JP2010242730A - ポンプ装置およびポンプの振動傾向の管理方法 - Google Patents

ポンプ装置およびポンプの振動傾向の管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ポンプの振動傾向を正確に管理することができるポンプ装置および方法を提供する。
【解決手段】本発明は、吸込水槽内の液体を汲み上げるポンプ装置に関する。このポンプ装置は、回転軸6、該回転軸6に固定された羽根車10、および回転軸6を回転自在に支持する軸受12,15を有するポンプと、吸込水槽40の液面位置を計測する液面計30と、ポンプの振動を計測する振動計測器34と、振動計測器34の計測値を記録する記録装置45と、記録装置45による振動計測器34の計測値の記録を開始および停止させる記録制御部46とを備えている。記録制御部46は、ポンプの吐出流量および吸込水槽40の液面位置がそれぞれ所定の範囲内にあるときに、記録装置45に計測値を記録させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、河川水や排水などの液体を汲み上げるポンプ装置およびポンプの振動傾向の管理方法に関するものである。
ポンプ装置の点検・管理項目の一つとして、ポンプの振動計測が挙げられる。ポンプの振動は、主として回転軸を支持する軸受の摩耗が原因とされる。図1は、一般的な立軸ポンプを示す模式図である。図1に示すように、立軸ポンプは、水槽上部のポンプ据付床500に設置され、吊下管502を介して羽根車504を収容するケーシング506が吊り下げられる。回転軸509は水中軸受508に回転自在に支持され、羽根車504と回転軸509は一体に回転する。このような立軸ポンプは、水中軸受508が水中に浸漬された状態で運転され、使用時間の経過とともに水中軸受508が徐々に摩耗する。
水中軸受508の摩耗が進行すると、ポンプの振動が大きくなる。したがって、ポンプの振動傾向を管理することにより、水中軸受508の摩耗の進行を把握することができる。特許文献1には、水中軸受の近傍部位の振動を計測することにより、水中軸受の摩耗の程度を検知する方法が開示されている。この方法によれば、計測値の推移をデータとして記録することにより、データから水中軸受を交換すべき時期を予想することができる。
しかしながら、吸込水槽の水位が変わると、吸込水槽内の水がケーシングに接触している領域が変わってくるため、ポンプ自体の固有振動数が変化して、振動の計測値が変わってしまう。また、ポンプの運転点は、図2に示すように、吐出水槽の水位と吸込水槽の水位との差、すなわち実揚程によって異なる。つまり、実揚程が変わると、ポンプの吐出流量や軸動力が異なってくる。その結果、水がポンプに与える力や振動となるエネルギー量が変化し、ポンプの振動が異なってしまう。このように、ポンプの振動は、実揚程によって変わってくるため、従来の方法では、ポンプの振動傾向の管理を満足に行うことができなかった。
特開2007−285253号公報
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、ポンプの振動傾向を正確に管理することができるポンプ装置および方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、吸込水槽内の液体を汲み上げるポンプ装置であって、回転軸、該回転軸に固定された羽根車、および前記回転軸を回転自在に支持する軸受を有するポンプと、前記吸込水槽の液面位置を計測する液面計と、前記ポンプの振動を計測する振動計測器と、前記振動計測器の計測値を記録する記録装置と、前記記録装置による前記計測値の記録を開始および停止させる記録制御部とを備え、前記記録制御部は、前記ポンプの吐出流量および前記吸込水槽の液面位置がそれぞれ所定の範囲内にあるときに、前記記録装置に前記計測値を記録させることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記記録制御部は、前記吐出流量および前記液面位置のいずれもが前記所定の範囲内に入ったときに、前記記録装置による前記計測値の記録を開始させ、前記吐出流量および前記液面位置のいずれか一方が前記所定の範囲から逸脱したときに、前記記録装置による前記計測値の記録を停止させることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記記録制御部は、前記ポンプの流量−全揚程曲線と、異なる実揚程に対応した複数の管路抵抗損失曲線とを記憶しており、該記録制御部は、吐出側液面位置と前記吸込水槽の液面位置との差から実揚程を算出し、該実揚程に対応する管路抵抗損失曲線と前記流量−全揚程曲線とから吐出流量を算出することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記ポンプの総運転時間を示す運転時間計をさらに備え、前記記録装置は、前記計測値とともに該計測値が取得された運転時間を記録し、前記記録制御部は、記録した前記計測値および前記運転時間から、前記計測値の変化を示す近似曲線を作成し、前記計測値が所定のしきい値を超える時間を前記近似曲線に基づいて予測することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記所定のしきい値は、摩耗した軸受を前記ポンプに設置して運転したときの前記振動計測器の計測値であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記吐出流量を調整する電動吐出弁をさらに備え、前記記録制御部は、前記吐出流量が前記所定の範囲外にあるとき、前記電動吐出弁を操作して前記吐出流量を前記所定の範囲内に収めることを特徴とする。
