JP2010243133A - ダクト補強部材及び薄板ダクト - Google Patents

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Abstract

【課題】
大型の筒型ダクトは板厚が厚くなり重量が重く又はダクト壁板の成形に手間がかかるという課題があった。
【解決手段】
本発明の長尺部材310は、空調・排煙ダクト壁板320,330に固定する長尺の補強部材であって、両側に縁側部211を備え、山型に折り曲げられた細幅材である。向かい合う位置に配設された広幅の壁板に、前記長尺部材を各壁板の所定の位置に固着させ、更に三角形状の内部空洞の長尺部材の頂辺の開放穴を通して連結手段360により連結することにより、ダクト内外の気圧差が大きくても壁板の膨らみや凹みが防止される。更に、凸リブ及び凹リブを交互に形成されている薄板壁板に、リブ同士を整合させ、凹リブを形成させた長尺部材を密着して固着することにより、内部を流通する気体が漏れない広幅の大型ダクトを薄板により容易に形成できる。また、連結手段には、長さ調整手段が備えられているため、容易に取付けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ダクト壁板の補強部材及び薄板ダクトに関するものである。
構築物の大型化に伴い、空調・排煙ダクトの気体の流路を形成する空洞の断面積が大型化し、またダクトを構成する金属製ダクト壁板の厚さも厚くなり、ダクトの重量が重くなっている。ダクトを軽量化するため、ダクト壁板を屈曲させ又はダクト壁板にリブを形成させダクト壁板の剛性を向上させる従来技術がある。
これらの技術によっても、ダクト壁板の幅が所定の幅を超す場合には、ダクト内外の気圧差や、ダクト内部を流れる気体の圧力変動などにより、ダクト壁板の膨らみ、振動やそれに伴う音が発生するという問題があった。この膨らみや振動等を抑制するための技術として、壁板を厚くし、又は山型鋼を気体の流路方向に交差する方向の周囲に胴巻きする技術がある。更に、ダクト壁板の一部を折り曲げ、重ね合わせることにより、重ね合わせ部の剛性を向上させ、ダクト壁板に薄板を使用することを可能にする技術がある(特許文献1)。
しかし、山型鋼を胴巻きする場合には、ダクトの膨らみや振動等を抑制できても、その位置決めと取付け加工に手間がかかることに加え、山型鋼の重量が大きいため、壁板の厚さを厚くする場合と同様にダクトが重くなるという問題があった。また、ダクト壁板の一部を屈曲させ、重ね合わせる技術による場合には、金属製薄板の折り曲げ部分のコーナー部を切り欠く工程、折り曲げ部を形成する工程、反りのないダクト壁板とする歪矯正の工程等の新たな工程が発生し、ダクト壁板を作るために手間が生じていた。
特開2007―147269号公報
本発明は、大型の空調・排煙ダクトの形成を容易にするためのダクト壁板の補強部材及び軽量の薄板ダクトを提供することを目的とする。
本発明の、第1の発明は、気体の流路を囲む筒型ダクトを構成する金属製薄板からなる壁板に固着される長尺部材であって、該長尺部材は、金属製薄板からなる細幅材が長辺方向に沿って中央で山型に折り曲げられ、該細幅材の両縁には反対側に向き同一面をなす縁側部が形成され、山型部の頂辺には開放穴が形成されていることを特徴としている。
第1の発明によれば、細幅材が山型に折り曲げられ、その2つの斜面とダクト壁板とが内部を空洞とした三角形の断面形状の筒体に構成され、山型の両側に形成された縁側部で壁板に固着され、ダクト壁板が補強される。内部が空洞であるため重量が軽く、また、断面が三角形状であるため頂辺に気体の流路側から力が加わっても横倒れせず、つぶれにくい。また、長尺部材の両側の側辺に同一面となる縁側部が形成されているため、ダクト壁板に固定しやすい。
更に山型部の頂辺には開放穴が形成され、気体の流路側と前記三角形状空洞が繋がっている。この開放穴を差込口として気体の流路側から前記空洞側に後述する連結棒を差込んで固定できるため、固定が容易である。連結棒に加えられた力は、三角形状の頂点に負荷され、長尺部材を介して広幅壁板に伝達されるため、壁板の一部に応力が集中しない。これにより、壁板の振動等の発生を防止できる。
更に第2の発明では、前記長尺部材には、前記縁側部の山型開放側に、前記長尺部材の短辺方向に所定の間隔で同一線上に凹リブが形成されていることを特徴としている。第2の本発明によれば、凹リブが形成されていることにより、軽量化のためにダクト壁板の気体の流路側に凸リブが形成されていても、前記長尺部材の凹リブとダクト壁板の凸リブが整合し、前記長尺部材と前記ダクト壁板との間に隙間が発生することなく密着される。これにより、壁板と長尺部材をスポット溶接で固着する場合には欠陥を発生させない。リベットにより固着する場合には隙間を発生させないので、壁板と長尺部材を容易且つ確実に固着させ、空気漏れも防止することができる。また、縁側部にリブが構成されていることにより、長尺部材の捻りが抑制される。
