JP2010253061A - 側視型内視鏡用キャップおよび側視型内視鏡 - Google Patents

側視型内視鏡用キャップおよび側視型内視鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】側視型内視鏡に取り付けられると、位置ずれや脱落を確実に防止可能な内視鏡用キャップ、およびその側視型内視鏡等を実現する。
【解決手段】挿入管14の側面14Sには、ガイド溝24が設けられている。内視鏡用キャップ30の係合突起32がガイド溝24に沿って入側端部24Aから最基端部24Bまで進むと、弾性変形部36が変形して本体部40が移動する。さらに、係合突起32が係合端部24Eまで進むと、弾性変形部36が元の形状に戻り、本体部40における係合突起32の近傍の領域が挿入管14の周方向に沿って捩れる。このように、係合突起32を係合端部24Eに係合させて内視鏡用キャップ30を挿入管14に取り付けることにより、内視鏡用キャップ30の位置ずれおよび脱落が確実に防止される。
【選択図】図8

Description

本発明は、側視型内視鏡に用いられる内視鏡用キャップ、および内視鏡用キャップが使用可能な側視型内視鏡等に関する。
挿入部の先端における側面を切欠いて、対物レンズ、配光レンズ、処置具突出口等を設けた側視型内視鏡が知られている。側視型内視鏡は、体腔内における挿入部の挿入方向に対して非平行方向にある患部を観察するために用いられる。
また、側視型等の内視鏡の先端部にキャップが装着される場合がある。内視鏡にキャップを装着すると、一般に、内視鏡観察の視野を良好に保ちつつ患部を観察、処置することや、患部を吸引して容易に切除することなどが可能となる。このようなキャップのうち、内視鏡の挿入部の最先端にある表面に設けられた係合溝に係合するための突起を設けたものが知られている(例えば特許文献1)。
特開2004−255033号公報
内視鏡に装着されたキャップが脱落すると、これを被検者の体腔内から回収するという本来は不要な作業が必要になる。また、脱落しないもののキャップの位置がずれると、位置ずれしたキャップにより撮像領域が遮られてしまうといった問題も生じ得る。
側視型内視鏡の最先端に設けた係合溝にキャップを係合させた場合、キャップの回転による位置ずれは防止可能となり得るものの、キャップの脱落を確実に防止することはできない。側視型内視鏡の先端面からキャップを引き抜く方向に力が加えられた場合、側視型内視鏡の先端面にある係合溝は、脱落防止に何ら寄与しないからである。
本発明は、側視型内視鏡に取り付けられると、位置ずれや脱落を確実に防止可能な内視鏡用キャップ、およびその側視型内視鏡等を実現することを目的とする。
本発明の内視鏡装置は、内視鏡用キャップと、内視鏡用キャップが取り付けられる側視型内視鏡とを備える。内視鏡用キャップは、内壁面に設けられた係合突起と、側視型内視鏡に取り付けられるための開口とは反対側に設けられた弾性変形部とを備え、側視型内視鏡は、側視型内視鏡の先端面から突出するとともに弾性変形部を変形させるための突出部と、先端面の端部から基端部に向かって延びるように側面に沿って形成されたガイド溝であって、係合突起が係合するための係合端部が最基端部よりも先端面側にあるように湾曲しているガイド溝とを備えている。そして内視鏡装置においては、突出部により弾性変形部が変形されつつ係合突起がガイド溝に沿って最基端部を通過して係合端部に係合することにより、内視鏡用キャップが側視型内視鏡に取り付けられる。
本発明の内視鏡用キャップは、先端面から突出する突出部と、先端面の端部から基端部に向かって延びるように側面に沿って形成されたガイド溝であって、係合端部が最基端部よりも先端面側にあるように湾曲しているガイド溝とを備えた側視型内視鏡に取り付けられる。内視鏡用キャップは、内壁面に設けられた係合突起と、側視型内視鏡に取り付けられるための開口とは反対側に設けられた弾性変形部とを備え、突出部により弾性変形部が変形されつつ係合突起がガイド溝に沿って最基端部を通過して係合端部に係合することにより、内視鏡用キャップが側視型内視鏡に取り付けられることを特徴とする。
