JP2010248992A - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents

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【課題】可変圧縮比内燃機関において、シリンダボア変形を抑制する技術を提供する。
【解決手段】クランクケース3とは別体のシリンダブロック2をシリンダヘッド4と一体的に形成し、クランクケース3に対してシリンダブロック2及びシリンダヘッド4を昇降させて機械圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関であって、シリンダブロック2の外周側面に、シリンダブロック2の外周を囲むクランクケース3との相対移動を滑らかにする第1ガイド部7を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、機械圧縮比を変更可能な可変圧縮比内燃機関に関する。
ウォームホイールを有する一対の偏心カム軸をクランクケースの両側に配置し、2つのウォームを有するシャフトをクランクケースの側面中央に形成された貫通孔に挿通し、シャフトのウォームと一対の偏心カム軸のウォームホイールとを互いに噛み合わせる。そして、シャフトに接続されたモータからの回転動力をシャフトのウォームからウォームホイールに伝達し、偏心カム軸を回動してクランクケースとは別体のシリンダブロックを昇降させる。これにより、ピストンが上死点に位置する時のシリンダ内の容積(燃焼室容積)とピストンが下死点に位置する時のシリンダ内の容積との比(機械圧縮比)を変更する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−64010号公報 特開昭61−001817号公報 実開平1−159158号公報
ところで、上記の技術においては、シリンダブロックとシリンダヘッドとが別体であった。このため、シリンダブロックとシリンダヘッドとをヘッドボルトで結合する必要があった。ここでヘッドボルトの配置位置は、シリンダの外周を取り巻くように形成されるウォータジャケットのさらに外側になるため、シリンダブロックの外周幅を広くする必要があり、軽量且つコンパクトな設計を阻害する要因となっていた。また、ヘッドボルトの配置位置は、ウォームホイールの真上に存在するため、ヘッドボルトがウォームホイールに到達しないようヘッドボルトのネジ長さをあまり長くできなかった。このようにネジ長さの短いヘッドボルトを用いるため、ヘッドボルトが届かない部位ではシリンダボア変形を抑制し難かった。
本発明は上記問題点に鑑みたものであり、本発明の目的は、可変圧縮比内燃機関において、シリンダボア変形を抑制する技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
クランクケースとは別体のシリンダブロックをシリンダヘッドと一体的に形成し、前記クランクケースに対して前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドを昇降させて機械圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関であって、
前記シリンダブロックの外周側面に、前記シリンダブロックの外周を囲む前記クランクケースとの相対移動を滑らかにするガイド部を設けたことを特徴とする可変圧縮比内燃機関である。
本発明によると、シリンダブロックとシリンダヘッドとが一体的に形成されるので、ヘッドボルトをシリンダブロック内部に配置するという設計的配慮がそもそも不要となり、シリンダブロックの剛性が増し、シリンダボア変形を抑制することができる。また、ガイド部が設けられたことで、シリンダブロックとクランクケースとの相対移動が滑らかにな
り、内燃機関の機械圧縮比の変更が容易になる。
前記ガイド部は、別体であった前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドを結合する場合には形成されてしまう凸凹であって前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドを一体的に形成することによって必要なくなった外周側面の凹凸を無くすとよい。
本発明によると、シリンダヘッドとシリンダブロックとの継ぎ目による凹凸も無くなってガイド部が移動方向に長く形成可能となるので、製造容易でありながらシリンダブロックの支持剛性が向上する。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
クランクケースとは別体のシリンダブロックをシリンダヘッドと一体的に形成し、前記クランクケースに対して前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドを昇降させて機械圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関であって、
前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドのシリンダ周りのウォータジャケットは前記クランクケース側端部で外部に開口しており、
