JP2010244334A - 発想支援装置、発想支援方法および発想支援用プログラム - Google Patents

発想支援装置、発想支援方法および発想支援用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アイデア発想者に応じて、アイデアを出しやすい状況や発想刺激をパーソナライズできる発想支援装置、発想支援方法および発想支援用プログラムを提供する。
【解決手段】本発明の発想支援装置は、アイデア発想者毎に、高い評価スコアのアイデアの発想が期待できる発想戦略を選択する発想戦略選択手段21と、選択された発想戦略を使って発想を促す刺激を生成する発想刺激提示手段22と、どの発想戦略を使った場合に高い評価スコアのアイデアが発想されたかを計算する戦略スコア計算手段25と、発想刺激と発想されたアイデアの評価スコアの間の相関を計算し、発想刺激を生成するためのパラメータをパーソナライズする選択条件計算手段26とを有する。このような構成を採用することによって、個別のアイデア発想者に応じて、アイデアを出しやすい発想刺激を最適化することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、発想支援装置、発想支援方法および発想支援用プログラムに関し、特にアイデア発想者に応じた発想状況の特定と発想刺激をパーソナライズさせることが可能な発想支援装置、発想支援方法および発想支援用プログラムに関する。
近年、イノベーションを生むための新しいアイデアの創出が重要になっている。アイデアの発想法としては、連想刺激法、KJ法、オズボーンのチェックリスト、シックスハット法など、様々な方法が提唱されている。例えば、特許文献1では、アイデア発想者とは異なる業界に属するキーワードを提示することにより、アイデアを誘発する方法が開示されている。
また、特許文献2では、異なる複数のアイデア発想法について、あらかじめ発散量、収束性などの特徴量を定めておき、アイデアが出なくて困っているアイデア発想者には発散量の高い発想法を推薦し、アイデアの数は出ているが整理に困っているアイデア発想者には収束性の高い発想法を推薦する方法が開示されている。
特開2007−323575号公報 特開2005−63312号公報
特許文献1に開示される方法の問題点は、アイデア発想者によって、良いアイデアを出しやすい状況や発想法が異なるという事実に対応できない点である。つまり、特許文献1に開示されている連想刺激法が必ずしも全てのアイデア発想者に有効な方法とは限らない。また、仮に、連想刺激法が得意なアイデア発想者であっても、どのようなキーワードの組合せがより良いアイデアを産み出せるかは自明ではない。また、過去に入力されたアイデアを提示して、新たな発想の刺激とすることも考えられるが、誰のアイデアに喚起されやすいかは、人物間の相性にも依存する。さらに、アイデア発想者がどのような時間・場所・状況でより良いアイデアを発想できるかを計測・反映することはできなかった。
このような問題点を解消するために、特許文献2に開示されている発想法の分類を用いることも可能であるが、特許文献2に開示されている発想法は利用者に推薦する発想法を選択する基準として、アイデアの質ではなくアイデア数のみを考慮しているに過ぎない。従って、どのような状況や発想刺激に対して発想者が良質なアイデアを出せたかを動的に分析し、適切な発想刺激や状況に適応させることはできなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、アイデア発想者に応じて、アイデアを出しやすい状況や発想刺激をパーソナライズできる発想支援装置、発想支援方法および発想支援用プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る発想支援装置は、アイデアの入力を受け付けるアイデア入力手段と、前記アイデア入力手段により入力されたアイデアに対する評価の入力を受け付ける評価入力手段と、ユーザのアイデアの入力を促すための戦略である発想戦略を、前記アイデアに対する評価に基づいて複数種類から選択する発想戦略選択手段と、前記発想戦略選択手段が選択した前記発想戦略に従って、過去の入力データに基づきユーザに提示する情報である発想刺激を生成し、当該発想刺激をユーザに提示する発想刺激提示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る発想支援方法は、アイデアの入力を受け付けるアイデア入力ステップと、前記アイデア入力ステップで入力されたアイデアに対する評価の入力を受け付ける評価入力ステップと、ユーザのアイデアの入力を促すための戦略である発想戦略を、前記アイデアに対する評価に基づいて複数種類から選択する発想戦略選択ステップと、前記発想戦略選択ステップで選択した前記発想戦略に従って、過去の入力データに基づきユーザに提示する情報である発想刺激を生成し、当該発想刺激をユーザに提示する発想刺激提示ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る発想支援用プログラムは、コンピュータを、アイデアの入力を受け付けるアイデア入力手段、前記アイデア入力手段により入力されたアイデアに対する評価の入力を受け付ける評価入力手段、ユーザのアイデアの入力を促すための戦略である発想戦略を、前記アイデアに対する評価に基づいて複数種類から選択する発想戦略選択手段、前記発想戦略選択手段が選択した前記発想戦略に従って、過去の入力データに基づきユーザに提示する情報である発想刺激を生成し、当該発想刺激をユーザに提示する発想刺激提示手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、アイデア発想者に対してどのような発想刺激を行ったかの履歴と、それによって発想されたアイデアの評価スコアとの相関を計測することにより、そのアイデア発想者にとって高い評価スコアのアイデアが出やすい発想戦略や発想状況を優先して利用するので、アイデア発想者個人ごとに評価スコアを高めるような発想戦略や発想状況を提供できる。
