JP2010252437A - キャパシタの充放電制御装置およびキャパシタの充放電制御装置の制御方法 - Google Patents

キャパシタの充放電制御装置およびキャパシタの充放電制御装置の制御方法 Download PDF

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渡辺  純一
Kensho Harada
賢昭 原田
Masayuki Munekumi
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Abstract

【課題】インバータ自体の損失を大きくして、放電抵抗を設けることなく無負荷自立放電の時間を短縮することができるキャパシタの充放電制御装置を提供する。
【解決手段】所定量充電されたキャパシタ5a,5bと、キャパシタ5a,5bに接続され、キャパシタ5a,5bが供給する電力を交流電力に変換するインバータ4a,4bと、インバータ4a,4bが無負荷状態で互いに並列接続され、インバータ4aをキャパシタ5aの出力電圧に基づいて電圧制御し、インバータ4bを、電圧制御されるインバータ4aの出力電圧に基づいて電流制御する電圧制御部21、電流制御部26等、とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、キャパシタを効率よく放電させるキャパシタの充放電制御装置とその制御方法に関するものである。
近年、省エネを目的とした回生電力貯蔵用として、またはピークカットを目的とした出力アシスト用として、あるいは停電時の非常用電源として、キャパシタを利用することが多い。保守点検等をするためにこのような装置を停止したい場合、キャパシタの電圧を安全電圧以下にまで下げなければならない。
図9に、キャパシタの充放電制御装置の適用例である、キャパシタをエネルギー蓄積デバイスとした瞬低補償装置50が系統電源1と負荷側2との接続点に設けられた場合の概略図を示す。
系統電源1は、図示しない発電所からの電力を、図示しない変電所等により所定の電力に変換し、負荷側2へ送電するものである。スイッチ3(スイッチA)は、一端が系統電源1と負荷側2との接続点に接続され、他端が瞬低補償装置50に接続されており、瞬低補償装置50が負荷側2と接続するか否かを決定するものである。
瞬低補償装置50は、インバータの交流側をスイッチ3に接続し直流側をキャパシタに接続したものをn個並列接続して構成され、インバータ4a〜4n、キャパシタ5a〜5nを備えている。ここで、インバータ4nおよびキャパシタ5nの“n”および“N”はインバータおよびキャパシタの並列数を表している。
インバータ4a〜4nは、PWMインバータで、各々波形整形用フィルタおよび連係用フィルタを含んでおり、キャパシタ5a〜5nは、各々所定量に充電されている。
このような構成において、キャパシタ5a〜5nの電圧がある程度高く、インバータ4a〜4nの出力電圧が系統電源1の電圧よりも高く出力できる場合は、スイッチ3を投入し、負荷側2に電力を供給しながら、キャパシタ5a〜5nのエネルギーを放電させる。
そして、キャパシタ5a〜5nの電圧が低くなり、インバータ4a〜4nの出力電圧が系統電源1の電圧よりも低くなると、スイッチ3を開放し、インバータ4a〜4nは無負荷状態で、インバータ4a〜4n内部のフィルターに流れる電流と、これに伴うスイッチングの損失のみでキャパシタ5a〜5nを放電させる(以下、無負荷自立放電と称す。)。図9の構成とは異なるが、充電されたキャパシタを電力変換手段を介して他のキャパシタに充放電させるものが例えば特許文献1に記載されている。
また、キャパシタの放電時間を短縮させるために、図9の構成に加えて図10のように放電抵抗7をスイッチ6を介してキャパシタ5に並列に設置する瞬低補償装置51もある(例えば、特許文献2および3)。図10は、代表して1組のインバータ4とキャパシタ5とを表しており、他のインバータおよびキャパシタは省略している。
特開平2−239676号公報。 特開昭59−124116号公報。 実公平4−6203号公報。
図9の場合、無負荷自立放電は、インバータ4a〜4nの前記フィルターに流れる電流と、これに伴うスイッチングの損失のみで放電するため、放電時間が長くなる。例えば、系統電源1の電圧が210Vの場合、無負荷自立放電開始電圧はキャパシタ5a〜5nの各電圧が300V近辺になるため、そこから、安全電圧の60V以下まで放電しなければならない。この放電時間は装置の仕様によるが、30分から1時間程度かかる。
