JP2010254435A - 中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の折り曲げ排出方法 - Google Patents

中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の折り曲げ排出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙束の綴じ部を抑えて該用紙束の端を捌いて複数枚同時に折り曲げることで、用紙束の折り目付けを正確にかつ効率的に行う。
【解決手段】所定枚数の用紙束P1を先端が尖った山形の折り受け部材6(12、22、42)上に折り目が付けられた状態に支持させてそのセンター位置をステープラによって綴じた後、上記折り受け部材6(12、22、42)を回転させて2つ折り状態になっている上記用紙束P1を送りベルトB1〜B5上に落下させ、上記用紙束P1を2つの折りローラR2〜R6間に送り込んで折り曲げた後に排出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の処理と搬送技術に関し、特に用紙の折り曲げと排出の方法に関する。
用紙束のセンターを綴じる中綴じ用の上下分離ステープラにおいては20枚以下の枚数であれば、中綴じ後一気に用紙束を折って折り目を付けることができるが、50枚程度になると一気に折り目を付けることが困難となる。このため、予め1枚ずつ、もしくは複数枚ずつ用紙を折っておき、これら用紙の所定枚数をスタックして用紙束を形成してから該用紙束を綴じるようにしたものが提案されており、その一例として、画像形成装置における所要の処理を経て排出された用紙を冊子折り装置により予め1枚ずつ、もしくは複数枚ずつ冊子折り処理して折り目付けを行い、冊子折り処理された用紙を順次鞍部に鞍入りさせて受針機構の押圧部材と打針機構からなる2分割構造の綴じ手段を用いて折り目部に打針して用紙束を綴じた後、用紙束を鞍部から排出するようにした中綴じ手段を備えた中綴じ用ステープラ搭載のフィニッシャが既に知られている。
特開2006−219296号公報
しかしながら、用紙の折り目付けを1枚ずつ、もしくは複数枚ずつ行って、これら折り目付けした用紙を順次鞍部上に載置して折り目部を綴じた後に、用紙束を鞍部から排出するための搬送経路の構造はステープルの針足が引っ掛からないように工夫するためシンプルな構造にはできないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解消するため、鞍部での用紙束の中綴じ作業に際し、センターを綴じた用紙束に容易かつ確実に折り目を付けて排出することができる、中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の折り曲げ排出方法を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、所定枚数の用紙束を先端が尖った山形の折り受け部材上に折り目が付けられた状態で支持させてそのセンター位置をステープラによって綴じた後、上記折り受け部材を回転させて2つ折り状態になっている上記用紙束を送りベルト上に落下させ、上記用紙束を2つの折りローラ間に送り込んで折り曲げた後に排出させることを主な特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記ステープラによって綴じた後にセンターが保持された用紙束の左右両側を捌きローラで捌き、折りブレードにより用紙束の左右両側を折り受け部材の両側に沿うように折り曲げて該用紙束の上記綴じ位置に折り目付けを行った後、折り受け部材が回転するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の折り曲げ方法。
請求項3に係る発明は、請求項1において、上記折り受け部材の上端に山形の鞍部を設けるとともに、上記折り受け部材を楕円又は円軌道に沿って回転可能に取り付け、上記エンドレスベルトの軌道に沿って順次、用紙載せ部、用紙束綴じ位置、用紙束排出部を配置し、用紙載せ部で上記折り受け部材の上端に設けた鞍部に所定枚数の用紙束を2つ折り状態で載置し、用紙束綴じ位置で用紙束のセンターを綴じ、用紙束排出部でエンドレスベルトの回転に伴って折り受け部材を回転させて上記用紙束を上記送りベルト上に落下させることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1において、上記折り受け部材の上端に設けた鞍部上に所定枚数の用紙束を2つ折り状態で載置し、さらに用紙束のセンターを綴じた後、上記用紙束の一方の端部を排出用ピンにより押し上げて上記鞍部上から落下させることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかにおいて、上記折り受け部材の上端にはステープルを折り曲げるクリンチャユニットが設けられ、折り受け部材に対向する位置にはステープルを打ち出すドライバユニットが設けられていることを特徴とする。
