JP2010248131A - 皮膚洗浄料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル 1〜30質量%と、(b)ジイソステアリン酸ポリエチレングリコールのようなポリエチレングリコール脂肪酸ジエステル 1〜10質量%とを配合し、好ましくは、さらに(d)カルボキシビニルポリマー 0.02〜2.0質量%を配合する。
【選択図】なし
Description
さらに、抗菌性多価アルコールとアルキル変性カルボキシビニルポリマーとポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを含有するクレンジング化粧料が知られている(特許文献2)。しかしながらこのクレンジング化粧料は、十分な洗浄力を有しているとは言いがたいという欠点があった。
(a)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル 1〜30質量%
(b)ポリエチレングリコール脂肪酸ジエステル 1〜10質量%
((a)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル)
本発明で用いられる(a)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリルは、ポリオキシエチレンの付加モル数が5〜9であるものが好ましく、特に好ましいのは、ヤシ油脂肪酸ポリエチレングリコール(PEG)−7グリセリルである。
成分(a)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリルの市販品としては、PEG−7ヤシ油脂肪酸グリセリルであるセチオールHE(コグニスジャパン社製)、グリセロックスHE(CRODA社製)、ハイバーオイルHE(交洋ファインケミカル社製)等が挙げられる。
本発明で用いられる成分(b)ポリエチレングリコール脂肪酸ジエステルとしては、例えば、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジラウリン酸ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
本発明においては、ポリエチレングリコール脂肪酸ジエステルの中でも、HLB5〜8であるものが好ましく、ポリエチレングリコールの付加モル数としては、6〜14程度である。
ジイソステアリン酸ポリエチレングリコールとしては、ジイソステアリン酸PEG−6、ジイソステアリン酸PEG−8、ジイソステアリン酸PEG−12が挙げられ、ジオレイン酸ポリエチレングリコールとしては、ジオレイン酸PEG−6、ジオレイン酸PEG−8、ジオレイン酸PEG−12が挙げられる。これらの中でも、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコールがメーキャップ化粧料の洗浄効果の点から好ましい。
本発明においては、(c)ポリエチレングリコール脂肪酸モノエステルをさらに含むことにより、洗浄力はより高くなる。
本発明に用いられる(c)ポリエチレングリコール脂肪酸モノエステルとしては、モノイソステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコールなどが挙げられる。ポリエチレングリコール脂肪酸モノエステルの中でも、HLB8〜15であるものが好ましく、ポリエチレングリコールの付加モル数としては、6〜20程度である。
本発明の皮膚洗浄料には、さらに(d)カルボキシビニルポリマーを配合することが好ましい。本発明に用いられる成分(d)カルボキシビニルポリマーは主としてアクリル酸の重合したもので、種々のグレードのものが市販されている。例えば、ハイビスワコー103、同104、同105(和光純薬工業社製)、カーボポールシリーズ(BF Goodrich社製)、ジュンロンPWシリーズ(日本純薬社製)、シンタレンS、同K(SIGMA社製)等が挙げられる。
水の配合量は、本発明の皮膚洗浄料全量中に20〜60質量%が好ましい。
油分の配合量は、本発明の皮膚洗浄料全量中、3〜20質量%が好ましく、より好ましくは3〜10質量%である。
実施例に先立ち、本発明で用いた評価方法及び評価基準を説明する。
