JP2010253029A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】人の動作あるいは人が扱う物の動きとしてリアルな動きを実現可能な可動役物を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】可動役物装置3を備えたパチンコ遊技機であって、可動役物装置3が、ベース部31と、ベース部31に対して揺動可能にベース部31に取着された揺動部34と、揺動部34に取着されて揺動部34と共に揺動するとともに、直線移動可能な直線移動部35とを備え、直線移動部35が役物部30を有するパチンコ遊技機。
【選択図】図3

Description

本発明は、揺動や回転等の複合動作が可能な可動役物を備えたパチンコ遊技機に関する。
下記特許文献1には、回転動作と揺動動作が可能な可動役物を備えたパチンコ遊技機が記載されている。
特開2008−183031号公報
しかし、上記特許文献1記載の可動役物の揺動動作は、単に一点を中心とした円弧を描くものであり(同文献の図10参照)、人の動作あるいは人が扱う物(同文献の例では、ガトリング砲)の動きとしては不自然であり、リアリティに欠けるという問題があった。
本発明は、上述した問題を解決するものであり、人の動作あるいは人が扱う物の動きとしてリアルな動きを実現可能な可動役物を備えた遊技機を提供することを目的とする。
本発明のパチンコ遊技機は、可動役物装置を備えたパチンコ遊技機であって、前記可動役物装置が、ベース部と、前記ベース部に対して揺動可能に前記ベース部に取着された揺動部と、前記揺動部に取着されて前記揺動部と共に揺動するとともに、直線移動可能に構成された直線移動部と、を備え、前記直線移動部が役物部を有することを特徴とする。
これによれば、役物部を、揺動部と共に揺動させつつ、直線移動させることができるので、例えば人が投げるような物を模した役物であれば放物線に近い軌跡を描かせる等、人の動作あるいは人が扱う物の動きとしてリアルな動きを実現可能であり、遊技の興趣を向上させることができる。
ここで、前記直線移動部が、前記直線移動部の直線移動方向に延びて前記役物部が取着された軸を有し、前記役物部が前記軸を中心として回転可能に構成されていることが好ましい。
これによれば、役物部を揺動方向とも直線移動方向とも異なる方向に回転させることができるので、より遊技の興趣を向上させることができる。
また、前記役物部が、複数の装飾面を有して、前記軸を中心とした回転後に前記複数の装飾面のうちのいずれか1つの装飾面を略前方に向けて停止するように構成され、前記役物部の停止時に略前方を向く前記装飾面が、大当たり発生の期待度に応じて異なるように構成されていることが好ましい。
これによれば、遊技者は、前方を向いた装飾面から大当たりが発生し易いか否かを知ることができるので、どの装飾面で停止するかを興味を持って見ることとなり、更に遊技の興趣を向上させることができる。
また、前記役物部の前記軸を中心とした回転の回転速度が、大当たり発生の期待度に応じて異なるように構成されていることが好ましい。
これによれば、遊技者は、役物部の回転速度から大当たりが発生し易いか否かを知ることができるので、役物部をより興味を持って見ることとなり、更に遊技の興趣を向上させることができる。
また、前記役物部が、前記揺動部と共に行う揺動または前記直線移動方向への移動の少なくとも一方を行いつつ、前記揺動部の揺動半径が形成する揺動面に直交する面に沿って、前記直線移動方向に直交する方向に移動可能に構成されていることとしてもよい。
これによれば、役物部を揺動方向とも直線移動方向とも異なる方向に移動させることができるので、役物部のより複雑な動きを実現可能であり、より遊技の興趣を向上させることができる。
本発明の遊技機によれば、可動役物装置において人の動作あるいは人が扱う物の動きとしてリアルな動きを実現可能であり、遊技の興趣を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 同実施形態に係る電気系統のブロック図である。 同実施形態に係る可動役物装置の初期状態の斜視図である。 同可動役物装置の直線移動部が移動した状態の斜視図である。 (a)は同可動役物装置の初期状態の平面図、(b)は同可動役物装置の作動途中の平面図である。 (a)は図5(b)に続く同可動役物装置の作動途中の平面図、(b)は図6(a)に続く同可動役物装置の作動途中の平面図である。 図6(b)に続いて同可動役物装置が更に液晶画面側に揺動した状態の平面図である。 同可動役物装置の役物部の動きを説明するための図である。 