JP2010255230A - 洗い場構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗い場パンと、断熱部材と、補強板とで構成される多層構造の洗い場としながら、高い断熱性と剛性とを有する洗い場構造とする。
【解決手段】洗い場1は、洗い場パン2と、洗い場パン2の下側に配設される補強板4と、洗い場パン2と上記補強板4との間に配設される断熱部材3とを有している。洗い場パン2の外周縁部には、補強板4の外周縁部が固定される外側取付座部26が設けられ、洗い場パン2の外周縁部よりも内側には、補強板4の外周縁部よりも内側が固定される内側取付座部27が設けられている。断熱部材3には、外側取付座部26と内側取付座部27とがそれぞれ挿通する外側貫通孔31と内側貫通孔32とが形成され、補強板4が外側取付座部26と内側取付座部27とに固定用ボルトB1で固定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、洗い場パンと、断熱部材と、補強板とで構成される多層構造の洗い場構造に関する。
従来より、浴室の洗い場構造は剛性及び断熱性の高いものが望まれる。例えば特許文献1では、洗い場パンの下面において蛇行する溝が形成され、この溝に温水配管が配設されている。そして、上記洗い場パンの下面には発泡プラスチックからなる断熱部材が配設され、その下側には細長い補強部材が配設され、上記断熱部材と補強部材とがボルトを用いて洗い場パンに一体に固定されている。
また特許文献2では、洗い場パンと補強板との間において、内部に温水配管を配設した断熱部材と、合成樹脂発泡層とが配設されている。そして、洗い場パンの周壁部と補強板とをビスで固定して洗い場が組み立てられるようになっている。
特開2003−336305号公報 特開2007−303700号公報
ところで、特許文献1では、洗い場パンの下面に配設された断熱部材に対し、補強部材がボルトで固定されているが、断熱部材は発泡プラスチックからなるものなので、ボルトを締め過ぎると補強部材が断熱部材に食い込んでいき、補強部材を洗い場パンに対し強固に固定できず高い剛性が得られなくなる可能性がある。
また、特許文献2では、洗い場パンと補強板とを固定するためのビスが洗い場パンの中央部分になく、洗い場パンの中央部分と補強板の中央部分とは固定されていない状態となっている。したがって、例えば、経年変化等により断熱部材の中央部分が下がって洗い場パンと断熱部材との間に隙間が発生し、結果として断熱性の低下を引き起こすおそれがあるとともに、洗い場パンの中央部分では補強板による補強効果が得られず剛性が低下する懸念がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、洗い場パンと、断熱部材と、補強板とで構成される多層構造の洗い場としながら、高い断熱性と剛性とを有する洗い場構造とすることにある。
上記目的を達成するために、第1の発明では、樹脂製のパネル状の洗い場パンと、該洗い場パンの下側に配設される補強板と、上記洗い場パンと上記補強板との間に配設される断熱部材とを有する洗い場構造であって、上記洗い場パンの外周縁部には、上記補強板の外周縁部が固定される外側取付座部が設けられ、上記洗い場パンの外周縁部よりも内側には、上記補強板の外周縁部よりも内側が固定される内側取付座部が設けられ、上記断熱部材には、上記外側取付座部と上記内側取付座部とがそれぞれ挿通する外側貫通孔と内側貫通孔とが形成され、上記補強板が上記取付座部に固定部材により固定されている構成とした。
第2の発明では、第1の発明において、補強板にはフレーム部が取り付けられ、上記フレーム部と上記補強板とが洗い場パンの外側取付座部及び/又は内側取付座部に固定部材で一体に固定される構成とした。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、洗い場パンの下面には補強板の上面に向かって突出するとともに上記洗い場パンの一端から他端まで繋がる補強リブが形成され、上記補強リブは、上記補強板の上面に先端が接する当接部と、上記補強板の上面から先端が離れるように形成された非当接部とを有し、断熱部材には、上記当接部が挿通する挿通部と、上記非当接部が入り込む溝部とが形成されている構成とした。
第4の発明では、第1から3のいずれか1つの発明において、洗い場パンの外周縁部には、下方に突出する周壁部と、該周壁部と外側取付座部との間を繋ぐ周縁リブとが設けられている構成とした。
第5の発明では、第1から4のいずれか1つの発明において、洗い場パンと補強板との間には該洗い場パンに固定される補強部材が設けられ、上記補強板と上記補強部材とが洗い場パンの内側取付座部及び/又は外側取付座部に固定部材で一体に固定される構成とした。
第1の発明によれば、洗い場パンの下面には外側取付座部と内側取付座部とが形成され、外側取付座部と内側取付座部とを断熱部材の外側貫通孔と内側貫通孔とにそれぞれ挿通させるようにしたので、洗い場パンと補強板とを直接固定でき、しかも、洗い場パンの外周縁部に形成された外側取付座部と、該外側取付座部より内側に形成された内側取付座部とを有するので、洗い場パンの外周縁部と洗い場パンの中央部分との両方を補強板に固定でき、剛性の高い洗い場構造とすることができる。さらに、洗い場パンの外周縁部と洗い場パンの中央部分とを補強板に固定するようにしたことで、洗い場パンと補強板との間の断熱部材が全体に亘って洗い場パンの下面から離れにくくなり高い断熱性を得ることができる。
第2の発明によれば、フレーム部と補強板とが洗い場パンの共通の外側取付座部及び/又は内側取付座部に固定部材で一体に固定されるので洗い場全体がさらに補強されるようになる。したがって、より剛性の高い洗い場構造とすることができる。
第3の発明によれば、洗い場パンの補強リブが洗い場パンの一端から他端まで延びているので洗い場パン自体の剛性を高めることができ、その補強リブの当接部が補強板と接するので、全体として高い剛性を得ることができる。また、補強リブの非当接部が補強板と接しないので、洗い場パンと補強板との間で形成される断熱部材配設用の空間が上記補強リブによって完全に分割されない。したがって、洗い場パンと補強板との間の断熱部材を分割して成形する必要がなく一体成形品とすることができる。これにより断熱部材を成形するための型費を削減でき、ひいてはコストを低減することができる。また、断熱部材が一体成形品となっているので、洗い場パンに断熱部材を組み付ける際の組付け性も向上する。