本発明に係る中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の折り曲げ方法によれば、所定枚数の用紙束は山形の折り受け部材上に支持されて2つ折り状態になっている用紙束をステープラによって綴じた後に、折り受け部材を回転させて2つ折り状態になっている上記用紙束を送りベルト上に落下させる。このとき、用紙束は2つ折り状態で送りベルト上に載置されるから、上記用紙束を2つの折りローラ間に送り込むと、用紙束はより完全に2つ折りとなるとともに、排出される。したがって、用紙の搬送経路を短くすることができるとともに、簡単な構造によって容易かつ確実に用紙束を折り曲げ、折り曲げた後に排出させることができる。
(a)(b)は、中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙のスタックと用紙束の中綴じ方法を示した説明図である。(実施形態1) (a)(b)は、図1において中綴じされた用紙束の折り曲げ方法と排出方法を示した説明図である。(実施例1) (a)(b)は、他の中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙束の綴じ方法と排出方法を示した説明図である。(実施形態2) 更に他の中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の中綴じと排出方法の実施例を示した説明図である(実施形態3) 他の中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の中綴じと排出方法の実施例を示した説明図である。(実施形態4) 更に他の中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の排出方法の実施例を示した説明図である。(実施形態5)
(実施形態1)
図1(a)(b)および図2に基づいて、中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の処理搬送方法の1つとして位置付けられる用紙の折り曲げ排出方法を説明する。
図1(a)(b)に示すように、中綴じ用のステープラは、上下で分離したドライバユニット1とクリンチャユニット2を備え、ドライバユニット1とクリンチャユニット2間に供給された用紙Pをステープルで綴じることができるようになされており、このためにドライバユニット1とクリンチャユニット2間への用紙Pの供給と排出を行なうための送りローラR1が設けられ(なお、供給側ローラは図示されていない)、また、後述されるところであるが用紙綴じに際し用紙Pの保持と整列を行うための装置が設けられている。
用紙Pの供給と排出を行なう送りローラは、排出側の送りローラR1のみが図示されるが、両送りローラはいずれも一対の上下で間隔をもって対向配置されたローラからなり、用紙綴じのために供給された用紙P、もしくは用紙綴じ後に排出される用紙束P1を上下一対のローラで挟むことができるようにこれらローラは互いに接近し、また離反可能に構成されている。
用紙Pの保持と整列を行うための装置は、ストッパ装置3と整列レバー4からなり、ストッパ装置3は横断面L字型の形状を呈しており、L字型の一辺である垂直辺を取付部3aとして該取付部3aの上端がスライド可能でかつ回動可能な支点3cを介して装置本体部に取り付けられ、これによりストッパ装置3は装置本体部に対してスライド可能かつ回動可能に保持されている。
そして、垂直辺である取付部3aは送り込まれる所定枚数の用紙Pをスタックした用紙束P1の一端部に当接して、もしくは整列レバー4により用紙束P1の端部を揃える時の押し込みで用紙束P1の一端部に当接して用紙束P1の位置を決める機能部とされている。
一方、L字型の他辺である水平辺は用紙受け3bを形成しており、用紙受け3bは1枚ずつ順次送り込まれた所定枚数の用紙Pを保持する機能を有しており、送り込まれた所定枚数の用紙Pをスタックしてなる用紙束P1の先端を支持して、クリンチャユニット2による用紙束P1の中間部近傍の支持と相俟って用紙束P1を上記ドライバユニット1とクリンチャユニット2間で傾くことなく安定保持するようにしている。
整列レバー4は棒状部材、板部材等からなり、該レバー4は、棒状部材もしくは板部材の下端である基端が回動支点4aを介して装置本体部に回動可能に保持されており、その回動において用紙束P1の他端部に当接して押し込むことにより上記ストッパ3へ用紙束P1一端部が当接し、用紙束P1を正しい綴じ位置に位置付けするようになされている。