本発明の他の態様は、軸受に回転自在に支持された回転軸を介して羽根車を回転させることにより吸込水槽内の液体を汲み上げるポンプの振動の傾向を管理する方法であって、前記吸込水槽の液面位置および前記ポンプの吐出流量を監視し、前記ポンプの振動を計測し、前記吐出流量および前記吸込水槽の液面位置がそれぞれ所定の範囲内にあるときに、前記ポンプの振動の計測値を記録することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記吐出流量および前記液面位置のいずれもが前記所定の範囲内に入ったときに、前記計測値の記録を開始し、前記吐出流量および前記液面位置のいずれか一方が前記所定の範囲から逸脱したときに、前記計測値の記録を停止することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、吐出側液面位置と前記吸込水槽の液面位置との差から実揚程を算出し、該実揚程に対応する管路抵抗損失曲線と前記ポンプの流量−全揚程曲線とから吐出流量を算出することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記計測値とともに該計測値が取得された運転時間を記録し、記録した前記計測値および前記運転時間から、前記計測値の変化を示す近似曲線を作成し、前記計測値が所定のしきい値を超える時間を前記近似曲線に基づいて予測することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記所定のしきい値は、摩耗した軸受を前記ポンプに設置して運転したときの前記振動の計測値であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記吐出流量が前記所定の範囲外にあるとき、電動吐出弁を操作して前記吐出流量を前記所定の範囲内に収めることを特徴とする。
本発明によれば、同一の条件で振動が計測されるので、ポンプの振動の傾向(すなわち軸受の摩耗の進行)を正確に管理することができる。したがって、軸受の交換時期を正確に判断することができる。また、運転中の全てのデータを記録するのではなく、吐出流量および吸込水槽の液面位置がそれぞれ所定の範囲内にあるときにのみ計測値が記録されるので、記録装置の容量を小さくすることができ、コストを下げることができる。
一般的な立軸ポンプを示す模式図である。 揚程と吐出流量との関係を示すグラフ、および軸動力および吐出流量との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係るポンプ装置の全体構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る記録制御部の動作を示すフローチャートである。 図5(a)および図5(b)は、第1の実施形態に係るポンプ装置の変形例を示す図である。 図6(a)および図6(b)は、第1の実施形態に係るポンプ装置の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るポンプ装置の全体構成を示す断面図である。 記録された計測値に基づいて作成された近似曲線を示すグラフである。 本発明の第3の実施形態に係るポンプ装置の全体構成を示す断面図である。 記録制御部に記憶されている流量−全揚程曲線と管路抵抗損失曲線を示すグラフである。 本発明の第4の実施形態に係るポンプ装置の全体構成を示す断面図である。 第4の実施形態に係る記録制御部の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図3は本発明の第1の実施形態に係るポンプ装置の全体構成を示す断面図である。なお、本実施形態に係るポンプ装置は立軸ポンプに関するものであるが、本発明はこれに限らず、横軸ポンプや斜軸ポンプにも本発明を適用することができる。