本発明の第3の発明は、金属製薄板からなる向かい合う一対の壁板と、第1の発明又は第2の発明に記載の一対の前記長尺部材と、前記長尺部材を通して前記壁板を連結する第1連結手段とを含む気体の流路を囲む筒型ダクトであって、前記各々の長尺部材は、前記開放穴が向かい合うように前記壁板に固着され、前記第1連結手段は、連結長さ調整可能な長尺の第1部材と両端固定手段とからなり、該両端固定手段は、第1部材の両端を前記開放穴を通して前記一対の壁板を連結する固定手段であることを特徴としている。
第3の発明によれば、一対の向かい合う壁板を含んだダクトであるため、ダクトを四角断面とする場合において、向かい合う壁板同士を対応する形状の同じ厚さの薄板により構成し、軽量なダクトを容易に形成できる。広幅ダクトは、第1の発明の長尺部材を固着させた広幅の金属製薄板を向かい合わせ、前記長尺部材の開放穴に連結棒を差込み、連結棒の長さを調整し両端を固定することにより形成される。
前記長尺部材が薄板の補強部材として壁板に固着され、壁板を線上に支持することにより、内外の気圧差が大きくても、壁板の一部に応力を集中させることなく、広幅壁板が外側に膨らみ又は内側に凹むことが防止され、振動等の発生が抑制される。また、連結手段が長さ調整可能であるとともに、長尺部材には予め連結棒を通す開放穴が開けられているため、連結棒を取り付けることが容易である。また、第2の発明の長尺部材によれば、長尺部材が変形しにくいので、壁板に取り付けることが容易である。
更に、本発明の第4の発明は、気体の流路側に所定の間隔で凸リブが形成される金属製薄板からなる向かい合う一対の壁板と、第2の発明に記載の一対の前記長尺部材と、前記長尺部材を通して前記壁板を連結する第1連結手段とを含む気体の流路を囲む筒型ダクトであって、前記各々の長尺部材は、前記長尺部材の凹リブが壁板の前記凸リブに整合するとともに前記開放穴が向かい合うように前記壁板に固着され、前記第1連結手段は、連結長さ調整可能な長尺の第1部材と両端固定手段とからなり、該両端固定手段は、第1部材の両端を前記開放穴に通して前記一対の壁板を連結する固定手段であることを特徴としている。
第4の発明によれば、ダクト壁板の剛性を向上させるため壁板の気体の流路側に所定の間隔で凸リブが形成されていても、前記長尺部材の凹リブの位置を整合させ長尺部材がダクト壁板に密着される。これにより、凸リブが形成された壁板と長尺部材をスポット溶接で固着する場合も欠陥を発生させず、また、リベットにより固着する場合であっても隙間がないため、壁板と長尺部材を容易且つ確実に固着することができる。これにより、凸リブを形成されている壁板であっても、第3の発明と同様に構成され、同様の効果が得られる。それに加えて、壁板に凸リブを形成させたダクト壁板は、リブを形成していない壁板に比較して剛性が高いため、同じ厚さの薄板であっても広い幅のダクトを形成することができる。
更に、本発明の第5の発明は、気体の流路側に所定の間隔で凸凹リブが形成される金属製薄板からなる向かい合う一対の壁板と、第2の発明に記載の一対の前記長尺部材と、前記長尺部材を通して前記壁板を連結する第1連結手段とを含む気体の流路を囲む筒型ダクトであって、前記各々の長尺部材は、前記長尺部材の凹リブが壁板の前記凸リブに整合するとともに前記開放穴が向かい合うように前記壁板に固着され、前記連結手段は、連結長さ調整可能な長尺の第1部材と、両端固定手段とからなり、該両端固定手段は、第1部材の両端を前記開放穴に通して前記一対の壁板を連結する固定手段であることを特徴としている。
第5の発明によれば、ダクト壁板の剛性を向上させるため壁板の気体の流路側に所定の間隔で凸凹リブが形成されていても、壁板の凸リブに前記長尺部材の凹リブの位置を整合させ長尺部材がダクト壁板に密着される。これにより、凸凹リブが形成されている壁板であっても、第4の発明と同様に構成され、同様の効果が得られる。
それに加えて、剛性の高い凸凹リブが形成されたダクト壁板は、壁板の両面に均等にリブが形成されているため、壁板形成の過程で壁板が片側に膨らみ又は凹むことがなく歪矯正の工程も不要であり、一方向に突出したリブを形成させた壁板に比較して剛性が高く、広幅ダクト壁板の形成が容易である。凸凹リブにより剛性を向上させたダクト壁板に第2の発明の長尺部材を適用することにより、ダクト壁板の剛性が向上し、振動等の発生が抑制される軽量の大型ダクトを形成させることが容易である。
