JP2010256787A - 液晶パネルおよび表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1920ドット×1080ドット以上の解像度であり、1秒間に120コマ以上を表示する液晶パネルおよびこれを備えた表示装置においても、可撓性基板の断線を低減し、耐久性を向上することを目的とする。
【解決手段】本発明による液晶パネル2は、1920ドット×1080ドット以上の解像度であり、1秒間に120コマ以上を表示するものであって、可撓性基板3上に設けられた半導体チップ12のガラス基板4側の端部とガラス基板接続部7との距離、可撓性基板3上に設けられた半導体チップ12のソース基板5側の端部とソース基板接続部6との距離およびガラス基板接続部7とソース基板接続部6との距離のうち最も短い長さを応力緩和長さLsとすると、ソース基板の長手方向の長さHの応力緩和長さLsに対する比である応力緩和寸法比H/Lsが7.5以下のものである。
【選択図】図2

Description

この発明は、液晶に対して電圧を印加することによって画像の表示を行う液晶パネルおよびこれを備えた表示装置に関するものである。
近年、テレビ受像機等のフラット化の進展に伴い、表示装置のサイズが大型化している。そのため、液晶パネルの端縁に沿って配置されるソース基板と液晶パネル前面に配置されるガラス基板との熱膨張率の差に起因する熱変形、または熱変形によるガラス基板または液晶パネルの反りが繰返し生じ、ソース基板とガラス基板との間を接続する可撓性基板が断線または破壊され、表示不良を引き起こすという問題がある。
従来の液晶パネルにおいては、可撓性基板の断線を抑制し、表示不良の発生を抑制するために、ソース基板にスリット加工またはパンチング加工を施して不完全連結部を形成しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−61715(第5頁〜第7頁、図1)
しかしながら、特許文献1に記載された液晶パネルでは、ソース基板の反りを低減することはできるが、熱膨張率の差に起因する熱変形を低減することはできない。また、可撓性基板は、製造・組立・輸送の際の振動によっても断線することがあるが、特許文献1に記載された液晶パネルでは、これを低減することはできない。
さらに、最近の液晶パネルは、より大型化して1920ドット×1080ドット以上の解像度を有するとともに、1秒間に120コマ以上を表示することによって発熱量が増加するので、熱膨張率の差に起因する熱変形量も増加している。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、1920ドット×1080ドット以上の解像度であり、1秒間に120コマ以上を表示する液晶パネルおよびこれを備えた表示装置においても、可撓性基板の断線を低減し、耐久性を向上することを目的としている。
この発明による液晶パネルは、1920ドット×1080ドット以上の解像度であり、1秒間に120コマ以上を表示する液晶パネルであって、板状の液晶パネルフレームの前面に設置されたガラス基板、前記液晶パネルフレームの端面に設置されたソース基板、および前記ガラス基板との接続部であるガラス基板接続部と前記ソース基板との接続部であるソース基板接続部を有し、前記ガラス基板と前記ソース基板とを接続する可撓性基板を備え、前記可撓性基板上に設けられた半導体チップの前記ガラス基板側の端部と前記ガラス基板接続部との距離、前記可撓性基板上に設けられた半導体チップの前記ソース基板側の端部と前記ソース基板接続部との距離および前記ガラス基板接続部と前記ソース基板接続部との距離のうち最も短い長さを応力緩和長さとすると、前記ソース基板の長手方向の長さの前記応力緩和長さに対する比である応力緩和寸法比が7.5以下のものである。
また、この発明による表示装置は、上記液晶パネルを備えたものである。
この発明の液晶パネルおよび表示装置によれば、1920ドット×1080ドット以上の解像度であり、1秒間に120コマ以上を表示する液晶パネルおよびこれを備えた表示装置においても、可撓性基板の断線を低減し、耐久性を向上することができる。
