JP2010242301A - ブラインド - Google Patents

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Abstract

【課題】遮蔽材に連結されたレールが上限まで引き上げられ、ストッパ装置により昇降コードの動きを規制する際に昇降コードに戻りが発生したとしても、レールまたは遮蔽材とヘッドボックス下面との間に隙間が発生することを防ぐ。
【解決手段】中間レール14内に、第1昇降コード18の一端に連結されて、第1昇降コード18の一端をレール14内に引き込み可能なバネ40を設ける。ストッパ装置20が第1昇降コード18の動きを規制する際に、第1昇降コード18にヘッドボックス10から導出させようとする方向への所定量の戻りが発生するが、バネ40が変形することで、第1昇降コード18の所定量の戻りを吸収するため、ストッパ装置20が第1昇降コード18の動きを規制したときに、中間レール14とヘッドボックス10下面との間に隙間が発生することを防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、遮蔽材を昇降させるための昇降コードと、該昇降コードの動きを規制及び規制解除可能なストッパ装置と、を備えるブラインドに関する。
従来、ストッパ装置により昇降コードの動きの規制を解除し、昇降コードを昇降して遮蔽材を昇降し、またはストッパ装置により昇降コードの動きを規制し、遮蔽材を停止させるようにしたブラインドは公知である。このようなブラインドで用いられる従来のストッパ装置においては、その機構上、停止動作を開始した位置から実際に遮蔽材が停止する停止位置に至るまでに戻り量が発生することが不可避である。
例えば、特許文献1では、かかる戻り量を少なくすることを目的としたストッパ装置を提案している。このストッパ装置では、ケース内を昇降コードの移動方向にスライド可能となったスライダーと、ケースに設けられた受けローラと、スライダーと共にケース内を移動し、前記受けローラとの間で昇降コードを挟持する挟持ローラと、スライダーの移動を規制する規制機構と、昇降コードの上下を挟み付ける昇降コード追従手段とを備え、昇降コード追従手段によって昇降コードの移動量に対してスライダーをほぼ同じ移動量で追従させるとともに、規制機構によってスライダーの移動が規制された状態では、昇降コードのみを移動させるようにしている。
これによれば、昇降コード追従手段によって昇降コードの動きが効率良くスライダーに伝達するため、昇降コードの少ない戻り量で遮蔽材を停止させることができ、停止動作を開始したときの遮蔽材の高さ位置から実際の停止位置までのズレを小さくすることができる。
しかしながら、このような特許文献1記載のストッパ装置においても、戻り量を完全に無くすことはできない。
特開2002−155683号公報
このように、ストッパ装置を使用したブラインドでは、停止動作を開始してから実際に停止するまでにヘッドボックスから導出させる方向に昇降コードに所定量の戻りが発生するという問題がある。
そのため、例えば、ブラインドとして一般的な横型ブラインドにおいては、遮蔽材としてのスラット群の下端に設けたボトムレールを上限まで上昇させたときに、ヘッドボックス下面と遮蔽材の上端となる最上段スラットとの間に隙間が発生してしまうという問題がある。
また、例えば、図21に示すように遮蔽材90の上端をレール92を介して昇降可能とした上部採光型ブラインドにおいても、レール92を上限まで上昇させたときに、ヘッドボックス94下面とレール92との間に若干の隙間が発生してしまうという問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、レールが上限まで引き上げられ、ストッパ装置により昇降コードの動きを規制する際に昇降コードに戻りが発生したとしても、レールまたは遮蔽材とヘッドボックス下面との間に隙間が発生することを防ぐことができるブラインドを提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ヘッドボックスと、ヘッドボックスの下方に配設される遮蔽材と、遮蔽材に連結されるレールと、レールに一端が連結されて該レールを昇降可能であるとともに他端がヘッドボックス内に導入される昇降コードと、昇降コードの動きの規制及び規制解除を可能とし、レールの任意の高さにおける停止及び昇降を可能とするストッパ装置と、ストッパ装置を操作するための操作部と、を備え、ストッパ装置が昇降コードの動きを規制する際に、昇降コードをヘッドボックスから導出させようとする方向に昇降コードの所定量の戻りが発生するブラインドにおいて、