本発明の第1の実施の形態の発想支援装置の構成を表すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態で発想戦略記憶部に格納されるデータの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態で選択条件記憶部に格納されるデータの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態で戦略スコア記憶部に格納されるデータの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態で刺激履歴記憶部に格納されるデータの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態でアイデア記憶部に格納されるデータの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の発想支援処理の動作を表す流れ図である。 本発明の第1の実施の形態の発想刺激提示処理の動作を表す流れ図である。 本発明の第1の実施の形態のアイデア入力画面の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態のアイデア評価画面の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパラメータ更新処理の動作を表す流れ図である。 本発明の第2の実施の形態の発想支援装置の構成を表すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態で発想状況記憶部に格納されるデータの例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の発想支援処理の動作を表す流れ図である。 本発明の第2の実施の形態のアイデア誘導画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の好発想状況抽出処理の動作を表す流れ図である。 本発明の第3の実施の形態の発想支援装置の構成を表すブロック図である。
本発明の発想支援装置は、ユーザ(発想者)が、新たなアイデアを発想するために用いられる装置である。発想支援装置は、発想者毎に適したアイデア、キーワード、メッセージなどを提示することなどにより、発想者の新たなアイデアの発想を支援する。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の発想支援装置100は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの記憶装置1と、プログラム制御により動作する処理装置2と、キーボード等の入力装置3と、ディスプレイやプリンタ等の出力装置4と、を備える。
記憶装置1は、さらに、発想戦略記憶部11、選択条件記憶部12、戦略スコア記憶部13、刺激履歴記憶部14、アイデア記憶部15を備える。
発想戦略記憶部11には、様々な発想法をルール化したデータが記憶されている。発想戦略記憶部11に格納されているデータの例を図2に示す。図2に示すように、戦略ID、アイデア、キーワード、メッセージの4つの項目から構成されている。これらの4つの項目の組合せを発想戦略という。
戦略IDは、発想戦略を特定するための識別子である。アイデアの項目に設定されている数値は、過去に入力されたアイデアのうち、何個のアイデアを選択して発想刺激として提示するかを意味している。同様に、キーワードの項目に設定されている数値は、過去に入力されたキーワードのうち、何個のキーワードを発想刺激として提示するかを意味している。ここで、発想刺激とは、発想を刺激するために発想者に提示する情報である。この実施の形態では、発想刺激として、アイデアやキーワードを用いるが、文字情報の他、画像、動画、音楽などを用いるようにしてもよい。また、メッセージは、発想刺激としてアイデア、キーワードと一緒に提示する問いかけ文であり、このメッセージへ回答することによって、オズボーンのチェックリストやシックスハット法など、様々な発想方法を実行することができる。
図2では、例えば、戦略IDがS01の発想戦略では、発想刺激として過去に入力されたアイデアを1件選択し、それに「縮小したら?」というメッセージを付与することで、選択されたアイデアをさらに改善する案の入力を促す。また、図2の戦略IDがS10の発想戦略では、特に何もアイデア、キーワードを示すことなく、「最近不便に思ったことは?」というメッセージによって新たなアイデアの入力を促す。
選択条件記憶部12には、各発想戦略から発想刺激を生成するにあたって、アイデアまたはキーワードを選択する際に用いられるパラメータが、異なる発想者毎に別々に管理されている。各発想者は、発想者IDにより特定される。ここで、パラメータとは、アイデア、キーワードを選択する際に、どの観点を重視するかを指定する数値情報である。たとえば、アイデアを選択する際に、重要語を含む数を重視するか、発案者を重視するかなどを、前記パラメータの値を上下させることで調整が可能である。この実施の形態では、アイデアまたはキーワードを選択する際にそれぞれ一組のパラメータ(P11,P12)または(P21,P22)が使用される。図3に選択条件記憶部12に格納されている選択条件の例を示す。図3に示すように、アイデア発想者U1に対して発想刺激を選択する場合のパラメータとして、アイデア選択時には(P11,P12)=(0.5,0.3)が使われ、キーワード選択時には(P21,P22)=(0.7,0.1)が使われる。
