JP2010252537A - スイッチング電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧変動を低減可能なスイッチング電源を提供すること。
【解決手段】チョークコイルを兼ねる一次コイル26と二次コイル27とをもつトランスをもつステップアップ回路2が配置される。一次コイル26の電流が増大する時、二次コイル27の誘導電圧がダイオード24を通じて出力電源ラインL2に出力される。これにより、出力電源ラインL2の電位変動が抑制される。入力電源ラインL1の電位変動に応じてキャパシタ14及び15は並列に充電され、直列に放電される。これにより、入力電源ラインL1の電位変動が抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体スイッチング素子からなるスイッチのスイッチング動作により目的電圧を出力するスイッチング電源回路の改良に関し、特にその有害な電圧リップルやノイズ電圧の抑制技術に関する。
半導体スイッチング素子を内蔵するスイッチング電源回路が知られている。このスイッチング電源回路は、一定の電源電圧又は所定波形の交流重畳電圧を負荷回路へ供給する。従来のスイッチング電源回路の一例をなすDCDCコンバータが図5を参照して説明される。バッテリの電圧は、チョッパ回路からなるステップアップ回路101で昇圧される。入力電圧平滑用の平滑キャパシタ102がステップアップ回路101の一対の入力端の間に接続されている。出力電圧平滑用の平滑キャパシタ103がステップアップ回路101の一対の出力端の間に接続されている。数千μFの静電容量をもつ電解コンデンサにより構成された平滑コンデンサ102及び103はサージ電圧などの電源電圧リップルを吸収する。
DCDCコンバータのようなスイッチング電源回路において、電源電圧のリップルの増大はノイズ問題及び発熱問題を深刻化させる。このため、大容量の平滑コンデンサが電源ラインと接地ラインとの間に接続されていた。しかしながら、平滑コンデンサを構成する電解コンデンサは温度上昇により劣化する。このため、大出力のスイッチング電源回路では、平滑用の電解コンデンサの冷却のために特別の冷却装置が必要となる。その結果、スイッチング電源回路のサイズは、大型の平滑コンデンサ及びその冷却装置により大きくなってしまう。
特許文献1は、直列接続された二次コイルとチョークコイルとをもつトランス型の昇圧チョッパ回路を提案している。けれども、このトランスの二次コイルは、負荷回路に直流電流成分を出力することができない。
特許文献2は、二次コイルの共振電力を用いてスイッチング損失を改善するトランス型の昇圧チョッパ回路を提案している。けれども、その回路は複雑であり、リップル低減を図る意図も開示されていない。
特許文献3は、並列接続された2つのステップアップ回路(チョッパ回路)が、共通のコアに巻かれた2つのチョークコイルをもつことを提案している。しかし、この並列チョッパ回路は2つのクランピングスイッチを必要とするので、回路構成が複雑となり、製造コスト及び損失が増大する。
USP5086383 USP6175219B1 特開2008−306786
本発明は、半導体スイッチング素子からなるスイッチのスイッチング動作により目的の電圧を出力するスイッチング電源回路の体格増大を抑止しつつ電圧変動を抑制することをその目的としている。
(発明の第1の構成)
上記目的を達成する本発明の第1構成は、入力電源ライン(L1)に接続された一端をもつ一次コイル(26)と、一次コイル(26)の他端と接地ライン(L3)とを所定周期で短絡するクランピングスイッチ(22)と、一次コイル(26)の他端から出力電源ライン(L2)へ電流を流す出力ダイオード(23)と、一次コイル(26)と同じコア(25)に巻かれた二次コイル(27)と、二次コイル(27)の一端から出力電源ライン(L2)へ電流を流す第2の出力ダイオード(24)とを備える。なお、出力ダイオード(23)及び第2の出力ダイオード(24)は、いわゆる同期整流を行うトランジスタに置換されることができる。