ヘッドボックスまたはレール内に、昇降コードの前記所定量の戻りを吸収する戻り吸収手段が設けられることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記戻り吸収手段が、昇降コードをヘッドボックス内またはレール内に引き込む方向に付勢するバネであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の前記バネが、レールが上限まで引き上げられた状態で、昇降コードに上昇方向の荷重がさらに加わったときに、引張方向あるいは圧縮方向にさらに変形することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の前記戻り吸収手段が、昇降コードの一端に連結されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の前記ストッパ装置が、昇降コードが挿通するストッパケースと、ストッパケースを挿通する昇降コードに対して係止してその動きを規制するロック部とを有し、ストッパ装置は、操作部を操作することでロック部が昇降コードを係止してその動きを規制する際に、ロック部が操作部から受けた操作力と反対方向に動くことによって、昇降コードに操作力と反対方向に所定量の戻りが発生するものであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の前記ストッパ装置が、昇降コードを巻き取る巻取ドラムが設けられる回転軸が挿通するストッパケースと、回転軸の回転を規制するロック部とを有し、ストッパ装置は、操作部を操作して回転軸の回転を規制する際に、ロック部が巻取ドラムの昇降コード巻解き方向に回転軸を所定量だけ回転させることによって、昇降コードに巻解き方向への所定量の戻りが発生するものであることを特徴とする。
本発明によれば、レールが上限まで引き上げられ、ストッパ装置により昇降コードの動きを規制した際に、昇降コードに所定量の戻りが発生しても、戻り吸収手段により昇降コードの戻りが吸収されるために、レールの戻りを防止することができ、ヘッドボックス下面と遮蔽材またはレールとの間に隙間が発生することを防止することができる。
また、昇降コードの一端に戻り吸収手段を連結することで、通常の操作時において、昇降コードに負荷がかからないようにして操作荷重の増加を抑えることができる。
本発明の第1実施形態において中間レールが上下方向途中位置で停止している状態を示す全体正面図である。 第1実施形態において中間レールが上限位置まで上昇している状態を示す全体正面図である。 第1実施形態においてボトムレールが上下方向途中位置で停止している状態を示す全体正面図である。 第1実施形態において中間レールが上下方向途中位置で停止している状態を示すヘッドボックス及び中間レールの内部構造を表す図である。 第1実施形態において中間レールが上限位置まで上昇している状態を示すヘッドボックス及び中間レールの内部構造を表す図である。 第1実施形態において第1昇降コードを上昇操作している状態を示すヘッドボックス及び中間レールの内部構造を表す図である。 第1実施形態において第1昇降コードの上昇操作を停止した状態を示すヘッドボックス及び中間レールの内部構造を表す図である。 ストッパ装置が第1昇降コードの動きを規制解除している状態を示す平面図である。 ストッパ装置が第1昇降コードの動きを規制している状態を示す平面図である。 (a)は第1昇降コードの動きを規制している状態を示すストッパ装置の平面図であり、(b)は(a)の状態から操作部を操作したときの状態を示すストッパ装置の平面図であり、(c)は(b)の状態から操作部に加える操作力を解除した状態を示すストッパ装置の平面図であり、(d)は(c)の状態から再び操作部を操作したときの状態を示すストッパ装置の平面図である。 第1実施形態において中間レールが上下方向途中位置で停止している状態を模式的に示す正面図である。 第1実施形態において中間レールが上限位置まで上昇した状態を模式的に示す正面図である。 第1実施形態において中間レールが上限位置まで上昇した後、さらに操作部を操作する状態を模式的に示す正面図である。 第1実施形態において操作部の操作力を解除した状態を模式的に示す正面図である。 第2実施形態において中間レールが上下方向途中位置で停止している状態を模式的に示す正面図である。 第2実施形態において中間レールを上昇させる状態を模式的に示す正面図である。 第2実施形態において中間レールが上限位置で停止した状態を模式的に示す正面図である。 第3実施形態において中間レールが上下方向途中位置で停止している状態を示す正面図である。 第3実施形態のストッパ装置の内部構造を表す図である。 第3実施形態のストッパ装置のカムドラムの展開図である。 従来の中間レールが上限位置まで上昇している状態を示す全体正面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
