JP2010246337A - 架空送電線用スペーサ - Google Patents

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Abstract

【課題】単体のスペーサで、種々の離間間隔を有して架設される送電線間の離間間隔を一定に規制する架空送電線用スペーサを提供する。
【解決手段】複数の送電線の各送電線間の離間距離を規制する架空送電線用スペーサであり、このスペーサは、各送電線の幅方向の全幅に亘って架設される棒状の基体、及びこの基体上を往復移動する送電線保持体を備える。また、この送電線保持体は係止固定部及び送電線挟持部を備え、係止固定部によって送電線保持体の基体上の往復移動が実現されるとともに、送電線保持体が送電線保持位置において固定される。この送電線保持位置において送電線挟持部によって送電線が挟持保持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、架空送電線用のスペーサ、特に、複数本の送電線の各送電線間の離間距離を確保するスペーサに関する。
一般に、架空送電線路や配電線路においては、三相の各送電線が、各送電線の所定の離間間隔または上下間隔を有してそれぞれ架設されている。このような送電線では、強風時や送電線等への着氷雪時に送電線が大きく振動するギャロッピングが発生すると、異相同士の送電線が互いに接触して相間短絡を引き起こすことが想定される。かかる事態の発生を防止するために、従来から、各送電線の離間間隔または上下間隔に応じた大きさのスペーサの本体部の両端にフック部を設け、この両端のフック部が各送電線を把持して各送電線の離間間隔または上下間隔を一定に保持するスペーサが用いられており、送電線相互間の過剰な近接を防止している。
特許文献1において、上相、下相のそれぞれに複数の導体が架設された架空送電線路において適用される相間スペーサが開示されている。この特許文献1で開示される相間スペーサを、図9に基づいて説明する。
図9は、相間スペーサ100の概略を説明する図である。図示のように、相間スペーサ100は、上相の送電線S1、S2の幅方向の離間間隔を一定に維持して送電線S1、S2を保持する一対の本体部101を有し、この一対の本体部101の間を連結する連結部102を備える。同様に、このスペーサ100は、下相の送電線S3、S4の幅方向の離間間隔を一定に維持して送電線S1、S2を保持する一対の本体部101aを有し、この一対の本体部101aの間を連結する連結部102aを備える。そして、上相の連結部102と下相の連結部102aがロッド103により連結される。従って、送電線S1〜S4の振動が規制されるので、短絡事故の発生が未然に防止される。
特公昭59−51206号公報
上記特許文献1に記載された相間スペーサ100によると、2線架空送電線の振動が規制されるものの、2本以上の本数の送電線が並設されるとともにその上下方向にも2本以上の送電線が架設される架空送電線路において、送電線の並設方向に対する振動を規制する場合は、送電線に更に相間スペーサ100を連結しなければならない。特に、我国の架空送電線は三相3線方式が主流なので、かかる架空送電線路に相間スペーサ100を適用すると、相間スペーサ100単体では三相送電線の全ての送電線の振動を規制することができない。また、送電線の離間間隔または上下間隔の広狭に応じて、長さの異なる本体部101、101aを複数設置する必要がある。従って、取付作業の負担の増大や製造コストが増大することが懸念される。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、単体のスペーサで、種々の離間間隔を有して架設される各送電線の離間間隔を一定に規制する架空送電線用スペーサを提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明による架空送電線用スペーサは、所定間隔を空けて架設された複数の送電線に設置されて該複数の送電線が相互に近接することを規制する架空送電線用スペーサにおいて、前記複数の送電線の最外側に架設される送電線相互間の全長以上の全長を有する棒状の基体と、前記複数の送電線の数以上の数をもって前記基体の長尺方向に往復移動可能に取り付けられるとともに前記基体の長尺方向の任意の位置で係止して固定される係止固定部、及び該係止固定部の前記任意の位置への固定状態で前記送電線を挟持可能な送電線挟持部、を有する送電線保持体と、を備えることを特徴とする。