内視鏡用キャップは、弾性変形部から延びる筒状の本体部をさらに有し、側視型内視鏡への取り付け動作における弾性変形部の変形により、本体部が側視型内視鏡の長手方向に沿って基端部側に移動することが好ましい。また、内視鏡用キャップは、弾性変形部から延びるとともに係合突起を含む本体部をさらに有し、側視型内視鏡への取り付け動作において、本体部が、側視型内視鏡の周方向に沿って捩れるように変形することが好ましい。
内視鏡用キャップにおいては、側視型内視鏡の側視観察のために観察窓が形成されており、内視鏡用キャップが側視型内視鏡に取り付けられると観察窓が側視型内視鏡の切欠面に一致するように、係合突起が配置されていることが好ましい。
本発明の側視型内視鏡には、内壁面に設けられた係合突起と、側視型内視鏡に取り付けられるための開口とは反対側に設けられた弾性変形部とを備える内視鏡用キャップが取り付けられる。側視型内視鏡は、先端面から突出するとともに弾性変形部を変形させるための突出部と、先端面の端部から基端部に向かって延びるように側面に沿って形成されたガイド溝であって、係合突起が係合するための係合端部が最基端部よりも先端側にあるように湾曲しているガイド溝とを備えている。そして、突出部により弾性変形部が変形されつつ係合突起がガイド溝に沿って最基端部を通過して係合端部に係合されることにより、内視鏡用キャップが側視型内視鏡に取り付けられる。
ガイド溝においては、最基端部よりも先端面側の領域である先端領域が側視型内視鏡の長手方向に平行に延びていることが好ましい。ガイド溝は、係合端部において、最基端部よりも先端面側の領域である先端領域と平行に延びていることが好ましい。また、ガイド溝は、最基端部および係合端部の近傍において湾曲していることが好ましい。
側視型内視鏡においては、側視観察のための切欠面が形成されており、係合端部が、切欠面に平行な平面であって側視型内視鏡の長手方向に沿った中心線を含む平面上に設けられていることが好ましい。
側視型内視鏡の先端面から突出部の先端面までの距離は、側視型内視鏡の長手方向における最基端部と係合端部との距離よりも大きいことが好ましい。また、突出部の底面および先端面は、例えば四分円状である。
本発明によれば、側視型内視鏡に取り付けられると、位置ずれや脱落を確実に防止可能な内視鏡用キャップ、およびその側視型内視鏡等を実現できる。
本実施形態における側視型内視鏡を示す側面図である。 側視型内視鏡の可撓管の先端を切欠面側から見た斜視図である。 内視鏡用キャップを示す斜視図である。 取付け前の状態にある、可撓管の側面と、内視鏡用キャップの中心を係合突起の延びる方向に垂直な平面で切断した断面とを示す図である。 取付け動作開始直後における、可撓管の側面と、内視鏡用キャップの中心を係合突起の延びる方向に垂直な平面で切断した断面とを示す図である。 係合突起が先端領域を通過する状態における、可撓管の側面と内視鏡用キャップの断面とを示す図である。 係合突起が最基端部まで移動した状態における、可撓管の側面と内視鏡用キャップの断面とを示す図である。 係合突起が係合端部まで移動した状態における、可撓管の側面と内視鏡用キャップの断面とを示す図である。 内視鏡用キャップの長手方向に垂直であって係合突起を通る平面で切断した内視鏡用キャップの断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における側視型内視鏡を示す側面図である。
側視型内視鏡10は、ライトガイド可撓管12を介してプロセッサ(図示せず)に接続される。側視型内視鏡10の先端にある挿入管14は、人体内に挿入される。プロセッサの光源(図示せず)からの照明光が、挿入管14の先端から観察の対象である体内器官に出射される。照明光の反射光、および側視型内視鏡10で生成された画像信号等は、プロセッサに送られる。この結果、体内器官が観察、撮影される。
体内器官の観察、撮影時には、側視型内視鏡10の操作部16が操作される。例えば、操作部16の操作ノブ17、18を回転させると挿入管14の先端付近の湾曲部14Aが上下、左右に湾曲される。また、必要に応じて、操作部16の操作によって処置具(図示せず)が先端から突出し、患部が処置される。なお側視型内視鏡10は、挿入管14の先端の側方に切欠面14Cを有する側視型内視鏡である。
図2は、側視型内視鏡10の挿入管14の先端を切欠面14C側から見た斜視図である。図3は、内視鏡用キャップ30を示す斜視図である。