図1ないし図3に示すように、本発明のブラインドは、窓枠や壁等の固定取付部に取り付けられるヘッドボックス10を備えており、ヘッドボックス10の下方には遮蔽材12が配設される。遮蔽材12の上端には中間レール14が、また遮蔽材12の下端にはボトムレール16がそれぞれ連結される。遮蔽材12としては、この例では、多数の襞が上下方向に形成されて上下方向に畳み込み可能となったプリーツスクリーンとなっている。
中間レール14にはその長手方向に適宜離間されて複数の第1昇降コード18の一端が連結されており、各第1昇降コード18の他端は、ヘッドボックス10内に導入され、ストッパ装置20を挿通してヘッドボックス10の一端から垂下して操作部19となっている。
ストッパ装置20は、第1昇降コード18の動きを規制及び規制解除可能となっており、ストッパ装置20を挿通する第1昇降コード18の操作部19の操作によって規制及び規制解除を切換可能となっている。ストッパ装置20が第1昇降コード18の動きの規制解除をした状態で、第1昇降コード18が昇降することで、中間レール14を介して遮蔽材12の上端が昇降し、また、ストッパ装置20が第1昇降コード18の動きを規制することで、第1昇降コード18に作用する中間レール14の自重による第1昇降コード18の動きを規制し、中間レール14及び遮蔽材12の上端を任意の高さにおいて停止することができる(例えば図1と図2の状態を参照)。
同様に、ボトムレール16にはその長手方向に適宜離間されて複数の第2昇降コード22の一端が連結されており、各第2昇降コード22の他端は、遮蔽材12及び中間レール14を挿通して正面視において第1昇降コード18と一部重なり、ヘッドボックス10内に導入され、ストッパ装置24を挿通して、ヘッドボックス10の他端から垂下して操作部23となっている。
ストッパ装置24は、第2昇降コード22の動きを規制及び規制解除可能となっており、ストッパ装置24を挿通する第2昇降コード22の操作部23の操作によって規制及び規制解除を切換可能となっている。ストッパ装置24が第2昇降コード22の動きの規制解除をした状態で、第2昇降コード22が昇降することで、ボトムレール16を介して遮蔽材12の下端が昇降し、また、ストッパ装置24が第2昇降コード22の動きを規制することで、第2昇降コード22に作用するボトムレール16の自重による第2昇降コード22の動きを規制し、ボトムレール16及び遮蔽材12の下端を任意の高さにおいて停止することができる(例えば図2と図3の状態を参照)。
ストッパ装置20、24は、ストッパ装置として公知の任意の機構とすることができ、大略、昇降コードが挿通するストッパケースと、ストッパケースを挿通する昇降コードに対して係止してその動きを規制するロック部とを有するものとすることができる。そして、そのようなストッパ装置は、操作部を操作することでロック部が昇降コードを係止して昇降コードの動きを規制する際に、ロック部が操作部から受けた操作力と反対方向に動くため、昇降コードに操作力と反対方向の所定量の戻りが発生するようになっている。
図4ないし図9はその一例としての具体的構成を示しており、ストッパ装置20は、ヘッドボックス10に固定されて、第1昇降コード18が挿通するストッパケース26と、ストッパケース26内を第1昇降コード18と共に移動するべくスライド可能となったスライダー28と、ストッパケース26に設けられた受けローラ30と、スライダー28と共にストッパケース26内を移動し、前記受けローラ30との間で第1昇降コード18を挟持し、第1昇降コード18を係止して動きを規制するロック部としての挟持ローラ32と、スライダー28の移動を規制する規制機構34と、を備えている。
規制機構34は、スライダー28の底面下側に形成される案内カム溝36と、ストッパケース26の底面上側に形成され前後方向に延びる溝26a内にスライド可能に嵌め込まれるとともに、前記案内カム溝36に嵌入するピン部38aを持つ係合子38と、から構成される。案内カム溝36には、中央にハート状のカム突起が形成されて、その周囲をピン部38aが相対的に移動するようになっており、図10(a)ないし(d)に示すように、ブラインド停止時にピン部38aが位置づけられる停止位置36aと、ピン部38aが、順次係止する複数の係止部36b、36c、36dが形成されている。ピン部38aが各係止部に係止すると、それ以上の同じ方向への相対移動は規制されるようになっている。
