JP2010258039A - 発光素子の製造方法及び発光素子 - Google Patents

発光素子の製造方法及び発光素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2010258039A
JP2010258039A JP2009103285A JP2009103285A JP2010258039A JP 2010258039 A JP2010258039 A JP 2010258039A JP 2009103285 A JP2009103285 A JP 2009103285A JP 2009103285 A JP2009103285 A JP 2009103285A JP 2010258039 A JP2010258039 A JP 2010258039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting element
light
layer
light extraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009103285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5287467B2 (ja
Inventor
Minoru Kawahara
実 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Handotai Co Ltd filed Critical Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority to JP2009103285A priority Critical patent/JP5287467B2/ja
Publication of JP2010258039A publication Critical patent/JP2010258039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5287467B2 publication Critical patent/JP5287467B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Weting (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

【課題】発光層で発光した光の光取り出し層表面での反射率を従来より減らすことができる程度に表面を粗面化することができる、すなわち従来よりも更に光取り出し効率を向上させることが可能な発光素子の製造方法を提供する。
【解決手段】少なくとも、光取り出し層がGaP、GaAsP、GaAlAsのいずれかからなる発光素子基板をダイシングして発光素子チップを形成し、該発光素子チップの表面を、少なくともヨウ素酸を含む第1エッチング液でエッチングした後、少なくともフッ酸を含む第2エッチング液で順次エッチングして粗面化する粗面化エッチング工程を有することを特徴とする発光素子の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光素子の製造方法及び発光素子に関し、特に発光素子の発光層での光を外部に取り出すのに好適な発光素子の製造方法および発光素子に関するものである。
(AlGa1−xIn1−yP混晶(ただし、0≦x≦1,0≦y≦1;以下、AlGaInP混晶、あるいは単にAlGaInPとも記載する)により発光層部が形成された発光素子は、薄いAlGaInP活性層を、それよりもバンドギャップの大きいn型AlGaInPクラッド層とp型AlGaInPクラッド層とによりサンドイッチ状に挟んだダブルへテロ構造を採用することにより、例えば緑色から赤色までの広い波長域において高輝度の素子を実現できる。
ここで、発光層部への通電は、素子表面に形成された金属電極を介して行われる。金属電極は遮光体として作用するため、例えば発光層部の第一主表面の中央部のみを覆う形で形成することが多く、その周囲の電極非形成領域から光を取り出すようにする。
この場合、金属電極の面積をなるべく小さくしたほうが電極の周囲に形成される光取り出し領域の面積を大きくできるため、光取り出し効率を向上させる観点において有利である。
従来、電極形状の工夫により、素子内に効果的に電流を拡げて光取り出し量を増加させる試みがなされているが、この場合も電極面積の増大はいずれにしろ避けがたく、従って光取り出し領域の面積の減少により却って光取り出し量が制限されるジレンマに陥っている。
また、クラッド層のドーパントのキャリア濃度、ひいては導電率は、活性層内でのキャリアの発光再結合を最適化するために多少低めに抑えられており、面内方向には電流が広がりにくい傾向がある。これによって、電極被覆領域に電流密度が集中し、光取り出し領域における実質的な光取り出し量が低下してしまうことになる。
そこで、クラッド層と電極との間に、クラッド層よりもドーパント濃度を高めた低抵抗率のGaP等の光取り出し層を形成する方法が採用されている。