この構成によると、基体の長尺方向に移動可能な送電線保持体が基体に配備されており、送電線保持体の係止固定部によって、送電線保持体が基体の任意の位置で固定される。従って、この送電線保持体を、複数の送電線が互いに接触しない離間距離が確保された送電線保持位置に配置して、送電線挟持部に送電線を保持させることで、単体の架空送電線用スペーサによって、複数の送電線を各送電線の振動が規制される送電線保持位置において保持させることが可能となる。従って、架空送電線用スペーサの取付作業負担、設置コスト、製造コストが大幅に削減された上で、異相同士の送電線が互いに接触することによる相間短絡の発生が効率的に防止される。
請求項2に記載の発明による架空送電線用スペーサは、請求項1に記載の発明による架空送電線用スペーサにおいて、前記送電線保持体の係止固定部は、前記基体を係止する基体第1押さえ部と、前記送電線保持体の前記基体への取付状態で略鉛直方向の軸線を有するとともに該軸線を回転中心として前記係止固定部の下方から回転操作される第1ネジ体と、該第1ネジ体の回転操作でネジ軸方向に往復移動可能とされるとともに前記基体第1押さえ部と対向して配置される基体第2押さえ部と、を備え、前記基体第1押さえ部と前記基体第2押さえ部との間で前記基体を挟持することを特徴とする。
この構成は、請求項1の係止固定部の内容を具体的に明らかにしたものであり、第1ネジ体を下方からの回転操作により回転させることで、基体第2押さえ部が第1ネジ体によってネジ軸方向に移動される簡単なネジ送り機構により、基体第1押さえ部と基体第2押さえ部との間で送電線が挟持される。このネジ送り機構による基体の保持は、係止固定部の下方から作業員が直接手を触れずに実行されるので、架空送電線用スペーサの取付作業時における作業員の感電事故の発生の恐れが低減される。
請求項3に記載の発明による架空送電線用スペーサは、請求項1に記載の架空送電線用スペーサにおいて、前記送電線保持体の送電線挟持部は、前記送電線を係止する送電線第1押さえ部と、前記係止固定部の前記基体への取付状態で略鉛直方向の軸線を有するとともに該軸線を回転中心として前記送電線挟持部の下方から回転操作される第2ネジ体と、該第2ネジ体の回転操作でネジ軸方向に往復移動可能とされるとともに前記送電線第1押さえ部と対向して配置される送電線第2押さえ部と、を備え、前記送電線第1押さえ部と前記送電線第2押さえ部との間で前記送電線を挟持することを特徴とする。
この構成は、請求項1の送電線挟持部の内容を具体的に明らかにしたものであり、第2ネジ体を下方からの回転操作により回転させることで、送電線第2押さえ部が第2ネジ体によってネジ軸方向に移動される簡単なネジ送り機構により、送電線第1押さえ部と送電線第2押さえ部との間で送電線が挟持される。このネジ送り機構による送電線の挟持は、送電線挟持部の下方から作業員が直接手を触れずに実行されるので、架空送電線用スペーサの取付作業時における作業員の感電事故の発生の恐れが低減される。
請求項4に記載の発明による架空送電線用スペーサは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の架空送電線用スペーサにおいて、前記送電線保持体の前記基体の長尺方向の往復移動は、前記基体の長尺方向に延在して形成される軌道突起と、前記軌道突起に係合可能に前記送電線保持体に形成された軌道係合部と、を備える移動機構で実行されることを特徴とする。
