JP2005036563A - 防水パンの補強構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 防水パンのリブの肉厚を増加させないで、床部の床面強度を向上させる防水パンの補強構造を提供することを目的とする。
【解決手段】裏面に格子状に突出して縦リブ141と横リブ142とから形成された補強リブ14に補強金具20が固着されてなる防水パンの補強構造であって、補強金具20は底板部21の両側に屈曲して立ち上げた側板部22が設けられ、該側板部22に縦リブ141が挿入可能な切欠部23を縦リブ141の配列ピッチで形成し、該切欠部23に縦リブ141が挿入されるとともに側板部22が横リブ142に固着されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユニットバス、トイレユニット、洗面ユニット、洗濯機等が載置される防水パンの補強構造に関する。
従来、ユニットバス、トイレユニット、洗面ユニット、洗濯機、その他の設備ユニットからの排水、或いは飛沫水等で床上が濡れないように、防水パンが広く使用されている(例えば、特許文献1を参照。)。
この防水パンは、繊維強化合成樹脂(FRP)で製せられており、その構造として、例えば浴室ユニットの洗い場の場合、図10に示すように、洗い場床部11の周囲に立上壁12を設け、この立上壁12の上端には、側壁パネルを載置するための壁パネル載置部13を形成している。
また、防水パン10は床部11上を使用者が移動したりすると撓むことがあるので、床部10の裏面側に格子状の補強リブ14を突出形成し、補強するようにしており、四隅に脚フレーム15を設け、この脚フレーム15にボルト脚16を取付けている。更にまた、排水口17の裏側には、排水トラップとの接続口18を箱状に突出形成している。
ところで、防水パン10の床部11の裏面側に格子状の補強リブ14を設けに補強構造では、床面の撓み防止が不十分であるので、更に防水パン10の床面強度を向上させるために、補強リブ14の本数を増やしたり、補強リブ14や床部11の肉厚を大きくしたり、ボルト脚16の本数を追加したりするなどの改善を試みていた。
実用新案登録2528054号公報(図3及び図4)
しかしながら、補強リブ14の本数を増やしたり、補強リブ14や床部11の肉厚を大きくしたりすると、製品重量が極端に大きくなってしまい、施工が困難になってしまうとともに、重量増加分の材料費が嵩み,大幅なコストアップとなる。また、補強リブ14の肉厚を大きくすると防水パン10の床表面に補強リブ14の成形収縮によるひけが生じてしまい、外観不良となることもある。
また、防水パン10にボルト脚16を追加した場合、ボルト脚16の増えたことにより防水パン14のガタツキによる音鳴りが発生し、躯体床面との脚の設置高さの調整に手間がかかるという問題点があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、防水パンのリブの肉厚を増加させないで、床部の床面強度を向上させる防水パンの補強構造を提供することにある。
請求項1記載の本発明の防水パンの補強構造は、裏面に格子状に突出して縦リブと横リブとから形成された補強リブに補強金具が固着されてなる防水パンの補強構造であって、補強金具は底板部の両側に屈曲して立ち上げた側板部が設けられ、該側板部に縦リブ(または横リブ)が挿入可能な切欠部が縦リブ(または横リブ)の配列ピッチで形成され、該切欠部に縦リブ(または横リブ)が挿入されるとともに側板部が横リブ(または縦リブ)に固着されているものである。
本発明において、防水パンの裏面に突出形成される補強リブとしては、縦リブと横リブとから形成されるもので、その材質は防水パン自体の材質と同じで、防水パンと一体にFRPでプレス成形により形成されたものが挙げられる。
補強金具としては、鉄、アルミニウム等の鋼板が挙げられるが、耐久性、耐食性、コストを考慮すると、亜鉛メッキ鋼板が好ましい。また、鋼板の板厚みは、重量が上がらず、ドリリングビスで固定するときに鋼板が内側に屈曲して倒れない程度で、1.0〜1.6mmの範囲が好ましい。そして、その形状としては、鋼板等の長尺板体から補強リブと干渉する部分を切り欠いて、両側壁部をプレス金型により屈曲して起立させた断面凹溝型の構造が好ましい。