戦略スコア記憶部13には、アイデア発想者毎に、各発想戦略によって発想されたアイデアのスコアの平均値が記録される。図4に、戦略スコア記憶部13に格納される戦略スコアの例を示す。図4に示すように、アイデア発想者U1はアイデア戦略S06を利用した時に一番平均スコアの高いアイデア群を発想できており、一方、アイデア戦略S03を利用した場合のアイデアの平均スコアは一番低くなっている。
刺激履歴記憶部14には、アイデアIDで特定される各アイデアについて、発想者、発想戦略、および、その時のアイデアまたはキーワードの選択パラメータの値の履歴が蓄積されている。図5に、刺激履歴記憶部14に格納される履歴情報を示す。図5に示すように、アイデアD01は発想者U1が発想戦略はS01によって発想し、その時に使われた選択パラメータは(P11,P12)=(0.5,0.3)であった。
アイデア記憶部15には、アイデアID、評価スコア、タイトル、内容、殷連が蓄積されている。図6にアイデア記憶部15に格納されるアイデア情報の例を示す。図6に示すように、アイデアD01は、「残業時間削減案」というタイトルで、内容は「定時に蛍の光を流す」であり、その評価スコアは12ポイントである。
図1に示すように、処理装置2は、発想戦略選択手段21、発想刺激提示手段22、アイデア入力手段23、アイデア評価手段24、戦略スコア計算手段25、選択条件計算手段26として機能する。
発想戦略選択手段21は、戦略スコア記憶部13からターゲットとするアイデア発想者が高評価スコアを得る期待値が高い発想戦略を選択する。
発想刺激提示手段22は、選択された発想戦略について、発想戦略記憶部11に格納されている発想戦略に従い、選択条件記憶部12に格納されているパラメータを用いて発想刺激を生成し、アイデア発想者に提示する。また、この時に使われたパラメータの値を刺激履歴記憶部14に記録する。
アイデア入力手段23は、発想刺激を受けたアイデア発想者からのアイデア入力を受け付ける。
アイデア評価手段24は、入力されたアイデアに対する他の利用者からの評価の入力を受け付ける。
戦略スコア計算手段25は、アイデア記憶部15と、刺激履歴記憶部14を用いて、各発想戦略について、アイデア発想者別にアイデアの評価スコアの平均値を計算し、戦略スコア記憶部13を更新する。
選択条件計算手段26は、刺激履歴記憶部14に記録されているパラメータの履歴を用いて、アイデアの評価スコアと強く相関しているパラメータの値を変更し、選択条件記憶部12を更新する。
次に、図1〜図11を用いて、本実施の形態の動作について詳細に説明する。
本実施の形態の動作は、主にアイデア発想者に発想刺激を与えてアイデアを入力させる入力フェーズと、入力されたアイデアについて他者からの評価を受け付ける評価フェーズと、評価の結果を使って選択する発想戦略やそれに用いられるパラメータの変更を行うフィードバックフェーズの3つのフェーズと、から構成される。なお、ここでは、説明を簡単にするため、入力フェーズ、評価フェーズ、フィードバックフェーズの3つのフェーズを順次説明するが、実際はこれら3つのフェーズは独立して別々のタイミングで実行されてもよい。
図7に示すように、まず、入力フェーズにおいて、発想戦略選択手段21が発想戦略選択処理を実行する(ステップS111)。この処理では、発想戦略選択手段21は、戦略スコア記憶部13から対象となるアイデア発想者が得意とする発想戦略を選択する。この処理では、戦略スコア記憶部13に格納されているアイデアの評価スコアの平均値に従う確率分布を用いてランダムに発想戦略を決定すれば良い。
たとえば、アイデア発想者がU1であり、戦略スコア記憶部13に格納されているアイデアスコアが図4の通りであった場合、U1に関する全ての発想戦略に対するアイデアスコアの合計は、13+55+5+48+12+87+42+7+54+32=355であるので、1〜355の整数の乱数rを発生させ、rが1以上13以下であれば戦略S01を選択し、14以上58以下であれば戦略S02を選択する。以下同様にrが、59以上64以下であれば戦略S03を選択、…、323以上355以下であれば戦略S10を選択する。
次に、発想刺激提示手段22が発想刺激提示処理を実行する(ステップS112)。この処理では、発想刺激提示手段22は、ステップS111で選択された発想戦略から発想刺激を生成するためのアイデアやキーワードを、選択条件記憶部12に格納されているパラメータを用いて選択する。また、この時に使われたパラメータの値を刺激履歴記憶部14に記録する。
発想刺激提示処理の詳細な流れ図を図8に示す。発想刺激生成処理は、特徴語抽出処理、アイデア選択処理、キーワード選択処理の3段階の処理から構成される。
まず、発想刺激提示手段22は、特徴語抽出処理において、アイデア発想者uが過去に入力したアイデア集合のうち、他者から高い評価値を得られたアイデアに多く含まれるキーワードを、特徴語集合KKとして抽出する(ステップS121)。具体的には、(1)アイデア記憶部15に格納されているアイデアのうち、アイデア発想者uが過去に入力したアイデアを評価スコア順に並べる。(2)評価スコア順に並べられた発想者uのアイデアのうち、上位s件のアイデアを形態素解析し、出現単語集合KWとその頻度を求める。(3)出現単語集合KWのうち、頻度の上位t語を特徴語集合KKとして抽出する。
なお、ここでは、説明を簡単にするため、アイデアの評価スコアの上位s件のアイデアに出現した上位頻度t語の形態素を特徴語集合KKとして抽出する方法について説明したが、他にも、全てのアイデアを形態素解析し、アイデアの評価スコアの上位s件のアイデアにおける単語kの出現確率PT(k)と、下位z件のアイデアにおける単語kの出現確率PB(k)の比をとって、PT(k)/PB(k)の高い単語上位t語を特徴語集合として抽出する方法も考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
