JP2010248386A - 異方導電性接着フィルムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電粒子を表面層に単層に配置したバインダー樹脂よりなる導電層と、該導電層の少なくとも片面に絶縁性接着剤を積層した異方導電性接着フィルムの製造方法において、該導電粒子の中心間距離の変動係数は、0.05以上0.5以下であり、該絶縁性接着剤の180℃溶融粘度は、該バインダー樹脂の180℃溶融粘度よりも低く、そして該方法は、以下の工程:
熱硬化性樹脂と、マイクロカプセル型硬化剤と、フィルム形成性高分子とを含有する該絶縁性接着剤を溶剤に溶解又は分散させた塗工液を調製する工程、
剥離性基材上に該塗工液を塗布する工程、
該塗工液が塗布された剥離性基材を、該剥離性基材の弾性領域内で延伸しながら加熱して溶剤を揮散させる製膜工程、
を含むことを特徴とする前記異方導電性接着フィルムの製造方法。
【選択図】なし
Description
しかしながら、従来技術の異方導電性接着フィルムは、益々強く求められる低温短時間硬化性を発現しつつ、高い貯蔵安定性を達成するには未だ至っておらず、その改良が求められている。
延伸しながら溶剤を除去することによって、高活性な硬化剤であっても高い貯蔵安定性が得られ、上記課題が解決できたことは、上記技術水準に鑑みて、当業者にとって予想外の驚くべき発見であった。
[1]導電粒子を表面層に単層に配置したバインダー樹脂よりなる導電層と、該導電層の少なくとも片面に絶縁性接着剤を積層した異方導電性接着フィルムの製造方法において、該導電粒子の中心間距離の変動係数は、0.05以上0.5以下であり、該絶縁性接着剤の180℃溶融粘度は、該バインダー樹脂の180℃溶融粘度よりも低く、そして該方法は、以下の工程:
熱硬化性樹脂と、マイクロカプセル型硬化剤と、フィルム形成性高分子とを含有する該絶縁性接着剤を溶剤に溶解又は分散させた塗工液を調製する工程、
剥離性基材上に該塗工液を塗布する工程、
該塗工液が塗布された剥離性基材を、該剥離性基材の弾性領域内で延伸しながら加熱して溶剤を揮散させる製膜工程、
を含むことを特徴とする前記異方導電性接着フィルムの製造方法。
本発明は、導電粒子を表面層に単層に配置したバインダー樹脂よりなる導電層と、該導電層の少なくとも片面に絶縁性接着剤を積層した異方導電性接着フィルムの製造方法に関する。本発明に用いられる導電層は導電粒子が表面層に単層に配置したバインダー樹脂よりなる。
「表面層に配置した」とは、導電粒子の一部又は全体がバインダー樹脂の表面に埋め込まれている状態を意味する。また、導電粒子の粒径よりもバインダー樹脂を薄くして、バインダー樹脂の上下に導電粒子が露出していても構わない。導電粒子の一部が埋め込まれている場合、導電粒子はその平均粒径に対して1/3以上がバインダー樹脂に埋め込まれていとは、バインダー樹脂からの導電性粒子の脱離が起こり難くくなって接続不良を抑制する効果があるため、好ましい。1/2以上埋め込まれていることがより好ましく、2/3以上埋め込まれていることはさらに好ましい。一方、導電粒子がバインダー樹脂に完全に埋め込まれている場合、導電粒子とバインダー樹脂の表面との間のバインダー樹脂の厚みは、接続のための加圧の際に導電粒子の移動を抑えるために、導電粒子の平均粒径に対して1.0倍以下であることが好ましい。より好ましくは0.8倍以下、更に好ましくは0.5倍以下、より更に好ましくは0.3倍以下、特に好ましくは0.1倍以下である。本発明では、厚み方向の導電性と面方向の絶縁性(以下、「異方導電性」ともいう。)を高レベルで確保するために、導電粒子はバインダー樹脂に単層で配置される。ここで、「単層で配置された」とは、導電粒子の中心高さのバラツキが導電粒子の平均粒径に対して2倍未満であることを意味する。導電粒子の平均粒径に対する中心高さのバラツキは0に近いほど好ましく、より好ましくは1倍以下、更に好ましくは0.8倍以下、より更に好ましくは0.6倍以下である。ここで、導電粒子の中心高さのバラツキとは、バインダー樹脂表面から導電粒子の中心までの距離の標準偏差であり、導電粒子の中心がバインダー樹脂に埋め込まれていない場合は、中心高さはその距離にマイナスをつけた値である。
