JP2009180017A - 建物のフレーム構造 - Google Patents

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陽二郎 門司
Masahiro Otsuka
真裕 大塚
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Abstract

【課題】水平力に対して十分に抵抗できながらも、外観性の向上を図ることができる建物のフレーム構造を提供する。
【解決手段】柱3と梁2とで囲まれた枠体Wの内側に斜材4を設けてあり、斜材4を構成するに、枠体Wの対角線方向に向かい合う一対の仕口部5に亘って設けられた主斜材4aと、枠体Wの辺6の中間とそれとは別の辺6の中間とに亘って設けられた副斜材4bとを備えてあり、主斜材4aと副斜材4bとを連結してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、柱と梁とで囲まれた枠体の内側に斜材を設けてある建物のフレーム構造に関する。
従来、この種の建物のフレーム構造では、枠体の対角線方向に向かい合う一対の仕口部に亘って1つの斜材を斜線状に設けるものがあり、さらに水平力に抵抗すべく、枠体の対角線方向に向かい合う一対の仕口部の夫々に亘って2つの斜材をX字状に設けるものがある。又、枠体における上側の仕口部の夫々と枠体における下辺の中央とに亘って2つの斜材をV字状に設けたり、枠体における下側の仕口部の夫々と枠体における上辺の中央とに亘って2つの斜材を逆V字状に設けるものがある。ちなみに、斜材の座屈に抵抗すべく、枠体の外側に補剛部材を架設して、その補剛部材を斜材に連結するものもある。(尚、この様な従来技術に関しては、当業者の間で広く知られているものであるが、該当する構成が記載された特許文献などは見あたらないので、先行技術文献は示していない。)
従来の建物のフレーム構造においては、斜材を斜線状、X字状、V字状又は逆V字状に設けるものであり、画一的で変化に乏しい等、外観の悪化を招くものであった。特に、ファサードに設けられる場合において、そのような不都合が甚だしいものとなる。さらに、枠体の外側に補剛部材を架設して、その補剛部材を斜材に連結すると、斜材と補剛部材とが重複した状態で見えることになる等、外観がすっきりしないものとなっていた。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、水平力に対して十分に抵抗できながらも、外観性の向上を図ることができる建物のフレーム構造を提供する点にある。
本発明の建物のフレーム構造は、柱と梁とで囲まれた枠体の内側に斜材を設けてあるものであって、その第1特徴構成は、前記枠体の対角線方向に向かい合う一対の仕口部に亘って設けられた主斜材と、前記枠体の辺の中間とそれとは別の辺の中間とに亘って設けられた副斜材とを備えて前記斜材を構成し、前記主斜材と前記副斜材とを連結してある点にある。
すなわち、枠体の対角線方向に向かい合う一対の仕口部に亘って設けられた主斜材が水平力に抵抗することに加えて、前記枠体の辺の中間とそれとは別の辺の中間とに亘って設けられた副斜材も水平力に抵抗するので、水平力に対して十分に抵抗できながらも、副フレームの取り付け位置を変えることで、外観に変化を持たせることができる。
しかも、前記主斜材と前記副斜材とを連結してあるので、副斜材が水平力に抵抗することに加えて、主斜材の座屈をも補剛することができる。
したがって、水平力に対して十分に抵抗できながらも、外観性の向上を図ることができ、座屈を補剛することができる建物のフレーム構造を得るに至った。
本発明の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、前記建物が多数の前記枠体からなり、それら多数の枠体のうちの少なくとも2以上の枠体の内側に夫々前記主斜材と前記副斜材とを設け、それら前記枠体の前記主斜材と前記副斜材とからなる配置パターンを複数種形成してある点を特徴とする。
すなわち、前記建物が多数の前記枠体からなり、それら多数の枠体のうちの少なくとも2以上の枠体の内側に夫々前記主斜材と前記副斜材とを設け、それら前記枠体の前記主斜材と前記副斜材とからなる配置パターンを複数種形成してあるので、複数の配置パターンを組み合わせて枠体からなる建物のフレーム構造を形成することが可能となり、複数の配置パターンの組み合わせによりデザイン性の向上を図り易いことに加えて、枠体の辺の中間とそれとは別の辺の中間とに亘って設けられた副斜材を応力が集中し難いように配置し易いものとなる。
〔第1実施の形態〕
以下、本発明に係る建物のフレーム構造について説明する。建物は、その外面を透明なガラス張りに構成してあり、図1に示すように、上側の床スラブ1を支持するS造の梁2と、その梁2を支持するS造の一対の柱3と、梁2で支持されている下側の床スラブ1とで、側面視で略矩形状の多数の枠体Wを形成してあり、その各枠体Wのうちの少なくとも2以上の枠体Wの内周側空間に斜材としての金属パイプ製のブレース4を設けてある。そして、ブレース4を構成するに、枠体Wの対角線方向に向かい合う一対の仕口部5に亘って設けられた主斜材としての第1ブレース4aと、枠体Wの辺6の中間とそれとは別の辺6の中間とに亘って設けられた副斜材としての第2ブレース4bとを備えてあり、第1ブレース4aと第2ブレース4bとを連結してある。そして、それら枠体Wの第1ブレース4a及び第2ブレース4bからなる配置パターンを複数種形成してある。
