JP2010251135A - メス側端子及び基板間接続構造 - Google Patents

メス側端子及び基板間接続構造 Download PDF

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Abstract

【目的】 簡単にオス側端子を取り外すことができるメス側端子及び基板間接続構造を提供する。
【構成】 ヘッド部210にロック爪211が設けられたオス側端子200が接続可能なメス側端子100は、ロック爪211が挿入可能なロック孔113が設けられた基部110と、基部110に下端部141が連続する断面視略横向き略U字状の折り返し部140と、折り返し部141の上端部142に連続する押圧部150とを備えている。折り返し部140は弾性変形し、上端部142が下端部141から離れる方向に変位可能になっている。押圧部150は基部110に向けて折り曲げられ且つ基部110との間にヘッド部210が挿入可能な隙間αを有している。押圧部150と基部110との間の距離がヘッド部210の厚み寸法Tよりも小さくなっている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、オス側端子が接続されるメス側端子及び端子間接続構造に関する。
この種のメス側端子としては、基部と、この基部に連続する断面視略横向き略U字状の折り返し部と、この折り返し部に連続する押圧部と、前記基部の幅方向の両端に立設された側壁部と、この側壁部の上端に内側に向けて立設され且つ前記押圧部に対向するフランジ部とを備えたものがある。
このメス側端子は、前記押圧部と前記フランジ部との間にオス側端子が挿入されると、前記押圧部が前記フランジ部に向けて前記オス側端子を押圧すると共に、前記押圧部に設けられたロック爪が前記オス側端子のロック孔に係入されるようになっている(特許文献1、図3、図4等参照)
特開昭58−212081号公報
ところが、前記メス側端子は、前記ロック爪が設けられた前記押圧部が前記オス側端子を前記フランジに向けて押圧する構成上、前記押圧部の先端部を前記フランジ部から離れる方向に押し下げなければ、前記ロック爪を前記ロック孔から抜くことができない。すなわち、前記押圧部の先端部を押し下げ、前記ロック爪が前記ロック孔から脱した状態を維持しながら、前記オス側端子を前記押圧部と前記フランジ部との間から引き抜かなければならないことから、前記メス側端子は前記オス側端子の取り外し作業が困難であるという欠点を有していた。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、簡単にオス側端子を取り外すことができるメス側端子及び端子間接続構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のメス側端子は、ヘッド部にロック爪が設けられたオス側端子が接続可能なメス側端子であって、前記ロック爪が挿入可能なロック孔が設けられた基部と、この基部に第1の端部が連続する断面視略横向き略U字状の折り返し部と、この折り返し部の第2の端部に連続する押圧部とを備えている。前記折り返し部は弾性変形し、前記第2の端部が前記第1の端部から離れる方向に変位可能になっており、前記押圧部は前記基部に向けて折り曲げられ且つ前記基部との間に前記ヘッド部が挿入可能な隙間を有しており、前記押圧部と前記基部との間の距離が前記ヘッド部の厚み寸法よりも小さくなっている。
このようなメス側端子による場合、前記押圧部と前記基部との間の距離が前記ヘッド部の厚み寸法よりも小さいため、前記押圧部と前記基部との間に前記ヘッド部が挿入されると、前記折り返し部が弾性変形し前記第2の端部が前記第1の端部から離れる方向に変位する。これにより前記押圧部が前記ヘッド部を前記基部に向けて押圧する。このため、前記ヘッド部のロック爪が前記基部のロック孔に挿入された状態で係止される。このように前記押圧部により前記ヘッド部が前記基部に向けて押圧される構成であることから、前記ヘッド部を取り外すときには、前記ヘッド部の前記基部に当接する先端部を支点として前記オス側端子を前記基部から離れる方向に持ち上げるだけで、前記ヘッド部のロック爪が前記基部のロック孔から抜ける。この状態で、前記ヘッド部を前記押圧部と前記基部との間から引き抜くだけで、前記オス側端子を簡単に取り外すことができる。
前記押圧部は断面視略V字状に折り曲げられていることが好ましい。この場合、前記押圧部の先端部が前記基部から離れる方向に傾斜しており、該押圧部の先端部が前記オス側端子のヘッド部を前記押圧部と前記基部との間の隙間に案内する案内部として機能するため、前記隙間に前記オス側端子のヘッド部を挿入し易くなる。
