JP2626034B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents
誘導加熱装置Info
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- JP2626034B2 JP2626034B2 JP1064103A JP6410389A JP2626034B2 JP 2626034 B2 JP2626034 B2 JP 2626034B2 JP 1064103 A JP1064103 A JP 1064103A JP 6410389 A JP6410389 A JP 6410389A JP 2626034 B2 JP2626034 B2 JP 2626034B2
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- Japan
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- coil
- induction heating
- heated
- annular body
- heating device
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、平形うず巻状のコイルの上に被加熱体を
置いて誘導加熱する誘導加熱装置に関し、特に、コイル
に交流電力を供給してその上に置いた鉄鍋、釜、鉄板等
の被加熱体に誘導電流を発生させ、そのジュール熱によ
って調理する電磁調理器用の誘導加熱装置に関する。
置いて誘導加熱する誘導加熱装置に関し、特に、コイル
に交流電力を供給してその上に置いた鉄鍋、釜、鉄板等
の被加熱体に誘導電流を発生させ、そのジュール熱によ
って調理する電磁調理器用の誘導加熱装置に関する。
第３図は従来例の断面図を示し、例えば20〜30kHzの
高周波電力の供給を受ける平形うず巻状のコイル１は導
体に適宜な絶縁を施して形成され、その裏面には磁束の
漏れを防ぐフェライト等のコア２が設けられる。前記コ
イル１の上面には図示しない断熱材を介して磁性体から
なる鍋、釜、鉄板等の被加熱体３が置かれ誘導加熱さ
れ、鍋、釜の中又は鉄板上の食品が加熱調理される。
高周波電力の供給を受ける平形うず巻状のコイル１は導
体に適宜な絶縁を施して形成され、その裏面には磁束の
漏れを防ぐフェライト等のコア２が設けられる。前記コ
イル１の上面には図示しない断熱材を介して磁性体から
なる鍋、釜、鉄板等の被加熱体３が置かれ誘導加熱さ
れ、鍋、釜の中又は鉄板上の食品が加熱調理される。
コイル１によって生じる磁束４は、解析するとおよそ
図示のように非加熱体の外周よりやや内側に磁束が集中
する。その結果、被加熱体３の温度分布５は図示のよう
に中央でかなり低く、周辺近くに最高値を持つことが実
測される。このような温度分布を均一化するために、コ
イルの中心から周辺にかけてピッチを適宜に疎又は密に
変化させる技術が、例えば、実開昭62−71894号、特開
昭62−133693号に開示されている。
図示のように非加熱体の外周よりやや内側に磁束が集中
する。その結果、被加熱体３の温度分布５は図示のよう
に中央でかなり低く、周辺近くに最高値を持つことが実
測される。このような温度分布を均一化するために、コ
イルの中心から周辺にかけてピッチを適宜に疎又は密に
変化させる技術が、例えば、実開昭62−71894号、特開
昭62−133693号に開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕 前記の従来の技術における、第３図のものでは被加熱
体の磁束が、したがって加熱温度が半径方向に均一でな
くむらがあるので、調理する食品によっては鍋等を頻繁
に動かして調理むらやこげの発生を防ぐようにしてなけ
ればならない。
体の磁束が、したがって加熱温度が半径方向に均一でな
くむらがあるので、調理する食品によっては鍋等を頻繁
に動かして調理むらやこげの発生を防ぐようにしてなけ
ればならない。
また、前記の従来の技術における、引用した文献に示
されるものでは、コイルの中心から周辺にかけてピッチ
を変化させるというコイル製作上の困難が伴う。
されるものでは、コイルの中心から周辺にかけてピッチ
を変化させるというコイル製作上の困難が伴う。
この発明の目的は、コイルの巻き方に特別な考慮を払
うことなく、鍋等の被加熱体になるべく均一な磁束を分
布させて、温度分布を均一化させることができる誘導加
熱装置を提供することにある。
うことなく、鍋等の被加熱体になるべく均一な磁束を分
布させて、温度分布を均一化させることができる誘導加
熱装置を提供することにある。
この発明の誘導加熱装置は、平形うず巻状のコイルの
上に被加熱体を置いて誘導加熱する誘導加熱装置におい
て、前記コイルと前記被加熱体との巻に非磁性導電体か
らなる環状体を配置し、この環状体に円周方向の切断部
を設けるものである。
上に被加熱体を置いて誘導加熱する誘導加熱装置におい
て、前記コイルと前記被加熱体との巻に非磁性導電体か
らなる環状体を配置し、この環状体に円周方向の切断部
を設けるものである。
一般に、非磁性導電体に交番磁束が貫くと、電磁誘導
におけるレンツの法則により交番磁束の変化を妨げるよ
うな誘導電流が生じ、交番磁束は非磁性導電体を避ける
ように分布する。このような非磁性導電体からなる環状
体をコイルと被加熱体との間に配置するから、コイルが
発生する磁束は環状体を避けて分布し、非加熱体内の磁
束が均一化する。
におけるレンツの法則により交番磁束の変化を妨げるよ
うな誘導電流が生じ、交番磁束は非磁性導電体を避ける
ように分布する。このような非磁性導電体からなる環状
体をコイルと被加熱体との間に配置するから、コイルが
発生する磁束は環状体を避けて分布し、非加熱体内の磁
束が均一化する。
環状の非磁性導電体には多少の磁束が貫くので電磁誘
導によりうず電流が生じ、その２乗と環状体の電気抵抗
の積に相当するジュール熱が発生する。環状体は銅、ア
ルミニウム等の導電体で電気抵抗は小さいが、環状体に
円周方向の切断部を設けることにより、環状体を環状に
