JP2010125605A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルの吐出不良をより好適に検知することが可能な印刷装置を提供する。
【解決手段】プリンタ1は、白色系インクを吐出する白色系インク用ノズル22bと、白色とは異なる色である有色インクを吐出する有色インク用ノズル22aと、吐出されたインクが着弾する記録媒体2とノズルとを相対的に移動させるキャリッジ移動機構5及び紙送り機構6と、各ノズルからのインク吐出とキャリッジ移動機構及び紙送り機構を制御するコントローラ8と、を備え、コントローラは、ノズルと記録媒体とを主走査方向Xに相対的に移動させながら、記録媒体上に有色インクを吐出させることで有色線40を形成し、その後に、ノズルと記録媒体とを主走査方向と交差した副走査方向Yに相対的に移動させて、有色線上に有色線と交差した白線41を描くように白色系インクを吐出させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェット式記録ヘッドなどの液体噴射ヘッドのノズル開口から印刷媒体に対して液体を吐出する印刷装置に関する。
圧力室内の液体に圧力変動を生じさせることでノズル開口から液滴として吐出(噴射)させる液体吐出ヘッドとしては、例えば、インクジェット式記録装置(以下、単にプリンタという)等の画像記録装置に用いられるインクジェット式記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドという)、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ(生物化学素子)の製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等がある。
例えば、上記の記録ヘッドは、ノズル開口を通して露出した液体の自然蒸発による増粘固着や、圧力室内の液体に混入した気泡による圧力損失によって、複数のノズル開口のうち何れかのノズル開口からインク(液体)が吐出されない場合、即ち、所謂ドット抜けが発生した場合、記録媒体(吐出対象物)の画像が正しく印刷されないことになる。このため、各ノズル開口からインクが確実に吐出されるか否かを検査する技術が従来より提案されている。このドット抜け検出方法としては、例えば、特許文献1には、吐出対象物に対して視認し難い淡色のインクのうち第1の淡色インクをベタで吐出させて下地色を形成し、その下他色を形成した領域に、第2の淡色インクによる吐出検査用パターンを吐出させて、吐出された淡色インク同士を重ねることで、これらの淡色インクを視認し易くしている印刷装置が開示されている。
特開2004−195862号公報
しかしながら、上記の技術では、淡色のインクを吐出対象物上に吐出させて下地を形成するために、下地が確実に形成されたか否かを判別することが困難であった。また、淡色のインクのうち第1の淡色インクによって形成される下地よりも、第2の淡色インクの吐出範囲を広範囲にする必要があるために、下地を形成するための淡色インクの消費量を抑えることが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノズルの吐出不良をより好適に検知することが可能な印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の印刷装置は、白色系インクを吐出する白色系インク用ノズルと、
白色とは異なる色である有色インクを吐出する有色インク用ノズルと、
吐出されたインクが着弾する印刷媒体と前記ノズルとを相対的に移動させる走査機構と、
各ノズルからのインク吐出と前記走査機構とを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記ノズルと前記印刷媒体とを第一の方向に相対的に移動させながら、前記印刷媒体上に有色インクを吐出させることで有色線を形成し、
その後に、前記ノズルと前記印刷媒体とを前記第一の方向と交差した第二の方向に相対的に移動させて、前記有色線上に当該有色線と交差した白線を描くように白色系インクを吐出させることを特徴とする。
なお、「白色系インク」とは、印刷媒体上のインクが印刷媒体に対して視認することが困難な色のインクを意味する。即ち、完全に無彩色に限定されることはなく、印刷媒体が「白色」であれば、淡色系の色(例えば、ライトイエロー)のインクを含む。