このGaP等の光取り出し層は、一定以上に厚みを増加させた層となるように形成すれば、素子面内の電流拡散効果が向上するばかりでなく、層側面からの光取り出し量も増加するので、光取り出し効率をより高めることができるようになる。
光取り出し層は、発光光束を効率よく透過させ、光取り出し効率を高めることができるよう、発光光束の光量子エネルギーよりもバンドギャップエネルギーの大きい化合物半導体で形成する必要がある。特にGaPはバンドギャップエネルギーが大きく、また発光光束の吸収が小さいので、AlGaInP系発光素子の光取り出し層として多用されている。
また、発光層の形成に用いるGaAs基板は光吸収性基板(つまり不透明基板)なので、発光層の成長後にGaAs基板を研削やエッチングで取り除き、代わりにGaP透明基板層を、GaP単結晶基板の貼り合わせや気相成長法により形成することも行われている。
また従来から、透明性の高いGaP基板に、GaP発光層、その上に30〜100μm程度の取り出し層としてのGaPエピタキシャル層を気相成長させ、光取り出し効率を高めてきた。
同様にAlGaInPの発光ダイオードにおいても、発光層部の第二主表面側の不透明基板がGaP透明基板層で置き換わり、その透明基板の側面からも光が取り出せるようになるし、また該GaP透明基板の第二主表面側で反射層や電極により光を反射させ、その反射光を第一主表面側からの直接光束と合わせて取り出すこともできるので、素子全体の光取り出し効率を高めることができる。
また、GaPの他にGaAsPやGaAlAs等によってもGaP同様な効果を得ることができる。
しかしながら、このように透明性の高い結晶を発光層の上下両側または一方に配しても、表面での多重反射などによって光が内部で吸収され、外部に光が出ないことがある。
これを改善するために、特許文献1には、発光素子の表面をI+HNO+HF+CHCOOHからなるエッチング液に浸漬させて、表面に凹凸を形成して粗面化することで光取り出し効率を上げる発光素子の製造方法が開示されている。
特開2005−317664号公報
しかし上述の特許文献1に記載の発光素子の製造方法では、ある程度光取り出し効率を上げることはできるものの、到達できる表面粗さに限界があり、光取り出し効率の改善が頭打ちになっていた。
そして発光強度が更に強い発光素子が求められてきており、新たな粗面化の方法が求められてきた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、発光層で発光した光の光取り出し層表面での反射率を従来より減らすことができる程度に表面を粗面化することができる、すなわち従来よりも更に光取り出し効率を向上させることが可能な発光素子の製造方法と発光素子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、少なくとも、光取り出し層がGaP、GaAsP、GaAlAsのいずれかからなる発光素子基板をダイシングして発光素子チップを形成し、該発光素子チップの表面を、少なくともヨウ素酸を含む第1エッチング液でエッチングした後、少なくともフッ酸を含む第2エッチング液で順次エッチングして粗面化する粗面化エッチング工程を有することを特徴とする発光素子の製造方法を提供する。
このように光取り出し効率を向上させるために、発光素子チップの表面を、少なくともヨウ素酸を含む第1エッチング液でエッチングした後、少なくともフッ酸を含む第2エッチング液で順次エッチングして粗面化することによって、従来の粗面化エッチングに比べて表面粗さを大きくすることができ、光取り出し効率を従来に比べて向上させることができる。
ここで、前記発光素子基板を、少なくとも組成式(AlGa1−xIn1−yP(ただし、0≦x≦1,0≦y≦1)にて表される化合物にて各々構成された第一導電型クラッド層、活性層、第二導電型クラッド層がこの順序で積層されたダブルへテロ構造からなる発光層に、前記光取り出し層が積層または貼り合わされたものとすることが好ましい。
このような構造の発光素子基板を用いて発光素子を製造することよって、光取り出し効率が極めて高い発光層がAlGaInPからなる発光素子を製造することができる。
また、前記第1エッチング液を、前記ヨウ素酸に加え、更に硝酸及び酢酸を含むものとすることが好ましい。
このように、第1エッチング液を、ヨウ素酸に加え、更に硝酸及び酢酸を含むものとすることによって、GaP、GaAsPまたはGaAlAsからなる光取り出し層の表面を従来より更に粗面化することができ、光取り出し効率をより向上させることができる。
そして、前記第2エッチング液を、前記フッ酸に加え、更に酢酸を含むものとすることが好ましい。
このように、第2エッチング液を、フッ酸に加え、更に酢酸を含むものとすることによって、光取り出し層の表面粗さを更に増加させることができ、よって光取り出し効率を更に向上させることができる。
更に、前記粗面化エッチング工程を、前記発光素子の表面粗さ(Ra)を1.4μm以上とするものとすることが好ましい。
このように、粗面化エッチング工程を、発光素子の表面粗さ(Ra)を1.4μm以上とするものとすることによって、発光層から発せられた光の光取り出し層表面での反射率を十分に低下させることができ、従来よりも更に発光出力の強い発光素子を製造することができる。
