JP2010255567A - ウォータポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】回転を伴って冷却水を圧送するアウターロータを有するウォータポンプにおいてアウターロータの摺動部に環流される冷却水の異物をより適正に除去する。
【解決手段】アウターロータ30の回転対称が保たれるようにアウターロータ30の内周面に開口端側から閉口端側に向けて3つの螺旋状の螺旋溝40を形成すると共に螺旋溝40の閉口端側の端部に螺旋溝40の溝幅w1より大きな幅w2を有し且つ螺旋溝40の深さd1より大きな深さd2を有する袋状の収集溝42を形成する。これにより、アウターロータ30の回転に伴ってアウターロータ30の径方向外向きの力を受ける冷却水の異物を螺旋溝40を介して収集溝42に収集することができ、アウターロータ30の周部を還流する冷却水に含まれる異物をより適正に除去することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウォータポンプに関する。
従来、この種のウォータポンプとしては、吸入口と吐出口とを有するポンプボディとこのポンプボディ内で回転することにより流体を圧送するインペラとを有し、インペラの回転を伴って吸入口から吸入された流体を吐出口から吐出するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このウォータポンプでは、インペラの周部にフィルタを設けることにより、流体内に混在する異物を除去している。
特開2005−282518号公報
こうしたウォータポンプでは、インペラを回転させるモータを冷却したりインペラを潤滑するために、インペラが回転に伴って摺動する部分に冷却水の一部を環流させる場合がある。この場合、こうした摺動部分で異物の噛み込みなどの不具合が生じるのを抑制することが望まれる。
本発明のウォータポンプは、回転を伴って冷却水を圧送するアウターロータを有するウォータポンプにおいてアウターロータの摺動部に環流される冷却水の異物をより適正に除去することを主目的とする。
本発明のウォータポンプは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のウォータポンプは、
吸入孔と吐出孔とを有するハウジングと、円柱形状に形成されて前記ハウジングに支持されるインナーステータと、一端が前記インナーステータを挿入する開口端として他端が冷却水を圧送可能なフィンを外面に有する閉口端として肉厚な中空円筒形状に形成されると共に前記閉口端の中心を貫通して形成される軸受け部において前記ハウジングに連結されたシャフトに支持されるアウターロータと、を備え、前記アウターロータの回転を伴って前記吸入孔から吸入された冷却水を前記吐出孔から吐出すると共に該吸入孔から吸入された冷却水の一部を前記アウターロータの外周面と前記ハウジングとの隙間および該アウターロータの内周面と前記インナーステータとの隙間を通じて環流させるウォータポンプにおいて、
前記アウターロータは、該アウターロータの回転対称が保たれるように内周面に前記開口端から前記閉口端側に向けて複数の螺旋状の螺旋溝が形成されると共に該複数の螺旋溝の前記閉口端側の端部に該螺旋溝の溝幅より幅が大きく且つ深さが深い袋状の収集溝が形成されてなる、
ことを特徴とする。
この本発明のウォータポンプでは、一端がインナーステータを挿入する開口端として他端が冷却水を圧送可能なフィンを外面に有する閉口端として肉厚な中空円筒形状に形成されると共に閉口端の中心を貫通して形成される軸受け部においてハウジングに連結されたシャフトに支持されるアウターロータを備え、このアウターロータの回転を伴って吸入孔から吸入された冷却水を吐出孔から吐出すると共に吸入孔から吸入された冷却水の一部をアウターロータの外周面とハウジングとの隙間およびアウターロータの内周面とインナーステータとの隙間を通じて環流させる。そして、アウターロータは、アウターロータの回転対称が保たれるように内周面に開口端から閉口端側に向けて複数の螺旋状の螺旋溝が形成されると共にこの螺旋溝の閉口端側の端部に螺旋溝の溝幅より幅が大きく且つ深さが深い袋状の収集溝が形成されてなる。アウターロータの内周面とインナーステータとの隙間を流れる冷却水はアウターロータの回転に伴って径方向外向きに力を受けるから、このようにアウターロータの内周面に螺旋溝を形成することにより冷却水に含まれる異物は螺旋溝に入り込み、冷却水の流れに沿って閉口端側に移動して螺旋溝の閉口端側の端部に設けられた収集溝に収集される。ここで、収集溝は袋状に形成されているから、収集溝に収集された異物が再び冷却水と共に還流するのを抑制して冷却水に含まれる異物をより適正に収集することができる。したがって、こうした構成により、アウターロータの内周面を通じて環流される冷却水の異物をより適正に除去することができ、軸受け部などのアウターロータの摺動部で異物の噛み込みなどの不都合が生じるのを抑制することができる。
