JP2010256065A - エンコーダ圧入装置およびエンコーダ圧入方法 - Google Patents

エンコーダ圧入装置およびエンコーダ圧入方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モータの回転軸に圧入されるエンコーダの位置決めを精度よく行うことができるエンコーダ圧入装置およびエンコーダ圧入方法を提供する。
【解決手段】エンコーダ圧入装置は、モータ1のブラケット面1a側の回転軸1bの先端にエンコーダ2を圧入するためのエンコーダ圧入装置であって、モータ1のブラケット面1aから所定の高さ位置に固定可能な上面を有する円板受け7と、エンコーダ2を円板受け7の上面に接するまで回転軸1bの軸方向に押圧することによりエンコーダ2を回転軸1bの先端に圧入可能な押圧部9とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンコーダ圧入装置およびエンコーダ圧入方法に関し、特にエンコーダをモータの回転軸へ圧入するエンコーダ圧入装置およびその圧入装置を用いたエンコーダ圧入方法に関するものである。
一般的に、サーボモータでは、エンコーダがモータの回転軸に挿入されている。たとえば、特開平9−280894号公報に記載された従来のサーボモータでは、エンコーダは、回転体とエンコーダ回路部に分割されている。その回転体がモータの軸に挿入されている。モータの軸は、ブラケットの軸受で回転自在に支持されている。
また、この公報に記載された従来のエンコーダの取付方法では、回転体が軸に挿入された後、エンコーダ回路部を取り付けたエンコーダフレームがブラケットにネジで仮固定される。次に回転体の回転スリット板とエンコーダ回路部の固定スリット板とのスラスト方向のギャップが決定された後、回転体がネジでモータの軸に仮固定される。この後、回転体の回転スリット板とエンコーダ回路部の固定スリット板とがラジアル方向に位置合わせされた後、エンコーダフレームがネジでブラケットに固定される。さらに回転体のスリットパターンに設けてある基準のZ信号と回転子の永久磁石の磁極との角度合わせを行った後に回転体がモータの軸に固定される。
特開平9−280894号公報
しかし、上記公報では、モータの軸に対して、回転体を位置合わせするとともにエンコーダ回路部もブラケットを介して位置合わせしなければならないので、エンコーダをモータの軸に精度よく位置決めすることが困難である。したがって、エンコーダと検出手段とのギャップ(相対距離)を精度よく定めることが困難であるため、高精度でサーボモータを制御することが困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、モータの回転軸に圧入されるエンコーダの位置決めを精度よく行うことができるエンコーダ圧入装置およびエンコーダ圧入方法を提供することである。
本発明のエンコーダ圧入装置は、モータのブラケット面側の回転軸の先端にエンコーダを圧入するためのエンコーダ圧入装置であって、モータのブラケット面から所定の高さ位置に固定可能な上面を有する円板受けと、エンコーダを円板受けの上面に接するまで回転軸の軸方向に押圧することによりエンコーダを回転軸の先端に圧入可能な押圧部とを備えている。
本発明によれば、モータのブラケット面から所定の高さ位置に固定可能な円板受けの上面に接するまでモータの回転軸の軸方向にエンコーダが押圧されるため、エンコーダをブラケット面から所定の高さに位置決めすることができるのでモータの回転軸に圧入されるエンコーダの位置決めを精度よく行うことができる。
本発明の実施の形態1におけるエンコーダ圧入装置を概略的に示す断面図であって、エンコーダが円板受けに当接している状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態1におけるエンコーダ圧入装置を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1におけるエンコーダ圧入装置を概略的に示す断面図であって、エンコーダが円板受けに当接していない状態を示す断面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態1におけるエンコーダ圧入装置を概略的に示す断面図であって、円板受けが回転軸の半径方向に移動しエンコーダと重ならない状態を示す断面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態2におけるエンコーダ圧入装置を概略的に示す断面図であって、エンコーダが円板受けに当接している状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態2におけるエンコーダ圧入装置のマイクロメータヘッドおよびすり割り治具を概略的に示す正面図である。 