また、本発明では、少なくとも、光取り出し層がGaP、GaAsP、GaAlAsのいずれかからなる発光素子であって、該発光素子の表面粗さ(Ra)が、1.4μm以上であることを特徴とする発光素子を提供する。
このように、その表面の表面粗さ(Ra)が1.4μm以上の発光素子であれば、光取り出し層の表面が大きく荒れたものとなっているため、発光層からの光が、光取り出し層の表面で反射する反射率を従来に比べて大幅に低下させることができる。よって、従来よりも発光効率が高い発光素子とすることができる。
ここで、前記発光素子は、少なくとも組成式(AlGa1−xIn1−yP(ただし、0≦x≦1,0≦y≦1)にて表される化合物にて各々構成された第一導電型クラッド層、活性層、第二導電型クラッド層がこの順序で積層されたダブルへテロ構造からなる発光層に、前記光取り出し層が積層または貼り合わされたものであることが好ましい。
上述のような構造の発光素子とすることによって、極めて発光効率の高い発光素子とすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、発光層で発光した光の光取り出し層表面での反射率を従来より減らすことができる程度に表面を粗面化することができる、すなわち従来よりも更に光取り出し効率を向上させることが可能な発光素子の製造方法と発光素子が提供される。
本発明の発光素子の製造方法の一例を示した工程フローである。 本発明の発光素子の製造方法の製造過程における発光素子用基板の概略を示した図である。 本発明の発光素子の製造方法の製造過程において、GaAs基板及びGaAsバッファ層が除去された発光素子用基板の概略を示した図である。 本発明の発光素子の製造方法の製造過程において、n型GaP層が形成された発光素子基板の概略を示した図である。 本発明の実施形態での発光素子の製造方法の電極形成工程から後の工程における図4のような発光素子基板のWS部分を拡大した図である。 本発明の発光素子の概略の一例を示した概略図である。
以下、本発明についてより具体的に説明する。
上述の特許文献1に記載されているように、発光素子の表面を粗面化して光取り出し効率を上げる方法が知られている。この効果としては、10%以上の発光量の増加が達成される。
しかしながら従来の粗面化エッチングには限界があり、更なる光取り出し効率の向上が求められていた。
本発明者は、更に光取り出し効率を向上させるべく、粗面化エッチングの方法について鋭意検討を重ねたところ、従来の粗面化エッチング液を用いた場合に到達できる粗さに限界が生じるのは、表面がある程度削れると残った凸部が優先して溶解するようになり、結果として表面形状が鈍ってしまうためであることが判明した。
そこで、材料表面をIより溶解し易くなる成分であるヨウ素酸(HIO)に変える第1エッチング液と、溶解させる成分を含む第2エッチング液とに機能を分けて、二段階に分けて浸漬させてエッチングすることにより、表面粗度を飛躍的に向上できることが判った。
具体的には、まずヨウ素酸を含む第1エッチング液でエッチングした後、フッ酸を含む第2のエッチング液での2段階エッチングを行うことで、従来に比べて表面の粗さを大きな値とすることができ、よって光取り出し効率が向上することが判り、この知見を基に本発明を完成させた。
以下、本発明について図を参照して詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。図6は、本発明の発光素子の概略の一例を示した図である。
本発明の発光素子10は、少なくとも、例えばn型GaPよりなる厚さ50μm以上500μm以下(例えば200μm)のn型光取り出し層20と、AlGaInPからなるn型接続層13と、発光層17と、例えばGaPからなるp型接続層18と、p型GaPよりなる厚さ5μm以上200μm以下(例えば40μm)のp型光取り出し層19と、n型光取り出し層20の第二主表面に形成された接合合金化層25aとこれを覆うような裏面電極25と、p型光取り出し層19の第一主表面に形成された接合合金化層24aとこれを覆うような光取り出し領域側電極24と、光取り出し領域側電極24に接続されたボンディングワイヤ28と、さらにエポキシ樹脂からなる図示しないモールド部が形成されたものである。
そして、少なくともp型光取り出し層19の主表面、側面及びn型光取り出し層20の側面が粗面化され、発光素子10の表面粗さ(Ra)が1.4μm以上となっているものである。
その表面粗さ(Ra)が1.4μm以上の本発明の発光素子は、従来の発光素子(表面粗さ(Ra=0.4μm程度))に比べて、表面が格段に粗くなっている。
そのため、発光層から発せられた光の表面での反射率が従来に比べて小さなものとなっている。すなわち、光取り出し効率が従来に比べて格段に向上した発光素子、つまり高輝度な発光素子となっている。
また、更に発光層17は、例えば、少なくとも、組成が各々(AlGa1−xIn1−yP(ただし0≦x≦1,0≦y≦1)よりなる、厚さ0.8μm以上4μm以下(例えば1μm)のn型クラッド層(第一導電型クラッド層)14(n型ドーパントはSi)と、厚さ0.4μm以上2μm以下(例えば0.6μm)の活性層15(ノンドープ)と、厚さ0.8μm以上4μm以下(例えば1μm)のp型クラッド層(第二導電型クラッド層)16(p型ドーパントはMg:有機金属分子からのCもp型ドーパントとして寄与しうる)とからなるものとすることができる。