上記構成によれば、白色系インクを吐出する白色系インク用ノズルと、白色とは異なる色である有色インクを吐出する有色インク用ノズルと、ノズルと吐出したインクを着弾する印刷媒体とを相対的に移動させる走査機構と、ノズルからのインク吐出と走査機構とを制御する制御部と、を備え、制御部は、ノズルと印刷媒体とを第一の方向に相対的に移動させながら、印刷媒体上に有色インクを吐出させることで有色線を形成した後に、ノズルと印刷媒体とを第一の方向と交差した第二の方向に相対的に移動させて、有色線上に有色線と交差した白線を描くように白色系インクを吐出させるので、視認し易い有色インクの有色線を白色系インクの白線によって断線させることができ、これにより、白色系インク用ノズルの吐出不良を容易に検知することができる。また、有色線及び白線が線状に形成されるようにインクを吐出させるので、インクの消費量を抑えることができる。
上記構成において、前記白色系インク用ノズルを複数備え、
前記制御部は、前記複数の白色系インク用ノズルのうち異なる白色系インク用ノズルから吐出されて形成される前記白線同士が、前記有色線上に所定間隔を開けるように白色系インクを吐出することが望ましい。
上記構成によれば、白色系インク用ノズルを複数備え、制御部は、複数の白色系インク用ノズルのうち異なる白色系インク用ノズルから吐出されて形成される白線同士が、有色線上に所定間隔を開けるように白色系インクを吐出させるので、白線同士の間隔によって白色系インクの飛翔曲がりを判別できる。
上記構成において、前記制御部は、特定の前記白色系インク用ノズルから吐出されて形成されるとともに複数回に亘って前記白線を描くことによって幅が太い白線群が構成されるように白色系インクを吐出することが望ましい。
上記構成によれば、制御部は、特定の白色系インク用ノズルから吐出されて形成されるとともに複数回に亘って前記白線を描くことによって幅が太い白線群が構成されるように白色系インクを吐出するので、白線によって覆われる有色線の面積が広くなり、白色系インク用ノズルの吐出不良を識別し易くすることができる。
上記構成において、前記制御部は、前記有色線を複数本形成した後に、当該有色線毎に異なる白色系インク用ノズルから吐出されて形成される前記白線同士が、直線状に並ぶように白色系インクを吐出することが望ましい。
上記構成によれば、制御部は、有色線を複数本形成した後に、有色線毎に異なる白色系インク用ノズルから吐出されて形成される白線同士が、直線状に並ぶように白色系インクを吐出するので、各有色線上の白線同士の位置ズレによって、白色系インク用ノズルの吐出不良を判別し易くすることができる。
上記構成において、前記白線に基づいて、前記白色系インク用ノズルに吐出不良が存在していると判断されたときには、前記白色系インク用ノズルの回復処置を行う回復処置部をさらに備えることが望ましい。
上記構成によれば、白線に基づいて、白色系インク用ノズルに吐出不良が存在していると判断されたときには、白色系インク用ノズルの回復処置を行う回復処置部をさらに備えるので、ノズルの吐出不良を防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下においては、本発明の印刷装置として、図1に示すインクジェット式記録装置(以下、プリンタと略記する)に適用した場合を例示する。
図1はプリンタ1の斜視図である。まず、記録ヘッド3を搭載するプリンタ1の概略構成について、図1を参照して説明する。例示したプリンタ1は、記録紙等の記録媒体2(本発明における印刷媒体の一種)の表面へ液体状のインクを吐出して画像等の記録を行う装置である。なお、本実施形態では、例えば、記録媒体2として白色の普通紙を用いている。
このプリンタ1は、インク滴を吐出(噴射)する記録ヘッド3と、この記録ヘッド3が取り付けられるキャリッジ4と、キャリッジ4を主走査方向(図1に符号Xで示す)に移動させるキャリッジ移動機構5(本発明における走査機構の一種)と、記録媒体2を副走査方向(主走査方向Xに直交するY方向)に搬送する紙送り機構6(本発明における走査機構の一種)と、プリンタ1の非記録領域であるホームポジションに設けられたキャッピング機構7(本発明における回復処置部の一種)と、プリンタ1全体をコントロールするコントローラ8(本発明における制御部の一種)とを備えている。ここで、上記のインクは、インクカートリッジ9に貯留されている。このインクカートリッジ9は、例えばホワイト(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のインクを個別に収容しており、記録ヘッド3に対して着脱可能に装着される。