前記ロック孔の幅寸法が前記ロック爪の幅寸法よりも大きくなっていることが好ましい。この場合、前記ロック爪が前記ロック孔に挿入された状態で前記幅方向に移動可能となる。このため、前記オス側端子の前記幅方向への位置ズレを許容することが可能になる。
前記ロック孔の長さ寸法が前記ロック爪の長さ寸法よりも大きくなっていることが好ましい。この場合、この場合、前記ロック爪が前記ロック孔に挿入された状態で前記長さ方向に移動可能となる。このため、前記オス側端子の前記長さ方向への位置ズレを許容することが可能になる。
前記メス側端子は、前記基部の幅方向の両端に立設された一対の側壁部と、この側壁部の上端に内側に向けて立設され且つ前記押圧部に空隙を有して対向する一対のフランジ部とを更に備えた構成とすることができる。この場合、前記フランジ部が前記押圧部に空隙を有して対向している。このため、前記ヘッド部の前記基部に当接する先端部を支点として前記オス側端子を前記基部から離れる方向に持ち上げられる際に、前記ヘッド部に持ち上げられる前記押圧部に前記フランジ部が当接し、該押圧部が所定以上の持ち上げられるのを防止することができる。よって、前記押圧部が所定以上持ち上げられ、前記折り返し部が塑性変形してしまうのを防止することができる。
本発明の端子間接続構造は、上記メス側端子と、このメス側端子に接続されるオス側端子とを備えている。前記オス側端子はロック爪が設けられたヘッド部を有している。前記ヘッド部が前記押圧部に前記基部に向けて押圧され、該ヘッド部のロック爪が前記基部のロック孔に挿入されるようになっている。
前記オス側端子のヘッド部にロック爪ではなくロック孔が設けられている場合、前記基部にはロック孔ではなく前記オス側端子のロック孔に挿入可能なロック爪が設けられている。この場合であっても、上述した効果を同様の効果を得ることができる。
本発明の別の端子間接続構造は、前記基部にロック爪が設けられたメス側端子と、このメス側端子に接続されるオス側端子とを備えている。前記ヘッド部が前記押圧部に前記基部に向けて押圧され、該ヘッド部のロック孔に前記基部のロック爪が挿入されるようになっている。
前記オス側端子は、前記ヘッド部に連続する折り曲げ部を更に有する構成とすることができる。前記折り曲げ部は、前記ヘッド部の下面と前記メス側端子の基部の上面とが略同一高さとなるように折り曲げられている。この場合、前記オス側端子のヘッド部を前記メス側端子の前記基部と前記押圧部との間に挿入した状態で、該オス側端子の本体部と前記メス側端子の基部との高さ位置が相違するのを防止することができる。
前記メス側端子は第1の基板に実装される実装部を更に有し、前記オス側端子は第2の基板に実装される実装部を更に有する構成とすることができる。
本発明の実施の形態に係る端子間接続構造の概略的斜視図であって、(a)が接続前の状態を示す図、(b)が接続後の状態を示す図である。 上記構造の概略的平面図であって、(a)が接続前の状態を示す図、(b)が接続後の状態を示す図である。 上記構造のメス側端子の概略図であって、(a)が正面図、(b)が背面図、(c)が平面図、(d)底面図、(e)側面図である。 上記構造のオス側端子の概略図であって、(a)が正面図、(b)が背面図、(c)が平面図、(d)底面図、(e)側面図である。 上記構造の図2のA−A断面図であって、(a)が接続前の状態を示す図、(b)が接続後の状態を示す図である。 上記構造の図2のB−B断面図である。 上記構造の概略的平面図であって、第1、第2の基板が位置ズレを起こした状態を示す図である。 (a)が上記構造の図7のC−C断面図、(b)が上記構造の図7のD−D断面図である。 オス側端子をメス側端子から取り外す過程を示す概略的断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る端子間接続構造について上記図1乃至図6を参照しつつ説明する。図1及び図2に示す端子間接続構造は、第1の基板10に実装された一対のメス側端子100と、第2の基板20に実装された一対のオス側端子200とを備えている。このように本端子間接続構造は、一対のメス側端子100及びオス側端子200を用いることにより、第1、第2の基板10、20の多極接続を実現している。以下、メス側端子100及びオス側端子200について詳しく説明する。
各オス側端子200は、図1、図2及び図4に示すように、導電性を有する金属板をプレス成型することにより作成されたものである。このオス側端子200は、ヘッド部210と、折り曲げ部220と、本体部230と、6つの実装部240とを有している。
ヘッド部210は略矩形状の板体である。このヘッド部210の先端部は厚み寸法及び幅寸法が漸次低減する先細り形状となっている。また、ヘッド部210の基端部にはロック爪211が設けられている。このロック爪211は、ヘッド部210の基端部の中央部をカットし折り曲げた切り上げ片である。