本発明により製造される異方導電性接着フィルムは、導電粒子が特定の中心間距離で、更にその中心間距離が特定の変動係数を有して配列されることによって、高い異方導電性を有している。すなわち、本発明により製造される異方導電性接着フィルムの導電粒子の中心間距離の平均は、好ましくは2μm以上20μm以下であり、かつ、導電粒子の平均粒径の1.5倍以上5倍以下である、2μm以上の中心間距離でかつ導電粒子の平均粒径の1.5倍以上にすることで、面方向の絶縁性、すなわち、隣接する電極間の絶縁性を高レベルで維持できる。一方、中心間距離を20μm以下でかつ導電粒子の平均粒径の5倍以下にすることで、厚さ方向の導電性、即ち接続電極間の電気的接続性を維持できる導電粒子密度を得ることができるため、異方導電性接着フィルムとして高い性能を発揮することができる。導電粒子の中心間距離の平均は、好ましくは2.5μm以上18μm以下、より好ましくは3μm以上16μm以下、更に好ましくは3.5μm以上15μm以下であり、特に好ましくは4μm以上13μm以下であり、導電粒子の平均粒径に対して、好ましくは1.55倍以上4.6倍以下、より好ましくは1.6倍以上4.3倍以下、更に好ましくは1.65倍以上4.0以下である。
金属粒子としては、例えば、金、銀、銅、ニッケル、アルミニウム、亜鉛、錫、鉛、半田、インジウム、パラジウム等の単体や、2種以上のこれらの金属が層状又は傾斜状に組み合わされている粒子が例示される。
高分子核材に金属薄膜を被覆した粒子としては、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ジビニルベンゼン架橋体、NBR、SBR等のポリマーの中から1種又は2種以上組み合わせた高分子核材に、金、銀、銅、ニッケル、アルミニウム、亜鉛、錫、鉛、半田、インジウム、パラジウム等の中から1種又は2種以上組み合わせてメッキ等により金属被覆した粒子が例示される。金属薄膜の厚さは0.005μm以上1μm以下の範囲が、接続安定性と粒子の凝集性の観点から好ましい。金属薄膜は均一に被覆されていることが接続安定性上好ましい。これら導電粒子の表面を更に絶縁被覆した粒子も使用することができる。
導電粒子の粒子径の標準偏差は小さいほど好ましく、平均粒径の50%以下が好ましく、より好ましくは20%以下、更に好ましくは10%以下、特に好ましくは5%以下である。導電粒子の粒径は、コールターカウンターを用いて測定することができる。
本発明に用いるバインダー樹脂は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂から選ばれる1種利以上の樹脂を含有する。これらの樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、SBR、SBS、NBR、ポリエーテルスルフォン樹脂、ポリエーテルテレフタレート樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルオキシド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリイソブチレン樹脂、アルキルフェノール樹脂、スチレンブタジエン樹脂、カルボキシル変性ニトリル樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、それらの変性樹脂が挙げられる。特に接続後の長期信頼性を必要とする場合には、エポキシ樹脂を含有することが好ましい。
フェノキシ樹脂としては、ビスフェノールA型フェノキシ樹脂、ビスフェノールF型フェノキシ樹脂、ビスフェノールAビスフェノールF混合型フェノキシ樹脂、ビスフェノールAビスフェノールS混合型フェノキシ樹脂、フルオレン環含有フェノキシ樹脂、カプロラクトン変性ビスフェノールA型フェノキシ樹脂等が例示される。フェノキシ樹脂の重量平均分子量は2万以上10万未満であることが好ましい。
