JP2010247512A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドット抜けの検出精度を向上できる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】記録シートSにインクを吐出するノズル群を有する記録ヘッドと、記録ヘッドを記録シートSに対して主走査方向に相対移動させる駆動モーターと、ノズル群の各ノズルが形成したドット列からなるテストパターンを記録シートの矩形状のパターン形成領域に形成するようにノズル群からインクを吐出させる制御部とを備え、制御部は、主走査方向に並設された2つ以上のドット列からなる複数のライン部のそれぞれがパターン形成領域の主走査方向の一端から他端に亘り形成されるようにノズル群からインクを吐出させてテストパターンを形成する際に、ノズル群の各ノズルに少なくとも一つ以上のドット列を形成させ、且つパターン形成領域に形成されるドット列の数がノズル群のノズル数よりも多くなるようにする。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体噴射装置に関し、特に液体としてインクを吐出するインクジェット式記録装置に関する。
被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置には、例えば、液体としてインクを噴射させて紙や記録シートなどの被記録媒体(被噴射媒体)に印刷を行うインクジェット式記録装置が知られている。インクジェット式記録ヘッドは、インクを吐出するノズルが複数配列されたノズル列を有しており、インクジェット式記録ヘッドが移動する主走査方向と交差する方向にノズルが配列されるように配置されている。
インクジェット式記録装置では、被記録媒体に対してインクジェット式記録ヘッドを主走査方向に移動させて1パス印刷を行う。1パス印刷では、このようなインクジェット式記録ヘッドがインクを吐出しながら主走査方向に移動することで、配列方向に並んだノズルのそれぞれからインクが主走査方向に連続的に吐出される。そして、被記録媒体を主走査方向に直交する副走査方向に移動させて、被記録媒体の全面への印刷を実現している。
このようなインクジェット式記録装置では、ノズルの目詰まりや圧力発生手段の駆動不良などの原因により、当該ノズルからインクが吐出されないドット抜けが生じる虞がある。このドット抜けを検出するために、所定のテストパターンを被記録媒体に形成し、該テストパターンが所定の形状に形成されているか否かに基づいてドット抜けを検出する種々の記録装置が提案されている(例えば、特許文献1〜2参照)。
具体的には、インクジェット式記録装置は、各ノズルから主走査方向に一画素幅で連続的にインクを吐出したドット列を主走査方向に複数並設してライン部を形成し、該ライン部を副走査方向に複数形成したテストパターンを被記録媒体に印刷する。このとき、例えばテストパターンの中央部に、一部のドット列が欠けて下地部分(被記録媒体の表面)が現れていれば、当該下地部分はその周囲のドット列との対比で容易に視認することができるので、ノズルの目詰まり等によるインクジェット式記録ヘッドのドット抜けを検出できる。
特開2001−277677号公報 特開2004−58423号公報
しかしながら、テストパターンの端部に位置するドット列を形成するノズルが目詰まりすると、当該ノズルにより形成されるべきドット列が欠落した下地部分が現れるが、当該下地部分をドット列の欠落として識別することは難しく、ドット抜けの検出精度が低下してしまうという問題がある。
これは、テストパターンの端部にドット列が欠落して現れた下地部分は、テストパターンと該テストパターンが設けられていない領域との境界の一部と誤認され易く、また、当該下地部分が現れたテストパターンの外形は、本来形成されるべきテストパターンの外形と区別し難いからである。
一方、テストパターンを例えば光学的手段で読み取り、テストパターンが所定の形状に形成されているか否かを判定することでドット抜けを検出することもできるが、そのような光学的手段やドット抜けの検出をするための部材や装置のコストが掛かってしまうという問題がある。
なお、このような問題はインクジェット式記録ヘッドだけではなく、インク以外の液体を噴射する液体噴射装置においても同様に存在する。
本発明は、このような事情に鑑み、ドット抜けの検出精度を向上できる液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、被噴射媒体に液体を吐出する複数のノズルを配列したノズル列を有する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドを前記被噴射媒体に対して前記ノズルの配列方向とは交差する主走査方向に相対移動させる移動手段と、複数のノズルで構成されるノズル群の各ノズルから前記主走査方向に一画素幅で連続して吐出された液体により形成されたドット列を前記主走査方向に複数並設してライン部を形成し、当該ライン部を前記主走査方向とは直交する副走査方向に複数形成したテストパターンを前記被噴射媒体の矩形状のパターン形成領域に形成する制御手段とを備え、前記制御手段は、複数の前記ライン部が前記パターン形成領域の主走査方向の一端から他端に亘り形成され、前記ノズル群の各ノズルが少なくとも一つ以上の前記ドット列を形成し、前記ノズル群のノズル数よりも多くのドット列からなる前記テストパターンを形成するように前記液体噴射ヘッドに液体を吐出させることを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、テストパターンは、略矩形状に形成され、また、ノズル開口により形成されるべきドット列が欠落しても、当該ドット列の周囲を他のドット列が囲むように形成されるので、当該欠落の有無を視認し易い。これにより、テストパターンのドット列の欠落を見落とすことなく、液体噴射装置のドット抜けを容易に、確実に検出することができる。
ここで、前記制御手段は、前記液体噴射ヘッドの前記被噴射媒体に対する前記主走査方向への走査を2回行ってテストパターンを形成する際に、1回目の走査で前記各ノズルに一つのドット列を形成させて前記テストパターンの一部を形成し、前記液体噴射ヘッドと前記被噴射媒体とを前記副走査方向に所定幅で移動させ、2回目の走査で前記テストパターンを形成するように前記液体噴射ヘッドに液体を吐出させることが好ましい。これによれば、液体噴射ヘッドの主走査方向への走査を必要最小限にしてテストパターンを形成できる。
また、前記制御手段は、複数のノズル群ごとにテストパターンを前記副走査方向に形成することが好ましい。これによれば、複数のテストパターンが副走査方向に並設されるので、各テストパターンの副走査方向における両端のドット列の欠落を視認しやすくなり、液体噴射装置のドット抜けをより確実に検出することができる。
また、前記制御手段は、前記被噴射媒体の前記パターン形成領域以外の枠形成領域に吐出され枠状に並設された液体からなる枠状パターンを形成する際に、前記パターン形成領域の角部に位置するドット列を形成するノズルに主走査方向に連続して液体を吐出させてドット群を形成させ、該ドット群で前記枠状パターンの一部を構成させるとともに、当該ノズル以外のノズルに前記枠状パターンの当該ドット群以外の部分を形成させるように液体を吐出させることが好ましい。これによれば、パターン形成領域の角部に位置するドット列を形成するノズルについては、テストパターンのドットの欠落のみならず、枠状パターンのドットの欠落の有無で二重にチェックすることができるので、ドット抜けの見落としをより確実に防ぐことができる。このようなテストパターンと枠状パターンとに基づいて液体噴射ヘッドのノズル開口に目詰まりが生じていることを確実に検出することができる。