この構成によると、送電線保持体の基体上の往復移動は、送電線保持体の軌道係合部が基体に形成された軌道突起に係合して実行され、送電線保持体の前後方向の位置決めが容易になされるので、送電線保持体の円滑な往復移動が実現される。
請求項5に記載の発明による架空送電線用スペーサは、請求項4に記載の架空送電線用スペーサにおいて、前記軌道係合部は、前記送電線保持体の係止固定部の基体第1押さえ部における第1端縁部と該第1端縁部と対向する前記基体第2押さえ部の第2端縁部で形成されたことを特徴とする。
この構成は、請求項4の軌道係合部の内容を具体的に明らかにしたものであり、軌道突起に、基体第1押さえ部及び基体第2押さえ部に形成された端縁部が係合する簡単な構成によって、送電線保持体の円滑な往復移動が実現される。
この発明によれば、基体の長尺方向に移動可能な送電線保持体が基体に配備されており、送電線保持体の係合固定部によって、送電線保持体が基体の任意の位置で固定される。この送電線保持体を、複数の送電線が互いに接触しない離間距離が確保された送電線保持位置に配置して、送電線挟持部に送電線を保持させることで、単体の架空送電線用スペーサによって、複数の送電線を各送電線の振動が規制される送電線保持位置において保持させることが可能となる。従って、架空送電線用スペーサの取付作業負担、設置コスト、製造コストが大幅に削減された上で、異相同士の送電線が互いに接触することによる相間短絡の発生が効率的に防止される。
本発明の第1実施の形態に係る架空送電線用スペーサの概略を説明する図である。 同じく、第1実施の形態に係る送電線保持体の概略斜視図である。 図2のI−I線断面図である。 同じく、図2のII−II線断面図である。 図1のA矢視図である。 第1実施の形態に係る架空送電線用スペーサを三相送電設備に取り付けた状態を説明する図である。 本発明の第2実施の形態に係る架空送電線用スペーサの概略を説明する図である。 同じく、第2実施の形態に係る架空送電線用スペーサを取り付けた状態を説明する図である。 従来の架空送電線用スペーサの概略を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について、図に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の一実施の形態に係る架空送電線用スペーサが適用される架空送電線路として、異相の送電線が3本平行に架空されたいわゆる三相送電線路である場合を例として説明する。
(第1実施の形態)
まず、図1〜図6に基づいて、本発明の第1実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施の形態に係る架空送電線用スペーサの概略を説明する図である。図示のように、架空送電線用スペーサ1は、本体部10を備えるとともに、この本体部10に係合する係止固定部30、係止固定部30と一体形成された送電線挟持部40を有する送電線保持体20A〜20Cを、三相送電線路S1の送電線の本数と同数の3基を備える。
本体部10は、三相送電線路S1に設置された状態において、緩やかな撓みを生じる弾力性のある樹脂素材で形成されるとともに、三相送電線路S1に架設されたときにこの三相送電線路S1の幅長よりも長い全長を有する断面円柱状の基体11を備える。この基体11の両端には、基体11に対して拡径された断面円柱状のエンドキャップ12a、12bが取り付けられている。そして、このエンドキャップ12a、12bの間における基体11の長尺方向周面には、断面略矩形の軌道突起となるガイド部材13が基体11に沿って延在して形成される。
図2は、係止固定部30及び送電線挟持部40を有する送電線保持体20Aの概略斜視図であり、図3は、図2のI−I線断面図、図4は図2のII−II線断面図である。なお、送電線保持体20B及び20Cは、送電線保持体20Aと同様の構成であるので、以下、送電線保持体20Aを例として説明する。
図示のように、係止固定部30は、第1軸ネジ送りガイド31、第1ネジ体となる第1軸ネジ32、本体部係合部33、連結部34を有するネジ送り機構として、樹脂素材で形成される。
