JP2010259488A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】インデューサ部と電動送風機の吸込側との間のシール性を向上しつつ、電動送風機の駆動に伴う振動の外部への伝達を抑制できる電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動送風機カバー46の開口71にインデューサ部37の下流端側を挿入して接続する。インデューサ部37の下流端側と電動送風機カバー46内に弾性的に支持した電動送風機45の吸込側とを、シール部材62により気密に接続する。インデューサ部37と電動送風機45との位置ずれを抑制して、インデューサ部37と電動送風機45の吸込側との間のシール性を向上できる。電動送風機45の駆動に伴う振動が比較的小さい電動送風機45の吸込側の位置をシール部材62によりインデューサ部37に支持するので、電動送風機45の回転駆動に伴う振動の外部への伝達を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸い込んだ空気を整流体により電動送風機の吸込側へと整流する電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、掃除機本体と、ホース体、延長管および吸込口体としての床ブラシなどを備え掃除機本体に接続される管部とを備えている。掃除機本体は、中空状の本体ケースを有しており、この本体ケースの前部には、管部が接続される本体吸込口が開口形成されている。また、本体ケースの内部には、隔壁が形成されており、この隔壁により、本体吸込口を介して管部から吸い込まれた塵埃を捕集するための本体集塵室と、電動送風機を収容する電動送風機室およびコードリールを収容するコードリール室とが、本体ケース内の前後に区画される。さらに、隔壁には、本体集塵室と電動送風機室とを連通する整流体であるインデューサ部が形成されている。このインデューサ部は、本体集塵室から電動送風機室へと、吸い込んだ空気を整流するものであり、本体集塵室側から電動送風機室側へと徐々に狭くなるように形成されている。一方、電動送風機の吸込側である前側には、ファンカバーの周囲に支持部材としての発泡ゴムが取り付けられている。また、電動送風機の排気側である後側には、支持部材としてのサポートゴムが取り付けられている。そして、電動送風機は、電動送風機室内に、発泡ゴムおよびサポートゴムを介して弾性的に支持されており、その吸込側が、発泡ゴムの前端部を介してインデューサ部の下流側(排気側)に連通接続されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−76118号公報(第3−5頁、図1)
しかしながら、上述の電気掃除機では、インデューサ部の後部と電動送風機のファンカバーの外周に配置された発泡ゴムとの密着によりシール性を得ているに過ぎず、インデューサ部の下流端である下流側の開口と電動送風機の吸込側の端部である吸込口とは、互いにシールされていないという問題点を有している。
また、電動送風機の振動は、遠心ファンにより風を切ることで発生する。したがって、遠心ファンの外周、すなわちファンカバーの外周は、電動送風機中で最も振動が大きい部分となる。このため、このファンカバーの外周を発泡ゴムで支持する上記構成では、電動送風機の駆動に伴う振動が本体ケースに伝達されやすいという問題もある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、整流体と電動送風機の吸込側との間のシール性を向上しつつ、電動送風機の駆動に伴う振動の外部への伝達を抑制できる電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、本体ケース内に吸込口に連通して配置され、空気を一端側から他端側へと整流する筒状の整流体と、この整流体の他端側が挿入されて接続された開口を備えた電動送風機カバーと、この電動送風機カバーの内部に弾性的に支持された電動送風機と、この電動送風機の吸込側と整流体の他端側との間に位置し、これら電動送風機の吸込側と整流体の他端側とを接続するシール部材とを具備したものである。
本発明によれば、電動送風機カバーの開口に整流体の他端側を挿入して接続し、この整流体の他端側と電動送風機カバー内に弾性的に支持した電動送風機の吸込側とを、シール部材により接続することで、整流体と電動送風機との位置ずれを抑制して、整流体と電動送風機の吸込側との間のシール性を向上できるとともに、電動送風機の駆動に伴う振動が比較的小さい吸込側の位置をシール部材により整流体に支持するので、電動送風機の駆動に伴う振動の外部への伝達を抑制できる。