また、図10のように放電抵抗7を設ける場合、装置の設置面積などの問題により設置できない場合もある。
本発明は、前記課題に基づいてなされたものであり、インバータ自体の損失を大きくして、放電抵抗を設けることなく無負荷自立放電の時間を短縮することができるキャパシタの充放電制御装置とその制御方法を提供することにある。
本発明は、前記課題の解決を図るために、本発明のキャパシタの充放電制御装置は、交流系統と負荷の共通接続点に交流側が接続される電力変換手段の直流側にキャパシタを接続し、複数の前記電力変換手段を並列接続し、無負荷状態時に、前記複数の電力変換手段のうち、少なくとも1つの第1の電力変換手段を、前記キャパシタの電圧に基づいて電圧制御し、少なくとも1つの前記第1の電力変換手段以外の第2の電力変換手段を前記第1の電力変換手段の電圧に基づいて電流制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明のキャパシタの充放電制御装置の制御方法は、交流系統と負荷の共通接続点に交流側が接続される電力変換手段の直流側にキャパシタを接続し、複数の前記電力変換手段が並列接続されたキャパシタの充放電制御装置において、制御手段が、無負荷状態時に、前記複数の電力変換手段のうち、少なくとも1つの第1の電力変換手段を、前記キャパシタの電圧に基づいて電圧制御し、少なくとも1つの前記第1の電力変換手段以外の第2の電力変換手段を前記第1の電力変換手段の電圧に基づいて電流制御することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第2の電力変換手段の交流電流の位相を、前記第1の電力変換手段の交流電圧の位相と同相にして制御することを特徴とする。
上記構成によれば、電圧制御される第1の電力変換手段側の充電されたキャパシタのエネルギーは、前記第1の電力変換手段と電流制御される第2の電力変換手段とを介して放電される。また、電流制御される第2の電力変換手段側の充電されたキャパシタのエネルギーは、前記第2の電力変換手段と電圧制御される第1の電力変換手段とを介して放電される。これにより、キャパシタのエネルギーは、接続された電力変換手段だけでなく他の電力変換手段においても消費されるので、放電抵抗を準備せずとも無負荷自立放電におけるキャパシタの放電時間を短縮することができる。また、キャパシタの放電時間が短縮されることにより、キャパシタの充放電制御装置の保守点検のスピードアップが図られる。
また、前記制御手段は、前記第2の電力変換手段の交流電流の位相を、前記第1の電力変換手段の交流電圧の位相に対して90度ずらして制御することを特徴とする。
上記構成によれば、第2の電力変換手段の交流電流の位相が、第1の電力変換手段の交流電圧の位相に対して90度ずれている。これにより、前記電力変換手段には互いに許容できる無効電流を流し、電力変換手段の損失を大きくすることでキャパシタの放電時間を短縮することができる。
請求項1、3、4および6の発明によれば、電圧制御される第1の電力変換手段側の充電されたキャパシタのエネルギーは、前記第1の電力変換手段と電流制御される第2の電力変換手段とを介して放電される。また、電流制御される第2の電力変換手段側の充電されたキャパシタのエネルギーは、前記第2の電力変換手段と電圧制御される第1の電力変換手段とを介して放電される。これにより、キャパシタのエネルギーは、接続された電力変換手段だけでなく他の電力変換手段においても消費されるので、放電抵抗を準備せずとも無負荷自立放電におけるキャパシタの放電時間を短縮することができる。また、キャパシタの放電時間が短縮されることにより、キャパシタの充放電制御装置の保守点検のスピードアップが図られる。
請求項2および5の発明によれば、第2の電力変換手段の交流電流の位相が、第1の電力変換手段の交流電圧の位相に対して90度ずれている。これにより、前記電力変換手段には互いに許容できる無効電流を流し、電力変換手段の損失を大きくすることでキャパシタの放電時間を短縮することができる。