第4の発明によれば、外側取付座部が周縁リブによって洗い場パンの周壁部と繋がるので、外側取付座部の強度を高めることができ、補強板をより一層強固に固定することができる。
第5の発明によれば、洗い場パンに補強部材が固定され、該補強部材と補強板とが洗い場パンの共通の内側取付座部及び/又は外側取付座部に固定部材で一体に固定されるので洗い場全体がさらに補強されるようになり、剛性の高い洗い場構造とすることができる。
本発明の実施形態1の洗い場を示す斜視図である。 本発明の洗い場の分解斜視図である。 図1のA−A線における断面図である。 図1のB−B線における断面図である。 図1のC−C線における断面図である。 図1のA−A線における洗い場の組み立て前の状態を示す図である。 本発明の断熱部材を示す図であり、図7(a)は断熱部材を上側から見た図であり、図7(b)は断熱部材を下側から見た図である。 実施形態2における図2相当図である。 実施形態2の変形例1における図2相当図である。 実施形態2の変形例2における図2相当図である。 実施形態2の変形例3における図2相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係る洗い場1を示すものである。洗い場1は浴室の床面に設置して使用され、図2に示すように、略矩形の板状をなす洗い場パン2と、洗い場1の断熱性を高める断熱部材3と、洗い場パン2を補強する補強板4と、洗い場1を床面に設置する際の脚となるフレーム部5とから構成されている。
洗い場パン2は、樹脂を用いて成形されたものであり、例えば、バルクモールディングコンパウンドを射出成形したものである。図2に示すように、洗い場パン2は、パネル状のパネル面部21と、該パネル面部21の外周縁部から上方に突出する上側周壁部21aと、上記パネル面部21の外周縁部から下方に突出するとともに上記上側周壁部21aの外周形状よりも小さな外周形状をなす下側周壁部21bとを有している。
図1に示すように、パネル面部21における長手方向中央の奥側には中心軸が上下方向に延びる排水管21eがパネル面部21を貫通するように設けられている。パネル面部21には、上記排水管21eの上方周縁において段差部21dが形成されている。図2に示すように、上記排水管21eの下端は下側周壁部21bの下端よりも下方に突出するようになっている。
図1に示すように、パネル面部21の上面は、上記排水管21eに近づくほど下側に位置するように傾いている。これにより、パネル面部21上に溜まる入浴水を排水管21eへと導けるようになっている。また、図示しないが、パネル面部21の上面には入浴者が足を滑らせないように小さな凹凸加工が施されている。
図2に示すように、上記パネル面部21の下面には、長手方向中央の奥側に排水管21eを避けるように手前側に窪む凹壁部21cが形成されている。また、パネル面部21の下面には、補強板4を洗い場パン2に固定するための奥側取付座部26a〜26f、手前側取付座部26g〜26m、一側取付座部26n、他側取付座部26o、奥側取付座部26p、26q及び中央取付座部27a、一側内方取付座部27b、他側内方取付座部27c、奥側内方取付座部27d〜27h、手前側内方取付座部27i、27jが設けられている。さらに、パネル面部21の下面には、洗い場パン2を補強する第1主リブ(補強リブ)24a、第2主リブ(補強リブ)24b、補助リブ24c、周縁リブ24dが設けられている。本発明の外側取付座部26は、奥側取付座部26a〜26f、手前側取付座部26g〜26m、一側取付座部26n、他側取付座部26o、奥側取付座部26p、26qで構成され、内側取付座部27は、中央取付座部27a、一側内方取付座部27b、他側内方取付座部27c、奥側内方取付座部27d〜27h、手前側内方取付座部27i、27jで構成されている。
奥側取付座部26a〜26fは、円筒形状をなし、中心軸が上下方向に沿うように一体成形されている。6つの奥側取付座部26a〜26fは、下側周壁部21bの奥側の内壁面に沿って長手方向一側から順に間隔をあけて位置付けられている。また、7つの手前側取付座部26g〜26mは、奥側取付座部26a〜26fと同様の形状をなし、下側周壁部21bの手前側の内壁面に沿って長手方向一側から順に間隔をあけて位置付けられている。また、一側取付座部26nは、奥側取付座部26a〜26fと同様の形状をなし、下側周壁部21bの長手方向一側の内壁面の奥行き方向中央に位置付けられ、同様に、他側取付座部26oは、下側周壁部21bの長手方向他側の内壁面の奥行き方向中央に位置付けられている。さらに、奥側取付座部26pは、奥側取付座部26a〜26fと同様の形状をなし、凹壁部21cの長手方向一側の外壁面近傍に位置付けられ、同様に、奥側取付座部26qは、長手方向他側の外壁面近傍に位置付けられている。
中央取付座部27aは、洗い場パン2の外周縁部よりも内側に位置付けられており、円筒形状をなし、中心軸が上下方向に延びるようにパネル面部21の中央下面に一体成形されている。一側内方取付座部27bは、中央取付座部27aと同様の形状をなし、上記中央取付座部27aと一側取付座部26nとの間に位置付けられ、他側内方取付座部27cは、中央取付座部27aと同様の形状をなし、中央取付座部27aと他側取付座部26oとの間に位置付けられている。そして、上記中央取付座部27aと、一側内方取付座部27bと、他側内方取付座部27cと、一側取付座部26nと、他側取付座部26oとが長手方向において直線上に並ぶようになっている。
また、奥側内方取付座部27dは、中央取付座部27aと同様の形状をなし、該中央取付座部27aの奥側に位置付けられている。これにより、手前側取付座部26jと、中央取付座部27aと、奥側内方取付座部27dとが洗い場パン2の奥側に向けて直線上に並ぶようになっている。
また、奥側内方取付座部27eは、中央取付座部27aと同様の形状をなし、一側内方取付座部27bと奥側取付座部26bとの間に位置付けられている。これにより、手前側取付座部26hと、一側内方取付座部27bと、奥側内方取付座部27eと、奥側取付座部26bとが洗い場パン2の奥側へ向けて直線上に並ぶようになっている。