同可動役物装置の役物部の回転動作と液晶画面における表示を説明するための図であり、(a)は大当たり発生の期待度が高い場合、(b)は大当たり発生の期待度が低い場合を示す。 本発明の他の実施形態に係る可動役物装置の側面図であり、(a)は初期状態、(b)は傾動した状態を示す。 図10の可動役物装置の動作例であり、(a)は初期状態、(b)は直線移動部が移動するとともに傾動した状態、(c)は直線移動部が更に移動するとともに更に傾動した状態を示す。 本発明の更に他の実施形態に係る可動役物装置の斜視図である。 図12の可動役物装置の動作例を示すためのパチンコ遊技機の要部概略断面図であり、(a)は初期位置において役物部が回転している状態、(b)は初期位置において役物部が回転を停止した状態、(c)は役物部が液晶画面前に移動した状態である。 本発明の更にまた他の実施形態に係る可動役物装置の側面図である。 (a)は図10、(b)は図12、(c)は図14に示す可動役物装置の役物部の移動方向を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、実施形態のパチンコ遊技機は、枠ランプ17及びスピーカ18が配設された前面枠10と、前面枠10の内側に配設された遊技盤1とを備え、遊技盤1には遊技球が流下する遊技領域2が形成されている。遊技領域2には、ゲート8、電動チューリップ5を備えた始動入賞装置4、大入賞装置7、及び、普通入賞装置9が配設されている。遊技領域2の中央部には中央役物装置11が配設され、中央役物装置11には、画像表示器6の液晶画面6a、及び、後述する可動役物装置3の役物部30が配設されている。役物部30は、可動役物装置3において興趣を盛り上げるために遊技者に見せる部分であり、遊技者に視認可能に配置されている。また、遊技盤1には、盤ランプ19が配設され、遊技領域2の外側には、普通図柄表示器13、特別図柄表示器14、普通図柄保留ランプ15、及び、特別図柄保留ランプ16が配設されている。
図2に示すように、実施形態のパチンコ遊技機の電気系統は、主制御基板20、払出制御基板21、演出制御基板22、画像制御基板23、及び、ランプ制御基板24を備えている。主制御基板20には、払出制御基板21、及び、演出制御基板22が接続されるとともに、始動入賞装置4に設けられた始動口SW(スイッチ)4a、電動チューリップ5を作動させる電チューソレノイド5a、ゲート8に設けられたゲートSW8a、大入賞装置7に設けられた大入賞口SW7a、大入賞装置7を作動させる大入賞口ソレノイド7b、普通入賞装置9に設けられた普通入賞口SW9a、特別図柄保留ランプ16、普通図柄保留ランプ15、特別図柄表示器14、及び、普通図柄表示器13がそれぞれ接続されている。
また、演出制御基板22には、画像制御基板23及びランプ制御基板24が接続され、画像制御基板23には、画像表示器6及びスピーカ18が接続され、ランプ制御基板24には、枠ランプ17、盤ランプ19、及び、可動役物装置3が接続されて、可動役物装置3はランプ制御基板24から受信した信号に従って作動する。払出制御基板21には、払出装置(図示せず。)を駆動する払出駆動モータ26が接続されている。
図3は、初期状態(すなわち、後述する揺動ユニットU及び直線移動部35が初期位置にある状態)の可動役物装置3を示したものであり、図3に示すように、可動役物装置3は、役物部30が遊技領域2側に露出するように、実施形態のパチンコ遊技機に配設されている。可動役物装置3は、中央役物装置11の枠体12に固定されたベース部31と、ベース部31に対して揺動可能にベース部31に取着された揺動ユニットUとを備えている。揺動ユニットUは、板状の揺動部34と、揺動部34の上面側に取着された直線移動部35とを備えている。そして、ベース部31の上面に取着された正逆回転可能なステッピングモータであるモータ32の回転軸に、揺動部34が取着されることにより、揺動部34がベース部31に対して揺動可能にベース部31に取着されて、揺動部34を含む揺動ユニットUは、ベース部31に対してモータ32の回転軸を中心に揺動可能とされている。
直線移動部35は、細長い矩形板状のラック形成部39と、ラック形成部39の上面側に設けられた回転部40とを備えている。ラック形成部39には、長手方向に沿った側部にラック36が形成されている。揺動部34には、ラック36と噛合するピニオン37が配設され、ピニオン37は、揺動部34に取着された正逆回転可能なステッピングモータであるモータ38の回転軸に取着されて、正逆回転し、ラック形成部39を含む直線移動部35は、ピニオン37の正逆回転に伴って、揺動部34の揺動面(揺動の半径が形成する面)に平行な方向に直線移動する。揺動部34には門型のガイド部41が立設され、ラック形成部39はガイド部41内を通過しつつ移動するため、直線移動部35が直線移動するときの移動方向が規制される。また、図示はしないが、揺動部34及びラック形成部39の一方に凸部が、他方に直線状の凹溝(孔でもよい。)が形成され、凸部が凹溝に嵌合されて凹溝内を摺動することによっても、直線移動部35が直線移動するときの移動方向が規制される。
