JP2010255351A - 横抜き排水管 - Google Patents

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Abstract

【課題】塩化ビニル製パイプに、材質の強度を失う事なく、繊維強化プラスチック製鍔部を接合した横抜き排水管を提供する事。
【解決手段】横抜き排水管1は、繊維強化プラスチック製鍔部3と、塩化ビニル製パイプ2の接合部5を、繊維強化プラスチックの基材である、ガラス繊維マットを積層し、熱硬化性樹脂を塗布する事によって、密着接合された状態に製造され解決出来た。
【選択図】図1

Description

本発明は、床、立ち壁から成る、ベランダ、陸屋根等の防水処理が必要な箇所に、雨水を外部排水管に導く排水ドレンに関する。
図5は、特許文献1に記載されている排水管60である。この排水管60は、金型64を用いて、筒部61と繊維強化プラスチック65から成る、鍔部62の接合方法を図に示したものである。鍔部62開口を拡径にする為に、金型64に曲面63を施す事により、円滑な排水を行い、筒部61にある筒部端面66の直角部位を斜めに削り取る事で、筒部端面66と鍔部62との間に、隙間を生じさせない技術である。
特開2008−138394号公報
ところで、前記図5の排水管60は、鍔部62と筒部61の接合方法として、繊維強化プラスチックの基材である、ガラス繊維マットと、ポリエステル樹脂で、鍔部62の形成と筒部61の接合を成し得ている。繊維強化プラスチック形成で重要な作業工程として、脱泡ローラーで空気抜きをしながら、形を整える作業がある。しかし、ガラス繊維マットの特徴は、曲面に対して空気抜きは可能だが、直角部位に対してはガラス繊維が曲がらず膨れ上がる為に、空気抜きが不可能である。故に、排水管60は、筒部61にある筒部端面66の直角部位を斜めに削り取る事で、空気抜きを容易にした物と考えられる。しかし、筒部61の筒部端面66の様に削り取る行為は、筒部61の本来の強度を失うだけでなく、薄くなった筒部端面先端である鋭角部の変形も考えられる為得策とはいえない。
上記の筒部61にある、筒部端面66の直角部位を斜めに削り取った形状でしか、筒部端面66を張り込む時に出来る、膨れ上がりを解消する為の、繊維強化プラスチック形成工程の一つである脱泡ローラーで空気を抜くという作業が出来ない事や、筒部61にある、筒部端面66の直角部位を斜めに削り取った形状にした事によって、筒部端面66の本来の強度を失ってしまうだけでなく、筒部端面先端である鋭角部の形状をも変えてしてしまうといった課題を、本発明である、塩化ビニル製パイプの形状を変えることなく、塩化ビニル製パイプ筒部端面に、ガラス繊維マットを積層し、熱硬化性樹脂を塗布する事によって、繊維強化プラスチック製鍔部と塩化ビニル製パイプの接合を成し得る事が出来、尚且つ強度も維持出来る事を特徴とする横抜き排水管の製造方法を用いれば解消するための手段とする事が出来ると考えられる。
本発明は、筒部に鍔部を形成する技術にて、接続管本来の強度を保ちつつ、接合部の強固な密着性能を向上させる製造方法により、横抜き排水管を提供する事が出来る。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず図1(a)は、本発明による完成外観を示す斜視図であり、(b)は、(a)の縦断面図である。用途としては、主にベランダ、バルコニー、陸屋根などの雨水の排水管であり、図1に示す形状は、通称横抜き排水管と呼ばれる形状である。この横抜き排水管1の特徴は、塩化ビニル製パイプ2を用い形成により、強化繊維プラスチック製鍔部3を接合させてある事で成り立っている。強化繊維プラスチック製鍔部3の開口部に設けられた曲面部4は、防水材などの端末が、塩化ビニル製パイプ2の中まで塗布出来る様に、ゆるやかな曲面が好ましい。尚、接合部5に示すのは、塩化ビニル製パイプ2の筒部端面6であり本発明の最重要部位である。
本実施形態塩化ビニル製パイプ2の下地処理工程とし、図2に(a)は、研磨処理、(b)は、プライマー処理を示した。この図の斜線部分は、ポリエステル又はビニルエステルなどの樹脂塗料を塗布した後、ガラス繊維マットを貼り込む部分で、その下地処理として(a)、(b)の工程を設けた。何故なら、繊維強化プラスチックの特徴として、樹脂塗料が染み込まない素材に対しては、剥がれる可能性があるからだ。その為、(a)、(b)の工程は、塩化ビニル製パイプ2などの滑面に対しては絶対必要な工程だと言える。
次に、図3(a)に、本発明の横抜き排水管1の製造に用いる型材9の、型材突出部10に、塩化ビニル製パイプ2を差し入れた状態を縦断面図で示した。まず、型材9を用意する訳だが、この型材9は型材突出部10と一体化している。型材9は、主に鍔部形成用に用い、型材突出部10は、パイプの支持部である。この型材突出部10は、塩化ビニル製パイプ2を差し入れた際に、いつも同位置で固定される様テーパー状に加工してある。尚、型材の材質は問わないが、木型をベースに、繊維強化プラスチック材を表面に形成した型材にすると、比較的容易に作成する事が出来る。しかし、型材の表面に、繊維強化プラスチックの基材であるガラス繊維マットの柄が浮き出るので、表面処理として研磨材などで滑面になるまで磨くと良い。尚、最終工程に、型材9からの脱型作業がある為、型材9の繊維強化プラスチック形成面は、離型剤を塗布すると脱型が容易になる。