バインダー樹脂には、さらに、絶縁粒子、充填剤、軟化剤、促進剤、老化防止剤、着色剤、難燃化剤、チキソトロピック剤、カップリング剤等を含有することもできる。絶縁粒子や充填剤を含有する場合、これらの最大径は導電粒子の平均粒径未満であることが好ましい。カップリング剤としては、ケチミン基、ビニル基、アクリル基、アミノ基、エポキシ基及びイソシアネート基含有シランカップリング剤が、接着性の向上の点から好ましい。
バインダー樹脂が熱硬化性樹脂とマイクロカプセル型硬化剤を含む場合は、溶剤を揮発させる時に基材の弾性領域内で延伸しながら加熱することが好ましい。
バインダー樹脂は接続時に導電粒子の流動を抑制する働きがあるため、接続条件下において、流動性が低い必要があり、180℃での溶融粘度(以下、「180℃溶融粘度」ともいう。)は50Pa・s以上であることが好ましく、より好ましくは、65Pa・s以上2万Pa・s以下、更に好ましくは80Pa・s以上1万Pa・s以下である。溶融粘度が高くなり過ぎると、バインダー層に導電粒子を埋め込む際に、高い温度が必要となり、製造の難易度が高くなる。
尚、バインダー樹脂が熱硬化性樹脂の場合、その溶融粘度はバインダー樹脂から硬化剤を除去した状態又は硬化剤が未配合の状態での溶融粘度を指す。
バインダー樹脂の膜厚は導電粒子の平均粒径と同等あるいはそれ未満であることが好ましく、より好ましくは、導電粒子の平均粒径の10%以上200%以下、更に好ましくは20%以上170%以下、特に好ましくは25%以上140%以下である。
バインダー樹脂の膜厚は、低い接続抵抗を得易いため、導電粒子の平均粒径未満であることが好ましく、その場合、膜の上下に実質的に導電粒子が露出していることが低い接続抵抗を得る上で更に好ましい。
熱硬化性樹脂としては、加熱によりマイクロカプセル型硬化剤と反応して架橋する樹脂が用いられる。この様な熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリレート、ウレタン樹脂等が用いられる。それぞれの熱硬化性樹脂には、それに適したマイクロカプセル型硬化剤が用いられ、例えば、分子末端に反応性二重結合を有するアクリレートであれば、マイクロカプセル型硬化剤としては、加熱によってラジカルを発生する様な過酸化物等の硬化剤の周囲をカプセル膜で被覆したマイクロカプセル型硬化剤等が用いられる。
本発明においては、接続信頼性の高さから、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂を用いることが好ましい。
カプセル膜としては、室温での安定性と低温加熱による活性発現のバランス、すなわち、潜在性が高いので、高分子化合物が好ましい。カプセル膜として用いられる高分子化合物としては、例えば、ポリウレタン化合物、ポリウレタンウレア化合物、ポリウレア化合物、ポリビニル化合物やメラミン化合物、エポキシ樹脂、フェノール樹脂から得られる高分子化合物が例示される。
マイクロカプセル型硬化剤の平均粒子径の測定方法としては、コールターカウンターを用いる方法が挙げられる。
絶縁性接着剤には、異方導電性接着フィルムの硬化時や使用環境下における熱ストレスすなわち、被接着体との線膨張係数差による応力による接着性や接続信頼性の低下を抑制するために、絶縁性フィラーを含有することが好ましい。絶縁性フィラーとしては、例えば、溶融シリカ、結晶質シリカ、ケイ酸カルシウム、アルミナ、炭酸カルシウム、酸化チタン等の粉体が挙げられる。絶縁性フィラーの平均粒径は、コールターカウンターを用いて測定することができる。絶縁性フィラーの平均粒径は、熱ストレスによる接続信頼性の低下抑制効果を十分に発揮するために0.01μm以上であることが好ましく、接続端子間の電気抵抗を低く抑えるため、5μm以下であり、かつ、導電粒子よりも粒径が小さいことが好ましい。絶縁性フィラーの平均粒径は、より好ましくは0.05μm以上3μm以下であり、更に好ましくは0.1μm以上2μm以下である。これにより塗工液中で凝集や沈降を抑制することができる。