これによって、緑色から赤色までの広い波長域において、従来に比べて更に高輝度の発光素子とすることができる。
以上、光取り出し層がGaPの場合について説明したが、この光取り出し層は、組成がGaAsPやGaAlAsであってもよく、その場合、GaP光取り出し層の部分をGaAsP、GaAlAsに置き換えたものとすればよい。
上記のような本発明の発光素子は、以下に示すような本発明の発光素子の製造方法によって製造することができるが、これに限定されるものではない。
以下図1〜6を参照して説明する。
図1は本発明の発光素子の製造方法の一例を示した工程フロー、図2は本発明の発光素子の製造方法の製造過程における発光素子用基板の概略を示した図、図3は本発明の発光素子の製造方法の製造過程において、GaAs基板及びGaAsバッファ層が除去された発光素子用基板の概略を示した図、図4は本発明の発光素子の製造方法の製造過程において、n型GaP層が形成された発光素子基板の概略を示した図、図5は本発明の発光素子の製造方法の電極形成工程から後の工程における図4のような発光素子基板のWS部分を拡大した図である。
まず、図1の工程1に示すように、成長用基板として、n型のGaAs単結晶基板を用意する。
次に、図1の工程2および図2に示すように、そのn型GaAs単結晶基板11の主表面に、n型GaAsバッファ層12を例えば0.5μmエピタキシャル成長させ、次いで、AlGaInPからなるn型接続層13をエピタキシャル成長させる。
その後、発光層17として、各々(AlGa1−xIn1−yP(ただし0≦x≦1,0≦y≦1)よりなる、厚さ0.8μm以上4μm以下(例えば1μm)のn型クラッド層(第一導電型クラッド層)14(n型ドーパントはSi)、厚さ0.4μm以上2μm以下(例えば0.6μm)の活性層15(ノンドープ)、及び厚さ0.8μm以上4μm以下(例えば1μm)のp型クラッド層(第二導電型クラッド層)16(p型ドーパントはMg:有機金属分子からのCもp型ドーパントとして寄与しうる)を、この順序にてエピタキシャル成長させる。
ここで、p型クラッド層16とn型クラッド層14の各々のドーパント濃度は、例えば1×1017/cm以上2×1018/cm以下とすることが望ましい。
さらに、図1の工程3に示すように、p型クラッド層16上に、例えばGaPからなるp型接続層18をエピタキシャル成長させる。
上記各層のエピタキシャル成長は、公知のMOVPE法により行うことができる。
また、Al、Ga、In(インジウム)、P(リン)の各成分源となる原料ガスとしては以下のようなものを使用することができる。
・Al源ガス;トリメチルアルミニウム(TMAl)、トリエチルアルミニウム(TEAl)など、
・Ga源ガス;トリメチルガリウム(TMGa)、トリエチルガリウム(TEGa)など、
・In源ガス;トリメチルインジウム(TMIn)、トリエチルインジウム(TEIn)など、
・P源ガス:トリメチルリン(TMP)、トリエチルリン(TEP)、ホスフィン(PH)などが挙げられる。
次いで、図1の工程4に進み、p型のGaPよりなる厚さ5μm以上200μm以下(例えば40μm)のp型光取り出し層19を、HVPE法により成長させる。
このHVPE法は、具体的には、容器内にてIII族元素であるGaを所定の温度に加熱保持しながら、そのGa上に塩化水素を導入することにより、下記(1)式の反応によりGaClを生成させ、キャリアガスであるHガスとともに基板上に供給する。
Ga(液体)+HCl(気体) → GaCl(気体)+1/2H‥‥(1)
成長温度は例えば640℃以上860℃以下に設定する。また、V族元素であるPは、PHをキャリアガスであるHとともに基板上に供給する。さらに、p型ドーパントとしてZnを用いる場合、ZnはDMZn(ジメチルZn)の形で供給する。GaClはPHとの反応性に優れ、下記(2)式の反応により、効率よくGaP光取り出し層を成長させることができる。
GaCl(気体)+PH(気体)
→GaP(固体)+HCl(気体)+H(気体)‥‥(2)
この段階で図2に示す発光素子用基板となる。
p型光取り出し層19の成長が終了したら、図1の工程5に進み、図3に示すように、n型GaAs単結晶基板11およびn型GaAsバッファ層12を、例えばアンモニア/過酸化水素混合液などのエッチング液を用いて化学エッチングすることにより除去する。
そして、図1の工程6に進み、図4に示すように、n型GaAs単結晶基板11およびn型GaAsバッファ層12が除去された発光層17の第二主表面側(n型接続層13の第二主表面側)に、別途用意された厚さ50μm以上500μm以下(例えば200μm)のn型GaP単結晶基板を貼り合わせてn型光取り出し層20とする。
なお、n型光取り出し層20は、GaP単結晶基板を貼り合わせる代わりに、エピタキシャル成長により形成することもできる。
以上のような工程によって、発光素子基板21を作製する。
以上の工程が終了すれば、図1の工程7や図5(a)、図6に示すように、スパッタリングや真空蒸着法により、p型光取り出し層19の第一主表面及びn型光取り出し層20の第二主表面に、接合合金化層形成用の金属層をそれぞれ形成し、更に合金化の熱処理(いわゆるシンター処理)を行うことにより、接合合金化層24a,25aとする。