本体部230は長方形の板体である。本体部230の幅方向の両端部には実装部240が3つずつ間隔をあけて配設されている。実装部240は略矩形状の板体であって、その基端部が下方に向けて折り曲げられている。このため、図4(a)に示すように、実装部240の先端部の下面の高さ位置が本体部230の下面の高さ位置よりも下側に位置している。この実装部240の先端部が第2の基板20の配線ライン21に各々半田付けされる部位である。
折り曲げ部230は、本体部230とヘッド部210とを繋ぐ板体である。この折り曲げ部230は、図5に示すように、第1、第2の基板10、20が同一面上に設置された状体で、ヘッド部210の下面の高さ位置がメス側端子100の基部110の上面の高さ位置とが略同じになるように折り曲げられている。
各メス側端子100は、図1乃至図3に示すように、導電性を有する金属板をプレス成型することにより作成されたものである。このメス側端子100は、基部110と、一対の側壁部120と、一対のフランジ部130と、折り返し部140と、押圧部150と、一対の実装部160とを有している。
基部110は、図3(d)に示すように、幅広部111と幅狭部112とを有する底面視略凸字状の板体である。幅広部111の幅方向の両端部は、図3(a)に示すように、上方に向けて折り曲げられている。このため、幅広部111の前記両端部の間の中央部の高さ位置が、前記両端部の高さ位置に比べて高くなっている。また、幅広部111及び幅狭部112の中央部にはオス側端子200のロック爪211が挿入可能な略矩形状のロック孔113が開設されている。図3乃至図5に示すように、ロック孔113の長さ寸法L1はオス側端子200のロック爪211の長さ寸法L2よりも長く、ロック孔113の幅寸法W1はオス側端子200のロック爪211の幅寸法W2よりも広い。よって、オス側端子200のロック爪211はロック孔113に挿入された状態で前記長さ方向及び幅方向へ移動自在となる。このロック爪211及びロック孔113が、第1、第2の基板10、20の後述するX−Y方向への位置ズレに対応するフローティン機構として機能する。
幅狭部112の幅方向の両端部には、図3(b)、図3(c)及び図3(d)に示すように、一対の実装部160が各々設けられている。この実装部160は略矩形状の板体であって、その基端部が下方に向けて折り曲げられている。このため、実装部160の先端部の下面の高さ位置が幅広部111の両端部の下面の高さ位置と略一致している。この実装部160の先端部が基板10の配線ライン11に半田付けされる部位である。
また、幅狭部112の後端には、図3(c)及び図3(e)に示すように、折り返し部140の下端部141が連続して設けられている。この折り返し部140は断面視略横向き略U字状に折り返された板体である。折り返し部140は弾性変形し、上端部142(第2の端部)が下端部141(第1の端部)から離れる方向(すなわち、上方)に変位可能となっている。折り返し部140の上端部142には、図5に示すように、押圧部150が連続して設けられている。この押圧部150は、アーム151と、押圧部本体152とを有する。アーム151は、折り返し部140の上端部142に連続する弾性変形可能な板体であって、基部110に向けて略直角に折り曲げられている。押圧部本体152はアーム151の下端に連続する弾性変形可能な断面視略V字状の板体である。この押圧部本体152は基部110との間に隙間αを有して対向配置される。この隙間αがオス側端子200のヘッド部210が挿入される挿入空間となる。
隙間αの高さ寸法(すなわち、押圧部本体152の頂部と基部110との間の距離)は、オス側端子200のヘッド部210の基端部の厚み寸法Tよりも小さくなっている。このため、オス側端子200のヘッド部210が隙間αに挿入されると、折り返し部140が弾性変形して上端部142が上方に変位すると共に、押圧部150が弾性変形する。この折り返し部140及び押圧部150の弾性力により、押圧部本体152がオス側端子200のヘッド部210を基部110に向けて押圧する。このため、オス側端子200のヘッド部210のロック爪211が基部110のロック孔113に挿入された状態が維持される。また、押圧部本体152の先端部は斜め上方に向けて傾斜している。換言すると、押圧部本体152の先端部は隙間αに向けて下り傾斜しているため、該先端部にオス側端子200のヘッド部210を当接させつつ前進させると、ヘッド部210が隙間αに案内される。つまり、押圧部本体152の先端部はヘッド部210を隙間αに案内するガイドとして機能する。