請求項2記載の本発明の防水パンの補強構造は、請求項1記載の防水パンの補強構造において、横リブ(または縦リブ)の間に補強金具がはめ込まれ、側板部の外側面が横リブ(または縦リブ)に重合されているものである。
請求項3記載の本発明の防水パンの補強構造は、請求項2記載の防水パンの補強構造において、横リブ(または縦リブ)に側板部がビスにより固着されるものである。
ビスを用いることにより、FRP製の補強リブを貫通して補強金具の側板部に螺着することができるので、固着したビスに緩みが生じることがない。
請求項4記載の本発明の防水パンの補強構造は、請求項3記載の防水パンの補強構造において、ビスが孔あけとねじ込みが同時に行うことができるドリリングビスである。
上記ドリリングビスは、先端が孔あけのドリル機能を有したねじ構造となっており、このようなドリリングビスを用いることにより、ドリルやキリ等でビスの取付孔を穿設する手間が省けることになり、FRP製の補強リブを貫通して補強金具の側板部に簡単にねじ着することができる。
請求項5記載の本発明の防水パンの補強構造は、請求項1または2記載の防水パンの補強構造において、横リブ(または縦リブ)に側板部が接着剤により固着されているものである。
請求項5記載の防水パンの補強構造において用いられる接着剤としては、2液型アクリル系接着剤等が挙げられる。
本発明の防水パンの補強構造は、裏面に格子状に突出して縦リブと横リブとから形成された補強リブに補強金具が固着されてなる防水パンの補強構造であって、補強金具は底板部の両側に屈曲して立ち上げた側板部が設けられ、該側板部に縦リブ(または横リブ)が挿入可能な切欠部が縦リブ(または横リブ)の配列ピッチで形成され、該切欠部に縦リブ(または横リブ)が挿入されるとともに側板部が横リブ(または縦リブ)に固着されているので、防水パンの重量を増加させずに、防水パンの床面強度を向上させることができ、従って、施工性を低下させず、コストが上昇するのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の防水パンの補強構造の一実施例を示す断面図、図2は同じく本発明防水パンの補強構造の底面図、図3は本発明において使用される防水パンの底面図、図4は本発明において使用される補強金具の斜視図、図5は同上補強金具を防水パンの裏面に取付ける状態を説明する断面図、図6は本発明の防水パンの補強構造の要部拡大断面図、図7は本発明の防水パンの補強構造の他の例を示す要部拡大断面図である。
図1〜3に於いて、10は防水パンで、11は防水パンの床部、12は床部11の周縁に形成された立上壁、13は立上壁12に延設された壁パネル載置部である。床部11の裏面に格子状に補強リブ14が突出形成されており、四隅には脚フレーム15が取付けられ、この脚フレーム15にボルト脚16が高さ調整自在に取付けられている。更にまた、排水口17の裏側には、排水トラップとの接続口18が箱状に突出形成されている。
20は補強金具で、床部10の裏面の縦リブ141と横リブ142とからなる補強リブ14に固着されている。
この補強金具20は、図4に示すように、底板部21の両側に屈曲して側板部22が立設され、側板部22に縦リブ141が挿入可能な切欠部23が縦リブ141の配列ピッチで形成されている。
また、補強金具20の底板部21の幅寸法は横リブ142、142の間にはめ込むことができる寸法とされており、この場合、中央の横リブ142を跨いで、両側の横リブ142、142との間に挟まれた状態ではめ込まれている。
以下に、本発明の実施の形態における具体的を実施例を比較例と対比して説明する。
図1に示す防水パンの補強構造に於いて、防水パン10としては、図3に示すような浴室ユニット用防水パン(セキスイバスサルーンNPシリーズ.1621ユニット:積水ホームテクノ株式会社製)を使用した。
また、補強金具20としては、図4に示すような溝型形状で、鋼板の材質としてはSS400亜鉛メッキ鋼板、板厚は1.2mmのものを使用した。補強金具20の寸法は長さLが1210mm、底板部21の幅Wが151mm、側壁部22の高さHが35mmとなるものを使用した。
上記防水パン10の裏面には、図5に示すように、縦リブ141を補強金具20の切欠部23に挿入するとともに横リブ142、142の間に両側板部22、22を摺動させながらをはめ込み、図6に示すように、側板部22の外側面と横リブ142の内面とを重合させ、ドリリングビス30を用いて、横リブ142から補強鋼板20の側板部22へと螺着して固定した。