本実施形態に係るポンプ装置は、吸込水槽40から水(取扱液)を汲み上げる立軸ポンプを有している。この立軸ポンプは、図3に示すように、吸込ベルマウス1a及びポンプボウル1bを有するインペラケーシング1と、インペラケーシング1を吸込水槽40内に吊り下げる吊下管3と、吊下管3の上端に接続される吐出曲管4と、インペラケーシング1内に収容される羽根車10と、羽根車10が固定される回転軸(立軸)6とを備えている。吊下管3は、吸込水槽40の上方のポンプ据付床22に形成された挿通孔24を通して下方に延び、吊下管3の上端に設けられたポンプベース23を介してポンプ据付床22に固定される。回転軸6は、吐出曲管4、吊下管3、及びインペラケーシング1内を通って鉛直方向に延びている。ポンプケーシング2は、インペラケーシング1及び吊下管3により構成される。
吸込ベルマウス1aは下方を向いて開口し、吸込ベルマウス1aの上端はポンプボウル1bの下端に固定されている。羽根車10は回転軸6の下端に固定されており、羽根車10と回転軸6とは一体的に回転するようになっている。この羽根車10の上方(吐出側)には複数のガイドベーン14が配置されている。これらのガイドベーン14はポンプボウル1bの内周面に固定されている。回転軸6は外軸受11および水中軸受12,15により回転自在に支持されている。水中軸受12はポンプボウル1bに収容されており、羽根車10の上方に位置している。水中軸受15は吊下管3に収容されている。外軸受11は吐出曲管4に固定されている。水中軸受12を支持する支持部材7はボウルブッシュ13の内面に固定されており、さらに、ボウルブッシュ13はガイドベーン14を介してインペラケーシング1に支持されている。水中軸受15を支持する支持部材17は、吊下管3の内周面に固定されている。水中軸受12,15は、回転軸6に滑り接触する、いわゆる滑り軸受である。なお、符号19はハンドホールである。
回転軸6は吐出曲管4から上方に突出して、駆動機18に連結されている。駆動機18により回転軸6を介して羽根車10を回転させると、吸込水槽40内の水が吸込ベルマウス1aから吸い込まれ、ポンプボウル1b、吊下管3、吐出曲管4を通って吐出管8に移送される。吐出管8は吐出水槽41に接続されており、水は吐出管8から吐出水槽41に流入する。吐出管8には、水の吐出流量を計測する流量計28が設けられている。吸込水槽40内には水位計(液面計)30が配置されており、この水位計30によって吸込水槽40の水位(以下、吸込側水位という)が計測されるようになっている。なお、立軸ポンプ運転時においては、羽根車10や水中軸受12を収容するインペラケーシング1は、吸込水槽40の液面よりも下に位置している。
吊下管3およびインペラケーシング1の側部には、振動計(振動計測器)34を水中軸受12の近傍まで案内する導管35が設置されている。すなわち、導管35は吊下管3の横に配置され、導管35の下端は、水中軸受12を支持するインペラケーシング1の近傍に位置しており、導管35の上端はポンプ据付床22の上方に位置している。導管35の下端とインペラケーシング1とは連結部材38によって互いに連結されている。振動計34は、導管35の上端から導管35内に挿入され、ケーブル36または図示しない吊り下げ用ワイヤなどにより導管35の下端まで降下される。
振動計34は、連結部材38を介して伝達される立軸ポンプの振動を計測する。ケーブル36には記録装置45が接続されており、振動計34の計測値は、ケーブル36を通じて記録装置45に送られる。記録装置45は、振動計34の計測値(振幅値、振動速度、振動加速度など)をデータとして記録するようになっている。
また、吊下管3の側部には、振動計51を水中軸受15の近傍まで案内する導管52が設置されている。すなわち、導管52は吊下管3の横に配置され、導管52の下端は、水中軸受15を支持する支持部材17の近傍に位置しており、導管52の上端はポンプ据付床22の上方に位置している。導管52の下端と吊下管3とは連結部材54によって互いに連結されている。振動計51は、導管52の上端から導管52内に挿入され、ケーブル53または図示しない吊り下げ用ワイヤなどにより導管52の下端まで降下される。このケーブル53には上述した記録装置45が接続されている。振動計51は、連結部材54を介して伝達される立軸ポンプの振動を計測し、その計測値はケーブル53を介して記録装置45に送られる。記録装置45は、振動計51の計測値(振幅値、振動速度、振動加速度など)をデータとして記録するようになっている。
記録装置45には、該記録装置45の記録動作を制御する記録制御部46が接続されている。この記録制御部46には、上述した水位計30および流量計28が電気的に接続されており、水位計30および流量計28の計測値(すなわち吸込側水位および吐出流量)が記録制御部46に送信されるようになっている。記録制御部46は、立軸ポンプの運転中、これら吸込側水位および吐出流量を監視しており、これらの値が所定の範囲内にあるときに記録装置45に振動計34,51の計測値を記録させるようになっている。より具体的には、記録制御部46には、予め設定された水位範囲および流量範囲が記憶されており、吸込側水位および吐出流量がそれぞれ上記設定水位範囲および設定流量範囲内にあるか否かを判断する。そして、吸込側水位が設定水位範囲内にあり、かつ吐出流量が設定流量範囲内にあるときに、記録制御部46は記録装置45に振動計34,51の計測値を記録させるようになっている。