また、基部110の幅広部111の前記両端部には、図1、図2、図3(a)、図3(b)及び図3(e)に示すように、一対の側壁部120が各々立設されている。この側壁部120は基部110に対して略直角に折り曲げられた矩形状の板体である。側壁部120の間の距離は、図6に示すように、オス側端子200のヘッド部210の幅寸法よりも大きくなっている。すなわち、側壁部120とヘッド部210との間の距離が該ヘッド部210のY及び−Y方向への位置ズレの許容範囲を規定している。
側壁部120の上端部には、図3(a)、図3(c)及び図5に示すように、平面視略L字状の一対のフランジ部130が各々設けられている。このフランジ部130の後端部には内側に凸の当止部131が設けられている。この当止部131が押圧部本体152の上方に間隔を空けて対向配置される。すなわち、当止部131が押圧部本体152に当接可能となっている。この当接部131が押圧部本体152に当接することにより、当該押圧部本体152の所定以上の上方への変位を防止し、押圧部本体152の所定以上の変位により折り返し部140が塑性変形してしまうのを防止している。
以下、上述したメス側端子100にオス側端子200を接続する手順について説明しつつ、各部の動作を併せて説明する。まず、図5(b)に示すように、オス側端子200のヘッド部210をメス側端子100の隙間αに押し込む。なお、ヘッド部210を隙間αに挿入できず、メス側端子100の押圧部本体152の先端部に当接してしまった場合であっても、ヘッド部210を押圧部本体152の先端部に当接させつつ前進させると、ヘッド部210が前記先端部により隙間αに案内される。
ヘッド部210が隙間αに押し込まれると、押圧部本体152が上方に変位し、押圧部150及び折り返し部140が上述したように弾性変形する。これにより、押圧部本体152がヘッド部210を基部110に向けて押圧する。このとき、ヘッド部210のロック爪211が基部110のロック孔113に挿入される。このようにしてオス側端子200がメス側端子100に接続される。
以下、このようにオス側端子200がメス側端子100に接続された状態で第1、第2の基板10、20が位置ズレした場合の上記フローティン機構の各部の動作について説明する。図7は本発明の実施の形態に係る端子間接続構造の概略的平面図であって、第1、第2の基板が位置ズレを起こした状態を示す図、図8は(a)が上記構造の図7のC−C断面図、(b)が上記構造の図7のD−D断面図である。
図7に示すように、第1の基板10がX方向及び−Y方向に、第2の基板20が−X方向及びY方向にそれぞれ変位した場合、図8(b)に示すように、ヘッド部210が基部110と押圧部本体152との間及び側壁部120の間で−X方向及びY方向の間の方向に移動し、該ヘッド部210のロック爪211が、図8(a)に示すように、基部110のロック孔113内を−X方向及びY方向の間の方向へ移動する。このため、第1、第2の基板10、20の前記変位が許容される。
第1の基板10がX方向及びY方向に、第2の基板20が−X方向及び−Y方向にそれぞれ変位した場合、ヘッド部210が基部110と押圧部本体152との間及び側壁部120の間で−X方向及び−Y方向の間の方向に移動し、該ヘッド部210のロック爪211が基部110のロック孔113内を−X方向及び−Y方向の間の方向へ移動する。このため、第1、第2の基板10、20の前記変位が許容される。
また、第1の基板10が−Y方向に、第2の基板20がY方向にのみ変位した場合、ヘッド部210が基部110と押圧部本体152との間及び側壁部120の間でY方向に移動し、該ヘッド部210のロック爪211が基部110のロック孔113内をY方向へ移動する。このため、第1、第2の基板10、20の前記変位が許容される。
第1の基板10がY方向に、第2の基板20が−Y方向にのみ変位した場合、ヘッド部210が基部110と押圧部本体152との間及び側壁部120の間で−Y方向に移動し、該ヘッド部210のロック爪211が基部110のロック孔113内を−Y方向へ移動する。このため、第1、第2の基板10、20の前記変位が許容される。
第1の基板10がX方向に、第2の基板20が−X方向にのみ変位した場合、ヘッド部210が基部110と押圧部本体152との間で−X方向に移動し、該ヘッド部210のロック爪211が基部110のロック孔113内を−X方向へ移動する。このため、第1、第2の基板10、20の前記変位が許容される。
以下、上述したメス側端子100にオス側端子200を接続する手順について説明しつつ、各部の動作を併せて説明する。図9はオス側端子をメス側端子から取り外す過程を示す概略的断面図である。