本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の要部を模式的に示す説明図である。 同上電気掃除機の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の要部を模式的に示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態の電気掃除機の要部を模式的に示す説明図である。 本発明の第4の実施の形態の電気掃除機の要部を模式的に示す説明図である。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を図1および図2を参照して説明する。
図2において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、管部12と、この管部12が着脱可能に接続される掃除機本体13とを有している。
管部12は、掃除機本体13に接続される基端側に対して先端側が前方へ屈曲した接続管部15と、この接続管部15の先端側に連通する可撓性を有するホース体16と、このホース体16の先端側に設けられた手元操作部17と、この手元操作部17の先端側に着脱可能に接続される延長管18と、この延長管18の先端側に着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ19とを備えている。
手元操作部17には、把持部21がホース体16側へと突出し、この把持部21には、操作用の設定ボタン22が複数設けられている。
また、掃除機本体13は、図1および図2に示すように、例えば合成樹脂などにより形成された中空状の本体ケース25を備えている。この本体ケース25の内部には、隔壁26を介して本体集塵室27と、電動送風機室28および図示しないコードリール室とが、前後に区画されている。
本体ケース25は、上側が開口した下ケース31と、この下ケース31の上側後部、すなわち電動送風機室28とコードリール室との上部を覆う上ケース32と、下ケース31あるいは上ケース32に対して回動可能に接続され本体集塵室27を開閉可能とする本体蓋33とを有している。また、下ケース31の後側の両側には、掃除機本体13(本体ケース25)を被掃除面である床面上で走行可能にするための大径の走行輪34(一方のみ図示)が回転自在に取り付けられている。さらに、本体ケース25には、例えば上ケース32の後部などに、電動送風機室28に連通する排気孔35が複数開口形成されている。そして、本体蓋33には、管部12の基端側である接続管部15が接続される本体吸込口36が開口形成されている。
隔壁26は、例えば本体ケース25と別体であり、本体ケース25の左右幅方向に沿って形成されている。また、この隔壁26には、本体集塵室27と電動送風機室28とを連通する整流体である略円筒状のインデューサ部37が形成されている。すなわち、このインデューサ部37は、本体集塵室27と電動送風機室28(およびコードリール室)とを区画する隔壁26の一部を構成している。
インデューサ部37は、一端側すなわち前側である本体集塵室27の上流側開口37aから、他端側すなわち後側である電動送風機室28の下流側開口37bへと、徐々に縮径されるように漏斗状に形成され、内周面37cに沿って、空気を整流するように構成されている。また、このインデューサ部37の後端部には、下流側開口37bの周縁部の全周に亘って、フランジ状の被接続部37dが径方向に突出して一体に形成されている。さらに、このインデューサ部37の被接続部37dの外周部には、溝部37eが全周に亘って形成されている。
なお、インデューサ部37は、本実施の形態では隔壁26と一体に形成されているが、別体に形成してもよい。
また、本体集塵室27は、本体吸込口36に連通し、塵埃を捕集する部分であり、インデューサ部37の上流側開口37aを覆う図示しないフィルタなどを内部に備えている。なお、この本体集塵室27には、例えば集塵袋、あるいはサイクロン式などの集塵装置などの集塵部を着脱可能としてもよい。
電動送風機室28は、例えば隔壁26の後方の一側に区画されており、電動送風機部41を内部に収容している。
電動送風機部41は、インデューサ部37と別体に構成されており、電動送風機45と、この電動送風機45を覆う略円筒状の電動送風機カバー46とを有している。
電動送風機45は、ファンモータとも呼ばれるもので、電動送風機45の上方にて本体ケース25内に配置された制御手段である図示しない制御回路により、設定ボタン22で設定された所定の動作モードで動作されて管部12を介して空気とともに塵埃を吸い込むものである。この電動送風機45は、後部に位置する電動機部(モータ部)47の外郭を構成する略円筒状のケース体48と、前部に位置し電動機部47により回転される遠心ファン49およびこの遠心ファン49を覆う略円筒状のファンカバー50を有するファン部51とを互いに連結固定して構成されている。そして、この電動送風機45は、支持手段としての弾性支持手段である弾性支持部54を介して電動送風機カバー46の内部に弾性的に支持(懸架)されている。