次に、発想刺激提示手段22は、アイデア選択処理において、各アイデアdに対するランキング重みWI(d)を計算し、ランキング上位n1件のアイデアからランダムにx1件のアイデアを選択する(ステップS122)。ここで、x1には、選択条件記憶部12において「アイデア」の欄で指定されている数値を用いる。n1の値は、x1<n1を満たしていれば良く、たとえば、あらかじめn1=5*x1と設定しておく。
アイデアdに対するランキング重みWI(d)は、キーワード関連度KC(d)と人物関連度HC(u,user(d))を用いて次式で定義される。
WI(d)=P11*KC(d)+P12*HC(u,user(d))
ここで、P11、P12はキーワード共通性KCと人物関連度HNを統合するためのパラメータであり、選択条件記憶部12に格納されている値を用いる。また、user(d)はアイデアdの発想者である。
キーワード関連度KC(d)は、アイデアdとステップS121で抽出した特徴語集合KKとに共通して出現する単語の数である。また、人物関連度HC(u1,u2)は、アイデア発想者u1が、別の発想者u2のアイデアを元に発想したアイデアの評価スコアの平均値である。たとえば、アイデア発想者U1が別の発想者U2のアイデアを元に5つのアイデアを発想し、それぞれの評価スコアが5,20,25,15,10であった場合、HC(U1,U2)=(5+20+25+15+10)/5=15となる。また、アイデア発想者U1が別の発想者U3のアイデアを元に3つのアイデアを発想し、それぞれの評価スコアが35,45,70であった場合、HC(U1,U3)=(35+45+70)=50となる。
アイデアの選択にこのようなランキング重みWI(d)を用いることによって、キーワードの種類による発想のしやすさ、および、元になるアイデアを発想した人物に対する発想しやすさを考慮した上で、発想刺激とするアイデアを選択できる。
なお、ここでは説明を簡単にするため、アイデアdに対するランキング重みWI(d)は、キーワード関連度KC(d)と人物関連度HC(u,user(d))とのみを用いて定義したが、他にもアイデアdの文字数やアイデアdの評価スコアを用いる方法などが考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
次に、発想刺激提示手段22は、キーワード選択処理において、過去に入力された全てのアイデアに含まれている各キーワードkに対するランキング重みWK(k)を計算し、ランキング上位n2件のアイデアからランダムにx2件のアイデアを選択する(ステップS123)。ここで、x2には、選択条件記憶部12において「キーワード」の欄で指定されている数値を用いる。n2の値は、x2<n2を満たしていれば良く、たとえば、あらかじめn2=5*x2と設定しておく。
キーワードkに対するランキング重みWK(k)は、特徴語関連度KD(k)と高評価アイデア関連度ID(k)を用いて次式で定義される。
WK(k)=P21*KD(k)+P22*ID(k)
ここで、P21、P22は特徴語関連度KD(k)と高評価アイデア関連度度ID(k)とを統合するためのパラメータであり、選択条件記憶部12に格納されている値を用いる。
特徴語関連度KD(k)は、キーワードkがアイデア発想者uの特徴語集合KKに含まれる単語とどの程度共起しているかを表す指標であり、キーワードkを含むアイデア集合ND(k)と、特徴語集合を含むアイデアの和集合ND(KK)と、を用いて次式で定義される。
KD(k)=|ND(k)∩ND(KK)|/|ND(k)|
たとえば、キーワードkを含むアイデア集合ND(k)={D01,D03,D05,D07}で、特徴語集合を含むアイデアの和集合ND(K)={D01,D04,D05,D06,D07,D08,D09,D10,D11}であった場合、ND(k)∩ND(KK)={D01,D05}であるので、KD(k)=2/4=0.5と計算される。
高評価アイデア関連度ID(k)は、キーワードkがどれだけ高評価のアイデアと関連があるかを表す指標であり、キーワードkを含むアイデアD(k)の評価スコアの平均値として求められる。たとえば、キーワードkを含むアイデア集合ND(k)={D01,D03,D05,D07}で、各アイデアの評価スコアがそれぞれ13、12、26、33であった場合、ID(k)=(13+12+26+33)/4=21と計算される。
なお、ここでは説明を簡単にするため、キーワードkに対するランキング重みWK(k)は特徴語関連度KD(k)と高評価アイデア関連度ID(k)とのみを用いて定義したが、他にも入力されたアイデア全体におけるキーワードの出現頻度や、直近の1週間における出現頻度の増加率などを用いる方法などが考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
なお、ここでは、説明を簡単にするため、発想刺激提示手段22はアイデアまたはキーワードを選択することとして説明を行ったが、他にも、インターネットやイントラネット上のニュースや文書アーカイブに対して、関連する文書を選択して発想刺激として提示するなどの方法が考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。この場合、ニュース記事や文書をひとつのアイデアと解釈すれば、ステップS122で説明したアイデア選択方法と同様に、記事aに対するランキング重みWA(a)を以下のように定義することで、アイデア発想者に関連の高い記事を発想刺激として選択することが可能である。
WA(a)=P11*KC(a)
図7に戻り、次に、アイデア入力手段23がアイデア入力処理を実行する(ステップS113)。この処理では、アイデア入力手段23は、発想刺激提示手段22が選択したアイデアまたはキーワードと、発想戦略記憶部11に格納されているメッセージを対応付け、発想刺激としてアイデア発想者に提示する。出力装置4に表示されるアイデア入力画面の例を図9に示す。図9に示すように、アイデア入力画面C1は、発想刺激提示手段22が生成した発想刺激情報C11と、アイデアの入力フォームC12と、から構成されている。図9は、発想戦略S02において、D01のアイデアが選択された場合の例を示している。これに対応して、発想者が入力フォームC12に新たなアイデアを入力する。