図9に示すように、オス側端子200のヘッド部210の先端部(基部110に当接する部分)を支点としてオス側端子200を第2の基板20と共に持ち上げる。これにより、ヘッド部210が押圧部本体152を上方へ押し上げ、押圧部150及び折り返し部140が弾性変形する。これにより、ヘッド部210と基部110との間に隙間が生じ、ヘッド部210のロック爪211が基部110のロック孔113から抜ける。この状態で、オス側端子200のヘッド部210をメス側端子100の押圧部本体152と基部110との間から引き抜く。このようにしてオス側端子200をメス側端子100から簡単に取り外すことができる。
なお、ヘッド部210により上方へ押し上げられた押圧部本体152は、一対の当止部131に当接する。このため、押圧部本体152のそれ以上の変位が防止され、折り返し部140の所定以上の弾性変形も防止される。
上述した端子間接続構造による場合、オス側端子200のヘッド部210をメス側端子100の押圧部本体152と基部110との間の隙間αに挿入すると、該ヘッド部210が押圧部本体152により基部110に向けて押圧され、ヘッド部210のロック爪211が基部110のロック孔113に係入された状態が維持される。このように押圧部本体152によりヘッド部210が基部110に向けて押圧される構成となっているため、オス側端子200を第2の基板20と共に基部110から離れる方向に持ち上げるだけで、該オス側端子200のロック爪211が基部110のロック孔113から抜ける。よって、その後、ヘッド部210を押圧部本体152と基部110との間から引き抜くだけで、オス側端子200をメス側端子100から取り外すことができる。よって、オス側端子200の取り外しが非常に簡単になる。
しかも、上記フローティン機構がロック爪211とロック孔113の組み合わせで構成されている。すなわち、非常に簡単な構成でフローティン機構を実現し、第1、第2の基板10、20の変位を許容することができるようになっている。また、押圧部本体152によりヘッド部210が押圧され、ヘッド部210のロック爪211が基部110のロック孔113に係入された状態が維持されるので、ヘッド部210が不用意に抜けることがなく、接続の信頼性を向上させることができる。このようにフローティング機能を確保しつつ、オス側端子200のメス側端子100への接続及び取り外しが非常に容易であることから、第1、第2の基板10、20間の接続作用の作業性を向上させることができる。
また、メス側端子100及びオス側端子200の双方とも金属板をプレス成型したものであることから、安価に作成することができる。また、メス側端子100及びオス側端子200のみであり、該メス側端子100及びオス側端子200を収容する樹脂製のボディ等を必要としないことから、部品点数を低減することができ、低コスト化を図ることができると共に、本構造の背低化をはかることもできる。
なお、上記端子間接続構造は、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく説明する。
上記実施の形態では、ロック爪211は、ヘッド部210の一部をカットし折り曲げた切り上げ片であるとしたが、メス側端子の基部のロック孔に挿入可能な凸状体である限り任意に設計変更することが可能である。
また、上記実施の形態では、オス側端子200は、6つの実装部240を有するとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、オス側端子200をどのように基板に実装させるかは任意に選択設定することが可能であり、例えば、本体部230を基板に半田接続するようにしても構わない。
また、上記実施の形態では、オス側端子200は折り曲げ部230を有するとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、折り曲げ部230を設けるか否かは任意である。
また、上記実施の形態では、ロック孔113は、その長さ寸法L1及び幅寸法W1がロック爪211の長さ寸法L2及び幅寸法W2よりも大きいとしたが、ロック孔113はロック爪211が挿入可能な孔である限り任意に設計変更することが可能である。また、長さ寸法L1のみを長さ寸法L2よりも大きくして、ロック爪211のロック孔113内でのX方向の移動を可能とする構成とすることもできるし、幅寸法W1のみを幅寸法W2よりも大きくして、ロック爪211のロック孔113内でのY及び−Y方向の移動を可能とする構成とすることもできる。また、前記ロック孔をオス側端子のヘッド部に設ける一方、前記ロック爪をメス側端子の基部に設けることも可能である。この場合でも、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態では、押圧部150はアーム151と断面視略V字状の押圧部本体152とを有するとしたが、前記基部に向けて折り曲げられ且つ前記基部との間に前記ヘッド部が挿入可能な隙間を有しており、前記押圧部と前記基部との間の距離が前記ヘッド部の厚み寸法よりも小さくなっている限り任意に設計変更することが可能である。