この発明の実施の形態1による表示装置の斜視図である。 この発明の実施の形態1による液晶パネルの斜視図および可撓性基板の部分を拡大した斜視図である。 この発明の実施の形態1による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図である。 この発明の実施の形態1による液晶パネルおよび従来の液晶パネルの耐久性比と応力緩和寸法比の関係を示す図である。 この発明の実施の形態2による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図である。 この発明の実施の形態3による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図である。 この発明の実施の形態4による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図である。 この発明の実施の形態5による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図である。 この発明の実施の形態6による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図の一例でありである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による表示装置の斜視図である。また、図2(a)は、この発明の実施の形態1による液晶パネルの斜視図であり、図2(b)は、この発明の実施の形態1による液晶パネルの可撓性基板の部分を拡大した斜視図である。図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは、明細書の全文において共通することである。
図1に示すように、表示装置100は、図2に示す液晶パネル2を筐体1内に備えたものである。また、図2に示すように、液晶パネル2は、バックライトユニットおよび樹脂フレームなどにより構成された板状の液晶パネルフレーム9、液晶パネルフレーム9の前面に設置された板状のガラス基板4、液晶パネルフレーム9の端面(図2では上面)に設けられたソース基板5、およびガラス基板4とソース基板5とを電気的に接続するCOF(Chip−On−Film),TCP(Tape−Carrier−Package)などの可撓性基板3を備えている。ソース基板5はボス、ネジ、ガスケットなどのソース基板固定部8によって液晶パネルフレーム9に位置決めされ、固定されている。可撓性基板3とソース基板5とはソース基板接続部6を介して接続され、可撓性基板3とガラス基板4とはガラス基板接続部7を介して接続され、これらの接続部6,7は、異方性導電フィルム(Anisotropic−Conductive−Film:ACF)などを用いて接続されている。また、可撓性基板3の上には、駆動回路を有する半導体チップ12が設けられている。
上記のような構成においては、液晶パネル2を使用する際に発生する熱によって、ガラス等で構成されるガラス基板4と樹脂等で構成されるソース基板5または液晶パネルフレーム9との熱膨張係数の差に起因して、ガラス基板4とソース基板5との間にせん断方向10(ガラス基板4およびソース基板5の長手方向)の変形量に差が生じる。このため、液晶パネル3の電源のON/OFFによって、ガラス基板5とソース基板5とを接続する可撓性基板3の半導体チップ12の設置部分、ソース基板接続部6およびガラス基板接続部7などの応力集中部に繰返し負荷が作用する。
特に、本発明に係る1920ドット×1080ドット以上の解像度であり、毎秒120コマ以上を表示可能な液晶パネル2では、従来の1920ドット×1080ドット未満の解像度であり、毎秒120コマ未満の液晶パネル(例えば、1024ドット×768ドットの解像度であって、毎秒60コマを表示可能な液晶パネル)と比較して、液晶パネルの寸法に比例してガラス基板4、ソース基板5および液晶パネルフレーム9の長手方向の寸法が大きくなるとともに、毎秒あたりの表示コマ数の増加に伴って発熱量も増加し、ガラス基板4とソース基板5とのせん断方向10の変形量の差も大きくなっている。そのため本発明に係る液晶パネル2は従来の液晶パネルよりも応力集中部への応力が顕著に増加して可撓性基板3の断線への影響が大きくなっている。また、表示装置100における画面の周囲部分の幅の減少(狭額縁化)または厚みの減少(薄型化)によって、可撓性基板3ソース基板5とガラス基板4との接続方向の長さが短くなることによっても、応力集中部への応力が顕著に増加して可撓性基板3の断線への影響が大きくなっている。また、図2に示すように、ソース基板5が液晶パネルフレーム9にソース基板固定部8を介して固定されている場合には、熱膨張係数がソース基板5よりも大きい液晶パネルフレーム9の変形にソース基板5の変形が追従し、ソース基板5とガラス基板4とのせん断方向10の変形量の差が大きくなり、可撓性基板3の断線への影響が大きくなっている。
図3(a)は、この発明の実施の形態1による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図の一例であり、図3(b)は、他の例である。