このように補強された防水パン10の裏面に、ボルト脚付きフレーム15を取付け、常温下において、防水パン10の上面中央部に直径150mmのゴム板を敷設して、そのゴム板の上に100kgfの錘を載置し、床部の最大撓みを測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2005036563
上記実施例1の補強金具20の側板部22への固着方法において、ドリリングビス30を用いないで、図7に示すように、接着剤40により補強金具20の側板部22を横リブ142に固着した。それ以外は実施例1と同様に行って、補強された防水パンを得た。その結果を表1に示す。
(比較例1)
図8に示すように、防水パン10の裏面に補強金具20を取付けなかった。それ以外は実施例1と同様に行って、防水パンの評価を行った。その結果を表1に示す。
(比較例2)
上記比較例1において、図9に示すように防水パン10の裏面に縦リブ141、横リブ142の補強リブ14の本数を増加させ、更に、中央部に斜めリブ143を追加した。それ以外は実施例1と同様に行って、防水パンの評価を行った。その結果を表1に示す。
以上、本発明実施の形態を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこの実施例のものに限られるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、防水パン10の裏面には、横リブ142を補強金具20の切欠部23に挿入するとともに縦リブ141、141の間に両側板部22、22を摺動させながらをはめ込むようにして、補強金具20の取付け方向を変えてもよい。
本発明の防水パンの補強構造の一実施例を示す断面図である。 同じく本発明防水パンの補強構造を示す底面図である。 本発明において使用される防水パンの底面図である。 本発明において使用される補強金具の斜視図である。 同上補強金具を防水パンの裏面に取付ける状態を説明する断面図 本発明の防水パンの補強構造を説明する要部拡大断面図である。 本発明の防水パンの補強構造の他の実施例を説明する要部拡大断面図である。 本発明の防水パンの補強構造の比較例を示す底面図である。 同じく他の比較例を示す底面図である。 従来例を説明する断面図である。
符号の説明
10 防水パン 11 床部
12 立上壁
13 壁パネル載置部
14 補強リブ
141 縦リブ
142 横リブ
20 補強金具
21 底板部
22 側壁部
23 切欠部
30 ビス(ドリリングビス)
40 接着剤

Claims (5)

  1. 裏面に格子状に突出して縦リブと横リブとから形成された補強リブに補強金具が固着されてなる防水パンの補強構造であって、補強金具は底板部の両側に屈曲して立ち上げた側板部が設けられ、該側板部に縦リブ(または横リブ)が挿入可能な切欠部を縦リブ(または横リブ)の配列ピッチで形成し、該切欠部に縦リブ(または横リブ)が挿入されるとともに側板部が横リブ(または縦リブ)に固着されていることを特徴とする防水パンの補強構造。
  2. 横リブ(または縦リブ)の間に補強金具がはめ込まれ、側板部の外側面が横リブ(または縦リブ)に重合されていることを特徴とする請求項1記載の防水パンの補強構造。
  3. 横リブ(または縦リブ)に側板部がビスにより固着されていることを特徴とする請求項2記載の防水パンの補強構造。
  4. ビスが孔あけとねじ込みが同時に行うことができるドリリングビスであることを特徴とする請求項3記載の防水パンの補強構造。
  5. 横リブ(または縦リブ)に側板部が接着剤により固着されていることを特徴とする請求項1または2記載の防水パンの補強構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011241654A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Sekisui Chemical Co Ltd 防水床パン
JP2013067944A (ja) * 2011-09-20 2013-04-18 Panasonic Corp 床パン補強構造

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