上記のキャリッジ移動機構5は、キャリッジ4に接続したタイミングベルト10を備えている。そして、このタイミングベルト10はDCモータ等のパルスモータ11により駆動される。従って、パルスモータ11が作動すると、キャリッジ4は、プリンタ1に架設されたガイドロッド12に案内されて、主走査方向X(記録媒体2の幅方向)に往復移動する。キャッピング機構7は、キャップ部材7´によって記録ヘッド3のノズル面を封止し、ノズル開口22(本発明におけるノズルに相当。図2参照)からのインク溶媒の蒸発を防止する。また、このキャッピング機構7は、封止状態のノズル面に負圧を与えてノズル開口22からインクを強制的に吸引排出することで、インクに混入した気泡を除去するためのクリーニング動作や、増粘したインクを排除するための後述するフラッシング動作に用いられる。
次に、記録ヘッド3の構成について説明する。
図2は、記録ヘッド3の構成を説明する要部の断面図である。この記録ヘッド3は、インク導入針14、フィルタ15、及び導入針ユニット16等からなるフィルタアッセンブリ17と、ヘッドケース18、その内部に収納した振動子ユニット19、及び、流路ユニット20等からなるヘッドユニット21とを備えて概略構成されている。そして、記録ヘッド3の内部には、液体供給源の一種であるインクカートリッジから流路ユニット20のノズル開口22に至るまでの一連のインク流路(液体流路の一種)が形成されている。
図3は、本実施形態における流路ユニット20の構成を説明する分解斜視図である。流路ユニット20は、図3に示すように、振動板23、流路形成基板24、及びノズルプレート25を順次積層した状態でケースヘッド18の先端面に接合されている。
振動板23は、流路形成基板24とヘッドケース18との間に配置される板材であり、ステンレス鋼等の金属製の支持板33上に弾性フィルム34をラミネート加工した二重構造の複合板である。この振動板23の圧力室29に対応する部分には、エッチングなどによって支持板33を環状に除去することで、圧電振動子30(圧力発生素子)の自由端の先端面を接合するための島部31が形成されており、この部分はダイヤフラム部として機能する。即ち、この振動板23は、圧電振動子30の作動に応じて島部31の周囲の弾性フィルム34が弾性変形するように構成されている。また、この振動板23は、流路形成基板24の共通インク室27の開口面を封止してコンプライアンス部32としても機能する。このコンプライアンス部32に相当する部分についてはダイヤフラム部と同様にエッチングなどにより支持板33を除去して弾性フィルム34だけにしている。
本実施形態における圧電振動子30は、電界方向に直交する方向に変位する所謂縦振動モードの圧電振動子であり、コントローラ8側からの駆動信号が供給されると圧電体及び電極の積層方向とは直交する方向に変位(伸縮)する。また、各圧電振動子30は、流路ユニット20の圧力室29の形成ピッチと同じピッチで切り分けられており、1つの圧力室29(図3参照)に対して1つずつ対応するように構成されている。
流路形成基板24は、ノズルプレート25と振動板23との間に配置される部材であり、共通液体室の一種である共通インク室27、インク供給口28、圧力室29(圧力発生室)等のインク流路となる空部が区画形成されている。流路形成基板24は、例えば、シリコンウェハーをエッチング処理することによって作製される。そして、前記した空部は、ノズルプレート25及び振動板23によりそれぞれ開口面が封止される。
圧力室29は、ノズル開口22の列設方向(ノズル列方向)に対して直交する方向(副走査方向)に細長い室として形成されている。この圧力室29は、流路形成基板24において副走査方向Yに複数列設されており、一端がインク供給口28に連通すると共に、他端はノズルプレート25のノズル開口22に連通するように構成されている。また、共通インク室27は、インクカートリッジやサブタンク等のインク供給源からのインクが導入される室である。そして、この共通インク室27に導入されたインクは、インク供給口28を通じて各圧力室29に分配供給される。即ち、流路ユニット20は、図2に示すように、共通インク室27から、インク供給口28、圧力室29、及びノズル開口22に至るまでの一連のインク流路を形成する。
図4は、ノズルプレートの正面図である。
