JP2010253706A - 製本装置を備える画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、ユーザの要求に応えて強度及び仕上がりの品質に優れた製本の作製を可能にすると共に、糊の消費が増大する問題を解決可能にする画像形成システムを提供することである。
【解決手段】本発明は、前記用紙束が前記画像形成装置で前記第1画像形成モードと異なる第2画像形成モードで処理された場合に、第1の塗布モードに比べて小さくなる第2の塗布モードで前記用紙束の背部に糊を塗布するよう製本装置を制御して無駄な糊の消費をなくし、ランニングコストと品質に優れた、製本装置を備えた画像形成システムの提供を可能にする。
【選択図】図15
【解決手段】本発明は、前記用紙束が前記画像形成装置で前記第1画像形成モードと異なる第2画像形成モードで処理された場合に、第1の塗布モードに比べて小さくなる第2の塗布モードで前記用紙束の背部に糊を塗布するよう製本装置を制御して無駄な糊の消費をなくし、ランニングコストと品質に優れた、製本装置を備えた画像形成システムの提供を可能にする。
【選択図】図15
Description
本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置と、該画像形成装置から出力された用紙束の背部に表紙用紙を糊付して冊子を作製する製本装置を備える画像形成システムに関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置から出力された用紙を積み重ねて用紙束を形成し、この用紙束に綴じ処理を施して製本する製本装置は、広く一般に使用されている装置である。綴じ手段としてはステイプル手段、糊付手段等があり、糊付手段(糊付製本装置)は見開きの良さを重視する場合に採用されている。
製本された用紙束から用紙の抜け落ちを防止するために、用紙束に塗布された糊の面が均一に平面状になるように糊付けを確実に施す製本装置の提案(例えば、特許文献1参照)がある。
また、仕上がり品質の優れた製本を作製する製本装置として、糊付された用紙束の背部に更に表紙、背紙、裏表紙となる1枚の表紙用紙を貼着し該用紙束の背部の両縁に合わせて折り曲げてくるみ製本を作製する製本装置の提案(例えば、特許文献2参照)がある。
特許文献1に記載の技術は、用紙束の背部に塗布する糊の量を用紙束の厚さに応じて調整するものである。
特許文献2に記載の技術は、用紙束の厚さ、又は用紙の種類に応じて用紙束の背部に塗布する糊の塗布厚を可変し、更にその塗布厚に応じて糊塗布終了から表紙貼着開始までの時間を変更するものである。
確かに、特許文献1及び2に記載の製本装置は、常に一律的に確実な糊付けを施し、製本としての強度及び仕上がりに優れた品質を提供するものである。ところが、上記のような製本としての品質を要求しない、確認プリントモードやセーブモードのような画像形成モードに対しても、一律に十分な量の糊付けと十分な処理時間を費やすため、画像形成装置を含む画像形成システムとして鑑みると、無駄な糊付けによる糊の消費が増大する、あるいは仕上がり製本を手にするまでの時間が長くなるという問題を有していた。
本発明の目的は、ユーザの要求に応えて強度及び仕上がりの品質に優れた製本の作製を可能にすると共に、無駄な糊の消費をなくしてランニングコストの削減を可能にする画像形成システムを提供することである。
上記の課題は、以下の発明を実現することにより達成される。
1.用紙上に画像を形成し当該用紙を出力する画像形成装置と、
前記画像形成装置から出力される複数の用紙を用紙束として整合し前記用紙束の背部に糊を塗布し、前記用紙束を製本する製本装置と、
前記用紙束が前記画像形成装置で第1画像形成モードで処理された場合に前記用紙束の背部に第1の塗布モードで糊を塗布し、前記用紙束が前記画像形成装置で前記第1画像形成モードと異なる第2画像形成モードで処理された場合に前記用紙束の背部に塗布される糊量が第1の塗布モードに比べて小さくなる第2の塗布モードで前記用紙束の背部に糊を塗布する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成システム。
前記画像形成装置から出力される複数の用紙を用紙束として整合し前記用紙束の背部に糊を塗布し、前記用紙束を製本する製本装置と、
前記用紙束が前記画像形成装置で第1画像形成モードで処理された場合に前記用紙束の背部に第1の塗布モードで糊を塗布し、前記用紙束が前記画像形成装置で前記第1画像形成モードと異なる第2画像形成モードで処理された場合に前記用紙束の背部に塗布される糊量が第1の塗布モードに比べて小さくなる第2の塗布モードで前記用紙束の背部に糊を塗布する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成システム。