次に、評価フェーズにおいて、アイデア評価手段24がアイデア評価処理を実行する(ステップS114)。この処理では、アイデア評価手段24は、入力されたアイデアに対する他の利用者からの評価の入力を受け付ける。アイデア評価画面の例を図10に示す。図10に示すように、アイデア評価画面C2は、過去に入力されたアイデアD01の詳細情報C21と投票ボタンC22とから構成されている。この画面で、アイデアを気に入った閲覧者が投票ボタンC22を押すことによって、アイデア記憶部15における対応するアイデアの評価スコアが加算される。
なお、ここでは、説明を簡単にするため、閲覧者が気に入ったアイデアの投票ボタンを押す方法について述べたが、他にも、アイデアの閲覧回数、閲覧時間の長さ等を評価スコアとして利用したり、評価スコアを投票数だけでなく、実現可能性、独創性、飛躍度合いなどの個別の観点で評価するなどの方法も考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
次に、フィードバックフェーズにおいて、戦略スコア計算手段25が戦略スコア計算処理を実行する(ステップS115)。戦略スコア計算手段25は、アイデア記憶部15と刺激履歴記憶部14とを用いて、各発想戦略について、アイデア発想者別にアイデアスコアの平均値を計算し、戦略スコア記憶部13を更新する。
次に、選択条件計算手段26が選択条件計算処理を実行する(ステップS116)。この処理において、選択条件計算手段26は、刺激履歴記憶部14に記録されているパラメータの履歴を用いて、アイデアスコアと強く相関しているパラメータの値を変更し、選択条件記憶部12を更新する。パラメータ更新処理の詳細な流れ図を図11に示す。
パラメータ更新処理では、まず、選択条件計算手段26は、インデックス変数iとjの値を1に初期化する(ステップS131)。
次に、選択条件計算手段26は、発想戦略Siに関するパラメータPijについて、刺激履歴記憶部14に格納されているパラメータPijの値の大きさと、アイデア記憶部15に格納されているアイデアの評価スコアの大きさと、の相関係数を計算する(ステップS132)。
相関係数が正であらかじめ定めた閾値θ1よりも大きければ(ステップS133;Yes)、パラメータを大きくするほどアイデアの評価スコアが向上することになるので、パラメータPijの値をρ倍(ρ>1)して増加させ、選択条件記憶部12に記憶されているパラメータPijの値を更新する。(ステップS135)。
相関関係が閾値θ1以下であり(ステップS133;No)、相関係数が負であらかじめ定めた閾値θ2よりも小さければ(ステップS134;Yes)、パラメータを小さくするほどアイデアの評価スコアが向上することになるので、パラメータPijの値をω倍(ω<1)して減少させ、選択条件記憶部12に記憶されているパラメータPijの値を更新する。(ステップS136)。
相関係数があらかじめ定めたθ1以下であって(ステップS133;No)、閾値θ2以上であれば(ステップS134;No)、パラメータの値はアイデアの評価スコアと対応関係が小さいということになるので、パラメータPijの値を乱数で決定する。(ステップS137)。
なお、ここでは、説明を簡単にするために、パラメータ全ての値の範囲についてアイデア評価スコアと相関係数を計算する例について説明したが、他にも、パラメータの値の範囲をあらかじめ定めた範囲で限定して計算し、パラメータの値の範囲に応じて相関の有無を求め、パラメータの変更を行う方法も考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
次に、選択条件計算手段26は、インデックス変数jを1増加させ(ステップS138)、発想戦略Siの別のパラメータに関しても同様の相関係数の計算とパラメータの更新を行う(ステップS132〜S137)。
もし、発想戦略Siに関するパラメータに関して全て更新が終わったら(ステップS139;No)、インデックス変数jを1に初期化しなおし、iに1を加算して(ステップS140)、次の発想戦略に関して同様にパラメータの相関係数の計算と更新を行う(ステップS132〜S139)。
全ての発想戦略Siについてパラメータを更新し終わったら(ステップS141;No)、選択条件計算手段26は、処理を終了する。以上の処理をアイデア発想者毎に別々に行うことによって、アイデア発想者の発想の傾向の違いに対して、それぞれの発想者がより評価の高いアイデアを発想しやすいパラメータをパーソナライズすることができる。
次に、本実施の形態の効果について説明する。本実施の形態では、アイデア発想者に対してどのような発想刺激を行ったかの履歴と、それによって発想されたアイデアの評価スコアを蓄積する。このように、発想刺激に用いた発想戦略のパラメータとアイデアの評価スコアの相関を計測することにより、より評価スコアを高めるようなパラメータの値をアイデア発想者個人ごとに設定することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態の発想支援装置200について、図面を参照して詳細に説明する。図12に示すように、本発明の第2の実施の形態の発想支援装置200は、図1に示された第1の実施の形態の構成に加えて、処理装置2が、発想状況計測手段27と、好発想状況検知手段28と、しても機能し、記憶装置1が、発想状況記憶部16と、好発想状況記憶部17と、をさらに備える点で異なる。
発想状況計測手段27は、アイデア発想者がアイデアを入力した時点での時間情報、位置情報、生体情報、周辺人物等のコンテキスト情報を計測する。また、発想状況記憶部16から個別のアイデア発想者について、それぞれ評価の高いアイデアを発案できた好発想状況を抽出し好発想状況記憶部17に記録する。
