JP2010258890A - 静電誘導型変換素子 - Google Patents

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啓 萩原
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Abstract

【課題】素子が搭載される機器の使用範囲及び製造工程の設計自由度の広範化を図るとともに、エレクトレットの電荷が減少した場合でもその機能を回復させることができる静電誘導型変換素子を提供すること。
【解決手段】静電誘導型変換素子100は、ガラス基板101上に形成されたアルミニウム電極102及び二酸化シリコン103と、ガラス基板101に対向するガラス基板104上に形成された電子放出手段110及びアルミニウム電極105と、バネ106を介してガラス基板104を支持する支持台107と、外面を覆うガラス基板108と、素子内部を封止する封止材109とを備え、二酸化シリコン103は、電子放出手段110が放出した電子によって負電荷を有するエレクトレットとなり、アルミニウム電極105は、エレクトレットの負電荷によって正電荷が静電誘導される構成を有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、電気エネルギと運動エネルギとを変換する静電誘導型変換素子に関する。
従来、絶縁材料に電荷を注入したエレクトレットを使用した発電装置、マイクロホン等が提案されている。このようなエレクトレットを使用した装置においては、電気エネルギと運動エネルギとの変換効率が高いことが知られている。例えば、特許文献1〜3にはエレクトレットを使用した素子や発電装置等の例が示されている。
しかしながら、従来技術の素子においては、あらかじめコロナ放電や電子照射、液体接触等を行う装置を用い、絶縁材料に電荷を注入して製造したエレクトレットを配置した部品に、静電誘導により電荷を誘起するための電極等を配置した部品を対向させた構造であった。このため、エレクトレットの電荷が減少した場合、再び電荷を注入するためには素子を分解しなければならなかった。実際には、素子を分解することは難しいため、エレクトレットの電荷が減少しないよう、素子の使用条件に制約が生じていた。
この制約の一つに温度条件があった。一般的に、エレクトレットを高温にさらすと、その電荷が減少してしまう。例えば、旭硝子株式会社のCYTOP(登録商標)等の有機材料で構成したエレクトレットでは、140℃〜190℃程度よりも高い温度下において、また、二酸化シリコン等の無機材料で構成したエレクトレットでは、200℃〜400℃程度よりも高い温度下において、エレクトレットの電荷が減少する。たとえ材料自体に何ら劣化がなくとも、この様な温度にさらすとエレクトレットの電荷が減少してしまうので、エレクトレットを例えば発電装置に使用した場合は発電量が著しく減少し、センサに使用した場合は検知感度が著しく減少する。したがって、従来のエレクトレットを使用した素子には以下に示すような課題があった。
課題1.素子の製造工程における課題
素子の製造工程において、エレクトレットを作製した後は高温を要する工程が利用できなかった。このため、製造工程の設計自由度が制限され、利用できる製造方法や材料などが限られるという課題があった。
課題2.素子を搭載する搭載機器における課題
現在、産業用に広く用いられている半田リフロー技術が利用できない。このため、素子を各機器に搭載する際の障害となり、搭載機器の使用用途が限られてしまう、あるいは手作業が必要となり搭載機器の製造コストが増大してしまうという課題があった。
課題3.素子の利用中に機能が劣化した際の課題
素子を構成するエレクトレット以外の材料が十分に利用可能な温度条件であっても、素子の利用中にエレクトレットが高温にさらされた場合、エレクトレットの電荷が減少して素子の機能が劣化してしまう。エレクトレットに電荷を再注入するためには、素子の分解が必要となるが、実際は困難なため素子の交換が必要となるという課題があった。
なお、課題1において、高温を要する工程としては、例えば素子内部を真空保持するための封止工程がある。封止材として鉛ガラスを含んだフリットガラスを用いる場合、500℃程度の温度を必要とする。また、例えば素子内部の真空保持用ゲッター材を活性化するための工程も、同程度の温度を必要とする。
また、課題2において、半田リフロー技術は素子を回路基板に配置するのに多く用いられる。半田リフロー技術における温度として220℃程度が必要である。
また、課題3において、素子の利用中に例えば500℃程度の環境にさらされたとする。素子を構成する部品が、例えばMEMSなどで多く用いられるシリコンやシリコン化合物等の無機物などで構成されている場合は、材料としては特に劣化しない。しかしながら、エレクトレットに二酸化シリコンを用いた場合、前述の温度では、エレクトレットから電荷が減少してしまうため、素子の機能は劣化してしまい、素子の機能が失われる。