実施例1におけるキャパシタの充放電制御装置を適用した瞬低補償装置の構成図。 実施例1におけるインバータの制御に関する構成図。 実施例2におけるキャパシタの充放電制御装置を適用した瞬低補償装置の構成図。 実施例2のキャパシタの充放電制御装置を適用した瞬低補償装置の説明図。 実施例3における3並列の場合のキャパシタの充放電制御装置を適用した瞬低補償装置の説明図。 実施例3における5並列の場合のキャパシタの充放電制御装置を適用した瞬低補償装置の説明図。 実施例3における並列数が奇数で7台以上の場合のキャパシタの充放電制御装置を適用した瞬低補償装置の説明図。 実施例3における並列数が偶数で4台以上の場合のキャパシタの充放電制御装置を適用した瞬低補償装置の説明図。 従来のキャパシタの充放電制御装置を適用した瞬低補償装置の構成図。 従来のキャパシタの充放電制御装置を適用した瞬低補償装置の構成図。
以下、本発明の実施の形態におけるキャパシタの充放電制御装置を図面等に基づいて詳細に説明する。
キャパシタ電圧が一定ならばインバータの損失Plossは、インバータに流れる電流をIinvとすると、PlossはIinvにほぼ比例して増加する。
Ploss ∝ Iinv
また、インバータを用いた電力変換装置は大容量化、高信頼性化が進んでおり、インバータを並列接続の構成とすることでその目的を達成している。そこで、インバータが並列接続の構成とされている場合にインバータ損失を大きくする手法として、図1に示すものが挙げられる。
図1の瞬低補償装置8の構成は、インバータ4a〜4nの制御方法を除いて図9の構成と同じであり、同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、スイッチ3のi=0の表記は、キャパシタ5a〜5nが無負荷自立放電を行うことを意味している。
インバータ4a〜4nの制御方法は、一方のインバータは電圧を確立した電圧制御とし、他方のインバータは、進み・遅れ無効電流制御とする。具体的には、インバータ4a〜4nのうち、一方のインバータから他方のインバータに対し進み電流または遅れ電流を流し、それぞれのインバータ4a〜4nが許容できる無効電流をインバータ4a〜4n間で流すことでインバータ損失を大きくする。
インバータおよびキャパシタを2台ずつ用いた2台並列の場合を図2を用いて詳細に説明する。なお、系統電源1、負荷側2およびスイッチ3は省略している。
電圧制御されるインバータ4aには、電圧設定部20、電圧制御部21、PWM変調回路22が制御のために設けられている。
電圧設定部20は、インバータ4aとキャパシタ5aとの接続点に設けられている図示しない電圧検出器により検出されたキャパシタ5aの出力電圧に基づいて、インバータ4aが出力すべき電圧を決定する。この場合、電圧設定部20のROM等には、キャパシタ5aの出力電圧に対するインバータ4aの出力電圧のパターンが予め記憶されている。
電圧制御部21は、インバータ4aとインバータ4bとの接続点に設けられている図示しない電圧検出器により検出されたインバータ4aの出力電圧の大きさおよび電圧設定部20からのインバータ4aが出力すべき電圧の大きさが入力される。そして、インバータ4aの出力電圧が電圧設定部20が決定した電圧になるようにPWM変調回路22へ信号を出力する。
PWM変調回路22は、電圧制御部21からの信号に基づいてPWMを実行し、それによって得られるパルス信号をゲート指令信号としてインバータ4aに出力する。
インバータ4aは、PWM変調回路22のゲート指令信号によりIGBT等のスイッチング素子をON、OFFすることでキャパシタ5aが出力する直流電力を交流電力に変換する。フィルターに流れる電流とスイッチングによりキャパシタ5a,5bのエネルギーが消費される。
電流制御されるインバータ4bには、SIN・COS形成部23、乗算器24、電流検出器25、電流制御部26およびPWM変調回路27が制御のために設けられている。
SIN・COS形成部23は、図示しない電圧検出器により検出されたインバータ4aの出力電圧の周期波形成分を生成し、乗算器24に送信するものである。
乗算器24は、SIN・COS形成部23からの信号と、P(有効成分)とQ(無効成分)とを含む電流指令との信号を乗算し、その結果を電流制御部26に送信するものである。
電流制御部26は、乗算器24からの電流指令信号とインバータ4bが出力する交流電流を検出した電流検出器25からの信号とが入力される。そして、P=0の場合インバータ4bの出力電流の位相がインバータ4aの出力電圧の位相に対して90度(進みまたは遅れ)ずれるようにする信号をPWM変調回路27へ出力する。