そして、これら接合合金化層24a,25aをそれぞれ覆うように、光取り出し領域側電極24及び裏面電極25を形成し、発光素子用ウエーハとする。
ここで図5は図4のWS部分を拡大した図であり、図5(a)は光取り出し領域側電極24が形成された状態を示す。
次に、図1の工程8に進み、図5(b)に示すように、発光素子チップサイズに合わせてダイシングを行って、発光素子チップとする。
例えばこのダイシング工程は、ハーフダイシングした後、プローブで電気特性を検査し、その後、フルダイシングしてシート上にチップを保持するようにすることができる。
なお、ハーフダイシング後にフルダイシングしない方法もある。しかし、フルダイシングすることによって、後の粗面化エッチングで発光素子のp型光取り出し層の側面部だけでなくn型光取り出し層の側面も粗面化することができ、ハーフダイシングする場合に比べて発光効率を上昇させることができるため、フルダイシングがより望ましい。
またこのダイシング時には、結晶欠陥密度の比較的高い加工ダメージ層がダイシングによって露出した側面部に形成される。
この加工ダメージ層に含まれる多数の結晶欠陥は、発光通電時において電流リークや散乱の原因となるため、図1の工程9に示すように、加工ダメージ層を、ダメージ層除去用エッチング液を用いた化学エッチングにより除去することが望ましい。
このダメージ層除去用エッチング液としては、例えば硫酸−過酸化水素水溶液を使用することができる。
また、例えば硫酸:過酸化水素:水の質量配合比率が3:1:1のものを使用でき、液温は40℃以上60℃以下に調整され、6分程度のエッチングを必要とするものとすることができる。
その後、図1の工程10や図5(c)に示すように、加工ダメージ層を除去した発光素子チップの主表面及び側面に、粗面化用エッチング液を接触させ、p型光取り出し層19の主表面、側面及びn型光取り出し層20の側面を粗面化する粗面化エッチングを行う。
この粗面化エッチング工程は、まず、少なくともヨウ素酸を含む第1エッチング液でエッチングした後、少なくともフッ酸を含む第2エッチング液で順次エッチングする工程とする。
このような粗面化エッチング工程を行うことによって、発光素子の表面粗さはRa=1.4μm以上となり、従来の粗面化エッチングで達成される表面粗さ(Ra=0.4μm程度)に比べて格段に粗くすることができる。すなわち、発光層からの光の表面での反射量を従来より少なくすることができ、光取り出し効率を従来より大きくでき、高輝度の発光素子を製造することができる。
ここで、少なくともヨウ素酸を含む第1エッチング液は、ヨウ素酸の他に硝酸と酢酸を含有するものとすることができる。また、その混合比は、ヨウ素酸1molに対して硝酸を30〜1300mol、酢酸を90〜120000mol、水を50〜3300molとすることができる。また、硝酸に代えて過酸化水素を含有してもよい。
第1エッチング液を上述のような組成とすることによって、後の第2エッチング液によるエッチングで光取り出し層の表面をより粗面化させることができ、よってより高輝度の発光素子を製造することができる。
そして、第2エッチング液としては、フッ酸の他に酢酸を含有することが好ましい。
さらに、その混合比はフッ酸1molに対して0〜20mol、好ましくは2〜4molとすることができる。また、水を1〜2molとすることができる。
このような組成の第2エッチング液を用いることによって、第1エッチング液に浸漬させた後の光取り出し層の表面を、従来より更に粗面化することができ、従って、光取り出し効率を更に向上させた発光素子を製造することができる。
その後、分離後の発光素子チップに対して、第二主表面側(裏面電極25の表面)をAgペースト層を介して金属ステージに接着し、更に、光取り出し領域側電極24にボンディングワイヤ28を接続し、さらにエポキシ樹脂からなる図示しないモールド部を形成すれば、図6に示すような発光素子10が完成する。
以上のような本発明の発光素子の製造方法によって、発光層で発光した光の表面での反射率を従来より減少させることができ、よって従来よりも更に光取り出し効率を向上させた発光素子を製造することができる。
以上、光取り出し層としてGaP層を形成する場合を説明したが、この光取り出し層はGaAsPやGaAlAsとすることもできる。
この場合、GaP層を形成する工程を、GaAsP層やGaAlAs層を形成する工程とすればよい。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示すような工程に従い、図4に示すような発光素子基板を作製した。
そしてダイシングにより発光素子チップ化した後、組成をヨウ素酸:硝酸:酢酸:水=1:120:520:200(mol比)とした第1エッチング液に該発光素子チップを浸漬させ、温度40℃で10分間保った。その後、組成をフッ酸:酢酸=1:2.8(mol比)とした第2エッチング液に前記発光素子チップを常温で5分間浸漬させることによって表面を粗面化させて、発光素子を作製した。
(実施例2)
第1エッチング液の組成をヨウ素酸:硝酸:酢酸:水=1:60:260:100(mol比)にした以外は実施例1と同じ条件で発光素子を作製した。