特開昭58−6118号公報 特許第3545982号公報 特開2006−180450号公報
本発明は、前述のような事情に鑑みてなされたもので、素子が搭載される機器の使用範囲及び製造工程の設計自由度の広範化を図るとともに、エレクトレットの電荷が減少した場合でもその機能を回復させることができる静電誘導型変換素子を提供することを目的とする。
本発明の静電誘導型変換素子は、電気エネルギと運動エネルギとを変換する静電誘導型変換素子であって、電子が注入されると負電荷を有するエレクトレットとして機能する絶縁材料が設けられた第1基板と、前記エレクトレットとして機能する際の前記絶縁材料が有する前記負電荷によって正電荷が静電誘導される静電誘導部が設けられた第2基板と、前記絶縁材料に向けて前記電子を放出する電子放出手段とを備え、前記第1基板及び前記第2基板は、互いに対向する面方向に相対的に運動可能に構成されている。
この構成により、本発明の静電誘導型変換素子は、電子を放出する電子放出手段を備えるので、高温を要する封止工程や、半田リフロー工程の後に、電子放出手段によって絶縁材料に電子を注入することにより、絶縁材料をエレクトレットとして機能させることができる。
また、この構成により、本発明の静電誘導型変換素子は、素子が搭載される機器が高温の環境下に置かれ、エレクトレットの電荷が減少して素子の機能が劣化しても、素子を分解することなく、電子放出手段によって絶縁材料に電子を再注入することができる。
したがって、本発明の静電誘導型変換素子は、素子が搭載される機器の使用範囲及び製造工程の設計自由度の広範化を図るとともに、エレクトレットの電荷が減少した場合でもその機能を回復させることができる。
また、本発明の静電誘導型変換素子は、前記絶縁材料、前記静電誘導部及び前記電子放出手段が、それぞれ、同じ方向にライン状に形成されたものである構成を有している。
この構成により、本発明の静電誘導型変換素子は、絶縁材料と静電誘導部との相対運動の振幅が小さくても、電気エネルギと運動エネルギとの変換効率を向上することができる。また、この構成により、本発明の静電誘導型変換素子は、電子放出手段が放出した電子を効率よく絶縁材料に注入することができる。
さらに、本発明の静電誘導型変換素子は、前記電子放出手段が、前記静電誘導部を備え、前記絶縁材料に対向する前記第2基板の対向面上に形成されたものである構成を有している。
この構成により、本発明の静電誘導型変換素子は、電子放出手段が静電誘導部を備えるので、素子構造を簡素化することができる。
さらに、本発明の静電誘導型変換素子は、前記電子放出手段が、前記絶縁材料に対向する前記第2基板の対向面上において、前記静電誘導部に平行に形成されたものである構成を有している。
この構成により、本発明の静電誘導型変換素子は、電子放出手段と静電誘導部とを別個に配置することにより、それぞれを最適な材料で形成でき、特に、電子放出手段の電子放出効率を向上させることができる。
さらに、本発明の静電誘導型変換素子は、前記絶縁材料に対向する位置に前記電子放出手段が形成された第3基板を備え、前記第2基板は、前記第1基板と前記第3基板との間に設けられ、前記電子放出手段が放出した電子を通過させる電子通過孔が形成されたものである構成を有している。
この構成により、本発明の静電誘導型変換素子は、絶縁材料と電子放出手段との間の距離を十分確保することができるので、電子放出手段からの電子を加速する加速電圧を十分大きくしても絶縁破壊が発生しにくくなる。
さらに、本発明の静電誘導型変換素子は、前記電子放出手段が、冷陰極電子源を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の静電誘導型変換素子は、冷陰極電子源によって絶縁材料に電子を注入することにより、絶縁材料をエレクトレットとして機能させることができる。
本発明は、素子が搭載される機器の使用範囲及び製造工程の設計自由度の広範化を図るとともに、エレクトレットの電荷が減少した場合でもその機能を回復させることができるという効果を有する静電誘導型変換素子を提供することができるものである。
本発明に係る静電誘導型変換素子の基本的な機能を説明するための断面図 本発明に係る静電誘導型変換素子に負荷が接続されたときの基本的な機能を説明するための断面図 本発明に係る静電誘導型変換素子の構成例1を概念的に示す図 本発明に係る静電誘導型変換素子の構成例2を概念的に示す図 本発明に係る静電誘導型変換素子の構成例3を概念的に示す図 本発明に係る静電誘導型変換素子の電子放出手段の構成例を概念的に示す図 本発明に係る静電誘導型変換素子の電子放出手段の構成例を概念的に示す図 本発明に係る静電誘導型変換素子の第1実施形態における構成を概念的に示す断面図 本発明に係る静電誘導型変換素子の第2実施形態における構成を概念的に示す断面図 本発明に係る静電誘導型変換素子の第3実施形態における構成を概念的に示す断面図