ケース体48は、電動機部47の最大外形となる最大外径寸法が、ファン部51の最大外形となるファンカバー50の最大外径寸法よりも小さく形成されている。また、このケース体48は、軸方向を前後に沿わせて配置されており、後端部に、軸受部である略円筒状のモータヘッド部56が一体に形成されて後方へと突出している。このモータヘッド部56の内部には、電動機部47の回転軸47aを回転自在に保持する軸受部としてのベアリング、および、電動機部47の回転軸47aをファンカバー50側へと付勢するスラストばねなどが収容されている。また、ケース体48の周囲には、電動送風機45の排気口57が複数開口形成されている。
ファンカバー50は、ケース体48の前部に嵌着されて遠心ファン49を覆っている。また、このファンカバー50は、前端側から後端側へと拡径されるように形成されており、前端側の外径寸法がケース体48の外径寸法よりも小さく、かつ、後端側の外径寸法がケース体48の外径寸法よりも大きく設定されている。さらに、このファンカバー50の前側の中央部には、円形状の空気導入開口である吸込口61が開口形成されている。そして、このファンカバー50の前側で、かつ、吸込口61の周囲には、インデューサ部37の被接続部37dの後面に圧接されて密着する環状のシール部材62が取り付けられている。
シール部材62は、例えばゴム、あるいはエラストマなどの弾性部材、あるいは軟質部材によって円環状に形成されており、後面が両面テープなどを介してファンカバー50に貼着されている。したがって、このシール部材62は、インデューサ部37の下流側開口37bと電動送風機45の吸込口61とを気密に接続可能である。また、このシール部材62の内径は、インデューサ部37の下流側開口37bの径寸法と略等しく設定されている。さらに、このシール部材62は、吸込口61の周縁部に配置されている。したがって、このシール部材62は、電動機部47側のケース体48の外径寸法よりも小さい外径寸法を有しており、電動送風機45の回転軸47aの近傍に配置されている。
弾性支持部54は、ケース体48の外周に固定される円環状の内側支持部65と、電動送風機カバー46の内部に固定される円環状の外側支持部66とを備え、これら支持部65,66間に、弾性支持部材としての複数のコイルばね67が径方向に沿って放射状に取り付けられている。この弾性支持部54は、電動送風機45の重心近傍を支持しており、コイルばね67は、電動送風機45の重心に向けて配置されている。
なお、弾性支持部54の構成は、支持部65,66間に複数のコイルばね67を配置した構成だけでなく、例えば弾性支持部材としての複数の板ばねにより電動送風機45の電動機部47を弾性的に支持する構成など、任意の構成とすることが可能である。
また、電動送風機カバー46は、モータカバーとも呼ばれるもので、例えば合成樹脂などにより略円筒状に形成されており、両側部などが本体ケース25に対して例えばねじ止めなどにより固定されている。従って、この電動送風機カバー46の下部と本体ケース25の下ケース31との間には、空間部69が形成されている。換言すれば、電動送風機部41は、電動送風機室28内に対して下側が浮いた状態で支持されている。
さらに、電動送風機カバー46は、前端側の中央部に、カバー吸込口である円形状の開口71が形成されている。この開口71は、電動送風機カバー46の外部と内部とを連通するものであり、内縁部がインデューサ部37の溝部37eに嵌着されている。すなわち、インデューサ部37は、被接続部37dの溝部37eよりも後側が電動送風機カバー46内に挿入されて、開口71の内縁に係合しているとともに、被接続部37dの溝部37eよりも前側が電動送風機カバー46の前面にて開口71の内縁に係合している。
また、電動送風機カバー46の後部には、電動送風機45のモータヘッド部56に対応して後方へと突出する突出部としてのヘッド収容部72が形成されている。したがって、このヘッド収容部72は、電動送風機45のモータヘッド部56に対して離間されている。換言すれば、電動送風機45は、後部が電動送風機カバー46に対して非固定(非接触)となっている。また、このヘッド収容部72は、本体ケース25の後部に対して離間されている。
さらに、電動送風機カバー46は、上下に分割されている。すなわち、この電動送風機カバー46は、一方のカバー部である下カバー部74と、他方のカバー部である上カバー部75とにより構成されている。これら下カバー部74と上カバー部75とは、例えば電動送風機カバー46の中心軸を通る水平面を境界として上下に分割されており、互いに図示しないねじなどを介して一体的に固定可能となっている。すなわち、これら下カバー部74と上カバー部75とにより、開口71およびヘッド収容部72がそれぞれ上下に略均等に分割されている。さらに、電動送風機カバー46の下部である下カバー部74の下部の後側には、電動送風機カバー46から排気するためのカバー排気口77が開口形成されている。このカバー排気口77は、下カバー部74の下部から前方に向けて湾曲状(円弧状)に突出したガイド部78によって、前方に向けて開口し、空間部69に連通するように構成されている。