中間レール14内には、これの長手方向に伸縮可能に戻り吸収手段としてのバネ40が配設されて、第一昇降コード18の一端に連結される。即ちバネ40は、第1昇降コード18の一端に形成された結び目18aと、中間レール14内に固定的に設けられたバネ当接部14aとの間に渡り、第1昇降コード18の回りを巻回している。バネ40は、第1昇降コード18を中間レール14内に引き込む方向に付勢するもので、第1昇降コード18にヘッドボックス10方向へ引き込む荷重が加わったときに圧縮方向に変形する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図1に示すように、中間レール14が上下途中位置で停止している状態のときは、ブラインドの上部から採光が可能となっている。この状態では、図4及び図11に示すように、第1昇降コード18は受けローラ30と挟持ローラ32とで挟持されてその動きが規制されている。このとき、図10(a)に示すように、ストッパ装置20の規制機構34では、相対的に係合子38のピン部38aが停止位置36aにある。この状態から中間レール14を上昇させる場合、操作部19を下方へ引っ張ると、第1昇降コード18が図5中矢印で示されるように、右方向へ移動し、第1昇降コード18と共にスライダー28が移動する。これに伴って、相対的に係合子38のピン部38aが図10(a)に示す停止位置36aを出発して、案内カム溝36内を移動する。ピン部38aが図10(b)の係止部36bへと到達すると、それ以上のスライダー28のストッパケース26に対する移動は規制されて、図5及び図8に示すストッパ装置20が解除された状態となる。この状態では、挟持ローラ32が受けローラ30から離反するため、もはやこれらの間で第1昇降コード18が挟持されておらず、第1昇降コード18は解放される。これによって、第1昇降コード18の一端は上昇し、中間レール14を介して遮蔽材12の上端が上昇する。
次に、操作部19への操作を緩めて操作力を解除すると、中間レール14等の自重により、第1昇降コード18は中間レール14を下降させる方向(図5の矢印と反対方向)へと移動する。このとき、第1昇降コード18と共にスライダー28が移動するため、これに伴って、相対的に係合子38のピン部38aが係止部36bから図10(c)に示す係止部36cへと到達すると、それ以上のスライダー28のストッパケース26に対する移動は規制されて、挟持ローラ32が受けローラ30から離反した状態が維持され、第1昇降コード18は解放された状態を維持する。これによって、第1昇降コード18の一端は下降し、中間レール14を介して遮蔽材12の上端が下降する。
次に、操作部19を下方に引っ張ると、第1昇降コード18は図5中矢印で示すように、右方向へと移動し、これと共にスライダー28が移動する。これに伴って、相対的に係合子38のピン部38aが係止部36cから図10(d)に示す係合部36dへと到達すると、それ以上のスライダー28のストッパケース26に対する移動が規制される。この状態のときも、挟持ローラ32が受けローラ30から離反しているため、第1昇降コード18は解放された状態を維持する。これにより、第1昇降コード18の操作部19を下方に引く操作は継続可能となり、第1昇降コード18の一端が連結されている中間レール14が上昇し、これと共に遮蔽材12の上端が上昇する。
図5及び図12に示すように、中間レール14を上限位置まで上昇させた後に、操作部19をさらに下方に引くと、図6及び図13に示すように、第1昇降コード18が図中矢印方向へ移動し、第1昇降コード18の一端の結び目18aからバネ40に荷重が加わり、バネ40が圧縮方向に変形する。操作部19を可能な限りに下方に引いてバネ40を圧縮させた後、操作部19への操作力を解除すると、バネ40の復元力により、第1昇降コード18は図7中矢印方向へと移動し、スライダー28も第1昇降コード18と共に左方向に移動する。これに伴って、相対的に係合子38のピン部38aが係止部36dを出発して図10(a)に示す停止位置36aへと向かい、スライダー28は、第1昇降コード18と共に左端へと移動する。これにより、図7及び図14に示すように、挟持ローラ32と受けローラ30との間で第1昇降コード18を挟持するため、第1昇降コード18の動きが規制される。