また、奥側内方取付座部27fは、中央取付座部27aと同様の形状をなし、他側内方取付座部27cと奥側取付座部26eとの間に位置付けられている。これにより、手前側取付座部26lと、他側内方取付座部27cと、奥側内方取付座部27fと、奥側取付座部26eとが洗い場パン2の奥側へ向けて直線上に並ぶようになっている。
また、奥側内方取付座部27gは、中央取付座部27aと同様の形状をなし、奥側内方取付座部27dと奥側内方取付座部27eとの間に位置付けられている。また、奥側内方取付座部27hは、中央取付座部27aと同様の形状をなし、奥側内方取付座部27dと奥側内方取付座部27fとの間に位置付けられている。そして、上記5つの奥側内方取付座部27d〜27hが長手方向において直線上に並ぶようになっている。
また、手前側内方取付座部27iは、中央取付座部27aと同様の形状をなし、手前側取付座部26iの奥側に位置付けられている。これにより、手前側取付座部26iと、手前側内方取付座部27iと、奥側内方取付座部27gと、奥側取付座部26cとが洗い場パン2の奥側へ向け直線上に並ぶようになっている。
また、手前側内方取付座部27jは、中央取付座部27aと同様の形状をなし、手前側取付座部26kの奥側に位置付けられている。これにより、手前側取付座部26kと、手前側内方取付座部27jと、奥側内方取付座部27hと、奥側取付座部26dとが洗い場パン2の奥側へ向けて直線上に並ぶようになっている。
上記外側取付座部26及び内側取付座部27の下端面は、洗い場パン2の下側周壁部21bの下端面と面一になっている。さらには、上記外側取付座部26及び内側取付座部27には螺子穴hが中心軸に沿って形成されており、固定用ボルト(固定部材)B1を螺合できるようになっている。
第1主リブ24aは、板状をなし、パネル面部21の奥向き中央部分の下面において長手方向に延びるように形成されている。上記第1主リブ24aの一端は下側周壁部21bの一側内壁面に繋がり、上記第1主リブ24aの他端は下側周壁部21bの他側内壁面に繋がっている。この第1主リブ24aの途中には、中央取付座部27aと、一側内方取付座部27bと、他側内方取付座部27cと、一側取付座部26nと、他側取付座部26oとが位置付けられるようになっている。第1主リブ24aは、補強板4を洗い場パン2に固定した時に、補強板4の上面に先端が接する当接部24hと、補強板4の上面から先端が離れるように形成された非当接部24iとを有している。上記当接部24hは、中央取付座部27a、一側内方取付座部27b、他側内方取付座部27c、一側取付座部26n、他側取付座部26oの周縁に一体に形成されている。さらに当接部24hは、中央取付座部27aと一側内方取付座部27bとの間の略中央に1つ形成されるとともに中央取付座部27aと他側内方取付座部27cとの間の略中央に1つ形成されている。
第2主リブ24bは、板状をなし、上記第1主リブ24aと直交する方向に延びている。上記第2主リブ24bの奥側端は下側周壁部21bの奥側内壁面に繋がり、上記第2主リブ24bの手前側端が下側周壁部21bの手前側内壁面に繋がっている。この第2主リブ24bの途中には、中央取付座部27aと、奥側内方取付座部27dと、手前側取付座部26jとが位置付けられるようになっている。第2主リブ24bは、補強板4を洗い場パン2に固定した時に、補強板4の上面に先端が接する当接部24jと、補強板4の上面から先端が離れるように形成された非当接部24kとを有している。上記当接部24jは、中央取付座部27a、奥側内方取付座部27d、手前側取付座部26jの周縁に一体に形成されている。さらに当接部24jは、中央取付座部27aと手前側取付座部26jとの間の略中央に1つ形成されている。
また、図2に示すように、パネル面部21の下面には、補助リブ24cと周縁リブ24dとが形成されている。上記補助リブ24cは、手前側内方取付座部27iと手前側取付座部26hとの間と、手前側内方取付座部27jと手前側取付座部26kとの間を繋ぐように形成されている。また、一側内方取付座部27bと奥側内方取付座部27eとの間と、他側内方取付座部27cと奥側内方取付座部27fとの間を繋ぐように形成されている。上記補助リブ24cは、補強板4を洗い場パン2に固定した時に、補強板4の上面から先端が離れるように形成されている。
周縁リブ24dは、下側周壁部21bと奥側取付座部26a〜26fとの間を繋ぎ、下側周壁部21bと手前側取付座部26g〜26mとの間を繋いでいる。また、下側周壁部21bと一側取付座部26nとの間を繋ぎ、下側周壁部21bと他側取付座部26oとの間を繋いでいる。さらに、凹壁部21cと奥側取付座部26p、26qとの間を繋いでいる。上記周縁リブ24dは洗い場パン2に補強板4を固定した時に、補強板4の上面と先端が接するように形成されている。
断熱部材3は、略矩形の板状をなし、発泡ポリスチレンで形成されている。図7に示すように、断熱部材3には、長手方向中央の奥側において切り欠き部3aが形成されている。図6に示すように、断熱部材3の厚さが洗い場パン2の外側取付座部26及び内側取付座部27の高さよりも厚くなるように形成されている。そして、洗い場パン2に形成された外側取付座部26に対応するように上下に貫通する外側貫通孔31が形成されており、内側取付座部27に対応するように上下に貫通する内側貫通孔32が形成されている。これにより、洗い場パン2の下側に断熱部材を配設した時に、外側貫通孔31に外側取付座部26が挿通し、内側貫通孔32に内側取付座部27が挿通するようになっている。
また、断熱部材3は、洗い場パン2の第1主リブ24aの当接部24hが挿通するように上下に貫通する挿通部33aと、上記第1主リブ24aの非当接部24iが入り込むように断熱部材3の上面側に形成された溝部33bとを有している。上記挿通部33aは、図7(b)に示すように細長いスリット状をなしており、断熱部材3の奥行き方向中央において長手方向に複数形成されている。また溝部33bは、図7(a)に示すように、断熱部材3の奥行き方向中央において長手方向に延びる凹形状をなしており、挿通部33aと溝部33bとは長手方向に交互に形成されている。
また、断熱部材3は、洗い場パン2の第2主リブ24bの当接部24jが挿通するように上下に貫通する挿通部34aと、上記第2主リブ24bの非当接部24kが入り込むように断熱部材3の上面側に形成された溝部34bとを有している。上記挿通部34aは、図7(b)に示すように細長いスリット状をなしており、断熱部材3の長手方向中央において奥側へ向けて複数形成されている。また溝部34bは、図7(a)に示すように、幅方向に延びる凹形状をなしており、挿通部34aと溝部34bとは断熱部材3の奥側へ向けて交互に形成されている。