(比較例1)
実施例1において、図4に示すような発光素子基板をダイシングにより発光素子チップ化した後、粗面化エッチングすることなく発光素子を作製した。
(比較例2)
実施例1において、粗面化エッチング工程において用いるエッチング液として、組成がヨウ素:フッ酸:硝酸:酢酸:水=1:190:60:970:310(mol比)となるように混合したエッチング液を準備し、液温50℃で2分間エッチングを行うことで発光素子チップの表面を粗面化し、発光素子を作製した。
上記実施例1,2、比較例1,2の発光素子の表面粗さを評価した。また発光出力を、直流電流20mAを流した時の全方位光出力を積分球にて測定することによって評価した。
その結果を表1にまとめる。なお、発光出力は、粗面化エッチングを行わなかった比較例1の発光素子の発光出力を1.0とした相対値で示した。
Figure 2010258039
実施例1の発光素子は、表面粗さRaは1.4μmと比較例1,2の発光素子に比べて非常に大きくなった。また発光出力は、従来の粗面化エッチングを行った比較例2の発光素子と比較して32%向上し、また粗面化されていない比較例1の発光素子の2.5倍の出力であった。
また、実施例2のチップの表面粗さはRa=1.6μmと実施例1より更に粗くなった。そして発光出力はこれによって従来の粗面化エッチングを行った比較例2の発光素子と比較して37%向上した。
これに対し比較例2の発光素子の表面粗さはRa=0.4μmで、発光出力は粗面化エッチングを行わない比較例1に比べて約1.9倍となったものの、実施例1,2の発光出力の80%以下で、及ばなかった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
10…発光素子、
11…成長用基板(n型GaAs単結晶基板)、 12…n型GaAsバッファ層、 13…n型接続層、 14…第一導電型クラッド層(n型クラッド層)、 15…活性層、 16…第二導電型クラッド層(p型クラッド層)、 17…発光層、 18…p型接続層、
19…p型光取り出し層(p型GaP層)、 20…n型光取り出し層(n型GaP層)、 21…発光素子基板、
24…(光取り出し領域側)電極、 24a…接合合金化層、
25…裏面電極、 25a…接合合金化層、
28…ボンディングワイヤ。

Claims (7)

  1. 少なくとも、
    光取り出し層がGaP、GaAsP、GaAlAsのいずれかからなる発光素子基板をダイシングして発光素子チップを形成し、
    該発光素子チップの表面を、少なくともヨウ素酸を含む第1エッチング液でエッチングした後、少なくともフッ酸を含む第2エッチング液で順次エッチングして粗面化する粗面化エッチング工程を有することを特徴とする発光素子の製造方法。
  2. 前記発光素子基板を、
    少なくとも組成式(AlGa1−xIn1−yP(ただし、0≦x≦1,0≦y≦1)にて表される化合物にて各々構成された第一導電型クラッド層、活性層、第二導電型クラッド層がこの順序で積層されたダブルへテロ構造からなる発光層に、前記光取り出し層が積層または貼り合わされたものとすることを特徴とする請求項1に記載の発光素子の製造方法。
  3. 前記第1エッチング液を、前記ヨウ素酸に加え、更に硝酸及び酢酸を含むものとすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光素子の製造方法。
  4. 前記第2エッチング液を、前記フッ酸に加え、更に酢酸を含むものとすることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発光素子の製造方法。
  5. 前記粗面化エッチング工程を、前記発光素子の表面粗さ(Ra)を1.4μm以上とするものとすることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の発光素子の製造方法。
  6. 少なくとも、光取り出し層がGaP、GaAsP、GaAlAsのいずれかからなる発光素子であって、
    該発光素子の表面粗さ(Ra)が、1.4μm以上であることを特徴とする発光素子。
  7. 前記発光素子は、
    少なくとも組成式(AlGa1−xIn1−yP(ただし、0≦x≦1,0≦y≦1)にて表される化合物にて各々構成された第一導電型クラッド層、活性層、第二導電型クラッド層がこの順序で積層されたダブルへテロ構造からなる発光層に、前記光取り出し層が積層または貼り合わされたものであることを特徴とする請求項6に記載の発光素子。
JP2009103285A 2009-04-21 2009-04-21 発光素子の製造方法 Active JP5287467B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009103285A JP5287467B2 (ja) 2009-04-21 2009-04-21 発光素子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009103285A JP5287467B2 (ja) 2009-04-21 2009-04-21 発光素子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010258039A true JP2010258039A (ja) 2010-11-11