絶縁性接着剤には、接着性や硬化時の応力緩和性を付与する目的で、ポリエステル樹脂、アクリルゴム、SBR、NBR、シリコーン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアセタール樹脂、尿素樹脂、キシレン樹脂、カルボキシル基、ヒドロシキシル基、ビニル基、アミノ基などの官能基を含有するゴム、エラストマー類等の弾性高分子を含有することが好ましい。これら弾性高分子は分子量が10,000〜3,000,000のものが好ましい。弾性高分子成分の含有量は、熱硬化性樹脂に対して2〜80質量%が好ましい。
絶縁性接着剤は接続時に流動して接続領域を封止する働きがあるため、接続条件下において、流動性が高い必要がある。流動性の高さは、バインダー樹脂の流動性との相対値が重要であり、本発明においては、絶縁性接着剤の180℃溶融粘度は、バインダー樹脂の180℃溶融粘度よりも低い必要がある。絶縁性接着剤の該溶融粘度は、好ましくは、バインダー樹脂の該溶融粘度の50%以下であり、より好ましくは25%以下であり、更に好ましくは15%以下であり、特に好ましくは10%以下である。
絶縁性接着剤の180℃溶融粘度の好ましい範囲は、1Pa・s以上100Pa・s未満であり、より好ましくは2Pa・s以上50Pa・s以下、更に好ましくは4Pa・s以上30Pa・s以下である。溶融粘度が高すぎると接続時に高い圧力が必要となり、一方、溶融粘度が低い場合、使用前の変形を抑えるために低温で貯蔵する必要が発生する。
尚、絶縁性接着剤が熱硬化性樹脂である場合、その溶融粘度は絶縁性接着剤から硬化剤を除去した状態又は硬化剤が未配合の状態での溶融粘度を指す。
絶縁性接着剤を導電層の両面に形成する場合、接続時の加圧による導電粒子の移動を抑えるため、導電粒子は異方導電性接着フィルムの片側の表面からあまり内部に入らないことが好ましく、導電粒子の中心位置が異方導電性接着フィルムの片側の表面から導電粒子の平均粒径の2.0倍以下に位置することが好ましく、より好ましくは1.5倍以下、更に好ましくは1.0倍以下、特に好ましくは0.8倍以下である。一方、0.5倍以下では導電粒子は異方導電性接着フィルムから露出していることになり、露出する量が多くなると、異方導電性接着フィルムの貼り付け性が低下したり、導電粒子の欠落の原因となったりするため、0.1倍以上が好ましく、より好ましくは0.2倍以上であり、更に好ましくは0.3倍以上である。
絶縁性接着剤の膜厚の合計は、バインダー樹脂の膜厚の2倍以上100倍以下であることが好ましく、より好ましくは3倍以上75倍以下、更に好ましくは4倍以上50倍以下、特に好ましくは5倍以上30倍以下である。
塗工液中の水分は、生産性の観点から、0.5質量%以上であることが好ましく、一方、マイクロカプセル型硬化剤の安定性を高く保つために、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下がより好ましい。本発明では、剥離性基材上に塗工液が塗布される。剥離性基材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、PET、PEN等のポリエステル、ナイロン、塩化ビニール、ポリビニルアルコール等のフィルムが例示される。厚みの安定性、耐溶剤性、経済性の観点から剥離性基材としては、ポリプロピレン、PET等が好ましい。該剥離性基材はフッ素処理、シリコーン処理、アルキド処理等の表面処理を行っていることが好ましい。剥離性基材の厚みは30μm以上100μm以下が塗工作業時のハンドリング性と厚みの安定性が優れるために、好ましい。
剥離性基材の70℃のヤング率は、延伸装置の剛性と延伸安定性を両立するために、1MPa以上10GPa以下であることが好ましく、より好ましくは3MPa以上5GPa以下、更に好ましくは5MPa以上3GPa以下である。