回転部40は、ステッピングモータであるモータ42と、モータ42の回転軸に取着された回転軸43と、回転軸43のモータ42とは反対側の端部に取着された役物部30とから構成される。モータ42はラック形成部39に固定され、回転軸43は、ラック形成部39に立設された軸受け部44の孔44aに、クリアランスを持って挿通されている。なお、回転軸43の軸方向は、ラック形成部39の移動方向に一致している。役物部30は、銭貨(ここでは、寛永通宝)を模したものであり、文字等(図示せず)が描かれた装飾面として、表面30aと裏面30bとを備えている。
図4は、図3の状態から直線移動部35を前方に移動させた状態を示す。図4に示すように、モータ38によってピニオン37が矢印方向に回転すると、ピニオン37がラック36に噛合していることから、ラック形成部39は揺動ユニットUにおける前方に移動し、ラック形成部39を含む直線移動部35全体も揺動ユニットUにおける前方に移動する。
なお、揺動ユニットUの回転角度(揺動角度)は、図示しない反射型フォトセンサにより揺動ユニットUが初期位置にあることを検出するとともに、揺動ユニットUが初期位置にある状態からのモータ32の回転角度を計算することにより算出される。ピニオン37の回転角度(すなわち、直線移動部35の移動距離)、回転軸43の回転角度についても同様に算出可能とされている。
以上のように構成された可動役物装置3の動作について、図5〜8に基づいて説明する。
図5(a)は、図3と同様に初期状態にある可動役物装置3を示す。可動役物装置3は、図5(a)の状態から、揺動ユニットUを液晶画面6a側に揺動させつつ、直線移動部35を揺動ユニットUにおける前方に移動させることにより、図5(a)→図5(b)→図6(a)というように、役物部30を移動させる。そして、図6(a)の状態から、更に揺動ユニットUを液晶画面6a側に揺動させるとともに、直線移動部35を揺動ユニットUにおける後方に少し移動(後退)させることにより、図6(b)の状態とし、図6(b)の状態から更に揺動ユニットUを液晶画面6a側に揺動させることにより、図7に示すように、役物部30を液晶画面6aに近づける。そして、図7に示す状態で、可動役物装置3は、モータ42を作動させて回転軸43を中心として役物部30を回転させた後、表面30aまたは裏面30bを略前方に向けて役物部30を停止させる。
図8は図5〜7に示された動きを纏めたものであり、役物部30は、図8の符号30A〜30Eに示すように、放物線のような軌跡を描いて液晶画面6aの前方まで移動した後、回転軸43を中心として回転し、符号30Fに示すように、表面30aまたは裏面30bを略前方に向けて停止する。図8の符号30Fでは、表面30aが略前方に向いている。
なお、表面30aと裏面30bのいずれを略前方に向けて役物部30を停止させるかは、大当たり発生の期待度による。詳説すれば、実施形態のパチンコ遊技機は、始動入賞装置4への遊技球の入賞を契機に大当たり抽選を行い、大当たりが選択されたときは、大入賞装置7の大入賞口を所定回数開閉させる大当たり遊技を行って、大入賞口に入賞した遊技球の数に応じて払出装置から賞球を払い出す。ここで、実施形態のパチンコ遊技機では、大当たり抽選において大当たりが選択される確率に、所定の低確率と、その低確率よりも高い所定の高確率の2通りがあり、通常遊技状態及び時短遊技状態では低確率で、確変遊技状態では高確率で大当たり抽選が行われる等、遊技状態によっていずれかの確率で大当たり抽選が行われる。演出制御基板22は、可動役物装置3を作動させるときに、主制御基板20から受信したコマンドに基づいて遊技状態を調べ、大当たり抽選で大当たりが選択される確率が低確率である場合、すなわち、大当たり発生の期待度が低い場合には、表面30aを略前方に向けて役物部30が停止するように、大当たり抽選で大当たりが選択される確率が高確率である場合、すなわち、大当たり発生の期待度が高い場合には、裏面30bを略前方に向けて役物部30が停止するように、ランプ制御基板24にコマンドを送信する。したがって、大当たり発生の期待度が高い場合には裏面30bが、低い場合には表面30aが略前方を向いて、役物部30が停止することとなる。