応力集中部分であるソース基板接続部6、ガラス基板接続部7および可撓性基板3上の半導体チップ12の設置部分間の距離が短いほど、可撓性基板3の応力集中部分へ作用する応力が大きくなる。ここで、可撓性基板3上の半導体チップ12のソース基板5側の端部とソース基板接続部6との距離L1、可撓性基板3上の半導体チップ12のガラス基板4側の端部とガラス基板接続部7との距離L2、およびガラス基板接続部7とソース基板接続部6との距離L3のうち最も短い距離を応力緩和長さLsとする。図3(a)においては、可撓性基板3上で半導体チップ12がソース基板6よりもガラス基板4に近い位置に配置されているので、ソース基板接続部6、ガラス基板接続部7および可撓性基板3上の半導体チップ12の設置部分間の距離L1,L2,L3のうち、可撓性基板3上の半導体チップ12のガラス基板4側の端部とガラス基板接続部7との距離L2が最も短く、応力緩和長さLsとなる。また、図3(a)おいては、可撓性基板上で3半導体チップ12がガラス基板4よりもソース基板5に近い位置に配置されているので、ソース基板接続部6、ガラス基板接続部7および半導体チップ12の設置部分間の距離L1,L2,L3のうち、半導体チップ12のガラス基板4側の端部とガラス基板接続部7との距離L1が最も短く、応力緩和長さLsとなる。
図4は、この発明の実施の形態1による液晶パネルおよび従来の液晶パネルの耐久性比と応力緩和寸法比の関係を示す図である。
図4の縦軸の応力緩和寸法比は、ソース基板5の長手方向の長さHを応力緩和長さLsで除した値(ソース基板5の長手方向の長さHの応力緩和長さLsに対する比)H/Lsであり、可撓性基板3に作用するせん断負荷を表わすパラメータである。また、図4の横軸の耐久性比は、液晶パネルの可撓性基板の耐久性を1024ドット×768ドットの解像度であって、毎秒60コマ表示可能な液晶パネルの可撓性基板の耐久性の基準値で正規化したものである。可撓性基板3の耐久性は、有限要素法を用いた応力解析によって可撓性基板に作用する応力を求め、求めた応力と可撓性基板の配線である銅の疲労強度特性から求められる。
図4において、実線および白丸で示す1920ドット×1080ドットの解像度であって、毎秒120コマ表示可能な液晶パネルの可撓性基板は、破線および黒丸で示す1024ドット×768ドットの解像度であって、毎秒60コマ表示可能な液晶パネルの可撓性基板と比較して、耐久性が大きく劣っている。
そこで、この発明の実施の形態1による液晶パネルにおいては、耐久性を1024ドット×768ドットの解像度であって、毎秒60コマ表示可能な液晶パネルの可撓性基板の耐久性の基準値以上とするために、応力緩和寸法比が7.5以下となるように、ソース基板接続部6、ガラス基板接続部7および半導体チップ12の設置部分間の距離L1,L2,L3ならびにソース基板5の長手方向の長さHを設定している。1920ドット×1080ドットの解像度であって、毎秒120コマ表示可能な液晶パネル2において、可撓性基板3の応力緩和寸法比を7.5以下となるよう構成することによって、応力集中部での応力を低減でき、断線も低減することができるので、1024ドット×768ドットの解像度であって、毎秒60コマ表示可能な液晶パネルと同等以上の耐久性を有することができる。また、可撓性基板3の強度が向上するので、製造・組立・輸送の際の振動による断線も低減することができ、耐久性を向上することができる。したがって、1920ドット×1080ドットの解像度であって、毎秒120コマ表示可能な液晶パネル2を備えた表示装置100においても、可撓性基板3の応力緩和寸法比を7.5以下となるよう液晶パネル2を構成することによって、表示装置100の耐久性を向上することができる。
また、図4に示すように、1920ドット×1080ドットの解像度であって、毎秒120コマ表示可能な液晶パネル2の可撓性基板3の耐久性比は、応力緩和寸法比を5.0以下とすることによって、著しく向上する。したがって、この発明の実施の形態1による液晶パネル2においては、応力緩和寸法比が5.0以下となるよう構成することによって、応力集中部での応力をさらに低減でき、可撓性基板3の断線をより低減することができるので、液晶パネル2の耐久性をさらに向上することができる。したがって、この発明の実施の形態1による液晶パネル2を備えた表示装置100においても、可撓性基板3の応力緩和寸法比を5.0以下となるよう液晶パネル2を構成することによって、表示装置100の耐久性を向上することができる。
なお、この発明の実施の形態1による液晶パネル2においては、ソース基板5を液晶パネルフレーム9の上面に設けたが、ソース基板5を液晶パネルフレーム9の下面または側面に設けてもよい。