実施形態1に係る記録装置の概略斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 実施形態1に係る制御部を示すブロック図である。 実施形態1に係るテストパターンとノズル群の関係を示す平面図である。 実施形態1に係るノズル開口とドット列の関係を説明する概念図である。 実施形態1に係るテストパターンの形成過程を説明する概念図である。 ドット列の欠落が生じたテストパターンの平面図である。 実施形態1に係るテストパターンの変形例を示す平面図である。 実施形態2に係るテストパターンの平面図である。 実施形態2に係るノズル開口とドット列の関係を説明する概念図である。 実施形態2に係るテストパターンの形成過程を説明する概念図である。 ドット列の欠落が生じたテストパターンの平面図である。 実施形態2に係るテストパターンの変形例を示す平面図である。 実施形態3に係るテストパターンとノズル群の関係を示す平面図である。 実施形態4に係るテストパターンと枠状パターンとを示す平面図である。 欠落が生じたテストパターンと枠状パターン34の平面図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置の概略斜視図である。本発明のインクジェット式記録装置1は、図1に示すように、インク滴を吐出する液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッドとも言う)10がキャリッジ3に固定され、この記録ヘッド10には、インクが貯留された液体貯留手段であるインクカートリッジ2が着脱可能に固定されている。
記録ヘッド10が搭載されたキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。そして、駆動モーター(移動手段)6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、キャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って主走査方向に移動される。一方、装置本体4には、キャリッジ軸5に沿ってプラテン8と、図示しない搬送ローラー及びこの搬送ローラーを回転させる紙送りモーターとからなる給紙部とが設けられており、給紙部により給紙された紙等の被噴射媒体である記録シートSがプラテン8上を副走査方向に巻き掛けられて搬送されるようになっている。さらに、装置本体4には、制御手段の一例である制御部(図示せず)が設けられており、制御部は、駆動モーター6や給紙部の紙送りモーターに信号を送信してその駆動の開始・停止を制御できるようになっている。
このようなインクジェット式記録装置1では、制御部がキャリッジ3を主走査方向に移動させつつ、記録ヘッド10からインク滴を吐出させることで記録シートSに主走査方向の印刷を行う。また、制御部が、記録シートSを給紙部により副走査方向に搬送させることで副走査方向の位置決めを行う。これにより、記録シートSの印刷面に印刷を行うことができる。
上述のようなインクジェット式記録装置1に搭載されるインクジェット式記録ヘッド10について説明する。図2は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドの一例を示す断面図である。
図2に示すインクジェット式記録ヘッド10は、縦振動型の圧電素子を有するタイプであり、スペーサー11には、複数の圧力発生室12が並設され、スペーサー11の両側は、各圧力発生室12に対応してノズル開口(ノズル)13を有するノズルプレート14と、振動板15とにより封止されている。また、スペーサー11には、圧力発生室12毎にそれぞれインク供給口16を介して連通されて複数の圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバー17が形成されており、リザーバー17には、図示しないインクカートリッジが接続される。
一方、振動板15の圧力発生室12とは反対側には、各圧力発生室12に対応する領域にそれぞれ圧電素子18の先端が当接されて設けられている。これらの圧電素子18は、圧電材料19と、電極形成材料20及び21とを縦に交互にサンドイッチ状に挟んで積層され、振動に寄与しない不活性領域が固定基板22に固着されている。なお、固定基板22と、振動板15、スペーサー11及びノズルプレート14とは、基台23を介して一体的に固定されている。
このように構成されたインクジェット式記録ヘッド10では、インクカートリッジに連通されるインク流路を介してリザーバー17にインクが供給され、インク供給口16を介して各圧力発生室12に分配される。実際には、圧電素子18に電圧を印加することにより圧電素子18を収縮させる。これにより、振動板15が圧電素子18と共に変形されて(図中上方向に引き上げられて)圧力発生室12の容積が広げられ、圧力発生室12内にインクが引き込まれる。そして、ノズル開口13に至るまで内部をインクで満たした後、後述する記録ヘッド駆動回路からの記録信号に従い、圧電素子18の電極形成材料20及び21に印加していた電圧を解除すると、圧電素子18が伸張されて元の状態に戻る。これにより、振動板15も変位して元の状態に戻るため圧力発生室12が収縮され、内部圧力が高まりノズル開口13からインク滴が吐出される。すなわち、本実施形態では、圧力発生室12に圧力変化を生じさせる圧力発生手段として縦振動型の圧電素子18が設けられている。
また、ノズル開口13は、圧力発生室12に対応してノズルプレート14に複数形成され、この複数のノズル開口13からなるノズル列が形成されている。インクジェット式記録ヘッド10は、このノズル開口13の配列方向が主走査方向と交差するようにキャリッジ3に配置されている。
インクジェット式記録装置1の制御系について説明する。図3は、インクジェット式記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図3に示すように、インクジェット式記録装置の制御部(制御手段)100は、印刷制御回路101、記録ヘッド駆動回路102、及び印刷位置制御回路103を有する。
印刷制御回路101は、インクジェット式記録ヘッド10の印刷動作を制御する。すなわち、印刷制御回路101は、印刷位置制御回路103を介して記録ヘッドの主走査方向及び副走査方向の位置を制御し、記録ヘッド駆動回路102を介して記録ヘッドからインクを吐出させる。
具体的には、印刷制御回路101は、外部から入力された印刷信号に基づいて記録ヘッド駆動回路102を介してインクジェット式記録ヘッド10に設けられた圧力発生手段である圧電素子18に駆動パルスを印加して、インクジェット式記録ヘッド10のノズル開口13からインク滴を吐出させる。
また、印刷位置制御回路103は、インクジェット式記録ヘッド10の印刷時の主走査方向及び副走査方向の位置決めを行う。詳しくは、印刷制御回路101は、印刷位置制御回路103を介して駆動モーター6を駆動してキャリッジ3を主走査方向に移動することでインクジェット式記録ヘッド10の主走査方向の位置決めを行い、紙送りモーターを駆動して記録シートSを副走査方向に移動することで記録シートSに対するインクジェット式記録ヘッド10の副走査方向の位置決めを行っている。