また、役物部39の回転速度は大当たり発生の期待度に応じて異なるように構成されている。詳しくは、演出制御基板22は、大当たり発生の期待度が低い場合には、所定の低回転速度で、大当たり発生の期待度が高い場合には、前記低回転速度よりも高い高回転速度で、役物部30を回転させるように、ランプ制御基板24にコマンドを送信する。したがって、大当たり発生の期待度が高い場合には高速で、低い場合には低速で、役物部30が回転することとなる。そして、役物部30が高速回転をするときは、その回転に連動して液晶画面6aに多数の火花が表示されるが、役物部30が低速回転をするときは、その回転に連動して液晶画面6aに表示される火花は、高速回転時よりも少ない少数とされる。
図9に基づいて説明すれば、大当たり発生の期待度が高い場合には、(a)の上の図に示すように、役物部30は高速回転を行い、このとき、液晶画面6aには、多数の火花が役物部30の周りに散るように表示される。そして、停止時には(a)の下の図に示すように、役物部30は、例えば「チャンス」という文字が描かれた裏面30bを略前方に向けて、停止する。一方、大当たり発生の期待度が低い場合には、(b)の上の図に示すように、役物部30は低速回転を行い、このとき、液晶画面6aには、(a)の場合よりも少ない数の火花が、役物部30の周りに散るように表示される。そして、停止時には(b)の下の図に示すように、役物部30は、例えば「寛永通寶」という文字が描かれた表面30aを略前方に向けて、停止する。
以上説明した実施形態のパチンコ遊技機によれば、役物部30を、揺動部34と共に揺動させつつ、揺動部34の揺動面に対して平行な直線方向に移動させることができるので、例えば、人が投げる物を模した役物部30であれば、役物部30の軌跡を一点を中心とした単なる円弧ではなく放物線に近いものにできる等、リアルな動きを実現可能であり、遊技の興趣を向上させることができる。
また、役物部30が揺動面に平行な直線方向(すなわち、直線移動方向)に延びる回転軸43を中心として回転するので、揺動方向とも直線移動方向とも異なる方向に役物部30が回転することとなり、より遊技者にとって面白い動きを実現可能であり、より遊技の興趣を向上させることができる。そして、役物部30が装飾面である表面30a、裏面30bのいずれを略前方に向けて回転を停止するかによって、大当たり発生の期待度が分かるので、遊技者はより興味を持って役物部30を見ることとなり、更に遊技の興趣を向上させることができる。
また、大当たり発生の期待度によって役物部30の回転速度が異なるので、回転速度によっても大当たり発生の期待度が分かり、遊技者はより興味を持って役物部30を見ることとなり、更に遊技の興趣を向上させることができる。そして、期待度が高いときには低いときよりも高速回転として、その回転に連動して、高速回転時には低速回転時よりも液晶画面6aにおいて、多数の火花を表示する等、派手な表示を行うので、遊技者は大当たりへの期待を強く持つこととなり、一層遊技の興趣を向上させることができる。
なお、液晶画面6aにおける表示と連動させて役物部30を移動させれば、遊技の興趣をより向上させることができる。例えば、液晶画面6aに人が銭貨を投げる動作を表示し、液晶画面6aに表示された銭貨が役物部30の初期位置の側方で液晶画面6aから消えた直後に、役物部30が図8の符号30A〜30Eに示すように移動するように構成すれば、液晶画面6a中で投げられた銭貨が実際の銭貨となって液晶画面6a前方に現れるように見え、遊技の興趣をより向上させることができる。
また、図10に示すように、役物部30を、揺動部34と共に行う揺動または直線移動方向への移動の少なくとも一方を行いつつ、揺動部34の揺動面に直交する面に沿って、直線移動方向に直交する方向に移動可能に、構成してもよい。以下、図10に示す実施形態について説明するが、上記実施形態の各構成要素に対応する構成要素については、同じ符号を用いて、その説明を適宜省略する。図10の可動役物装置3は、ベース部31は枠体12に固定されてなく、ベース部31の前端部の両側から突設された軸46が、枠体12に回動可能に支持されている。そして、ベース部31の軸46側とは反対側に連結部47が突設されて、連結部47はプッシュプル形ソレノイド48のシャフト49に連結されている。ソレノイド48の本体部48aは枠体12等に固定され、シャフト49は上下動可能である。
以上のように構成された図10の可動役物装置3は、例えば図10(a)に示す初期状態から、図10(b)に示すように、シャフト49を上方に移動させて連結部47を引っ張ることにより、軸46を中心として可動役物装置3全体を傾動させて、役物部30を初期位置よりも下げる(すなわち、図10(b)の2点鎖線矢印に示すように、揺動面に垂直な方向に移動させる)ことができる。また、シャフト49を下方に移動させれば、一旦下がった役物部30を初期位置まで上げることもできる。