また、図7(a)に示すように、断熱部材3の上面側には、洗い場パン2の補助リブ24cが入り込むように溝部35が形成されている。上記溝部35は、洗い場パン2に断熱部材3を配設した際に、補助リブ24cと一致する位置において断熱部材3の奥側に向かって延びる凹形状をなしている。さらに、断熱部材3の周縁には、洗い場パン2に断熱部材3を配設した際に、周縁リブ24dと一致する位置において、細長いスリット状の切り欠き部36が外側貫通孔31と連通するように形成されている。
図2に示すように、補強板4は、略矩形の鋼板であり、外周形状が下側周壁部21bの外周形状と一致する形状となっている。補強板4には、長手方向中央の奥側において切り欠き部4aが形成されている。補強板4には、補強板4を洗い場パン2の下側に配設した際に、洗い場パン2の外側取付座部26及び内側取付座部27と一致する位置に上下に貫通する貫通孔41が形成されている。また、補強板4には、補強板4を洗い場パン2の下側に配設した際に、一側内方取付座部27bと一側取付座部26nとの間の位置と、他側内方取付座部27cと他側取付座部26oとの間の位置とにおいて螺合孔42が形成されている。
図2に示すように、フレーム部5は、平面視で略矩形となるように鉄製の角パイプを繋ぎ合わせてなるフレーム本体51と、フレーム本体51の四隅において下方向に突出する脚部52とを有している。上記フレーム本体51の外周形状は、補強板4の外周形状より小さく形成されている。上記フレーム部5を補強板4の下面に配設すると、フレーム本体51の奥側に位置する角パイプが補強板4の切り欠き部4aより手前側に位置するようになり、フレーム本体51の手前側に位置する角パイプが補強板4の手前側端部より若干奥側に位置するようになる。また、フレーム本体51の長手方向に位置する両角パイプは、補強板4の螺合孔42の下方に位置するようになる。
図2に示すように、上記フレーム本体51には、奥側のフレーム及び手前側のフレームにおいて、上下方向に貫通する共締孔53が長手方向に間隔あけて5つ形成されている。また、フレーム本体51における長手方向中央の奥向きに延びるフレームには、上下方向に貫通する共締孔53が1つ形成されている。さらに、フレーム本体51の長手方向一側及び他側に位置するフレームには、上下方向に貫通する取付孔54がそれぞれ1つ形成されている。上記フレーム部5を補強板4の下面に配設すると、フレーム本体51の共締孔53が補強板4の貫通孔41を介して、洗い場パン2の中央取付座部27aと、手前側取付座部26h〜26lと、奥側内方取付座部27d〜27hとに一致するようになっている。また同時に、フレーム本体51の取付孔54が補強板4の螺合孔42と一致するようになっている。
図4に示すように、脚部52の先端には、洗い場1の高さを調整するための高さ調整用ボルトB2とナットNuとが取り付けられている。これにより、高さ調整用ボルトB2で高さを調整し、ナットNuを用いて調整した高さを維持することができるようになっている。
次に、上記のように構成された洗い場1を製造する要領について説明する。まず、図6に示すように、断熱部材3を洗い場パン2の下面側から下側周壁部21b内へ挿入する。このとき、断熱部材3に形成された外側貫通孔31に外側取付座部26が挿通し、内側貫通孔32に内側取付座部27が挿通する。また、図5に示すように、第1主リブ24aの当接部24hが断熱部材3の挿通部33aに挿通し、非当接部24iが断熱部材3の溝部33bに入り込む。また同様に、第2主リブ24bの当接部24jが断熱部材3の挿通部34aに挿通し、非当接部24kが断熱部材3の溝部34bに入り込む。さらに、補助リブ24cが断熱部材3の溝部35に入り込み、周縁リブ24dが断熱部材3の切り欠き部36に挿通する。このとき、断熱部材3の厚さは外側取付座部26及び内側取付座部27の高さよりも厚く形成されているので、断熱部材3の下部が洗い場パン2の下側周壁部21bの下端より下方に飛び出すようになる。
次に、図2乃至図6に示すように、断熱部材3の下側に補強板4を配設し、該補強板4の下側にフレーム部5を配設する。そして、図4に示すように、フレーム本体51に形成した共締孔53と、補強板4に形成した貫通孔41とに固定用ボルトB1を挿通させ、該固定用ボルトB1を洗い場パン2の中央取付座部27a、手前側取付座部26h〜26l、奥側内方取付座部27d〜27hの螺子穴hに締め込み、フレーム部5と補強板4とを洗い場パン2の外側取付座部26及び内側取付座部27に固定用ボルトB1で一体に固定する。
また、図3又は図5に示すように、補強板4に形成した貫通孔41に固定用ボルトB1を挿通させ、該固定用ボルトB1を洗い場パン2の奥側取付座部26a〜26f、手前側取付座部26g、26m、一側取付座部26n、他側取付座部26o、奥側取付座部26p、26q、一側内方取付座部27b、他側内方取付座部27c、手前側内方取付座部27i、27jの螺子穴hに締め込み、補強板4を洗い場パン2に固定用ボルトB1で一体に固定する。
さらに、図5に示すように、フレーム本体51の取付孔54に固定用ボルトB1を挿通させ、該固定用ボルトB1を補強板4に形成した螺合孔42に締め込み、フレーム部5を補強板4に固定用ボルトB1で一体に固定する。
このとき、断熱部材3の厚さは、外側取付座部26及び内側取付座部27の高さよりも厚く形成しているので、補強板4を洗い場パン2に固定した際に断熱部材3は厚さ方向に圧縮され、洗い場パン2及び補強板4にしっかりと密着する。また、断熱部材3に外側貫通孔31及び内側貫通孔32を設けたので、洗い場パン2の外側取付座部26と内側取付座部27とをそれぞれ挿通させて、外側取付座部26と内側取付座部27とに補強板4を直接固定できるようになる。また、洗い場パン2には外側取付座部26だけでなく、内側取付座部27によって補強板4の内側が固定されるようになり、洗い場1の中央部分において洗い場パン2と補強板4とがしっかりと固定されるようになる。
