JP2010243966A - 接合光学素子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光学有効径D0よりも外側に位置決め部171,172を有する2つの光学基材11、12と、2つの光学基材11,12と位置決め部171,172とによって空間3が形成され、この空間3内に充填される紫外線硬化型樹脂1による樹脂層4とを備えている。そして、位置決め部171,172は、光軸に垂直な方向の位置関係を保持したまま光軸方向に離反している。
【選択図】 図4
Description
そのため、接合光学素子においては、光学基材と樹脂を硬化する前に、ズレを修正することで光学性能を確保する必要がある。
特許文献1には、光学基材が光学有効径の外周に接触により基材同士の位置関係を決定するための位置決め部を有しており、その接触する部位を互いに嵌合することで、位置決め可能な技術が提案されている。
このため、使用環境下の温度・湿度が変化すると、応力の問題が発生することになる。具体的には、光学基材の有する線膨張率の差により、光学基材の膨張・収縮量が異なる場合には、膨張、収縮量の差が原因となって接触している部分に応力が発生する。これにより、通常の光学素子が温湿度変化によって変化する以上に大きな変形を起こし、面形状が低下するおそれが生じる。
光学有効径よりも外側に位置決め部を持つ少なくとも2枚の光学基材を、エネルギー硬化型樹脂により貼り合せた接合光学素子の製造方法において、
前記2枚の光学基材の位置決め部同士を接触させる工程と、
前記2枚の光学基材の光軸に垂直な方向の位置関係を保持したまま前記2枚の光学基材の位置決め部を離反させる工程と、を有する。
光軸側に背を向けた面上の位置決め部で接触する事で位置決めを行う一の光学基材の吸水率を上げる工程と、
光軸側を向いた面上の位置決め部で接触する事で位置決めを行う他の光学基材の吸水率を下げる工程と、のうち少なくとも1つの工程と、
前記2枚の光学基材を貼り合わせる工程と、を有する。
相対湿度90%RH 以上の雰囲気下で行うことである。
また、好ましくは、前記他の光学基材の吸水率を下げる工程が、
相対湿度20%RH 以下の雰囲気下で行うことである。
光軸側に背を向けた面上の位置決め部で接触する事で位置決めを行う一の光学基材の温度を上げる工程と、
光軸側を向いた面上の位置決め部で接触する事で位置決めを行う他の光学基材の温度を下げる工程と、のうち少なくとも1つの工程と、
前記2枚の光学基材を貼り合わせる工程と、を有する。
一の光学基材の温度を50℃以上の温度に設定することである。
また、好ましくは、前記他の光学基材の温度を下げる工程が、
他の光学基材の温度を10℃以下の温度に設定することである。
前記少なくとも2つの光学基材と前記位置決め部とによって空間が形成され、
当該空間内の少なくとも光学有効径内に充填されるエネルギー硬化型樹脂によるレンズ層と、を備え、
前記位置決め部は、光軸に垂直な方向の位置関係を保持したまま光軸方向に離反していることを特徴とする。
[実施の形態1]
(貼り合わせる基材形状)
図1は、貼り合わせる2つの光学基材11、12の断面図であり、図2は、2つの光学基材11、12を位置決めした状態の断面図である。また、図3は、2つの光学基材11、12を離反させた状態の断面図であり、図4は、2つの光学基材11、12を貼り合わせてできた接合光学素子10の断面図である。
貼り合わせ面131は、その近似曲率半径R1aがR1a=8mmの非球面形状をなしている。なお、この貼り合わせ面131は球面形状であってもよい(他の実施の形態も同様である)。
本実施の形態では、光学基材11として、光学硝材S−BSL7((株)オハラ製)を用いた。この光学基材11は、光学有効面を有する貼り合わせ面131の外周部に、光軸O−Oと直交する平坦面161が形成されている。ここで、光学有効面は、光学有効径D0(図1参照)の面である。また、平坦面161は、輪帯状の平面である。ただし、平坦面161は、必ずしも光軸O−Oと直交する面である必要はなく、平坦面に代えて曲面であってもよい。
本実施の形態では、この光学基材12の材質として、PC(ポリカーボネート)樹脂(ユピゼータEP5000:三菱ガス化学(株)社製)の熱可塑性樹脂を用いた。
(貼り合わせ方法)
図5は、実施の形態1における貼り合わせ方法の概略をフローチャートで示したものである。貼り合わせ方法の詳細については次に示すとおりである。
図4に示すように、この状態を保持したまま、一方の光学基材11を通して下方から紫外線ランプ5により紫外線を照射する(S5)。こうして、紫外線により紫外線硬化型樹脂1を硬化させ樹脂層4にした。
(貼り合わせ後の形状)