なお、電動送風機カバー46は、例えば左右に分割可能な構成などとしてもよい。
また、コードリール室は、例えば隔壁26の後方の他側に区画されており、電動送風機45および制御回路などに給電するためのコードリールを収容している。なお、これらコードリール室およびコードリールは、例えば二次電池などにより電動送風機45および制御回路などに給電する構成の場合には設ける必要がない、いわば必須の構成ではないものである。
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
電動送風機部41を電動送風機室28に組み付ける際には、まず、電動送風機室28に、電動送風機カバー46の下カバー部74を取り付け、次いで、弾性支持部54を取り付けた電動送風機45を、弾性支持部54の外側支持部66の下側を下カバー部74上に固定することにより下カバー部74上に配置する。
この状態で、上カバー部75を下カバー部74および電動送風機45に対して上側から被せて取り付けることにより、インデューサ部37の溝部37eに開口71の縁部を嵌着させて被接続部37dを上カバー部75と下カバー部74とにより上下から挟み込んで、インデューサ部37と電動送風機カバー46とを連結することで、電動送風機カバー46内に収容された電動送風機45の前部に取り付けたシール部材62が電動送風機カバー46内に挿入された被接続部37dの後面に圧接され、インデューサ部37の下流側開口37bと電動送風機45の吸込口61とが、略同軸に位置して互いに気密に接続される。
そして、掃除の際には、電動送風機45への給電を可能とした状態で、作業者が図2に示す設定ボタン22を操作することで、掃除機本体13内の制御回路が電動送風機45を駆動させる。すなわち、電動送風機45の電動機部47が遠心ファン49を回転させることにより、負圧を発生させる。このとき、電動送風機45の遠心ファン49の回転に伴う振動は、弾性支持部54のコイルばね67の伸縮により吸収され、電動送風機カバー46への伝達が抑制される。また、電動送風機45の駆動により発生した負圧によって、電動送風機45がシール部材62とともに前方(上流側)へと吸い寄せられるように移動してインデューサ部37の被接続部37dの後面へとシール部材62が圧接され、インデューサ部37の下流端である下流側開口37bと電動送風機45の吸込口61とが気密に接続される。
作業者は、床面上に床ブラシ19を載置し、把持部21を把持して床ブラシ19を前後に走行させることにより、電動送風機45の負圧の作用によって床ブラシ19の先端側から空気とともに塵埃を吸い込む。この吸い込んだ空気は吸込風となり、塵埃とともに延長管18、ホース体16および接続管部15を介して図1に示す本体集塵室27へと吸い込まれ、この本体集塵室27で塵埃が捕集される。そして、この塵埃が捕集された吸込風は、インデューサ部37の内周面37cに沿って整流されつつこのインデューサ部37の下流側開口37bから電動送風機45の吸込口61へと吸い込まれ、この電動送風機45内を冷却しつつ通過して排気風となり、排気口57から電動送風機45の外部へと排気される。この後、排気風は、電動送風機カバー46のガイド部78に沿ってカバー排気口77を介して空間部69へと前方に排気され、さらに電動送風機カバー46(電動送風機部41)の前部を上方へと流れた後、電動送風機カバー46(電動送風機部41)の上部を後方へと流れて制御回路などを冷却しつつ、本体ケース25の排気孔35からこの本体ケース25の外部へと排気される。
掃除が終了すると、作業者は設定ボタン22を適宜操作して、電動送風機45の駆動をそれぞれ停止させる。
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、電動送風機カバー46の開口71にインデューサ部37の下流端側を挿入して接続し、このインデューサ部37の下流端側と電動送風機カバー46内に弾性的に支持した電動送風機45の吸込側とを、シール部材62により接続することで、インデューサ部37と電動送風機45との位置ずれを抑制して、インデューサ部37と電動送風機45の吸込側との間のシール性を向上できるとともに、電動送風機45の駆動に伴う振動が比較的小さい回転軸47a近辺となる電動送風機45の吸込側の位置をシール部材62によりインデューサ部37に支持するので、電動送風機45の回転駆動に伴う振動の外部(電動送風機カバー46、隔壁26あるいは本体ケース25)への伝達を抑制できる。
すなわち、インデューサ部37と電動送風機カバー46とを軸方向に接続することにより、インデューサ部37と電動送風機カバー46とが軸方向に位置ずれすることを防止し、かつ、この電動送風機カバー46の内部に電動送風機45を弾性的に収容することにより、電動送風機カバー46に対する電動送風機45の位置ずれを弾性支持部54のコイルばね67の伸縮により吸収して、インデューサ部37と電動送風機45とが軸方向に離間される(位置ずれする)ことを抑制できるので、これらインデューサ部37と電動送風機45とのシール性を確保できる。