以上説明したように、この実施形態に係る洗い場1によれば、洗い場パン2の下面には外側取付座部26と内側取付座部27とが形成され、外側取付座部26と内側取付座部27とを断熱部材3の外側貫通孔31と内側貫通孔32とにそれぞれ挿通させるようにしたので、洗い場パン2と補強板4とを直接固定でき、しかも、洗い場パン2の外周縁部に形成された外側取付座部26と、該外側取付座部26より内側に形成された内側取付座部27とを有するので、洗い場パン2の外周縁部と洗い場パン2の中央部分との両方を補強板4に固定でき、剛性の高い洗い場1とすることができる。さらに、洗い場パン2の外周縁部と洗い場パン2の中央部分とを補強板4に固定するようにしたことで、洗い場パン2と補強板4との間の断熱部材3が全体に亘って洗い場パン2の下面から離れにくくなり高い断熱性を得ることができる。
また、フレーム部5と補強板4とが洗い場パン2の共通の外側取付座部26及び内側取付座部27に固定用ボルトB1で一体に固定されるので洗い場1全体がさらに補強されるようになる。したがって、より剛性の高い洗い場1とすることができる。
また、洗い場パン2の第1主リブ24aが洗い場パン2の一端から他端まで延びており、洗い場パン2の第2主リブ24bが洗い場パン2の手前側端から奥側端まで延びているので洗い場パン2自体の剛性を高めることができ、その第1主リブ24aの当接部24h及び第2主リブ24bの当接部24jの先端が補強板4の上面と接するので、全体として高い剛性を得ることができる。また、第1主リブ24aの非当接部24i及び第2主リブ24bの非当接部24kの先端が補強板4の上面から離れるように形成されているので、洗い場パン2と補強板4との間で形成される断熱部材3配設用の空間が上記第1主リブ24a及び第2主リブ24bによって完全に分割されない。したがって、洗い場パン2と補強板4との間の断熱部材3を分割して成形する必要がなく一体成形品とすることができる。これにより断熱部材3を成形するための型費を削減でき、ひいてはコストを低減することができる。また、断熱部材3が一体成形品となっているので、洗い場パン2に断熱部材3を組み付ける際の組付け性も向上する。
また、奥側取付座部26a〜26f、手前側取付座部26g〜26i、手前側取付座部26k〜26m、奥側取付座部26p、26qが周縁リブ24dによって洗い場パン2の下側周壁部21b及び凹壁部21cと繋がるので、奥側取付座部26a〜26f、手前側取付座部26g〜26i、手前側取付座部26k〜26m、奥側取付座部26p、26qの強度を高めることができ、補強板4をより一層強固に固定することができる。
尚、フレーム部5と補強板4とが洗い場パン2の共通の外側取付座部26及び内側取付座部27に固定用ボルトB1で一体に固定されるようになっているが、フレーム部5が洗い場パン2における外側取付座部26にのみ補強板4と一体に固定されるようになっていてもよいし、洗い場パン2における内側取付座部27にのみ補強板4と一体に固定されるようになっていてもよい。
《発明の実施形態2》
図8は本発明の実施形態2に係る洗い場1を示す。この洗い場1は、洗い場パン2と補強板4との間に補強部材6を設けて、洗い場1を補強する構成となっている。この実施形態2では、以下に述べる点が実施形態1と異なっているほかは、実施形態2と同様に構成されているので、同一構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図8に示すように、実施形態2の洗い場パン2のパネル面部21の下面には、補強部材6を洗い場パン2に固定するための中央取付座部27a、一側補強部材用取付座部27s、27t、他側補強部材用取付座部27u、27vが形成されている。また、中央取付座部27aの手前側に手前側内方取付座部27rが形成されている。また、実施形態2の洗い場パン2では、実施形態1の洗い場パン2の奥側内方取付座部27e、27fが取り除かれ、奥側内方取付座部27d、27g、27hが実施形態1の洗い場パン2の位置に比べて若干手前側に位置するようになっている。さらに、手前側内方取付座部27i、27jが実施形態1の洗い場パン2の位置に比べて若干奥側に位置するようになっている。
中央取付座部27aの高さは、外側取付座部26より低くなるように形成されている。また、一側補強部材用取付座部27s、27tは、中央取付座部27aと同様の形状をなし、該中央取付座部27aと一側内方取付座部27bとの間に等間隔に位置付けられ、他側補強部材用取付座部27u、27vは、中央取付座部27aと同様の形状をなし、中央取付座部27aと他側内方取付座部27cとの間に等間隔に位置付けられている。そして、上記中央取付座部27aと、一側内方取付座部27bと、他側内方取付座部27cと、一側補強部材用取付座部27s、27tと、他側補強部材用取付座部27u、27vと、一側取付座部26nと、他側取付座部26oとが洗い場パン2の長手方向において直線上に並ぶようになっている。また、手前側内方取付座部27i、27j、27rが洗い場パン2の長手方向において直線上に並ぶようになっている。
一側奥寄り取付座部29aは、外側取付座部26よりも径が小さい円柱形状をなし、パネル面部21の一側奥寄りに4つ位置付けられている。同様に、一側手前寄り取付座部29bはパネル面部21の一側手前寄りに4つ位置付けられ、他側奥寄り取付座部29cはパネル面部21の他側奥寄りに4つ位置付けられ、他側手前寄り取付座部29dはパネル面部21の他側手前寄りに4つ位置付けられている。上記一側奥寄り取付座部29a、一側手前寄り取付座部29b、他側奥寄り取付座部29c、他側手前寄り取付座部29dは、後述する実施形態2の変形例2において、実施形態2のフレーム部5を脚部7に変更したときに使用するものであり、洗い場パン2に汎用性を持たせるために実施形態2の洗い場パン2においても設けられている。
一側補強部材用取付座部27s及び他側補強部材用取付座部27vの周縁と、一側補強部材用取付座部27sと他側補強部材用取付座部27vとの間には非当接部24iが形成されている。そして、上記非当接部24iの下端と中央取付座部27a、一側補強部材用取付座部27s及び他側補強部材用取付座部27vの下端とが面一となっている。
また、第2主リブ24bの当接部24jが、手前側内方取付座部27rの周縁に一体に形成されるとともに、手前側内方取付座部27rと下側周壁部21bの手前側の壁面との間に形成されている。また、補助リブ24cが、隣り合う一側奥寄り取付座部29a同士を繋ぐように形成されている。上記補助リブ24cは、一側手前寄り取付座部29bと、他側奥寄り取付座部29cと、他側手前寄り取付座部29dとにおいても同様に形成されている。
