捩れ力が入力されることはなく、その連結部の柱及び梁の断面を大きくしなくても済むため、工場などで大量に製造される通常の建物ユニット1に連結して用いても、ユニット建物U1の耐久性を低下させることがない。
すなわち、特許文献1のような従来の張出ユニット20では、ユニット建物U1に、水平力Fが入力されたとき、図4(a)に示したように、この張出ユニット20から建物ユニット1に大きな捩れ力が入力されて、2点鎖線で示したような大きな捩れ変形を生じる。
このため、工場などで大量に製造される建物ユニット1を用いた場合は、この建物ユニット1が長持ちせず、ひいては、ユニット建物U1の耐久性を低下させてしまうことになる。
一方で、実施例1の張出ユニット2では、ユニット建物U1に、水平力Fが入力されたとき、図4(b)に示したように、この張出ユニット2から建物ユニット1には大きな捩れ力が入力されず、2点鎖線で示したような小さな整然とした変形を生じるだけである。
このため、工場などで大量に製造される建物ユニット1を用いた場合も、この建物ユニット1が長持ちし、ひいては、ユニット建物U1の耐久性を低下させることがない。
ここで、特に、ユニット建物U1内に吹抜空間を設けた場合などは、床剛性にも期待できないため、この作用効果の違いがより顕著となる。
また、ラーメン構造で形成された構面と対向する構面は、ピン構造で形成されているので、簡易且つ安価な構造とすることができる。
さらに、上部水平構面の水平変形抑制構造は、水平ブレース材41が用いられた水平ブレース構造であるので、簡易且つ安価に、水平変形抑制構造を実現することができる。
このような実施例1のユニット建物U1は、上記した張出ユニット2を備えた構成とされているので、上記した作用効果を奏するユニット建物として構築することができる。
次に、実施例2について説明する。
なお、上記実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例2の張出ユニット2Aでは、図5に示したように、上部水平構面は、4本の梁22A,22B,22C,22Cで囲まれた内部に、トラス材42が設けられて、水平変形抑制構造としてのトラス構造で形成されている。
すなわち、水平変形抑制構造として、トラス構造を適用したことが、上記実施例1と主に異なる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施例1と略同様であるので説明を省略する。
次に、実施例3について説明する。
なお、上記実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例3の張出ユニット2Bでは、図6に示したように、上部水平構面は、4本の梁22A,22B,22C,22Cで囲まれた内部で、梁22C,22C間に小梁43a,・・・が架設され、その上面にパネル材43が貼設されて、水平変形抑制構造としてのパネル構造で形成されている。
すなわち、水平変形抑制構造として、パネル構造を適用したことが、上記実施例1と主に異なる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態について実施例1〜3をもとに詳述してきたが、具体的な構成は、上記した実施例1〜3に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記実施例1〜3では、張出ユニット2を、ユニット建物U1の2階部分の建物ユニット1に連結して実施したが、これに限定されない。
すなわち、張出ユニット2を、図7に示したように、ユニット建物U2の1階部分の建物ユニット1に連結して実施しても、同様の作用効果が得られる。
また、上記実施例1〜3では、水平変形抑制構造として、水平ブレース構造、トラス構造及びパネル構造をそれぞれ適用して実施したが、これらに限定されず、この水平変形抑制構造とは、張出ユニット2の上部水平構面の水平変形を抑制するものであればよい。
U1 ユニット建物
U2 ユニット建物
1 建物ユニット
2 張出ユニット
41 水平ブレース材
42 トラス材
43 パネル材

Claims (5)

  1. ユニット建物の建物本体を構成する建物ユニットに取り付けられて、張出部分を構成する張出ユニットであって、
    前記建物ユニットに連結する構面が、ラーメン構造で形成されており、対向する構面は、ピン構造で形成されているとともに、
    上部水平構面は、水平変形抑制構造で形成されていることを特徴とする張出ユニット。
  2. 前記上部水平構面の前記水平変形抑制構造は、水平ブレース材が用いられた水平ブレース構造であることを特徴とする請求項1に記載の張出ユニット。
  3. 前記上部水平構面の前記水平変形抑制構造は、トラス材が用いられたトラス構造であることを特徴とする請求項1に記載の張出ユニット。
  4. 前記上部水平構面の前記水平変形抑制構造は、パネル材が用いられたパネル構造であることを特徴とする請求項1に記載の張出ユニット。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の張出ユニットを備えていることを特徴とするユニット建物。
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