図4に示すように、2つの光学基材11,12を貼り合わせてできた接合光学素子10は、中心樹脂厚t0がt0=0.05mmであり、樹脂層4の有効径D0(D0=φ8.8mm)における樹脂厚t3はt3=0.5mmであった。
本実施の形態によれば、接合光学素子10は、位置決め部171、172に隙間hを有する。このため、温湿度環境が変化しても位置決め部171,172が接触することがない。よって、光学基材11,12に応力が発生することを防止できる。これにより、光学基材11,12の面形状変化や貼り合わせ面の剥離を防止することができる。
(貼り合わせる基材形状)
図6は、貼り合わせる2つの光学基材21、22の断面図であり、また、図7は、2つの光学基材21に樹脂を吐出した状態の断面図であり、図8は、2つの光学基材21、22により樹脂を押延するとともに、位置決めを行った状態の断面図である。さらに、図9は、2つの光学基材が僅かに離反した状態の接合光学素子20の断面図である。
貼り合わせ面231は、その曲率半径R1aがR1a=12.5mmの球面形状をなしている。
この光学基材21は、中心肉厚t1がt1=2mm、外径D1がD1=φ20mmのガラス成形レンズである。
この光学基材22は、中心肉厚t2がt2=6mm、外径D2がD2=φ20mmのガラス成形レンズである。
この光学基材22は、貼り合わせ面232の面の一部が光学基材21の持つ位置決め部271と線接触することで位置決め部272として機能する。ここで、位置決め部272は貼り合わせ面23の光軸に背を向けた部分の面であり、光学基材21が有する位置決め部271と面接触することで、光学基材21と光学基材22の位置決めを行う。
(貼り合わせ方法)
図10は、実施の形態2における貼り合わせ方法の概略をフローチャートで示したものである。貼り合わせ方法の詳細については次に示すとおりである。
(貼り合わせ後の形状)
図9に示すように、2つの光学基材21,22を貼り合わせてできた接合光学素子20は、中心樹脂厚t0がt0=1mmであり、位置決め部271、272には、光軸O−O方向に0.02mmの隙間が生じた。
(貼り合わせる基材形状)
図11は、貼り合わせる2つの光学基材31、32の断面図であり、図12は、2つの光学基材31に樹脂を吐出した状態の断面図であり、図13は、2つの光学基材31、32を貼り合わせた状態の断面図である。さらに、図14は、貼り合わせた光学基材31、32を放置してできた接合光学素子30の断面図である。
この光学基材31は、中心肉厚t1がt1=0.8mm、外径D1がD1=φ12.4mmのガラス成形レンズである。
この光学基材32は、中心肉厚t2がt2=2.4mm、外径D2がD2=φ12.4mmのプラスチック成形レンズである。
この光学基材32は、貼り合わせ面332の光学有効径D0の外周部に、光軸O−Oと直交する平坦面362を有している。さらに、この平坦面362の外周部に、斜面の位置決め部372が形成されている。
(貼り合わせ方法)
図15は、実施の形態3における貼り合わせ方法の概略をフローチャートで示したものである。貼り合わせ方法の詳細については次に示すとおりである。
吸水率(%)=(吸水後の重量−乾燥時の重量)/乾燥時の重量×100
すなわち、吸水していない物質の重量に対する、吸水したときの吸水量の割合をいう。
その後、熱硬化型樹脂2を、光学基材31の貼り合わせ面331に所定量吐出する(S22)。
(貼り合わせ後の形状)
2つの光学基材31,32を貼り合わせてできたものを一定時間放置する。この場合、光学基材32が雰囲気の相対湿度に対応した吸水率になると、貼り合わせ直後の形状に対して略相似的に大きくなる。このため、図14のように、位置決め部(371、372)に隙間hのある接合光学素子30となる。
本実施の形態によれば、光軸側を向いた面で嵌合する光学基材32の吸水率を、通常使用環境下の相対湿度における吸水率よりも小さくすることで、貼り合わせ後、通常使用環境の相対湿度下で、位置決め精度が変化することなく、嵌合部に隙間hを形成することができる。
(貼り合わせる基材形状)
図16は、貼り合わせる2つの光学基材41、42の断面図であり、図17は、光学基材41、42を貼り合わせてできた接合光学素子40を放置した状態の断面図である。
貼り合わせ面431は、その近似曲率半径R1aがR1a=8mmの非球面形状をなしている。また、反貼り合わせ面441は、その近似曲率半径R1bがR1b=38mmの非球面形状をなしている。
この光学基材42は、中心肉厚t2がt2=2.4mm、外径D2がD2=φ12.4mmのプラスチック成形レンズである。この光学基材42は、第3の実施の形態の光学基材32と同一である。
この光学基材42は、貼り合わせ面432の光学有効径D0の外周部に、光軸O−Oと直交する平坦面462を有している。また、この平坦面462の外周部に、斜面の位置決め部472が形成されている。