2.前記第2画像形成モードが、画像を確認するために当該画像が形成された用紙を出力する確認プリントモードであることを特徴とする前記1に記載の画像形成システム。
3.前記第2画像形成モードが、前記画像形成装置で消費されるトナー量を低減するトナーセーブモードであることを特徴とする前記1に記載の画像形成システム。
4.前記製本装置が前記用紙束の背部に沿って移動して前記用紙束の背部に糊を塗布する糊塗布手段を有し、
前記制御部は、前記第2の塗布モードでは前記第1の塗布モードに較べて、前記糊塗布手段が前記用紙束の背部に糊を塗布する塗布回数が少なくなるよう、前記糊塗布手段を制御することを特徴とする前記1から3までの何れか1項に記載の画像形成システム。
前記制御部は、前記第2の塗布モードでは前記第1の塗布モードに較べて、前記糊塗布手段が前記用紙束の背部に糊を塗布する塗布回数が少なくなるよう、前記糊塗布手段を制御することを特徴とする前記1から3までの何れか1項に記載の画像形成システム。
5.前記製本装置が前記用紙束の背部に沿って移動して前記用紙束の背部に糊を塗布する糊塗布手段を有し、
前記制御部は、前記第2の塗布モードでは前記第1の塗布モードに較べて、前記糊塗布手段が前記用紙束の背部に沿って移動する走査速度が大きくなるよう、記糊塗布手段を制御することを特徴とする前記1から3までの何れか1項に記載の画像形成システム。
前記制御部は、前記第2の塗布モードでは前記第1の塗布モードに較べて、前記糊塗布手段が前記用紙束の背部に沿って移動する走査速度が大きくなるよう、記糊塗布手段を制御することを特徴とする前記1から3までの何れか1項に記載の画像形成システム。
6.前記製本装置が所定の回転速度で回転し前記用紙束の背部に糊を供給して塗布する糊塗布ローラを有し、
前記制御部は、前記第2の塗布モードでは前記第1の塗布モードに較べて前記糊塗布ローラの回転速度が小さくなるよう、前記糊塗布ローラの回転を制御することを特徴とする前記1から3までの何れか1項に記載の画像形成システム。
前記制御部は、前記第2の塗布モードでは前記第1の塗布モードに較べて前記糊塗布ローラの回転速度が小さくなるよう、前記糊塗布ローラの回転を制御することを特徴とする前記1から3までの何れか1項に記載の画像形成システム。
本発明は、画像形成モードに応じて糊塗布量を低減することによって無駄な糊の消費をなくし、ランニングコストと品質に優れた、製本装置を備えた画像形成システムの提供を可能にする。
以下、図を基に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、画像形成装置Aと製本装置Bとが接続された画像形成システムの概念図である。また、図2は、製本装置Bの概念図である。
画像形成装置Aは、電子写真技術により用紙Sに画像形成を行う公知の装置であり、回転する像担持体1の周囲に、帯電手段2、書き込み手段3、現像手段4、転写手段5A、除電手段5B、及びクリーニング手段6が配置されている。
帯電手段2によって一様に帯電された像担持体1には、書き込み手段3のレーザビームによって画像データに基づく走査露光がなされ、潜像が形成される。
前記潜像は、現像手段4によって反転現像され、像担持体の表面にはトナー画像が形成される。
前記トナー画像は、用紙収納部7Aから送られた用紙Sの上に、転写手段5Aによって転写され、トナー画像を担持した用紙Sは除電手段5Bの作用により像担持体1の表面から分離され定着手段8に送られる。
定着手段8に送られたトナー画像を担持した用紙Sは、加圧加熱されることにより、トナー画像が用紙Sに定着され、製本装置Bに向け排出される。
用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、定着手段8から送られた用紙Sを搬送路切換手段7Dにより下方に導き、反転搬送部7Eで表裏反転処理をする。再度、用紙Sを転写部に送り、画像形成及び定着処理を施して、製本装置Bに送る。
なお、トナー画像の転写を終えた像担持体1の表面は、クリーニング手段6によって残留トナーが除去され、次の画像形成に供される。
製本装置Bは、画像形成装置Aから送られた用紙Sから冊子を作成する製本装置であり、用紙搬送手段10、排紙手段20、表紙用紙供給手段30、用紙束収容手段40、用紙束搬送手段50、糊塗布手段60、表紙用紙貼着手段70、表紙用紙折り曲げ手段80、冊子排出手段90等から構成されている。
また、製本装置Bは装置単体で使用することもできる。
用紙搬送手段10は、画像形成装置Aから送られた用紙S、及び表紙用紙供給手段30から送り出された表紙用紙Hを、複数のローラとガイド部材によって所定位置に搬送する手段である。