上記実施の形態では、メス側端子100は、側壁部120及びフランジ部130を有するとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、側壁部120及びフランジ部130を設けるか否かは任意である。
また、上記端子間接続構造は、一対のメス側端子100及びオス側端子200を備えるとしたが、メス側端子100及びオス側端子200を少なくとも一つずつ備えていれば良い。
上記実施の形態では、メス側端子100は第1の基板10に、オス側端子200は第2の基板20に実装されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、メス側端子及びオス側端子に同軸ケーブル等のケーブルが接続される接続部を設けることが可能である。勿論、メス側端子及びオス側端子のいずれか一方に前記接続部を設け、他方を基板に実装させることも可能である。
10・・・第1の基板
20・・・第2の基板
100・・メス側端子
110・基部
113・ロック孔
120・側壁部
130・フランジ部
140・折り返し部
150・押圧部
160・実装部
200・・オス側端子
210・ヘッド部
211・ロック爪
220・折り曲げ部
230・本体部
240・実装部

Claims (10)

  1. ヘッド部にロック爪が設けられたオス側端子が接続可能なメス側端子において、
    前記ロック爪が挿入可能なロック孔が設けられた基部と、
    この基部に第1の端部が連続する断面視略横向き略U字状の折り返し部と、
    この折り返し部の第2の端部に連続する押圧部とを備えており、
    前記折り返し部は弾性変形し、前記第2の端部が前記第1の端部から離れる方向に変位可能になっており、
    前記押圧部は前記基部に向けて折り曲げられ且つ前記基部との間に前記ヘッド部が挿入可能な隙間を有しており、
    前記押圧部と前記基部との間の距離が前記ヘッド部の厚み寸法よりも小さくなっていることを特徴とするメス側端子。
  2. 請求項1記載のメス側端子において、
    前記押圧部は断面視略V字状に折り曲げられていることを特徴とするメス側端子。
  3. 請求項1又は2記載のメス側端子において、
    前記ロック孔の幅寸法が前記ロック爪の幅寸法よりも大きいことを特徴とするメス側端子。
  4. 請求項1、2又は3記載のメス側端子において、
    前記ロック孔の長さ寸法が前記ロック爪の長さ寸法よりも大きいことを特徴とするメス側端子。
  5. 請求項2記載のメス側端子において、
    前記基部の幅方向の両端に立設された一対の側壁部と、
    この側壁部の上端に内側に向けて立設され且つ前記押圧部に空隙を有して対向する一対のフランジ部とを更に備えていることを特徴とするメス側端子。
  6. 前記オス側端子のヘッド部にロック爪ではなくロック孔が設けられている場合の請求項1、2、3、4又は5記載のメス側端子において、
    前記基部にはロック孔ではなく前記オス側端子のロック孔に挿入可能なロック爪が設けられていることを特徴とするメス側端子。
  7. 請求項1、2、3、4又は5記載のメス側端子と、
    このメス側端子に接続されるオス側端子とを備えており、
    前記オス側端子はロック爪が設けられたヘッド部を有しており、
    前記ヘッド部が前記押圧部に前記基部に向けて押圧され、該ヘッド部のロック爪が前記基部のロック孔に挿入されることを特徴とする端子間接続構造。
  8. 請求項6記載のメス側端子と、
    このメス側端子に接続されるオス側端子とを備えており、
    前記オス側端子はロック孔が設けられたヘッド部を有しており、
    前記ヘッド部が前記押圧部に前記基部に向けて押圧され、該ヘッド部のロック孔に前記基部のロック爪が挿入されることを特徴とする端子間接続構造。
  9. 請求項7又は8記載の端子間接続構造において、
    前記オス側端子は、前記ヘッド部に連続する折り曲げ部を更に有しており、
    前記折り曲げ部は、前記ヘッド部の下面と前記メス側端子の基部の上面とが略同一高さとなるように折り曲げられていることを特徴とする基板間接続構造。
  10. 請求項7、8又は9記載の端子間接続構造において、
    前記メス側端子は第1の基板に実装される実装部を更に有し、
    前記オス側端子は第2の基板に実装される実装部を更に有することを特徴とする端子間接続構造。
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