(貼り合わせ方法)
図18は、実施の形態4における貼り合わせ方法の概略をフローチャートで示したものである。貼り合わせ方法の詳細については次に示すとおりである。
(貼り合わせ後の形状)
光学基材41の温度を60℃に加熱して、光学基材41と光学基材42とを貼り合わせた状態で一定時間放置する。やがて、光学基材41が常温(雰囲気温度)にもどり、光学基材42が雰囲気の相対湿度に対応した吸水率になる。
一方、光学基材42の吸水率は、20%以下から雰囲気の相対湿度に変化したため、光学基材42は、貼り合わせ直後の形状に対して略相似的に大きくなる。
本実施の形態によれば、大きな環境変化が生じたとしても位置決め部471,472が接触することはない。このため、光学基材41、42に応力が発生することはない。こうして、本実施の形態によれば、接合光学素子40の面形状変化や貼り合わせ面の剥離を防止することができる。
(貼り合わせる基材形状)
図19は、貼り合わせる2つの光学基材51、52の断面図であり、図20は、光学基材51に樹脂を吐出した状態の断面図である。また、図21は、2つの光学基材51、52を貼り合わせた状態の断面図であり、図22は、貼り合わせてできた接合光学素子50が放置された状態の断面図である。
この光学基材の51は、貼り合わせ面531と反貼り合わせ面541とを有している。貼り合わせ面531は、その近似曲率半径R1aがR1a=12mmの非球面形状をなしている。
この光学基材51は、中心肉厚t1がt1=1mm、外径D1がD1=φ20mmのプラスチック成形レンズである。
光学基材52は両凸レンズ形状をなしている。
(貼り合わせ方法)
図23は、実施の形態5における貼り合わせ方法の概略をフローチャートで示したものである。貼り合わせ方法の詳細については次に示すとおりである。
一方、図20に示すように、光学基材51に対しては、その貼り合わせ面531に、紫外線硬化型樹脂1を所望量吐出する(S42)。
さらに、図21に示すように、光学基材51、52の光学有効径D0よりも外側にある位置決め部571,572が、互いに嵌合するまで紫外線硬化型樹脂1を押延する(S43)。
この状態を保持したまま、一方の光学基材51を通して下方から紫外線ランプ5により紫外線を照射し(S44)、紫外線硬化型樹脂1を硬化させ樹脂層4にした。この場合の紫外線は、30±2mW/cm2の略均一な照度分布を持つ。このような紫外線を150秒照射した。
(貼り合わせ後の形状)
接着してできた接合光学素子を一定時間放置すると、光学基材52が雰囲気の相対湿度に対応した吸水率になる。すると、貼り合わせ直後の形状に対して略相似的に小さくなる。
(貼り合わせる基材形状)
図24は、貼り合わせる2つの光学基材61、62の断面図であり、図25は、2つの光学基材61、62を貼り合わせた状態の断面図である。また、図26は、貼り合わせた2つの光学基材がごくわずかに離反した状態の接合光学素子60の断面図である。
この光学基材の61は、貼り合わせ面631と反貼り合わせ面641とを有している。貼り合わせ面631は、その近似曲率半径R1aがR1a=12mmの非球面形状をなしている。
この光学基材61は、中心肉厚t1がt1=1mm、外径D1がD1=φ20mmのプラスチック成形レンズである。
光学基材62は、両凸レンズ形状をなしている。
(貼り合わせ方法)
図27は、実施の形態6における貼り合わせ方法の概略をフローチャートで示したものである。貼り合わせ方法の詳細については次に示すとおりである。
(貼り合わせ後の形状)
図25のようにして貼り合わせたものを一定時間放置すると、光学基材61及び光学基材62が雰囲気の相対湿度に対応した吸水率になる。すると、光学基材61は、貼り合わせ直後の形状に対して略相似的に大きくなる。一方、光学基材62は、貼り合わせ直後の形状に対して略相似的に小さくなる。
また、光学基材61を乾燥、光学基材62を吸水させて貼り合わせている。このため、一方を吸水もしくは乾燥させたものと比較して、位置決め部671,672の隙間hをより大きくすることができる。このため、光学基材61、62に応力が発生することはない。
(貼り合わせる基材形状)
図28は、貼り合わせる2つの光学基材71、72の断面図であり、図29は、2つの光学基材71、72を貼り合わせた状態の断面図である。また、図30は、貼り合わせた2つの光学基材がごくわずか離反した状態の接合光学素子70の断面図である。
この光学基材の71は、貼り合わせ面731と反貼り合わせ面741とを有している。貼り合わせ面731は、その近似曲率半径R1aがR1a=12mmの非球面形状をなしている。
この光学基材71は、中心肉厚t1がt1=1mm、外径D1がD1=φ20mmのプラスチック成形レンズである。
光学基材72は、両凸レンズ形状をなしている。
(貼り合わせ方法)