断熱部材3には、該断熱部材3を洗い場パン2の下側に配設したときに、洗い場パン2に形成された手前側内方取付座部27rと一致するように上下に貫通する内側貫通孔32が形成されている。また、断熱部材3には、洗い場パン2に形成された一側奥寄り取付座部29a、一側手前寄り取付座部29b、他側奥寄り取付座部29c、他側手前寄り取付座部29dと一致するように上下に貫通する内側貫通孔37が形成されている。
断熱部材3の奥向き方向中央の下面には、洗い場パン2の長手方向に延びる凹溝部3bが形成されている。上記凹溝部3bには、洗い場パン2の中央取付座部27aと、一側補強部材用取付座部27s、27tと、他側補強部材用取付座部27u、27vとに対応するように上下に貫通する貫通孔3cが長手方向に5つ形成されている。そして、洗い場パン2の下側に断熱部材3を配設したときに、一側奥寄り取付座部29a、一側手前寄り取付座部29b、他側奥寄り取付座部29c、他側手前寄り取付座部29dが内側貫通孔37に挿通するようになっている。さらに、貫通孔3cに中央取付座部27aと、一側補強部材用取付座部27s、27tと、他側補強部材用取付座部27u、27vとが貫通孔3cに挿通するようになっている。
補強板4には、補強板4を洗い場パン2の下側に配設したときに、洗い場パン2の手前側内方取付座部27rと一致する位置に貫通する貫通孔41が形成されている。また、補強板4には、洗い場パン2の一側奥寄り取付座部29a、一側手前寄り取付座部29b、他側奥寄り取付座部29c、他側手前寄り取付座部29dと一致する位置に貫通する貫通孔43が形成されている。
フレーム部5のフレーム本体51は、長手方向に延びる第1角パイプ55a及び第2角パイプ55bの間に奥向きに延びる第3角パイプ55c、第4角パイプ55d、第5角パイプ55eを繋ぎ合わせて形成されている。上記第3角パイプ55cは、第1角パイプ55a及び第2角パイプ55bの長手方向一端よりも少し他側寄りに繋ぎ合わされ、上記第4角パイプ55dは、第1角パイプ55a及び第2角パイプ55bの長手方向他端よりも少し一側寄りに繋ぎ合わされている。そして、第5角パイプ55eが第3角パイプ55cと第4角パイプ55dとの中間部分において、第1角パイプ55a及び第2角パイプ55bに繋ぎ合わされている。上記フレーム部5を補強板4の下面に配設すると、フレーム本体51の奥側に位置する第1角パイプ55aが補強板4の切り欠き部4aより手前側に位置するようになり、フレーム本体51の手前側に位置する第2角パイプ55bが補強板4の手前側端部より若干奥側に位置するようになる。また、第3角パイプ55c及び第4角パイプ55dは、洗い場パン2の手前側内方取付座部27i、27jの下方に位置するようになっている。
フレーム本体51の第1角パイプ55aには、洗い場1を組み立てたときに、洗い場パン2の奥側内方取付座部27d、27g、27hと一致する共締孔53と、補強板4の螺合孔42と一致する取付孔54が形成されている。また、第2角パイプ55bには、洗い場パン2の手前側取付座部26h〜26lと一致する共締孔53が形成されている。また、第3角パイプ55cには、洗い場パン2の手前側内方取付座部27iと一致する共締孔53が形成されている。また、第4角パイプ55dには、洗い場パン2の手前側内方取付座部27jと一致する共締孔53が形成されている。また、第5角パイプ55eの中央には洗い場パン2の手前側内方取付座部27rと一致する共締孔53が形成されている。
補強部材6は、鋼板によるプレス成形品であり、本体部61とフランジ部62とで構成されている。上記本体部61は、洗い場パン2の長手方向に延びており、断面がコ字状で下側に開口している。本体部61は、断熱部材3の下側に補強部材6を配設したときに、断熱部材3の凹溝部3bに嵌るようになっており、上記本体部61の上面には、断熱部材3の貫通孔3cと一致する取付孔61aが形成されている。また、フランジ部62は、断熱部材3の下側に補強部材6を配設したときに、フランジ部62の上面が断熱部材3の下面に沿うようになっている。上記フランジ部62には、断熱部材3の内側貫通孔32と一致する共締孔62aが形成されている。
次に、上記のように構成された洗い場1を製造する要領について説明する。実施形態1と同様に、断熱部材3を洗い場パン2の下面側から挿入すると、洗い場パン2の手前側内方取付座部27rが内側貫通孔32に挿通し、一側奥寄り取付座部29a、一側手前寄り取付座部29b、他側奥寄り取付座部29c、他側手前寄り取付座部29dが内側貫通孔37に挿通する。さらに、洗い場パン2の中央取付座部27a、一側補強部材用取付座部27s、27t、他側補強部材用取付座部27u、27vが断熱部材3の貫通孔3cに挿通する。
次に、断熱部材3の凹溝部3bに補強部材6を嵌め込み、取付孔61aに固定用ボルトB1を挿通させ、洗い場パン2の中央取付座部27a、一側補強部材用取付座部27s、27t、他側補強部材用取付座部27u、27vの螺子穴hに固定用ボルトB1を締め込む。これにより、補強部材6が洗い場パン2に固定される。
次に、断熱部材3の下側に補強板4を配設し、貫通孔43に固定用ボルトB1を挿通させ、洗い場パン2の一側奥寄り取付座部29a、一側手前寄り取付座部29b、他側奥寄り取付座部29c、他側手前寄り取付座部29dの螺子孔hに固定用ボルトB1を締め込む。
次に、補強板4の下側にフレーム部5を配設し、フレーム部5に形成した共締孔53と、補強板4に形成した貫通孔41と、補強部材6に形成した共締孔61bとに固定用ボルトB1を挿通させ、洗い場パン2の奥側内方取付座部27d、27g、27h及び手前側内方取付座部27i、27j、27rの螺子穴hに固定用ボルトB1を締め込む。これにより、フレーム部5と補強板4と補強部材6とが洗い場パン2の共通の内側取付座部27に固定用ボルトB1で一体に固定されるようになる。
以上説明したように、実施形態2に係る洗い場1によれば、洗い場パン2に補強部材6が固定され、該補強部材6と補強板4とが洗い場パン2の内側取付座部27に固定用ボルトB1で一体に固定されるので洗い場1全体がさらに補強されるようになり、剛性の高い洗い場1とすることができる。
尚、実施形態2では、補強部材6を1つ洗い場パン2に取り付けているが、奥行き方向に複数取り付ける構成であってもよい。
また、補強部材6は、フランジ部62が設けられていない本体部61のみの形状であってもよい。