以下、図4を参照して記録制御部46の動作について詳細に説明する。ポンプの運転が開始されると、記録制御部46は水位計30および流量計28から送信されてくる計測値、すなわち吸込側水位および吐出流量を監視する。そして、記録制御部46は、吸込側水位および吐出流量が上述した設定水位範囲および設定流量範囲のいずれにも入ったときに、振動計34,51による立軸ポンプの振動計測を開始させ、かつ記録装置45による振動の計測値の記録を開始させる。吸込側水位が設定水位範囲から逸脱したとき、または吐出流量が設定流量範囲から逸脱したときは、記録制御部46は振動計34,51による立軸ポンプの振動の計測を停止させ、記録装置45による振動の計測値の記録を停止させる。
本実施形態によれば、吸込側水位および吐出流量が所定の範囲内にあるときにのみ、振動(振幅、振動速度、振動加速度など)が計測される。つまり、実質的に同一の条件下で立軸ポンプの振動が計測されるので、計測値から振動の傾向を正確に管理することができる。水中軸受12,15の摩耗が進むと、立軸ポンプの振動が大きくなる。したがって、振動の計測値から水中軸受12,15の摩耗の程度を判断することができる。さらに、計測値の傾向から水中軸受12,15の交換時期を精度良く推測することも可能である。また、本実施形態によれば、上述した特定の条件のときに取得された計測値のみが記録されるので、記録装置45の記憶容量を小さくすることができる。なお、記録装置45には、計測日時、吐出流量、吸込側水位などを計測値に関連付けて記録してもよい。
なお、振動の計測箇所は水中軸受12,15の近傍に限られない。例えば、図5(a)に示すように、外軸受11の振動を計測してもよい。この場合、図5(a)に示すように、外軸受11に振動計測器34を直接取り付けてもよく、または連結部材を介して振動計測器34を取り付けてもよい。また、図5(b)に示すように、ポンプベース23のすぐ下の位置であって、ケーシング2(吊下管3)の外周面に座60を取り付け、この座60に振動計測器34を取り付けてもよい。図5(b)に示す例では、ポンプベース23には鉛直方向に延びる貫通孔62が形成されており、貫通孔62から座60まで延びる保護管63が設けられている。なお、座60を設けずに、振動計測器34を吊下管3の外周面に直接取り付けてもよい。
さらに、図6(a)に示すように、ケーシング2(吊下管3)からポンプベース23まで延びる剛体により形成されている座60を吊下管3に取り付けて、この座60の端部に振動計測器34を設置してもよい。また、図6(b)に示すように、ポンプベース23に振動計測器34を直接または間接的に取り付けてもよい。図5(a),図5(b),図6(a),図6(b)に示す例は適宜組み合わせてもよく、またこれらの例を図3に示す例と組み合わせてもよい。また、設置される振動計測器は1つでもよく、または複数であってもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図7は本発明の第2の実施形態に係るポンプ装置の全体構成を示す断面図である。なお、特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した第1の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。図7に示すように、本実施形態に係るポンプ装置は、ポンプの総運転時間(積算運転時間)を示す運転時間計70を有している。この運転時間計70は、ポンプの運転が開始されると運転時間の積算を開始し、ポンプの運転が停止されると運転時間の積算を停止する。記録装置45は、振動計測器の計測値と共に、該計測値が取得された運転時間を記録する。そして、記録制御部46は、運転時間の経過に伴う計測値の変化を監視する。具体的には、記録制御部46は、図8に示すように、運転時間を横軸、振動の大きさを示す物理量(振幅、振動速度、振動加速度など)を縦軸としたグラフ上に、記録された計測値の近似曲線を作成する。近似曲線は、回帰分析などの公知の手法を用いて作成することができる。
記録制御部46には、所定のしきい値が設定されている。このしきい値は、水中軸受12,15の交換時期を示す値であり、使用される水中軸受12,15の仕様に応じて決定される。立軸ポンプの振動は、主として水中軸受12,15の摩耗による回転軸6の振れ回りが原因であるため、振動計測器の計測値が大きいということは、水中軸受12,15の摩耗の程度が大きいことを意味している。したがって、記録制御部46は、作成した近似曲線と設定されたしきい値とから、計測値がしきい値を超える時期を予想することができる。