綴じられた用紙束P1は排出側送りローラR1の駆動により排出されるが、この時、ストッパ装置3は排出される用紙束P1の邪魔にならない位置に回動退避できるようになされており、また、整列レバー4は作動位置から初期位置に戻るようになされている。
次に、図2(a)(b)に示されるように、中央部が綴じられ排出された用紙束P1を受けて、用紙束P1の中央部に折り目P11を付ける折り目付け装置5が設けられている。折り目P11を付ける折り目付け装置5は、綴じられた用紙束P1のステープルの位置を押し付ける折り受け部材6と、折り受け部材6の押し付け反力を受ける用紙Pの加圧装置7と、用紙束P1の両端に配置され5から10枚程度の用紙Pを分離する捌きローラ8と、各捌きローラ8にそれぞれ隣接配置されて捌いた5から10枚程度の用紙Pを折り曲げる折りブレード9とを備えている。
折り受け部材6は、上部先端が幅狭の山形部6aを有し、適宜油圧手段等の利用により上昇・下降移動可能でかつ回動支点6bを介して回動可能に構成され、上昇移動において上面が加圧装置7で押圧保持された用紙束P1の中央綴じ部のステープル部分をその先端山形部6aで下側から押し付けるようになされ、また、後述の折りブレード9による折り曲げ作用と相俟って用紙束P1の左右の束片の精度の高い折り曲げを行なうためのガイドの機能を備え、さらに、上記回動支点6bを支点に回動することで折り曲げにより折り目P11を付けた用紙束P1を2つ折り状態にして再折りローラR2に連結する送りベルトB1へと排出する機能を備える。
また、用紙束P1の両端にそれぞれ配置された捌きローラ8は、これらローラ8を上端の回動支点8aを介して装置本体部に取り付けられて該本体部に対して揺動可能に保持された腕部材8b先端に回動可能に支持しており、該ローラ8は、用紙束P1の端部に係合する凹凸が周面に形成された捌きローラ8であり、該両端の捌きローラ8が所定量同期回転して用紙束P1の両端で5から10枚程度の用紙Pを捌くようにしており、後述される左右の折りブレード9の作動時には上記腕部材8bの回動により邪魔にならない位置に退避可能とされている。
左右の折りブレード9は、捌きローラ8が用紙束P1の両端でそれぞれ5から10枚の用紙Pを捌き分離した時、分離した用紙P、P間にそれぞれ入り込み、捌いた用紙Pの左右をそれぞれ折り曲げながら下方に揺動させて折り受け部材6の側部位置まで移動して折り目P11を付けることができ、下方揺動後、再び上方揺動して初期位置に戻り、繰り返し作動が可能とされており、所定の枚数全てに折り目P11が付くまで繰り返すようになされている。
上記構成のステープラと折り目付け装置による用紙束P1の綴じ作業と折り曲げ作業は以下のように行われる。以下にその状態を図1、2を参照して説明する。
ドライバユニット1とクリンチャユニット2間に用紙Pが供給側送りローラの駆動を介して1枚ずつ供給され、供給された複数枚の用紙Pがスタックされてできた用紙束P1はその端部がストッパ3と整列レバー4の作動で揃えられ、ドライバユニット1のドライバ駆動によりその中央部が綴じられる(図1(a)参照)。
用紙束P1が綴じられると、排出側送りローラR1の上下2つのローラが互いに接近して用紙束P1を上下から挟み込み、ほぼ時を同じくしてL字型のストッパ3が外方に向って回動し、用紙束P1の送り通路を開放して、送りローラR1の駆動により用紙束P1は折り目付け装置5に送られる(図1(b)参照)。
また、折り目付け装置5に送られた用紙束P1はその中央部の綴じた位置が折り受け部材6に位置合せされ、上昇する折り受け部材6の先端山形部6aで用紙束P1の綴じ位置、つまりステープル位置を押圧して用紙束P1を保持すると、左右の捌きローラ8が揺動して用紙束P1の左右端にそれぞれ接触して互いに逆方向に回転し、5〜10枚程度の用紙Pの両端を分離して捌き、分離した用紙P、P間に折りブレード9が左右から挿入されて、捌きローラ8の退避後、左右の折ブレード9が捌いた5から10枚の用紙Pを伴って下方に向かって回動して、用紙束Pは折り受け部材6の先端山形部6aで押圧された綴じ部を中心に左右均等に折り曲げられる。この折り曲げ作業は、順次用紙束P1の全ての用紙Pが折り曲げられるまで続けられる(図2(a)参照)。
用紙束P1の全ての用紙Pの折り曲げがなされると、折り受け部材6がその回動支点6bを中心にして回転し、用紙束P1は2つ折りの状態になって送りベルトB1上に落下して、再折りローラR2へと送られる(図2(b)参照)。そして、再折りローラR2により確実に2つ折りされて排出される。
上記構成によれば、1枚ずつ折り目付けして用紙を搬送する必要がないので、ステープラへ用紙を整列し易い。また、ステープル位置で折り目を付けるため、綴じ位置と折り込み位置がずれない。更に、クリンチャ部を鞍形状にする必要がないため、用紙の搬送がシンプルになる。
なお、折り受け部材6の先端は平たくして角折りにすることができ、また、捌きローラによる用紙の捌きは、捌きローラに換えたブラシタイプのもので行なうこともできる。