二次コイル(27)の他端は、入力電源ライン(L1)に接続される。二次コイル(27)は、クランピングスイッチ(22)の導通期間に誘導される誘導電圧(V2)を入力電源ライン(L1)の電圧と同じ方向へ発生する。第2の出力ダイオード(24)は、クランピングスイッチ(22)が導通される期間に誘導電圧(V2)による電流(i2)を出力電源ライン(L2へに供給する。第2の出力ダイオード(24)は、クランピングスイッチ(22)が遮断される期間に出力電源ライン(L2)から二次コイル(27)への電流を阻止する。
この第1構成のスイッチング電源回路は、昇圧チョッパ回路のクランピングスイッチ(22)がオンするクランプ期間に、二次コイル(27)が昇圧電圧を出力するため、電源電圧のリップルを低減することができる。
上記目的を達成する本発明の第2構成は、高電位の電源ライン(L1)と低電位の接地ライン(L3)との間に配置される平滑回路(1)を有する。この平滑回路(1)は、直列接続された3つのスイッチ(11−13)と、2つのキャパシタ(14ー15)と、制御回路(41、42)とを有する。スイッチ(11)の一端は電源ライン(L1)に接続される。スイッチ(13)の一端は接地ライン(L3)に接続される。キャパシタ(14)はスイッチ(11)とスイッチ(12)との接続点を接地ライン(L3)に接続する。キャパシタ(15)はスイッチ(12)とスイッチ(13)との接続点を電源ライン(L1)に接続する。制御回路(41、42)は電源ライン(L1)の電位が所定の第1しきい値(VthH)より大きい場合にスイッチ(11)及びスイッチ(13)を導通させる。制御回路(41、42)は電源ライン(L1)の電位が所定の第2しきい値(VthL)より小さい場合にスイッチ(12)を導通させる。
このようにすれば、コンパクトな平滑回路により入力電源電圧のリップルを低減することができる。
実施形態のスイッチング電源回路を示す回路図である。 図1に示されるチョッパ回路型のステップアップ回路の動作を示すタイミングチャートである。 図1に示される倍電圧回路型の平滑回路の動作を示すタイミングチャートである。 図1に示される倍電圧回路型の平滑回路を制御する制御回路を示す回路図である。 従来のDCDCコンバータを示す回路図である。
本発明のスイッチング電源回路の好適な実施形態を図面を参照して説明する。
この実施例のスイッチング電源回路が図1を参照して説明される。このスイッチング電源回路は、入力平滑回路1、チョーク回路型のステップアップ回路2、出力平滑回路3及びコントローラ4により構成されている。このスイッチング電源回路は、3相モータを駆動するための図略のインバータ回路に電源電圧を印加する。
バッテリ電圧Vbは、入力電源ラインL1を通じてステップアップ回路2に印加される。ステップアップ回路2は、ステップアップした出力電圧を出力電源ラインL2を通じてインバータ回路に電源電圧Vdとして印加する。入力平滑回路1は、入力電源ラインL1の電圧変動を抑制する。出力平滑回路3は、出力電源ラインL2の電圧変動を抑制する。入力平滑回路1、ステップアップ回路2及び出力平滑回路3の採用により、ケーブル、インバータ回路及びモータの抵抗損失が低減される。
(ステップアップ回路2)
ステップアップ回路2は、トランス21、クランピングスイッチ22、ダイオード23及びダイオード24をもつ。トランス21は、コア25に巻かれた一次コイル26及び二次コイル27をもつ。一次コイル26はチョークコイルを兼ねる。一次コイル26の一端は入力電源ラインL1に接続される。一次コイル26の他端は接続点Cに接続される。接続点Cはクランピングスイッチ22を通じて接地ラインL3に接続される。接続点Cはダイオード23を通じて出力電源ラインL2に接続される。二次コイル27の一端はラインL1に接続される。二次コイル27の他端はダイオード24を通じて出力電源ラインL2に接続される。
(入力平滑回路1)
入力平滑回路1は、スイッチ11、12及び13と、キャパシタ14及び15と、抵抗素子16及び17とをもつ。スイッチ11、12及び13は直列接続されている。スイッチ11の一端は入力電源ラインL1に接続される。スイッチ11の他端は、キャパシタ11及び抵抗素子16を通じて接地ラインL3に接続される。スイッチ12の一端はスイッチ11の他端に接続される。スイッチ12の他端はキャパシタ12及び抵抗素子17を通じて入力電源ラインL1に接続される。スイッチ13の一端はスイッチ12の他端に接続される。スイッチ13の他端は接地ラインL3に接続される。