第1軸ネジ送りガイド31は、内周面にネジ切りがなされて上面及び下面が開放された円筒状に形成され、下面側から第1軸ネジ32が螺合される。そして、第1軸ネジ送りガイド31の上端縁31aには、連結部34が上方向に立設される。また、第1軸ネジ32の下端32bには、第1軸ネジ32の直径方向に延在して断面凹状の溝切りがなされた操作棒嵌合部32Cが形成される。
本体部係合部33は、周面の断面形状が半円弧状で基体第1押さえ部となる基体第1保持部33A及び基体第2押さえ部となる基体第2保持部33Bを有し、基体第1保持部33Aにおいて第1端縁部となる基体第1保持部開口縁33Aaと、基体第2保持部33Bにおいて第2端縁部となる基体第2保持部開口縁33Baとが互いに対向して、基体第1保持部33Aと基体第2保持部33Bの開状態で断面略C字状に形成される。そして、上述した連結部34の上端が、本体部係合部33の基体第1保持部33Aの後端33Abの幅方向の略中央部分に結合されて、第1軸ネジ送りガイド31、基体第1保持部33A及び連結部34が一体形成される。
また、基体第2保持部33Bの後端33Bbの幅方向の略中央部分には、略矩形に切り欠かれたスリット33Bcが形成され、このスリット33Bcが、連結部34に嵌合して保持される。そして、基体第2保持部31Bの周面は、係止ピン35を介して第1軸ネジ32の上端32aに連結される。
そして、この本体部係合部33の基体第1保持部33Aの基体第1保持部開口縁33Aaと基体第2保持部33Bの基体第2保持部開口縁33Baとが軌道係合部を構成するとともに、この軌道係合部が、基体第1保持部33Aと基軸体第2保持部33Bの閉状態で本体部10の基体11に形成されたガイド部材13に当接して、基体11の長尺方向において送電線保持体20Aを移動させる移動機構を構成する。
送電線挟持部40は、第2軸ネジ送りガイド41、第2ネジ体となる第2軸ネジ42、送電線係合部43、連結部44を有するネジ送り機構として、樹脂素材で形成される。なお、送電線挟持部40の第2軸ネジ送りガイド41、第2軸ネジ42、送電線係合部43、連結部44、係止ピン45は、係止固定部30の第1軸ネジ送りガイド31、第1軸ネジ32、本体部係合部33、連結部34、係止ピン35にそれぞれ対応し、送電線挟持部40と係止固定部30はほぼ同様の構造を備えるので、各構成部材の詳細な説明を省略する。
送電線保持体20Aの係止固定部30と送電線挟持部40とは、一の金型で樹脂成形により形成される。すなわち、係止固定部30と送電線挟持部40は、送電線挟持部40の連結部44の外側面が係止固定部30の第1軸ネジ送りガイド31の周面と連続して、係止固定部30の連結部34と送電線挟持部40の連結部44とが互いに直交して一体形成される。
また、基体11の両端のエンドキャップ12a、12b側に配備される送電線保持体20Aにおける送電線挟持部40は、基体11に送電線保持体20Aが配備された状態において、それぞれの送電線挟持部40の連結部44が対向するように一体形成される。
次に、本実施の形態に係る架空送電線用スペーサ1の三相送電線路S1への取付方法について説明する。
図5は、図1のA矢視図であり、図6は、本実施の形態に係る架空送電線用スペーサ1を三相送電線路Sに取り付けた状態を説明する図である。図示のように、架空送電線スペーサ1の本体部10を、三相送電線路S1の並設方向に架設する。このとき、係止固定部30及び送電線挟持部40の第1軸ネジ32及び第2軸ネジ42は緩められており、係止固定部30の本体部保持部33及び送電線挟持部40の送電線保持部43は、開状態とされている。また、基体11の両端のエンドキャップ12a、12b側に配備される送電線保持体20A及び20Cは、送電線保持体20Bの両端側に隣接配置される。
そして、三相送電線路S1の各送電線Sa、Sb、Scの並設間隔に対応させて、送電線挟持部40の送電線保持部43が各送電線Sa、Sb、Scを保持可能な任意の位置(送電線保持位置)となるように、係止固定部30を本体部10上で移動させる。