図8のIX−IX線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態3におけるエンコーダ圧入装置を概略的に示す断面図であって、エンコーダが円板受けに当接している状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態4におけるエンコーダ圧入装置の過荷重回避機構を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態4におけるエンコーダ圧入装置の過荷重回避機構を概略的に示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
最初に、本発明の実施の形態1のエンコーダ圧入装置の構成について説明する。
図1および図2を参照して、本実施の形態のエンコーダ圧入装置は、ブラケット押え3と、調整機構4と、押しつけ手段6と、円板受け7と、押圧部9と、圧縮バネ11と、ベース板13とを主に有している。図1は、図2におけるI−I線に沿った概略断面図である。
このエンコーダ圧入装置は、モータ1のブラケット面1a側の回転軸1bの先端にエンコーダ2を圧入するための装置である。圧入されるエンコーダ2は大径部2aと小径部2bとを有している。
円板受け7は、モータ1のブラケット面1aから所定の高さ位置に固定可能な上面7bを有している。押圧部9は、エンコーダ2を円板受け7の上面7bに接するまで回転軸1bの軸方向に押圧することにより、モータ1の回転軸1bの先端に圧入可能に構成されている。
具体的には、押圧部9は、押圧手段21によって図中矢印Y方向(軸方向)に稼動可能であり、この稼動によって、押圧部9はエンコーダ2を軸方向に押圧可能である。押圧部9は、エンコーダ2を円板受け7の上面に当接するまで回転軸1bの軸方向に押圧するように構成されている。これにより、押圧部9は、エンコーダ2を回転軸1bの先端に圧入することができる。また、押圧部9は、回転軸1bの半径方向に沿うエンコーダ2の上面を押圧可能に構成されている。なお、押圧部9は、エンコーダ2の外側部を押圧するように構成されているが、内側部を押圧するように構成されていても良い。
ブラケット押え3は、モータ1のブラケット面1aに当接させるための先端部3bを有している。先端部3bは、側面視における二股形状に構成されている。円板受け7がこの二股形状の内周側に出入り可能に構成されている。ブラケット押え3は、上下ガイド3aを介して円板受け7に対して上下方向(図中矢印Y方向)に移動可能であり、この移動によって、ブラケット押え3は、モータ1のブラケット面1aに当接可能である。
モータ1は、モータ移動手段1cによって図中矢印Y方向(軸方向)に移動可能であり、この移動によって、モータ1のブラケット面1aはブラケット押え3の先端部3bと軸方向に当接可能である。モータ1のブラケット面1a側の回転軸1bの径は、圧入されるエンコーダ2に設けられた回転軸1bを取り付けるための孔の径と略同じ大きさに形成されている。回転軸1bとエンコーダ2とは、たとえば接着剤で固定される。
調整機構4がブラケット押え3に取り付けられている。調整機構4は、ブラケット押え3がブラケット面1aと当接する高さおよび姿勢を定めるための機構である。ブラケット押え3の位置および姿勢を決めるためには3ヶ所以上の支持点が必要である。つまり、2ヶ所を調整すればブラケット押え3の姿勢を調整することができ、3ヶ所を調整すればブラケット押え3の姿勢と高さを調整することができる。本実施の形態ではベース板13に対するブラケット押え3の高さと姿勢を調整するために調整機構4は3つ設けられているが、3つ以上配置されていればよい。
押しつけ手段6は、ブラケット押え3を図中矢印Y方向(軸方向)に移動させるための手段である。押しつけ手段6は、ブラケット押え3を図中矢印Y方向(軸方向)に押しつけ可能に構成されている。
