JPH02291694A - 低周波電磁誘導加熱器 - Google Patents

低周波電磁誘導加熱器

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JPH02291694A
JPH02291694A JP1337960A JP33796089A JPH02291694A JP H02291694 A JPH02291694 A JP H02291694A JP 1337960 A JP1337960 A JP 1337960A JP 33796089 A JP33796089 A JP 33796089A JP H02291694 A JPH02291694 A JP H02291694A
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electromagnetic induction
magnetic flux
heated
frequency electromagnetic
heating cooker
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井口 熱
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は低周波、とくに商用波数の交流電源を用いた電
磁誘導加熱を用いた加熱調理器に関する。
[従来の技術] 発電所や工場などでは、蒸気や温水の熱源としては、石
油、石炭、天然ガスなどを用い、これを燃焼させること
が一般的に行なわれている。
また、調理器の加熱源は都市ガス、プロパンガスなどの
燃焼用ガスが一般的に広く用いられている。とくにステ
ーキやお好み焼きなどを扱うレストランなどの業務用グ
リドルはガスが広く使用されている。この業務用グリド
ルは厚い鉄板の裏でガスを燃焼させ、その伝導熱を用い
て鉄板の表面で肉などの被調理物を調理する。
一方、調理用鉄板を抵抗加熱されたニクロム線ヒーター
を用いて加熱する方法も一部では行われ、さらに別の方
法としては、誘導加熱された加熱体により間接的に加熱
する方法も提案されている(特公昭49−38233号
公報、実開昭56−86789号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、最も一般的に行われている前記のガス燃
焼方式では、排気ガスの処理に困難をともなっていた。
すなわち客の座っている方向に排ガスを排気できないし
、横や下に強制排気すると熱効率が低下するので、やむ
なく手前側の調理者の方向に排気しているのである。さ
らにガスを使用する場合は必ず排気ダクトの設置が必要
であり、これは頭の上方に設けられている。このため調
理者は、ガスの排気と油煙をまともに吸い込む上、高温
多湿の条件にさらされ、作業環境はきわめて悪いという
課題がある。さらに油煙が室内の壁や天井などを汚すと
いう課題もある。加えてガス爆発の危険性や、酸欠の危
険性も高いという課題があり、地下街や高層ビルにおい
ては安全性の観点から使用が制約される場合もある。ま
た厚い鉄板内部に熱応力歪みを発生させ、鉄板が曲がっ
たままとなり、もとに戻らなくなるという課題もあった
一方、抵抗加熱されたニクロム線ヒーターを用いる方法
は、電気容量の増加とヒータ一の局部的加熱に伴う熱歪
みの増加が大きく実用化に困難性を伴う。さらに誘導加
熱された加熱体により間接的に加熱する従来の方法は、
電磁振動により大きな音を発生したり、電磁振動により
装置が破壊したりするという本質的な課題を有していた
前記従来技術の課題を解決するため、本発明の第1の目
的は、三相交流電源を用いて結線方法を特定なものとし
、調理用鉄板又は金属容器等の被加熱体を常に連続して
コイル側に吸引させることにより、電磁振動の発生を防
止し、安定かつ安全な低周波電磁誘導加熱調理器を提供
することにある。
本発明の第2の目的は、熱効率に優れ、しかも焼き肉な
どの調理を行っても焼け焦げなどを起こしにくい熱応答
性に優れた低周波誘導加熱調理器を提供することにある
本発明の第3の目的は、磁束が外部に漏れ出すことを防
止し、鋼鉄製のナイフ、ヘラ、コテなどの調理用機器類
が磁力線によっ吸引されて振動音が出ることを防止した
り、腕時計などの精密機器への磁力線の影響を防止する
ことである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明は下記の構成からなる。