排紙手段20は、製本処理をしない用紙Sを収容するトレイで、画像形成装置Aによって画像形成された用紙Sを順次積載する手段である。
表紙用紙供給手段30は、給紙トレイに載置された表紙用紙Hを順次用紙搬送手段10に送る出す手段である。
用紙束収容手段40は、送られた用紙Sを1枚ずつスイッチバック搬送して順次積載し、予め設定される枚数毎に整合し、用紙束Saを形成する手段である。
用紙束搬送手段50は、用紙束収容手段40から斜め下方に搬送された用紙束Saを把持手段51によって把持し、把持手段51で把持された用紙束Saの背部が下面になるように旋回しながら、糊塗布手段60の上方の所定位置に移動して、その位置にて用紙束Saを保持させる手段である。
糊塗布手段60は、用紙束搬送手段50に保持されている用紙束Saの背部の長手方向に移動しながら、用紙束の背部に用紙束Saの厚みや紙種に対応した所定の厚みで糊を塗布する手段である。
表紙用紙貼着手段70は、用紙束搬送手段50によって上方に保持されている用紙束Saの糊塗布が施された用紙束の背部に、表紙用紙供給手段30から供給された表紙用紙Hを圧接して貼着する手段である。
表紙用紙折り曲げ手段80は、表紙用紙貼着手段70の上部に設けられている。そして、1対の折り曲げ部材を上下及び水平に移動させ、用紙束Saの背部に貼着されている表紙用紙Hを背部の側縁に沿って折り曲げ、用紙束Saに表紙と裏表紙を付与する手段である。
冊子排出手段90は、綴じ処理が施され、表紙と裏表紙が付与された冊子をベルトで搬送して装置外に排出する手段である。
なお、画像形成装置A、製本装置Bにはそれぞれ、公知の入出力手段である操作表示手段J及び操作表示手段Kが設けられている。
図3は、用紙束収容手段40と用紙束搬送手段50を説明する図である。
傾斜配置されている用紙載置台42に順次積載された用紙Sは、用紙束Saの背部となる端面の停止位置を規制し揺動可能な第1の整合部材43と、用紙束Saの上面、及び下面となる各端面の位置を規制する第2の整合部材44によって整合される。
整合された用紙束Saは、図示しない押し出し手段によって、斜め下方に送り出され、用紙束搬送手段50の把持手段51によって把持される。その後、用紙束Saは、背部が下方を向くように旋回され、図の実線で示されるように直立して停止する。
図4は、糊塗布手段60の配置を示す図である。また、図5は、糊塗布手段60概念図である。
糊塗布手段60は、把持手段51により直立状態に保持された用紙束Saの下方に位置し、図示しない駆動手段によって用紙束Saの長手方向(図5のX方向)に往復して移動する。
その結果、図示のように、塗布モータM1で回転している塗布ローラ61が用紙束Saの背部に沿って移動するため、糊容器63に収容された糊は塗布ローラ61上に供給され、更に用紙束Saの背部に供給される。
図6は、糊塗布手段60の移動と、用紙束Saの背部部に塗布される所定量の糊としての塗布厚と、の関係を説明する図である。
糊塗布手段60は、移動手段66によって図の矢印Xの方向に移動して、糊容器63内の糊P(図中斜線部)は矢印r1方向に回転する塗布ローラ61によって用紙束Saの背に導かれ、用紙束Saには厚さtpの糊が塗布される。
移動手段66は、製本装置Bの本体側に固定支持されたリニア歯車66aと、リニア歯車66aに噛み合う歯車66bと、歯車66bを回転可能に支持する回転軸66cと、糊容器63の外壁に固設して回転軸66cに連結して歯車66bを矢印r4の方向に回転する走査モータM3と、を有している。糊塗布手段60は、走査モータM3の正転により、X方向にVxの速度で移動し、走査モータM3の逆回転によりX方向の反対方向に移動する。走査モータM3はステッピングモータが用いられる。
厚さtpで塗布された糊は、図の矢印r2の方向に回転する第1掻き取りローラ621によって余剰分が掻き取られて均される。その結果、用紙束Saの背部には所定量の糊としての所定の塗布厚tmの糊が塗布される。
また、糊塗布手段60の往復走査における復走査時にも塗布ローラ61を回転して、糊の塗布された用紙束Saの背部に、更に重ねて糊を塗布して、塗布厚を増加させることも可能である。この場合には、第2掻き取りローラ622で2回目の塗布厚が規制される。
掻き取られた糊は、掻き取りローラ621の表面に接する掻き取り板(不図示)によりローラの表面から掻き取られ、再度、糊容器63に戻される。
次に、用紙束Saの背部に塗布される所定量の糊を変更する塗布量変更手段67について説明する。
<第1の実施形態>
図7は塗布量変更手段67の第1の実施形態であり、糊の塗布厚tmを変更する機構である。
図7は塗布量変更手段67の第1の実施形態であり、糊の塗布厚tmを変更する機構である。