流路ユニット20の底部に配置されるノズルプレート25は、ドット形成密度に対応したピッチ(例えば、360dpi)で複数のノズル開口22を副走査方向Yに沿って開設した薄い金属板である。本実施形態のノズルプレート25は、ステンレス鋼製の板材によって作製され、ノズル開口22の列(ノズル列36)が記録ヘッド3の主走査方向Xに複数並べて設けられている。これらのノズル列36は、ホワイト(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色に対応した合計5列(36W,36Y,36M,36C,36K)が主走査方向Xに並設され、1つのノズル列36は、例えば、360個のノズル開口22によって構成されている。
前記した構成からなる記録ヘッド3は、圧電振動子30の作動により圧力室29内に圧力変動を与えると、インクカートリッジ9からインク流路を介して圧力室29内に導入したインクをノズル開口22からインク滴として吐出することができ、このインク滴を記録媒体2に着弾することにより画像等を記録することができる。しかしながら、インクが固着するなどしてノズル開口22に目詰まりが発生すると、インク滴が適正に吐出されないことがある。そのため、本発明の印刷装置1は、ノズル開口22の吐出不良を判別するテストパターンを印刷可能に構成されている。
図5は、有色インク及び白色系インクによるテストパターンを説明する説明図である。
次に、ノズル開口22の吐出不良を判別するためのテストパターンの印刷手順について説明する。本発明の印刷装置1は、テストパターンを印刷するモードに入ると、記録媒体2上に有色インクをノズル開口22aから吐出させて有色線40を形成した後に、この有色線40上に当該有色線40と交差した白線41を描くようにノズル開口22bから白インクを吐出させることに特徴を有する。ここで、有色インク(例えば、ブラック(K))を吐出するノズル開口22を有色インク用ノズル開口22aとし、白色系インク(例えば、ホワイト(W))を吐出するノズル開口22を白色系インク用ノズル開口22bとする。
まず、印刷装置1は、テストパターンを印刷するモードに入ると、紙送り機構7により記録媒体2を副走査方向Yに搬送するとともに、キャリッジ移動機構5によって記録ヘッド3を一端(始端)から記録媒体2上の所定の印刷開始位置まで走査方向Xにスライドさせて一旦停止させる。そして、コントローラ8側からの駆動信号を有色インクのノズル列36Kに属する各有色インク用ノズル22aに対応した圧電振動子18に与えて、各有色インク用ノズル22aから有色インク滴を吐出させる。これにより、記録媒体2上に1ノズル列分の長さを有する有色インクテストパターンの一部が形成(印刷)される。
さらに、記録ヘッド3が、キャリッジ移動機構5によって走査方向Xに所定の間隔だけ移動した後に、この位置で各有色インク用ノズル22aから有色インクを吐出させる。このような動作を記録媒体2の画像形成領域の全域に亘って繰り返すことで、1ノズル列分の長さを有する有色インクテストパターンの一部が主走査方向Xに所定の間隔Pを開けて複数(例えば180ライン)形成される。なお、記録ヘッド3は、記録媒体2の画像形成領域の印刷開始位置から印刷終了位置まで移動して印刷が終了すると、前記始端に戻される。今度は、記録媒体2を副走査方向Yに1ノズル列分だけ搬送させた後に、再度、記録ヘッド3を走査方向Xに移動させながら、当該記録ヘッド3の各有色インク用ノズル22aから所定の間隔Pを開けて有色インクを吐出させることで、各有色インクテストパターンの線分を1ノズル列分だけ延伸させる。このような動作を繰り返すことで、副走査方向Yに沿った有色インクによる有色インクテストパターンが、走査方向Xに所定の間隔Pを開けて複数形成される(図5(a)を参照)。
次に、記録媒体2上に複数の有色インクテストパターンが形成された後に、記録媒体2を戻して、白色系インクのノズル列36Wに属する白色系インク用ノズル22bのうち、例えば、1番目の白色系インク用ノズル22b(#1)と、最も始端側に位置する有色線40の手前側(始端側)の印刷開始位置とを対向させるように、紙送り機構7及びキャリッジ移動機構5により、記録媒体2と記録ヘッド3とを位置合わせする。そして、記録ヘッド3を主走査方向Xに有色線40同士の間隔P分移動させながら、線を描くように連続して白色系インクを吐出させると、有色線40に交差するように白インクによる白線41(図5中に鎖線で示す)が形成される。即ち、主走査方向Xに沿った1ノズル分の線幅の白色系インクテストパターンが形成される。このときに、有色線40上に吐出された白色系インクによって有色線40が覆われることで、有色インクによる有色線40が断線されたように視認される。