このようにして、印刷制御回路101は、印刷信号に基づいて、インクジェット式記録ヘッド10が搭載されたキャリッジ3を主走査方向に移動させながら、インクジェット式記録ヘッド10に各ノズル開口13からインクを吐出させて画像を形成し、さらに、記録シートSを副走査方向に移動させることで記録シートSの全面に画像を印刷する。
さらに、インクジェット式記録装置1には、テストパターンデータが記憶されたROMやフラッシュメモリーなどの記憶装置104が設けられており、制御部100は記憶装置104からテストパターンデータを読み取り、該テストパターンデータに基づいて記録シートSにテストパターンを印刷することが可能になっている。テストパターンデータとは、記録シートSの所定の位置に所定形状のテストパターンが形成されるようにインクジェット式記録ヘッド10にインクを吐出させる情報を表す信号である。
ここで、記録シートSに形成されるテストパターン30について説明する。図4(a)は、テストパターンと記録ヘッドのノズル群との関係を示す平面図であり、図4(b)は、その要部の拡大平面図である。
図示するように、記録シートSの矩形状のパターン形成領域Rには、記録ヘッド10のノズル群13Aから吐出されたインクによりテストパターン30が形成されている。パターン形成領域Rとは、記録シートS上の所定の位置、大きさ、形状でテストパターン30が形成される領域である。
ノズル群13Aは、テストパターン30を形成するためのインクを吐出する一以上のノズル開口13からなる。本実施形態では、記録ヘッド10のノズルプレートには複数のノズル開口13が並設されてノズル列が形成されており、このノズル列がノズル群13Aとなっている。すなわち、ノズル列を構成するすべてのノズル開口13からインクを吐出させてテストパターン30を形成する。
テストパターン30は、複数のドット列31が主走査方向に並設されたライン部32から構成されている。ドット列31は、ノズル群13Aを構成する各ノズルから記録シートに一画素幅で連続して吐出されたインク滴33で形成されている。このようなドット列31が主走査方向に複数並設されてライン部32が形成されている。そして、ライン部32が副走査方向に複数形成され、各ライン部32は、パターン形成領域Rの主走査方向における一端部(以降、始端部という)40から他端部(以降、終端部という)41に亘り形成されている。すなわち、各ライン部32は、その両端のそれぞれの位置がパターン形成領域Rの始端部40と終端部41のそれぞれに揃えられて形成されている。
なお、詳細は後述するが、1つのテストパターン30を構成するドット列31の数は、ノズル群13Aを構成するノズル開口13の数よりも多くなっている。本実施形態では、ノズル群13Aを構成するノズル開口13の数は64個とし、ドット列31の数はその2倍の128個とし、1つのライン部32は8個のドット列で構成し、テストパターン30は16本のライン部32で構成した。
このようなテストパターン30は、制御部100がテストパターンデータに基づいて記録ヘッド10のインクの吐出を制御することで形成される。図5は、本実施形態に係る記録ヘッドにテストパターンを形成させる制御をする際のノズル開口とドット列との関係を説明する概念図であり、図6は、本実施形態に係る記録ヘッドにテストパターンを形成させる制御をする際におけるテストパターンの形成過程を説明する概念図である。
図5には、ノズル群13Aを構成する各ノズル開口13には、個別に番号(図中の「#1〜#64」)を付し、本明細書中で個別のノズル開口13に言及する際にはその番号を用いて、「第1ノズル開口」のように記載する。また各ノズル開口13からのインクで形成された個別のドット列31に言及する際には、そのノズル開口13の番号を用いて、例えば「第1ドット列」と記載する。また、テストパターン30を構成する個別のライン部32に言及する際には、副走査方向の一端(図4の上側)から他端(図4の下側)に並設された順にそれぞれ第1ライン部〜第16ライン部と記載する。
本実施形態では、第1ノズル開口は、第1ライン及び第9ラインの始端部40から始まる第1ドット列を形成し、第64ノズル開口は、第8ライン部及び第16ライン部の終端部41で終わる第64ドット列を形成する場合について説明する。
制御部100は、パターン形成領域Rの主走査方向の一端(始端部40)から他端(終端部41)に亘り、ドット列31からなるライン部32を形成するように記録ヘッド10にノズル開口13からインクを吐出させる。さらに、各ノズル群13Aを構成する各ノズル開口13に少なくとも1つ以上のドット列31を形成させ、且つパターン形成領域Rに形成されるドット列31の数がノズル群13Aを構成するノズル開口13の数よりも多くなるようにする。
本実施形態では、制御部100は、インクジェット式記録ヘッド10の主走査方向への走査を2回行ってテストパターンを形成する。この1回目の走査においては、ノズル群13Aを構成する各ノズル開口13に1つのドット列31を形成させてテストパターン30の一部を形成する。その後、副走査方向に記録シートSを所定幅で移動させ、2回目の走査でテストパターン30を形成する。また、制御部100は、パターン形成領域Rを主走査方向に均等に区分した区間L1〜L8にそれぞれ等幅のドット列31が形成されるようにノズル開口13からインクを吐出させる。
詳言すると、図5及び図6(a)に示すように、制御部100は、テストパターンデータに基づいて、記録ヘッド10を主走査方向に移動させながら、ノズル群13Aの一端から8飛びのノズル開口13、すなわち、第1ノズル開口,第9ノズル開口、・・・、第57ノズル開口に第1ドット列、第9ドット列、・・・、第57ドット列を区間L1に形成させる。このとき、制御部100は、これらのノズル開口13が形成するドット列31が、パターン形成領域Rの始端部40から開始するようにノズル開口13からインクを吐出させる。
同様にして、図5及び図6(b)に示すように、制御部100は、記録ヘッド10を主走査方向に移動させながら、第2ノズル開口から8飛びのノズル開口13、すなわち第2ノズル開口、第10ノズル開口、・・・、第58ノズル開口に、第2ドット列、第10ドット列、・・・、第58ドット列を区間L2に形成させる。以降、第3ノズルから第7ノズルについても8飛びで各区間L3〜区間L7にドット列31を形成させる。
そして、図5及び図6(c)に示すように、制御部100は、記録ヘッド10を主走査方向に移動させながら、第8ノズル開口から8飛びのノズル開口13、すなわち第8ノズル開口、第16ノズル開口、・・・、第64ノズル開口に、第8ドット列、第16ドット列、・・・、第64ドット列を区間L8に形成させる。なお、区間8のドット列31は、終端部41に達するように形成する。
このように、制御部100が、記録ヘッド10の主走査方向への1回目の走査をさせて、区間L1から区間L8に亘りドット列31が並設され、8個のドット列からなるライン部32がパターン形成領域Rの一端(始端部40)から他端(終端部41)に亘り計8本形成される。
この1回目の走査を終えた段階では、各ノズル開口13はそれぞれ1つのドット列31を形成しているので、ノズル群13Aを構成するノズル開口13の数と同数のドット列31がパターン形成領域Rに形成されている。
次に、制御部100は、印刷位置制御回路103を介して、記録シートSを副走査方向に所定幅だけ搬送する。そして、図5及び図6(d)に示すように、制御部100は、記録ヘッド10の主走査方向への2回目の走査を行って、上述した第1〜第8ライン部32の形成と同様に、さらに8本の第9〜第16ライン部が始端部40から終端部41に亘り形成されるように記録ヘッド10にインクを吐出させて、図4に示したテストパターン30を形成する。