第1の実施形態の塗布量変更手段67は、用紙束Saの背部と掻き取りローラ621の距離を変えるによって塗布厚tmの変更を可能にするものである。塗布量変更手段67は、糊塗布手段60に付属して設けられおり、回転軸67aを中心にして回転する掻き取りローラ621を支持する支持部材67bの端部に取り付けられている。また、支持部材67bの他端部には、走査モータM3によって回転角度が制御される偏芯カム67cが接しており、偏芯カム67cの停止位置により掻き取りローラ621と用紙束Saの背部との距離が変更する。即ち、塗布量変更手段67は、画像形成システムからの指示に従い走査モータM3の予め設けた基準停止位置からの回転角度を制御することにより、所定量の糊としての塗布厚tmを変更可能にする手段である。
本発明に係る塗布量変更手段67のおける他の実施形態を以下に述べる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態の塗布量変更手段67は、糊塗布手段60の走査速度Vxを一定にして塗布ローラ61の回転速度Vrを変更するものである。塗布ローラ61の回転速度Vrを所定値以上に下げて、糊の塗布厚tpが用紙束Saの背部と掻き取りローラ621の距離より小さくなると、回転速度Vrの塗布量変更効果が発現される。この回転範囲において、所定量の糊としての塗布厚tpは塗布厚tmと等しく、回転速度Vrで決定される。
第2の実施形態の塗布量変更手段67は、糊塗布手段60の走査速度Vxを一定にして塗布ローラ61の回転速度Vrを変更するものである。塗布ローラ61の回転速度Vrを所定値以上に下げて、糊の塗布厚tpが用紙束Saの背部と掻き取りローラ621の距離より小さくなると、回転速度Vrの塗布量変更効果が発現される。この回転範囲において、所定量の糊としての塗布厚tpは塗布厚tmと等しく、回転速度Vrで決定される。
<第3の実施形態>
第3の実施形態の塗布量変更手段67は、塗布ローラ61の回転速度Vrを一定にして糊塗布手段60の走査速度Vxを変更するものである。糊塗布手段60の走査速度Vxを所定値以上に上げて、走査速度Vxの塗布量変更効果が発現される。この回転範囲において、所定量の糊としての塗布厚tpは塗布厚tmと等しく、走査速度Vxで決定される。
第3の実施形態の塗布量変更手段67は、塗布ローラ61の回転速度Vrを一定にして糊塗布手段60の走査速度Vxを変更するものである。糊塗布手段60の走査速度Vxを所定値以上に上げて、走査速度Vxの塗布量変更効果が発現される。この回転範囲において、所定量の糊としての塗布厚tpは塗布厚tmと等しく、走査速度Vxで決定される。
<第4の実施形態>
第4の実施形態の塗布量変更手段67は、糊塗布手段60の走査モータM2の動作を制御して、糊塗布手段60の往走査時、又復走査時に用紙束Saの背部に糊を塗布する回数を変更するものである。往復走査時に塗布する2回塗布動作モードと、往走査時のみ塗布する1回塗布動作モードとを切替制御するものである。
第4の実施形態の塗布量変更手段67は、糊塗布手段60の走査モータM2の動作を制御して、糊塗布手段60の往走査時、又復走査時に用紙束Saの背部に糊を塗布する回数を変更するものである。往復走査時に塗布する2回塗布動作モードと、往走査時のみ塗布する1回塗布動作モードとを切替制御するものである。
図8は、表紙用紙貼着手段70を説明する図である。
表紙用紙供給手段30から送られた表紙用紙Hは、搬送ベルト71、72によって所定位置にて停止した後、昇降手段75によって上昇する表紙用紙貼着手段70に保持されて上昇し、共に上昇する圧接部材73によって糊が塗布されている用紙束Saの背部に圧接されて、貼着される。
図9は、表紙用紙折り曲げ手段80の折り曲げ動作を説明する図である。
表紙用紙折り曲げ手段80には、上下及び水平方向に移動可能な一対の折り曲げ部材81が設けられており、この折り曲げ部材81の移動と停止とを制御することにより、表紙用紙Hの折り曲げ処理を行う。
図9(a)は、表紙用紙Hの折り曲げ開始時を示す図であって、用紙束Saの背部に糊が塗布された後、表紙用紙貼着手段70が上昇して圧接部材73によって表紙用紙Hを背部に貼着されている状態を表している。
図9(b)は、折り曲げ部材駆動手段(図9に不図示、図11に図示)によって、一対の折り曲げ部材81が更に上昇して、表紙用紙Hが用紙束Saの背部の側縁に沿って曲げられる様子を示している。
図9(c)は、一対の折り曲げ部材81が、折り曲げ部材駆動手段によって水平方向に移動して表紙用紙Hと用紙束Saとを一緒に挟持することによって、表紙用紙Hを背部の側縁に沿って折り曲げる様子を示している。
図9(d)は、表紙用紙Hが貼着され製本された用紙束Saが下方に送られる直前の様子を示している。
