JP2010245176A - 太陽電池シートアレイの製造方法および太陽電池シートアレイ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の太陽電池シートアレイの製造方法は、インターコネクタを備えたフレキシブル性を有する複数の太陽電池セルの各インターコネクタを溶接し、単位太陽電池ストリングスを作製する工程と、単位太陽電池ストリングスの表面に保護フィルムを貼り付ける工程と、複数の単位太陽電池ストリングスを溶接し、太陽電池ストリングスを作製する工程と、太陽電池ストリングスの裏面に裏面フィルムを貼りつける工程と、をこの順で含むことを特徴とする。
【選択図】図6
Description
本発明の太陽電池シートアレイの製造方法には、上記太陽電池ストリングスの裏面に裏面フィルムを貼りつける工程の後に、上記インターコネクタおよび上記バスバーをシリコーン樹脂で被覆する工程を含む態様が含まれる。
本発明に係る第一の実施形態について図1から図7を参照して以下に説明する。
まず、本実施形態において用いられるフレキシブル性を有する太陽電池セル(フレキシブル太陽電池セル20)の概略構成について、図1および図2を参照して以下に説明する。図1はフレキシブル太陽電池セル20の受光面を示す平面図であり、図2は、図1中のII−IIにおける断面図である。
ここでさらに、上記フレキシブル太陽電池セル20の製造方法を説明する。
本工程における半導体基板には、シリコン(Si)およびゲルマニウム(Ge)などの元素半導体基板、またはガリウム砒素(GaAs)などの化合物半導体基板を用いることができ、好ましくは単結晶半導体基板を用いることができる。
多層半導体層22上に、蒸着法など通常の電極形成法により、裏面電極27を形成する。裏面電極27が多層半導体層22の支持体として機能するためには、裏面電極27の膜厚は1μm以上であることが望ましい。さらに、多層半導体層22と裏面電極27との熱線膨張係数の差異によって大陽電池セル21が湾曲することを防止するために、裏面電極27の膜厚は8μm以下であることが望ましい。裏面電極27の材料には、銀(Ag)などの導電材料を用いることができる。また、支持体としての強度を確保するために裏面電極27上にポリイミドを塗布し、その後イミド化して形成しても良い。
通常のエッチング法によって、上記(1)および(2)の工程後、上記半導体基板の全部、または多層半導体層22の一部までを含めた上記半導体基板の全部を、エッチング除去してコンタクト層29を露出させる。なお、エッチング法以外に、エピタキシャルリフトオフ法などを用いて上記半導体基板を多層半導体層22から分離除去してもよい。
太陽電池層23上における受光面側に、フォトリソグラフィ法、蒸着法、リフトオフ法、またはシンター法など、通常の電極形成法を用いて、n型電極25およびp型電極26を形成する。n型電極25およびp型電極26の材料には、銀(Ag)などの導電材料を用いることができる。なお、n型電極25を形成する工程およびp型電極26を形成する工程は、どちらを先に行ってもよく、また同時に行ってもよい。
形成された基板状の太陽電池セルから、必要な部分のみをフレキシブル太陽電池セル20として切り出す。その際、ダイシング法またはスクライブ法によってフレキシブル太陽電池セル20の外周部に切れ目を入れ、エキスパンド法またはブレイク法によってフレキシブル太陽電池セル20を切り出してもよい。
n型電極25およびp型電極26上に、スポット溶接法によってインターコネクタ31を接続する。インターコネクタ31の材料には、銀(Ag)などの導電材料を用いることができる。インターコネクタ31の形状については、フレキシブル太陽電池セル20の外周部よりも外側に引き出されることが可能な形状であればよい。
本実施形態に用いる単位太陽電池ストリングスについて、図3および図4を参照して以下に説明する。図3は、単位太陽電池ストリングスの受光面側を示す平面図であり、図4は、図3中のIV−IVにおける断面図である。
次に、単位太陽電池ストリングス40の製造方法について、図3を用いて以下に説明する。
(太陽電池ストリングス41)
本実施形態に係る太陽電池ストリングス41について、図5を参照して以下に説明する。図5は、太陽電池ストリングス41の受光面側を示す平面図である。図5に示す太陽電池ストリングス41では、バス部が接続された単位太陽電池ストリングス40が3個配置されている。
次に、太陽電池ストリングス41の製造方法について、図5を用いて以下に説明する。
本実施形態に係る太陽電池シートアレイについて、図6および図7を参照して以下に説明する。図6は、太陽電池シートアレイ50の受光面側を示す平面図であり、図7は、図6中VII−VIIにおける断面図である。
本発明の太陽電池シートアレイの製造方法は、インターコネクタを備えたフレキシブル性を有する複数の太陽電池セル20の各インターコネクタ31を溶接し、単位太陽電池ストリングス40を作製する工程と、単位太陽電池ストリングス40の表面に保護フィルムを貼り付ける工程と、複数の単位太陽電池ストリングス40を溶接し、太陽電池ストリングス41を作製する工程と、太陽電池ストリングス41の裏面に裏面フィルムを貼りつける工程と、をこの順で含む。
本発明の太陽電池シートアレイの製造方法はインターコネクタを備えたフレキシブル性を有する複数の太陽電池セルの各インターコネクタを溶接し、単位太陽電池ストリングスを作製する工程と、単位太陽電池ストリングスの表面に保護フィルムを貼り付ける工程と、複数の単位太陽電池ストリングスを溶接し、太陽電池ストリングスを作製する工程と、太陽電池ストリングスの裏面に裏面フィルムを貼りつける工程と、をこの順で含むことにより、単位太陽電池ストリングスの表面(受光面側)にのみ保護フィルムである可撓性樹脂フィルムが取り付けられている状態において、複数の単位太陽電池ストリングスをインターコネクタを介して溶接することができるので、単位太陽電池ストリングス間に大きな隙間を作ることなく太陽電池ストリングスを作製することができる。
Claims (5)
- 複数のフレキシブル太陽電池セルの各インターコネクタを溶接し、単位太陽電池ストリングスを作製する工程と、
前記単位太陽電池ストリングスの表面に保護フィルムを貼り付ける工程と、
複数の前記単位太陽電池ストリングスを溶接し、太陽電池ストリングスを作製する工程と、
前記太陽電池ストリングスの裏面に裏面フィルムを貼りつける工程とをこの順で含むことを特徴とする太陽電池シートアレイの製造方法。 - 前記単位太陽電池ストリングスの表面に保護フィルムを貼り付ける工程の前に、
前記単位太陽電池ストリングスの終端にバスバーを溶接する工程を含む、請求項1に記載の太陽電池シートアレイの製造方法。 - 前記バスバーは、メッシュ構造を有しないバスバーである、請求項2に記載の太陽電池シートアレイの製造方法。
- 前記太陽電池ストリングスの裏面に裏面フィルムを貼りつける工程の後に、
前記インターコネクタおよび前記バスバーを可撓性樹脂で被覆する工程を含む、請求項2または3に記載の太陽電池シートアレイの製造方法。 - 複数のフレキシブル太陽電池セルの各インターコネクタを溶接し、単位太陽電池ストリングスを作製する工程と、
前記単位太陽電池ストリングスの表面に保護フィルムを貼り付ける工程と、
複数の前記単位太陽電池ストリングスを溶接し、太陽電池ストリングスを作製する工程と、
前記太陽電池ストリングスの裏面に裏面フィルムを貼りつける工程とをこの順で含む製造方法により製造されることを特徴とする太陽電池シートアレイ。
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