第6の発明は、第3の発明乃至第5の発明に記載の筒型ダクトであって、前記各々の壁板には、複数の向かい合う前記長尺部材が固着されているとともに、斜向かいに配設される長尺部材を連結する第2連結手段を含み、前記各々の長尺部材には前記開放穴とは離間した位置に第2開放穴が形成され、前記第2連結手段は、連結長さ調整可能な長尺の第2部材と、両端固定手段とからなり、該両端固定手段は、第2部材の両端を前記斜向かいに配設された第2開放穴を通して前記一対の壁板を連結する固定手段であることを特徴としている。
第6の発明によれば、各々の壁板に向かい合うように配設されている長尺部材が第1連結手段により連結されるとともに、斜向かいに配設されている長尺部材が第2連結手段により斜めに連結されるため、ダクトの断面形状が斜めに変形されることが抑制される。
本発明の長尺部材は、ダクト壁板に補強部材として取付けることが容易であり、且つ、軽量であるため重量を増大させない。また、本発明の長尺部材を、薄板ダクト壁板に適用することにより、ダクト壁板が膨らみ、凹む又は斜めに変形することが抑制され、大型ダクトを薄板により形成できる。
図1は長尺部材の部分斜視図(実施形態1)。 図2は長尺部材の部分斜視図(実施形態2)。 図3は筒型ダクトの一単位の斜視図(実施形態3)。 図4はダクト壁板の組立部の部分断面図(実施形態3)。 図5はダブルハゼ部斜視図(実施形態3)。 図6は筒型ダクトコーナー部斜視図(実施形態3)。 図7は第1連結手段を取付けた部分の斜視図(実施形態3)。 図8は図7のA−A部分断面図(実施形態3)。 図9は第1連結手段を取付けた部分の斜視図(実施形態4)。 図10は図9のB−B部分断面図(実施形態4)。 図11は第1連結手段の下端部分の斜視図(実施形態5)。 図12は第1連結手段の取付け方法の説明図(実施形態5)。 図13は第1連結手段の取付け前後の説明図(実施形態5)。 図14は第1及び第2連結手段を取付けたダクトの一単位の斜視図(実施形態6)。 図15は第2連結部材の取付け状態の断面説明図(実施形態6)。 図16は実施形態2の長尺部材を成型する金型の部分斜視図。
ここで、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(実施形態1)
実施形態1では、第1の発明の長尺部材を示す。図1は、第1の発明の長尺部材が、ダクト補強部材として、ダクトの下壁板に取付けられた状態を説明する斜視図である。長尺部材100は、厚さ0.8mmの金属製薄板からなる細幅材110が山型に折り曲げられ、その両縁に縁側部111,111が形成されている。
長尺部材100がなす三角形の頂辺117には、頂辺117をまたぎ斜面の一部が切除され、開放穴115,116が形成される。長尺部材の斜辺113の高さ及び開放穴115,116の形状及び開放寸法は、後述する実施形態に示すように、連結棒の連結手段により異なるものとなる。開放穴115は、実施形態3又は実施形態4の連結棒が細幅材と壁板120がなす三角形状の空洞に差し込まれる場合を表している。また開放穴116は、実施形態6の連結棒が細幅材113と壁板120がなす三角形状の空洞に差し込まれ固定される場合を表している。
ダクト下壁板120は、厚さ0.5mmの金属製薄板であり、図3に示すようにダクト筒体を構成する他の壁板とともに、内部に気体を流通させる筒体に形成される。長尺部材100は、ダクト下壁板120の所定の位置に重ね合わせ、筒体の開放側の端部を挟持工具により挟み保持した状態でスポット溶接112又はリベット(図省略)にてダクト下壁板120に固着される。スポット溶接又はリベットは、ダクトの内外にかかる気圧差に応じて、適切な固着強度となるよう適宜の間隔で設けられる。
上述のように長尺部材は補強部材としてダクト壁板に容易に固着され、長尺部材の斜辺をなす2面113,113とダクト壁板120とにより、内部が空洞の三角形断面形状に形成されるため、重量の増加が抑制され、連結棒が三角形の頂辺の位置で固定されるため剛性が高く、筒体内外の気圧差によって連結部材に軸力がかかっても長尺部材100が変形しにくい。これにより、広幅の金属製薄板ダクト壁板120の膨らみ又は凹みを抑制することができ、振動等が抑制される。
(実施形態2)
実施形態2では、第2の発明の長尺部材を示す。図2は、第2の発明の長尺部材が、ダクト補強部材としてダクト下壁板に取付けられた状態を説明する斜視図である。下壁板220に凸凹リブが形成され、長尺部材200に凹リブが形成されている点を除き、実施形態1と共通している部分には実施形態1で説明した図と同一の符号を付して説明を省略する。