本発明の絶縁性接着剤の製造は、塗工液を調製する工程、剥離性基材上に塗工液を塗布する工程、加熱により製膜する製膜工程を含む。
塗工液を調製する工程は、溶剤に絶縁性接着剤の各成分を溶解又は均一分散させる。絶縁性接着剤の各成分は同時に混合されても構わないが、フィルム形成性高分子を先に溶剤に溶解したのち、マイクロカプセル型硬化剤を均一分散すると、フィルム形成性高分子の溶け残りが少なく、貯蔵安定性が高い絶縁性接着剤が得られ好ましい。塗工液を製造する工程は、10℃以上100℃以下で実施するのが好ましい。
加熱の方法としては、ドライヤー内に熱風を供給する方法や、赤外線等の熱線を照射する方法、加熱ロールによって剥離性基材側から熱を供給する方法等が挙げられる。揮発した溶剤が系外に抜けやすく、溶剤の揮散効率が高いので熱風を用いる方法が好ましい。
加熱の温度は、溶剤の揮散効率を高め、短時間に製膜させるためには高い方が好ましく、熱硬化性樹脂とマイクロカプセル型硬化剤とを反応させないためには、マイクロカプセル型硬化剤の活性化温度以下であることが好ましい。製膜工程の加熱温度としては、50℃以上90℃以下が好ましく、より好ましくは60℃以上80℃以下である。
製膜工程における剥離性基材の延伸は、一方向の延伸でも二方向の延伸でも構わない。延伸における剥離性基材の伸び率は0.1%以上20%以下であることが好ましい。貯蔵安定性を高く保つ効果を得るために、該伸び率は、0.1%以上であることが好ましく、一方、膜厚ムラの抑制、貼付性の観点から20%以下であることが好ましく、より好ましくは0.2%以上15%以下である。
まず、単層で配列した導電粒子を粘着剤でシート上に固定した導電粒子の配列シートを製造する。配列シートを製造するには、例えば、延伸可能なシート上に粘着剤を好ましくは、導電粒子の平均粒径以下の膜厚になる様に塗布し、その上に導電粒子を充填する。その後粘着剤層に到達していない導電粒子をエアーブロー等により排除することで導電粒子が密に充填された単層の導電粒子層が形成される。必要に応じ、単層に配置した導電粒子は粘着剤に埋め込まれる。このときの全面積に対する導電粒子の投影面積の割合で定義される充填率は、好ましくは60%以上90%以下であり、より好ましくは65%以上88%以下、更に好ましくは68%以上85%以下である。充填率は本発明において重要な因子である導電粒子の中心間距離の変動係数に大きく影響する。
延伸可能なシートとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、PET、PEN等のポリエステル、ナイロン、塩化ビニル、ポリビニルアルコール等のシーオが例示される。粘着剤としては、例えば、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、酢酸ビニル、クロロプレン等が例示される。
延伸は縦方向延伸と横方向延伸の両方が行われる、所謂、2軸延伸であり、公知の方法で実施することができる。例えば、クリップ等でフィルムの2辺又は4辺を挟んで引っ張る方法や、2本以上のロールで挟んでロールの回転速度を変えることで延伸する方法等が挙げられる。延伸は縦方向と横方向を同時に延伸する同時二軸延伸でもよいし、一方向を延伸した後、他方を延伸する逐次二軸延伸でもよい。延伸時の導電粒子の配列乱れを起こし難いので同時二軸延伸が好ましい。延伸を高い精度で行うためには、延伸可能なフィルムを軟化させて行うのが好ましく、使用する延伸可能なシートによるが、例えば、70℃以上250℃以下で延伸を行うのが好ましく、より好ましくは75℃以上200℃以下であり、更に好ましくは80℃以上160℃以下であり、特に好ましくは85℃以上145℃未満である。延伸温度が高すぎると粘着剤の粘着力が低下し、導電粒子の配列が乱れてしまい、導電粒子の中心間距離の変動係数が大きくなってしまう。