図31は、実施の形態7における貼り合わせ方法の概略をフローチャートで示したものである。貼り合わせ方法の詳細については次に示すとおりである。
そして、図29のように、この光学基材71に光学基材72を近接させる。
この位置決め部771,772は、接触することで樹脂層4が所望の樹脂厚となる。なお、樹脂層4の外周部には空気層6が形成されている。また、光学基材71、72の光軸は、光学基材71、72の位置決め部771,772が接触することで高精度に位置決めされる。
(貼り合わせ後の形状)
図29のようにして貼り合わせたものを一定時間放置すると、光学基材71及び光学基材72は常温(雰囲気温度)に戻る。すると、光学基材71は、貼り合わせ直後の形状に対して略相似的に大きくなる。一方、光学基材72は、貼り合わせ直後の形状に対して略相似的に小さくなる。
また、2つの光学基材71,72を貼り合わせてできた接合光学素子70は、樹脂層4の中心樹脂厚t0がt0=0.5mmであり、光学有効径D0(φ15mm)における樹脂厚t3はt3=0.25mmであった。
2・・・熱硬化型樹脂
3・・・空間
4・・・樹脂層
5・・・紫外線ランプ
6・・・空気層
10,20,30,40,50,60,70・・・接合光学素子
11,12,21,22,31,32,41,42,51,52,61,62,71,72・・・光学基材
131,132,231,232,331,332,431,432,531,532,631,632,731,732・・・貼り合わせ面
141,142,241,242,341,342,441,442,541,542,641,642,741,742・・・反貼り合わせ面
55,65,75・・・段差部
161,162,26,361,362,461,462,561,562,661,662,761,762581,582,681,682,781,782・・・平坦面
171,172,271,272,371,372,471,472,571,572,671,672,771,772・・・位置決め部
Claims (8)
- 光学有効径よりも外側に位置決め部を持つ少なくとも2枚の光学基材を、エネルギー硬化型樹脂により貼り合せた接合光学素子の製造方法において、
前記2枚の光学基材の位置決め部同士を接触させる工程と、
前記2枚の光学基材の光軸に垂直な方向の位置関係を保持したまま、前記2枚の光学基材の位置決め部を離反させる工程と、を有する
接合光学素子の製造方法。 - 前記2枚の光学基材の位置決め部を離反させる工程が、
光軸側に背を向けた面上の位置決め部で接触する事で位置決めを行う一の光学基材の吸水率を上げる工程と、
光軸側を向いた面上の位置決め部で接触する事で位置決めを行う他の光学基材の吸水率を下げる工程と、のうち少なくとも1つの工程と、
前記2枚の光学基材を貼り合わせる工程と、
を有する
請求項1記載の接合光学素子の製造方法。 - 前記一の光学基材の吸水率を上げる工程が、
相対湿度90%RH 以上の雰囲気下で行うことである
請求項2に記載の接合光学素子の製造方法。 - 前記他の光学基材の吸水率を下げる工程が、
相対湿度20%RH 以下の雰囲気下で行うことである
請求項2に記載の接合光学素子の製造方法。 - 前記2枚の光学基材の位置決め部を離反させる工程が、
光軸側に背を向けた面上の位置決め部で接触する事で位置決めを行う一の光学基材の温度を上げる工程と、
光軸側を向いた面上の位置決め部で接触する事で位置決めを行う他の光学基材の温度を下げる工程と、のうち少なくとも1つの工程と、
前記2枚の光学基材を貼り合わせる工程と、を有する
請求項1記載の接合光学素子の製造方法。 - 前記一の光学基材の温度を上げる工程が、
前記一の光学基材の温度を50℃以上の温度に設定することである
請求項5に記載の接合光学素子の製造方法。 - 前記他の光学基材の温度を下げる工程が、
前記他の光学基材の温度を10℃以下の温度に設定することである
請求項5に記載の接合光学素子の製造方法。 - 光学有効径の外周部に位置決め部を有する少なくとも2つの光学基材と、
前記少なくとも2つの光学基材と前記位置決め部とによって空間が形成され、
当該空間内の少なくとも光学有効径内に充填されるエネルギー硬化型樹脂によるレンズ層と、を備え、
前記位置決め部は、光軸に垂直な方向の位置関係を保持したまま光軸方向に離反していることを特徴とする接合光学素子。
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JPH06186405A (ja) * | 1992-12-15 | 1994-07-08 | Nikon Corp | 接合レンズおよびその製造方法 |
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