このように、操作部19への操作力を解除してから、第1昇降コード18の動きが規制されるまで、第1昇降コード18はストッパ装置20から操作部19のある側とは反対側の中間レール14の方向に向かって戻る。具体的には、この戻り量は、係止部36dから停止位置36aまでのスライダー28の移動距離に対応している。しかしながら、この戻り量をバネ40の復元力によって吸収することにより、中間レール14が下降することはなく、図2に示すように、中間レール14とヘッドボックス10下面との間に隙間を形成することなく、ブラインドを全閉状態にすることができる。
さらに、図2のブラインドの全閉状態からストッパ装置20による第1昇降コード18の動きの規制解除をするためには、操作部19を操作して停止位置36aから係止部36bまでまたは係止部36bの手前までスライダー28及び第1昇降コード18を移動させる必要があるが、バネ40が圧縮することで、その第1昇降コード18及びスライダー28の移動を確保することができる。
また、第2昇降コード22を操作することにより、ボトムレール16を上昇させて、図3に示すように、ブラインドの下方を開放することもできる。
なお、以上の例では、バネ40を圧縮方向に変形させており、圧縮バネを用いていたが、この代わりに引張バネを使用してもよく、第1昇降コード18の荷重が加わったときにバネ40を引っ張り方向に変形させることにより第1昇降コード18の戻り量を吸収するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、図15ないし17を用いて、本発明の第2実施形態を説明する。
第2実施形態では、戻り吸収手段であるバネ50が中間レール14内ではなくヘッドボックス10内に配設されており、中間レール14からストッパ装置20までの間を配回される第1昇降コード18の途中において、第1昇降コード18の一部を押圧して第1昇降コード18を屈曲させるものとなっている。
図15に示すように、中間レール14が上下方向途中位置で停止している状態では、第1昇降コード18はストッパ装置20の挟持ローラ32と受けローラ30との間で挟持されて移動が拘束されており、第1昇降コード18がバネ50によって押されて屈曲している。この第1昇降コード18の屈曲量は、第1実施形態において、ストッパ装置20によって第1昇降コード18の動きを規制する際に第1昇降コード18が戻る戻り量に相当する。
次に、図16に示すように、中間レール14を上限位置まで上昇させ、さらに、操作部19を下方に引っ張り、第1昇降コード18を図16中矢印方向に移動させると、第1昇降コード18からバネ50に荷重がかかり、バネ50が圧縮する。
そして、図17に示すように、操作部19の操作力を解除すると、バネ50の復元力により第1昇降コード18がストッパ装置20から操作部19のある側とは反対側の中間レール14の方向に向かって図17中矢印方向に移動する。これにより、バネ50の復元力によって第1昇降コード18の戻り量を吸収することで、第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
この例でも、バネ50として圧縮バネを使用していたが、引張バネを使用してもよい。
(第3実施形態)
第1実施形態及び第2実施形態では、ストッパ装置が、昇降コードに直接作用して、昇降コードの動きを規制及び規制解除していたが、これに限るものではなく、間接的に昇降コードの動きを規制及び規制解除するものであってもよい。第3実施形態は、その一例であり、ドラム式のブラインドに適用した例である。
即ち、図18に示すように、ヘッドボックス10内に回転可能に第1回転軸60が配設されており、第1回転軸60上にはこれと一体に回転する第1巻取ドラム62が設けられ、ストッパ装置64が第1回転軸60の回転を規制及び規制解除可能となっている。第1巻取ドラム62には第1昇降コード18の他端が巻取り及び巻解き可能に連結されており、ヘッドボックス10の一端には、第1回転軸60を回転操作可能な操作部66が設けられる。
同様に、第2昇降コード22の他端は、ヘッドボックス10内に配設される第2巻取ドラム(図18において第1巻取ドラムと重なっている)に巻取り及び巻解き可能に連結され、第2巻取ドラムは、第2回転軸(図18において第1回転軸と重なっている)上に一体回転するように設けられる。第2回転軸も、操作部66によって操作可能である。
ストッパ装置は、ストッパ装置として公知の任意の機構とすることができ、大略、回転軸が挿通するストッパケースと、回転軸の回転を規制するロック部とを有するものとすることができる。そして、そのようなストッパ装置は、操作部を操作して回転軸の回転を規制する際に、ロック部が巻取ドラムの昇降コード巻解き方向に回転軸を所定量だけ回転させるため、昇降コードに巻解き方向への所定量の戻りが発生するようになっている。