上述したように、テストパターン30の形成の際には、前記したように「各ノズル群13Aを構成する各ノズル開口13に1つドット列31を形成させ」ることで、第1〜第8ライン部が構成され、「各ノズル群13Aを構成する各ノズル開口13に少なくとも1つ以上のドット列31を形成させ、且つパターン形成領域Rに形成されるドット列31の数がノズル群13Aを構成するノズル開口13の数よりも多くなるようにする」ことで、第9〜第16ライン部が構成される。これにより、第64ドット列を含む第8ライン部が、テストパターン30の端ではなく、第7ライン部と第9ライン部とに挟まれて位置することとなる。
以上に説明したように、テストパターン30を構成する計16本のライン部32がパターン形成領域Rの一端(始端部40)から他端(終端部41)に亘り形成されているので、テストパターン30は略矩形状として視認され、また、第64ドット列を含む第8ライン部が他のライン部32に挟まれている。このため、テストパターン30は、第64ノズル開口のドット抜けによるドット列31の欠落を視認しやすいものとなっている。このようなテストパターン30の欠落の視認容易性について図7に基づいて説明する。
図7(a)には、ノズル群13Aの一端の第64ノズル開口にドット抜けが生じた状態で、記録ヘッド10により形成されたテストパターン30が示されている。
第8ライン部と第16ライン部は、パターン形成領域Rの終端部41(図5参照)側に第64ノズル開口により形成されるべきドット列31が欠けている。第64ノズル開口により形成されるべきドット列31が欠けて下地(記録シートの表面)が現れた部分をそれぞれ欠落領域A−1、欠落領域A−2と称する。
上述したように第8ライン部は、第7ライン部と第9ライン部との間に位置しているので、欠落領域A−1は、同図における上側、下側の第7ライン部と第9ライン部に囲まれ、同図の左側を第63ノズル開口が形成した第63ドット列に囲まれた空白の領域として視認される。このため、テストパターン30全体としては、略矩形状したテストパターン30の一部が欠けたものと認識される。
ちなみに、第64ノズル開口でドット抜けが生じた状態で、従来技術に係るインクジェット式記録装置のように、制御部100が、パターン形成領域Rに各ノズル開口13に1つのドット列31を形成させると、図7(b)に示すようなテストパターン130が形成される。同図に示すように、第64ドット列を含む第8ライン部は、テストパターン30の副走査方向において端に位置することとなり、欠落領域A−3は、テストパターン130の角部に位置することとなる。
このように、テストパターン130の角部に欠落領域A−3が現れると、欠落領域A−3は、テストパターン130と記録シートSのテストパターン130が形成されていない領域との境界の一部と誤認され易く、本来形成されるべきテストパターン130から角部のドット列31が欠落したものとは認識され難い。このため、テストパターン130に基づいてドット抜けが生じていることを検出することは難しい。
しかしながら、本実施形態に係るインクジェット式記録装置では、図7(a)に示したように、ノズル群13Aの一端の第64ノズル開口に目詰まりが生じた状態でテストパターン30が形成されても、第64ドット列の欠落の有無を容易に認識することができ、このテストパターン30に基づいて記録ヘッド10のノズル開口13に目詰まりが生じていることを確実に検出することができる。
また、テストパターン30は、記録ヘッド10の主走査方向への走査を2回行うことで形成されている。すなわち、ノズル群13Aのノズル開口13の数以上のドット列31からなるテストパターン30を、必要最小限の走査で形成することができ、テストパターン30の形成に掛かる時間を短縮することができる。
なお、ノズル群13Aの他端の第1ノズル開口も目詰まりした場合においては、図7(c)に示すように、第1ライン部と第9ライン部は、パターン形成領域Rの始端部40(図5参照)側に第1ノズル開口により形成されるべき第1ドット列が欠けて、欠落領域A−4、欠落領域A−5が現れる。
上述したように第9ライン部は、第8ライン部と第10ライン部との間に位置しているので、欠落領域A−5は、同図における上側の第8ライン部と、下側の第10ライン部に囲まれ、同図の右側を第2ノズル開口が形成した第2ドット列に囲まれた空白の領域として視認される。このため、テストパターン30全体としては、略矩形状したテストパターン30の一部が欠けたものと認識される。
これにより、ノズル群13Aの両端の第1ノズル開口及び第64ノズル開口に目詰まりが生じた場合においても、テストパターン30のドット列31の欠落を容易に視認することができ、第1ノズル開口及び第64ノズル開口に目詰まりが生じていることを確実に検出することができる。
なお、上述したように、必ずしもテストパターン30を構成するドット列31の数を、ノズル群13Aのノズル開口13の数の2倍(整数倍)とする必要はない。
図8(a)に示すように、例えば、制御部100は、1回目の走査において、区間L1から区間L8に亘りドット列31を並設して8個のドット列からなるライン部32を、パターン形成領域Rの一端(始端部40)から他端(終端部41)に亘り計8本形成したのち(図6(c)参照)、副走査方向に記録シートSを所定幅搬送させ、2回目の走査において、第9ライン部を形成させてテストパターン30Aを形成する。このとき、第9ライン部は、ノズル群13Aの両端の第1ノズル開口及び第64ノズル開口以外のノズル開口13で形成する。
これにより、計9本のライン部32からなり、ドット列31の数がノズル数よりも多いテストパターン30が形成される。制御部100がこのようなテストパターン30Aを、第64ノズル開口にドット抜けが生じた状態で形成すると、図8(b)に示すようなテストパターン30Aが形成される。
第8ライン部は、パターン形成領域Rの終端部41(図5参照)側に第64ノズル開口により形成されるべき第64ドット列が欠けており、欠落領域A−6が現れている。
しかしながら、この第8ライン部よりも同図の下側には第9ラインが形成されているので、欠落領域A−6は、同図における上側の第7ライン部と、下側の第9ライン部に囲まれ、同図の左側を第63ノズル開口が形成した第63ドット列に囲まれた空白の領域として視認される。このため、テストパターン30全体としては、略矩形状したテストパターン30Aの一部が欠けたものと認識され、ノズル群13Aの一端の第63ノズル開口が目詰まりしたことを検出することができる。
さらに、第1ドット列の欠落も視認できるようにする場合は、次のようなテストパターン30Bを形成する。すなわち、図8(c)に示すように、制御部100は、1回目の走査において、区間L1から区間L8に亘りドット列31を並設して8個のドット列からなるライン部32を、パターン形成領域Rの一端(始端部40)から他端(終端部41)に亘り計8本形成し(図6(c)参照)、副走査方向に記録シートSを所定幅搬送させた後、2回目の走査において、第1ドット列を含む第9ライン部を形成させ、さらに第1ノズル開口及び第64ノズル開口以外のノズル開口13により形成されるドット列31からなる第10ライン部を形成する。
これにより、計10本のライン部32からなり、ドット列31の数がノズル数よりも多いテストパターン30Bが形成される。制御部100がこのようなテストパターン30Bを、第1ノズル開口及び第64ノズル開口にドット抜けが生じた状態で形成すると、図8(d)に示すようなテストパターン30Bが形成される。