ダクト下壁板220には気体の流路方向に交差する方向にダクト内部に向かい凸リブ222と凹リブ221が交互に75mm間隔で形成されている。長尺部材200には、前記下壁板の凸リブ222と整合する位置に凹リブ214が形成されている。前記凸リブ222と前記凹リブ214を整合させ前記下壁板と前記長尺部材を重ね合わせ、筒体の開放側の端部を挟持工具により挟み保持し、スポット溶接112又はリベット(図省略)にて長尺部材を下壁板に固着する。
以上の構成により、前記実施形態1と同様の効果が得られる。更に、ダクト壁板にダクトの気体の流路方向に交差する方向に凸リブ又は凸凹リブが形成されていても、前記長尺部材200を密着して固定することができるため、ダクト壁板と前記長尺部材200との間に隙間が発生せず、欠陥のないスポット溶接を容易にすることができる。また、スポット溶接に替えてリベットにてダクト壁板と前記長尺部材を固定する場合であっても、ダクト壁板と前記長尺部材の間に隙間が発生しないため、確実にリベットで接合することができ、気体の漏れが発生しにくい。
(実施形態3)
実施形態3のダクトは、建築・土木構築物、船舶などの構造物内に形成される空調・排煙用の筒型ダクトの一単位を示している。本実施形態の筒型ダクトは、広幅ダクトの上壁板及び下壁板の中央部に長尺部材が補強部材として形成され、更にそれらを繋ぐ連結手段が形成されている。以下、図3乃至図8を参照して説明する。図3は、実施形態2の長尺部材を適用したダクト300の一単位を示す斜視図である。図3に示されるダクトは図上、縦寸法に対して横寸法が大きな広幅のダクトとされ、長尺部材310が向かい合う広幅の上壁板320と下壁板330に補強部材として固着されている。
各々の筒型ダクトの壁板320、330、340、350には、気体の流路方向に交差する方向にダクト内部側に向かい凸リブ321,331,341,351と凹リブ322,332,342,352が交互に形成されている。前記凸リブ331とダクト長尺部材310の凹リブ311とが整合する位置に壁板と長尺部材が固定され、向かい合う長尺部材310,310が連結棒360により連結されている。
ここで、図4、図5、図6を参照して、筒型ダクトの構成を簡単に説明する。図4は筒型ダクトの上壁板320と右壁板340の組立部の部分断面図を示している。図5はダブルハゼ部の斜視図である。図6は筒型ダクトのコーナー部の斜視図である。図4において、右壁板340の上端部にはダブルハゼ343が形成されている。ダブルハゼは、上部が下側、上側に二重に折り曲げられ上壁板の被差込部344となり、更にその先端が内側に折り曲げられ、はずれ止め部345が形成されている。
また、上壁板320の右端にはシングルハゼ323が形成されている。シングルハゼは、右端部が下側に折り曲げられ差込部324となり、その先端部に内側に打ち抜かれ曲げられた係止部325が設けられ形成される。そして、上壁板シングルハゼ差込部324が右壁板ダブルハゼの被差込部344に差し込まれ、上壁板の係止部325が右壁板の被差込部344のはずれ止め部345に係止され結合される。他の面の壁板も同様に結合され、一体の筒体に形成される。また、筒型ダクトの開放側端部にはフランジ接続部346が形成される。フランジ接続部346は、筒型ダクトの壁板の気体の流路方向端部を外方に折り曲げることにより形成される(図5参照)。
図6は、ダクト上壁板320と右壁板340を組立てたコーナー部の斜視図である。上壁板320は上方に端部が屈曲されフランジ部327が形成され、右壁板340は端部が右側方に折り曲げられフランジ部347が形成されている。上壁板320のシングルハゼ323が右壁板のダブルハゼ343に差し込まれ一体化され、上壁板のフランジ部327と右壁板のフランジ部347に当接するように隅部にコーナーピース351があてがわれ、前記各々のフランジ端部328,348が締め込まれ、潰されることによりコーナーピースが固定される。図3に示される一単位の筒型ダクトは、その開放部が隣接する筒型ダクトの開放部にあてがわれ、各々のコーナーピースのボルト穴352を通しボルトにより結合され、連続した気体の流路が形成される。
さて、ここで、図7、図8を参照して連結手段を説明する。図7は厚さ0.5mmの金属製上壁板320に厚さ0.8mmの金属製細幅材を折り曲げた長尺部材310が固着され、連結手段360にて連結されている部分を斜視図で示している。ここでは連結手段の上側を説明するが下側も同様に構成される。図8は当該連結状態の部分断面図(図7A−A部)を示している。図7及び図8においては、上壁板320と長尺部材310のリブを省略し、長尺部材310の縁側部313の位置を破線で透かして表示している。