このため、視認し易い有色インクによる有色線40を白色系インクによる白線41によって覆い隠して断線させることができ、白色系インク用ノズル22bの吐出不良を識別し易くすることができる。また、有色線40及び白線41が線状に形成されるようにインクを吐出させるので、インクの消費量を抑えることができる。
さらに、この有色線40の隣の有色線40を1本分隔ててさらに隣の有色線40(図5中左から3番目の有色線)まで記録ヘッド3を主走査方向Xに移動させて、二番目の白色系インク用ノズル22b(#2)から、有色線40上に有色線40同士の間隔P分の白線41を描くように白色系インクを吐出させる。このような動作を隣の有色線を1本分隔ててさらに隣の有色線40毎にノズル列36Wに属する1番目から順に90番目までの白色系インク用ノズル22bから白インクの吐出を順次繰り返して、最後の有色線40に向けて白インクの吐出が終了すると、記録ヘッド3を前記始端に戻す。そして、記録ヘッド3が始端に戻ったら、記録媒体2を副走査方向Yに1ノズル分だけ搬送させて、再度、記録ヘッド3を走査方向Xに移動させながら、各有色線40毎にノズル列36Wに属する1番目から順に90番目までの白色系インク用ノズル22bから白インクの吐出を順次繰り返す。
そして、本実施形態では、記録ヘッド3を6往復(パス)させることで、同一の白インク用ノズル22bから吐出されて形成された6ノズル分の白線41が副走査方向Yに並んで形成される。これにより、これらの同一の白インク用ノズル22bから吐出されて形成された白線41同士によって構成される白線群45が各有色線40を断線して、見かけ上の白色系インクテストパターンの線幅を太くさせることができる(図5(b)を参照)。このため、白線45によって覆われる有色線40の面積が広くなり、白色系インク用ノズル22bの吐出不良を識別し易くすることができる。
さらに、今度は、白インクの最も始端側に位置する有色線40の隣の有色線(図5中左から2番目の有色線)から、この有色線40の隣の有色線40を1本分隔ててさらに隣の有色線40毎にノズル列36Wに属する91番目から順に180番目までの白色系インク用ノズル22bから順次白インクの吐出を繰り返して、図5(b)に示すように、180番目までの白色系インク用ノズル22bによる白色系インクテストパターンの線幅を所定間隔開けて形成する。
その後に、最も前記始端側の有色線40の先端を印刷開始位置に設定して、有色インク用ノズル22aから有色線40を延伸させるように、再び有色インクテストパターンを複数形成した後に(図5(c)参照)、ノズル列36Wに属する1番目から180番目までの白色系インク用ノズル22bによる白線41の白インクテストパターンを形成したときと同様に、ノズル列36Wに属する181番目から270番目の白色系インク用ノズル22b、及び、271番目から順に360番目の白色系インク用ノズル22bによる白線41の白インクテストパターンを形成する。
次に、白インクの吐出不良が発生した場合について説明する。まず、白インクの飛翔曲がりが発生した場合のテストパターンは、図5(b)に示すように、91番目及び93番目の白色系インク用ノズル22bから吐出されて形成された白線41によって構成された白線群45の位置(図5(b)中にY1で示す)と、92番目の白色系インク用ノズル22bから吐出されて形成された白線41によって構成された白線群45の位置(図5(b)中にY2で示す)と、が互いに位置ずれしているために(図5(b)中にdYで示す)、92番目の白色系インク用ノズル22bから吐出された白インクが飛翔曲がりを発生させていることを判別することができる。また、白インクが吐出されていない場合のテストパターンは、図5(d)中に丸で囲んだ一点鎖線で示すように、272番目の白色系インク用ノズル22bから吐出されて形成される白線41によって構成された白線群45の領域の有色線40が断線されていないので、272番目の白色系インク用ノズル22bから白インクが吐出されていないことを判別することができる。そして、正常に吐出されていないと判定された白色系インク用ノズル22bについてはキャッピング機構7によりフラッシングやクリーニング等の回復処置を施して、増粘したインクを排除したり、混入した気泡を除去して機能を回復させる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