圧縮バネ11がブラケット押え3とベース板13との間に配置されている。圧縮バネ11はブラケット押え3を押しつけ手段6と同期して図中矢印Y方向(軸方向)に移動させるためのものである。ブラケット押え3が押しつけ手段6によってベース板13に向かって押しつけられている場合には、調整機構4がベース板13と接することによって調整された高さに圧縮バネ11が縮む。一方、ブラケット押え3が押しつけ手段6によって押しつけられていない場合には、圧縮バネ11が伸びる。このようにして、圧縮バネ11によって、ブラケット押え3が押しつけ手段6と同期して図中矢印Y方向(軸方向)に移動される。
円板受け7は、回転軸1bの軸方向のエンコーダ2の高さを定めるストッパとして機能する。円板受け7は、リニアガイド8を介在してベース板13に取り付けられている。円板受け7は、円板受け移動手段7aによって回転軸1bの半径方向(図中矢印X方向)に移動するように構成されている。円板受け7が回転軸1bの半径方向(図中矢印X方向)に移動し、エンコーダ2の大径部2aの下方に配置された状態で、押圧部9によってエンコーダ2が回転軸1bの軸方向に押圧されると、エンコーダ2の大径部2aの下面が円板受け7の上面7bと当接する。これにより、回転軸1bの軸方向のエンコーダ2の高さが決定される。このように、円板受け7の上面7bは、押圧部9によってエンコーダ2が回転軸1bの軸方向に押圧されることによりエンコーダ2の大径部2aの下面と当接するように構成されている。
円板受け7は、回転軸1bの先端に圧入されたエンコーダ2の大径部2aの下面とブラケット面1aとの間隔より小さい厚みを有している。エンコーダ2の小径部2bと当接可能な円板受け7の先端部は、平面視における凹形状を有している。その凹形状がエンコーダ2の小径部2bの外周面と接触しないように構成されている(図4)。円板受け7は、エンコーダ2が押圧部9から受ける荷重を押圧方向に正対して受ける位置関係および形状に構成されることが好ましい。これにより、圧入荷重によるエンコーダ2の変形を抑制することができる。
次に、本実施の形態のエンコーダ圧入方法について説明する。
図1を参照して、エンコーダ2が準備される。モータ1の回転軸1bの中心とエンコーダ2の中心とが位置合わせされる。モータ1がモータ移動手段1cにより上昇する。ブラケット押え3が押し付け手段6によって押し下げられる。ブラケット押え3がモータ1のブラケット面1aにブラケット押え3の先端部3bを当接するまで上下ガイド3aに沿って下降する。
この際、ブラケット押え3に取り付けられた調整機構4の先端部がベース板13に当接される。調整機構4を調整することによりベース板13に対するブラケット押え3の高さと姿勢とが調整される。ブラケット押え3の先端部3bがブラケット面1aに当接しているので、ベース板13に対するブラケット面1aの高さと姿勢とが調整される。
ベース板13に取り付けられたリニアガイド8を介して円板受け7が円板受け移動手段7aによって回転軸1bの半径方向に移動される。ブラケット押え3の先端部3bが二股形状になっているため、ブラケット押え3がブラケット面1aに当接した状態で、二股形状の間から円板受け7が出入りする。
押圧手段21によって押圧部9が下降されて、エンコーダ2の大径部2aの下面が円板受け7の上面7bに当接する高さまでエンコーダ2が回転軸1bの先端に圧入される。このようにしてエンコーダ2が回転軸1bに対して圧入される。
続いて、エンコーダ2が圧入された後の動作について説明する。
図3を参照して、エンコーダ2が圧入された後に押圧手段21により押圧部9が上昇される。押しつけ手段6が上昇する。押しつけ手段6に同期して上下ガイド3aに沿ってブラケット押え3が上昇する。またモータ移動手段1cによりモータ1が上昇される。これにより、エンコーダ2の大径部2aの下面と円板受け7の上面7bとの間に隙間が生じる。図4を参照して、この状態では円板受け7の先端部の凹形状がエンコーダ2の小径部2bの外周面と接触していない。図5および図6を参照して、円板受け7が回転軸1bの半径方向(図5中X方向)に移動する。これにより、エンコーダ2と円板受け7とが接触することなく、エンコーダ2が圧入されたモータ1を移動させることができる。このようにして、エンコーダ2を傷つけずに円板受け7を退避させることができる。