第9ライン部は、パターン形成領域Rの始端部40(図5参照)側に第1ノズル開口により形成されるべき第1ドット列が欠けており、欠落領域A−7が現れている。
しかしながら、この第9ライン部よりも同図の下側には第10ライン部が形成されているので、欠落領域A−7は、同図における上側の第8ライン部と、下側の第10ライン部に囲まれ、同図の右側を第2ノズル開口が形成した第2ドット列に囲まれた空白の領域として視認される。このため、テストパターン30B全体としては、略矩形状したテストパターン30Bの一部が欠けたものと認識され、ノズル群13Aの両端の第1ノズル開口及び第63ノズル開口が目詰まりしたことを検出することができる。
なお、ノズル開口13の番号が小さい順に第1ライン部のドット列31を形成し、以降、第2ライン部、第3ライン部、・・・を順次形成するようにしたが、これに限らない。すなわち、ノズル開口13は、ノズル群13A中の位置(番号)によらず、任意のライン部32を構成するようにドット列31を形成させてもよい。例えば、第1ノズル開口は必ずしも第1ライン部を構成するドット列を形成する必要はないし、第64ノズル開口は必ずしも第8ライン部を構成するドット列を形成する必要はない。
第1ノズル開口及び第64ノズル開口が、例えば、第4ライン部を構成するドット列31を形成するようにテストパターンが形成された場合、第1ノズル開口及び第64ノズル開口に目詰まりが生じてドット列が欠けて欠落領域が現れたとしても、この欠落領域は四方をドット列に囲まれることになるので、この欠落領域を視認しやすく,ドット抜けを検出することは容易である。
一方、第1ノズル開口及び第64ノズル開口以外のノズル開口13がドット抜けして、図7(c)に示した欠落領域A−1〜A−5を形成することがあっても、上述したように当該欠落領域A−1、A−5は容易に視認することができ、ドット抜けを確実に検出することができる。このように、本発明に係るテストパターンは、ノズル群13Aのどのノズル開口13でドット抜けが生じても、テストパターンの欠落を視認することができる。
〈実施形態2〉
上述した実施形態1では、ノズル群13Aを構成する第64ノズル開口により形成される第64ドット列31が、パターン形成領域Rの終端部41に達するように形成されていたが、これに限らず、始端部40と終端部41との中間に形成されていてもよい。なお、実施形態1と同一のものには同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図9は、本実施形態に係るテストパターンの平面図である。図示するように、記録シートSの矩形状のパターン形成領域Rには、テストパターン30Cが形成されており、このテストパターン30Cを構成するドット列31の数は、ノズル群13Aを構成するノズル開口13の数よりも多くなっている。本実施形態では、ノズル群13Aを構成するノズル開口13の数は64個とし、ドット列31の数は70個とし、1つのライン部32は10個のドット列で構成し、テストパターン30Cは7本のライン部32で構成した。
図10は、本実施形態に係る記録ヘッドにテストパターンを形成させる制御をする際のノズル開口とドット列との関係を説明する概念図であり、図11は、本実施形態に係る記録ヘッドにテストパターンを形成させる制御をする際におけるテストパターンの形成過程を説明する概念図である。
本実施形態では、第1ノズル開口は、第1ラインの始端部40から始まる第1ドット列を形成し、第64ノズル開口は、第7ライン部の始端部40と終端部41との間である区間L4に第64ドット列を形成する場合について説明する。
制御部100は、パターン形成領域Rの主走査方向の一端(始端部40)から他端(終端部41)に亘り、ドット列31からなるライン部32を形成するように記録ヘッドにノズル開口13からインクを吐出させる。さらに、各ノズル群13Aを構成する各ノズル開口13に少なくとも1つ以上のドット列31を形成させ、且つパターン形成領域Rに形成されるドット列31の数がノズル群13Aを構成するノズル開口13の数よりも多くなるようにする。
本実施形態では、制御部100は、インクジェット式記録ヘッド10の主走査方向への走査を2回行ってテストパターンを形成する。この1回目の走査においては、ノズル群13Aを構成する各ノズル開口13に1つのドット列31を形成させてテストパターン30の一部を形成する。この1回目の走査を終えた段階では、始端部40から形成された第7ライン部は、終端部41には達しない。その後、副走査方向に記録シートSを所定幅で移動させ、2回目の走査で、第7ライン部を終端部41まで形成してテストパターン30を形成する。また、制御部100は、パターン形成領域Rを主走査方向に均等に区分した区間L1〜L10にそれぞれ等幅のドット列31が形成されるようにノズル開口13からインクを吐出させる。
詳言すると、図10及び図11(a)に示すように、制御部100は、テストパターンデータに基づいて、記録ヘッド10を主走査方向に移動させながら、ノズル群13Aの一端から10飛びのノズル開口13、すなわち、第1ノズル開口、第11ノズル開口、・・・、第61ノズル開口に第1ドット列、第11ドット列、・・・、第61ドット列を区間L1に形成させる。このとき、制御部100は、これらのノズル開口13が形成するドット列31が、パターン形成領域Rの始端部40から開始するようにノズル開口13からインクを吐出させる。
同様にして、図10及び図11(b)に示すように、制御部100は、記録ヘッド10を主走査方向に移動させながら、第2ノズル開口から10飛びのノズル開口13、すなわち第2ノズル開口、第12ノズル開口、・・・、第62ノズル開口に、第2ドット列、第12ドット列、・・・、第62ドット列を区間L2に形成させる。以降、第3ノズルから第4ノズルについても10飛びで各区間L3〜区間L4にドット列31を形成させる。
次に、図10及び図11(c)に示すように、制御部100は、記録ヘッド10を主走査方向に移動させながら、第5ノズル開口から10飛びのノズル開口13、すなわち第5ノズル開口、第15ノズル開口、・・・、第55ノズル開口に、第5ドット列、第15ドット列、・・・、第55ドット列を区間L5に形成させる。すなわち、第7ライン部においては、第61〜64ノズル開口13により区間L1〜区間L4に形成された第61〜第64ドット列に続く区間L5以降のドット列31については、この段階では形成しない。以降、第6ノズルから第10ノズルについても10飛びで各区間L6〜区間L10にドット列31を形成させる。
このように、制御部100が、記録ヘッド10の主走査方向への1回目の走査をさせて、区間L1から区間L10に亘り10個のドット列31が並設され、10個のドット列からなる第1〜第6ライン部がパターン形成領域Rの一端(始端部40)から他端(終端部41)に亘り形成される。また、区間L1から区間L4に亘り4個のドット列が並設され、4個のドット列からなる第7ライン部がパターン形成領域Rの始端部40から略中央に亘り形成される。
この1回目の走査を終えた段階では、各ノズル開口13はそれぞれ1つのドット列31を形成しているので、ノズル群13Aを構成するノズル開口13の数と同数のドット列31がパターン形成領域Rに形成されている。