また、この実施の形態1に示す液晶パネル2においては、ソース基板5を液晶パネルフレーム9の長手方向に2つ配置した場合を示しているが、ソース基板5の長手方向の長さを短くし、ソース基板5を液晶パネルフレーム9の長手方向に3つ以上配置してもよい。ソース基板5の長手方向の長さHを短くすることによって、応力緩和寸法比H/Lsを小さくすることができ、液晶パネル2の耐久性を向上することができる。また、ソース基板5を液晶パネルフレーム9の長手方向に3つ以上配置した液晶パネル2は、応力緩和寸法比H/Lsが等しく、ソース基板5を液晶パネルフレーム9の長手方向に2つ配置した液晶パネルに比べて、応力緩和長さLsを短くすることができ、液晶パネル2を狭額縁化または薄型化することができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図である。
実施の形態1に示した液晶パネル2においては、駆動回路を有する半導体チップ12を可撓性基板3上に設けたが、この実施の形態2に示す液晶パネル2においては、駆動回路を有する半導体チップ12をガラス基板4上に設けている点が実施の形態1に示す液晶パネル2と異なっている。その他の構成および機能は、実施の形態1に示す液晶パネルと同様である。
図5に示すように、この実施の形態2に示す液晶パネル2においては、半導体チップ12が可撓性基板3上になく、ガラス基板4上にあるので、可撓性基板3の応力集中部分であるソース基板接続部6、ガラス基板接続部7および可撓性基板3上の半導体チップ12の設置部分間の距離L1,L2,L3のうち、可撓性基板3上の半導体チップ12のソース基板5側の端部とソース基板接続部6との距離L1および可撓性基板3上の半導体チップ12のガラス基板4側の端部とガラス基板接続部7との距離L2がない。したがって、この実施の形態2に示す液晶パネル2においては、ガラス基板接続部7とソース基板接続部6との距離L3が応力緩和長さLsとなる。そのため、この実施の形態2に示す液晶パネル2およびこれを備えた表示装置100は、応力緩和長さLsであるガラス基板接続部7とソース基板接続部6との距離L3から求められる応力緩和寸法比H/Lsを7.5以下とすることにより、実施の形態1に示す液晶パネル2およびこれを備えた表示装置100と同様に耐久性を向上することができる。
また、この実施の形態2に示す液晶パネル2の可撓性基板3は、可撓性基板3のガラス基板接続部7とソース基板接続部6との距離L3が等しい実施の形態1に示す液晶パネル2の可撓性基板3と比べて、応力緩和長さLsを長くすることができ、応力緩和寸法比を小さくすることができる。したがって、液晶パネル2およびこれを備えた表示装置100の耐久性を向上することができる。また、この実施の形態2に示す液晶パネル2および表示装置100において、応力緩和長さLs、ソース基板5の長手方向長さHおよび応力緩和寸法比H/Lsが等しい実施の形態1に示す液晶パネル2および表示装置100と比べて、可撓性基板3のガラス基板接続部7とソース基板接続部6との距離L3を短くすることができ、液晶パネル2を狭額縁化または薄型化することができる。
実施の形態3.
図6(a)は、この発明の実施の形態3による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図の一例であり、図6(a)および図6(c)は、他の例である。
この実施の形態3に示す液晶パネル2においては、可撓性基板3にソース基板5とガラス基板4とを接続する方向にスリット15を設けている点が実施の形態1に示す液晶パネル2と異なっている。その他の構成および機能は、実施の形態1に示す液晶パネルと同様である。
図6(a)においては、可撓性基板3の半導体チップ12とソース基板接続部6との間の領域にスリット15が複数設けられており、図6(b)においては、可撓性基板3の半導体チップ12とガラス基板接続部7との間の領域にスリット15が複数設けられている。また、図6(c)においては、可撓性基板3の半導体チップ12とソース基板接続部6との間の領域および可撓性基板3の半導体チップ12とガラス基板接続部7との間の領域の両方にスリット15が複数設けられている。
可撓性基板3にスリット15を設けることによって、可撓性基板3のせん断方向10の変形をスリット15で吸収できるので、応力集中部での応力を低減することができ、可撓性基板3の断線も低減することができ、液晶パネル2およびこれを備えた表示装置100の耐久性を向上することができる。また、可撓性基板3のせん断方向10の変形をスリット15で吸収できる分だけ応力緩和長さLsを短くできるので、耐久性が高く、画面の周囲部分の幅の小さい(狭額縁化)または厚みの薄い(薄型化)液晶パネル2およびこれを用いた表示装置を得ることができる。
特に、可撓性基板3において、配線数が少なく耐久性が高い半導体チップ12とソース基板接続部6との間の領域にスリット15を作成すれば、配線数が多く耐久性が低い半導体チップ12とガラス基板接続部8との間の領域に作用する負荷を緩和させることができるので、より高い耐久性を得ることができる。