当該開口を塞ぐスペーサを備えたことを特徴とする可変圧縮比内燃機関である。
本発明によると、シリンダブロック及びシリンダヘッドに形成されるウォータジャケットのクランクケース側端部の開口をスペーサで塞ぐ。スペーサは、シリンダブロックに他の部材が結合された場合のスペーサ外側の外力を吸収し、スペーサ内側のシリンダボアには外力を伝達しないので、シリンダボア変形を抑制できる。また、スペーサは、機関作動時の燃焼圧の影響によるシリンダのクランクケース側のシリンダボア弾性変形をシリンダブロックの外壁に伝達することが無くなり、シリンダブロックからクランクケース、エンジンマウントを介して車両に伝達される振動、騒音を低減させることができる。
本発明によると、可変圧縮比内燃機関において、シリンダボア変形を抑制できる。また、内燃機関による車内騒音を低減できる。
実施例1に係る内燃機関の概略構成を示す図である。 実施例1に係る内燃機関を示す斜視図である。 実施例1に係る一体的に形成されたシリンダブロック及びシリンダヘッドを示す斜視図である。 実施例1に係るクランクケースを示す斜視図である。 実施例1に係るシリンダブロックのウォータジャケットの開口及びスペーサを示す斜視図である。 実施例1に係る一体的に形成されたシリンダブロック及びシリンダヘッド内部のウォータジャケットを示す図である。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1及び図2は、本実施例に係る可変圧縮比内燃機関の概略構成を示している。図1及び図2に示す可変圧縮比内燃機関(以下、単に内燃機関という)1は、シリンダブロック2とクランクケース3とシリンダヘッド4とを備えている。シリンダブロック2は、シリンダヘッド4と一体的に形成されている(モノブロック化)。
シリンダヘッド4と一体的に形成されたシリンダブロック2は、クランクケース3に対してシリンダ5軸方向(図示上下方向)へ変位自在に取り付けられている。シリンダブロック2とクランクケース3との連結部には、シリンダブロック2を変位させるための変位機構6が設けられている。
図3は、一体的に形成されたシリンダブロック2及びシリンダヘッド4の概略構成を示している。シリンダブロック2の外周側面は、シリンダブロック2の外周を囲むクランクケース3との相対移動を滑らかにする平面状の第1ガイド部7が形成されている。第1ガイド部7が本発明のガイド部に相当する。第1ガイド部7は、別体であったシリンダブロック2とシリンダヘッド4を結合する場合には形成されてしまう凸凹であってシリンダブロック2とシリンダヘッド4を一体的に形成することによって必要なくなった外周側面の凹凸、特にシリンダブロック2とシリンダヘッド4との継ぎ目の凹凸を無くしている。このため、第1ガイド部7は、シリンダヘッド4との境界或いはそれを超えてシリンダヘッド側にまで形成される。よって、第1ガイド部7の領域は、シリンダヘッド側にまで大きく形成されており、シリンダブロック2はクランクケース3によって移動可能方向にできるだけ長い寸法で支持された方が、シリンダブロック2の傾きが小さくなって安定して支えられることから、支持剛性の高い理想的な支持構造となる。また、第1ガイド部7が一定の水平断面形状であることから、製造容易である。シリンダブロック2の長手方向両側面下部に複数の隆起部8が形成されており、各隆起部8にカム収納孔9が形成されている。カム収納孔9は、シリンダ配列方向に平行に且つ同一軸線上に形成されている。
図1に示すように、一体的に形成されたシリンダブロック2及びシリンダヘッド4には、内部にウォータジャケットが形成されている。このうちシリンダ周りのウォータジャケット10は、シリンダヘッド4と反対側のクランクケース側端部(図示下端部)で外部に開口している。そして、この開口を樹脂製のスペーサ11で塞いでいる。スペーサ11には、当該スペーサ11の剛性を低めるスリット12が形成されている。
図4は、クランクケース3の概略構成を示している。クランクケース3は、内側にシリンダブロック2を収容可能となっており、クランクケース3の内周側面は、シリンダブロック2の第1ガイド部7と所定間隔を空けて対向する平面状の第2ガイド部13が形成されている。シリンダブロック2とクランクケース3との相対移動を滑らかにするため、所定間隔は可及的に均一であり、第1ガイド部7と第2ガイド部13との間の隙間にはオイルが介在する。クランクケース3には、カム収納孔9が形成された複数の隆起部8の間に位置するように、支持部14が形成されている。各支持部14のクランクケース外側に向けられた表面には、半円形の凹部が形成されている。各支持部14には、対称な半円形の凹部を有する不図示のキャップがボルトによって固定される。支持部14及びキャップが固定されると、双方の凹部によって円形の軸受収納孔が形成される。
このように構成されたシリンダブロック2とクランクケース3とが連結されると、シリンダブロック2及びクランクケース3の長手方向両側面には、カム収納孔9と軸受収納孔とが交互に配置された連通孔が形成される。連通孔には、不図示の偏心カム軸が各々挿通され、クランクケース3の両側に配置される。