すなわち本発明は、被加熱体を接触した状態で加熱する
電磁誘導加熱調理器であって、前記加熱調理器に用いる
加熱器は、磁束を発生させるための少なくとも6個の誘
導コイルで形成され、隣接する一組の誘導コイルは三相
交流電源のいずれか一の電源から電力供給を受け、実質
的に対称の位置にある誘導コイルへ電流を流す結線とし
たことを特徴とする低周波電磁誘導加熱調理器である。
本発明において好ましくは、電磁誘導コイルが6個から
なり、三相ダブルデルタ結線である。
また本発明において好ましくは、三相交流電源が商用周
波数である。
また本発明において好ましくは、電磁誘導コイルが樹脂
モールドされてなることである。
また本発明において好ましくは、被加熱体が鉄板又は金
属容器である。
また本発明において好ましくは、鉄板又は金属容器の実
質的中心と、磁束の実質的中心がほぼ一致していること
である。
また本発明において好ましくは、被加熱体が焼き肉川鉄
板である。
また本発明において好ましくは、被加熱体が蒸気発生器
である。
また本発明において好まし《は、脚鉄心の周囲であって
、かつ被加熱体に接して、漏れた磁束を吸収するための
磁束良導体を配設したことである。
[作用] 前記した本発明の構成によれば、加熱調理器は少なくと
も6個の誘導コイルで形成され、該誘導コイルは円周状
に配置されているとともに、隣接する一組の誘導コイル
は三相交流電源のいずれか一の電源から電力供給を受け
、実質的に対称の位置にある誘導コイルへ電流を流す結
線としたことである。このような特異な結線方式とした
ことにより、被加熱体を常に電磁吸引しつつ加熱できる
ので、磁束密度を大幅に上げることができ、しかも電磁
振動音を発生せず、きわめて優れた加熱効率を達成する
ことができる。
また本発明の加熱調理器は、温度コントロールが容易で
、かつ鉄板を被加熱体にした場合を例にとると、鉄板自
体が発熱源となるので温度差を高くとる必要が無く、こ
の鉄板の上で焼き肉な。どを行っても焼け焦げは発生せ
ず、油煙の発生および飛散が無く、極めて合理的な加熱
調理器とすることができる。
さらに、脚鉄心の周囲であって、かつ被加熱体に接して
、漏れた磁束を吸収するための磁束良導体を配設したこ
とにより、磁束が外部に漏れ出すことを防止し、鋼鉄製
のナイフ、ヘラ、コテなどの調理用機器類が磁力線によ
っ吸引されて振動音が出ることを防止したり、腕時計な
どの精密機器への磁力線の影響を防止することができる
[実施例] 以下一実施例により詳細に説明する。ただし本発明は下
記の実施例に限定されるものではない。
第1図は本発明の原理図である。脚鉄心3に誘導コイル
2を巻き、継鉄心4の上に配置させる。
被加熱体1として鉄板を用いた場合、鉄板には磁束路が
でき、この回りの厚み方向に渦電流が発生して、鉄板が
中心部から加熱される。
ここで漏れ磁束を吸収しようとする場合は、被加熱体1
と脚鉄心3の接続部の周囲に、漏れた磁束を吸収するた
めの磁束良導体7を配設する。第1図の実施例では磁束
良導体7は被加熱体1にボルトで固定したが、他の接続
方法を用いてもよい。
磁束良導体7としては、硅素鋼板を積層しリング状にし
たものが好ましい。磁束良導体7の大きさは、あまり大
きいと被加熱体1の加熱効率が損なわれるので、被加熱
体1の加熱効率が損なわれない程度である。一例として
は20mm幅の硅素鋼板で厚さ15mm程度に積層し、
直径400mm程度のリングにしたものである。
以上において、磁束は誘導コイル2が捲回している脚鉄
心3の内部で発生し、被加熱体1を通過し、このときに
ジュール熱を発生し、対応する脚鉄心2に流れる。ここ
で脚鉄心2は磁束良導体であり、被加熱体1は脚鉄心3
に比べて磁束は通過しにくいので、漏れ磁束が発生しや
すい。そこで被加熱体1と脚鉄心3の接続部の周囲に磁
束良導体7を配設することにより、漏れた磁束を吸収す
るようにしたのである。
第2図は本発明の要部である結線図を示す。6個の誘導
コイルを円周状に配置し、その各々にA1〜八〇と番号
をつけると、隣接するA1とA2を三相電源のうちのU
相に結線し、隣接するA3とA4を三相電源のうちのV
相に結線し、同じく隣接するA5と八6を三相電源のう
ちのW相に結線する。そして実質的に対称の位置にある
誘導コイルへ電流を流す結線を行う。すなわちA1とA
4を、A2とA5を、A3とA6を各々結線する。
このようにすると第7図(A)のように電磁力による吸
引力が連続して発生し、被加熱体(一例として鉄板)を