(出力平滑回路3)
出力平滑回路3は、スイッチ31、32及び33と、キャパシタ34及び35と、抵抗素子36及び37とをもつ。スイッチ31、32及び33は直列接続されている。スイッチ31の一端は出力電源ラインL2に接続される。スイッチ31の他端はキャパシタ31及び抵抗素子36を通じて接地ラインL3に接続される。スイッチ32の一端はスイッチ31の他端に接続される。スイッチ32の他端はキャパシタ32及び抵抗素子37を通じて出力電源ラインL2に接続される。スイッチ33の一端はスイッチ32の他端に接続される。スイッチ33の他端は接地ラインL3に接続されている。
(ステップアップ回路2の動作)
ステップアップ回路2の動作が図2を参照して説明される。図2はステップアップ回路2の各部の状態を示すタイミングチャートである。クランピングスイッチ22がオンされると、一次コイル26に流れる電流i1が増加する。電流i1の増加率に比例する誘導電圧V2が二次コイル27に誘導される。バッテリ電圧Vbと誘導電圧V2との和が、電源電圧Vdとダイオード24の電圧降下ΔVより大きい時、二次コイル27の電流i2が出力電源ラインL2に供給される。二次コイル27は、一次コイル26に流れる電流i1が増加するとき、二次コイル27から出力電源ラインL2へ流れる電流i2が増大する向きに巻かれている。すなわち、一次コイル26は、コア25の所定の磁路方向に対して二次コイル27とは逆向きに巻かれている。
クランピングスイッチ22がオフされると、一次コイル26の磁気エネルギーにより、電流i3が一次コイル26からダイオード23を通じて出力電源ラインL2へ流れる。電流i3は時間とともに減少する。結局、クランピングスイッチ22を一定周期でオンオフすることにより、ステップアップ回路2は、出力電源ラインL2へ合成電流ΣI=i2+i3を流す。
二次コイル27のターン数は、所定の大きさの電流i2が得られる値に設定される。好適には、電流i3の平均値が、電流i2の平均値とほぼ等しくなるように一次コイル26及び二次コイル27のターン数比を設定することが、出力リップル低減の点で好ましい。
クランピングスイッチ22のPWM制御デューティは、出力電源ラインL2の電源電圧Vdと所定の目標電圧値Vpとの差に基づいてフィードバック制御される。これにより、出力電源ラインL2の電源電圧Vdが目標電圧値Vpに維持される。ダイオード23及びダイオード24はトランジスタに変更されることができる。このトランジスタは、クランピングスイッチ22と反対の動作を行う。
このステップアップ回路2によれば、クランピングスイッチ22がオフする時に電流i2が出力電源ラインL2に出力されるため、昇圧チョッパ回路をもつDCDCコンバータにおける合成出力電流の変動(リップル率)の低減を実現する。
(入力平滑回路1の動作)
入力平滑回路1の動作が図3及び図4を参照して説明される。図3は入力平滑回路1の動作を示すタイミングチャートである。図4は、コントローラ4に内蔵される入力平滑回路用のコンパレータ41及び42を示す。
入力平滑回路1のスイッチ11及び13がオンされ、スイッチ12がオフされる時、キャパシタ14は入力電源ラインL1から抵抗素子16を通じて充電される。キャパシタ15は入力電源ラインL1から抵抗素子17を通じて充電される。その結果、キャパシタ14及び15の電圧はほぼバッテリ電圧Vbに等しくなる。
入力平滑回路1のスイッチ11及び13がオフされ、スイッチ12がオンされる時、キャパシタ14及び15は抵抗素子16及び17を通じて入力電源ラインL1へ放電する。その結果、直列接続されたキャパシタ14及び15の合計電圧はほぼバッテリ電圧Vbに等しくなる。すなわち、キャパシタ14の静電容量C1がキャパシタ15の静電容量C2に等しい時、キャパシタ14の蓄電電圧及びキャパシタ15の蓄電電圧はバッテリ電圧Vbの半分となる。
結局、スイッチ11及び13のオンによりキャパシタ14及び15は入力電源ラインL1から電荷を吸収する。スイッチ12のオンによりキャパシタ14及び15は入力電源ラインL1へ電荷を放出する。その結果、入力電源ラインL1の電位が高い場合に、スイッチ11及び13をオンし、入力電源ラインL1の電位が低い場合に、スイッチ12をオンすることにより、入力電源ラインL1の電位変動を抑制することができる。