本発明の一実施例としてのウォータポンプ20の断面を模式的に示す模式図である。 アウターロータ30を図1中下面から見た下面図である。 図2のアウターロータ30をA−A面から視たAA視図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのウォータポンプ20の断面を模式的に示す模式図である。なお、図中太線矢印はウォータポンプ20内の冷却水の流れを示しており、図1では、見やすさを考慮してハッチングを省略している。実施例のウォータポンプ20は、例えば車両に搭載されたインバータなどを冷却するためにエチレングリコールや防錆剤,酸化防止剤,水などを含むLLC(ロングライフクーラント)といった冷却水を図示しない循環流路に循環させるのに用いられ、図示するように、吸入孔24と吸入孔24の吸入方向に対して吐出方向が垂直になるよう設けられた吐出孔26とを有して冷却水の循環流路の一部を形成すると共にウォータポンプ20の外壁を形成するハウジング22と、このハウジング22に連結されて支持される円柱状のインナーステータ29と、ハウジング22に連結されたシャフト28に支持されてインナーステータ29の外周に嵌挿されるアウターロータ32と、により構成されている。
アウターロータ32は、全体として一端がインナーロータ29を嵌挿する開口端として他端が冷却水を圧送するためのフィン32を外面に有する閉口端として肉厚の中空円筒形状に形成されており、閉口端の中心には貫通してシャフト28を挿入するための軸受け部34が形成されると共に回転中心からやや外れた面に冷却水が流通可能な貫通孔36が形成されている。このように構成されたアウターロータ32は、軸受け部34においてハウジング22に連結されたシャフト28に支持され、図示しない駆動回路によりインナーステータ29に形成される回転磁界によって回転し、フィン32の外側に向けて負圧を生み出し、図1中太線矢印に示すように、吸入孔24から吸入される冷却水を吐出孔26に圧送すると共に冷却水の一部をアウターロータ30の外周面とハウジング22との隙間,アウターロータ30の内周面とインナーステータ29との隙間,アウターロータ30の軸受け部34とシャフト28との隙間または貫通孔36を通じて還流させる。即ち、実施例のウォータポンプ20は、アウターロータ30の回転に伴って吸入孔24から吸入された冷却水を吐出孔26から吐出すると共にその一部をアウターロータ30の周部に還流させるのである。このように冷却水の一部をアウターロータ30の周部に還流させることにより、冷却水によってアウターロータ30の摺動部(軸受け部34)の潤滑やアウターロータ30およびインナーステータ29の冷却を行なうことができる。
次に、実施例のウォータポンプ20におけるアウターロータ30の内周面の形状について説明する。図2はアウターロータ30を図1中下面から見た下面図であり、図3は図2のアウターロータ30をA−A面から視たAA視図である。実施例のアウターロータ30は、図2および図3に示すように、アウターロータ30の開口端側から閉口端側に向けて(図1および図3中、下側から上側に向けて)内周面に螺旋状の3つの螺旋溝40が形成されている。この螺旋溝40は、溝断面が半円形に形成され、アウターロータ30の回転対称が保たれるようにそれぞれが120毎に位置して形成されている。また、螺旋溝40の閉口端側(図1および図3中の上側)の端部には、アウターロータ30の側壁内部において、深さが螺旋溝40の深さd1より深く且つ溝断面が螺旋溝40の溝断面より図3中の上下方向に広く形成された袋上の収集溝42が形成されている。即ち、螺旋溝40の閉口端側の端部には、螺旋溝40の溝幅w1より壁内では大きな幅w2を有し且つ螺旋溝40の深さd1より大きな深さd2を有する袋状の収集溝42が形成されているのである。一般的に、冷却水は循環流路を循環するため外部から異物は混入しないものの、循環流路などに付着している鋳砂などの異物が冷却水に含まれる場合があり、こうした場合に、特にアウターロータ30の摺動部(軸受け部34)に冷却水と共に異物が流れ込むと、摺動部で異物を噛み込むおそれがある。