JP2010244926A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】4つの加熱コイル全てに同時に電力を出力して鍋を加熱するとき、インバータから4つの加熱コイルに流れる電流の周波数は同一とし、且つ同期を取るとともに、近接する2つの加熱コイルに流れる電流の位相差がπ/2〜0の間であるモードと、電流の位相差がπ〜π/2の間であるモードとを有することにより、鍋を均一に加熱することができるとともに、高効率で加熱することもできることとなる。
【選択図】図1
Description
減らすことや、線径または素線数を減らすことなどが考えられる。しかし、前者の手段では、加熱コイルから見た鍋の抵抗分が小さくなることにより、同じ電力を入れるには電流を多く必要として加熱効率が悪くなる。また、後者の手段では、加熱コイル自体の損失による加熱コイルからの発熱の問題により、加熱コイルに流すことができる電流が減るため、高い電力を出力することができないという課題を有していた。
を均一に加熱することができる。
作により行うことは有効である。
流れる電流の位相差がπ〜0の任意の状態を容易に作り出すことができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態の誘導加熱調理器の構成を示すブロック図である。トッププレート11はガラスやセラミックなどの電気絶縁物からなる。トッププレート11の下方には図1に示す第1の加熱コイル12、第2の加熱コイル13、第3の加熱コイル14、第4の加熱コイル15の4つの加熱コイルがバーナ領域18の中心から略同一距離に配置される。加熱コイルの間隔は、近接する2つの加熱コイルが発生する磁界が干渉する距離である必要があり、大よそ2cm以内であることが望ましい。
加熱コイルに流れる電流は図1において左向きに流れる電流を正の値と定義する。
図4は位相差θがπのときの電流波形を示す図である。加熱コイルに流れる電流は図4に示す位相関係のとき、2つの加熱コイルから発生する磁界は最も強く協調する。磁界を協調させると、加熱コイル間の中心点上方の鍋の温度は上昇して温度分布は悪くなるが、磁界の打ち消し合いが少なくなるため、高効率で加熱することができる。
インバータ19は加熱コイルの数である4つではなく、2つのインバータ23、インバータ24で構成してもよい。図7は、本発明の実施の形態2のインバータと加熱コイルの接続方法の一例を示す図である。
率で加熱をすることができる。
図8は、本発明の第3の実施の形態の近接する2系統の加熱コイル(図8では第2の加熱コイル13と第4の加熱コイル15のみ図示)に高周波電流を流すためのインバータ19の回路図を示すものである。交流電源32をダイオードブリッジ31で全波整流した電源を、フィルタ回路30を介して負荷回路25に供給する。第1のインバータ23及び第2のインバータ24は、定周波数電力変換(VPCF)回路の典型的な回路であるSEPP回路である。第1のスイッチング素子26と第2のスイッチング素子27のペア、及び第3のスイッチング素子28と第4のスイッチング素子29のペアが排他的にオンオフ動作をすることにより、第1〜第4の加熱コイル12〜15には高周波電流が流れる。図8における第1〜第4のスイッチング素子はIGBTにより構成されており、ゲート信号g1〜g4をIGBTのゲートに入力することによりオンオフ動作を行う。
ることができる。また、導通タイミングをずらすことによる位相差制御では、位相差をπ〜0の間で連続的に変化させることができるため、干渉の状態をきめ細かく制御することができるため、鍋の材質やサイズの変化に対応させることや温度センサを導入することにより、より均一に加熱することができる。
図11は、第4の実施の形態における同一鍋において、位相差θを0とπで動作させたときの動作周波数と加熱電力の関係を示す図である。ここで、図8のSEPP回路において、第1のスイッチング素子26と第2のスイッチング素子27、第3のスイッチング素子28と第4のスイッチング素子29の導通比(Duty)は、それぞれ一定としている。このとき、共振周波数と動作周波数が一致したとき、電力が最も入る状態となる。
図12は、第5の実施の形態における第1のスイッチング素子26と第2のスイッチング素子27の導通状態と非導通状態の割合である時比率Dutyを0.5以外に変化させたときの、4つの加熱コイルに流れる電流波形を示す図である。ここで、第3のスイッチング素子28と第4のスイッチング素子29の時比率Dutyも0.5以外で上記第1のインバータ23と同一比率に変化させている。
、その場合でも同様に磁界の打ち消し合いの効果は十分に発揮される。
12 第1の加熱コイル
13 第2の加熱コイル
14 第3の加熱コイル
15 第4の加熱コイル
16 防磁リング
17 操作部
18 バーナ領域
19 インバータ
20 制御部
21 鍋(被加熱物)
22 磁力線
23 第1のインバータ
24 第2のインバータ
25 負荷回路
26 第1のスイッチング素子
27 第2のスイッチング素子
28 第3のスイッチング素子
29 第4のスイッチング素子
30 フィルタ回路
31 整流回路
32 交流電源
Claims (5)
- 鍋を載置するためのトッププレートと、
前記トッププレートの下方に略同一平面であって、1つのバーナ領域の中心から略同一距離に配置された、異なる円心を有する4つの加熱コイルと、
前記トッププレートの下方に略同一平面であって、導電体の1つのループで前記4つの加熱コイルの周りを囲う防磁リングと、
前記4つの加熱コイルに電力を供給するインバータと、
前記インバータの出力を制御する制御部と、
前記制御部に加熱の開始/停止や火力設定などを指示する操作部と、
を有し、
前記インバータから前記4つの加熱コイル全てに同時に電力を出力して鍋を加熱するとき、前記4つの加熱コイルに流れる電流の周波数は同一とし、且つ同期を取るとともに、近接する2つの加熱コイルに流れる電流の位相差がπ/2〜0の間であるモードと、電流の位相差がπ〜π/2の間であるモードとを有することを特徴とする誘導加熱調理器。 - 前記インバータは2つのインバータから成り立ち、
前記4つの加熱コイルのうち、対角に配置された2つの加熱コイルを電気的に直列に接続し、
前記直列に接続された2つの加熱コイルを1つのインバータで動作させることを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。 - 位相差の変更は、前記2つのインバータ間において、前記インバータを構成するスイッチング素子が導通状態や非導通状態に遷移するタイミングをずらすことにより行うことを特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
- 前記二つの加熱コイルに流れる電流の位相差がπ/2〜0の間のときの加熱コイルに流れる電流の周波数は、電流の位相差がπ〜π/2の間のときの加熱コイルに流れる電流の周波数よりも高いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
- 電力の調節は、前記インバータを構成するスイッチング素子の導通時間、Duty、または動作周波数の少なくとも1つを変化して行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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