図10は、冊子排出手段90を説明する図である。
表紙用紙折り曲げ手段80は表紙用紙Hを用紙束Saに貼着して折り曲げると、下方に待避する。
待避が終了すると、冊子排出手段90の排出ベルト91、92が製本された用紙束Sa(冊子Sbと称す)の下方に移動してくる。
排出ベルト91、92が所定位置に停止して回転を開始すると、用紙束Saを把持している把持手段51の把持動作が解除され、冊子Sbは下方の排出ベルト91、92上に落下して、ベルト上で横位置に載置される。ベルト上に載置された冊子Sbは、装置外に排出され、冊子受け台に順次積載される。
図11は、本発明に係る画像形成システム(製本装置B)の制御関係を示すブロック図である。
本発明に係る画像形成システム(製本装置)の制御部CUには、以下のような塗布厚決定制御(プログラム)200を有している。
第1塗布厚決定制御は、画像形成装置Aから送信された画像形成ジョブに関する情報(例えば、用紙束Saの厚さ、用紙枚数、及び用紙束Saを構成する用紙Sの紙種等)に基づき、用紙束Saの背部に塗布する第1所定量の糊としての第1塗布厚t1を決定するものである。
第2塗布厚決定制御は、画像形成装置Aから送信された画像形成モードに関する情報に基づき用紙束Saの背部に塗布する第2所定量の糊としての第2塗布厚t2を決定するものである。
また、制御部CUには、メモリM内に製本処理制御(プログラム)100を格納している。制御部CUは、製本処理制御100に基づき製本装置Bの各手段を適宜制御して製本処理を実行するものである。
図11に示すように、制御部CUは、CPU、メモリM、入出力インターフェース、通信用インターフェース、その他各種回路を有するコンピュータシステムである。
メモリM内には、製本処理ジョブを処理するための各種の製本条件(データ)を格納するメモリエリアMA1を有し、画像形成ジョブに応じて第1塗布厚t1を決定する第1塗布厚決定テーブルTB1、及び、画像形成モードに応じて第2塗布厚t1を決定する第2塗布厚決定テーブルTB2とを格納している。更に製本処理制御100及び塗布厚決定制御200を有する。
制御部CUは、通信用インターフェースである通信手段L、Mを介して画像形成装置Aの制御部CUから画像形成モードに関するモード情報を受信し、該モード情報に応じて第2塗布厚t2を決定する。そして、決定された第2塗布厚t2をメモリエリアMA1に書込み、メモリエリアMA1の製本条件に基づき製本処理制御(プログラム)を実行する。このように画像形成システム(製本装置)は、画像形成装置Aから受信したモード情報に適合した冊子の作製を実行している。
なお、11図には、本発明に係る実施の形態の説明に直接関係しない制御ブロックの記載は省略されている。
図12は、第1の実施形態の塗布量変更手段67に適用される、本発明に係る第2塗布厚決定テーブルTB2の代表例である。
第1画像形成モードとしての『通常の画像形成モード』の場合に、制御部CU(塗布厚決定制御200)は、図12(a)に示す第1塗布厚決定テーブルTB1に基づき画像形成ジョブの情報に応じて第1塗布厚t1を決定する。次に制御部CU(製本処理制御100)は、塗布量変更手段67を制御して第1塗布厚t1に対応する糊塗布手段60の処理条件(塗布厚tm)を設定し、その処理条件(第1の塗布モード)の下で製本処理を実行する。
第2画像形成モードとしての『確認プリントモード』、あるいは『トナーセーブモード』の場合に、制御部CU(塗布厚決定制御200)は、図12(b)に示す第2塗布厚決定テーブルTB2に基づき確認プリントモード、あるいはトナーセーブモードに応じて第2塗布厚t2を決定する。次に制御部CU(製本処理制御100)は、塗布量変更手段67を制御して第2塗布厚t2に対応する糊塗布手段60の処理条件を設定し、その処理条件(第2の塗布モード)の下で製本処理を実行する。
第2塗布厚決定テーブルの第2塗布厚t2は、図12(b)に示すように、第1塗布厚決定テーブルの第1塗布厚t1より小さい。つまり、第2の塗布モードは、第1の塗布モードに較べて、用紙束の背部に塗布される糊量が小さくなるような塗布モードである。
換言すると、確認プリントモード、あるいはトナーセーブモードで処理された用紙束Saには、第1塗布厚t1より小さい第2塗布厚t2に対応する塗布厚tmの糊量を塗布する、第2の塗布モードで製本処理が為される。
上記で説明した一連の制御によって通常の画像形成モードで画像形成された用紙束Saの背部には画像形成ジョブに応じて第1所定量の糊量を塗布する第1の塗布モードで製本処理されるために、常に優れた強度と仕上がりの冊子の作製が可能になる。一方、確認プリントモード、あるいはトナーセーブモードで処理された用紙束の背部には前述の第1所定量より小さい第2所定量の糊量を塗布する第2の塗布モードで製本処理されるために、糊消費の低減により画像形成システムのランニングコストの削減が可能になる。