また、この実施の形態3に示す液晶パネル2においては、半導体チップ12が設けられた可撓性基板3にスリットを設けた場合を示したが、実施の形態2に示す半導体チップ12をガラス基板4上に設け、半導体チップ12が設けられていない可撓性基板3にスリット15を設けても、応力集中部での応力を低減することができ、可撓性基板3の断線も低減することができるので、液晶パネル2およびこれを備えた表示装置100の耐久性を向上することができる。
なお、この実施の形態3に示す液晶パネル2においては、可撓性基板3にスリットを複数設けた場合を示したが、スリットは1つでもよい。
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図の例である。
実施の形態3に示す液晶パネル2においては、可撓性基板3にソース基板5とガラス基板4とを接続する方向にスリット15を設けたが、この発明の実施の形態4に示す液晶パネル2においては、可撓性基板3にソース基板5とガラス基板4とを接続する方向に傾斜してスリット16を設けている点が実施の形態3に示す液晶パネル2と異なっている。その他の構成および機能は、実施の形態3に示す液晶パネルと同様である。
図7(a1)および図7(a2)においては、可撓性基板の半導体チップ12とソース基板接続部6との間の領域にスリット16が複数設けられており、図7(b1)および図7(b2)においては、可撓性基板3の半導体チップ12とガラス基板接続部7との間の領域にスリット16が複数設けられている。また、図6(c1)および図7(c2)においては、可撓性基板3の半導体チップ12とソース基板接続部6との間の領域および可撓性基板3の半導体チップ12とガラス基板接続部7との間の領域の両方にスリット16が複数設けられている。図7中の矢印の向きは、ガラス基板4のソース基板5に対する相対的な変位方向であって、可撓性基板3に作用するせん断力の方向である。
可撓性基板3にソース基板5とガラス基板4とを接続する方向に対して傾斜してスリット16を設けることによって、可撓性基板3の変形に対してスリット16が平行となり、応力集中部だけでなくスリット16に作用する応力も緩和することができる。
したがって、スリット16は、ガラス基板4がソース基板5に対して相対的に大きく変位する方向のソース基板接続部7とガラス基板接続部8とを結ぶ方向に平行となっていることが好ましい。
以上のような構成を備えた液晶パネル2およびこれを備えた表示装置100によれば、実施の形態3に示す液晶パネル2およびこれを備えた表示装置100よりもさらに耐久性が向上することができ、より画面の周囲部分の幅を小さく(狭額縁化)または厚みを薄く(薄型化)することができる。
実施の形態5.
図8は、この発明の実施の形態5による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図の例である。
実施の形態1に示す液晶パネル2においては、可撓性基板3のソース基板接続部5をソース基板5の中央より前面側(ガラス基板4側)に設けている。この実施の形態5に示す液晶パネル2においては、可撓性基板3のソース基板接続部5をソース基板5の中央より背面側(ガラス基板4と反対側)に設けている点が実施の形態1に示す液晶パネル2と異なっている。その他の構成および機能は、実施の形態1に示す液晶パネルと同様である。
また、この実施の形態5に示す液晶パネル2は、図8に示すように、可撓性基板3のソース基板接続部5をソース基板5の中央より背面側(ガラス基板4と反対側)に設けているので、実施の形態1に示す液晶パネル2と画面の周囲部分の幅および厚みが等しい液晶パネルであって、ソース基板5とガラス基板4の位置が同じである場合には、ガラス基板接続部7とソース基板接続部6との距離L3を長くすることができる。そのため、この実施の形態5に示す液晶パネル2は、可撓性基板3上の半導体チップ12のソース基板5側の端部とソース基板接続部6との距離L1または可撓性基板3上の半導体チップ12のガラス基板4側の端部とガラス基板接続部7との距離L2も長くすることができる。したがって、この実施の形態5に示す液晶パネル2および表示装置100は、応力緩和長さLsを実施の形態1に示す液晶パネル2よりも長くし、応力緩和寸法比を小さくすることができ、耐久性を向上することができる。
また、この実施の形態5に示す液晶パネル2およびこれを備えた表示装置100は、応力緩和長さLs、ソース基板5の長手方向長さaおよび応力緩和寸法比が等しい実施の形態1に示す液晶パネル2および表示装置100と比べて、可撓性基板3のガラス基板接続部7とソース基板接続部6との距離L3を短くすることができ、液晶パネル2を狭額縁化または薄型化することができる。
なお、この実施の形態5に示す液晶パネル2およびこれを備えた表示装置100は、半導体チップ12を可撓性基板3上に設けた場合を示したが、半導体チップ12をガラス基板4上に設けることによって、より耐久性を向上できるかまたはより狭額縁化もしくは薄型化することができる。
実施の形態6.