次に、制御部100は、印刷位置制御回路103を介して、記録シートSを副走査方向に所定幅だけ搬送する。そして、図10及び図11(d)に示すように、制御部100は、記録ヘッド10の主走査方向への2回目の走査を行って、記録ヘッドの第1ノズル開口及び第64ノズル開口以外のノズル開口13、例えば第58〜63ノズル開口で、第61〜64ノズル開口により区間L1〜区間L4に形成された第61〜64ドット列に続いて、区間L5〜区間L10に第58〜63ドット列を形成させ、図9に示したテストパターン30Cを形成する。
上述したように、テストパターン30Cの形成の際には、前記したように「各ノズル群13Aを構成する各ノズル開口13に1つドット列31を形成させ」ることで、第1〜6ライン部32及び第61〜64ドット列31からなる第7ライン部が構成され、「各ノズル群13Aを構成する各ノズル開口13に少なくとも1つ以上のドット列31を形成させ、且つパターン形成領域Rに形成されるドット列31の数がノズル群13Aを構成するノズル開口13の数よりも多くなるようにする」ことで、第58〜63ドット列が形成された第7ライン部が構成される。これにより、第7ライン部が途中で途切れずに、始端部40から終端部41に至るようにテストパターン30Cが形成される。
以上に説明したように、テストパターンを構成する計7本のライン部32がパターン形成領域Rの一端(始端部40)から他端(終端部41)に亘り形成されているので、テストパターン30Cは略矩形状として視認され、また、第64ドット列を含む第7ライン部が途中で途切れずに始端部40から終端部41に形成されている。このため、テストパターン30Cは、第64ノズル開口のドット抜けによるドット列31の欠落を視認しやすいものとなっている。このようなテストパターン30Cの欠落の視認容易性について図12に基づいて説明する。
図12(a)には、第64ノズル開口にドット抜けが生じた状態で、記録ヘッドにより形成されたテストパターン30Cが示されている。
第7ライン部は、パターン形成領域Rの略中央部に第64ノズル開口により形成されるべき第64ドット列が欠け、欠落領域B−1が現れている。
このような欠落領域B−1は、同図の上側の第6ライン部、同図の左側の第63ノズル開口が形成した第63ドット列及び同図の右側の第58ノズル開口が形成した第58ドット列に囲まれた空白の領域として視認される。また、第7ライン部は、パターン形成領域Rの始端部40から終端部41に至るように形成されているため、欠落領域B−1は、第7ライン部を分断しているようにも視認される。このため、テストパターン30C全体としては、略矩形状したテストパターン30Cの一部が欠けたものと認識される。
ちなみに、従来技術に係るインクジェット式記録装置のように、制御部100が、パターン形成領域Rに各ノズル開口13に1つのドット列31を形成させると、図12(b)に示すようなテストパターン130Aが形成される。同図に示すように、第7ライン部は、パターン形成領域Rの終端部41には至っていない。このため、第64ドット列が欠落すると、図12(c)のように、第7ライン部が若干短く形成され、欠落領域B−2が現れることになる。
テストパターン130Aにこのような欠落領域B−2が現れると、欠落領域B−2が第64ドット列の欠落により現れたとは認識されずに、若干短い長さの第7ライン部を有するテストパターン130Aが形成されていると認識されてしまう。このため、テストパターン130Aに基づいてドット抜けが生じていることを検出することは難しい。
しかしながら、本実施形態に係るインクジェット式記録装置では、図12(a)に示したように、ノズル群13Aの一端の第64ノズル開口に目詰まりが生じた状態でテストパターン30Cが形成されても、第64ドット列の欠落の有無を容易に認識することができ、このテストパターン30Cに基づいて記録ヘッドのノズル開口13に目詰まりが生じていることを確実に検出することができる。
また、上述したテストパターン30Cの変形例を図13に示す。図13(a)に示すテストパターン30Dは、上述したテストパターン30Cにさらに第7ライン部の次に第8ライン部を追加したものである。このようなテストパターン30Dは、記録ヘッド10の主走査方向への1回目の走査を行って、第1ライン部〜第6ライン部及び第61〜64ドット列からなる第7ライン部を形成し(図11(c)参照)、2回目の走査を行って第58〜63ドット列を追加して第7ライン部を形成する(図11(d)参照)と共に、第8ライン部を第1ノズル開口及び第64ノズル開口以外のノズル開口13で形成する。
このようなテストパターン30Dによれば、第64ノズル開口の目詰まりで欠落領域C−1が生じると、欠落領域C−1は四方をドット列31に囲まれることになるので、テストパターン30Dに欠落領域C−1があることをより確実に視認することができる。
さらに、第1ドット列の欠落も視認できるようにする場合は、次のようなテストパターン30Eを形成する。すなわち、図13(b)に示すように、制御部100は、1回目の走査において、第1〜6ライン部及び第61〜64ドット列からなる第7ライン部を形成し(図11(c)参照)、2回目の走査において、第58〜63ドット列を追加して第7ライン部を形成する(図11(d)参照)と共に、第1ドット列を含む第8ライン部と、第1ドット列及び第64ドット列以外のドット列31からなる第9ライン部とを形成する。
これにより、第1ノズル開口及び第64ノズル開口が目詰まりした状態でテストパターン30Eが形成されると、第8ライン部は、パターン形成領域Rの始端部40(図5参照)側に第1ノズル開口により形成されるべき第1ドット列が欠けて、欠落領域C−2が現れている。
しかしながら、この第8ライン部よりも同図の下側には第9ライン部が形成されているので、欠落領域C−2は、同図における上側の第7ライン部と、下側の第9ライン部に囲まれ、同図の右側を第2ノズル開口が形成した第2ドット列に囲まれた空白の領域として視認される。このため、テストパターン30E全体としては、略矩形状したテストパターン30Eの一部が欠けたものと認識され、ノズル群13Aの両端の第1ノズル開口及び第63ノズル開口が目詰まりしたことを検出することができる。
また、図13(c)に示すように、制御部100は、1回目の走査において、第1〜6ライン部及び第61〜64ドット列を形成した後(図11(c)参照)、第1ドット列を含むドット列31を追加して第7ライン部を形成してテストパターン30Fを構成してもよい。
これにより、第1ノズル開口及び第64ノズル開口が目詰まりした状態でテストパターン30Fが形成されると、第7ライン部は、パターン形成領域Rの中央部に第64ドット列が欠けて、欠落領域C−3が現れ、さらに、第1ドット列が欠けて、欠落領域C−4が現れている。
このような欠落領域C−3は、同図の上側の第6ライン部、同図の左側の第63ノズル開口が形成した第63ドット列及び同図の右側の第58ノズル開口が形成した第58ドット列に囲まれた空白の領域として視認される。同様に欠落領域C−4は、第6ライン部、第58ドット列、第2ドット列とに囲まれた空白の領域として視認される。第7ライン部は、パターン形成領域Rの始端部40から終端部41に至るように形成されているため、欠落領域C−3、C−4は、第7ライン部を分断しているようにも視認される。このため、テストパターン30F全体としては、略矩形状したテストパターン30Fの一部が欠けたものと認識される。
以上のように例示したいずれのテストパターン30D〜Fにおいても、ノズル群の両端の第1ノズル開口及び第64ノズル開口にドット抜けが生じ、ドット列が欠落したテストパターン30D〜Fが形成されても、その欠落を確実に視認することができ、これにより記録ヘッド10に目詰まりが生じていることを容易に検出することができる。