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明で用いる各図面は、各構成要素を概念的に示したものであり、実際の寸法に対応させて各構成要素を示したものではない。また、以下の説明において記載した材料や寸法等は一例であり、本発明を限定するものではない。
まず、本発明に係る静電誘導型変換素子の基本的な機能について説明する。
(電子放出手段の機能の説明)
図1は、本発明に係る静電誘導型変換素子の基本的な機能を説明するための断面図である。同図において、導体11上には絶縁材料12が設けられ、導体11に対向して電子放出手段20が配置されている。電子放出手段20は、導体21及び23と、これらに挟まれたポーラスシリコン22とを備えている。すなわち、この電子放出手段20は、ポーラスシリコン22を用いた弾道電子放出型の構成を有する冷陰極電子源である。
また、導体11と電子放出手段20との間隙は真空に保たれ、各導体には電源が接続されている。具体的には、導体11と導体21との間には電源31が接続され、導体11には正電位、導体21には負電位の電圧が印加されるようになっている。また、導体21と導体23との間には電源32が接続され、導体21には負電位、導体23には正電位の電圧が印加されるようになっている。
この構成において、電源31及び32の電圧を所定値に設定することにより、電子放出手段20は絶縁材料12に向けて電子24を放出する。この構成は、導体21がカソード電極、導体23がゲート電極、導体11がアノード電極として機能する、いわゆる3極型冷陰極素子と呼ばれるものである。
絶縁材料12は、電子放出手段20が放出した電子24が絶縁材料12に注入されると、エレクトレットとして機能する。
(静電誘導型変換素子の機能の説明)
次に、本発明に係る静電誘導型変換素子の機能を図2に基づき説明する。
図2に示した静電誘導型変換素子は、電子が注入されエレクトレットとして機能する絶縁材料12が設けられた導体11と、電子放出手段20とは、互いに対向する面方向に相対的に運動可能に構成されている。この構成において、図2に示すように、導体11と導体23とを負荷33に電気的に接続し、電子放出手段20を図示の矢印方向に運動させると、絶縁材料12に注入された電子による負電荷によって導体23に正電荷が静電誘導され、負荷33に電流が流れる。この場合、本発明に係る静電誘導型変換素子は、運動エネルギを電気エネルギに変換することが可能な、発電素子又はセンサとして機能する。センサとしての応用例としては、マイクロホン、圧力センサ、加速度センサ、地震計等がある。
他方、負荷33に替えて導体11と導体23とに電源を接続する構成とすれば、電源の電気エネルギによって電子放出手段20を例えば図示の矢印方向に運動させることができる。この場合、本発明に係る静電誘導型変換素子は、電気エネルギを運動エネルギに変換することが可能なアクチュエータとして機能する。なお、図2において、導体23は、本発明に係る静電誘導部を構成する。
次に、本発明に係る静電誘導型変換素子の構成について3つの構成例を挙げ、図3〜図5に基づき説明する。なお、図3〜図5において、図1及び図2に示した構成要素と同じものには同一の符号を付している。また、絶縁材料12に注入された電子によって正電荷が静電誘導される電極を以下「対向電極」という。
(静電誘導型変換素子の構成例1)
図3(a)及び(b)は、静電誘導型変換素子の構成例1の斜視図及び断面図をそれぞれ概念的に示す図である。図3(a)及び(b)に示すように、この構成例1では、導体11及び絶縁材料12が順次形成された基板41と、導体21及び23とポーラスシリコン22とで形成された電子放出手段20が設けられた基板42とが対向して配置されている。
ここで、導体23は、いわゆる3極型冷陰極素子におけるゲート電極としての機能に加え、対向電極としての機能を備えたものとなっている。すなわち、構成例1において、電子放出手段20は、本発明に係る静電誘導部を備えたものである。
また、導体11、絶縁材料12及び電子放出手段20は、それぞれ、ライン状の形状で、同じ方向に平行に形成されている。この構成によれば、静電誘導型変換素子を発電素子とした場合、前述した特許文献3に記載されているように、絶縁材料12と導体23との相対運動の振幅が小さくてもより多くの電流が得られる。
(静電誘導型変換素子の構成例2)