これに対して、実施例のウォータポンプ20では、アウターロータ30の内周面に螺旋溝40と収集溝42とを形成しているから、冷却水に含まれる異物は、アウターロータ30の内周面とインナーステータ29との隙間を通じて流れる際にアウターロータ30の回転に伴ってアウターロータ30の径方向外向きの力を受けて螺旋溝40に入り込むと共に冷却水の流れに沿って螺旋溝40内を閉口端側(図1および図3中の上側)に向かって移動し、螺旋溝40の端部に設けられた収集溝42に収集される。ここで、上述したように、収集溝42は袋状に形成されているから、一度収集溝42に収集された異物が再び冷却水と共にウォータポンプ20内で還流するのを抑制することができる。したがって、こうした構成により、ウォータポンプ20内で還流する冷却水に含まれる異物をより適正に除去することができるのである。しかも、実施例では、螺旋溝40および収集溝42をアウターロータ30の回転対称が保たれるように形成するものとしたから、アウターロータ30を円滑に回転させることができる。
以上説明した実施例のウォータポンプ20によれば、回転対称が保たれるようにアウターロータ30の内周面に開口端から閉口端に向けて螺旋状の螺旋溝40を設けると共に螺旋溝40の閉口端側の端部に螺旋溝40より溝幅が大きく且つ深さが深い袋状の収集溝42を設けるから、冷却水に含まれる異物がアウターロータ30の内周面とインナーステータ29との隙間を通じて流れる際にアウターロータ30の回転に伴ってアウターロータ30の径方向外向きの力を受ける異物を螺旋溝40を介して収集溝42に収集することができ、アウターロータ30の周部を還流する冷却水に含まれる異物をより適正に除去することができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、吸入孔24と吐出孔26とを有するハウジング22が「ハウジング」に相当し、インナーステータ29が「インナーステータ」に相当し、全体として一端がインナーロータ29を嵌挿する開口端として他端が冷却水を圧送するためのフィン32を外面に有する閉口端として肉厚の中空円筒形状に形成されて軸受け部34においてハウジング22に連結されたシャフト28に支持され、内周面に開口端から閉口端に向けて螺旋状の螺旋溝40が形成されると共に螺旋溝40の閉口端側の端部に螺旋溝40より溝幅が大きく且つ深さが深い袋状の収集溝42が形成されるアウターロータ30が「アウターロータ」に相当する。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ウォータポンプの製造産業などに利用可能である。
20 ウォータポンプ、22 ハウジング、24 吸入孔、26 吐出孔、28 シャフト、29 インナーステータ、30 アウターロータ、32 フィン、34 軸受け部、36 貫通孔、40 螺旋溝、42 収集溝。

Claims (1)

  1. 吸入孔と吐出孔とを有するハウジングと、円柱形状に形成されて前記ハウジングに支持されるインナーステータと、一端が前記インナーステータを挿入する開口端として他端が冷却水を圧送可能なフィンを外面に有する閉口端として肉厚な中空円筒形状に形成されると共に前記閉口端の中心を貫通して形成される軸受け部において前記ハウジングに連結されたシャフトに支持されるアウターロータと、を備え、前記アウターロータの回転を伴って前記吸入孔から吸入された冷却水を前記吐出孔から吐出すると共に該吸入孔から吸入された冷却水の一部を前記アウターロータの外周面と前記ハウジングとの隙間および該アウターロータの内周面と前記インナーステータとの隙間を通じて環流させるウォータポンプにおいて、
    前記アウターロータは、該アウターロータの回転対称が保たれるように内周面に前記開口端から前記閉口端側に向けて複数の螺旋状の螺旋溝が形成されると共に該複数の螺旋溝の前記閉口端側の端部に該螺旋溝の溝幅より幅が大きく且つ深さが深い袋状の収集溝が形成されてなる、
    ことを特徴とするウォータポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107044425A (zh) * 2016-12-30 2017-08-15 江苏万伏新能源有限公司 一种电动水泵
JP2020020278A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動ポンプ

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