JP2010255259A - 室内構造 - Google Patents

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Hiroshi Kano
広志 加納
Hiroyuki Omura
浩之 大村
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Abstract

【課題】調湿機能を有する基材への通気が阻害されず、室内の湿度に応じて吸湿、放湿の調湿性能を効果的にコントロールできる室内構造を提供する。
【解決手段】調湿機能を有する基材1が壁面20に配設されており、この基材1表面に対向して配置される化粧板2が、壁面20に固定される支持具4を介して前記基材1表面から離間して支持されている室内構造であって、前記支持具4は、伸縮部7を有する化粧板2の取付部6を備えており、伸縮部7は、吸湿したときに体積が膨張し放湿したときに収縮する樹脂で構成され、室内の湿度に応じて伸縮するものであり、この伸縮部7の伸縮により化粧板2の基材1表面からの離間距離が変動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内構造に関する。さらに詳しくは、調湿機能を有する基材が室内に配設されて室内の湿度を調節する室内構造に関するものである。
近年の建物は気密性が高く、室内の湿度が高くなりやすいため、室内の湿度調整が課題としてある。この問題を解決するために、ゼオライト、ベントナイト、白土、珪藻土等の調湿機能を有する基材を用いることが知られている(例えば、特許文献1参照)。調湿機能を有する基材は、室内の湿度が高いときには水分を吸着し、湿度が低いときには室内に水分を放出するため、室内湿度を快適に保つことができる。図7に示すように、このような調湿機能を有する基材1(以下、基材1と略称する。)は、従来、壁面20に接着剤や両面テープ等により固定され、その表面には透湿性を有する突板16が接着剤により貼着されていたり、意匠性を高めるために基材表面に直接塗装が施されていた。
特開2004−100195号公報
しかしながら、突板16を用いた場合には基材1と突板16との間に形成された接着剤の接着層15により、基材表面に塗装を施した場合にはその塗膜により、通気が阻害され、基材1への単位時間当たりの水分移動量が低減して吸湿性能が低下したり、基材1からの水分の放出量が低減して放湿性能が低下してしまうことがあった。また、吸放湿速度が速い基材1は水分の放出速度も速いため、居住空間が高湿度から低湿度へ移行するときに快適湿度を維持できないことがあった。
本発明は以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、調湿機能を有する基材への通気が阻害されず、室内の湿度に応じて吸湿、放湿の調湿性能を効果的にコントロールできる室内構造を提供することを課題としている。
本発明は以下のことを特徴としている。
第1には、調湿機能を有する基材が壁面に配設されており、この基材表面に対向して配置される化粧板が、壁面に固定される支持具を介して前記基材表面から離間して支持されている室内構造であって、前記支持具は、伸縮部を有する化粧板の取付部を備えており、伸縮部は、吸湿したときに体積が膨張し放湿したときに収縮する樹脂で構成され、室内の湿度に応じて伸縮するものであり、この伸縮部の伸縮により化粧板の基材表面からの離間距離が変動することを特徴とする。
第2には、上記第1の室内構造において、化粧板は、支持具の取付部と着脱自在に係合する係止部を備えていることを特徴とする。
第3には、上記第1または第2の室内構造において、支持具は、内部に基材を固定する枠体を備えていることを特徴とする。
第4には、第1から第3のいずれかの室内構造において、化粧板の裏面に通気性部材を設けたことを特徴とする。
第1の発明によれば、化粧板が壁面に固定される支持具を介して調湿機能を有する基材表面から離間して支持されているので、前記基材への通気が阻害されず、基材の本来の調湿機能を低下させることがない。また、支持具に設けられた取付部の伸縮部の伸縮により化粧板の基材表面からの離間距離が変動し、前記基材表面への空気の流路の開度が変動するため、吸湿、放湿の調湿性能を効果的にコントロールすることができる。
第2の発明によれば、化粧板が支持具の取付部と着脱自在に係合するため、化粧板の取り付け、取り外し作業が容易であり、掃除等のメンテナンス性が向上する。
第3の発明によれば、接着剤等を用いなくても基材を容易に壁面に固定することができる。