図19はその一例としての具体的構成を示しており、ストッパ装置64は、ヘッドボックス10に固定されるストッパケース70と、第1回転軸60がその中を貫通し第1回転軸60と一体に回転する入力軸72と、入力軸72に対して相対回転可能に且つ軸方向に沿って同心的に並設されたクラッチ軸74と、入力軸72とクラッチ軸74のそれぞれの外周面に渡って巻回されたコイル状のクラッチバネ76と、クラッチ軸74と一体となったロック部としてのカムドラム78と、を有している。クラッチバネ76の一端は、クラッチ軸74よりも拡径されたカムドラム78内に差し込まれており、クラッチバネ76の他端は入力軸72の外周面にある。
図19に示すように、カムドラム78の外周面には、案内溝78aが形成されており、この案内溝78aを、ストッパケース70の内周面に形成された縦溝70a内で軸方向にスライド可能に移動するボール80がスライド可能となっている。案内溝78aは、図20に示すように、カムドラム78の円周方向に無端で伸びる無端ループ78bと、無端ループ78bから分岐した分岐ループ78cとから構成され、分岐ループ78cには第1係止部78d及び第2係止部78eが形成されている。
戻り吸収手段としてのバネ40は、第1実施形態と同様、中間レール14内で長手方向に伸縮可能に配設されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図18に示すように、中間レール14が上下途中位置で停止している状態のときは、ブラインドの上部から採光が可能となっている。この状態では、ストッパ装置64では、ボール80が第2係止部78eにある。この状態から中間レール14を下降させる場合、操作部66を操作して第1回転軸60を遮蔽材上昇方向に回転させた後、操作をやめると、ストッパ装置64において、入力軸72からクラッチ軸74、カムドラム78に回転が伝達して、カムドラム78は、ストッパケース70に対して回転不能となったボール80が第2係止部78eを出発し、無端ループ78bに出た後、図20の実線の矢印で示したように無端ループ78bを上から下へ相対移動するように、回転する。これによって、第1回転軸60は遮蔽材下降方向に回転して、第1巻取ドラム62が第1昇降コード18を巻解くので、第1昇降コード18の一端は下降し、中間レール14を介して遮蔽材12の上端は下降する。
また、図18に示す状態から、中間レール14を上昇させるには、操作部66を操作して第1回転軸60を遮蔽材上昇方向に回転させる。すると、ストッパ装置64においては、ボール80が第2係止部78eを出発し、無端ループ78bに出た後、図20の一点鎖線の矢印で示したように無端ループ78bから分岐ループ78cへと相対的に移動し、第1係止部78dへと達するように、カムドラム78が回転する。よってこの後は、カムドラム78はその方向に回転することができなくなるため、クラッチバネ76が弛緩し、入力軸72とクラッチ軸74とを非連結とし、入力軸72がクラッチ軸74に対して空転する。こうして、第1回転軸60は遮蔽材上昇方向に回転して、第1巻取ドラム62が第1昇降コード18を巻き取るので、第1昇降コード18の一端は上昇し、中間レール14を介して遮蔽材12の上端が上昇する。
中間レール14を上限位置まで上昇させた後に、操作部66をさらに操作して、第1回転軸60を遮蔽材上昇方向に回転させると、前実施形態と同様に、バネ40が圧縮方向に変形する。操作部66を可能な限りに操作してバネ40を圧縮させた後、操作部66の操作力を解除すると、バネ40の復元力により、第1昇降コード18は中間レール14内へと引き込まれ、第1巻取ドラム62が第1昇降コード18を巻解く。これに伴って、ボール80が第1係止部78dから第2係止部78eへと達する。この後は、カムドラム78はその方向に回転することができなくなるため、クラッチバネ76によって連結された入力軸72及び第1回転軸60の回転が停止し、第1昇降コード18の動きが規制される。
このように、操作部66の操作力を解除してから、第1昇降コード18の動きが規制されるまで、第1巻取ドラム62は第1昇降コード18を巻解く方向に回転する。具体的には、この戻り量は、第1係止部78dから第2係止部78eまでのボール80の相対移動距離に対応している。しかしながら、この戻り量をバネ40の復元力によって吸収することによって、中間レール14が下降することはなく、中間レール14とヘッドボックス10下面との間に隙間を形成することなく、ブラインドを全閉状態にすることができる。
さらに、ブラインドの全閉状態からストッパ装置64による第1昇降コード18の動きの規制解除をするためには、ボール80の第2係止部78eから無端ループ78bまでの移動に対応して第1回転軸60、第1巻取ドラム62及び第1昇降コード18を移動させる必要があるが、バネ40が圧縮することで、その第1回転軸60、第1巻取ドラム62及び第1昇降コード18の移動を確保することができる。