流れようとする電流は遮断されて、環状体そのものの誘
導電流による発熱を防ぐ。
導によりうず電流が生じ、その２乗と環状体の電気抵抗
の積に相当するジュール熱が発生する。環状体は銅、ア
ルミニウム等の導電体で電気抵抗は小さいが、環状体に
円周方向の切断部を設けることにより、環状体を環状に
流れようとする電流は遮断されて、環状体そのものの誘
導電流による発熱を防ぐ。
第１図は実施例の断面図、第２図は第１図のII−II平
面図である。なお第２図においてコイルの導体のうず巻
状態は図示しないで、コイル全体を平板状に略示する。
面図である。なお第２図においてコイルの導体のうず巻
状態は図示しないで、コイル全体を平板状に略示する。
これらの図おいて、第３図と同一符号を付けたものは
およそ同一機能を持ち、裏面にフェライト等のコア２を
設けた平形うず巻状のコイル１の上方には磁性体からな
る鍋等の非加熱体３が置かれる。
およそ同一機能を持ち、裏面にフェライト等のコア２を
設けた平形うず巻状のコイル１の上方には磁性体からな
る鍋等の非加熱体３が置かれる。
この実施例の特徴として、コイル１と非加熱体３との
間には、非磁性導電体からなる環状体11が配置される。
この環状体11には内部の電磁誘導によるうず電流を遮断
するように円周方向の切断部12を１以上設けるとよい。
間には、非磁性導電体からなる環状体11が配置される。
この環状体11には内部の電磁誘導によるうず電流を遮断
するように円周方向の切断部12を１以上設けるとよい。
以上のような構造によれば〔作用〕の項に説明したよ
うに非加熱体３には半径方向に磁束14の密度が均一化さ
れ、温度分布は13のように均一化される。
うに非加熱体３には半径方向に磁束14の密度が均一化さ
れ、温度分布は13のように均一化される。
この発明の誘導加熱装置は、平形うず巻状のコイルの
上に被加熱体を置いて誘導加熱する誘導加熱装置におい
て、前記コイルと前記被加熱体との間に非磁性導電体か
らなる環状体を配置し、この環状体に円周方向の切断部
を設けるようにしたので、 鍋底等の非加熱体の半径方向の磁束分布と温度分布が
均一化され、こげたり煮むらが生じることがなく調理の
条件が改善されるという効果がある。
上に被加熱体を置いて誘導加熱する誘導加熱装置におい
て、前記コイルと前記被加熱体との間に非磁性導電体か
らなる環状体を配置し、この環状体に円周方向の切断部
を設けるようにしたので、 鍋底等の非加熱体の半径方向の磁束分布と温度分布が
均一化され、こげたり煮むらが生じることがなく調理の
条件が改善されるという効果がある。
第１図は実施例の断面図、第２図は第１図のII−II平面
図であり、第３図は従来例の断面図である。 １……コイル、３……被加熱体、4,14……磁束、5,13…
…温度分布、11……環状体、12……切断部。
図であり、第３図は従来例の断面図である。 １……コイル、３……被加熱体、4,14……磁束、5,13…
…温度分布、11……環状体、12……切断部。
Claims (1)
- 【請求項１】平形うず巻状のコイルの上に被加熱体を置
いて誘導加熱する誘導加熱装置において、前記コイルと
前記被加熱体との間に非磁性導電体からなる環状体を配
置し、この環状体に円周方向の切断部を設けることを特
徴とする誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1064103A JP2626034B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 誘導加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1064103A JP2626034B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 誘導加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02242582A JPH02242582A (ja) | 1990-09-26 |
| JP2626034B2 true JP2626034B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=13248408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1064103A Expired - Fee Related JP2626034B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 誘導加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2626034B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2571536Y2 (ja) * | 1992-02-17 | 1998-05-18 | シャープ株式会社 | 炊飯器 |
| US20090145894A1 (en) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Fluxtrol Inc. | Passive inductor for improved control in localized heating of thin bodies |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56172291U (ja) * | 1980-05-22 | 1981-12-19 |
-
1989
- 1989-03-16 JP JP1064103A patent/JP2626034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02242582A (ja) | 1990-09-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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