第4の発明によれば、基材と化粧板との間に埃、塵等のゴミが侵入するのを防止することができるため、長期にわたって良好な調湿性能を維持することができる。
本発明の室内構造の実施形態についての縦断面図である。 本発明の室内構造の実施形態についての横断面図である。 図1および図2の実施形態の支持具の斜視図である。 本発明の室内構造の別の実施形態についての縦断面図である。 図1および図2の実施形態の化粧板の斜視図である。 本発明の室内構造の別の実施形態についての縦断面図である。 従来の室内構造の縦断面図である。
本発明の一実施形態について以下に図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の室内構造の実施形態についての縦断面図であり、図2は本発明の室内構造の実施形態についての横断面図であり、図3は支持具の斜視図である。
本実施形態の室内構造は、図1や図2に示すように、調湿機能を有する基材1(以下、基材1と略称する。)が室内側の壁面20に配設されており、この基材1表面に対向して配置される化粧板2が、壁面20に固定される支持具4を介して前記基材1表面から離間して支持されている。
ここで、調湿機能を有する基材1は、ゼオライト、ベントナイト、白土、アロフェン、珪藻土等の粘度鉱物が添加された石膏ボード、スラグ石膏板、ALC等や、前記粘度鉱物の焼成板等を挙げることができ、化粧板2は、突板、または表面に木目や色などを印刷した化粧紙や化粧樹脂シートを貼った合板等を挙げることができる。
化粧板2は、壁面20に配設される基材1と例えば3mm〜30mm程度の一定間隔を設けて床面に対して垂直もしくは略垂直に支持具4によって支持されている。そして後述する支持具4の枠体前面91と化粧板2との間の隙間Aを通じて室内の空気が基材1と化粧板2との間の空間Bに流通可能になり、また基材1の表面側の空気が室内に流通可能になっている。
支持具4は、壁面20に取り付け固定される固定部5と、この固定部5に接続され、化粧板2を支持する取付部6を備えている。本実施形態では、図3に示すように、固定部5は、前記基材1の上下、左右の端面を覆うように基材1よりもやや大きく形成された四角の枠体9とその枠体9の前記壁面20側周縁に板状の座部10が形成されており、枠体9内部には前記基材1が保持、固定され、座部10にはネジや釘等の固着具がねじ込まれもしくは打込まれて支持具4が前記壁面20に固定されている。また、枠体9には、基材1が抜け落ちないように、枠体9の上下、左右の四辺の構成部材から内側に突出する突起片11が枠体9の周方向に設けられている。
取付部6は、壁面20から室内側方向に伸縮する伸縮部7と、この伸縮部7の一端に連結する化粧板受け部8で形成されており、伸縮部7の他端は枠体9四隅近傍の固定部5の座部10に固定されている。伸縮部7は、吸湿したときに体積が膨張し放湿したときに収縮する樹脂、具体的には、アクリル酸ナトリウムを主成分とする共重合ポリマー、例えばカルボン酸樹脂等で構成されるものであり、膨張時の体積が収縮時に比べて2〜5倍程度になるものが好適に用いられる。
伸縮部7は、その他端が固定部5の座部10に固定されているため、居住空間の湿度が高いときには室内の空気中の水分を吸湿して樹脂の体積が膨張し、壁面20から室内側に向かって伸び、居住空間の湿度が低いときには放湿して樹脂が収縮し、壁面20側に向かって縮む。
本実施形態では、このように取付部6の伸縮部7が居住空間の湿度に応じて壁面20から室内側方向に伸縮するため、取付部6に取り付けられる化粧板2も、湿度変化による取付部6の伸縮部7の伸縮に連動して基材1表面からの離間距離が変動することになる。そして、取付部6の伸縮部7が吸湿により伸びたときは、化粧板2は、基材1表面から離れて枠体前面91と化粧板2の間の隙間Aが大きくなり、この結果、基材1表面側の空気が居住空間に流通し易くなる。取付部6の伸縮部7が放湿して収縮したときは、化粧板2は、基材1表面に近づき、枠体前面91と化粧板2との間の隙間Aが小さくなり、この結果、基材1表面側の空気の居住空間への流通が妨げられる方向に作用する。枠体前面91と化粧板2との間の隙間Aが大きい状態で化粧板2が支持具4に固定されている場合、吸放湿速度の速い基材1を用いた際、居住空間が高湿度の時に湿度が少しでも下がり始めるとすぐに基材1に吸湿された水分が放湿されて居住空間の湿度が過度に高くなってしまう場合があった。本実施形態では、居住空間が高湿度になったときは、枠体前面91と化粧板2との間の隙間Aが大きくなり、空気の流路の開度が大きくなって基材1の吸湿量が多くなる。そして高湿度から低湿度に移行するときには、枠体前面91と化粧板2との間の隙間が小さくなり、空気の流路の開度が小さくなって基材1からの水分の放出量が抑制される。これにより居住空間が高湿度のときには湿度上昇を抑え、低湿度のときには急激な水分放出を抑制して過度な湿度の上昇を抑えることができ、居住空間を最適湿度に保つことができる。