図4は、静電誘導型変換素子の構成例2を示すものである。この構成例2では、互いに隣接するライン状の電子放出手段20の間隙に、ライン状の対向電極としての導体34を設けたものである。この場合、構成例1のように導体23が対向電極を兼ねる必要がないため、例えば電子放出の効率が向上するよう、導体23の材質や膜厚を自由に選択することが可能になる。
通常、電子放出手段20の電子放出効率の向上を図るには、導体23として、膜厚が薄く、仕事関数の低い材質とするのが好ましいが、このような材質の導体で形成した電極は高抵抗になり、静電誘導の対向電極に適さない場合がある。しかしながら、構成例2のものは、導体23が対向電極を兼ねる必要がなく、導体23として好適な材質を用いることができるので、電子放出手段20の電子放出効率の向上を図ることができる。
(静電誘導型変換素子の構成例3)
図5は、静電誘導型変換素子の構成例3を示すものである。この構成例3では、基板41と42との間に、新たに基板43を設けたものであり、基板43が基板41及び42に対して運動するようになっている。図5(a)に示すように、基板43は、電子放出手段20が放出した電子を通過させる貫通孔44が形成されたものであり、絶縁材料12と対向する面側に対向電極としての導体34を備えている。
この構成により、電子放出手段20と絶縁材料12との距離を十分に取ることが可能になるため、例えば導体21(カソード電極相当)と導体11(アノード電極相当)との間に印加する加速電圧を十分に大きくすることができる。電子放出手段20と絶縁材料12との距離が十分に大きくない場合には、内部の真空度にもよるが絶縁破壊がおこる場合があるので、構成例3が好ましく、発電素子等においてエレクトレットとしての絶縁材料12の電位を大きくしたい場合に適している。
(電子放出手段の構成例)
次に、電子放出手段の構成例について説明する。
前述の説明においては、ポーラスシリコン22を用いた弾道電子放出型の構成を有する冷陰極電子源で電子放出手段20を構成した例を挙げた。この弾道電子放出型の電子放出手段20を、図6に示すスピント型の電子放出手段50や、図7に示す炭素系冷陰極の電子放出手段60等のような他の冷陰極電子源に置き換えることができる。
まず、図6に示すスピント型の電子放出手段50は、基板42上に形成された導体51と、導体51上に円錐状に形成され電子を放出する金属エミッタ52と、対向電極としての導体53と、導体53を支持する絶縁層54とを備える。スピント型の電子放出手段50は、金属エミッタ52による高電流密度の動作が可能なので、照射時間を比較的短くすることができる。この構成では、導体51がカソード電極、導体53がゲート電極、導体11がアノード電極の機能を有するので、いわゆる3極型冷陰極素子を形成し、金属エミッタ52が放出した電子が絶縁材料12に注入されることとなる。
他方、導体53及び絶縁層54を設けない構成とし、導体11と導体51との間に電圧を印加することにより金属エミッタ52に電子放出を行わせることもできる。この構成では、導体51及び金属エミッタ52が対向電極として動作し、電子注入後の絶縁材料12が有する負電荷によって導体51及び金属エミッタ52に正電荷が静電誘導される。
次に、図7に示す炭素系冷陰極の電子放出手段60は、基板42上に形成された導体61と、導体61上に形成されたカーボンナノチューブ62と、対向電極としての導体63と、導体63を支持する絶縁層64とを備える。炭素系冷陰極の電子放出手段60は、真空度が低くても動作が可能なので、ガス放出速度の大きい有機材料を使った静電誘導型変換素子においても絶縁材料12に電子を注入することができる。この構成において、導体61がカソード電極、導体63がゲート電極、導体11がアノード電極の機能を有するので、いわゆる3極型冷陰極素子を形成し、カーボンナノチューブ62が放出した電子が絶縁材料12に注入されることとなる。
他方、導体63及び絶縁層64を設けない構成とし、導体11と導体61との間に電圧を印加することによりカーボンナノチューブ62に電子放出を行わせることもできる。この構成では、導体61及びカーボンナノチューブ62が対向電極として動作し、電子注入後の絶縁材料12が有する負電荷によって導体61及びカーボンナノチューブ62に正電荷が静電誘導される。
次に、本発明に係る静電誘導型変換素子の実施形態を説明する。以下の実施形態では、本発明に係る静電誘導型変換素子を、運動エネルギを電気エネルギに変換する発電素子に適用した例を挙げて説明する。
(第1実施形態)
図8は、本発明の第1実施形態における静電誘導型変換素子100を概念的に示す断面図であって、静電誘導型変換素子100は弾道電子放出型の構成を有するものである。
図8に示すように、本実施形態における静電誘導型変換素子100は、ガラス基板101と、ガラス基板101上に順次形成されたアルミニウム電極102及び二酸化シリコン103とを備えている。なお、ガラス基板101は、本発明に係る第1基板を構成する。