上壁板320と長尺部材310は所定の位置に重ね合わせられ、上壁板320と前記長尺部材の縁側部313とが挟持工具にて挟まれ保持され、筒体開放側から差し込まれたスポット溶接工具にて、スポット溶接312されることにより固着される。スポット溶接は、連結手段360が形成される位置を囲んで複数箇所に設けられるとともに、筒体内外の気圧差に応じて適宜の間隔で、適切な固着強度となるよう設けられる。
長尺部材310は、山形の一辺が30mmの寸法の三角形をなし、その筒体内部側の頂辺には連結手段を長尺部材内部に挿入するための開放穴314が形成されている。本実施形態においては、開放穴314は長尺部材310の頂辺をまたぎ斜面の一部が切除されることにより形成される。切除部の大きさは、長尺部材の長辺方向は締付ナット364の外径より大きな寸法とされ、短辺方向は差し込まれる連結ボルトの径より大きく且つ締付ナット364の外寸法より小さな寸法とされている。また、切除部の底の各々の辺315は、上壁板から同じ距離に形成されている。また、上壁板にも前記開放穴が外部に向かう位置に対応するように連結棒361の挿通穴329が形成されている。
連結手段は、直径9mmの丸鋼の表面全体に螺子を形成した全螺子ボルト361からなる連結棒と、長尺部材を筒型ダクトの内外から締め付ける一対のナット363,364と、座金362とからなっている。全螺子ボルト361には、予め上側固定ナット364と下側固定ナット(図省略)が中央側に装着されている。
ここで連結手段の取り付け方法を説明する。全螺子ボルト361は、筒体の内部側から長尺部材310の開放穴314を通して、更に上壁板320の挿通穴329を通して筒体の上部に螺子部が露出され、次に下壁板についても長尺部材の開放穴と下壁板の挿通穴を通して筒体の下部に螺子部が露出され(図省略)、上部の露出した螺子部には座金362を介して、ナット363が締め込まれ、全螺子ボルト361が所定の位置に固定され、次に内部側にねじ込まれていた上側固定ナット364が長尺部材の切除部の底辺315に当接する位置まで締め込まれ連結手段360の上側が固定される。下壁板側も同様に固定される。
座金を介して隙間なく連結しているため挿通穴329からの空気漏れが防止できる。連結手段が全螺子ボルトであるため、取り付け位置の調整が容易であり、連結手段を取り付けるために上壁板と下壁板の位置を無理に調整する必要がなく、所望の位置で上壁板と下壁板が連結される。図3においては、連結手段より筒体の各開放側端部を1箇所ずつの連結手段360で固定しているが、ダクト筒体が長尺となる場合には、中間に連結手段を形成することが好適である。
(実施形態4)
次に、実施形態4を図9及び図10を参照して説明する。実施形態4は、筒体内部に大きな負圧がかかる場合に対応する連結手段を示している。図9は、連結手段を固定した筒体の開放部分上側の斜視図であり、図10は、当該連結状態の部分断面図(図9B−B部)を示している。ここでは連結手段の上側を説明するが下側も同様である。ダクト上壁板及び補強部材としての長尺部材の構成は実施形態3と同様であるので、図9及び図10に実施形態3で用いた図と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
さて前記連結手段に含まれる連結材は、実施形態3の全螺子ボルト361に加えて、該全螺子ボルト361の周りに配設される丸鋼管からなる外管365と、該丸鋼管の上下の外端部に嵌装される一対の外装ナット366とからなっている。外管365は、直径19mmの金属製の鋼管であり、その両端の周囲には、外装ナット366を嵌め込む螺子が、前記外装ナット366の長さよりも長く形成されている。
外管365の長さは、上側長尺部材の切除部の底辺315と下側長尺部材の切除部の底辺(図省略)との離間距離より短い長さであるとともに、外装ナット366を外方に向け締め込んだ状態で、上下の外装ナットの外端間の距離が前記離間距離となるように形成される。
ここで、本実施形態における連結手段の取り付け方法を説明する。まず、前記一対の外装ナット366を外管365の中央側に装着させ、外管365の長さが前記距離よりも短くされた状態で、開放穴314に外管365の開放端が面するように保持される。次に、上壁板320の上方から挿通穴329に全螺子ボルト361が差し込まれ、順に長尺部材310、丸鋼管365、下方の下壁板に固着されている長尺部材、下壁板へと挿通される。
次に、上壁板320の上方と下壁板の下方から突出されている全螺子ボルトに座金362を介しナット363が締め込まれ、所定の位置に保持される。そして、外管365に嵌装されている外装ナット366が、長尺部材の斜面切除部の底辺315に当接されるまで外方側に締め込まれ、連結手段がダクト壁板と長尺部材を挟み込むように固定される。