JP5287467B2 JP5287467B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=43318656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009103285A Active JP5287467B2 (ja) 2009-04-21 2009-04-21 発光素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5287467B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014207987A1 (ja) * 2013-06-26 2014-12-31 信越半導体株式会社 発光素子及び発光素子の製造方法
CN104681680A (zh) * 2013-12-02 2015-06-03 山东华光光电子有限公司 一种易于粗化的红光led芯片结构及制备方法
WO2017038031A1 (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 信越半導体株式会社 発光素子及び発光素子の製造方法
CN114325303A (zh) * 2021-11-24 2022-04-12 北京智芯微电子科技有限公司 砷化镓芯片开封方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08167738A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Sanken Electric Co Ltd 半導体発光素子
JP2000299494A (ja) * 1999-04-15 2000-10-24 Rohm Co Ltd 半導体発光素子の製法
JP2002368261A (ja) * 2001-06-05 2002-12-20 Sharp Corp 窒化物系化合物半導体発光素子
JP2006108441A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Mitsubishi Chemicals Corp 化合物半導体のエッチング方法
JP2006324507A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Mitsubishi Chemicals Corp 発光ダイオードの製造方法
JP2006339294A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Shin Etsu Handotai Co Ltd 発光素子の製造方法
JP2007042851A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Mitsubishi Chemicals Corp 発光ダイオードとその製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08167738A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Sanken Electric Co Ltd 半導体発光素子
JP2000299494A (ja) * 1999-04-15 2000-10-24 Rohm Co Ltd 半導体発光素子の製法
JP2002368261A (ja) * 2001-06-05 2002-12-20 Sharp Corp 窒化物系化合物半導体発光素子
JP2006108441A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Mitsubishi Chemicals Corp 化合物半導体のエッチング方法
JP2006324507A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Mitsubishi Chemicals Corp 発光ダイオードの製造方法
JP2006339294A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Shin Etsu Handotai Co Ltd 発光素子の製造方法
JP2007042851A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Mitsubishi Chemicals Corp 発光ダイオードとその製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014207987A1 (ja) * 2013-06-26 2014-12-31 信越半導体株式会社 発光素子及び発光素子の製造方法
JP2015012028A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 信越半導体株式会社 発光素子及び発光素子の製造方法