挿入管14の切欠面14C上には、配光レンズ20、対物レンズ21、送気・送水ノズル22が設けられている。配光、対物レンズ20、21の表面は、送気・送水ノズル22からの送気、送水により洗浄される。そして挿入管14の先端には、矢印Aの示す挿入管14の長手方向に沿って処置具移動溝14Dが形成されている。処置具移動溝14D内には、鉗子起上台23が設けられている。
鉗子起上台23は、操作部16(図1参照)の操作により、挿入管14の長手方向に垂直な軸部材(図示せず)を中心に回転可能である。鉗子(図示せず)等の処置具は、挿入管14を通って処置具挿通孔14Mから突出する。処置具移動溝14Dと鉗子起上台23とを設け、鉗子起上台23の回転角度を調整することにより、処置具を所望の方向に向けることができる。
挿入管14の先端部には、内視鏡用キャップ30(図3参照)が着脱自在に取り付けられる。内視鏡用キャップ30は、例えばシリコンゴムにより形成され、有底の円筒形である。内視鏡用キャップ30には、側視型内視鏡10の挿入管14(図1、2参照)の先端に取り付けられるための開口30Mが設けられている。
内視鏡用キャップ30の内壁面30Iにおいては、係合突起32が設けられている。内視鏡用キャップ30の先端、すなわち開口30Mの反対側には、弾性変形可能な弾性変形部36が設けられている。弾性変形部36は、内視鏡用キャップ30の底板の一部である。さらに内視鏡用キャップ30においては、弾性変形部36から開口30Mまで延びる筒状の本体部40が設けられている。本体部40には、側視観察等のための観察窓30Wが設けられている。そして弾性変形部36の近傍には、処置具(図示せず)を通すための凹部30Rが設けられている。
内視鏡10の挿入管14(図2参照)においては、先端面14Aから突出する突出部15が設けられている。突出部15の底面および先端面15Sは、略四分円状である。つまり本実施形態の突出部15は、先端面14Aから先細る円錐台の約1/4の形状(円錐台を略4等分した形状)をなしている。また、挿入管14の側面14Sにおいては、ガイド溝24が形成されている。ガイド溝24は、先端面14Aの端部から、挿入管14の基端部側に向かうように、側面14Sに沿って延びている。内視鏡用キャップ30の挿入管14への取り付け動作においては、弾性変形部36(図3参照)が突出部15によって変形されつつ、係合突起32がガイド溝24を通る。
次に、内視鏡用キャップ30の内視鏡10への取り付け動作につき説明する。図4は、取付け前の状態にある、挿入管14の側面と、内視鏡用キャップ30の中心を係合突起32の延びる方向に垂直な平面で切断した断面とを示す図である。図5は、図4に対応しており、取付け動作開始直後における、挿入管14の側面と、内視鏡用キャップ30の断面とを示す図である。これらの図4、5および以下の図面においては、説明の便宜上、内視鏡用キャップ30のみを断面図で示している。
内視鏡用キャップ30の挿入管14への取り付け動作においては、まず、矢印Bの示すように、挿入管14の先端面14A付近を開口30Mで覆うように、内視鏡用キャップ30を挿入管14に向けて移動する。そして図5に示すように、係合突起32を先端面14Aの端部にあるガイド溝24の入側端部24Aに近付ける。その後、係合突起32をガイド溝24に沿って移動させる。
ガイド溝24においては、挿入管14の最も基端部にある最基端部24Bと、最終的に係合突起32が係合する係合端部24Eとが設けられている。ガイド溝24においては、入側端部24Aと最基端部24Bとの間の領域、すなわち最基端部24Bよりも先端面14A側の領域である先端領域24Tは、挿入管14の長手方向に平行に延びている。
そして最基端部24Bよりも下流側の係合端部24Eが、挿入管14の長手方向に関して入側端部24Aと最基端部24Bとの間にある。すなわち係合端部24Eは、挿入管14の長手方向に関して、最基端部24Bよりも先端面14A側に設けられている。
ガイド溝24における、最基端部24Bの周囲と係合端部24Eの近傍までの領域は湾曲している。このようにガイド溝24は、上流側における直線状の先端領域24Tと、先端領域24Tよりも下流側において湾曲している湾曲領域24Cとを含む、J字状である。ただし、ガイド溝24は、最末端である係合端部24Eにおいては、先端領域24Tと平行であって挿入管14の長手方向に沿って延びている。