上記実施形態においては、有色線40を形成する工程と白線41とを形成する工程とを別個に設けたが、本発明は、これには限らず、記録ヘッド3及び記録媒体2を相対的に移動させる途中で、記録ヘッド3からの有色インクの吐出と白色系インクの吐出を交互に行っても良い。即ち、有色インクを吐出させて形成した有色線40上に、白色系インクを吐出すれば良い。さらに、ノズル列36Wに属する白色系インク用ノズル22bから白色系インクを吐出する順番は、何番目の白色系インク用ノズル22bから順番に白色系インクを吐出しても良い。
また、有色線40を複数形成したが、本発明は、これには限らず、1本の有色線40上に、当該有色線40の長さ方向を異ならせた白線41が交差するように白色系インクを吐出させても良い。また、白線41は1本のみ形成されても良い。さらに、有色線40及び白線41の方向が入れ替えるように、有色インク及び白色系インクを吐出させて、有色線40及び白線41形成しても良い。さらに、有色線40と白線41とは、直交せず例えば30°など任意の角度で交差していれば良い。なお、白色系インクは、真白なインクに限らずに記録媒体2の地色と同様な色彩のインク、例えば淡い黄色系インクでも良い。
また、インクとしては、少なくとも所定の色をもった液体であれば良く、液晶ディスプレー等のカラーフィルタを製造するディスプレー製造装置、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレーやFED(面発光ディスプレー)等の電極を形成する電極製造装置、バイオチップ(生物化学素子)を製造するチップ製造装置等で用いられる機能液をインクとして用いても良い。
プリンタの斜視図である。 記録ヘッドの構成を説明する要部断面図である。 流路ユニットの構成を説明する分解斜視図である。 ノズルプレートの正面図である。 有色インク及び白色系インクによるテストパターンを説明する説明図である。
符号の説明
1…プリンタ,2…記録媒体,5…キャリッジ移動機構,6…紙送り機構,7…キャッピング機構,8…コントローラ,22…ノズル開口,22a…有色インク用ノズル,22b…白色系インク用ノズル,40…有色線,41…白線,45…白線群,X…主走査方向,Y…副走査方向

Claims (5)

  1. 白色系インクを吐出する白色系インク用ノズルと、
    白色とは異なる色である有色インクを吐出する有色インク用ノズルと、
    吐出されたインクが着弾する印刷媒体と前記ノズルとを相対的に移動させる走査機構と、
    各ノズルからのインク吐出と前記走査機構とを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ノズルと前記印刷媒体とを第一の方向に相対的に移動させながら、前記印刷媒体上に有色インクを吐出させることで有色線を形成し、
    その後に、前記ノズルと前記印刷媒体とを前記第一の方向と交差した第二の方向に相対的に移動させて、前記有色線上に当該有色線と交差した白線を描くように白色系インクを吐出させることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記白色系インク用ノズルを複数備え、
    前記制御部は、前記複数の白色系インク用ノズルのうち異なる白色系インク用ノズルから吐出されて形成される前記白線同士が、前記有色線上に所定間隔を開けるように白色系インクを吐出させることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、特定の前記白色系インク用ノズルから吐出されて形成されるとともに複数回に亘って前記白線を描くことによって幅が太い白線群が構成されるように白色系インクを吐出させることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記有色線を複数本形成した後に、当該有色線毎に異なる白色系インク用ノズルから吐出されて形成される前記白線同士が、直線状に並ぶように白色系インクを吐出させることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記白線に基づいて、前記白色系インク用ノズルに吐出不良が存在していると判断されたときには、前記白色系インク用ノズルの回復処置を行う回復処置部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の印刷装置。
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