各偏心カム軸は、中心部に配置される一本の軸部と、軸部に対して偏心した状態で固定され中央孔15に配置されるウォームホイールと、軸部に対して偏心した状態で回転可能な複数のフリーカム部と、軸部に対して偏心した状態で固定される複数の軸受部と、を備えている。偏心カム軸は、回動することでクランクケース3とは別体のシリンダブロック2を昇降させる。各偏心カム軸では、フリーカム部がカム収納孔9に収容され且つ軸受部が軸受収納孔に収容されるように、フリーカム部と軸受部とが交互に配置される。
このように構成されたクランクケース3の側面中央下部には、貫通孔16にシャフトが両側にわたって挿通される。シャフトは、各偏心カム軸の途中に固定されるウォームホイールの下側で各ウォームホイールに噛み合うウォームと、シャフトの一端に接続されシャフトを回転駆動するモータと、を備えている。モータの回転動力は、シャフトとそれに配置された2つのウォームを回転させ、各ウォームホイールがウォームの回転により動力伝達を受けて同時に減速回動し、一対の偏心カム軸が同時に回動する。このような一対の偏心カム軸の回動によって、シリンダブロック2がクランクケース3に対して昇降され、内燃機関1の機械圧縮比が自在に変更される。
上記した内燃機関1には、ECU100が併設される。ECU100は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等から構成される算術論理演算回路であり、内燃機関1の運転状態に基づいてモータを制御する。そして、ECU100にモータが制御されることにより、内燃機関1の運転状態に合わせて内燃機関1の機械圧縮比が変更される。
ところで、従来においては、シリンダブロック2とシリンダヘッド4とは別体で形成されていた。このため、シリンダブロック2とシリンダヘッド4とをヘッドボルトで結合させていた。しかし、ヘッドボルトの配置位置は、シリンダ5の外周を取り巻くウォータジャケット10のさらに外側に形成するため、第1ガイド部7が形成されるシリンダブロック2の外周の幅を広くする必要があり、シリンダブロック2の軽量且つコンパクトな設計を阻害する要因となっていた。また、ヘッドボルトの配置位置は、一対の偏心カム軸に設けられたウォームホイールの配置位置の真上に位置する。このため、径の大きいウォームホイールにヘッドボルトが到達してしまわないよう、ヘッドボルトのネジ長さをあまり長くできなかった。このようにネジ長さの短いヘッドボルトを用いるため、ヘッドボルトが届かない部位では、ヘッドボルトによってシリンダライナーのシリンダボアを押さえることができず、シリンダボア変形を抑制し難かった。
しかし、本実施例では、シリンダブロック2とシリンダヘッド4とが一体的に形成される。このため、シリンダブロック2とシリンダヘッド4とをヘッドボルトで結合させる必要がなくなり、ヘッドボルトをシリンダブロック2の内部深くにに配置するという設計的配慮がそもそも不要となる。つまり、シリンダブロック2とシリンダヘッド4とが一体的に形成されたことで、シリンダブロック2は、剛性が増し特にシリンダヘッド側が変形し難くなっており、これだけでもシリンダライナーが変形し難くシリンダボア変形を抑制できる。しかしさらに、シリンダブロック2を変形し難くしてシリンダボア変形を抑制したい。
そこで、本実施例では、シリンダブロック2の外周側面に、シリンダブロック2の外周を囲むクランクケース3との相対移動を滑らかにする第1ガイド部7を設けるようにした。
本実施例によると、シリンダブロック2とシリンダヘッド4とが一体的に形成されてヘッドボルトが内部に配置されなくなっても、第1ガイド部7が設けられたことで、シリンダブロック2の肉厚が厚くなりシリンダブロック2の剛性が増し、シリンダライナーが変形し難くなりシリンダボア変形を抑制できる。また、平面状の第1ガイド部7及びそれに対向する第2ガイド部13が設けられたことで、シリンダブロック2とクランクケース3との相対移動が滑らかになり、内燃機関1の機械圧縮比の変更が容易になる。さらに、シリンダブロック2とシリンダヘッド4とが一体的に形成されてヘッドボルトが内部に配置されなくなったので、シリンダ5の外周を取り巻くウォータジャケット10のさらに外側にヘッドボルト用のスペースを形成する必要が無くなる。これにより、ガイド部7がシリンダブロック2の外周に形成されても、ヘッドボルトを配置する場合に比してシリンダブロック2を軽量且つコンパクトにすることができる。
以上のような一体的に形成されたシリンダブロック2及びシリンダヘッド4は、ダイキャストで製造される。ここで、シリンダブロック2及びシリンダヘッド4の内部には冷却水が流通するウォータジャケットを形成する必要がある。このため、金型及びウォータジャケットの中子の型抜きを考慮すると、シリンダブロック2及びシリンダヘッド4の内部のシリンダ周りのウォータジャケット10は、シリンダヘッド4とは反対側のクランクケース側端部(図示下端部)で外部に開口することとなる。これにより、中子を有する金型をクランクケース側から型抜きすれば、シリンダブロック2の外周側面の平面状の第1ガイド部7及び当該第1ガイド部7の内側に設けられる中空となるシリンダ周りのウォータジャケット10を同時に形成することができる。
ところで、シリンダ周りのウォータジャケット10の開口は、塞がなければならない。そこで、本実施例では、一体的に形成されたシリンダブロック2及びシリンダヘッド4の材質より剛性の低い材質である樹脂製のスペーサ11で当該開口を塞ぐようにした。