(実施形態2)
図3(a)(b)はステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の折り曲げ排出方法の別の実施形態を示すもので、折り受け部材12は、ステープラのクリンチャユニットを内蔵し、支軸12cに対して上下対称に形成された鞍部13と、鞍部13に内蔵されたクリンチャ(図示せず)を備え、ドライバユニット11に対して上下に対向配置されている。
また、折り受け部材12は、高さ方向の中央部で回動支点12cを中心に回転可能に保持されている。
鞍部13は既に折り曲げられた用紙束P1の中央の折り目P11を保持するもので、ドライバユニット11に対向配置され、折り受け部材12が上動してドライバユニット11に近接した後、ドライバの駆動により折り目P11にステープルが打ち込まれて用紙束P1が綴じられるようになされている。(図3(a)参照)
綴じられた用紙束P1は、上記回動支点12cを中心とした回転により折り受け部材12の鞍部13上から外れて送りベルトB2上に2つ折り状態となって落下し、折りローラR3により確実に2つ折りされて排出される(図2(b)参照)。
折り受け部材12は180度回転して止まり、次の綴じ作業が準備される。
上記構成によれば、用紙束P1を鞍部13に載せたまま排出でき、ステープルが引っ掛からずに鞍部13から排出できるため、ドライバユニット11とクリンチャユニット12間の綴じ間口を小さくすることができ、ステープラのストロークを小さくできる。また、鞍部13から用紙束P1を排出する際の構成をシンプルにできる。更に、折り受け部材12は上下対称構造になっているからクリンチャを交互に使うことができ、耐久性が向上する。
(実施形態3)
次に、用紙の中綴じと折り曲げ排出を行う別の方法を図4に基づいて以下に説明する。
この実施形態においても、折り受け部材22は、先端の鞍部23の内部にステープラのクリンチャユニットを内蔵している。そして、楕円軌道を描いて回転するエンドレスベルト24上には複数の折り受け部材22が取り付けられている。各折り受け部材22は、高さ方向の一端が次第に幅狭となる山形状の鞍部23を有し、上下方向に楕円を描いて回転することができるエンドレスベルト24(エンドレスチエーン等でもよい)に所定のピッチをもって取り付けられ、ほぼ中央近傍の回転支点22cによってエンドレスベルト24に対して回転制御可能に、つまり各クリンチャ22aはエンドレスベルト24に対して回転ロック状態とロック解除状態に選択制御され、ロック解除状態では鞍部23が常時自動的に上方になるように装着されている。
エンドレスベルト24は、折り受け部材22が用紙束P1の綴じ位置に位置付けられると停止するようになされており、先行する折り受け部材22が綴じ位置に位置付けられると、次の折り受け部材22が用紙P(用紙束P1)を鞍部23に載せる位置に位置付けられるように折り受け部材22のエンドレスベルト24への装着ピッチが設定されている。
次に、用紙束P1の中綴じと折り曲げ排出は以下のように行われる。エンドレスベルト24の楕円軌道の上記所定の停止位置で折り受け部材22の鞍部23上に用紙束P1が載せられる、つまり、停止位置で鞍部23を上にして該ベルト24に回転ロック状態で保持された鞍部23上に折り目P11が付けられた用紙Pがその折り目P11を合わせて1枚ずつ載せられ、所定枚数の用紙束P1が折り受け部材22の上記鞍部23上に形成される。そして、エンドレスベルト24の回転により折り受け部材22はドライバユニット21の上下対向位置である用紙束P1の綴じ位置に移動され、エンドレスベルト24が停止し、ここで用紙束P1の折り目P11がドライバユニット21の駆動によりステープルで綴じられる。
用紙束P1が綴じられると、再びエンドレスベルト24が回転し、このベルト24の楕円軌道下方向に向かう回転に伴い綴じられた用紙束P1を鞍部23上に載せた該ベルト24にロック状態に保持された折り受け部材22は次第に傾き、その鞍部23上から綴じられた用紙束P1が滑ってエンドレスベルト24下方に配置された送りベルトB3上に落下する。用紙束P1は落下に際し2つ折り状態となり、送りベルトB3上に落下した2つ折りに綴じられた用紙束P1は、折りローラR4に案内されて確実に2つ折りにされて排出される。
この間、エンドレスベルト24と共に回転移動する折り受け部材22はロックが解除されて該ベルト24の下部軌道部における回転移動時に180度自転して鞍部23を上方にした状態となり、再び折り目P11が付けられた用紙束P1を鞍部23に載せるためにエンドレスベルト24の上記所定の停止位置に位置付けられる。
上記折り受け部材22の使用によれば、先行する折り受け部材22で綴じ作業が行われると同時に、次の折り受け部材22の鞍部23上に用紙P(用紙束P1)が載せられるので作業時間の短縮が図られ、効率のよい用紙の中綴じと排出が実現できる。