CN105283970A (zh) * 2013-06-26 2016-01-27 信越半导体株式会社 发光元件及发光元件的制造方法
TWI568025B (zh) * 2013-06-26 2017-01-21 Shin-Etsu Handotai Co Ltd And a method of manufacturing the light-emitting element and the light-emitting element
CN104681680A (zh) * 2013-12-02 2015-06-03 山东华光光电子有限公司 一种易于粗化的红光led芯片结构及制备方法
CN104681680B (zh) * 2013-12-02 2018-06-22 山东浪潮华光光电子股份有限公司 一种易于粗化的红光led芯片结构及制备方法
JP2017050406A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 信越半導体株式会社 発光素子及び発光素子の製造方法
CN107735870A (zh) * 2015-09-02 2018-02-23 信越半导体株式会社 发光组件以及发光组件的制造方法
WO2017038031A1 (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 信越半導体株式会社 発光素子及び発光素子の製造方法
CN110534625A (zh) * 2015-09-02 2019-12-03 信越半导体株式会社 发光组件以及发光组件的制造方法
CN107735870B (zh) * 2015-09-02 2020-02-21 信越半导体株式会社 发光组件以及发光组件的制造方法
CN110534625B (zh) * 2015-09-02 2022-12-23 信越半导体株式会社 发光组件以及发光组件的制造方法
CN114325303A (zh) * 2021-11-24 2022-04-12 北京智芯微电子科技有限公司 砷化镓芯片开封方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5287467B2 (ja) 2013-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4899348B2 (ja) 発光素子の製造方法
TWI405350B (zh) Light emitting element and manufacturing method thereof
JP4154731B2 (ja) 発光素子の製造方法及び発光素子
JP4092658B2 (ja) 発光素子の製造方法
US8927348B2 (en) Method of manufacturing group-III nitride semiconductor light-emitting device, and group-III nitride semiconductor light-emitting device, and lamp
US7947995B2 (en) Gallium nitride-based compound semiconductor light emitting device
JP5250856B2 (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法
JP2007273659A (ja) GaN系半導体発光素子およびランプ
JP4692072B2 (ja) 発光ダイオードの製造方法
JP5287467B2 (ja) 発光素子の製造方法
JP2007242804A (ja) 発光素子の製造方法及び発光素子
JP2010045289A (ja) 発光素子及びその製造方法
JP2007207932A (ja) 発光素子およびその製造方法
JP2010087218A (ja) Iii族窒化物半導体からなる発光素子およびその製造方法
JP2010199344A (ja) 発光素子の製造方法
JP4341623B2 (ja) 発光素子及びその製造方法
JP5169959B2 (ja) 発光素子の製造方法
JPWO2009017017A1 (ja) 高輝度発光ダイオ−ド及びその製造方法
JP5251185B2 (ja) 化合物半導体基板及びそれを用いた発光素子並びに化合物半導体基板の製造方法
JP2007299912A (ja) 発光素子の製造方法及び発光素子製造用半導体ウェーハ
JP6131737B2 (ja) 発光素子及び発光素子の製造方法
JP4282743B2 (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
JP2894779B2 (ja) 半導体発光素子およびその製造方法
JP4061496B2 (ja) 発光素子の製造方法
JP2005150646A (ja) 発光素子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5287467

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250