本発明において、導電粒子の埋め込みは、極力低温で実施することが好ましい。特にバインダー樹脂又は絶縁性接着剤が潜在性硬化剤を含む熱硬化性樹脂である場合、高い温度で埋め込むと、硬化反応の進行を抑制するために低温貯蔵が必要となる。一方、温度が低ければ、バインダー樹脂の粘度が高いために埋めこみは困難となる。したがって、導電粒子の埋め込み温度は、35℃以上120℃以下であることが好ましく、より好ましくは40℃以上100℃以下、更に好ましくは45℃以上80℃以下である。
導電粒子のバインダー樹脂への埋め込みが不十分の場合、導電粒子が使用前にバインダー樹脂から欠落し、接続不良の原因となる。
導電層と絶縁性接着剤は熱ロール等を用いてラミネートする事で異方導電性接着フィルムが得られる。
本発明の方法により得られる異方導電性接着フィルムの膜厚は、5μm以上50μm以下であることが好ましい。表面の異常抑制の観点から、該膜厚は、5μm以上が好ましく、一方、異方導電性接着フィルムの貯蔵安定性の観点から、50μm以下が好ましく、より好ましくは10μm以上30μm以下である。
本発明の方法により得られる異方導電性接着フィルムは、所望の幅にスリットされ、リール状に巻き取られてもよい。
<溶融粘度測定>
HAAKE社製、RHeoStress600 Theremoを用い、20mm径のコーン(PP20H)を用いて180℃で測定した。
ダイアインスツルメンツ社製カールフィッシャー水分計CA−100型を使用して測定した。
(株)テイ・エスエンジニアリング社製のキュラストメーターV型を使用し、JIS K6300に準拠して求めた。
INS(登録商標)TRON社製万能材料試験機5581を用い、試験速度:50mm/分、チャック間距離50mm、試験片幅25mmの条件でJIS K7161に準拠して求めた。
(株)ニコン製デジマイクロMH−15Mを用いて測定し、測定数25箇所の平均値を膜厚とした。
日置電機(株)製3541RESISTANCE HiTESTERを用いて、接続端子間の接続抵抗を四端子法で測定した。
フェノキシ樹脂(InChem社製、商品名:PKHC)100質量部、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂(旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名:AER2603)60質量部、2−フェニルイミダゾール(四国化成工業製、商品名:2PZ)5質量部、シランカップリング剤(信越化学工業製、商品名KBM−403)0.25質量部、メチルエチルケトン300質量部を混合し、バインダーワニスを得た。このバインダーワニスを離型処理した50μmのPETフィルム製剥離シート上にブレードコーターを用いて塗布、溶剤を乾燥除去して、膜厚4μmのフィルム状のバインダー樹脂Aを得た。別途2−フェニルイミダゾールのみを含有しないで配合して同様に作成したバインダー樹脂の溶融粘度を測定、バインダー樹脂Aの180℃溶融粘度は、78.4Pa・sであった。
尚、ここで用いた酢酸エチル以外の原材料は、50℃で24時間、真空乾燥を行ったものを使用した。酢酸エチルは1週間モレキュラーシーブス3Aを浸漬し、脱水処理したものを用いた。塗工液A中の水分量は、マイクロカプセル型硬化剤に対して9.6質量%であった。
以下の表1に示す配合量と製造条件で、実施例1と同様にして、絶縁性接着剤を作成し、実施例1と同様に、導電層Aを絶縁性接着剤とラミネートして異方導電性接着フィルムを製造した。実施例1と同様に、絶縁性接着剤の塗工液の水分量、異方導電性接着剤フィルムの貼付性、接続抵抗測定、貯蔵安定性を評価した。得られた結果を以下の表1に示す。尚、実施例1と同様に、絶縁抵抗測定、1,000時間後の絶縁接続抵抗測定を行った結果、全て109Ω以上であった。