ポンプの振動の大きさは、ポンプの構造やポンプの設置状態によって変わりうる。したがって、正確な交換時期を判断するためには、上述したしきい値は、交換が必要な程度にまで摩耗した水中軸受を実際にポンプに取り付けた状態で計測された振動の値であることが好ましい。この場合、摩耗した水中軸受は、実際に摩耗した水中軸受ではなくてもよく、摩耗した状態を模擬した水中軸受でもよい。このように実測に基づいたしきい値を用いることにより、ポンプの構造や設置状態に応じた正確な水中軸受の交換時期を判断することができる。なお、この場合、摩耗の程度が異なる複数の水中軸受を用いて複数のしきい値を取得することが好ましい。それぞれの摩耗の程度に応じた複数のしきい値を取得することにより、振動と摩耗との相関関係が明確になり、水中軸受の摩耗の状態を振動の計測値から判断することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図9は本発明の第3の実施形態に係るポンプ装置の全体構成を示す断面図である。なお、特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した第1または第2の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。本実施形態に係るポンプ装置は、吐出流量を流量計28を用いて計測するのではなく、流量−全揚程曲線と管路抵抗損失曲線とを用いて吐出流量を算出する点で、第1および第2の実施形態と異なっている。
図9に示すように、吐出水槽41には、該吐出水槽41の水位(以下、吐出側水位という)を計測する水位計(液面計)31が配置されている。この水位計31の計測値は記録制御部46に送信されるようになっている。記録制御部46には、図10に示すように、ポンプ性能曲線である流量−全揚程曲線と、異なる実揚程に対応した複数の管路抵抗損失曲線とが記憶されている。記録制御部46は、吐出側水位と吸込側水位との差から実揚程を算出し、該実揚程に対応する管路抵抗損失曲線と前記流量−全揚程曲線とから運転点を算出する。この運転点における吐出流量が、算出された実揚程における吐出流量である。このようにして求められた吐出流量は、上述した実施形態と同様に、記録制御部46によって監視される。なお、記録装置45には、計測日時、吐出流量、吸込側水位、吐出側水位などを計測値に関連付けて記録してもよい。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図11は本発明の第4の実施形態に係るポンプ装置の全体構成を示す断面図である。なお、特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した第1または第2または第3の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。本実施形態に係るポンプ装置は、図11に示すように、吐出流量を調整する電動吐出弁72を備えている。この電動吐出弁72は吐出管8に設けられている。電動吐出弁72は、記録制御部46に電気的に接続されており、記録制御部46からの指令を受けて動作するようになっている。
上述した実施形態と同様に、記録制御部46は、ポンプの運転中、吐出流量が設定流量範囲内にあるか否かを判断する。そして、吐出流量が設定流量範囲外にある場合は、記録制御部46は電動吐出弁72を操作して、吐出流量が設定流量範囲に入るようにする。図12は、本実施形態に係る記録制御部46の動作を示すフローチャートである。記録制御部46は、ポンプの運転が開始されると、実測または演算により求められる吐出流量を監視する。吐出流量が設定流量範囲内にない場合は、記録制御部46はその吐出流量が設定流量範囲の上限値よりも大きいか否かを判断する。そして、吐出流量が設定流量範囲の上限値よりも大きい場合は、記録制御部46は電動吐出弁72を閉じる方向に操作する。一方、吐出流量が設定流量範囲の上限値よりも小さい場合(すなわち、吐出流量が設定流量範囲の下限値よりも小さい場合)は、記録制御部46は電動吐出弁72を開く方向に操作する。このように構成すれば、立軸ポンプの振動傾向の管理用のデータを定期的に、かつ確実に取得することができ、振動傾向の管理精度を向上させることができる。
なお、通常のポンプ運転時に、電動吐出弁72が上記制御動作に基づいて開閉すると、立軸ポンプに要求されている所定の吐出流量を達成できないおそれがある。そこで、通常の排水運転時に電動吐出弁72が開閉動作を行うことを避けるために、記録制御部46は、上記制御動作を停止させることができる機能を有することが好ましい。例えば、記録制御部46に、上記制御動作に従って電動吐出弁72を操作する計測モードと、電動吐出弁72を操作しない通常運転モードとを切り替えるスイッチを設け、操作員の判断によりスイッチを操作するようにすることが好ましい。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1 インペラケーシング
1a 吸込ベルマウス
1b ポンプボウル
2 ポンプケーシング
3 吊下管
4 吐出曲管
6 回転軸
7 支持部材
8 吐出管
10 羽根車
10a インペラハブ
10b インペラ
11 外軸受
12,15 水中軸受
13 ボウルブッシュ
14 ガイドベーン
17 支持部材
18 駆動機
19 ハンドホール
22 ポンプ据付床
23 ポンプベース
24 ポンプ挿通孔