なお、第3実施形態においては、戻り吸収手段であるバネ40を中間レール14内に設けたが、これに限定されるものではなく、ヘッドボックス10内に設け、第1昇降コード18の一部を屈曲させることにより、第1昇降コード18の戻りを吸収するようにしてもよい。
また、バネ40は、第1実施形態と同様に圧縮バネを用いているが、引張バネを用いて引っ張り方向に変形させるものでもよい。
さらに、以上の実施形態では、遮蔽材の上端に中間レールが連結されて、ブラインドの全閉状態で中間レールとヘッドボックス下面との間に隙間が発生しないようにしたが、これに限るものではなく、中間レールを省略したものであってもよい。即ち、遮蔽材の下端に連結させたボトムレールを上限まで上昇させたときに、戻り吸収手段によって遮蔽材の上端とヘッドボックス下面との間に隙間が発生しないようにすることも可能である。例えば、横型ブラインドにおいて、ボトムレールを上限まで上昇させたときに、最上段のスラットとヘッドボックス下面との間に隙間が発生しないようにすることができる。この場合であっても、戻り吸収手段は、ボトムレール内またはヘッドボックス内に設けることができる。
10 ヘッドボックス
12 遮蔽材
14 中間レール(レール)
18 第1昇降コード(昇降コード)
20、64 ストッパ装置
26、70 ストッパケース
32 挟持ローラ(ロック部)
40、50 バネ(戻り吸収手段)
60 第1回転軸(回転軸)
62 第1巻取ドラム(巻取ドラム)
78 カムドラム(ロック部)

Claims (6)

  1. ヘッドボックス(10)と、ヘッドボックス(10)の下方に配設される遮蔽材(12)と、遮蔽材(12)に連結されるレール(14)と、レール(14)に一端が連結されて該レール(14)を昇降可能であるとともに他端がヘッドボックス(10)内に導入される昇降コード(18)と、昇降コード(18)の動きの規制及び規制解除を可能とし、レール(14)の任意の高さにおける停止及び昇降を可能とするストッパ装置(20、64)と、ストッパ装置を操作するための操作部(19)と、を備え、ストッパ装置(20、64)が昇降コード(18)の動きを規制する際に、昇降コードをヘッドボックスから導出させようとする方向に昇降コード(18)の所定量の戻りが発生するブラインドにおいて、
    ヘッドボックス内(10)またはレール(14)内に、昇降コード(18)の前記所定量の戻りを吸収する戻り吸収手段(40、50)が設けられることを特徴とするブラインド。
  2. 前記戻り吸収手段は、昇降コード(18)をヘッドボックス(10)内またはレール(14)内に引き込む方向に付勢するバネ(40)であることを特徴とする請求項1記載のブラインド。
  3. 前記バネ(40)は、レール(14)が上限まで引き上げられた状態で、昇降コード(18)に上昇方向の荷重がさらに加わったときに、引張方向あるいは圧縮方向にさらに変形することを特徴とする請求項2記載のブラインド。
  4. 前記戻り吸収手段は、昇降コード(18)の一端に連結されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のブラインド。
  5. 前記ストッパ装置(20)は、昇降コード(18)が挿通するストッパケース(26)と、ストッパケース(26)を挿通する昇降コード(18)に対して係止してその動きを規制するロック部(32)とを有し、ストッパ装置は、操作部を操作することでロック部が昇降コードを係止してその動きを規制する際に、ロック部が操作部から受けた操作力と反対方向に動くことによって、昇降コードに操作力と反対方向に所定量の戻りが発生するものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のブラインド。
  6. 前記ストッパ装置(64)は、昇降コード(18)を巻き取る巻取ドラム(62)が設けられる回転軸(60)が挿通するストッパケース(70)と、回転軸の回転を規制するロック部(78)とを有し、ストッパ装置は、操作部を操作して回転軸の回転を規制する際に、ロック部が巻取ドラムの昇降コード巻解き方向に回転軸を所定量だけ回転させることによって、昇降コードに巻解き方向への所定量の戻りが発生するものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のブラインド。
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