計測対象となるコンテキスト情報としては具体的には、時間情報はアイデア入力時点での日付、曜日、時間を計測する。また、位置情報はアイデア発想者が身につけたGPS等の位置情報計測端末からの情報をネットワークを通じて常時処理装置2にデータをアップロードすることによって計測する。また、生体情報はアイデア発想者が身に着けた心拍計、筋電計、体温計、ストレス計などからネットワークを通じて常時処理装置2にデータをアップロードすることによって計測する。また、周辺人物等のコンテキスト情報は、アイデア発想者と同様にGPS端末を所持している別のアイデア発想者の位置情報をネットワークを通じて常時処理装置2にデータをアップロードすることによって計測する。
発想状況記憶部16は、過去に入力された各アイデアについて、発想状況計測手段27が計測したデータを蓄積する。発想状況記憶部16が記録する発想状況情報の例を図13に示す。図13に示すように、アイデアD01が発想された日付は2009年3月3日で、その日の曜日は火曜、時間は10:35で、発想が行われた場所は会議室である。また、その時、周囲には人物U3、U4が一緒に滞在しており、その時のアイデア発想者の心拍数は67回/分である。
好発想状況検知手段28は、発想状況計測手段27が検知した現在のアイデア発想者の状況情報が、好発想状況記憶部17に記録された発想状況に一致するか否かを判定し、一致していれば、好発想状況であることをアイデア発想者にメールで通知するとともに、アイデア入力画面に誘導する。
次に、図12および図13〜16を用いて、本実施の形態の発想支援装置200の動作について詳細に説明する。本実施の形態の動作は、図7に示された第1の実施の形態の動作に加えて、入力フェーズ内に発想状況計測処理S211を含む点で異なる。
図14に示すように、第2の実施の形態の発想支援装置200が実行する発想支援処理では、ステップS113にてアイデア発想者からアイデアの入力が行われると、発想状況計測手段27が発想状況計測処理を実行する(ステップS211)。この処理では、発想状況計測手段27は、アイデア発想者がアイデアを入力した時点での時間情報、位置情報、生体情報、周辺人物等のコンテキスト情報を計測し、発想状況記憶部16に記録する。発想状況記憶部16にアイデア発想時の状況情報が蓄積されてくると、発想状況計測手段27は、発想状況記憶部16から個別のアイデア発想者について、後述する方法でそれぞれ評価の高いアイデアを発案できた状況を抽出し、好発想状況記憶部16に記録する。
発想状況計測手段27が、評価の高いアイデアを発案できた好発想状況を抽出する処理(好発想状況抽出処理)の詳細を図16に示す。好発想状況抽出処理では、まず、発想状況計測手段27は、状況量子化処理において、発想状況記憶部16に格納されている各状況の属性値が連続値であったり、値の種類が多すぎる場合、あらかじめ定められた方法によって量子化を行う(ステップS221)。
たとえば、日付であれば、毎月1日〜10日を「月初」、11日〜20日を「中旬」、21日〜末日を「月末」と3種類に量子化する方法がある。また、曜日の場合は、7つの曜日をそのまま使っても良いが、他にも、たとえば月〜金を「平日」、土〜日を「週末」と量子化する方法がある。さらに、時間は6:00〜12:00を「午前」、12:00〜17:00を「午後」、17:00〜22:00を「夕方」、22:00〜02:00を「深夜」、02:00〜06:00を「早朝」と量子化する方法が考えられる。
次に、発想状況計測手段27は、評価スコア平均計算処理において、量子化された状況の単位で、アイデアの評価スコアの平均値を計算する(ステップS222)。たとえば、日付が「月初」に入力されたアイデアの評価スコアがそれぞれ14,15,22であった場合、評価スコアの平均値は(14+15+22)/3=17となる。また、「中旬」に入力されたアイデアの評価スコアがそれぞれ5,19,8,12であった場合、評価スコアの平均は(5+19+8+12)/4=11となる。また、「月末」に入力されたアイデアの評価スコアがそれぞれ54,33,23,10であった場合、評価スコアの平均は(54+33+23+10)/4=30となる。
次に、発想状況計測手段27は、好発想状況決定処理において、量子化された状況の単位で、アイデアの評価スコアの平均値が最大の状況を好発想状況として好発想状況記憶部17に記録する(ステップS223)。たとえば、「月初」のアイデアの評価スコアの平均値が17、「中旬」のアイデアの評価スコアの平均値が11、「月末」のアイデアの評価スコアの平均値が30であった場合、「月末」が他の状況よりも評価スコアの高いアイデアが出やすい好発想状況として好発想状況記憶部17に記録する。
好発想状況検知手段28は、好発想状況検知処理各アイデア発想者の現在の状況と、好発想状況記憶部16に記録された好発想状況が一致するか否かを判定し、一致した時点でアイデア発想者に、好発想状況であることを通知するメールを送信し、入力画面に誘導する。例えば、あるアイデア発想者に関する好発想状況記憶部17に「月末」が記録されており、現在の日付が3月25日であれば、それはそのアイデア発想者にとっての好発想状況であるとしてアイデア誘導画面をメールで送信する。
アイデア誘導画面の例を図15に示す。図15では、アイデア誘導画面C3には、アイデア発想者にとってアイデアの出やすい状況であることを知らせるメッセージC31と、アイデア入力画面へ誘導するボタンC32から構成されている。この画面で、ボタンC32を押すと、図14に示す発想支援処理を実行して、図9のようなアイデア入力画面へ移動する。
なお、ここでは、説明を簡単にするため、アイデア誘導画面をメール送信する例について説明したが、他にも、アイデア入力画面そのもののを直接メール送信する方法も考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