そして、インデューサ部37と電動送風機45とのシール性を確保できるので、電動送風機45の駆動により吸い込まれた空気がインデューサ部37と電動送風機45との接続部で漏れることを抑制でき、吸込効率の低下を抑制できる。
また、電動送風機45の振動は、遠心ファン49により風を切ることで発生する。したがって、ファン部51の外周、すなわちファンカバー50の外周は、電動送風機45中で最も振動が大きい部分となる。しかしながら、電動送風機45の吸込側の端部となるファンカバー50の前端部は、ファンカバー50中の径寸法が最も小さい部分であり、回転軸47aの近辺となるので、この位置にシール部材62を取り付けることで、電動送風機45の振動が比較的小さい部分で電動送風機45をインデューサ部37に支持することができるので、電動送風機45の回転駆動に伴う振動が外部へと伝達されることを抑制できる。
さらに、インデューサ部37の下流側開口37bとシール部材62の内周側とを略等しい径寸法とすることにより、インデューサ部37から電動送風機45の吸込側に亘る部分での圧力損失を抑制できる。
また、電動送風機カバー46の開口71の縁部が嵌合する溝部37eをインデューサ部37に形成することにより、インデューサ部37と電動送風機カバー46とをより確実に接続できる。
しかも、電動送風機カバー46を構成する下カバー部74と上カバー部75とにより溝部37eを挟み込むことにより、インデューサ部37と電動送風機カバー46とを確実に連結固定できる。
そして、電動送風機45の排気側の端部である後端部、すなわちモータヘッド部56を電動送風機カバー46に対して非固定とすることにより、電動送風機45の回転軸47aを保持する回軸受部を収容したモータヘッド部56から電動送風機カバー46へと、電動送風機45の回転駆動に伴う振動が伝達されることを防止できる。
また、電動送風機カバー46で電動送風機45の吸込口61まで覆うことにより、電動送風機45の回転駆動に伴う騒音が電動送風機カバー46の外部に漏れることを防止できる。
さらに、電動送風機45は、ファン部51よりも径寸法が小さい電動機部47の外部を電動送風機カバー46に弾性支持部54によって弾性的に支持することで、電動送風機45の回転駆動に伴う振動が電動送風機カバー46に伝達されることを、より確実に抑制できる。すなわち、振動が比較的大きいファン部51の外周を避け、回転軸47a近辺であり比較的振動が小さい電動機部47の外周を弾性支持部54によって支持することによって、電動送風機45の回転駆動に伴う振動の外部への伝達を、より確実に抑制できる。
また、電動送風機カバー46の両側部を下ケース31に対して固定することにより、電動送風機部41の下部を下ケース31に対して離間し、電動送風機45の駆動に伴う振動などを下ケース31側へと伝達しにくくできる。
そして、電動送風機45の駆動に伴う騒音および振動を電動送風機カバー46の外部および本体ケース25へと伝達しにくくすることにより、電気掃除機11の静音化が可能になる。
次に、第2の実施の形態を図3を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、電動送風機45の後部を、電動送風機カバー46に対して、電動送風機付勢手段81により軸方向に沿って前方、すなわちインデューサ部37側へと付勢するものである。
この電動送風機付勢手段81は、電動送風機45のモータヘッド部56の後部に取り付けられた取付支持部83と電動送風機カバー46のヘッド収容部72との間に、電動送風機付勢体としてのコイルばね84を介在させて構成されている。
取付支持部83は、一端側である前側が開口し他端側である後側が閉塞された略円筒状に形成されており、モータヘッド部56を覆って取り付けられている。
コイルばね84は、取付支持部83に一端部である前端部が固定されており、電動送風機カバー46に他端部である後端部が固定されている。
なお、電動送風機付勢手段81は、電動送風機45の後部を軸方向に沿ってインデューサ部37に向けて付勢できれば、任意に構成できる。
そして、電動送風機付勢手段81によって電動送風機45をインデューサ部37に向けて付勢することにより、シール部材62とインデューサ部37の被接続部37dの後面とを、より確実に密着させることができ、インデューサ部37と電動送風機45の吸込側との間のシール性をより向上できるとともに、電動送風機45の回転駆動に伴う軸方向の振動を電動送風機付勢手段81によって吸収できる。
次に、第3の実施の形態を図4を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、インデューサ部37の溝部37eの内部に、緩衝部材87を嵌着保持したものである。