説明を加えると、枠体W1に、左上の仕口部5と右下の仕口部5とに亘って設けられた第1ブレース4aと、枠体W1の上辺における中央から左寄りの箇所と左辺における左下の仕口部5付近の箇所とに亘って設けられた第2ブレース4bとを連結する状態で設けてあり(枠体W1の第1ブレース4aと第2ブレース4bとからなる配置パターンをパターンAとする)、枠体W2に、右上の仕口部5と左下の仕口部5とに亘って設けられた第1ブレース4aと、枠体W2の上辺における左上の仕口部5付近の箇所と下辺における中央付近の箇所とに亘って設けられた第2ブレース4bとを連結する状態で設けてあり(枠体W2の第1ブレース4aと第2ブレース4bとからなる配置パターンをパターンBとする)、枠体W4に、左上の仕口部5と右下の仕口部5とに亘って設けられた第1ブレース4aと、枠体W4の右辺における右上の仕口部5付近の箇所と左辺における左下の仕口部5付近の箇所とに亘って設けられた第2ブレース4bとを連結する状態で設けてあり(枠体W4の第1ブレース4aと第2ブレース4bとからなる配置パターンをパターンCとする)、枠体W5、W10に、左上の仕口部5と右下の仕口部5とに亘って設けられた第1ブレース4aと、枠体W5、W10の上辺における右上の仕口部5付近の箇所と下辺における中央から右寄りの箇所とに亘って設けられた第2ブレース4bとを連結する状態で設けてあり(枠体W5、W10の第1ブレース4aと第2ブレース4bとからなる配置パターンをパターンDとする)、枠体W7、W12に、左上の仕口部5と右下の仕口部5とに亘って設けられた第1ブレース4aと、枠体W7、W12の下辺における中央から左寄りの箇所と枠体W7、W12の上辺における中央からさらに左寄りの箇所とに亘って設けられた第2ブレース4bとを連結する状態で設けてあり(枠体W7、W12の第1ブレース4aと第2ブレース4bとからなる配置パターンをパターンEとする)、枠体W8に、右上の仕口部5と左下の仕口部5とに亘って設けられた第1ブレース4aと、枠体W8の下辺における中央から左寄りの箇所と枠体W8の上辺における中央からさらに左寄りの箇所とに亘って設けられた第2ブレース4bとを連結する状態で設けてあり(枠体W8の第1ブレース4aと第2ブレース4bとからなる配置パターンをパターンFとする)、枠体W9、W11に、左上の仕口部5と右下の仕口部5とに亘って設けられた第1ブレース4aと、枠体W9、W11の上辺における右上の仕口部5付近の箇所と下辺における中央から右寄りの箇所とに亘って設けられた第2ブレース4bとを連結する状態で設けてある(枠体W9、W11の第1ブレース4aと第2ブレース4bとからなる配置パターンをパターンGとする)。尚、枠体W3、W6に、第1ブレース4a及び第2ブレース4bのいずれも設けていない。
これにより、枠体Wの対角線方向に向かい合う一対の仕口部5に亘って設けられた第1ブレース4aが水平力に抵抗することに加えて、枠体Wの辺6の中間とそれとは別の辺6の中間とに亘って設けられた第2ブレース4bも水平力に抵抗するので、水平力に対して十分に抵抗できながらも、第2ブレース4bの取り付け位置を変えることで、外観に変化を持たせることができる。又、第1ブレース4aと第2ブレース4bとを連結してあるので、第2ブレース4bが水平力に抵抗することに加えて、第1ブレース4aの座屈をも補剛することができる。尚、枠体Wの辺6の中間とは、枠体Wの辺6のうち仕口部5を除いた部分のことである。
又、複数の配置パターン(パターンA〜G)を組み合わせて枠体Wからなる建物のフレーム構造を形成することが可能となり、複数の配置パターン(パターンA〜G)の組み合わせによりデザイン性の向上を図り易いことに加えて、枠体Wの辺6の中間とそれとは別の辺6の中間とに亘って設けられた第2ブレース4bを応力が集中し難いように配置し易いものとなる。
〔別実施の形態〕
(1)上記実施の形態では、枠体Wに、第2ブレース4bを1つ設ける構成を例示したが、第2ブレース4bを2以上の複数設ける構成としてもよい。
(2)上記実施の形態では、梁2及び柱3がS造である構成を例示したが、柱3がSRC造でもよく、梁2及び柱3がRC造でもよい。
(3)上記実施の形態では、ブレース4が金属パイプ製である構成を例示したが、ブレース4がH型鋼でもよく、ブレース4をRC造で構成してもよい。
(4)上記実施の形態では、枠体Wの一部に第1ブレース4a及び第2ブレース4bを設けない構成を例示したが、枠体Wの全てに第1ブレース4a及び第2ブレース4bを設ける構成としてもよい。
枠体に主斜材と副斜材とを設けた構成を示す図
符号の説明
2 梁
3 柱
4 斜材
4a 主斜材
4b 副斜材
5 仕口部
6 辺
W 枠体

Claims (2)

  1. 柱と梁とで囲まれた枠体の内側に斜材を設けてある建物のフレーム構造であって、
    前記斜材を構成するに、前記枠体の対角線方向に向かい合う一対の仕口部に亘って設けられた主斜材と、前記枠体の辺の中間とそれとは別の辺の中間とに亘って設けられた副斜材とを備えてあり、前記主斜材と前記副斜材とを連結してある建物のフレーム構造。
  2. 前記建物が多数の前記枠体からなり、それら多数の枠体のうちの少なくとも2以上の枠体の内側に夫々前記主斜材と前記副斜材とを設け、それら前記枠体の前記主斜材と前記副斜材とからなる配置パターンを複数種形成してある請求項1に記載の建物のフレーム構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102979169A (zh) * 2012-11-26 2013-03-20 北京工业大学 一种多高层装配式钢结构中心支撑体系
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