次に、型材9の型材突出部10に図2で表面処理を施した、塩化ビニル製パイプ2を差し入れる。この時、型材突出部10のテーパー部11を利用して自然に停止する位置に固定するのだが、無理に押し込むと、脱型した後、押し広がった塩化ビニル製パイプ2の開口部が、元の形に縮もうとするので、繊維強化プラスチックとの接着面が剥離する可能性が有る為、気を付ける事が望ましい。
図4に示すのは、繊維強化プラスチックの基材になるガラス繊維マットである。このガラス繊維マットは、(a)はガラス繊維マット端面用12、(b)はガラス繊維マット鍔部用13、(c)はガラス繊維マット接合用14の形状にしておくと良い。なぜなら、横抜き排水管1に用いる繊維強化プラスチック素材は、これらのガラス繊維マットの他に、可使時間がその時の気温で左右される、ポリエステル樹脂やビニエステル樹脂などの硬化剤を添加し、発熱硬化する熱硬化性樹脂を使用し形成する為、途中で作業の停止が困難である。故にこの形状にしておく事で、途中で作業を停止する事無く、より円滑に作業を進めることが出来るからである。
次に、繊維強化プラスチック製鍔部3の形成と、塩化ビニル製パイプ2の接合方法として、図3(b)に、横抜き排水管1を製造する手順を示した。まず、ガラス繊維マットの貼り込み部に、硬化剤を添加した熱硬化性樹脂を塗布する。そして、図4(a)であるガラス繊維マット端面用12を、塩化ビニル製パイプ2の筒部端面6の面と、同じ厚みになるまで巻き付けながら積層し、熱硬化性樹脂を塗布する。そして、含浸後、ガラス繊維マットの中に溜まった空気を脱泡ローラーで抜く。この時、筒部端面6に少しでも気泡があると、離型した際クレーターになるので十分注意することが必要である。このガラス繊維マットの積層方法により、筒部端面6の段差をなくす技術が請求項1にある、塩化ビニル製パイプ2に、繊維強化プラスチック製鍔部3を接合するための重要事項である。
そして、図4(b)であるガラス繊維マット鍔部用13を、パイプ通し穴15を使い、塩化ビニル製パイプ2に差し込み型材9の鍔部形成部に敷き込む。その上から熱硬化性樹脂を塗布し、含浸後脱泡ローラーで空気を抜きながら、繊維強化プラスチック製鍔部3に成る部位の形成をする。
最後に、繊維強化プラスチック製鍔部3の形成部につながる図4(c)である、ガラス繊維マット接合用14を、塩化ビニル製パイプ2と鍔部形成部にかかる様巻き付ける。前工程と同様、熱硬化性樹脂を塗布し含浸後、脱泡ローラーで空気抜きをする。これは、塩化ビニル製パイプ2と繊維強化プラスチック製鍔部3をつなぐ重要な最終工程であり、ガラス繊維マット接合用14を、筒部端面6に対して、積層したガラス繊維マット端面用12に覆いかぶせる事で、強度を保ち接合する事が出来る。
そして、熱硬化性樹脂の硬化後乾燥を確認出来たら、繊維強化プラスチック製鍔部3の形成部外周端面16から順に離型して行き、形成品を型材9から脱型する。前記に記した離型処理、いわゆる離型剤などが均一に塗布されていないと、剥れ難い場合が生じるので円滑に製品化する為に気を付ける事が望ましい。
以上の工程を遂行する事で、塩化ビニル製パイプ2の強度を保ちながら、横抜き排水管1が完成する。尚、前記に示した請求項1の本実施形態を用いれば、横抜き排水管1だけでなく、直接垂直に排水する場合の縦抜き排水管も製造出来るため、本発明は、用途によって、様々な形態で利用出来るものであり、幅広い分野で利用できる物とする。
本実施形態に係る横抜き排水管の完成外観を示す図であって、(a)斜視図、(b)は(a)の縦断面図である。 本実施形態に用いる塩化ビニル製パイプの下地処理を示す図ある。 本実施形態の製造に係る図であって、(a)は、横抜き排水管の製造に用いる型材に、塩化ビニル製パイプを差し入れた状態を示す縦断面図であり、(b)は、横抜き排水管を製造する手順を示す図である。 本実施形態に用いるガラス繊維マットの裁断形状を示す図である。 従来技術で製造された横抜き排水管の使用形態を示した縦断面図である。
1.横抜き排水管
2.塩化ビニル製パイプ
3.繊維強化プラスチック製鍔部
4.曲面部
5.接合部
6.筒部端面
7.研磨処理面
8.プライマー処理面
9.型材
10.型材突出部
11.テーパー部
12.ガラス繊維マット端面用
13.ガラス繊維マット鍔部用
14.ガラス繊維マット接合用
15.パイプ通し穴
16.形成部外周端面

Claims (1)

  1. 塩化ビニル製パイプの形状を変えることなく、塩化ビニル製パイプ筒部端面に、ガラス繊維マットを積層し、熱硬化性樹脂を塗布する事によって、繊維強化プラスチック製鍔部と塩化ビニル製パイプの接合を成し得る事が出来、尚且つ強度も維持出来る事を特徴とする横抜き排水管の製造方法。
JP2009108770A 2009-04-28 2009-04-28 横抜き排水管 Pending JP2010255351A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9038815B2 (en) 2011-04-27 2015-05-26 Sinfonia Technology Co., Ltd. Article sorting and conveying device

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