なお、図5および図6では円板受け7が図中矢印Y方向でブラケット面1aと重ならない位置まで移動しているが、円板受け7はエンコーダ2の大径部2aの径より、円板受け7の先端部同士の間隔が大きくなるように移動していればよい。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、モータ1のブラケット面1aから所定の高さ位置に固定可能な円板受け7の上面に接するまでモータ1の回転軸1bの軸方向にエンコーダ2が押圧されるため、エンコーダ2をブラケット面1aから所定の高さに位置決めすることができるのでモータ1の回転軸1bに圧入されるエンコーダ2の位置決めを精度よく行うことができる。
円板受け7の上面とブラケット面1aとが規定の高さ寸法かつ回転軸1bの半径方向に沿う方向になるようにあらかじめブラケット押え3が調整されている。ブラケット押え3にブラケット面1aを当接させた状態で、エンコーダ2の大径部2aの下面が円板受け7の上面7bに当接する状態まで圧入することによりエンコーダ2の圧入位置の精度を向上することができる。
また、本実施の形態によれば、押圧部9は、回転軸1bの半径方向に沿うエンコーダ2の上面を押圧可能に構成されているため、エンコーダ2の上面が回転軸1bの半径方向に沿う状態で圧入される。これにより、エンコーダ2の面内方向の位置(姿勢)の精度をより良くすることができる。
また、エンコーダ2の面内方向の位置(姿勢)が傾くことを抑制することができるため、回転軸1bにエンコーダ2が斜めに圧入されることを抑制することができる。したがって、回転軸1bにエンコーダ2が斜めに圧入された場合に発生する回転軸1bに対する過剰な力によって回転軸1bが破損することを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、ブラケット押え3が円板受け7に対して上下移動可能である。そして円板受け7は、回転軸1bの先端に圧入されたエンコーダ2の大径部2aの下面とブラケット面1aとの間隔より小さい厚みを有し、かつ回転軸1bの半径方向に移動可能に構成されている。そのため、円板受け7の退避時に、モータ1およびブラケット押え3が上昇することによりエンコーダ2と円板受け7とが接触しない状態にすることができる。これにより、円板受け7の退避時にエンコーダ2に傷がつくことを防ぐことができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2のエンコーダ圧入装置は、実施の形態1のエンコーダ圧入装置と比較して、マイクロメータヘッドを備えている点が主に異なっている。
図7を参照して、調整機構4として、マイクロメータヘッド5が使用されている。なお、調整機構4は、3つ以上配置されていればよい。その内の少なくとも1つがマイクロメータヘッド5で構成されていればよい。
図8および図9を参照して、マイクロメータヘッド5に作用する荷重を軽減するために、すり割り治具12でマイクロメータヘッド5のシャフト部が固定されていても良い。すり割り治具12は、マイクロメータヘッド5のシャフト部と実質的に等しい内径を持つ孔12aとスリット12bとを有している。
スリット12bをネジ12cで締めることによりマイクロメータヘッド5のシャフト部が締め付けられる。これにより、すり割り治具12をシャフト部に固定することができる。すり割り治具12を用いてマイクロメータヘッド5のシャフト部を固定することで、エンコーダ2の圧入時にマイクロメータヘッド5に作用する荷重を軽減することができる。
なお、本実施の形態のこれ以外の構成は上述した実施の形態1と同様であるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
以上により、本実施の形態のエンコーダ圧入装置によれば、実施の形態1と同様の作用効果を有する。
また、マイクロメータヘッド5を調整機構4とすることで、マイクロメータヘッド5の指示値を読み取ることができるため、調整時の調整量を定量的に把握することができる。したがって、ブラケット押え3の高さおよび姿勢の調整を容易にすることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3のエンコーダ圧入装置は、実施の形態2のエンコーダ圧入装置と比較して、UV照射ヘッド(紫外線照射部)を備えている点が主に異なっている。