PWM変調回路27は、電流制御部26からの信号に基づいてPWMを実行し、それによって得られるパルス信号をゲート指令信号としてインバータ4bに出力する。
インバータ4bは、PWM変調回路27のゲート指令信号によりIGBT等のスイッチング素子をON、OFFすることでキャパシタ5bが出力する直流電力を交流電力に変換する。フィルターに流れる電流とスイッチングによりキャパシタ5a,5bのエネルギーが消費される。
ここで、インバータ4a,4bが電力変換手段を構成し、電圧設定部20、電圧制御部21、PWM変調回路22,27、SIN・COS形成部23、乗算器24、電流検出部25および電流制御部26が制御手段を構成する。
次に動作を説明する。
図2より、インバータ4aは、その出力電圧は公称の定格電圧またはこの値以下とする電圧制御とし、インバータ4bは、電流位相をインバータ4aの電圧位相に対し90度進み(または90度遅れ)とする定電流制御とする。
キャパシタ5a,5bに蓄積されたエネルギーは、インバータ4a,4b間で互いに無効電流が流れることにより発生するインバータの損失によって消費され、キャパシタ5a,5bの電圧は低下していく。キャパシタ5a,5bの電圧が低下していくとインバータ4aを制御しようとする出力電圧も確保できなくなるので、同時に、インバータ4aの出力電圧設定を連続的、または段階的に下げ、キャパシタ5a,5bが安全電圧となったときに動作を停止する。
このようにすることで、キャパシタ5a,5bのエネルギーは、接続されたインバータ4aまたはインバータ4bだけでなく他のインバータ4bまたはインバータ4aにおいても消費されるので、放電抵抗を準備せずとも無負荷自立放電におけるキャパシタ5a,5bの放電時間を短縮することができる。また、キャパシタ5a,5bの放電時間が短縮されることにより、キャパシタの充放電制御装置の保守点検のスピードアップが図られる。
加えて、インバータ4a,4bには互いに無効電流が流れ、インバータ4a,4bの損失を大きくすることで、更にキャパシタ5a,5bの放電時間を短縮することができる。
本実施例を図3,4を用いて説明する。
本実施例の構成は図3のとおりであり、実施例1と略同一であるため、同一部分には同一の番号を付して説明を省略する。本実施例においても、各インバータ4a〜4nでの制御は図2のように電圧制御部21、電流制御部26等を用いて行われ、実施例1と異なっているのは、電圧制御されるインバータが出力する電圧の位相に対する、電流制御されるインバータが出力する電流の位相である。
次に動作を説明する。
インバータ4aの出力電圧は、実施例1と同様に、公称の定格電圧またはこの値以下とする電圧制御とし、インバータ4bの電流位相をインバータ4aの出力電圧の位相に対し、所定の位相とした、定電流制御をかける。
例えば、インバータ4aの出力電圧の位相に対し、Q=0としてインバータ4bの出力電流の位相を同相とする。この場合のキャパシタ5a,5b間の電流の流れは、電圧制御手段21、電流制御手段26等により次のように制御される。
すなわち、一定期間の1/2は、キャパシタ5aからインバータ4a,4bを介してキャパシタ5bへ電流が流れ,キャパシタ5aは放電し、キャパシタ5bは充電される。そして、一定期間の残りの1/2は、キャパシタ5bからインバータ4a,4bを介してキャパシタ5aへ電流が流れ,キャパシタ5bは放電し、キャパシタ5aは充電される。図4は、この動作を繰り返した場合のキャパシタ5aまたはキャパシタ5bの出力電圧の変化を示している。
キャパシタ5a,5bに蓄積されたエネルギーは、キャパシタ5a,5b間で互いに有効な放電電流と充電電流が流れることにより発生するインバータ4a,4bの損失によって消費され、図4に示すようにキャパシタ5a,5bの電圧は低下していく。キャパシタ5a,5bの電圧が低下していくとインバータ4aを制御しようとする出力電圧も確保できなくなるので、同時に、インバータ4aの出力電圧設定を連続的、または段階的に下げ、キャパシタ5a,5bが安全電圧となったときに動作を停止する。ただし、初回充電を受けるキャパシタは電圧が上昇するので、許容電圧以下とするように充放電時間を調整する。
このようにすることで、キャパシタ5a,5bのエネルギーは、接続されたインバータ4aまたはインバータ4bだけでなく他のインバータ4bまたはインバータ4aにおいても消費されるので、放電抵抗を準備せずとも無負荷自立放電におけるキャパシタ5a,5bの放電時間を短縮することができる。また、キャパシタ5a,5bの放電時間が短縮されることにより、キャパシタの充放電制御装置の保守点検のスピードアップが図られる。