引っ張り続けるので、低周波交流電源を用いていても振
動音の発生を防ぐことができる。第7図(A)のO点は
吸引力がゼロになる点を示す。第7図(B)は三相交流
電流の波形を示す。すなわち、ある時間の瞬間のU,V
XW各相の電流波形を示す。ここで第7図(A)と第7
図(B)との関係を説明すると、第7図(A)の吸引力
の波形は、第7図(B)の波形の同じ時間軸の延長上に
描かれている。そして本発明の特定の結線による装置の
吸引力は第7図(B)の、0点を中心にする一側の波形
が十側の波形に合成され、結果として第7図(A)のよ
うな吸引力となる。
なお本発明において誘導コイルの巻き方向は、交流電源
を使用することから、いかなる方向に巻いてもよい。た
だし、右巻か左巻きかどちらかに統一しておくことが最
も好ましい。
第3図は本発明の加熱調理器の端子6の方向から見た側
面図である。このC−C断面図が第4図である。端子6
が3個あるのは、前記の通り三相電源から電流を取るた
めである。第5図は第3図のA−A断面図である。脚鉄
心3に誘導コイルを巻き、継鉄心4の上に配置させる。
そしてこれを樹脂モールドで充填させる。樹脂モールド
を充填した理由は、使用者の感電を防ぎ、かつ機器の美
観を向上するためである。モールド用樹脂は、エボキシ
樹脂、シリコーン樹脂など耐熱性に優れたものを使用す
るのが好ましい。漏れ磁束を吸収しようとする場合は、
被加熱体1と脚鉄心3の接続部の周囲に、漏れた磁束を
吸収するための磁束良導体7を配設する。
第6図は第5図のB−B断面図である。被加熱体として
ステーキ等を焼くための調理用の鉄板1を用いたもので
ある。
第8図は、第6図に相当する断面図であるが、磁束良導
体7を設けない例である。磁束漏れを許容する場合は、
第8図に示す構成でも十分加熱調理器として使用できる
本発明の装置においては、一次側の誘導コイルに、たと
えば50Hzまたは60Hzの商用周波数の200■、
25Aの交流電流を流すと、変圧器の原理により二次側
の鉄板にはたとえば0.5V,10.OOOAの電流が
流れる。低電圧、大きな電流は加熱にとって最も重要で
あり、本発明はこの原理を見事に応用している。また鉄
板1にはきわめて低い電圧しか流れないので、人体に接
触しても感電などは起こらない。
本発明において好まし《は、電磁誘導コイルが6個から
なり、三相ダブルデルタ結線である。第7図に示したと
おり、吸引力を最も発揮しゃすい結線方式だからである
本発明において、被加熱体の一例である鉄板1は、磁束
が通る厚さであればいかなる厚さでもよい。たとえば1
〜10cm程度のものであるが、これに限られない。そ
して鉄板1の下に脚鉄心3の上に巻いた誘導コイル2が
少なくとも6個配置されている。誘導コイルは6個以上
であれば9個とか12個等いかなる数でもよいが、配線
の容易性からすると6個が好ましい。6個はほぼ円周状
に配置させることが好ましいが、配置の方法はこれに限
らない。要は磁束が鉄板1上を通る配置であればいかな
る配置でもよい。
被加熱体は誘導コイル2に密接して配置する。
磁束を通りやすくするためである。なお磁束が通る状態
であれば鉄板1と脚鉄心3との間にはポリイミドフィル
ム、アラミドフィルム等の耐熱フィルムを緩衝材として
いれてもよい。脚鉄心3、継鉄心4は磁束を通しやすい
ものであればいかなるものでもよい。好ましい具体例と
しては、ケイ素鋼板を巻いた継鉄心である。脚鉄心、及
び継鉄心の太さは磁気飽和に達しない磁束密度に保てる
程度であり、好ましくは2万ガウス以下に保つような断
面積を有することである。
次に本発明において好ましくは、三相交流電源が商用周
波数であることである。経済的に最も使いやすいからで
ある。ここで商用周波数とは、各国で異なるが、例えば
日本国においては5 0Hzまたは60Hzである。ま
た三相交流電源を用いるのは、吸引力を連続して発生さ
せ、維持できるからである。
本発明において温度コントロールは、電流値(アンペア
)によって容易にできる。すなわち電流値と温度は一定
の関係にあるので、コントロールはきわめて容易である
。さらに調理用鉄板又は金属容器の温度制御も容易で、
調理に合った温度設定ができる。その結果たとえばステ
ーキを焼く場合、180〜200℃に自動的に温度設定
でき、具体的には±1℃程度の精度が保持できるので、
いわゆるカンで調理することが不要となり、ベテランの
料理人(シェフ)を必要としない。。その理由は、調理
用鉄板又は金属容器自体が発熱源になるからである。か