実施形態4においても、隙間が無いように座金を介して連結しているため挿通穴329からの空気漏れが防止できる。連結手段が剛性の高い丸鋼管を外装しているため、外部側から気圧が負荷されても、連結材が突っ張り、上壁板と下壁板が内方に変形し潰れることが防止される。また、外部からの負荷に応じて丸鋼管の直径を変えることにより、高い負荷にも対応できるようにすることができる。ダクト筒体が長尺となる場合には、中間に連結手段を形成することが好適である。
(実施形態5)
次に、実施形態5を図11、図12、図13を参照して説明する。実施形態5は、ダクト壁板に挿通穴をあけないで連結し、気体漏れをなくす連結手段を表している。図11は、連結手段をダクト下壁板に取り付けた状態の連結手段下端部の状態を斜視図で表している(下壁板及び長尺部材は破線で示している)。図12は、連結手段端部の取付け時の移動状態を説明する断面図である。図13は、連結手段全体の取付け時の状態を説明する図である。本実施形態においては、主として下壁板330に固定された長尺部材310を使って説明するが、上壁板に取り付けられる長尺部材についても同様の構成となる。
さて、実施形態5において連結手段は、図13に示されるように全螺旋ボルト413,414の端部に横長形状の矩形板411、412を羽子板状に溶接で固着した一対の連結棒と、該連結棒を連結するターンバックル415と、前記各々の連結棒の螺旋部に締め込まれたナット416,417とからなっている。前記矩形板411の大きさは、矩形板を長尺部材の短辺方向に配置した状態において、長尺部材310の斜辺と下壁板330とにより形成される三角形断面の内部に適合した大きさとなっている。本実施形態では三角形断面の一辺の長さは60mmに形成され、矩形部材は板厚3.2mmの金属板が幅35mm、高さ15mmの大きさに形成されている。また、連結棒は直径9mmの丸鋼の周囲に螺旋が切り込まれた全螺旋ボルトを用いている。
長尺部材310には、連結手段を長尺部材の内部に挿入するための開放穴421が、長尺部材の頂辺をまたぎ形成されている。開放穴421の大きさは、長尺部材を縦とした場合に、横寸法は前記矩形板412の横幅より広く、縦寸法はボルト径と前記矩形板412の板厚を併せた寸法より大きく且つ矩形板412の横幅より小さく形成される。本実施形態においては、開放穴は、横36mm、縦13mmとなっている。上下の連結棒413,414はターンバックル415で接続され、ターンバックルを一方向に回転させた場合には、上下の連結棒413,414が離間し、ターンバックルを反対方向に回転させた場合には、上下の連結棒413,414が接近するように螺旋が形成され、各々の連結棒には予めナット416,417が矩形板411,412とターンバックル415の間に装着されている。
ここで、実施形態5の連結手段を固定する方法を図12を参照して説明する。連結手段の固定方法は、上下とも同様の装着方法であるため、下側の長尺部材により説明する。まず、予め矩形板411,412の両端の距離が、上下の長尺部材に形成されている開放穴の距離より短くなるように短縮しておき、下側の矩形板412を長尺部材310の中に差し込み、矩形部材412が三角形の空洞の底部に位置するまで、上下の連結軸を伸ばす方向にターンバックル415を回転する(図12A図参照)。
次に、矩形板412の長辺が長尺部材の斜辺422に沿うように矩形板の向きを変え、矩形板412を斜辺422に押し当てて(図12B図参照)、矩形板412の空回りを防止させながら、ターンバックル415を上下の連結棒を接近させる方向に回転し、矩形板412を三角形空洞の頂辺に当接する位置まで引き上げ、連結軸に装着してあったナット417を外方に締め、矩形部材412とナット417で長尺部材の頂辺423を挟み込み、連結材を所定の位置に固定する(図12C図参照)。実施形態5によれば、上壁板に連結材を通す穴を形成する必要ないので、内部を流通する気体か漏れることがない。
(実施形態6)
実施形態6では、上下の壁板に複数の長尺部材510,511,512,513が形成された大型ダクトを、図14、図15を参照して説明する。図14は、大型ダクトとなる一単位のダクトの開放部を斜視図により示している。大型ダクトには、その幅方向が3分割される位置に長尺部材510,511,512,513が固定され、長尺部材に形成された向かい合う開放穴514を通して向かい合う長尺部材510,512を連結する第1連結手段560と、前記開放穴514とは離間した位置にある開放穴515を通して斜向かいの長尺部材513を連結する第2連結手段570を含んでいる。