実施例1では1/2周期が充電で、残る1/2周期が放電の繰り返し動作であるのに対し、本実施例は、充放電時間を延ばしたものである。
これまではインバータおよびキャパシタがそれぞれ2台の場合について述べてきた。本実施例では、インバータおよびキャパシタが3台以上の場合、すなわち、並列数N≧3の場合について説明する。なお、以下に説明する図5〜8において系統電源1、負荷側2、スイッチ3および制御関係の構成要素の図示は省略している。また、以下の電流制御には、実施例1および実施例2で説明した電流制御を含むものとする。
<並列数Nが奇数の場合>
まず、Nが奇数で、N=3の場合について図5を用いて説明する。インバータ4aは電圧制御を行い、インバータ4b,4cは電流制御を行うものとする。N=2の場合と異なるのは、電流制御を行うインバータが2台になっていることであり、インバータ4aの出力電流とインバータ4b,4cの合計出力電流とが等しくなるようにインバータ4a〜4cは電圧制御部21、電流制御部26等により制御される。
なお、インバータ4a〜4cの損失責務は2:1:1になるので、最初にキャパシタ5aの充電分が放電してしまう。この場合、インバータ4aを停止し、インバータ4bまたは4cの運転を電圧制御に切替えて継続運転する。
次にN=5の場合について図6を用いて説明する。
図6(a)は、インバータ4a,4bはN=2の場合に説明したものと同様に制御され、インバータ4c〜4eは、N=3の場合に説明した図5のインバータ4a〜4cとそれぞれ同様に制御される。図6(b)は、インバータ4a,4bのグループは電圧制御を行い、インバータ4c〜4eのグループは電流制御を行っている。この場合、インバータ4a、4bの合計出力電流とインバータ4c〜4eの合計出力電流とが等しくなるように電圧制御部21、電流制御部26等により制御される。
なお、図6(a)のインバータ4c〜4eは、図5で説明したように最初にキャパシタ5cの充電分が放電してしまうため、インバータ4cを停止し、インバータ4dまたは4eの運転を電圧制御に切替えて継続運転する。
また、図6(b)は、インバータ4a〜4eの損失責務は3:3:2:2:2になる。図6(a)の場合と同様に考えて、最初にキャパシタ5a,5bの充電分が放電してしまうため、インバータ4a,4bを停止し、インバータ4c〜4eのいずれかの運転を電圧制御に切替えて継続運転する。
次にN≧7の場合について図7を用いて説明する。図7(a)において、インバータ4a,4bおよびインバータ4c,4d、は、図6(a)のインバータ4a、4bと同様の制御がそれぞれ行われる。また、インバータ4n−2、4n−1、4nは図6(a)のインバータ4c,4d,4eと同様の制御がそれぞれ行われる。
図7(a)の場合におけるN=7の構成は、N=5の図6(a)の構成に比べて、電圧制御されるインバータ4cおよび電流制御されるインバータ4dが並列接続されて追加されている。Nが奇数でN≧9の場合も、同様に並列接続された電圧制御されるインバータおよび電流制御されるインバータを追加することで対応することができる。
図7(b)において、インバータ4a,4bおよびインバータ4cは、図6(b)のインバータ4a,4bと同様の制御がそれぞれ行われる。また、インバータ4n−3〜4nは図6(b)のインバータ4c〜4eと同様の制御がそれぞれ行われる。
図7(b)の場合におけるN=7の構成は、N=5の図6(b)の構成に比べて、インバータ4cは電圧制御のグループに、インバータ4nは電流制御のグループに追加されている。Nが奇数でN≧9の場合も、同様に1台のインバータを電圧制御のグループに、1台のインバータを電流制御のグループに追加することで対応することができる。
なお、図7(a)のインバータ4n−2〜4nについては、図5のインバータ4a〜4cと同様に、インバータ4n−1またはインバータ4nを電圧制御に切替えて継続運転が行われる。