図10の役物部30の移動方向を、図15(a)を用いて説明する。図15(a)で、2点鎖線R1は揺動部34の揺動半径を示し、符号H1は揺動部34の揺動面を示す。役物部30は、揺動部34と共に揺動しつつ、符号X1で示す直線移動方向に移動する。この方向X1は、揺動面H1に平行な方向である。また、役物部30は、揺動部34と共に行う揺動または直線移動方向X1への移動の少なくとも一方を行いつつ、上述したようにソレノイド48を作動させることにより、符号Y1で示す方向に移動可能である。この方向Y1は、揺動面H1に直交する面V1に沿い、かつ、直線移動方向X1に直交する方向となる。なお、揺動面H1と面V1とは直交するので、図15(a)に示すように面V1を真円で描いたときは、揺動面H1は直線で描かなければならないが、図15(a)では、見易くするために、楕円で描いている。図15(b)、(c)についても同様である。
図10の可動役物装置3を用いれば、例えば図11に示すような動作が可能である。図11では、(a)に示す初期状態から、(b)に示すように、直線移動部35を揺動ユニットUにおける前方に移動させるとともに、シャフト49を上方に移動させて連結部47を引っ張ることにより、役物部30を初期状態よりも下げている。そして、(b)の状態から、さらに、直線移動部35を揺動ユニットUにおける前方に移動させるとともに、シャフト49を上方に移動させて、(c)に示すように、役物部30を更に下げている。
図10の可動役物装置3のように構成すれば、揺動と直線移動とその直線移動方向に直交する方向への移動とを組み合わせて、役物部30のより複雑な動きを実現可能であり、より遊技の興趣を向上させることができる。例えば、図8に示した役物部30の動きにおいて、符号30Aの初期位置から符号30Cの位置に移動するまでは、役物部30を段々下げていき、符号30Cの位置で最も下げた後、役物部30を段々上げていって、符号30Eの位置で初期位置と同じ高さに戻せば、役物部30が迫ってくるように見えたり、装飾面が見えたりする等、より遊技者にとって面白みのある動きを実現可能である。
なお、役物部30を揺動面に直交する方向に移動可能とする構成は、図10に示したものに限らず、例えば、軸46を設けずにベース部31の前端部もソレノイド48と同様のソレノイドのシャフトに連結することにより、可動役物装置3全体を(傾動ではなく)揺動面に直交する方向に移動させる構成としてもよい。
次に、本発明の更に他の実施形態について、図12、13に基づいて説明する。なお、図3に示した実施形態の各構成要素に対応する構成要素については、同じ符号を用いて、その説明を適宜省略する。
図12の可動役物装置3は、ベース部31と、ベース部31に対して揺動可能にベース部31に取着された揺動ユニットUとを備えている。ベース部31は、図13に示すように中央役物装置11の枠体12の一部をなしている。揺動ユニットUは、揺動部34と直線移動部35とを備えている。揺動部34は、ベース部取付部34bと、ベース部取付部34bの前端から垂直に立ち上がる直線移動部取付部34aとからなり、図13に示すように側面視においてL字形状をなしている。そして、直線移動部取付部34aの前面側に直線移動部35が取着され、ベース部31の上面側にベース部取付部34bが配置されて、ベース部31の下面側に取着されたモータ32の回転軸が、ベース部31を貫通してベース部取付部34bに取着されることにより、揺動部34はベース部31に対して揺動可能に取着されている。
図12の可動役物装置3は、図13に示すように、直線移動部35の直線移動方向が上下方向となるように、中央役物装置11に設けられている。また、図13(a)に示すように、初期位置において、役物部30は、遊技者からは見えないように、液晶画面6aを覆う透明なカバー50の上部に設けられた大提灯様の装飾部51(図1参照)の後方に配置されている。そして、可動役物装置3は、初期位置において、図13(a)に示すように役物部13を回転させて、図13(b)に示すようにいずれかの装飾面を前方に向けて役物部30の回転を停止し、その後、図13(c)に示すように、直線移動部35を下方に直線移動させて、液晶画面6aの前方に役物部30を出現させる。なお、直線移動部35の直線移動の際に、揺動部34を揺動させるようにしてもよい。
一般的にパチンコ遊技機においては、演出のための役物を液晶画面6a前方に出現させるときは、遊技球との衝突を避けるために、液晶画面6aと液晶画面6aの前方を覆うカバー50との間に役物を出現させる。図12の実施形態は、役物部30を液晶画面6aの前方に出現させる前に回転させているため、液晶画面6aとカバー50との間のスペースが小さく、役物部30を回転させることが困難な場合に適している。