図9は実施形態2の変形例1を示す。この変形例1では、以下に述べる点が実施形態2と異なっているほかは、実施形態2と同様に構成されているので、同一構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。すなわち、変形例1では、フレーム部5の代わりに脚部7が洗い場パン2の下面側に4つ取り付けられる構成となっている。
脚部7は、洗い場パン2の下面側の四隅に取り付けられる樹脂製の射出成形品であり、略矩形の取付座部71と、該取付座部71の下面から下方に突出する脚部本体72とを有している。取付座部71には、補強板4の下面に取付座部71を配設した際に、貫通孔43と一致するように貫通孔71aが形成されている。脚部本体72は、断面が円状をなし、下側に向かって次第に径が小さくなるような略円錐状をなしている。該脚部本体72の側壁には上下に延びるリブ72aが円周方向に複数形成されている。そして脚部本体72の下端部分には、洗い場1の高さを調整するための高さ調整用ボルトB2が取り付けられている。
次に、洗い場1を製造する要領について説明する。この変形例1では実施形態2の製造の要領と異なっている点を以下に説明する。
洗い場パン2の下面に断熱部材3と補強部材6と補強板4とを配設した後、該補強板4の下面に脚部7を配設する。脚部7に形成した貫通孔71aと補強板4に形成した貫通孔43とに固定用ボルトB1を挿通させ、該固定用ボルトB1を洗い場パン2の一側奥寄り取付座部29a、一側手前寄り取付座部29b、他側奥寄り取付座部29c、他側手前寄り取付座部29dの螺子孔hに固定用ボルトB1を締め込む。これにより、補強板4と脚部7とが洗い場パン2の内側取付座部27に固定用ボルトB1で一体に固定されるようになる。したがって、樹脂製の脚部7を用いても剛性の高い洗い場1とすることができる。
図10は実施形態2の変形例2を示す。この変形例2では、以下に述べる点が実施形態2と異なっているほかは、実施形態2と同様に構成されているので、同一構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。すなわち、変形例2では、補強部材6のフランジ部62が上側に位置するような向きで補強部材6を洗い場パン2に取り付けるようになっている。
図10に示すように、変形例2で使用する洗い場パン2では、実施形態2における洗い場パン2の奥側内方取付座部27d、27g、27h、手前側内方取付座部27r、27i、27jが設けられていない。また、実施形態2における洗い場パン2の中央取付座部27a、一側補強部材用取付座部27s、27t、他側補強部材用取付座部27u、27vの高さは、外側取付座部26と同じ高さとなるように形成されている。また、第1主リブ24aの当接部24hは、中央取付座部27a、一側補強部材用取付座部27s、27t、他側補強部材用取付座部27u、27vの周縁において一体に形成されている。
変形例2で使用する断熱部材3では、洗い場パン2の下面側に断熱部材3を配設したときに、実施形態2における洗い場パン2の奥側内方取付座部27d、27g、27h、手前側内方取付座部27r、27i、27jに対応する内側貫通孔32が形成されていない。また、断熱部材3の下面には、洗い場パン2の長手方向に真っ直ぐ延びる凹溝部3fが奥行き方向中央を中心として対称に一対形成されている。上記凹溝部3fは、断熱部材3の下面側に補強部材6を配設すると、補強部材6のフランジ部62が嵌るようなっている。
変形例2で使用する補強板4には、洗い場パン2の下面側に補強板4を配設したときに、洗い場パン2の中央取付座部27a、一側補強部材用取付座部27s、27t、他側補強部材用取付座部27u、27vと一致する位置に貫通する貫通孔44が形成されている。また、変形例2で使用する補強部材6のフランジ部62には共締孔62aが形成されていない。
次に、洗い場1を製造する要領について説明する。この変形例2では実施形態2の製造の要領と異なっている点を以下に説明する。
断熱部材3を洗い場パン2の下面側から挿入した後、補強部材6のフランジ部62が断熱部材3の凹溝部3fに嵌るように、補強部材6を断熱部材3の下側に配設する。そして、断熱部材3の下側に補強板4を配設し、貫通孔44に固定用ボルトB1を挿通させ、洗い場パン2の中央取付座部27a、一側補強部材用取付座部27s、27t、他側補強部材用取付座部27u、27vの螺子穴hに固定用ボルトB1を締め込む。これにより、補強板4と補強部材6とが洗い場パン2の内側取付座部27に固定用ボルトB1で一体に固定されるようになる。
以上説明したように、実施形態2の変形例2に係る洗い場1によれば、補強部材6と補強板4とが洗い場パン2の内側取付座部27に固定用ボルトB1で一体に固定されるので剛性の高い洗い場1とすることができる。
図11は実施形態2の変形例3を示す。この変形例3では、以下に述べる点が変形例1と異なっているほかは、変形例1と同様に構成されているので、同一構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。すなわち、変形例3では、奥向き方向に延びる補強部材6a及び補強部材6bが取り付けられる構成となっている。
断熱部材3の下面には、奥行き方向に延びる溝部3d及び溝部3eが形成されている。溝部3dは洗い場パン2の長手方向一側に位置し、奥行き方向中央部分が凹溝部3bにおける洗い場パン2の長手方向一端と繋がっている。溝部3dにおける洗い場パン2の長手方向他側は、長手方向一側よりも溝が深く形成されている。また、溝部3eは洗い場パン2の長手方向他側に位置し、奥行き方向中央部分が凹溝部3bにおける洗い場パン2の長手方向他端と繋がっている。溝部3eにおける洗い場パン2の長手方向一側は、長手方向他側よりも溝が深く形成されている。
補強部材6aは、奥行き方向に延びる鋼板であり、長手方向他側に段差面部63aが形成されている。補強部材6aは、断熱部材3の溝部3dに嵌るようになっている。また、補強部材6aを洗い場パン2の下面に配設したときに、一側奥寄り取付座部29a、一側手前寄り取付座部29bと一致する位置に貫通孔64aが形成され、一側取付座部26nと一致する位置に貫通孔65aが形成されている。
補強部材6bは、奥行き方向に延びる鋼板であり、長手方向一側に段差面部63bが形成されている。補強部材6bは、断熱部材3の溝部3eに嵌るようになっている。また、補強部材6bを洗い場パン2の下面に配設したときに、他側奥寄り取付座部29c、他側手前寄り取付座部29dと一致する位置に貫通孔64bが形成され、他側取付座部26oと一致する位置に貫通孔65bが形成されている。