実施形態6では、補強部材として向かい合う上下の長尺部材510,512(511,513)は、実施形態4で示した連結手段(第1連結手段)により連結されている。実施形態6では、更に斜向かいに設けられている長尺部材513,511(512,511)が実施形態5に示した連結手段(第2連結手段)により連結されている。対向する壁板に形成され向かい合う長尺部材510,512を連結する第1開放穴514は、向かい合う位置に形成され、斜向かいに設けられる長尺部材510,513を連結する第2開放穴515は、第1開放穴514とは離間した位置に形成される。第1開放穴と第2開放穴が離間した位置に形成されるため、長尺部材の強度を損なうことがない。
図15は、離間した長尺部材同士を繋ぐ第2連結手段を表している。第2連結手段は、実施形態5と同様に、矩形板611,612、連結棒413,414、ナット416,417、ターンバックル415からなっている。本実施形態においては、上側の矩形板611は上方の長尺部材の開放穴の斜め下方から差し込まれ、下側の矩形板612は下方の長尺部材の開放穴の斜め上方から差し込まれて固定される点で、前記実施形態3の連結手段の固定方法と異なっている。
各々の矩形板が三角形の空洞に差し込まれ、向きを変えられ、斜面に沿うように矩形板の向きを変えられ、矩形板を斜面に押し当てられて、矩形板の空回りが防止されながら、ターンバックル415が上下の連結棒を接近する方向に回転され、矩形板412を三角形空洞の頂辺に当接する位置まで引き上げられて、各々の上ナット416及び下ナット417が締められる。これにより矩形板611,612とナット416,417により長尺部材が挟み込まれ、第2連結手段により上下の長尺部材が連結される。
本実施形態によれば、上壁板と下壁板とは鋼管を外装させた第1連結手段(実施形態4)で固定されているため、内外の気圧差が大きくても、ダクトが膨らみ又は凹むことがない。また、上壁板と下壁板とは斜め方向に伸びる連結材で固定されているためダクトが斜めに変形することもない。更に、ダクト上壁板及び下壁板を連結材が斜めに貫通することがなく、上下の壁板に対して垂直に貫通するだけであるので、隙間が無いように平座金を介してナットを締め込むだけで気体の漏れが防止できる。
(その他の実施形態)
・本発明の第2の発明に記載の前記長尺部材は、上下方向からプレスされることにより形成される。プレス金型を、図16を参照して説明する。図16は、ブレス金型の長辺方向の一部を示す部分斜視図である。プレス金型は、凸型金型710と凹型金型720とからなり、凸型金型はプレス機(図省略)の上台座730に固定され、凹金型720はプレス機の下台座740に固定されている。凸型金型710と凹型金型720は、前記長尺部材より長い長尺の金型である。凸型金型710には、中央部に略山型形状の突出部711とその両側には平坦面712が形成されている。
また、凹型金型720には、中央部の凸型金型と向かい合う面に凸型金型と対応する形状の略V字型形状の溝720とその両側には平坦面722が形成され、且つ該V字型形状の先端底部には、前記長尺部材の折り曲げられた先端部と接しないように歪み逃し部723が形成されている。凹型金型の略山型形状溝の先端底部には歪逃がし部が形成されているため、プレス機により長尺部材を山型形状に形成する場合にも長尺部材の先端部分に割れが発生しない。また長尺部材の凸リブ214(図2参照)を形成するため、凸型金型710の軸方向には凸部714が所定の間隔で形成され、凹型金型720の軸方向には凹部724が凸部と対応するように形成されている。第1の発明に記載の前記長尺部材は、上側の凸金型を凸部714が形成されていない金型に交換して、プレスされることにより製造される。
・上記した実施形態のダクトは直線状に延びるダクトであったが、L字状に屈曲されて形成されていてもよく、繋がった気体の流路を形成するダクトに適用できる。
・上記の実施形態では、ダクト壁板の凸凹リブが気体の流路方向に交差して形成されている場合を説明したが、凸凹リブが気体の流路に沿って形成されている場合にも適用可能である。その場合には、本発明の長尺部材が気体の流路方向に交差する方向に固定されることが好適である。
・上記の実施形態では、長尺部材はスポット溶接により固定することにしたが、リベット等の公知の固定手段により固定することとしてもよい。
・第4実施形態では、外管365の上下端にナットを外装させ長さ調整可能としたが、いずれか一方のみに外装させてもよい。
・第6実施形態では、上壁面と下壁面とに同数の長尺部材を配設したが、異なった数の長尺部材を配設してもよい。
・以上、本発明を詳述してきたが、具体的な構成は上記の各実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、薄板、長尺部材の厚さ、凸凹リブの間隔、長尺部材の寸法、開放穴の形状や寸法、連結棒の形状、連結手段の組合せ等は別の実施形態としてもよい。