図10を参照して、押圧部9の長手方向の中心部にUV(ULTRAVIOLET:紫外線)照射ヘッド10が配置されている。エンコーダ2とモータ1の回転軸1bとの間には、エンコーダ2をモータ1の回転軸1bに固定するためのUV接着剤が塗布されている。UV照射ヘッド10がエンコーダ2が圧入された回転軸1bの先端に紫外線を照射することにより、エンコーダ2とモータ1の回転軸1bとの間に塗布されたUV接着剤が硬化する。
なお、本実施の形態のこれ以外の構成は上述した実施の形態2と同様であるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
以上により、本実施の形態のエンコーダ圧入装置によれば、実施の形態2と同様の作用効果を有する。
また、押圧部9がUV照射ヘッド(紫外線照射部)10を有しているので、エンコーダ2を押圧した状態で、UV照射ヘッド10からUVを照射することによりUV接着剤を硬化させることができる。したがって、エンコーダ2の位置決めを精度よく行った状態で、エンコーダ2を固定することができる。よって、エンコーダ2の位置精度を確保することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4のエンコーダ圧入装置は、実施の形態1のエンコーダ圧入装置と比較して、過荷重回避機構を備えている点が主に異なっている。
最初に本実施の形態のエンコーダ圧入装置の過荷重回避機構の構成について説明する。
図11および図12を参照して、過荷重回避機構20は、押圧手段21と、圧縮バネ(ばね)22と、拘束手段23と、引張バネ24と、検出部25と、過荷重回避機構リニアガイド26と、中間押圧部27とを主に有している。
押圧手段21が中間押圧部27を押圧することにより、中間押圧部27が押圧部9を押圧するように構成されている。押圧部9と中間押圧部27との間には圧縮バネ22および拘束手段23が配置されている。中間押圧部27と拘束手段23とは過荷重回避機構リニアガイド26に沿って上下移動可能に構成されている。拘束手段23は、中間押圧部27の上面に向かって鉤状に形成された鉤部を有している。圧縮バネ22が中間押圧部27と、拘束手段23を介在して押圧部9とを互いに離れる方向に付勢している。圧縮バネ22は、モータ1の回転軸1bに想定荷重より大きな作用荷重、いわゆる過荷重を検出可能なばね定数のばねが選定されている。つまり、圧縮バネ22は、過荷重が作用すれば縮むように構成されている。
拘束手段23の鉤部が中間押圧部27の上面の一部と嵌合している。これにより、中間押圧部27と押圧部9とは、拘束手段23の鉤部によって定まる一定の距離以上には離れないため圧縮バネ22に過荷重が作用しない場合には同期して上下移動する。また中間押圧部27は、引張りバネ24により押圧手段21に押しつけられる方向に付勢されている。これにより、中間押圧部27は、押圧手段21の先端の動作と同期して上下移動する。
検出部25は、圧縮バネ22が縮むことによる中間押圧部27に対する押圧部9との相対距離の変化を検出するように構成されている。中間押圧部27と押圧部9との間には拘束手段23が介在している。したがって、中間押圧部27と拘束手段23との相対距離の変化を検出することで、中間押圧部27に対する押圧部9の相対距離の変化を検出することができる。
なお、本実施の形態のこれ以外の構成は上述した実施の形態1と同様であるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
以上により、本実施の形態のエンコーダ圧入装置によれば、実施の形態1と同様の作用効果を有する。
また、押圧手段21によって中間押圧部27が押し下げられると、過荷重が加わるまでは押圧部9も中間押圧部27と同期して下降する。これにより、押圧部9によってエンコーダ2がモータ1の回転軸1bに圧入される。過荷重が中間押圧部27に加わった場合には、圧縮バネ22が縮むことにより、それ以上エンコーダ2がモータ1の回転軸1bに圧入することが抑制される。これにより、エンコーダ2がモータ1の回転軸1bに圧入される際に過荷重が加わることを抑制することができる。よって、モータ1の回転軸1bや軸受が破損することを抑制することができる。