図12の役物部30の移動方向を、図15(b)を用いて説明する。図15(b)で、2点鎖線R2は揺動部34の揺動半径を示し、符号H2は揺動部34の揺動面を示す。役物部30は、揺動部34と共に揺動しつつ、符号X2で示す直線移動方向に移動する。この方向X2は、揺動面H2に直交する方向である。なお、図12に示す実施形態において、例えばベース部31を枠体12と一体にせず別体として、ソレノイドや、ラックとピニオン等を用いて、図13に示す前後方向に移動可能に構成すれば、役物部30が、揺動部34と共に行う揺動または直線移動方向X2への移動の少なくとも一方を行いつつ、符号Y2で示す方向に移動可能となる。この方向Y2は、揺動面H2に直交する面V2に沿い、かつ、直線移動方向X2に直交する方向となる。
次に、本発明の更にまた他の実施形態について、図14に基づいて説明する。図14の実施形態では、揺動部34が斜面52aを有する傾斜部52を備え、斜面52a上に直線移動部35が取着されている。なお、図14に示す実施形態において、図10に示した実施形態の各構成要素に対応する構成要素については、同じ符号を用いて、その説明を省略する。図14のように構成すれば、揺動部34の揺動面に対して斜めの方向に直線移動させることができる。このように、直線移動部35の直線移動方向は、揺動部34の揺動面に平行あるいは直交する方向とは限らず、斜めの方向であってもよい。
図14の役物部30の移動方向を、図15(c)を用いて説明する。図15(c)で、2点鎖線R3は揺動部34の揺動半径を示し、符号H3は揺動部34の揺動面を示す。役物部30は、揺動部34と共に揺動しつつ、符号X3で示す直線移動方向に移動する。また、役物部30は、揺動部34と共に行う揺動または直線移動方向X3への移動の少なくとも一方を行いつつ、ソレノイド48を作動させることにより、符号Y3で示す方向に移動可能である。この方向Y3は、揺動面H3に直交する面V3に沿い、かつ、直線移動方向X3に直交する方向となる。
なお、上記各実施形態では、ステッピングモータと反射型フォトセンサを用いて、揺動ユニットU等の回転角度が分かるように構成したが、勿論他の構成を用いて、回転角度が分かるようにしてもよい。
また、役物部30が有する装飾面は2つとは限らず、例えば役物部30がサイコロ状のものであれば装飾面を4つとすることができる。
3…可動役物装置
30…役物部
30a、30b…装飾面
31…ベース部
34…揺動部
35…直線移動部
43…回転軸

Claims (5)

  1. 可動役物装置を備えたパチンコ遊技機であって、
    前記可動役物装置が、
    ベース部と、
    前記ベース部に対して揺動可能に前記ベース部に取着された揺動部と、
    前記揺動部に取着されて前記揺動部と共に揺動するとともに、直線移動可能に構成された直線移動部と、
    を備え、
    前記直線移動部が役物部を有することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記直線移動部が、前記直線移動部の直線移動方向に延びて前記役物部が取着された軸を有し、
    前記役物部が前記軸を中心として回転可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記役物部が、複数の装飾面を有して、前記軸を中心とした回転後に前記複数の装飾面のうちのいずれか1つの装飾面を略前方に向けて停止するように構成され、
    前記役物部の停止時に略前方を向く前記装飾面が、大当たり発生の期待度に応じて異なるように構成されていることを特徴とする請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記役物部の前記軸を中心とした回転の回転速度が、大当たり発生の期待度に応じて異なるように構成されていることを特徴とする請求項2または3記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記役物部が、前記揺動部と共に行う揺動または前記直線移動方向への移動の少なくとも一方を行いつつ、前記揺動部の揺動半径が形成する揺動面に直交する面に沿って、前記直線移動方向に直交する方向に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のパチンコ遊技機。
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