図9は、この発明の実施の形態6による液晶パネルの可撓性基板の部分を平面に展開した拡大図の例であり。
この実施の形態6に示す液晶パネル2のソース基板5においては、前面側(ガラス基板4側)の端部の可撓性基板3が設けられた位置に凹部18を有する点が実施の形態1に示す液晶パネル2と異なっている。その他の構成および機能は、実施の形態1に示す液晶パネルと同様である。
図9に示すように、ソース基板5の前面側(ガラス基板4側)の端部であって、可撓性基板3が設けられた位置に凹部18を有することによって、半導体チップ12の位置をソース基板5側に設けることができ、半導体チップ12の実装位置に自由度が高くなる。そのため、液晶パネル2の応力緩和長さLsを長くすることができ、液晶パネルの耐久性をより向上することができる。特に、ソース基板接続部6を可撓性基板3の中央より背面側(ガラス基板4と反対側)に設けることにより、液晶パネル2の応力緩和長さLsを長くすることができ、液晶パネルの耐久性をより向上することができる。
また、半導体チップ12がソース基板5に近い位置に実装される場合に、ガラス基板4がソース基板5に対して相対的に変位し、可撓性基板3が変形しても、半導体チップ12とソース基板5との接触を回避することができ、半導体チップ12の破損を防止し、液晶パネルの耐久性を向上することができる。
1 筐体、2 液晶パネル、3 可撓性基板、4 ガラス基板、5 ソース基板、6 ソース基板接続部、7 ガラス基板接続部、8 、9 液晶パネルフレーム、10 せん断方向、12 半導体チップ、15 スリット、16 スリット、18 凹部、100 表示装置。

Claims (9)

  1. 1920ドット×1080ドット以上の解像度であり、1秒間に120コマ以上を表示する液晶パネルであって、
    板状の液晶パネルフレームの前面に設置されたガラス基板、
    前記液晶パネルフレームの端面に設置されたソース基板、
    および前記ガラス基板との接続部であるガラス基板接続部と前記ソース基板との接続部であるソース基板接続部を有し、前記ガラス基板と前記ソース基板とを接続する可撓性基板を備え、
    前記可撓性基板上に設けられた半導体チップの前記ガラス基板側の端部と前記ガラス基板接続部との距離、前記可撓性基板上に設けられた半導体チップの前記ソース基板側の端部と前記ソース基板接続部との距離および前記ガラス基板接続部と前記ソース基板接続部との距離のうち最も短い長さを応力緩和長さとすると、前記ソース基板の長手方向の長さの前記応力緩和長さに対する比である応力緩和寸法比が7.5以下であることを特徴とする液晶パネル。
  2. 応力緩和寸法比が5.0以下であることを特徴とする請求項1に記載の液晶パネル。
  3. ソース基板接続部をソース基板のガラス基板と反対側に設けることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶パネル。
  4. 可撓性基板にスリットを設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の液晶パネル。
  5. スリットは、可撓性基板上の半導体チップとソース基板接続部との間に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の液晶パネル。
  6. スリットは、ソース基板とガラス基板とを接続する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の液晶パネル。
  7. 半導体チップが可撓性基板上に設けられており、
    ソース基板は、ガラス基板側の端部の前記可撓性基板が設けられた位置に凹部を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の液晶パネル。
  8. 半導体チップをガラス基板上に設けたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の液晶パネル。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の液晶パネルを備えたことを特徴とする表示装置。
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