図4に示されるコンパレータ41及び42の動作が以下に説明される。
バッテリ電圧Vbである入力電源ラインL1の電圧Vbがローパスフィルタ43に入力される。ローパスフィルタ43を平均値回路に変更することは可能である。ローパスフィルタ43は、バッテリ電圧Vbの直流電圧成分Vbdcを検出する。この直流電圧成分Vbdcは、レベルシフト回路44及び45に入力される。レベルシフト回路44は、直流電圧成分VbdcよりΔVだけ高い電圧(Vbdc+ΔV)をハイレベルしきい値VthHとしてコンパレータ41に出力する。レベルシフト回路45は、直流電圧成分VbdcよりΔVだけ低い電圧(Vbdc−ΔV)をローレベルしきい値VthLとしてコンパレータ42に出力する。たとえば、バッテリ電圧Vbは約250Vであり、差電圧ΔVは1Vである。キャパシタ14及び15の静電容量は10μFである。インバータの電源電圧Vdは約500Vである。
コンパレータ41はバッテリ電圧Vbとハイレベルしきい値VthHとを比較する。コンパレータ42はバッテリ電圧Vbとローレベルしきい値VthLとを比較する。コンパレータ41は、バッテリ電圧Vbがハイレベルしきい値VthHより大きい時にハイレベルの出力電圧Vs1を出力する。コンパレータ41の出力電圧Vs1はスイッチ11及び13に印加される。その結果、バッテリ電圧Vbがハイレベルしきい値VthHより大きい場合に、キャパシタ14及び15が入力電源ラインL1から電荷を吸収するため、入力電源ラインL1の電位上昇が抑制される。
コンパレータ42は、バッテリ電圧Vbがローレベルしきい値VthLより小さい時にハイレベルの出力電圧Vs2を出力する。コンパレータ42の出力電圧Vs2はスイッチ12に印加される。その結果、バッテリ電圧Vbがローレベルのしきい値VthLより小さい場合に、キャパシタ14及び15は入力電源ラインL1へ約半分の電荷を放出するため、入力電源ラインL1の電位低下が抑制される。
(出力平滑回路3の動作)
出力平滑回路3の動作は本質的に入力平滑回路1と同じであるため、その説明は省略される。結局、入力平滑回路1及び出力平滑回路3はそれぞれ、2つのキャパシタの並列充電と直列放電とを行うことにより、電源ラインの電位を変動する平滑回路を構成する。
上記した入力平滑回路1及び出力平滑回路3は、上述したチョッパ型のステップアップ回路2以外に、種々のスイッチング回路の一対の入力端の間、もしくは一対の出力端の間に設けることができる。たとえば、高周波トランスの入力側にHブリッジ型のインバータをもち、高周波トランスの出力側に整流回路をもつDCDCコンバータの入力側又は出力側に、入力平滑回路1及び出力平滑回路3を採用することができる。
その他、インバータの入力側に入力平滑回路1を用い、インバータの出力側に出力平滑回路3を用いることができる。ただし、この場合、出力平滑回路3を制御するコンパレータ41、42のしきい値電圧はインバータから出力される交流電圧の基本波成分を含む必要がある。
上記した入力平滑回路1及び出力平滑回路3は、入力電源ラインL1又は出力電源ラインL2に直列のスイッチング素子を設ける必要がないため、これら入力電源ラインL1や出力電源ラインL2を流れる主電流がこのスイッチング素子を流れることによる抵抗損失を排除できる利点をもつ。
(変形態様)
抵抗素子16及び17は省略可能である。抵抗素子36及び37も省略可能である。
出力電源ラインL2の電圧は交流電圧が重畳した直流電圧とすることができる。
1 入力平滑回路
2 ステップアップ回路
3 出力平滑回路

Claims (4)

  1. 半導体スイッチング素子からなるスイッチのスイッチング動作により目的の電圧を出力するスイッチング電源回路において、
    入力電源ライン(L1)に接続された一端をもつ一次コイル(26)と、
    一次コイル(26)の他端と接地ライン(L3)とを所定周期で短絡するクランピングスイッチ(22)と、
    一次コイル(26)の他端から出力電源ライン(L2)へ電流を流す出力ダイオード(23)と、
    一次コイル(26)と同じコア(25)に巻かれた二次コイル(27)と、
    二次コイル(27)の一端から出力電源ライン(L2)へ電流を流す第2の出力ダイオード(24)と