かる点従来の、加熱体と被加熱体との温度差を設けなけ
ればならないという加熱の概念がまったく異なるもので
ある。また焼け焦げたり、油煙が発生することもきわめ
て少なくなり、ダクト等も不要になる。そして清潔な調
理ができ、労働環境上もきわめて優れたものとなる。
そのうえ騒音が発生せず、静かな調理器として有用であ
る。加えて長期使用により鉄板が曲がるような欠点もな
い。
なお本発明の加熱調理器には、温度検出機や、過熱防止
器、リミットスイッチなど適宜設けることができる。
本発明の加熱調理器の用途としては、前記したステーキ
等の焼き肉調理用加熱調理器をはじめ、ボイラー、蒸器
(むしき)、鍋、釜、フランス料理などに用いられるロ
ーレンジ等、あるいはその他の金属製物品を加熱するの
に有効に利用できる。
本発明は三相交流電源を用いて前記したとおりの特別な
結線方法を採用したので、調理用鉄板又は金属容器を常
に連続してコイル側に吸引させることができ、これによ
り、電磁振動の発生を防止し、安定かつ安全にしかも熱
効率や熱応答性に優れた電磁誘導加熱調理器を提供する
ことができた。
また焼け焦げたり、油煙が発生することもきわめて少な
くなり、ダクト等も不要で、清潔な調理ができ、労働環
境上もきわめて優れたものとなる。
そのうえ騒音が発生せず、静かな調理器として有用であ
る。加えて調理用鉄板又は金属容器自体が発熱源になる
ので、鉄板や容器をあまり高温にする必要性もないので
、長期使用により変形するような欠点もないという顕著
な効果を発揮する。
実施例1 厚さ5Qmm,縦5Qcm,横100cmの調理用鉄板
を第8図に示すように加熱調理器に設置し、誘導加熱グ
リドルを製作した。結線方式は第2図に示すとおりとし
た。コイル部2の大きさは、平面図の全体の外周直径が
約270mm,平面図の中心部の中空部の直径が約10
0mm、平面図の6個のコイル部それぞれの直径が約4
5mm,平面図のコイル部内の中空部の直径が約45m
m,正面図の全体の高さが約160mmである。そして
モールド用樹脂としてエポキシ系耐熱樹脂を用いた。
以上説明した加熱調理器に60Hz,200V、25A
の三相交流電源より電流を流した。調理用鉄板には0.
5V,10.OOOAの電流値が一次側の電力値の計算
から予測できる。この装置は15分で200℃まで昇温
できた。その後200℃の一定温度でステーキを焼いた
ところ、焼け焦げたり、油煙が発生することもきわめて
少なく、良好にステーキが焼けた。そのうえ騒音が発生
せず、静かな調理器であった。またこの調理器は3か月
継続使用したが、とくに欠点もみられず、初期の目的ど
おりの結果を得ることができた。
実施例2 本実施例は、漏れた磁束がどれくらい減少できたかをガ
ウス計による測定データを用いて説明する。
厚さ5 0 m m %縦50cm,横100cmの調
理用鉄板の第2〜6図示すように誘導加熱グリドルを製
作した。そして60Hz,200V,25Aの三相交流
電源より電流を流した。調理用鉄板には0.5V,10
.OOOAの電流値が一次側の電力値の計算から予測で
きる。この装置は15分で185゜Cまで昇温できた。
その後185°Cの一定温度でステーキを焼いたところ
、焼け焦げたり、油煙が発生することもきわめて少なく
、良好にステーキが焼けた。そのうえ騒音が発生せず、
静かな調理器であった。
そして磁束良導体7としては、硅素鋼板を積層しリング
状にしたものであって、20mm幅の硅素鋼板で厚さ1
5mm程度に積層し、直径400mm程度のリング状に
したものを用いた場合、60Hz,200V、25Aの
三相交流電流を流して昇温する時、ガウス計を用いて磁
束密度を測定したところ3〜5ガウスであった。
これに対し、磁束良導体7を用いない場合、ガウス計に
よる測定磁束密度は180〜200ガウスであった。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明によれば、加熱調理器は少な
くとも6個の誘導コイルで形成され、該誘導コイルは円
周状に配置されているとともに、隣接する一組の誘導コ
イルは三相交流電源のいずれか一の電源から電力供給を
受け、実質的に対称の位置にある誘導コイルへ電流を流
す結線としたことにより、被加熱体を常に電磁吸引しつ
つ加熱できるので、磁束密度を大幅に上げることができ
、しかも電磁振動音を発生せず、きわめて優れた加熱効
率を達成することができるという特別な効果を達成する
ことができる。