次に、洗い場1を製造する要領について説明する。この変形例3では変形例1の製造の要領と異なっている点を以下に説明する。
断熱部材3を洗い場パン2の下面側から挿入した後、補強部材6aを溝部3dに嵌め、補強部材6bを溝部3eに嵌める。その後、補強部材6を断熱部材3の凹溝部3bに嵌める。このとき、補強部材6aの段差面部63a及び補強部材6bの段差面部63bの下側に、補強部材6の本体部61が配設されるようになる。そして、固定用ボルトB1を用いて洗い場パン2に補強部材6を固定し、と補強板4を配設して洗い場パン2と補強板4とを固定した後、脚部7の貫通孔71aと、補強板4の貫通孔43と、補強部材6aの貫通孔64aとに固定用ボルトB1を挿通し、固定用ボルトB1を洗い場パン2の一側奥寄り取付座部29a、一側手前寄り取付座部29bに締め込む。また、脚部7の貫通孔71aと、補強板4の貫通孔43と、補強部材6bの貫通孔65bとに固定用ボルトB1を挿通し、固定用ボルトB1を洗い場パン2の他側奥寄り取付座部29c、他側手前寄り取付座部29dに締め込む。これにより、脚部7と補強板4と補強部材6aとを洗い場パン2に一体に固定し、脚部7と補強板4と補強部材6bとを洗い場パン2に一体に固定するので、剛性の高い洗い場1とすることができる。
また、補強板4の貫通孔41と、補強部材6aの貫通孔65aとに固定用ボルトB1を挿通し、固定用ボルトB1を洗い場パン2の一側取付座部26nに締め込む。同様に、補強板4の貫通孔41と、補強部材6bの貫通孔65bとに固定用ボルトB1を挿通し、固定用ボルトB1を洗い場パン2の他側取付座部26oに締め込む。これにより、補強板4と補強部材6aとが洗い場パン2の一側取付座部26nに固定用ボルトB1で一体に固定されるようになり、補強板4と補強部材6bとが洗い場パン2の他側取付座部26oに固定用ボルトB1で一体に固定されるようになる。
尚、補強部材6と補強部材6aと補強部材6bとをそれぞれ洗い場パン2に組み付けるようになっているが、予め補強部材6と補強部材6aと補強部材6bとを連結させておいてから洗い場パン2に組み付けるようにしてもよい。
以上説明したように、実施形態2の変形例3に係る洗い場1によれば、補強部材6と補強板4とが洗い場パン2の外側取付座部26に固定用ボルトB1で一体に固定されるので剛性の高い洗い場1とすることができる。
尚、本発明の実施形態における洗い場パン2は、バルクモールディングコンパウンドを射出成形しているが、シートモールディングコンパウンドやABSやアクリルを射出成形してもよい。
また、断熱部材3の材質は、発泡ポリスチレンからなるがこれに限らず、例えば、発泡プロピレンからなるものを用いてもよい。
また、補強板4は鋼板製であるが、この材質に限らず、例えば、FRP(繊維強化プラスチック)などを用いても良い。
また、フレーム部5は鉄製の角パイプを用いて形成されているが、この材質に限らず、例えば、ステンレスやアルミニウム等を用いてもよい。
また、補強部材6は断面がL字状で洗い場パン2の長手方向に延びるような鋼材を用いてもよい。
また、本発明ではフレーム部5における脚部52の先端に高さ調整用ボルトB2を設けているが、高さ調整用ボルトB2を設けずに脚部52のみの構成としてもよい。
本発明は、例えば、洗い場パンと、断熱部材と、補強板とで構成される多層構造の洗い場構造として適している。
1 洗い場
2 洗い場パン
21b 下側周壁部
24a 第1主リブ(補強リブ)
24b 第2主リブ(補強リブ)
24d 周縁リブ
24h 当接部
24i 非当接部
24j 当接部
24k 非当接部
26 外側取付座部
27 内側取付座部
3 断熱部材
3a 切り欠き部
31 外側貫通孔
32 内側貫通孔
33a 挿通部
33b 溝部
34a 挿通部
34b 溝部
35 溝部
36 切り欠き部
4 補強板
4a 切り欠き部
5 フレーム部
51 フレーム本体
52 脚部
6 補強部材
6a 補強部材
6b 補強部材
B1 固定用ボルト(固定部材)
B2 高さ調整用ボルト
Nu ナット

Claims (5)

  1. 樹脂製のパネル状の洗い場パンと、
    該洗い場パンの下側に配設される補強板と、
    上記洗い場パンと上記補強板との間に配設される断熱部材とを有する洗い場構造であって、
    上記洗い場パンの外周縁部には、上記補強板の外周縁部が固定される外側取付座部が設けられ、
    上記洗い場パンの外周縁部よりも内側には、上記補強板の外周縁部よりも内側が固定される内側取付座部が設けられ、
    上記断熱部材には、上記外側取付座部と上記内側取付座部とがそれぞれ挿通する外側貫通孔と内側貫通孔とが形成され、
    上記補強板が上記取付座部に固定部材により固定されていることを特徴とする洗い場構造。
  2. 請求項1に記載の洗い場構造であって、
    補強板にはフレーム部が取り付けられ、
    上記フレーム部と上記補強板とが洗い場パンの外側取付座部及び/又は内側取付座部に固定部材で一体に固定されることを特徴とする洗い場構造。
  3. 請求項1又は2に記載の洗い場構造であって、
    洗い場パンの下面には補強板の上面に向かって突出するとともに上記洗い場パンの一端から他端まで繋がる補強リブが形成され、
    上記補強リブは、上記補強板の上面に先端が接する当接部と、上記補強板の上面から先端が離れるように形成された非当接部とを有し、
    断熱部材には、上記当接部が挿通する挿通部と、上記非当接部が入り込む溝部とが形成されていることを特徴とする洗い場構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の洗い場構造であって、
    洗い場パンの外周縁部には、下方に突出する周壁部と、該周壁部と外側取付座部との間を繋ぐ周縁リブとが設けられていることを特徴とする洗い場構造。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の洗い場構造であって、
    洗い場パンと補強板との間には上記洗い場パンに固定される補強部材が設けられ、
    上記補強板と上記補強部材とが洗い場パンの内側取付座部及び/又は外側取付座部に固定部材で一体に固定されることを特徴とする洗い場構造。
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