次に、本実施の形態の効果について説明する。本実施の形態では、アイデア発想者がアイデアを入力した時の時間、場所、生体信号などの状況情報を計測し、アイデアの評価スコアとの相関を分析することにより、評価スコアの高いアイデアが出やすい好発想状況を抽出する。また、アイデア発想者が現在好発想状況にあることを検知すると、アイデア入力画面へ誘導するメールを送信する。そのため、各アイデア発想者にとって、評価スコアの高いアイデアが出やすいタイミングに発想させることができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図17に示すように、本発明の第3の実施の形態の発想支援装置300は、入力装置501と、データ処理装置502と、出力装置503と、記憶装置504と、を備える。さらに、第1の実施の形態の発想支援装置100または第2の実施の形態の発想支援装置200を実現するための発想支援用プログラム500を備える。
入力装置501は、マウス、キーボード等、操作者からの指示を入力するための装置である。また、出力装置503は、表示画面、プリンタ等のデータ処理装置502による処理結果を出力する装置である。
データ処理装置502は、CPU(Central Processing Unit)などから構成される。データ処理装置502は、発想支援プログラム500を読み込むことで、第1の実施の形態または第2の実施の形態における処理装置2と同一の処理を実行する。
記憶装置504は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritable)等の不揮発性メモリや、RAM(Random-Access Memory)等から構成され、発想支援用プログラム500をロードし、入力メモリ505とワークメモリ506として機能する
データ処理装置502は、図1における発想戦略選択手段21、発想刺激提示手段22、アイデア入力手段23、アイデア評価手段24、戦略スコア計算手段25、選択条件計算手段26が実行する処理を実行する。図17における記憶装置504には、発想戦略記憶部11、選択条件記憶部12、戦略スコア記憶部13、刺激履歴記憶部14、アイデア記憶部15に格納される情報が格納される。
または、データ処理装置502は、図12における発想戦略選択手段21、発想刺激提示手段22、アイデア入力手段23、アイデア評価手段24、戦略スコア計算手段25、選択条件計算手段26、発想状況計測手段27、好発想状況検知手段28が実行する処理を実行する。図17における記憶装置504には、発想戦略記憶部11、選択条件記憶部12、戦略スコア記憶部13、刺激履歴記憶部14、アイデア記憶部15、発想状況記憶部16、好発想状況記憶部17に格納される情報が格納される。
このように、本発明の発想支援装置は専用の装置に限定されず、入力装置501と、データ処理装置502と、出力装置503と、記憶装置504と、から構成されるコンピュータに発想支援用プログラム500を読み込ませることによって発想支援装置300として機能させるようにしてもよい。
なお、上述の実施の形態は一例であって、本発明は種々の応用や変形が可能である。例えば、本発明を実現するためのプログラムは、予め記憶されているものとして説明したが、外部の記憶媒体から取得したものであってもよいし、ネットワークを介して伝送されたものを記憶したものであってもよい。
また、上述の実施の形態では、過去の全ての履歴に基づいて発想刺激を生成したり、好発想状況を決定していたが、直近の所定期間中の履歴に基づいて発想刺激を生成したり、好発想状況を決定するようにしてもよい。このようにすることで、よりアイデア発想者の適した発想刺激を生成したり、好発想状況を決定することができるようになる。
本発明は、企業内におけるアイデア発想支援や、組織の壁を超えた共創環境の構築といった用途に適用できる。
1 記憶装置
2 処理装置
3 入力装置
4 出力装置
11 発想戦略記憶部
12 選択条件記憶部
13 戦略スコア記憶部
14 刺激履歴記憶部
15 アイデア記憶部
16 発想状況記憶部
17 好発想状況記憶部
21 発想戦略選択手段
22 発想刺激提示手段
23 アイデア入力手段
24 アイデア評価手段
25 戦略スコア計算手段
26 選択条件計算手段
27 発想状況計測手段
28 好発想状況検知手段
100,200,300 発想支援装置
500 発想支援用プログラム
501 入力装置
502 データ処理装置
503 出力装置
504 記憶装置
505 入力メモリ
506 ワークメモリ

Claims (18)

  1. アイデアの入力を受け付けるアイデア入力手段と、
    前記アイデア入力手段により入力されたアイデアに対する評価の入力を受け付ける評価入力手段と、
    ユーザのアイデアの入力を促すための戦略である発想戦略を、前記アイデアに対する評価に基づいて複数種類から選択する発想戦略選択手段と、
    前記発想戦略選択手段が選択した前記発想戦略に従って、過去の入力データに基づきユーザに提示する情報である発想刺激を生成し、当該発想刺激をユーザに提示する発想刺激提示手段と、
    を備えることを特徴とする発想支援装置。
  2. 前記アイデアに対する評価と所定の情報との相関関係に基づいて前記発想戦略選択手段が前記発想戦略を選択するときに用いるパラメータを更新する選択条件計算手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の発想支援装置。
  3. ユーザが前記アイデア入力手段によりアイデアを入力した時点での状況情報を記録し、当該アイデアに対する評価が所定の基準値をより高い場合、当該状況情報が示す状況を好発想状況と判別する発想状況計測手段と、