以下の表1に示す配合量と製造条件で、実施例1と同様にして、異方導電性接着フィルムを作成し、実施例1と同様に、塗工液の水分量、貼付性、接続抵抗測定、絶縁抵抗測定、貯蔵安定性を評価した。得られた結果を以下の表1に示す。比較例1では、製膜工程において、塗工液が塗布された剥離性基材は、剥離性基材の弾性領域内で延伸しながら溶剤を揮散させていない(表1中、製膜時の基材の伸び率は0%である)。比較例1で使用した異方導電性接着フィルムでは、製造直後、貼付性が少し低く3枚中1枚貼付けできないものが有ったが、貼付けできたものは、安定な接続が可能であった。しかし、異方導電性接着フィルムを貯蔵すると、貼付性が低下し、更に、貼付けできたものも、接続抵抗が高く、安定に接続することはできず、異方導電性接着フィルムの貯蔵安定性が劣っていた。
以下の表1に示す配合量と製造条件で、実施例1と同様にして、異方導電性接着フィルムを作成し、実施例1と同様に、塗工液の水分量、貼付性を評価した。得られた結果を以下の表1に示す。比較例2で使用した絶縁性接着剤では、製膜時の延伸張力が剥離性基材の降伏応力を超えていたため、弾性領域外となり、部分的に剥離基材が大きく引き伸ばされ(表1中、製膜時の基材の伸び率は30%である)、絶縁性接着の膜厚も場所によって大きくばらついていた。更に、貼付性評価では、絶縁性接着の表面に、延伸ムラによる皺が発生したため、剥離性基材を絶縁性接着剤から剥離することができず、回路接続材の用を成さなかった。
Claims (9)
- 導電粒子を表面層に単層に配置したバインダー樹脂よりなる導電層と、該導電層の少なくとも片面に絶縁性接着剤を積層した異方導電性接着フィルムの製造方法において、該導電粒子の中心間距離の変動係数は、0.05以上0.5以下であり、該絶縁性接着剤の180℃溶融粘度は、該バインダー樹脂の180℃溶融粘度よりも低く、そして該方法は、以下の工程:
熱硬化性樹脂と、マイクロカプセル型硬化剤と、フィルム形成性高分子とを含有する該絶縁性接着剤を溶剤に溶解又は分散させた塗工液を調製する工程、
剥離性基材上に該塗工液を塗布する工程、
該塗工液が塗布された剥離性基材を、該剥離性基材の弾性領域内で延伸しながら加熱して溶剤を揮散させる製膜工程、
を含むことを特徴とする前記異方導電性接着フィルムの製造方法。 - 前記導電粒子の中心間距離の平均は、2μm以上20μm以下であり、かつ、前記導電粒子の平均粒径に対して1.5倍以上5倍以下である、請求項1に記載の異方導電性接着フィルムの製造方法。
- 前記バインダー樹脂の180℃溶融粘度は、50Pa・s以上である、請求項1又は2に記載の異方導電性接着フィルムの製造方法。
- 前記熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の異方導電性接着フィルムの製造方法。
- 前記マイクロカプセル型硬化剤は、エポキシ樹脂用の硬化剤の周囲を高分子化合物で被覆した構造を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の異方導電性接着フィルムの製造方法。
- 前記マイクロカプセル型硬化剤の活性化温度は、60℃以上100℃以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の異方導電性接着フィルムの製造方法。
- 前記塗工液中の水分量は、前記マイクロカプセル型硬化剤に対して、0.5質量%以上10質量%以下である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の異方導電性接着フィルムの製造方法。
- 前記導電粒子の平均粒径は、0.5μm以上10μm以下である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の異方導電性接着フィルムの製造方法。
- 前記製膜工程の加熱温度は、50℃以上90℃以下である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の異方導電性接着フィルムの製造方法。
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