また、静電誘導型変換素子100は、ガラス基板101に対向配置されたガラス基板104と、ガラス基板104上に形成された電子放出手段110及びアルミニウム電極105とを備えている。なお、ガラス基板104は、本発明に係る第2基板を構成する。
さらに、静電誘導型変換素子100は、導電性を有するバネ106と、バネ106を介してガラス基板104を支持する絶縁体の支持台107と、ガラス基板101と対向する側の外面を覆うガラス基板108と、素子内部を封止する材料(例えばガラスフリット)で構成される封止材109とを備えている。
アルミニウム電極102は、ガラス基板101上に、例えば200nmの厚さで形成される。また、二酸化シリコン103は、例えば1μmの厚さで構成され、電子放出手段110によって電子が注入されるとエレクトレットとして機能するものである。
ガラス基板104は、静電誘導型変換素子100の振動に応じて、バネ106が伸縮する方向(図面左右方向)に運動することができるようになっている。ガラス基板104の一方の面上には、電子放出手段110とアルミニウム電極105とがライン状に交互に形成されている。
電子放出手段110は、ガラス基板104上に順次形成されたアルミニウム電極111、ポーラスシリコン112及び金電極113で構成されている。それぞれの厚さは、例えば、アルミニウム電極111は200nm、ポーラスシリコン112は3μm、金電極113は10nmである。
また、図8に例示したように、二酸化シリコン103と金電極113との間隔は100μm、電子放出手段110の幅は500μmでその配置間隔は500μm、アルミニウム電極105の幅は400μmである。
図示を省略したが、静電誘導型変換素子100の外部には各電極に所定の電圧を印加する電源があり、この電源と各電極とは電気的に接続されている。例えば、以下に示すような構成により電気的に接続することができる。なお、図8において左右対象の構成要素には「(左)」又は「(右)」の添え字をつけて説明する。例えば、図中の左側にあるバネ106はバネ106(左)と記す。
バネ106(左)及び(右)は、それぞれ複数個あるものとすると、例えば、アルミニウム電極111及び金電極113にはバネ106(左)の2つを使用し、アルミニウム電極105にはバネ106(右)の1つを使用して、外部の電源からの電圧を印加する構成とすることができる。
具体的には、絶縁体の支持台107(左)の表面に電気線路を2つ設け、その一端のそれぞれと2つのバネ106(左)とを接続し、2つのバネ106(左)とアルミニウム電極111及び金電極113との間をそれぞれ導電材で接続する。また、電気線路の他端と電源との間を導電材で接続し、この導電材をガラス基板101と封止材109(左)との間を通す構成とする。同様の構成により、アルミニウム電極105に対しては、バネ106(右)及び支持台107(右)を用いて、ガラス基板101と封止材109(右)との間に導電材を通して電源と接続することができる。また、アルミニウム電極102に対しては、ガラス基板101と封止材109(右)との間に導電材を通して電源と接続することができる。なお、絶縁体の支持台107の表面に電気線路を設ける構成に替えて、支持台107を複数の導体で形成し、これらを各電極と電源とを結ぶ電気線路の一部とする構成としてもよい。
前述のように構成されているので、本実施形態における静電誘導型変換素子100は、二酸化シリコン103に電荷を注入する工程を、高温を要する工程の後に行うことができる。したがって、静電誘導型変換素子100は、外部の電源と各電極との電気的な接続処理を行った後、ガラス基板101及び108の周囲に封止材109を塗布し、静電誘導型変換素子100を真空装置に入れて内部を真空にし、500℃まで温度上昇させて封止材109を溶融させる封止工程を行うことが可能となる。
また、前述の構成において、二酸化シリコン103自体は1000℃以上の融点を有するため、この温度下では二酸化シリコン103の物性は何ら劣化しない。静電誘導型変換素子100を封止した後、外部の電源から各電極に所定電圧を印加し、電子放出手段110から二酸化シリコン103に電荷を注入し、二酸化シリコン103にエレクトレット機能を持たせることができる。
その結果、静電誘導型変換素子100は、ガラス基板104がバネ106の伸縮方向に振動することによって、発電素子としての機能を有することとなる。
また、図8に示した構成において、各電極に印加する電圧としては、アノード電極としてのアルミニウム電極102には100V以上、カソード電極としてのアルミニウム電極111には0V、ゲート電極としての金電極113には30V以下が好適である。