係止固定部30を送電線保持位置に移動させた後、操作棒Tを軸ネジ32の操作棒嵌合部32cに嵌合させて、操作棒Tをネジ締め方向に回転させる。第1軸ネジ32がネジ締め方向に回転されると、第1軸ネジ32が上方向に繰り出されるので、係止ピン35を介して第1軸ネジ32の上端32aと係合された本体部保持部33の第2保持部33Bが上昇して、この第2保持部33Bが本体部保持部33の閉方向に移動される。
このとき、本体部保持部33の第1保持部33Aの第1保持部開口縁33Aaは、本体部10の基体11におけるガイド部材13の上部13aに当接している。従って、第2保持部33Bが上昇して第2保持部33Bの第2保持部開口縁33Baがガイド部材13の下部13bに当接すると、ガイド部材13は、第1保持部33A及び第2保持部33Bに挟持される。この状態において、第1保持部33A及び第2保持部33Bの内周面が本体部10の基体11に当接して、係止固定部30が送電線保持位置において保持される。
また、このとき、係止固定部30の本体部係合部33に対応する送電線挟持部40の送電線保持部43は、開状態が維持されているので、送電線保持部43における第1保持部43A(送電線第1押さえ部)の第1保持部開口縁43Aaと、第2保持部43B(送電線第2押さえ部)の第2保持部開口縁43Baとの間から、送電線保持部43の内周面に一部囲まれて形成される領域に送電線Sa、Sb、Scを押し込んで係止させる。
その後、操作棒Tを軸ネジ42の操作棒嵌合部42cに嵌合させて、操作棒Tをネジ締め方向に回転させる。第2軸ネジ42がネジ締め方向に回転されると、第2軸ネジ42が上方向に繰り出されるので、係止ピン45を介して第2軸ネジ42の上端42aと係合された送電線保持部43の第2保持部43Bが上昇して、この第2保持部43Bが送電線保持部43の閉方向に移動せしめられる。この状態において、第1保持部43A及び第2保持部43Bの内周面が各送電線Sa、Sb、Scの周面に当接して、各送電線Sa〜Scが送電線保持位置において保持される。
以上のような構成とすることにより、本体部10の基体11の上に3基の送電線保持体20A〜20Cが配備され、送電線保持体20A〜20Cの係止固定部30が基体11上で移動可能なので、この係止固定部30を、各送電線Sa〜Scが互いに接触しない離間距離が確保された送電線保持位置に配置することで、送電線挟持部40によって各送電線Sa〜Scが保持される。すなわち、単体の架空送電線用スペーサ1によって、送電線保持体20A〜20Cを、三相送電設備S1における各送電線Sa〜Scの振動が規制される送電線保持位置において固定させるとともに、この位置において、各送電線Sa〜Scを送電線挟持部40に保持させることが可能となる。従って、三相送電線路S1に複数の架空送電線用スペーサ1を架設する必要がないので、架空送電線用スペーサ1の取付作業負担、設置コスト、製造コストが大幅に削減された上で、異相同士の送電線が互いに接触することによる相間短絡の発生が効率的に防止される。
そして、係止固定部30の送電線保持位置への保持は、操作棒Tを軸ネジ32の操作棒嵌合部32cに嵌合させて操作棒Tをネジ締め方向に回転させることで保持され、送電線挟持部40による各送電線Sa〜Scの保持は、操作棒Tを軸ネジ42の操作棒嵌合部42cに嵌合させて操作棒Tをネジ締め方向に回転させることで保持される、いわゆる間接活線工法で実行される。従って、作業員が直接手を触れずに、係止固定部30の送電線保持位置への保持及び送電線挟持部40による各送電線Sa〜Scの保持がなされるので、架空送電線用スペーサ1の取付作業時における作業員の感電事故の発生の恐れが低減される。
また、本体部10は樹脂素材で形成されており、係止固定部30及び送電線挟持部40も絶縁性を有する樹脂素材で一体形成されているので、この点からも作業員の感電事故の発生の恐れが低減される。