この緩衝部材87は、例えばゴムなどの防振材料により円環状に形成されており、電動送風機カバー46の開口71の縁部が嵌着される嵌着溝部87aが外周面に形成されている。また、この緩衝部材87は、電動送風機カバー46の開口71の縁部とともに、インデューサ部37の溝部37e内に嵌着保持されている。
このように、インデューサ部37と電動送風機カバー46の開口71との間に緩衝部材87を配置することにより、電動送風機45の回転駆動に伴う振動を、電動送風機カバー46を介してインデューサ部37へとより伝えにくくでき、インデューサ部37を介して隔壁26および本体ケース25へと、電動送風機45の回転駆動に伴う振動が伝達されることを、より確実に抑制できる。
次に、第4の実施の形態を図5を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第4の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、電動送風機部41、すなわち電動送風機カバー46を、下ケース31に対して電動送風機部付勢手段91,91により上方に向けて下側から弾性的に支持するものである。
電動送風機部付勢手段91,91は、例えば電動送風機部41の重心(電動送風機45の重心)の前側と後側とにそれぞれ配置されており、下ケース31上に取り付けられた本体ケース側取付部93と、電動送風機カバー46の下カバー部74の下部に取り付けられたカバー側取付部94との間に、電動送風機部付勢体としてのコイルばね95を配置してそれぞれ構成されている。なお、これら電動送風機部付勢手段91,91は、それぞれ電動送風機部41の重心側(電動送風機45の重心側)に向けて付勢するように傾斜させてもよい。また、電動送風機部付勢手段91は、電動送風機部41を本体ケース25に対して弾性的に支持できれば、任意に構成することができる。さらに、電動送風機部付勢手段91は、電動送風機部41の重心(電動送風機45の重心)近傍を付勢するように1つだけ配置してもよく、また、3つ以上配置してもよい。
そして、電動送風機部付勢手段91,91により電動送風機部41を本体ケース25に対して弾性的に支持することにより、電動送風機45の回転駆動に伴う振動を、電動送風機カバー46を介して本体ケース25へとより伝えにくくできる。
なお、上記各実施の形態において、電気掃除機11の細部は、上記構成に限定されるものではなく、例えばキャニスタ型の電気掃除機11だけでなく、縦長の掃除機本体13の下部に床ブラシ19を接続したアップライト型の電気掃除機、あるいはハンディ型の電気掃除機など、任意の電気掃除機でも対応させることができる。
11 電気掃除機
25 本体ケース
36 本体吸込口
37 整流体であるインデューサ部
37e 溝部
45 電動送風機
46 電動送風機カバー
47 電動機部
49 遠心ファン
51 ファン部
54 支持手段としての弾性支持部
62 シール部材
71 開口
81 電動送風機付勢手段
87 緩衝部材

Claims (6)

  1. 本体吸込口を備えた本体ケースと、
    この本体ケース内に前記本体吸込口に連通して配置され、空気を一端側から他端側へと整流する筒状の整流体と、
    この整流体の他端側が挿入されて接続された開口を備えた電動送風機カバーと、
    この電動送風機カバーの内部に弾性的に支持された電動送風機と、
    この電動送風機の吸込側と前記整流体の他端側との間に位置し、これら電動送風機の吸込側と整流体の他端側とを接続するシール部材と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 電動送風機は、回転可能な遠心ファンを有するファン部と、外形がこのファン部の最大外形よりも小さく前記遠心ファンを回転させる電動機部とを備え、
    前記電動送風機の前記電動機部を電動送風機カバーの内部に対して弾性的に支持する支持手段を具備した
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 整流体は、電動送風機カバーの開口の縁部が嵌合する溝部を備えている
    ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 電動送風機は、電動送風機カバーに対して排気側の端部が非固定となっている
    ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機。
  5. 電動送風機を整流体側に付勢する電動送風機付勢手段を具備した
    ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機。
  6. 整流体と電動送風機カバーの開口との間に位置する緩衝部材を具備した
    ことを特徴とした請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機。
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