以上のように、本実施形態における静電誘導型変換素子100によれば、振動に応じて運動するガラス基板104上に、電子を放出する電子放出手段110及び対向電極としてのアルミニウム電極105を備える構成としたので、高温を要する封止工程や、半田リフロー工程の後に、電子放出手段110によって二酸化シリコン103に電子を注入することにより、二酸化シリコン103をエレクトレットとして機能させ、対向電極であるアルミニウム電極105に正電荷を発生させることができる。
また、本実施形態における静電誘導型変換素子100は、前述のように構成されているので、例えば素子が搭載される機器が高温の使用環境に置かれ、エレクトレットの負電荷が減少して素子の機能が劣化しても、素子を分解することなく、電子放出手段110によって二酸化シリコン103に電子を再注入し、エレクトレットとしての機能を回復させることができる。
したがって、本実施形態における静電誘導型変換素子100は、素子が搭載される機器の使用範囲及び製造工程の設計自由度の広範化を図るとともに、エレクトレットの電荷が減少した場合でもその機能を回復させることができる。
なお、前述の実施形態では、静電誘導型変換素子100が発電素子の構成を有する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電気エネルギと運動エネルギとを変換するものに適用することにより、同様の効果が得られる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態における静電誘導型変換素子200を概念的に示す断面図である。
図9に示すように、本実施形態における静電誘導型変換素子200は、第1実施形態における静電誘導型変換素子100(図8参照)に対し、電子が注入されることによりエレクトレットとして機能するテフロン(登録商標)AF201と、素子内部を封止するための封止材202と、金属エミッタを用いたスピント型の電子放出手段210とを備えた点が異なる。したがって、第1実施形態における静電誘導型変換素子100と同様な構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
テフロンAF201は、ガラス基板101上に形成されたアルミニウム電極102の上面に、例えば3μm厚さで形成され、電子放出手段210によって電子が注入されるとエレクトレットとして機能するものである。
封止材202は、テフロンAF201が360℃以上で分解が始まるものであるので、この温度未満で封止工程が行える材料、例えば、低融点ガラスや、低温半田、エポキシ樹脂等で構成される。
電子放出手段210は、ガラス基板104上に順次形成されたアルミニウム電極211、金属エミッタ212及びニオブ電極213で構成されている。電極の厚さは、例えば、アルミニウム電極211は200nm、ニオブ電極213は50nmである。この電子放出手段210は、例えば前述の図6に示した構成を有し、金属エミッタ212は、円錐状に形成され電子を放出するスピント型の形状とすることができる。
この構成において、ニオブ電極213は、エレクトレットとして機能するテフロンAF201に対向する対向電極であって、本発明に係る静電誘導部を構成する。したがって、電子放出手段210は、本発明に係る静電誘導部を備えたものである。
前述のように構成されているので、本実施形態における静電誘導型変換素子200は、
テフロンAF201に電荷を注入する工程を、高温を要する工程の後に行うことができる。したがって、静電誘導型変換素子200は、外部の電源と各電極との電気的な接続処理を行った後、素子が搭載される機器の回路基板の半田リフロー工程において例えば220℃まで温度上昇させることが可能となる。なお、テフロンAF201は360℃以上で分解が始まるため、この温度下ではテフロンAF201の物性は何ら劣化しない。半田リフロー工程後、外部の電源から各電極に所定電圧を印加し、電子放出手段210からテフロンAF201に電荷を注入し、テフロンAF201にエレクトレット機能を持たせることにより、静電誘導型変換素子200は発電素子として機能することが可能となる。
なお、図9に示した構成において、各電極に印加する電圧としては、アノード電極としてのアルミニウム電極102には100V以上、カソード電極としてのアルミニウム電極211には0V、ゲート電極としてのニオブ電極213には50V以下が好適である。
また、図6を用いて説明したように、電子放出手段210がニオブ電極213を備えない構成としてもよい。この場合、アルミニウム電極211及び金属エミッタ212が、本発明に係る静電誘導部を構成する。