そして、送電線保持体20A〜20Cの係止固定部30の本体係合部33における基体第1保持部開口縁33Aa及び基体第2保持部開口縁33Baは、基体11に形成されたガイド部材13に当接して、このガイド部材13に沿って基体11の長尺方向に往復移動可能とされているので、送電線保持体20A〜20Cの円滑な往復移動が実現される。
また、係止固定部30を基体11の上において送電線保持位置に位置決めする際は、基体11に形成されたガイド部材13が、係止固定部30の本体部保持部33の第1保持部33A及び第2保持部33Bによって挟持されるので、係止固定部30が、基体11の長尺方向に直交する前後方向に揺動することが防止されるとともに、係止固定部30の送電線保持位置への位置決めが容易になされる。
更に、本体部10の基体11の両端側にそれぞれ配備される送電線挟持部40の送電線保持部43は、三相送電線路S1の並設方向外方に互いに離間する方向に開口するように形成されているので、送電線保持部43の内周面に一部囲まれて形成される領域に三相送電線路S1の両外側に架設される送電線Sa、Scの係止が容易になされ、取付作業負担が更に軽減される。
(第2実施の形態)
次に、図7及び図8に基づいて、本発明の第2実施の形態について説明する。なお、図7及び図8において図1〜6と同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本実施の形態に係る架空送電線用スペーサ2の概略を説明する図である。図示のように、架空送電線用スペーサ2は、本体部10、及びこの本体部10に係合する係止固定部30、係止固定部30と一体形成された送電線挟持部40を有する送電線保持体20A及び20Bを備える。
次に、本実施の形態に係る架空送電線用スペーサ1の三相送電線路への取付方法について説明する。
図8は、本実施の形態に係る架空送電線用スペーサ2を、三相送電線路S1、及びこの三相送電線路S1の下方向において三相送電線路S1と対向して架設された三相送電線路S2に取り付けた状態を説明する図である。図示のように、本実施の形態に係る架空送電線用スペーサ2は、本体部10が、三相送電線路S1の送電線Saと三相送電線路S2の送電線Sdとの間、三相送電線路S1の送電線Sbと三相送電線路S2の送電線Seとの間、三相送電線路S1の送電線Scと三相送電線路S2の送電線Sfとの間にそれぞれ架設される。そして、送電線挟持部30により各送電線Sa〜Sfが保持されて三相送電線路S1、S2の各送電線Sa〜Sfの上下方向の振動が規制される。
まず、三相送電線路S1の送電線Saと三相送電線路S2の送電線Sdとの間に、第1軸ネジ32、第2軸ネジ42の操作棒嵌合部32c、42cを三相送電線路S1及びS2の幅方向外方に向けて、架空送電線スペーサ2の本体部10を架設する。このとき、係止固定部30及び送電線挟持部40の第1軸ネジ32、第2軸ネジ42は緩められており、係止固定部30の本体部保持部33及び送電線挟持部40の送電線保持部43は、開状態とされている。
そして、三相送電線路S1、S2の送電線Sa、Sdの上下間隔に対応させて、送電線挟持部40の送電線保持部43が各送電線Sa、Sdを保持可能な位置(送電線保持位置)となるように、係止固定部30を本体部10上で移動させる。
係止固定部30を送電線保持位置に移動させた後、操作棒Tを第1軸ネジ32の操作棒嵌合部32cに嵌合させて、操作棒Tをネジ締め方向に回転させる。第1軸ネジ32がネジ締め方向に回転されると、第1軸ネジ32が三相送電線路S1及びS2の幅方向内方に繰り出されるので、係止ピン35を介して第1軸ネジ32の上端32aと係合された本体部保持部33の第2保持部33Bが三相送電線路S1及びS2の幅方向内方に移動して、この第2保持部33Bが本体部保持部33の閉方向に移動される。