また、検出部25が中間押圧部27に対する押圧部9の相対距離の変化を検出する。過荷重が加わった際には圧縮バネ22が縮むため中間押圧部27に対する押圧部9の相対距離が短くなる。したがって、中間押圧部27に対する押圧部9の相対距離が短くなった場合に過荷重が加わっていると判定することにより、検出部25は過荷重状態を検出することができる。これにより、エンコーダ2がモータ1の回転軸1bに圧入される際に過荷重が加わることを抑制することができ、製品品質を安定させることができる。
上記の各実施の形態のエンコーダ圧入装置を用いてモータ1のブラケット面1a側の回転軸1bの先端にエンコーダ2を圧入するエンコーダ圧入方法を実現することができる。
上記の各実施の形態は、適時組み合わせることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
本発明は、エンコーダをモータの回転軸へ圧入するエンコーダ圧入装置およびその圧入装置を用いたエンコーダ圧入方法に特に有利に適用され得る。
1 モータ、1a ブラケット面、1b 回転軸、1c モータ移動手段、2 エンコーダ、3 ブラケット押え、3a 上下ガイド、4 調整機構、5 マイクロメータヘッド、6 押しつけ手段、7 円板受け、7a 円板受け移動手段、8 リニアガイド、9 押圧部、10 UV照射ヘッド、11 圧縮バネ、12 すり割り治具、12a 孔、12b スリット、13 ベース板、20 過荷重回避機構、21 押圧手段、22 圧縮バネ、23 拘束手段、24 引張バネ、25 検出手段、26 過荷重回避機構リニアガイド、27 中間押圧部。

Claims (8)

  1. モータのブラケット面側の回転軸の先端にエンコーダを圧入するためのエンコーダ圧入装置であって、
    前記モータの前記ブラケット面から所定の高さ位置に固定可能な上面を有する円板受けと、
    前記エンコーダを前記円板受けの前記上面に接するまで前記回転軸の軸方向に押圧することにより前記エンコーダを前記回転軸の先端に圧入可能な押圧部とを備えた、エンコーダ圧入装置。
  2. 前記押圧部は、前記回転軸の半径方向に沿う前記エンコーダの上面を押圧可能に構成されている、請求項1に記載のエンコーダ圧入装置。
  3. 前記ブラケット面と当接可能なブラケット押えをさらに備え、
    前記ブラケット押えは、前記円板受けに対して上下移動可能であり、
    前記円板受けは、前記回転軸の先端に圧入された前記エンコーダの下面と前記ブラケット面との間隔より小さい厚みを有し、かつ前記回転軸の半径方向に移動可能に構成されている、請求項1または2に記載のエンコーダ圧入装置。
  4. 前記ブラケット押えが前記ブラケット面と当接する高さおよび姿勢を定めるための調整機構をさらに備え、
    前記調整機構は、3つ以上配置され少なくとも1つはマイクロメータヘッドで構成されている、請求項1〜3のいずれかに記載のエンコーダ圧入装置。
  5. 前記押圧部は、前記エンコーダが圧入された前記回転軸の先端に紫外線を照射する紫外線照射部を含んでいる、請求項1〜4のいずれかに記載のエンコーダ圧入装置。
  6. 前記回転軸に対する過荷重を検出するための過荷重回避機構をさらに備え、
    前記過荷重回避機構は、
    前記押圧部を押圧する中間押圧部と、
    前記押圧部と前記中間押圧部との間に配置されたばねとを含んでいる、請求項1〜5のいずれかに記載のエンコーダ圧入装置。
  7. 前記荷重回避機構は、検出部をさらに含み、
    前記検出部は、前記ばねが縮むことによる前記中間押圧部と前記押圧部との相対距離の変化を検出するように構成されている、請求項6に記載のエンコーダ圧入装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のエンコーダ圧入装置を用いて前記モータの前記ブラケット面側の前記回転軸の先端に前記エンコーダを圧入する、エンコーダ圧入方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6374222U (ja) * 1986-10-30 1988-05-18
JPH0580676U (ja) * 1992-04-07 1993-11-02 長野日本電産株式会社 ベアリング圧入装置
JPH0631648A (ja) * 1992-07-22 1994-02-08 Nec Corp モータプーリ圧入用工具

Patent Citations (3)

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