以上のように、本実施形態における静電誘導型変換素子200によれば、振動に応じて運動するガラス基板104上に、対向電極としてのニオブ電極213を有し、電子を放出する電子放出手段210を備える構成としたので、高温を要する封止工程や、半田リフロー工程の後に、電子放出手段210によってテフロンAF201に電子を注入することにより、テフロン(登録商標)AF201をエレクトレットとして機能させ、対向電極であるニオブ電極213に正電荷を発生させることができる。
また、本実施形態における静電誘導型変換素子200は、前述のように構成されているので、例えば素子が搭載される機器が高温の使用環境に置かれ、エレクトレットの負電荷が減少して素子の機能が劣化しても、素子を分解することなく、電子放出手段210によってテフロンAF201に電子を再注入し、エレクトレットとしての機能を回復させることができる。
したがって、本実施形態における静電誘導型変換素子200は、素子が搭載される機器の使用範囲及び製造工程の設計自由度の広範化を図るとともに、エレクトレットの電荷が減少した場合でもその機能を回復させることができる。
(第3実施形態)
図10は、本発明の第3実施形態における静電誘導型変換素子300を概念的に示す断面図である。なお、第1実施形態における静電誘導型変換素子100(図8参照)と同様な構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態における静電誘導型変換素子300は、ガラス基板101と、ガラス基板101上に順次形成されたアルミニウム電極102及びCYTOP301とを備えている。なお、ガラス基板101は、本発明に係る第1基板を構成する。
また、静電誘導型変換素子300は、ガラス基板101に対向配置されて外面を覆うガラス基板306と、ガラス基板306上に形成された電子放出手段310とを備えている。なお、ガラス基板306は、本発明に係る第3基板を構成する。
さらに、静電誘導型変換素子300は、ガラス基板302と、ガラス基板302上に形成されたアルミニウム電極303と、導電性を有するバネ106と、バネ106を介してガラス基板302を支持する絶縁体の支持台107と、素子内部を封止する材料で構成される封止材305とを備えている。
CYTOP301は、旭硝子株式会社製のアモルファスフッ素樹脂であるサイトップ(登録商標)を例えば20μmの厚さで構成したものであり、電子放出手段310によって電子が注入されるとエレクトレットとして機能するものである。
ガラス基板302は、ガラス基板101とガラス基板306との間に設けられ、バネ106が伸縮する方向(図面左右方向)に運動することができるようになっている。ガラス基板302の下面(CYTOP301側)の面上には、アルミニウム電極303が、アルミニウム電極102及び電子放出手段310と平行でライン状に形成されている。このアルミニウム電極303は、例えば200nmの厚さで形成され、対向電極として動作するようになっている。すなわち、アルミニウム電極303は、本発明に係る静電誘導部を構成する。また、ガラス基板302は、本発明に係る第2基板を構成する。
また、ガラス基板302には、電子放出手段310が放出した電子を通過させる幅500μmの貫通孔304が形成されている。
電子放出手段310は、ガラス基板306上に順次形成されたアルミニウム電極311及びカーボンナノチューブ312で構成されている。アルミニウム電極311は、例えば200nmの厚さで形成される。この電子放出手段310は、例えば前述の図7に示したような構成とすることができるが、本実施形態では、図7における導体63及び絶縁層64を設けない構成としている。
封止材305は、CYTOPが分解する温度である400℃未満で封止工程が行える材料、例えば、低融点ガラスや、低温半田、エポキシ樹脂等で構成される。
前述のように構成されているので、本実施形態における静電誘導型変換素子300は、CYTOP301に電荷を注入する工程を、高温を要する工程の後に行うことができる。したがって、静電誘導型変換素子300は、外部の電源と各電極との電気的な接続処理を行った後、ガラス基板101及び306の周囲に封止材305を塗布し、静電誘導型変換素子300を真空装置に入れて内部を真空にし、封止材305を溶融させる封止工程を行うことが可能となる。
また、前述の構成において、CYTOP301が分解する400℃未満であれば、この温度下ではCYTOP301の物性は何ら劣化しない。静電誘導型変換素子300を封止した後、外部の電源から各電極に所定電圧を印加し、電子放出手段310がCYTOP301に電荷を注入し、CYTOP301にエレクトレット機能を持たせることにより、静電誘導型変換素子300は発電素子として機能することが可能となる。
また、前述の構成により、静電誘導型変換素子300は、使用中に素子が高温にさらされた場合でも、CYTOP301に電子を再注入して性能を回復させることができる。したがって、CYTOP301が分解する400℃未満の温度であれば、素子が高温にさらされても、その後、静電誘導型変換素子300に外部の電源を接続し電子照射を行い、CYTOP301にエレクトレット機能を再度持たせることにより、発電素子として再び機能させることが可能となる。