このとき、本体部保持部33の第1保持部33Aの第1保持部開口縁33Aaは、本体部10の基体11におけるガイド部材13の上部13aに当接している。従って、第2下部保持部33Bが三相送電線路S1及びS2の幅方向内方に移動して、第2保持部33Bの第2保持部開口縁33Baがガイド部材13の下部13bに当接すると、ガイド部材13は、上部保持部33A及び下部保持部33Bに挟持される。この状態において、第1保持部33A及び第2保持部33Bの内周面が本体部10の基体11に当接して、係止固定部30が送電線保持位置において保持される。
また、このとき、送電線挟持部40の送電線保持部43は、開状態が維持されているので、送電線挟持部40の送電線保持部43における第1保持部43Aの第1保持部開口縁43Aaと、第2保持部43Bの第2保持部開口縁43Baとの間から、送電線保持部43の内周面に一部囲まれて形成される領域に送電線Sa、Sdを押し込んで係止させる。
その後、操作棒Tを第2軸ネジ42の操作棒嵌合部42cに嵌合させて、操作棒Tをネジ締め方向に回転させる。第2軸ネジ42がネジ締め方向に回転されると、第2軸ネジ42が繰り出されるので、係止ピン45を介して第2軸ネジ42の上端42aと係合された送電線保持部43の第2保持部43Bが三相送電線路S1及びS2の並設方向内方に移動して、この第2保持部43Bが送電線保持部43の閉方向に移動される。この状態において、第1保持部43A及び第2保持部43Bの内周面が送電線Sa、Sdの周面に当接して、送電線Sa、Sdが送電線保持位置において保持される。
上記の取付工程を、三相送電線路S1の送電線Sbと三相送電線路S2の送電線Seとの間、及び三相送電線路S1の送電線Scと三相送電線路S2の送電線Sfとの間において繰り返し実行する。なお、三相送電線路S1の送電線Sbと三相送電線路S2の送電線Seとの間に架設される架空送電線スペーサ2の本体部10は、第1軸ネジ32、第2軸ネジ42の操作棒嵌合部32c、42cの取付方向は、取り付ける場所の状況によって適宜選択されるが、三相送電線路S1の送電線Scと三相送電線路S2の送電線Sfとの間に架設される架空送電線スペーサ2の本体部10は、第1軸ネジ32、第2軸ネジ42の操作棒嵌合部32c、42cが、三相送電線路S1及びS2の幅方向外方に向けて架設されることが望ましい。
そして、図8で示すように、本実施の形態で述べた架空送電線用スペーサ2を三相送電線路S1に取り付けた上で、第1実施の形態で述べた架空送電線用スペーサ1を、三相送電線路S1、S2に取り付けてもよい。
以上のような構成とすることにより、本体部10の基体11の上に2基の送電線保持体20A及び20Bが基体11上で移動可能に配備されており、この送電線保持体20A及び20Bが、三相送電線路S1の送電線Sa〜Scと三相送電線路S2の送電線Sd〜Sfとが互いに接触しない離間距離が確保された送電線保持位置に配置されることで、送電線挟持部40によって各送電線Sa〜Sfが保持される。従って、単体の架空送電線用スペーサ2によって、送電線保持体20A及び20Bが、各送電線Sa〜Sfの上下方向の振動が規制される送電線保持位置において固定されるとともに、この位置において、各送電線Sa〜Scを送電線挟持部40に保持させることが可能となる。従って、架空送電線用スペーサ2の取付作業負担、設置コスト、製造コストが大幅に削減された上で、異相同士の送電線が互いに接触することによる相間短絡の発生が効率的に防止される。
また、架空送電線用スペーサ1と組み合わせて使用することにより、三相送電線路S1及びS2の各送電線Sa〜Sf間の上下方向の振動が規制されるとともに、三相送電線路S1の各送電線Sa〜Sc、及び三相送電線路S2における各送電線Sd〜Sfが並設された方向の振動が規制されるので、各送電線が互いに接触することによる相間短絡の発生が、更に効率的に防止される。