図6は、係合突起32が先端領域24Tを通過する状態における、挿入管14の側面と内視鏡用キャップ30の断面とを示す図である。図7は、係合突起32が最基端部24Bまで移動した状態における、挿入管14の側面と内視鏡用キャップ30の断面とを示す図であり、図8は、係合突起32が係合端部24Eまで移動した状態における、挿入管14の側面と内視鏡用キャップ30の断面とを示す図である。
内視鏡用キャップ30の取り付け動作において、係合突起32が先端領域24Tを通過する位置付近まで移動されると、弾性変形部36が突出部15の先端面15Sに接する。このときの係合突起32は、弾性変形部36の変形を開始させる位置(以下、変形開始位置)24Dにあり、変形開始位置24Dからさらに係合突起32がガイド溝24に沿って最基端部24Bまで進むことにより、弾性変形部36が変形する(図7参照)。この変形により、本体部40は、矢印Cの示すように、挿入管14の長手方向に沿ってその基端部側に向う移動が可能になる。
挿入管14の長手方向に沿った基端部側への本体部40の移動量は、ガイド溝24の折り返し長さ、すなわち変形開始位置24Dと係合端部24Eとの長手方向における距離Dに等しい。このことから明らかであるように、必要とされる本体部40の移動量に応じてガイド溝24の形状が調整される。
ガイド溝24の形状のみならず、突出部15の高さに相当する先端面14Aから突出部の先端面15Sまでの距離Hを十分に大きく、例えば上述の距離Dよりも大きくすることによって、本体部40の移動量が確保される。なお距離Dは、最基端部24Bと係合端部24Eとの長手方向における距離にも等しい。変形開始位置24Dと係合端部24Eは、先端面14Aから略同じ距離だけ離れているからである。
係合突起32が、最基端部24Bから係合端部24Eまで進む(図8参照)と、係合突起32が挿入管14の周方向にも移動し、本体部40における係合突起32の近傍の領域が挿入管14の周方向に沿って捩れる。このとき、弾性変形部36はほぼ変形前の形状となる。このため、挿入管14の長手方向に関しては、矢印Eの示すように、本体部40が先端面14A側に向かって弾性変形部36の変形前の位置まで戻る。係合端部24Eと先端面14Aとの距離が、最基端部24Bと先端面14Aとの距離よりも小さく、かつ変形開始位置24Dと先端面14Aとの距離に略等しいからである。
このように、係合突起32を係合端部24Eに係合させた状態(図8参照・以下、係合状態という)で内視鏡用キャップ30を挿入管14に取り付けることにより、内視鏡用キャップ30の位置ずれおよび挿入管14からの脱落が確実に防止される。内視鏡用キャップ30に対して、係合突起32を先端面14A側に引っ張る力が加えられた場合のみならず、例えば挿入管14の周方向に沿って内視鏡用キャップ30を回転させる方向に力が加えられた場合においても、係合端部24E近傍において挿入管14の長手方向に平行なガイド溝24が、係合部材32の位置ずれを確実に防止するからである。
さらに内視鏡用キャップ30に対して、係合突起32を先端面14Aから離す方向に力が加えられても、係合端部24Eにある係合突起32を最基端部24Bよりも上流側まで移動させるほどの弾性変形部36の変形は生じ難い。よってこのような外力に対しても、内視鏡用キャップ30の位置ずれ、脱落を防止できる。
なお、係合突起32が係合状態にあるときに、観察窓30Wが処置具移動溝14D(図2、3参照)上にあって切欠面14Cに略一致するように、係合突起32、観察窓30Wおよびガイド溝24が配置されている。また、係合突起32が係合状態にあるときにおいても、突出部15の周囲から延びるように弾性変形部36をわずかに変形させたままとしても良い。弾性変形部36の復元力を生じさせることにより、内視鏡用キャップ30を挿入管14の先端に確実に保持させるためである。この場合、係合端部24Eと先端面14Aとの距離を、変形開始位置24Dと先端面14Aとの距離よりもわずかに大きくすれば良い。
次に、係合突起32およびガイド溝24の位置関係につき、説明する。図9は、内視鏡用キャップ30の長手方向に垂直であって、係合突起32を通る平面で切断した内視鏡用キャップ30の断面図である。