また、図10に示した構成において、各電極に印加する電圧としては、アノード電極としてのアルミニウム電極102には500V以上、カソード電極としてのアルミニウム電極311には0Vが好適である。
以上のように、本実施形態における静電誘導型変換素子300によれば、電子を放出する電子放出手段310と、振動に応じて運動するガラス基板302上に形成された対向電極としてのアルミニウム電極303とを備える構成としたので、高温を要する封止工程や、半田リフロー工程の後に、電子放出手段310によってCYTOP301に電子を注入することにより、CYTOP301をエレクトレットとして機能させ、対向電極であるアルミニウム電極303に正電荷を発生させることができる。
また、本実施形態における静電誘導型変換素子300は、前述のように構成されているので、例えば素子が搭載される機器が高温の使用環境に置かれ、エレクトレットの負電荷が減少して素子の機能が劣化しても、素子を分解することなく、電子放出手段310によってCYTOP301に電子を再注入し、エレクトレットとしての機能を回復させることができる。
したがって、本実施形態における静電誘導型変換素子300は、素子が搭載される機器の使用範囲及び製造工程の設計自由度の広範化を図るとともに、エレクトレットの電荷が減少した場合でもその機能を回復させることができる。
11、21、23、34、51、53、61、63 導体
12、13 絶縁材料
20、50、60、110、210、310 電子放出手段
22、112 ポーラスシリコン(冷陰極電子源)
24 電子
31、32 電源
33 負荷
41、42、43 基板
44、304 貫通孔(電子通過孔)
52、212 金属エミッタ(冷陰極電子源)
54、64 絶縁層
62、312 カーボンナノチューブ(冷陰極電子源)
100、200、300 静電誘導型変換素子
101 ガラス基板(第1基板)
102 アルミニウム電極
103 二酸化シリコン(絶縁材料)
104 ガラス基板(第2基板)
105 アルミニウム電極(静電誘導部)
106 バネ
107 支持台
108 ガラス基板
109、202、305 封止材
111 アルミニウム電極
113 金電極
201 テフロンAF(絶縁材料)
211 アルミニウム電極
213 ニオブ電極(静電誘導部)
301 CYTOP(絶縁材料)
302 ガラス基板(第2基板)
303 アルミニウム電極(静電誘導部)
306 ガラス基板(第3基板)
311 アルミニウム電極

Claims (6)

  1. 電気エネルギと運動エネルギとを変換する静電誘導型変換素子であって、
    電子が注入されると負電荷を有するエレクトレットとして機能する絶縁材料が設けられた第1基板と、前記エレクトレットとして機能する際の前記絶縁材料が有する前記負電荷によって正電荷が静電誘導される静電誘導部が設けられた第2基板と、前記絶縁材料に向けて前記電子を放出する電子放出手段とを備え、
    前記第1基板及び前記第2基板は、互いに対向する面方向に相対的に運動可能に構成されていることを特徴とする静電誘導型変換素子。
  2. 前記絶縁材料、前記静電誘導部及び前記電子放出手段は、それぞれ、同じ方向にライン状に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の静電誘導型変換素子。
  3. 前記電子放出手段は、前記静電誘導部を備え、前記絶縁材料に対向する前記第2基板の対向面上に形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の静電誘導型変換素子。
  4. 前記電子放出手段は、前記絶縁材料に対向する前記第2基板の対向面上において、前記静電誘導部に平行に形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の静電誘導型変換素子。
  5. 前記絶縁材料に対向する位置に前記電子放出手段が形成された第3基板を備え、
    前記第2基板は、前記第1基板と前記第3基板との間に設けられ、前記電子放出手段が放出した電子を通過させる電子通過孔が形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の静電誘導型変換素子。
  6. 前記電子放出手段は、冷陰極電子源を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の静電誘導型変換素子。
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