人工皮革上に油中水型(W/O)リキッドファンデーションを一定量塗布し、十分乾燥させた。コットンに試験サンプルを一定量とり、一定圧をかけ、先に用意したファンデーションを塗布した人工皮革上を一定回数往復させた後、残ったファンデーション汚れの反射率を色差計を用いて計測した。元のファンデーション塗布部と比較し、以下の式から洗浄率を求めた。
D:洗浄率(%)
R0:未処理の人工皮革の反射率(%)
RS:メーキャップ化粧料を塗布した人工皮革の反射率(%)
RW:洗浄後の反射率(%)
◎:90%以上
○:87以上90%未満
△:80以上87%未満
×:80%未満
下記表1、表2に示した各処方成分よりなる皮膚洗浄料を常法により調製した。得られた皮膚洗浄料について、上記の基準で、洗浄力を評価した。その結果を併せて表1、表2に示す。なお、いずれの実施例も水洗時の洗い流しやすさは良好であった。
※2:シリコーンKF−96A−6T(信越化学工業株式会社製)
※3:エチルヘキサン酸セチル(日光ケミカルズ社製)
※4:エマレックス PEIS-10(EX)(日本エマルジョン社製)
※5:エマレックス 600DI-IS EX(日本エマルジョン社製)
※6:エマレックス 400DI-IS EX(日本エマルジョン社製)
※7:エマレックス GWIS108(日本エマルジョン社製)
※8:エマレックス GWIS120(日本エマルジョン社製)
※9:エマレックス GWIS320(日本エマルジョン社製)
※10:セチオールHE(コグニスジャパン社製)
※11:SILWET 10P(日本ユニカー社製)
(1)カルボキシビニルポリマー 0.8質量%
(2)ヤシ油脂肪酸PEG−7グリセリル 10.0
(3)ジイソステアリン酸PEG−12 1.0
(4)エデト酸三ナトリウム 適量
(5)キサンタンガム 0.1
(6)ジメチルポリシロキサン 5.0
(7)エチルヘキサン酸セチル 2.0
(8)グリセリン 20.0
(9)1,3-ブチレングリコール 10.0
(10)水酸化カリウム 適量
(11)アルコール 4.0
(12)防腐剤 適量
(13)PEG−10メチルエーテルジメチコン 4.0
(14)香料 適量
(15)精製水 残余
(1)カルボキシビニルポリマー 0.3質量%
(2)ヤシ油脂肪酸PEG−7グリセリル 3.0
(3)ジイソステアリン酸PEG−12 2.0
(4)イソステアリン酸PEG−10 3.0
(5)エデト酸三ナトリウム 適量
(6)キサンタンガム 0.2
(7)ジメチルポリシロキサン 5.0
(8)エチルヘキサン酸セチル 2.0
(9)グリセリン 15.0
(10)1,3-ブチレングリコール 10.0
(11)水酸化カリウム 適量
(12)アルコール 4.0
(13)防腐剤 適量
(14)PEG−10メチルエーテルジメチコン 4.0
(15)香料 適量
(16)精製水 残余
(1)カルボキシビニルポリマー 0.3質量%
(2)ヤシ油脂肪酸ポリエチレングリコール(PEG)−7グリセリル 3.0
(3)ジイソステアリン酸PEG−12 2.0
(4)イソステアリン酸PEG−10 3.0
(5)エデト酸三ナトリウム 適量
(6)キサンタンガム 0.2
(7)シクロメチコン 5.0
(8)ミネラルオイル 2.0
(9)グリセリン 15.0
(10)1,3-ブチレングリコール 10.0
(11)水酸化カリウム 適量
(12)アルコール 4.0
(13)防腐剤 適量
(14)PEG−10メチルエーテルジメチコン 4.0
(15)ラベンダー油 適量
(16)精製水 残余
Claims (5)
- 次の(a)および(b)を含むことを特徴とする皮膚洗浄料。
(a)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル 1〜30質量%
(b)ポリエチレングリコール脂肪酸ジエステル 1〜10質量% - 成分(a)のポリオキシエチレンの付加モル数が5〜9である請求項1記載の皮膚洗浄料。
- 成分(b)が、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジラウリン酸ポリエチレングリコールから選ばれる1種または2種以上である請求項1記載の皮膚洗浄料。
- 成分(b)が、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコールである請求項3記載の皮膚洗浄料。
- さらに、(d)カルボキシビニルポリマーを0.02〜2.0質量%含む請求項1記載の皮膚洗浄料。
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