図5は、一体的に形成されたシリンダブロック2及びシリンダヘッド4内部のシリンダ周りのウォータジャケット10の開口をスペーサ11で塞ぐ状態を示している。図6は、一体的に形成されたシリンダブロック2及びシリンダヘッド4の内部構造を示している。スペーサ11は、図5に示すように複数の筒を連ねた形状をしており、シリンダ周りのウォータジャケット10の開口に圧入後、密閉のため底部を溶接又は接着される。また、スペーサ11は、図6に示すようにウォータジャケット10の奥に向かう先端が細く奥まで届くようになっている。これにより、ウォータジャケット10の実際に冷却水が流通する部位をなるべくシリンダヘッド側に形成したり、ダイキャストでの金型の寿命向上のためにウォータジャケット10の孔幅を大きく形成してもスペーサ11で埋めてウォータジャケット10の実際に冷却水が流通する部位を小さく形成したりできる。よって、開口をスペーサ11で塞いだウォータジャケット10では、暖機性を向上したり、熱効率を向上(冷却損失を低減)したりすることができる。
本実施例によると、シリンダブロック2及びシリンダヘッド4に形成されるウォータジャケット10のクランクケース側端部の開口を樹脂製のスペーサ11で塞ぐ。スペーサ11は、シリンダブロック2に例えば隆起部8等の他の部材がボルトやネジ等で結合された場合のシリンダブロック2のスペーサ外側に作用する外力を吸収し、スペーサ内側のシリンダボアを有するシリンダライナーには外力を伝達しないので、シリンダボア変形を抑制できる。また、スペーサ11は、機関作動時の燃焼圧の影響によるシリンダ5のクランクケース側のシリンダライナーのシリンダボア弾性変形をシリンダブロック2の外壁に伝達することが無くなり、シリンダブロック2からクランクケース3、エンジンマウントを介して車両に伝達される振動、騒音を低減させることができる。
なお、本実施例では、樹脂製のスペーサ11を用いたが、樹脂製に限られない。スペーサ11は、一体的に形成されたシリンダブロック2及びシリンダヘッド4の材質より剛性の低い材質であればよい。これにより、スペーサ11が外力吸収の作用や弾性変形を許容する作用を奏することができる。
また、本実施例では、図6に示すように、スペーサ11にスリット12を形成している。スリット12は、ウォータジャケット10の開口側から中心にかけて切り込まれた細隙である。このスリット12によって、スペーサ11はさらに剛性が低くなり、スペーサ11が外力吸収の作用やシリンダボア弾性変形を外壁に伝達しない作用を奏することがより容易になる。なお、スリット12を設けた場合には、スペーサ11は、シリンダブロック2及びシリンダヘッド4の材質より必ずしも剛性の低い材質を用いなくてもよい。スリット12により、スペーサ11の剛性が高くても、外力吸収の作用や弾性変形を許容する作
用を奏することができるからである。
本発明に係る可変圧縮比内燃機関は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
1 内燃機関
2 シリンダブロック
3 クランクケース
4 シリンダヘッド
5 シリンダ
6 変位機構
7 第1ガイド部
8 隆起部
9 カム収納孔
10 ウォータジャケット
11 スペーサ
12 スリット
13 第2ガイド部
14 支持部
100 ECU

Claims (3)

  1. クランクケースとは別体のシリンダブロックをシリンダヘッドと一体的に形成し、前記クランクケースに対して前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドを昇降させて機械圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関であって、
    前記シリンダブロックの外周側面に、前記シリンダブロックの外周を囲む前記クランクケースとの相対移動を滑らかにするガイド部を設けたことを特徴とする可変圧縮比内燃機関。
  2. 前記ガイド部は、別体であった前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドを結合する場合には形成されてしまう凸凹であって前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドを一体的に形成することによって必要なくなった外周側面の凹凸を無くすことを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。
  3. クランクケースとは別体のシリンダブロックをシリンダヘッドと一体的に形成し、前記クランクケースに対して前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドを昇降させて機械圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関であって、
    前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドのシリンダ周りのウォータジャケットは前記クランクケース側端部で外部に開口しており、
    当該開口を塞ぐスペーサを備えたことを特徴とする可変圧縮比内燃機関。
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