内部を気体の流路とする筒体の軽量化、薄板化、高強度化する技術分野に適用できる。
100,200…長尺部材、110,210…細幅材、
111,211,313…縁側部、112,312…スポット溶接、
113,422…斜辺、212…凸リブ、221,214…凹リブ、
310,510,511,512,513…長尺部材、
115,116,314,421,514,515…開放穴、315…底辺、
320,330,340,350,520,530,540,550…壁板、
321,331,341,351…凸リブ、
311,322,332,342,352…凹リブ、
327,346,347…フランジ、329…挿通穴、323…シングルハゼ、
324…差込部、325…係止部、328,348…フランジ端部、
343…ダブルハゼ、344…被差込部、345……はずれ止め部、
351…コーナーピース、360…連結手段、361,413,414…全螺旋ボルト、
362…座金、363,364,366,416,417…ナット、365…外管、
411,412,611,612…矩形板、413,414…全螺旋ボルト(連結棒)、
415…ターンバックル、117,423…頂辺、560…第1連結手段,
570…第2連結手段

Claims (6)

  1. 気体の流路を囲む筒型ダクトを構成する金属製薄板からなる壁板に固着される長尺部材であって、
    該長尺部材は、金属製薄板からなる細幅材が長辺方向に沿って中央で山型に折り曲げられ、該細幅材の両縁には反対側に向き同一面をなす縁側部が形成され、山型部の頂辺には開放穴が形成されている、
    ことを特徴とする長尺部材。
  2. 請求項1に記載の長尺部材であって、
    前記縁側部の山型開放側に、前記長尺部材の短辺方向に所定の間隔で同一線上に凹リブが形成されている、
    ことを特徴とする長尺部材。
  3. 金属製薄板からなる向かい合う一対の壁板と、
    請求項1又は請求項2に記載の一対の前記長尺部材と、
    前記長尺部材を通して前記壁板を連結する第1連結手段と、
    を含む気体の流路を囲む筒型ダクトであって、
    前記各々の長尺部材は、前記開放穴が向かい合うように前記壁板に固着され、
    前記連結手段は、連結長さ調整可能な長尺の第1部材と両端固定手段とからなり、
    該両端固定手段は、第1部材の両端を前記開放穴を通して前記一対の壁板を連結する固定手段である、
    ことを特徴とする筒型ダクト。
  4. 気体の流路側に所定の間隔で凸リブが形成されている金属製薄板からなる向かい合う一対の壁板と、
    請求項2に記載の一対の前記長尺部材と、
    前記長尺部材を通して前記壁板を連結する第1連結手段と、
    を含む気体の流路を囲む筒型ダクトであって、
    前記各々の長尺部材は、前記凹リブが壁板の前記凸リブに整合するとともに前記開放穴が向かい合うように前記壁板に固着され、
    前記連結手段は、連結長さ調整可能な長尺の第1部材と、両端固定手段とからなり、
    該両端固定手段は、第1部材の両端を前記開放穴を通して前記一対の壁板を連結する固定手段である、
    ことを特徴とする筒型ダクト。
  5. 気体の流路側に所定の間隔で凸凹リブが形成されている金属製薄板からなる向かい合う一対の壁板と、
    請求項2に記載の一対の前記長尺部材と、
    前記長尺部材を通して前記壁板を連結する第1連結手段と、
    を含む気体の流路を囲む筒型ダクトであって、
    前記各々の長尺部材は、前記凹リブが壁板の前記凸リブに整合するとともに前記開放穴が向かい合うように前記壁板に固着され、
    前記連結手段は、連結長さ調整可能な長尺の第1部材と、両端固定手段とからなり、
    該両端固定手段は、第1部材の両端を前記開放穴を通して前記一対の壁板を連結する固定手段である、
    ことを特徴とする筒型ダクト。
  6. 請求項3乃至請求項5に記載の筒型ダクトであって、
    前記各々の壁板には、複数の向かい合う前記長尺部材が固着されているとともに、
    斜向かいに配設される長尺部材を連結する第2連結手段を含み、
    前記各々の長尺部材には前記開放穴とは離間した位置に第2開放穴が形成され、
    前記第2連結手段は、連結長さ調整可能な長尺の第2部材と、両端固定手段とからなり、
    該両端固定手段は、第2部材の両端を前記斜向かいに配設された第2開放穴を通して前記一対の壁板を連結する固定手段である、
    ことを特徴とする筒型ダクト。
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