内視鏡用キャップ30の内壁面30Iにおける係合突起32の位置と、ガイド溝24の係合端部24Eの位置は、以下のように調整されている。まず、内視鏡用キャップ30においては、係合突起32が、観察窓30Wの輪郭線のうち、内視鏡用キャップ30の長手方向に平行な一対の輪郭線30Eを含む第1の平面30Aに平行な第2の平面30B上に設けられている。第2の平面30Bは、中心点30Pを通る内視鏡用キャップ30の長手方向の中心線を含む平面である。
ガイド溝24の係合端部24Eは係合突起32の位置に対応している。すなわち係合端部24Eは、図8に示されるように、切欠面14Cに平行な平面であって挿入管14の長手方向の中心線を含む平面14B上に設けられている。このように、係合突起32および係合端部24Eの位置を調整することにより、内視鏡用キャップ30の製造時における係合突起32の位置の設計、調整が容易になるとともに、内視鏡用キャップ30を安定した状態で挿入管14に装着できる。
以上のように本実施形態によれば、側視型内視鏡10にガイド溝24を設け、係合突起32をガイド溝24の係合端部24Eに係合させることにより、内視鏡用キャップ30の位置ずれや脱落を確実に防止することができる。
さらに、直線状の先端領域24Tと湾曲領域24Cとを含むガイド溝24(図6〜8参照)が、折れ曲がるように屈曲してはいない、すなわち直線部分と湾曲した曲線部分とからなることから、内視鏡用キャップ30を挿入管14に容易に取り付けることができる。係合突起32をガイド溝24に沿って移動させる操作が容易だからである。また、ガイド溝24と係合突起32とを設けることによっては、内視鏡用キャップ30が装着された状態における内視鏡装置の径方向の長さは変化せず、小径化を妨げるという問題も生じない。
側視型内視鏡10の挿入管14、および内視鏡用キャップ30に含まれる部材の形状、配置、材質等は、いずれの実施形態にも限定されない。例えば、突出部15の形状については、底面および先端面15Sを四分円状とする(図2等参照)ことにより、挿入管14の先端を構成する金属材料の旋盤加工によって突出部15を比較的容易に形成できることや、先端面15Sを容易に小さくして内視鏡用キャップ30の取り付け時における弾性変形部36との摩擦を低減できるといった効果があるものの、これには限定されない。例えば、突出部15の底面および先端面15Sを半円状としても良い。
突出部15の配置についても、図2における処置具移動溝14Dの右側には限定されず、左側に配置しても良い。この場合、挿入管14の先端面14Aにおける狭い領域に突出部15を設けるため先端面15Sの面積を確保しにくいものの、突出部15をガイド溝24から離すことにより、係合突起32に作用する弾性変形部36の復元力(段落[0038]参照)を大きくすることができる。さらにこの場合、挿入管14の先端部の突出長さを抑えることができる。
内視鏡用キャップ30は、適度な弾性変形が可能な部材であれば、シリコンゴム以外の部材で形成されても良い。
10 側視型内視鏡
14 可撓管
14A 先端面
15 突出部
15S 先端面
24 ガイド溝
24B 最基端部
24E 係合端部
24T 先端領域
30 内視鏡用キャップ
30I 内壁面
30M 開口
30W 観察窓
32 係合突起
36 弾性変形部
40 本体部

Claims (12)

  1. 内視鏡用キャップと、前記内視鏡用キャップが取り付けられる側視型内視鏡とを備えた内視鏡装置であって、
    前記内視鏡用キャップが、内壁面に設けられた係合突起と、前記側視型内視鏡に取り付けられるための開口とは反対側に設けられた弾性変形部とを備え、
    前記側視型内視鏡が、前記側視型内視鏡の先端面から突出するとともに前記弾性変形部を変形させるための突出部と、前記先端面の端部から基端部に向かって延びるように側面に沿って形成されたガイド溝であって、前記係合突起が係合するための係合端部が最基端部よりも前記先端面側にあるように湾曲している前記ガイド溝とを備え、
    前記突出部により前記弾性変形部が変形されつつ前記係合突起が前記ガイド溝に沿って前記最基端部を通過して前記係合端部に係合することにより、前記内視鏡用キャップが前記側視型内視鏡に取り付けられることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 先端面から突出する突出部と、前記先端面の端部から基端部に向かって延びるように側面に沿って形成されたガイド溝であって、係合端部が最基端部よりも前記先端面側にあるように湾曲している前記ガイド溝とを備えた側視型内視鏡に取り付けられる内視鏡用キャップであって、