12(c)に示す第2塗布厚決定テーブルTB2は、12(b)と異なる実施の形態であり、第2の塗布モードに対応する第2塗布厚t2が第1の塗布モードに対応する第1塗布厚t1に対して2分の1である。
図14は、制御部CUの製本処理制御100を示す制御フローである。
S101の行程は、新ジョブの有無を判定し、YESと判断すると、S102へ移行する。
S102の行程は、メモリエリアMA1からジョブに対応する製本条件を読み取り、用紙束の背部に塗布する所定量の糊(塗布厚)を含む製本条件を読み取る行程である。
S103の行程は、読み取られた製本条件に従い製本装置各部の動作条件を設定し、該動作条件(塗布モード)下で製本処理を行う行程である。用紙束の背部に塗布する糊の塗布量を定める動作条件も動作条件の一部である。例えば、第1〜4の実施形態に示す塗布量変更手段67の動作条件の下で製本処理を行う行程である。
S104はジョブが終了したか否かを判定する行程であり、YESの場合には終了であり、NOの場合にはS104行程へ戻る。
図15は、本発明に係る画像形成システムの製本装置B(制御部CU)が実行する塗布厚決定制御(プログラム200)を示すフローチャートである。
S201行程は、通信手段L、Mを介して画像形成装置Aから製本ジョブ依頼の有無をチェックする行程である。S201行程で『YES』と判定すると、S102行程へ移行する。
S202行程は、依頼の製本処理ジョブに対応して受信されたジョブ情報とモード情報を読み込む行程である。
S203行程は、S202行程でリードしてモード情報が“通常の画像形成モード”を示しているか否かを判定する行程である。通常のモード、つまり『YES』の場合は、S207行程に移行し、『NO』の場合にはS204行程に移行する。
S204行程は、モード情報が“確認プリントモード”であるか否かを判定する行程である。『確認プリントモード』、つまり『YES』の場合は、S206行程へ移行し、『NO』の場合は、S205行程へ移行する。
S205行程は、モード情報が“トナーセーブモード”であるか否かを判定する行程である。『トナーセーブモード』、つまり『YES』の場合は、S206行程へ移行し、『NO』の場合は、S207行程へ移行する。
S206行程は、図12に示す第2塗布厚決定テーブルTB2を参照し、モード情報に応じて対応する第2塗布厚t2を決定する行程である。その後にS208行程へ移行する。図11(b)を例にすると、“確認プリントモード”であれば、第2塗布厚t2を0.3mmに決定する。“トナーセーブモード”であれば、通常の画像形成モードにおける最小塗布厚である、0.6mmに決定する。
S107行程は、図12(a)に示す第1塗布厚決定テーブルTB1を参照して、画像形成装置Aから入力されたジョブ情報(例えば、用紙束厚ST、及び用紙束Saを構成する用紙Sの紙種)に応じて第1塗布厚t1を決定する行程である。その後にS208行程へ移行する。例えば、用紙束厚STが8mmで、用紙が普通紙である場合には、第1塗布厚t1は0.8mmに決定する。
S208行程は、S206行程、あるいはS207行程で決定された塗布厚をメモリエリアMA1に書き込む行程である。
以上に示すように、画像形成装置Aから入力されたモード情報に応じて予め登録設定された第1塗布厚決定テーブルTB1及び第2塗布厚決定テーブルに従い用紙束Saの背部に塗布される糊の厚み(塗布厚t2)を決定する。つまり、“通常の画像形成モード”の場合には第1塗布厚決定テーブルTB1に従って塗布厚t2を決定し、第1の塗布モードに対応する製本条件を設定する。そして、“トナーセーブモード”、あるいは“確認プリントモード”の場合には第2塗布厚決定テーブルに従い塗布厚t2を決定し、第2の塗布モードに対応する製本条件を設定する。次に、設定された製本条件(塗布モード)の下で製本処理を行う。
以上のように“トナーセーブモード”及び“確認プリントモード”のような画像形成モードの場合には糊の消費量を低減する第2の塗布モードで製本処理が行われ、“通常の画像形成モード”の場合には優れた仕上がり品質を維持できる通常の糊量を使用することを可能にする第1の塗布モードで製本処理が行われる。
本発明に係る製本装置を備えた画像形成システムは、通常の画像形成モードでは仕上がり品質(外観及び強度)に優れた冊子の作製を可能にし、トナーセーブモードや確認プリントモードのような画像形成モードでは糊消費量の低減を可能にし、ランニングコスト及び製本品質に優れた画像形成システムの提供を可能にするものである。