また本発明の加熱調理器は、温度コントロールが容易で
、かつ鉄板を被加熱体にした場合を例にとると、鉄板自
体が発熱源となるので温度差を高《とる必要が無く、こ
の鉄板の上で焼き肉などを行っても焼け焦げは発生せず
、油煙の発生および飛散が無《、極めて合理的な加熱調
理器とすることができるという効果を達成できる さらに、脚鉄心の周囲であって、かつ被加熱体に接して
、漏れた磁束を吸収するための磁束良導体を配設したこ
とにより、磁束が外部に漏れ出すことを防止し、鋼鉄製
のナイフ、ヘラ、コテなどの調理用機器類が磁力線によ
っ吸引されて振動音が出ることを防止したり、腕時計な
どの精密機器への磁力線の影響を防止することができる
という効果を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本発明の加熱調理器およびその特性の一実
施態様を示す。 第1図は本発明の全体の概要図である。 第2図は本発明の要部である三相ダブルデルタ結線図を
示す。 第3図は本発明の加熱調理器の端子6の方向から見た側
面図である。 第4図は第3図のC−C断面図である。 第5図は第3図のA−A断面図である。 第6図は第5図のB−B断面図である。 第7図(A)(B)は本発明の加熱調理器の電磁吸引力
を示す。 第8図は本発明の加熱調理器の別の一実施態様を示す。 1:被加熱体 2:電磁誘導コイル 3:脚鉄心 4:継鉄心 5:樹脂モールド 6:端子 磁束良導体 6 端子 第4図 第1図 6・端子 7.磁束良導体 :被加熱体 :電磁誘導コイル :脚鉄心 :継鉄心 手続補正書(鮭) 1.事件の表示 平成1年特許願第337960号 2.発明の名称 低周波電磁誘導加熱調理器 3.補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 京都市山科区大塚野溝町76の1名称 日工株式
会社 代表取締役社長  井 口  熱 4.代理人 住所 〒530大阪市北区西天満4丁目5番5号東急マ
ーキス梅田501号 (電話番号 06−361−9334)7.補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明の欄」 8.補正の内容 (1)明細書の第15頁第1行目「必要としない。。 」を「必要としない。」と補正する。 ■ 明細書の第17頁第2行目「約45mmJを[約1
5mmJと補正する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被加熱体を接触した状態で加熱する電磁誘導加熱
    調理器であって、前記加熱調理器に用いる加熱器は、磁
    束を発生させるための少なくとも6個の誘導コイルで形
    成され、隣接する一組の誘導コイルは三相交流電源のい
    ずれか一の電源から電力供給を受け、実質的に対称の位
    置にある誘導コイルへ電流を流す結線としたことを特徴
    とする低周波電磁誘導加熱調理器。
  2. (2)電磁誘導コイルが6個からなり、三相ダブルデル
    タ結線である請求項1記載の低周波電磁誘導加熱調理器
  3. (3)三相交流電源が商用周波数である請求項1記載の
    低周波電磁誘導加熱調理器。
  4. (4)電磁誘導コイルが樹脂モールドされてなる請求項
    1記載の低周波電磁誘導加熱調理器。
  5. (5)被加熱体が鉄板又は金属容器である請求項1記載
    の低周波電磁誘導加熱調理器。
  6. (6)鉄板又は金属容器の実質的中心と、磁束の実質的
    中心がほぼ一致している請求項5記載の低周波電磁誘導
    加熱調理器。
  7. (7)被加熱体が焼き肉用鉄板である請求項1記載の低
    周波電磁誘導加熱調理器。
  8. (8)被加熱体が蒸気発生器である請求項1記載の低周
    波電磁誘導加熱調理器。
  9. (9)被加熱体が炊飯器またはローレンジである請求項
    1記載の低周波電磁誘導加熱調理器。
  10. (10)脚鉄心の周囲であって、かつ被加熱体に接して
    、漏れた磁束を吸収するための磁束良導体を配設した請
    求項1記載の低周波電磁誘導加熱調理器。
JP1337960A 1989-01-23 1989-12-25 低周波電磁誘導加熱器 Expired - Lifetime JPH0679502B2 (ja)

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