また、三相送電線路S1及びS2の並設方向の両端側にそれぞれ取り付けられる架空送電線用スペーサ2の係止固定部30及び送電線挟持部40における第1軸ネジ32、第2軸ネジ42の操作棒嵌合部32c、42cが、三相送電線路S1及びS2の並設方向外方に向けて架設されることで、操作棒Tの操作棒嵌合部32c、42cへの嵌合が容易になされ、取付作業負担が軽減される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では、架空送電線用スペーサ1、2が三相送電設備S1、S2に適用される場合を例として説明したが、送電線の本数が2本や4本であっても、その本数に合わせて係止固定部30及び送電線挟持部40の基数を増減させることで適用することが可能である。
また、上記第1及び第2実施の形態では、本体部10及び送電線保持体20のいずれもが樹脂素材で形成された場合を例として説明したが、いずれか一方が樹脂素材で形成されていれば絶縁性が保持されるので、いずれか一方を樹脂以外の素材で形成してもよい。
1、2 架空送電線用スペーサ
10 本体部
11 基体
13 ガイド部材
20A〜C 送電線保持体
30 係止固定部
31 第1軸ネジ送りガイド
32 第1軸ネジ
33 本体部係合部
33A 基体第1保持部(基体第1押さえ部)
33B 基体第2保持部(基体第2押さえ部)
33Aa 基体第1保持部開口縁(第1端縁部)
33Ba 基体第2保持部開口縁(第2端縁部)
34 連結部
40 送電線挟持部
41 第2軸ネジ送りガイド
42 第2軸ネジ
33 送電線係合部
43A 送電線第1保持部(送電線第1押さえ部)
43B 送電線第2保持部(送電線第2押さえ部)
44 連結部

Claims (5)

  1. 所定間隔を空けて架設された複数の送電線に設置されて該複数の送電線が相互に近接することを規制する架空送電線用スペーサにおいて、
    前記複数の送電線の最外側に架設される送電線相互間の全長以上の全長を有する棒状の基体と、
    前記複数の送電線の数以上の数をもって前記基体の長尺方向に往復移動可能に取り付けられるとともに前記基体の長尺方向の任意の位置で係止して固定される係止固定部、及び該係止固定部の前記任意の位置への固定状態で前記送電線を挟持可能な送電線挟持部、を有する送電線保持体と、
    を備えることを特徴とする架空送電線用スペーサ。
  2. 前記送電線保持体の係止固定部は、
    前記基体を係止する基体第1押さえ部と、
    前記送電線保持体の前記基体への取付状態で略鉛直方向の軸線を有するとともに該軸線を回転中心として前記係止固定部の下方から回転操作される第1ネジ体と、
    該第1ネジ体の回転操作でネジ軸方向に往復移動可能とされるとともに前記基体第1押さえ部と対向して配置される基体第2押さえ部と、を備え、
    前記基体第1押さえ部と前記基体第2押さえ部との間で前記基体を挟持することを特徴とする請求項1に記載の架空送電線用スペーサ。
  3. 前記送電線保持体の送電線挟持部は、
    前記送電線を係止する送電線第1押さえ部と、
    前記係止固定部の前記基体への取付状態で略鉛直方向の軸線を有するとともに該軸線を回転中心として前記送電線挟持部の下方から回転操作される第2ネジ体と、
    該第2ネジ体の回転操作でネジ軸方向に往復移動可能とされるとともに前記送電線第1押さえ部と対向して配置される送電線第2押さえ部と、を備え、
    前記送電線第1押さえ部と前記送電線第2押さえ部との間で前記送電線を挟持することを特徴とする請求項1に記載の架空送電線用スペーサ。
  4. 前記送電線保持体の前記基体の長尺方向の往復移動は、
    前記基体の長尺方向に延在して形成される軌道突起と、
    前記軌道突起に係合可能に前記送電線保持体に形成された軌道係合部と、
    を備える移動機構で実行されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の架空送電線用スペーサ。
  5. 前記軌道係合部は、
    前記送電線保持体の係止固定部の基体第1押さえ部における第1端縁部と該第1端縁部と対向する前記基体第2押さえ部の第2端縁部で形成されたことを特徴とする請求項4に記載の架空送電線用スペーサ。
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