また、確認プリントモードの場合は、プリント画質等を確認するための出力するものであり、冊子として十分な強度を必要せず、多くが廃棄されるものである。従って、廃棄処分し易い程度に綴じられているような糊塗布の形態が好ましい。本発明は、第2の塗布手段に対応する第2塗布厚t2を予め適切に設定しておくことで、確認プリントモードの冊子を廃棄し易い形態で作製することを可能にし、後処理作業の効率面に優れる画像形成システムの提供を可能にするものである。
更に、本発明は、確認プリントモードの場合に糊の塗布厚が自動的に低減されるため、糊の塗布及び塗布終了後に糊の乾燥等に要する時間を短縮される等の理由により通常の画像形成モードより冊子が早期に出力できるため、操作者が早期に確認プリント冊子を手に取ることができ、ユーザの作業効率面を改善するという効果も有する。
図13は、第2から4の実施形態の塗布量変更手段67に適用可能な、第2塗布厚決定テーブルTB2の代表例である。
図13(a)は第2の実施形態の第2塗布厚決定テーブルである。図示のVrmは通常画像形成モードにおける塗布ローラ61の回転速度Vrである。
制御部CUは、このテーブルを参照して塗布ローラ61の回転速度Vrを決定する。図示の一例では、確認プリントモードの場合には塗布ローラ61の回転速度VrをVrm/6に決定している。トナーセーブモードの場合には、このテーブルを参照して、塗布ローラ61の回転速度VrをVrm/3に決定している。
更に決定された上記の回転速度Vrに変更された第2の塗布モードに対応する処理条件の下で用紙束Saを製本処理している。
確認プリントモードの場合には塗布ローラ61の回転速度Vrは通常の画像形成モードの場合に比して1/6と大幅に低下するために、塗布ローラ61から用紙束の背部に供給される糊の塗布厚tp(図6)は用紙束Saと第1掻き取りローラ621との間隙より低下し、用紙束の背部に塗布される糊の塗布厚t2はtm/4程度に低下する形態である。
トナーセーブモードの場合には、用紙束の背部に塗布される糊の塗布厚t2が確認プリントモードと通常の画像形成モードとの中間程度レベルに設定している一例である。この場合には冊子綴じ強度が過剰でなく実用的に十分なレベルを得ると共に、冊子製作の繰り返しに伴って糊の累積消費量を大きく低減してランニングコストの大幅な削減を可能にすしている。
図13(b)は第3の実施形態の第2塗布厚決定テーブルである。図示のVxmは通常画像形成モードにおける糊塗布手段60の走査速度Vxである。
制御部CUは、図13(b)のテーブルを参照して糊塗布手段60の走査速度Vxを決定する。確認モードの場合には糊塗布手段60の走査速度Vxを6Vxmに決定する。トナーセーブモードの場合には、このテーブルを参照して、糊塗布手段60の走査速度Vxを3Vxmに決定する。そして、決定された6Vm、又は3Vmの製本条件(第2の塗布モード)の下で用紙束Saを製本処理する。
確認プリントモードにおける第2の塗布モードでは糊塗布手段60の走査速度Vxが、第通常の画像形成モードにおける第1の塗布モードに比して6倍と大幅に増加するために、糊の塗布厚t2は第1の塗布モードに比して1/4程度以下になる。また、トナーセーブモードの場合には3倍と増加するために、糊の塗布厚t2は1/2程度以下になる。
従って、第2の実施形態と同様の効果を得ることを可能にする。更に、糊塗布手段60に要する時間が短縮されるために、ユーザが確認プリント冊子を早く手にすることを可能にする。
図13(c)は第4の実施形態の第2塗布厚決定テーブルである。ここでは、通常画像形成モードに対応する第1の塗布モードでは糊塗布手段60の塗布回数は2回である。
制御部CUは、図13(b)のテーブルを参照して糊塗布手段60の塗布回数を決定し、決定された塗布回数(第2の塗布モード)の下で製本処理を行う。ここでは確認モードおよびトナーセーブモード共に塗布回数が1回に設定されている。何れにしても、第2の塗布モードでは第1の塗布モードに較べて、用紙束の背部に沿って移動して用紙束の背部に塗布する塗布回数を少なくなるよう制御している。
なお、本発明に係る第2〜4の実施形態に係る第2塗布厚決定テーブルのVr、Vxは、ユーザの好みや市場の要請に応じて適宜登録されるものであり、上記の値に限定されるものではない。
また、第2所定量の糊は、用紙束Saの背部に全体に一様に塗布する塗布形態であるが、これに限定されるものでなく、用紙束Saの背部に塗布される平均の塗布厚tmを変更するようにしても本発明の係る範囲である。具体的には、糊を背部領域の一部に塗布する形態でも、糊を背部領域に複数箇所に塗布する形態でも本発明の範囲である。
30 表紙用紙供給手段
40 用紙束収容手段
60 糊塗布手段
61 塗布ローラ
67 塗布量変更手段
70 表紙用紙貼着手段
80 表紙用紙折り曲げ手段
90 冊子排出手段
100 製本処理制御