    ユーザの状況を検知し、当該状況が前記好発想状況である場合、ユーザに当該好発想状況である旨を通知する好発想状況検知手段と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の発想支援装置。
  4. 前記発想刺激提示手段は、過去に入力されたアイデアを発想刺激として提示し、所定のキーワードに対する発想のしやすさ、および、人物間の関係に対する発想しやすさに基づいて、発想刺激とするアイデアを選択する
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の発想支援装置。
  5. 前記発想刺激提示手段は、過去に入力されたアイデア、キーワード、文書、画像、動画、音楽のうち少なくも一つを発想刺激として提示する
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の発想支援装置。
  6. 前記発想状況計測手段は、アイデア入力時の日時、時間、場所、心拍、筋電、脳波、周辺人物のうち少なくとも一つの情報を状況情報として記録する
    ことを特徴とする請求項3に記載の発想支援装置。
  7. アイデアの入力を受け付けるアイデア入力ステップと、
    前記アイデア入力ステップで入力されたアイデアに対する評価の入力を受け付ける評価入力ステップと、
    ユーザのアイデアの入力を促すための戦略である発想戦略を、前記アイデアに対する評価に基づいて複数種類から選択する発想戦略選択ステップと、
    前記発想戦略選択ステップで選択した前記発想戦略に従って、過去の入力データに基づきユーザに提示する情報である発想刺激を生成し、当該発想刺激をユーザに提示する発想刺激提示ステップと、
    を備えることを特徴とする発想支援方法。
  8. 前記アイデアに対する評価と所定の情報との相関関係に基づいて前記発想戦略選択ステップで前記発想戦略を選択するときに用いるパラメータを更新する選択条件計算ステップをさらに備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の発想支援方法。
  9. ユーザが前記アイデア入力ステップでアイデアを入力した時点での状況情報を記録し、当該アイデアに対する評価が所定の基準値をより高い場合、当該状況情報が示す状況を好発想状況と判別する発想状況計測ステップと、
    ユーザの状況を検知し、当該状況が前記好発想状況である場合、ユーザに当該好発想状況である旨を通知する好発想状況検知ステップと、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の発想支援方法。
  10. 前記発想刺激提示ステップでは、過去に入力されたアイデアを発想刺激として提示し、所定のキーワードに対する発想のしやすさ、および、人物間の関係に対する発想しやすさに基づいて、発想刺激とするアイデアを選択する
    ことを特徴とする請求項7、8または9に記載の発想支援方法。
  11. 前記発想刺激提示ステップでは、過去に入力されたアイデア、キーワード、文書、画像、動画、音楽のうち少なくも一つを発想刺激として提示する
    ことを特徴とする請求項7、8または9に記載の発想支援方法。
  12. 前記発想状況計測ステップでは、アイデア入力時の日時、時間、場所、心拍、筋電、脳波、周辺人物のうち少なくとも一つの情報を状況情報として記録する
    ことを特徴とする請求項9に記載の発想支援方法。
  13. コンピュータを、
    アイデアの入力を受け付けるアイデア入力手段、
    前記アイデア入力手段により入力されたアイデアに対する評価の入力を受け付ける評価入力手段、
    ユーザのアイデアの入力を促すための戦略である発想戦略を、前記アイデアに対する評価に基づいて複数種類から選択する発想戦略選択手段、
    前記発想戦略選択手段が選択した前記発想戦略に従って、過去の入力データに基づきユーザに提示する情報である発想刺激を生成し、当該発想刺激をユーザに提示する発想刺激提示手段、
    として機能させることを特徴とする発想支援用プログラム。
  14. コンピュータを、
    前記アイデアに対する評価と所定の情報との相関関係に基づいて前記発想戦略選択手段が前記発想戦略を選択するときに用いるパラメータを更新する選択条件計算手段としてさらに機能させる
    ことを特徴とする請求項13に記載の発想支援用プログラム。
  15. コンピュータを、
    ユーザが前記アイデア入力手段によりアイデアを入力した時点での状況情報を記録し、当該アイデアに対する評価が所定の基準値をより高い場合、当該状況情報が示す状況を好発想状況と判別する発想状況計測手段、
    ユーザの状況を検知し、当該状況が前記好発想状況である場合、ユーザに当該好発想状況である旨を通知する好発想状況検知手段、としてさらに機能させる
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の発想支援用プログラム。
  16. 前記発想刺激提示手段は、過去に入力されたアイデアを発想刺激として提示し、所定のキーワードに対する発想のしやすさ、および、人物間の関係に対する発想しやすさに基づいて、発想刺激とするアイデアを選択する
    ことを特徴とする請求項13、14または15に記載の発想支援用プログラム。
  17. 前記発想刺激提示手段は、過去に入力されたアイデア、キーワード、文書、画像、動画、音楽のうち少なくも一つを発想刺激として提示する
    ことを特徴とする請求項13、14または15に記載の発想支援用プログラム。
  18. 前記発想状況計測手段は、アイデア入力時の日時、時間、場所、心拍、筋電、脳波、周辺人物のうち少なくとも一つの情報を状況情報として記録する
    ことを特徴とする請求項15に記載の発想支援用プログラム。
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