    内壁面に設けられた係合突起と、前記側視型内視鏡に取り付けられるための開口とは反対側に設けられた弾性変形部とを備え、
    前記突出部により前記弾性変形部が変形されつつ前記係合突起が前記ガイド溝に沿って前記最基端部を通過して前記係合端部に係合することにより、前記内視鏡用キャップが前記側視型内視鏡に取り付けられることを特徴とする内視鏡用キャップ。
  3. 前記弾性変形部から延びる筒状の本体部をさらに有し、前記内視鏡用キャップの前記側視型内視鏡への取り付け動作における前記弾性変形部の変形により、前記本体部が前記側視型内視鏡の長手方向に沿って基端部側に移動することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用キャップ。
  4. 前記弾性変形部から延びるとともに前記係合突起を含む本体部をさらに有し、前記内視鏡用キャップの前記側視型内視鏡への取り付け動作において、前記本体部が、前記側視型内視鏡の周方向に沿って捩れるように変形することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の内視鏡用キャップ。
  5. 前記側視型内視鏡の側視観察のために観察窓が形成されており、前記内視鏡用キャップが前記側視型内視鏡に取り付けられると前記観察窓が前記側視型内視鏡の切欠面に一致するように、前記係合突起が配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の内視鏡用キャップ。
  6. 内視鏡用キャップが取り付けられる側視型内視鏡であって、
    前記内視鏡用キャップが、内壁面に設けられた係合突起と、前記側視型内視鏡に取り付けられるための開口とは反対側に設けられた弾性変形部とを備え、
    前記側視型内視鏡が、先端面から突出するとともに前記弾性変形部を変形させるための突出部と、前記先端面の端部から基端部に向かって延びるように側面に沿って形成されたガイド溝であって、前記係合突起が係合するための係合端部が最基端部よりも前記先端側にあるように湾曲している前記ガイド溝とを備え、
    前記突出部により前記弾性変形部が変形されつつ前記係合突起が前記ガイド溝に沿って前記最基端部を通過して前記係合端部に係合されることにより、前記内視鏡用キャップが前記側視型内視鏡に取り付けられることを特徴とする側視型内視鏡。
  7. 前記ガイド溝において、前記最基端部よりも前記先端面側の領域である先端領域が前記側視型内視鏡の長手方向に平行に延びていることを特徴とする請求項6に記載の側視型内視鏡。
  8. 前記ガイド溝が、前記係合端部において、前記最基端部よりも前記先端面側の領域である先端領域と平行に延びていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の側視型内視鏡。
  9. 前記ガイド溝が、前記最基端部および前記係合端部の近傍において湾曲していることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の側視型内視鏡。
  10. 側視観察のための切欠面が形成されており、前記係合端部が、前記切欠面に平行な平面であって前記側視型内視鏡の長手方向に沿った中心線を含む平面上に設けられていることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかに記載の側視型内視鏡。
  11. 前記側視型内視鏡の先端面から前記突出部の先端面までの距離が、前記側視型内視鏡の長手方向における前記最基端部と前記係合端部との距離よりも大きいことを特徴とする請求項6から請求項10のいずれかに記載の側視型内視鏡。
  12. 前記突出部の底面および先端面が四分円状であることを特徴とする請求項6から請求項11のいずれかに記載の側視型内視鏡。
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