〈実施形態3〉
上述した実施形態1及び実施形態2では、ノズル列を構成するノズル開口の全てを1つのノズル群13Aとしたが、複数のノズル列を有する記録ヘッド10では、例えば、各ノズル列を1つのノズル群13Aとし、ノズル群13Aごとにテストパターンを形成してもよい。
図14(a)は、テストパターンと記録ヘッドのノズル群との関係を示す平面図であり、図14(b)は、テストパターンの欠落を説明する平面図である。なお、実施形態1と同じものについては同一の符号を付し重複する説明は省略する。
記録ヘッド10のノズルプレートには、複数のノズル開口13が並設されたノズル列が2列設けられている。これらの各ノズル列がそれぞれノズル群13B、ノズル群13Cとなっている。
記録シートSには、ノズル群13Bにより形成されたテストパターン30Gと、ノズル群13Cにより形成されたテストパターン30Hとが形成されている。制御部100は、まずノズル群13Bでテストパターン30Gを形成させる。テストパターン30Gの形成後、制御部100は、記録シートSを副走査方向に所定幅だけ搬送して、ノズル群13Cでテストパターン30Hを形成させる。なお、このテストパターン30G、30Hは、実施形態1で説明したテストパターン30や30A〜Fと同様に形成することができる。
図14(b)には、テストパターン30Gと、ノズル群13Cの一端のノズル開口である第1ノズル開口に目詰まりが生じた状態で形成されたテストパターン30Hとが示されている。図示するように、テストパターン30Hには、ノズル群13Cの第1ノズル開口により形成されるべき第1ドット列が欠落して、欠落領域E−1、E−2が現れている。
この欠落領域E−2は、上述した実施形態1のように、テストパターン30Hのみを視認するだけで、ドット列31が欠落した領域として認識されるようになっている。
一方、テストパターン30G、30Hが副走査方向に並設されているので、欠落領域E−1は、テストパターン30Hのドット列と、テストパターン30Gの最もテストパターン30H側のライン部に囲まれるので、欠落領域E−1もドット列の欠落として視認しやすくなる。
このように、複数のテストパターンを副走査方向に並設することで、各テストパターンの副走査方向における両端のドット列31の欠落を視認しやすくなり、記録ヘッドのドット抜けをより確実に検出することができる。
〈実施形態4〉
上述した実施形態1〜実施形態3では、パターン形成領域Rにテストパターン30、30A〜Hを形成したが、これらに加えて、ドット抜けを検出するための枠状パターンをパターン形成領域R以外の領域に形成してもよい。
図15(a)は、テストパターンと枠状パターンとを示す平面図であり、図15(b)は、図15(a)の要部拡大平面図である。なお、実施形態1と同じものについては同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図示するように、記録シートSの矩形状のパターン形成領域Rには、テストパターン30Aが形成されている。また、記録シートSのパターン形成領域R以外の領域である枠形成領域Tには、枠状パターン34が形成されている。
枠状パターン34は、枠形成領域Tに吐出され、枠状に並設されたインク滴からなる。本実施形態では、枠状パターン34は、矩形状であり、各辺は複数のインク滴から構成されている。すなわち、主走査方向に一画素幅で連続して吐出されたインクからなる主ドット群35、36と、ノズル開口13のピッチ間隔で副走査方向に吐出されたインクからなる副ドット群37、38とから枠状パターン34が構成されている。枠状パターン34の内側にはインクは吐出されておらず下地(記録シートSの表面)が現れているので、枠状パターン34は、矩形状の枠線として認識される。
このようなテストパターン30は、制御部100がテストパターンデータに基づいて記録ヘッド10のインクの吐出を制御することで形成される。制御部100は、パターン形成領域Rにテストパターン30Aを形成する一方、枠形成領域Tには、主ドット群35、36と副ドット群37、38とからなる枠状パターン34を形成する。
具体的には、制御部100は、パターン形成領域Rの角部に位置するドット列31を形成するノズル開口13からインクを吐出させて主ドット群35を形成させる。本実施形態では、パターン形成領域Rの角部に位置するドット列31を形成するノズル開口13として、第1ドット列31を形成する第1ノズル開口13を用い、この第1ノズル開口13からインクを吐出させて主ドット群35を形成する。
さらに、制御部100は、第1ノズル開口13以外のノズル開口13からインクを吐出させて、枠状パターン34の主ドット群35以外の部分である主ドット群36、副ドット群37、38を形成する。本実施形態では、第64ノズル開口13が主ドット群35を形成し、第2〜第63ノズル開口13が副ドット群37、38を形成する。
例えば、制御部100は、記録ヘッド10を主走査方向に移動させながらテストパターン30Aを形成させた後、枠形成領域Tに記録ヘッド10が到達したとき、第1〜第64ノズル開口13からそれぞれインクを一滴吐出させる。これにより、主ドット群35、36がインク一滴分だけ形成されるとともに、副ドット群37が形成される。
そして、制御部100はさらに記録ヘッド10を主走査方向に移動させながら、第1、第64ノズル開口13から一画素幅で連続してインクを吐出させる。これにより、主ドット群35、36が形成される。最後に、制御部100は、第1〜第64ノズル開口13からそれぞれインクを吐出させることで、副ドット群38が形成され、枠状パターン34が形成される。
このように、テストパターン30Aとともに枠状パターン34が形成されることで、ドット抜けの検出が、より一層容易になる。このことを、図16を用いて説明する。図16は、ドット抜けが生じたテストパターン及び枠状パターンの平面図である。
図示するように、パターン形成領域Rの角部に位置する第1ドット列31を形成する第1ノズル開口13にドット抜けが生じた状態で、テストパターン30A及び枠状パターン34が形成されると、第1ノズル開口13により形成されるべき第1ドット列31が欠けて下地(欠落領域A−8)が表れ、さらに、枠状パターン34は、第1ノズル開口13により形成されるべき主ドット群35が欠けて形成される。
このように、主ドット群35が欠落した枠状パターン34は、枠ではなく、コの字状の線として認識されるため、正常な枠状パターン34(図15参照)とは相違することを容易に認識することができる。すなわち、主ドット群35が欠落したか否かを容易に把握することができ、この主ドット群35を形成すべき第1ノズル開口13にドット抜けが生じていることを検出することができる。
特に、テストパターン30Aの角部に欠落領域A−8が現れると、欠落領域A−8は、テストパターン30Aと記録シートSのテストパターン30Aが形成されていない領域との境界の一部と誤認されやすく、本来形成されるべきテストパターン30Aから角部の第1ドット列が欠落したものとは認識されにくい。
しかしながら、枠状パターン34を形成することで、第1ノズル開口13については、テストパターン30Aの第1ドット列31の欠落の有無のみならず、枠状パターン34の主ドット群35の欠落の有無で二重にチェックすることができるので、ドット抜けの見落としをより確実に防ぐことができる。このようなテストパターン30Aと枠状パターン34とに基づいて記録ヘッド10の第1ノズル開口13に目詰まりが生じていることを確実に検出することができる。