200 塗布厚決定制御
A 画像形成装置
B 製本装置
CU 制御部
H 表紙用紙
TB1 第1塗布厚決定テーブル
TB2 第2塗布厚決定テーブル
S 用紙
Sa 用紙束
Sb 冊子
P 糊
Vx 走査速度
Vr 回転速度
40 用紙束収容手段
60 糊塗布手段
61 塗布ローラ
67 塗布量変更手段
70 表紙用紙貼着手段
80 表紙用紙折り曲げ手段
90 冊子排出手段
100 製本処理制御
200 塗布厚決定制御
A 画像形成装置
B 製本装置
CU 制御部
H 表紙用紙
TB1 第1塗布厚決定テーブル
TB2 第2塗布厚決定テーブル
S 用紙
Sa 用紙束
Sb 冊子
P 糊
Vx 走査速度
Vr 回転速度
Claims (6)
- 用紙上に画像を形成し当該用紙を出力する画像形成装置と、
前記画像形成装置から出力される複数の用紙を用紙束として整合し前記用紙束の背部に糊を塗布し、前記用紙束を製本する製本装置と、
前記用紙束が前記画像形成装置で第1画像形成モードで処理された場合に前記用紙束の背部に第1の塗布モードで糊を塗布し、前記用紙束が前記画像形成装置で前記第1画像形成モードと異なる第2画像形成モードで処理された場合に前記用紙束の背部に塗布される糊量が第1の塗布モードに比べて小さくなる第2の塗布モードで前記用紙束の背部に糊を塗布する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成システム。 - 前記第2画像形成モードが、画像を確認するために当該画像が形成された用紙を出力する確認プリントモードであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
- 前記第2画像形成モードが、前記画像形成装置で消費されるトナー量を低減するトナーセーブモードであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
- 前記製本装置が前記用紙束の背部に沿って移動して前記用紙束の背部に糊を塗布する糊塗布手段を有し、
前記制御部は、前記第2の塗布モードでは前記第1の塗布モードに較べて、前記糊塗布手段が前記用紙束の背部に糊を塗布する塗布回数が少なくなるよう、前記糊塗布手段を制御することを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の画像形成システム。 - 前記製本装置が前記用紙束の背部に沿って移動して前記用紙束の背部に糊を塗布する糊塗布手段を有し、
前記制御部は、前記第2の塗布モードでは前記第1の塗布モードに較べて、前記糊塗布手段が前記用紙束の背部に沿って移動する走査速度が大きくなるよう、記糊塗布手段を制御することを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の画像形成システム。 - 前記製本装置が所定の回転速度で回転し前記用紙束の背部に糊を供給して塗布する糊塗布ローラを有し、
前記制御部は、前記第2の塗布モードでは前記第1の塗布モードに較べて前記糊塗布ローラの回転速度が小さくなるよう、前記糊塗布ローラの回転を制御することを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009103637A JP2010253706A (ja) | 2009-04-22 | 2009-04-22 | 製本装置を備える画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009103637A JP2010253706A (ja) | 2009-04-22 | 2009-04-22 | 製本装置を備える画像形成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010253706A true JP2010253706A (ja) | 2010-11-11 |
Family
ID=43315211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009103637A Pending JP2010253706A (ja) | 2009-04-22 | 2009-04-22 | 製本装置を備える画像形成システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010253706A (ja) |
-
2009
- 2009-04-22 JP JP2009103637A patent/JP2010253706A/ja active Pending
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