また、図7(b)の電圧制御が行われるインバータ4a〜4cは、電流制御されるインバータよりも先に充電分を放電する。この場合、電流制御されるインバータが偶数であれば、図7(a)のインバータ4a,4bまたはインバータ4c,4dのような電圧制御および電流制御の組み合わせとなるように、所定のインバータを電圧制御に切替える。また、電流制御されるインバータが奇数であれば、図7(a)のインバータ4n−2〜4nの組み合わせとなるように所定のインバータを電圧制御に切替え、残りのインバータは、図7(a)のインバータ4a,4bの組み合わせとなるように所定のインバータを電圧制御に切替えて継続運転を行う。
<Nが偶数の場合>
次にNが偶数でN≧4の場合について図8を用いて説明する。
図8のインバータ4a,4cは、図2のインバータ4aと同様の制御が行われる。また、図8のインバータ4b,4dは、図2のインバータ4bと同様の制御が行われる。図8の場合におけるN=4の構成は、N=2の図2の構成に比べて電圧制御されるインバータ4cと電流制御されるインバータ4dとが並列接続されて追加されている。
Nが偶数でN≧6の場合も、同様に並列接続された電圧制御されるインバータ4n−1および電流制御されるインバータ4nを追加することで対応することができる。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
例えば、インバータにはキャパシタが1台のみ接続されていたが、2台以上接続されていても構わない。
また、キャパシタの充放電制御装置を瞬低補償装置に適用した場合を説明してきたが、回生電力貯蔵用の装置、出力アシスト用の装置または非常用電源等に適用してもよい。
また、インバータの電圧制御および電流制御は、互いにその制御を入れ替えても構わない。
1…系統電源
2…負荷側
3,6…スイッチ
4,4a〜4n…インバータ
5,5a〜5n…キャパシタ
7…放電抵抗
8,50,51…瞬低補償装置
20…電圧設定部
21…電圧制御部
22…PWM変調回路
23…SIN・COS形成部
24…乗算器
25…電流検出器
26…電流制御部
27…PWM変調回路

Claims (6)

  1. 交流系統と負荷の共通接続点に交流側が接続される電力変換手段の直流側にキャパシタを接続し、複数の前記電力変換手段を並列接続し、
    無負荷状態時に、前記複数の電力変換手段のうち、少なくとも1つの第1の電力変換手段を、前記キャパシタの電圧に基づいて電圧制御し、少なくとも1つの前記第1の電力変換手段以外の第2の電力変換手段を前記第1の電力変換手段の電圧に基づいて電流制御する制御手段を設けたことを特徴とするキャパシタの充放電制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2の電力変換手段の交流電流の位相を、前記第1の電力変換手段の交流電圧の位相に対して90度ずらして制御することを特徴とする請求項1に記載のキャパシタの充放電制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2の電力変換手段の交流電流の位相を、前記第1の電力変換手段の交流電圧の位相と同相にして制御することを特徴とする請求項1に記載のキャパシタの充放電制御装置。
  4. 交流系統と負荷の共通接続点に交流側が接続される電力変換手段の直流側にキャパシタを接続し、複数の前記電力変換手段が並列接続されたキャパシタの充放電制御装置において、
    制御手段が、無負荷状態時に、前記複数の電力変換手段のうち、少なくとも1つの第1の電力変換手段を、前記キャパシタの電圧に基づいて電圧制御し、少なくとも1つの前記第1の電力変換手段以外の第2の電力変換手段を前記第1の電力変換手段の電圧に基づいて電流制御することを特徴とするキャパシタの充放電制御装置の制御方法。
  5. 前記制御手段は、前記第2の電力変換手段の交流電流の位相を、前記第1の電力変換手段の交流電圧の位相に対して90度ずらして制御することを特徴とする請求項4に記載のキャパシタの充放電制御装置の制御方法。
  6. 前記制御手段は、前記第2の電力変換手段の交流電流の位相を、前記第1の電力変換手段の交流電圧の位相と同相にして制御することを特徴とする請求項4に記載のキャパシタの充放電制御装置の制御方法。
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JP2014140282A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 蓄電システムおよびその制御方法

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