なお、本実施形態では、枠状パターン34とテストパターン30Aとは主走査方向に並設されていたが、このような位置関係の場合に限定されない。例えば、本実施形態では、図15の左側にテストパターン30A、右側に枠状パターン34が配置されていたが、逆であってもよいし、テストパターン30Aと枠状パターン34とが副走査方向に並設されていてもよい。
さらに、枠状パターン34の個数は1つに限らず、一つのテストパターンにつき、複数形成されていてもよい。この場合、第1ノズル開口13にドット抜けが生じると、複数の枠状パターン34の全てについて、欠落が生じるので、ドット抜けの見落としをより確実に防止することができる。
また、枠状パターン34は、矩形状に限られず、三角形、台形など多角形であってもよく、枠状に形成されていればよい。この場合、多角形のうち少なくとも一辺が、パターン形成領域Rの角部に位置するドット列を形成するノズル開口から吐出されたインクによるドット群で形成されるようにすればよい。このような場合においても、当該ノズル開口にドット抜けが生じると、一辺が欠けた不完全な枠状パターンが形成されるので、正常な枠状パターンとの相違を容易に認識することができ、ドット抜けを確実に検出することができる。
本実施形態では、枠状パターン34は、テストパターン30Aの形成後に形成されていたが、このような順序に限定されない。例えば、最初に枠状パターン34を形成し、その後、テストパターン30Aを形成してもよい。また、枠状パターン34とテストパターン30Aとを同時並行的に形成してもよい。例えば、テストパターン30Aの第1ライン部を形成後に、枠状パターン34の主ドット群35を形成し、以降、テストパターン30Aの残りの第2〜第7ライン部を形成する際に、副ドット群37、38の一部を形成し、最後の第8ライン部の形成後に主ドット群36を形成してもよい。
なお、本実施形態では、テストパターン30Aとともに枠状パターン34を形成したが、他のテストパターン30、30B〜Hについても、これらとともに枠状パターン34を形成してもよい。また、パターン形成領域Rの角部に位置するドット列を形成するノズル開口として、ノズル群13Aのうち、端に位置する第1ノズル開口13を用いたが、これに限らず、他のノズル開口であってもよい。
〈他の実施形態〉
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。
上述した実施形態1〜4においては、1つのノズル列が1つのノズル群を構成したが、これに限らず、1つのノズル列を構成するノズル開口のうち、一部をノズル群としてもよい。これにより、特定のノズル開口を用いてテストパターンを形成することができる。また、インクジェット式記録ヘッド10が複数の記録ヘッド10を有している場合、全記録ヘッドのノズル開口からなる1つのノズル群を構成してもよい。これにより、複数の記録ヘッドで纏めて一つのテストパターンが形成されるので、全ヘッドのドット抜けの有無をまとめて検出することができる。さらに、記録ヘッドごとのノズル開口からなるノズル群を複数構成し、このノズル群ごとにテストパターンを形成させてもよい。これにより記録ヘッド毎のドット抜けの有無を検出することができる。
また、上述した実施形態1〜4においては、各ドット列31の主走査方向の幅を同一としていたが、これに限らず、各ドット列31で主走査方向の幅が異なっていてもよい。
また、上述した実施形態1〜4においては、記録ヘッド10の記録シートSに対する主走査方向への走査を2回行ってテストパターンを形成したが、この走査回数は2回に限られず、テストパターンの形状に応じて適宜設定すればよい。
さらに、上述の実施形態では、インク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド10を例示して本発明を説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものである。液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等を挙げることができる。
1 インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、 10 インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 13 ノズル開口、 13A、13B、13C ノズル群、 30、30A〜30H テストパターン、 31 ドット列、 32 ライン部、 34 枠状パターン、 35、36 主ドット群、 37、38 副ドット群、 100 制御部、R パターン形成領域、 S 記録シート、 T 枠形成領域

Claims (4)

  1. 被噴射媒体に液体を吐出する複数のノズルを配列したノズル列を有する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドを前記被噴射媒体に対して前記ノズルの配列方向とは交差する主走査方向に相対移動させる移動手段と、
    複数のノズルで構成されるノズル群の各ノズルから前記主走査方向に一画素幅で連続して吐出された液体により形成されたドット列を前記主走査方向に複数並設してライン部を形成し、当該ライン部を前記主走査方向とは直交する副走査方向に複数形成したテストパターンを前記被噴射媒体の矩形状のパターン形成領域に形成する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、複数の前記ライン部が前記パターン形成領域の主走査方向の一端から他端に亘り形成され、前記ノズル群の各ノズルが少なくとも一つ以上の前記ドット列を形成し、前記ノズル群のノズル数よりも多くのドット列からなる前記テストパターンを形成するように前記液体噴射ヘッドに液体を吐出させる
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載する液体噴射装置において、
    前記制御手段は、前記液体噴射ヘッドの前記被噴射媒体に対する前記主走査方向への走査を2回行ってテストパターンを形成する際に、1回目の走査で前記各ノズルに一つのドット列を形成させて前記テストパターンの一部を形成し、前記液体噴射ヘッドと前記被噴射媒体とを前記副走査方向に所定幅で移動させ、2回目の走査で前記テストパターンを形成するように前記液体噴射ヘッドに液体を吐出させる
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する液体噴射装置において、
    前記制御手段は、複数のノズル群ごとにテストパターンを前記副走査方向に形成する
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載する液体噴射装置において、
    前記制御手段は、前記被噴射媒体の前記パターン形成領域以外の枠形成領域に吐出され枠状に並設された液体からなる枠状パターンを形成する際に、前記パターン形成領域の角部に位置する前記ドット列を形成するノズルに主走査方向に連続して液体を吐出させてドット群を形成させ、該ドット群で前記枠状パターンの一部を構成させるとともに、当該ノズル以外のノズルに前記枠状パターンの当該ドット群以外の部分を形成させるように液体を吐出させる
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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