(実施形態4)
この実施形態は、実施形態3における楕円軌道のエンドレスベルト24に代えて、図5に図示されるように円軌道のエンドレスベルト34を使用したものであり、軌道の形状以外は上記実施形態3と実質同じ構成である。円軌道の採用により小型化されるのでスペースメリットがある。
(実施形態5)
さらに、用紙の中綴じと排出を行う別の方法として、図6(a)(b)に示される方法が提案されている。この実施形態においても、折り受け部材42は、先端の鞍部43の内部にステープラのクリンチャユニットを内蔵している。また、その上部先端の鞍部43上に載せられた折り目P11付き用紙束P1の折り目P11をステープルで綴じるためにドライバユニット41に上下に対向配置される。
また、折り受け部材42に隣接して折り目P11綴じ後の用紙束P1を排出するための排出用ピン44が配置されており、この排出用ピン44は、折り受け部材42の上部先端の鞍部43上に載せられた折り目P11付き用紙束P1がドライバの駆動により綴じられると、折り受け部材42の鞍部43上の用紙束P1の一方の端P12をピン44の上昇により押し上げ、用紙束P1の折り目P11を鞍部43上から外して該用紙束P1の端P12を水平状態で抜き出すようにして円弧状を描く軌跡で送りベルトB5上に落下させるように作動する。
用紙束P1は上記送りベルトB5上への落下に際し、2つ折り状態となり排出側折りローラR6へと送られ、確実に2つ折りにされて排出される。
上記構成によれば、綴じた後の用紙束P1の排出が該用紙束P1の一方の端P12を持ち上げることによりなされ、鞍部43上からの用紙束P1の折り目P11の抜け出しにおける用紙束P1の端P12の移動が水平方向で行われるから円弧を描く軌跡を小さくすることができ、折り受け部材42とドライバユニット41間の綴じ間口を小さくすることができる。
なお、本発明の中綴じステープル搭載フィニッシャにおける用紙の処理及び搬送における折り受け部材、クリンチャ、ドライバ、排出用ピン等の各部材の作動制御は、検出手段等を用いた自動的な制御で行なわれる。
1、11、21、31、41 ドライバユニット
6、12、22、42 折り受け部材
P 用紙
P1 用紙束
P11 折り目
B1〜B5 送りベルト
43 鞍部

Claims (5)

  1. 所定枚数の用紙束を先端が尖った山形の折り受け部材上に折り目が付けられた状態に支持させてそのセンター位置をステープラによって綴じた後、上記折り受け部材を回転させて2つ折り状態になっている上記用紙束を送りベルト上に落下させ、上記用紙束を2つの折りローラ間に送り込んで折り曲げた後に排出させることを特徴とする中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の折り曲げ排出方法。
  2. 上記ステープラによって綴じた後にセンターが保持された用紙束の左右両側を捌きローラで捌き、折りブレードにより用紙束の左右両側を折り受け部材の両側に沿うように折り曲げて該用紙束の上記綴じ位置に折り目付けを行った後、折り受け部材が回転するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の折り曲げ方法。
  3. 上記クリンチャ→折り受け部材の上端に山形の鞍部を設けるとともに、上記折り受け部材を楕円又は円軌道に沿って回転可能に取り付け、上記エンドレスベルトの軌道に沿って順次、用紙載せ部、用紙束綴じ位置、用紙束排出部を配置し、用紙載せ部で上記折り受け部材の上端に設けた鞍部に所定枚数の用紙束を2つ折り状態で載置し、用紙束綴じ位置で用紙束のセンターを綴じ、用紙束排出部でエンドレスベルトの回転に伴って折り受け部材を回転させて上記用紙束を上記送りベルト上に落下させることを特徴とする、請求項1に記載の中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の排出方法。
  4. 上記折り受け部材の上端に設けた鞍部上に所定枚数の用紙束を2つ折り状態で載置し、さらに用紙束のセンターを綴じた後、上記用紙束の一方の端部を排出用ピンにより押し上げて上記鞍部上から落下させることを特徴とする、請求項1に記載の中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の排出方法。
  5. 上記折り受け部材の上端にはステープルを折り曲げるクリンチャユニットが設けられ、折り受け部材に対向する位置にはステープルを打ち出すドライバユニットが設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の中綴じステープラ搭載フィニッシャにおける用紙の折り曲げ排出方法。
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