化粧板2の裏面には、支持具4の取付部6に対応する位置に、取付部6の化粧板受け部8と係合する係止部3が設けられている。係止部3は、例えば、図1〜図2に示すように、端部31が球状になっており、これと係合する取付部6の化粧板受け部8は、開口81を有する中空体であり、係止部3の球状の端部31が化粧板受け部8の開口81を通して球状の中空部分に着脱自在に嵌め込み可能になっている。化粧板2の係止部3が取付部6の化粧板受け部8に嵌め込まれると、化粧板2が支持具4に支持、固定されるようになっている。このように本実施形態では、化粧板2の係止部3と取付部6の化粧板受け部8とが着脱自在であるため、化粧板2の取り付け、取り外し作業が容易であり、掃除等のメンテナンス性が向上する。また、基材1を壁面20に固定した後であっても、化粧板2の柄を自由に選択して容易に取り替えることができるという利点もある。
化粧板2の係止部3と取付部6の化粧板受け部8との係合は、図1〜図2に示された形状に限定されるものではない。例えば、図4に示すように、係止部3の端部31に断面三角形状の係合爪32を鋸歯形状に連続的に形成し、この形状に対応する係合溝82を化粧板受け部8に設けてもよい。この実施形態では、化粧板2の係止部3が取付部6の化粧板受け部8に着脱自在に係合するだけでなく、壁面20から室内側方向に化粧板2がスライド可能であり、枠体前面91と化粧板2との間の隙間Aを調整でき、空気の流路の開度を幅広く調整することができる。
また、本実施形態では、化粧板2の裏面に、不織布やスポンジ等の通気性の高い通気性部材12を設けている。通気性部材12は、図5に示すように、化粧板2の裏面に所定の厚みをもって枠状に配設されており、図1〜図2に示すように、化粧板2が支持具4の取付部6に取り付けられた状態において枠状の通気性部材12が固定部5の枠体9の内側に嵌め込まれており、基材1と化粧板2との間の空間Bに埃、塵等のゴミが侵入することを防止している。したがって、本実施形態では、長期にわたって基材1表面へのゴミの付着等を防止でき、良好な調湿性能を維持することができる。
図1〜図2に示す実施形態では支持具4の枠体9の内部に基材1を固定しているが、この枠体9による固定と合わせて、図6に示すように、壁面20を構成する壁材21と基材1の上下に貫通孔13を設け、この貫通孔13にビス14を通して基材1を壁面20に固定してもよい。この実施形態では、基材1をビス14によって機械的に固定しているので、基材1固定の信頼性が高く、調湿性能をより効果的に発揮することができる。また、図1〜図2に示す実施形態では、支持具4の取付部6を枠体9四隅近傍の固定部5の座部10に固定しているが、その固定箇所は特に限定されるものではない。例えば、枠体の両側側面の上下4箇所近傍の固定部の座部に固定してもよく、施工状況に応じて固定箇所を適宜選択すればよい。
1 調湿機能を有する基材
2 化粧板
3 係止部
4 支持具
5 固定部
6 取付部
7 伸縮部
8 化粧板受け部
9 枠体
12 通気性部材
20 壁面

Claims (4)

  1. 調湿機能を有する基材が壁面に配設されており、この基材表面に対向して配置される化粧板が、壁面に固定される支持具を介して前記基材表面から離間して支持されている室内構造であって、
    前記支持具は、伸縮部を有する化粧板の取付部を備えており、伸縮部は、吸湿したときに体積が膨張し放湿したときに収縮する樹脂で構成され、室内の湿度に応じて伸縮するものであり、この伸縮部の伸縮により化粧板の基材表面からの離間距離が変動することを特徴とする室内構造。
  2. 化粧板は、支持具の取付部と着脱自在に係合する係止部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の室内構造。
  3. 支持具は、内部に基材を固定する枠体を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の室内構造。
  4. 化粧板の裏面に通気性部材を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の室内構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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