28 流量計
30,31 水位計
34,51 振動計
35,52 導管
36,53 ケーブル
38,54 連結部材
40 吸込水槽
41 吐出水槽
45 記録装置
46 記録制御部
60 座
70 運転時間計
72 電動吐出弁

Claims (12)

  1. 吸込水槽内の液体を汲み上げるポンプ装置であって、
    回転軸、該回転軸に固定された羽根車、および前記回転軸を回転自在に支持する軸受を有するポンプと、
    前記吸込水槽の液面位置を計測する液面計と、
    前記ポンプの振動を計測する振動計測器と、
    前記振動計測器の計測値を記録する記録装置と、
    前記記録装置による前記計測値の記録を開始および停止させる記録制御部とを備え、
    前記記録制御部は、前記ポンプの吐出流量および前記吸込水槽の液面位置がそれぞれ所定の範囲内にあるときに、前記記録装置に前記計測値を記録させることを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記記録制御部は、前記吐出流量および前記液面位置のいずれもが前記所定の範囲内に入ったときに、前記記録装置による前記計測値の記録を開始させ、前記吐出流量および前記液面位置のいずれか一方が前記所定の範囲から逸脱したときに、前記記録装置による前記計測値の記録を停止させることを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記記録制御部は、前記ポンプの流量−全揚程曲線と、異なる実揚程に対応した複数の管路抵抗損失曲線とを記憶しており、
    該記録制御部は、吐出側液面位置と前記吸込水槽の液面位置との差から実揚程を算出し、該実揚程に対応する管路抵抗損失曲線と前記流量−全揚程曲線とから吐出流量を算出することを特徴とする請求項1または2に記載のポンプ装置。
  4. 前記ポンプの総運転時間を示す運転時間計をさらに備え、
    前記記録装置は、前記計測値とともに該計測値が取得された運転時間を記録し、
    前記記録制御部は、記録した前記計測値および前記運転時間から、前記計測値の変化を示す近似曲線を作成し、前記計測値が所定のしきい値を超える時間を前記近似曲線に基づいて予測することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のポンプ装置。
  5. 前記所定のしきい値は、摩耗した軸受を前記ポンプに設置して運転したときの前記振動計測器の計測値であることを特徴とする請求項4に記載のポンプ装置。
  6. 前記吐出流量を調整する電動吐出弁をさらに備え、
    前記記録制御部は、前記吐出流量が前記所定の範囲外にあるとき、前記電動吐出弁を操作して前記吐出流量を前記所定の範囲内に収めることを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  7. 軸受に回転自在に支持された回転軸を介して羽根車を回転させることにより吸込水槽内の液体を汲み上げるポンプの振動の傾向を管理する方法であって、
    前記吸込水槽の液面位置および前記ポンプの吐出流量を監視し、
    前記ポンプの振動を計測し、
    前記吐出流量および前記吸込水槽の液面位置がそれぞれ所定の範囲内にあるときに、前記ポンプの振動の計測値を記録することを特徴とする方法。
  8. 前記吐出流量および前記液面位置のいずれもが前記所定の範囲内に入ったときに、前記計測値の記録を開始し、
    前記吐出流量および前記液面位置のいずれか一方が前記所定の範囲から逸脱したときに、前記計測値の記録を停止することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 吐出側液面位置と前記吸込水槽の液面位置との差から実揚程を算出し、
    該実揚程に対応する管路抵抗損失曲線と前記ポンプの流量−全揚程曲線とから吐出流量を算出することを特徴とする請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記計測値とともに該計測値が取得された運転時間を記録し、
    記録した前記計測値および前記運転時間から、前記計測値の変化を示す近似曲線を作成し、
    前記計測値が所定のしきい値を超える時間を前記近似曲線に基づいて予測することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記所定のしきい値は、摩耗した軸受を前記ポンプに設置して運転したときの前記振動の計測値であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記吐出流量が前記所定の範囲外にあるとき、電動吐出弁を操作して前記吐出流量を前記所定の範囲内に収めることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の方法。
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