    を備え、
    二次コイル(27)の他端は、入力電源ライン(L1)に接続され、
    二次コイル(27)は、クランピングスイッチ(22)の導通期間に誘導される誘導電圧(V2)を入力電源ライン(L1)の電圧と同じ方向へ発生し、
    第2の出力ダイオード(24)は、クランピングスイッチ(22)が導通される期間に誘導電圧(V2)による電流(i2)を出力電源ライン(L2へに供給し、
    第2の出力ダイオード(24)は、クランピングスイッチ(22)が遮断される期間に出力電源ライン(L2)から二次コイル(27)への電流を阻止することを特徴とするスイッチング電源回路。
  2. 請求項1記載のスイッチング電源回路において、
    入力電源ライン(L1)と接地ライン(L3)との間に配置される入力平滑回路(1)を有し、
    入力平滑回路(1)は、
    直列接続された3つのスイッチ(11−13)と、2つのキャパシタ(14ー15)と、制御回路(41、42)とを有し、
    スイッチ(11)の一端は入力電源ライン(L1)に接続され、
    スイッチ(13)の一端は接地ライン(L3)に接続され、
    キャパシタ(14)は、スイッチ(11)とスイッチ(12)との接続点を接地ライン(L3)に接続し、
    キャパシタ(15)は、スイッチ(12)とスイッチ(13)との接続点を入力電源ライン(L1)に接続し、
    前記制御回路(41、42)は、入力電源ライン(L1)の電位が所定の第1しきい値(VthH)より大きい場合にスイッチ(11)及びスイッチ(13)を導通させ、
    制御回路(41、42)は、入力電源ライン(L1)の電位が所定の第2しきい値(VthL)より小さい場合にスイッチ(12)を導通させるスイッチング電源回路。
  3. 請求項1記載のスイッチング電源回路において、
    出力電源ライン(L2)と接地ライン(L3)との間に配置される出力平滑回路(3)を有し、
    出力平滑回路(3)は、
    直列接続された3つのスイッチ(31−33)と、2つのキャパシタ(34ー35)と、制御回路とを有し、
    スイッチ(31)の一端は、出力電源ライン(L2)に接続され、
    スイッチ(33)の一端は、接地ライン(L3)に接続され、
    キャパシタ(34)は、スイッチ(31)とスイッチ(32)との接続点を接地ライン(L3)に接続し、
    キャパシタ(35)は、スイッチ(32)とスイッチ(33)との接続点を出力電源ライン(L2)に接続し、
    前記制御回路は、出力電源ライン(L2)の電位が所定の第1しきい値より大きい場合にスイッチ(31)及びスイッチ(33)を導通させ、
    前記制御回路は、出力電源ライン(L2)の電位が所定の第2しきい値より小さい場合にスイッチ(32)を導通させるスイッチング電源回路。
  4. 半導体スイッチング素子からなるスイッチのスイッチング動作により目的の電圧を出力するスイッチング電源回路において、
    高電位の電源ライン(L1又はL2)と低電位の接地ライン(L3)との間に配置される平滑回路(1)を有し、
    平滑回路(1)は、
    直列接続された3つのスイッチ(11−13)と、2つのキャパシタ(14ー15)と、制御回路(41、42)とを有し、
    スイッチ(11)の一端は電源ライン(L1)に接続され、
    スイッチ(13)の一端は接地ライン(L3)に接続され、
    キャパシタ(14)は、スイッチ(11)とスイッチ(12)との接続点を接地ライン(L3)に接続し、
    キャパシタ(15)は、スイッチ(12)とスイッチ(13)との接続点を電源ライン(L1)に接続し、
    前記制御回路(41、42)は、電源ライン(L1)の電位が所定の第1しきい値(VthH)より大きい場合にスイッチ(11)及びスイッチ(13)を導通させ、
    制御回路(41、42)は、電源ライン(L1)の電位が所定の第2しきい値(VthL)より小さい場合にスイッチ(12)を導通させることを特徴とする電源回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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