JP2010241163A - 車両用サイドドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアアウタパネルの歪を抑制すると共に、ドアの構造を簡素化し、且つ、ドアの耐衝撃性能を確保する。
【解決手段】車両用サイドドア構造10では、インパクトビーム18がドアアウタパネル16と異なる線膨張係数の材料で構成されているが、インパクトビーム18の車両前後方向後側は、第二エクステンション22によってドアインナパネル14のパネル底部30に結合されている。従って、ドアアウタパネル16とインパクトビーム18に熱膨張差が生じた場合でも、この熱膨張差をドアインナパネル14におけるパネル底部30から段部38に至るまでの部分が変形することにより吸収することができる。これにより、ドアアウタパネル16の歪を抑制することができる。また、第二エクステンション22には、クラッシュボックス24が一体に形成されている。従って、サイドドア12の構造を簡素化しつつ、サイドドア12の耐衝撃性能を確保することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用サイドドア構造に関する。
特許文献1には、ドアのインパクトビームと車両幅方向に対向するクラッシュボックスを車体に備えた例が開示されている。また、特許文献2には、ドアアウタパネルと異なる線膨張係数で構成されたインパクトビームを備えたドアの例が開示されている。
特開平7−323867号公報 特開2008−189150号公報
ところで、発明者らは、特許文献1に記載のようなクラッシュボックスを車体ではなくサイドドアに設けることを検討している。しかしながら、クラッシュボックスをサイドドアに設けた場合、サイドドアの構造が複雑になる虞がある。
また、特許文献2に記載のように、ドアアウタパネルとインパクトビームとを異なる線膨張係数で構成した場合、例えば、塗装乾燥工程においてドアアウタパネルとインパクトビームとに熱膨張差が生じ、ドアの意匠面であるドアアウタパネルに歪が発生する虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、ドアアウタパネルの歪を抑制することができると共に、サイドドアの構造を簡素化でき、且つ、サイドドアの耐衝撃性能を確保することができる車両用サイドドア構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の車両用サイドドア構造は、車両上下方向視における断面が車両幅方向外側に開口する凹状に形成されると共に、車両幅方向外側における車両前後方向後端部とパネル底部との間に段部が形成されたドアインナパネルと、前記ドアインナパネルと車両幅方向に対向して設けられ、前記ドアインナパネルと少なくとも互いの車両前後方向両端部にて結合されたドアアウタパネルと、前記ドアアウタパネルと前記ドアインナパネルとの間の空間部に配置されると共に、車両前後方向に延在され、且つ、前記ドアアウタパネルと異なる線膨張係数の材料で構成されたインパクトビームと、前記インパクトビームの車両前後方向前側を前記ドアインナパネルに結合する第一エクステンションと、前記インパクトビームの車両前後方向後側を前記パネル底部に結合する第二エクステンションと、前記ドアインナパネルに対する車両幅方向内側に配置された車体の荷重受け部と前記インパクトビームとの間に配置されると共に、前記第二エクステンションに一体に形成されたクラッシュボックスと、を備えている。
この車両用サイドドア構造では、ドアアウタパネルとドアインナパネルとの間の空間部にインパクトビームが配置されており、このインパクトビームの車両前後方向後側は、第二エクステンションを介してパネル底部に結合されている。また、第二エクステンションには、クラッシュボックスが一体に形成されており、このクラッシュボックスは、ドアインナパネルに対する車両幅方向内側に配置された車体の荷重受け部とインパクトビームとの間に配置されている。
従って、サイドドアに対して車両幅方向外側から衝突荷重が入力された場合には、インパクトビームと車体の荷重受け部との間でクラッシュボックスが潰れることにより、この衝突荷重のエネルギを吸収することができる。これにより、サイドドアの耐衝撃性能を確保することができる。
しかも、このクラッシュボックスは、サイドドアに独立して備えられているのではなく、第二エクステンションに一体に形成されている。従って、サイドドアの構造を簡素化することができる。
また、第二エクステンションは、サイドドアの車両前後方向後端部に近い段部ではなく、パネル底部にインパクトビームの車両前後方向後側を結合している。
従って、例えば、塗装乾燥工程において、ドアアウタパネルとインパクトビームとが異なる線膨張係数で構成されたことに起因して、ドアアウタパネルとインパクトビームに熱膨張差が生じた場合でも、この熱膨張差をドアインナパネルにおけるパネル底部から段部に至るまでの部分が変形することにより吸収することができる。これにより、ドアの意匠面であるドアアウタパネル(例えば、車両前後方向後側のヘミング結合部)の歪を抑制することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、ドアアウタパネルの歪を抑制することができると共に、サイドドアの構造を簡素化でき、且つ、サイドドアの耐衝撃性能を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用されたリアサイドドアを車両前方外側から見た斜視図であって、ドアアウタパネルを省いて示した図である。 図1の2−2線断面図である。 図1のリアサイドドアを車両前方内側から見た斜視図である。 図1のリアサイドドアを車両後方内側から見た斜視図である。 図4の5−5線断面図である。 比較例に係る車両用サイドドア構造が適用されたリアサイドドアの断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
なお、各図において示される矢印UP、矢印FR、矢印OUTは、車両上下方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向外側をそれぞれ示している。
車両用サイドドア構造10は、例えば、乗用自動車等の車両におけるリアのサイドドア12に好適に適用されるものであり、図1に示されるように、ドアインナパネル14と、ドアアウタパネル16と、インパクトビーム18と、第一エクステンション20と、第二エクステンション22と、クラッシュボックス24とを主要な構成として備えている。
ドアインナパネル14は、図2に示されるように、車両上下方向視における断面が車両幅方向外側に開口する凹状に形成されている。つまり、ドアインナパネル14における車両前後方向両側には、一対の側壁部26,28が形成されており、この一対の側壁部26,28における車両幅方向内側は、パネル底部30によって連結されている。
一対の側壁部26,28における車両幅方向外側には、一対の縦フランジ部32,34が形成されており、この一対の縦フランジ部32,34とパネル底部30との間には、一対の段部36,38が形成されている。また、一対の段部36,38とパネル底部30とは、一対の連結壁部40,42によって連結されている。
パネル底部30には、図1,図2に示されるように、後述するクラッシュボックス24と対応する位置に車両幅方向に貫通する貫通穴44が形成されている。また、パネル底部30には、貫通穴44の上縁、両側一対の縦縁に沿って庇46が形成されている。この庇46は、パネル底部30から車両幅方向外側に延出されている。
ドアアウタパネル16は、図2に示されるように、ドアインナパネル14と車両幅方向に対向して設けられている。このドアアウタパネル16の車両幅方向両側の端部48,50は、一対の縦フランジ部32,34とそれぞれヘミング加工により車両上下方向に亘って結合されている。
なお、図3に示されるように、ドアインナパネル14には、上述の一対の縦フランジ部32,34の間に下フランジ部52が形成されており、ドアアウタパネル16の車両上下方向下側の端部54は、下フランジ部52とヘミング加工により車両前後方向に亘って結合されている。
このドアインナパネル14及びドアアウタパネル16は、例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金などの軽金属で構成されている。
インパクトビーム18は、図2に示されるように、ドアアウタパネル16とドアインナパネル14との間の空間部56に配置されると共に、車両前後方向に延在されている。
このインパクトビーム18は、ドアアウタパネル16と異なる線膨張係数の材料で構成されており、例えば、本実施形態では、一例として、ドアアウタパネル16よりも線膨張係数の小さい鋼等により構成されている。
第一エクステンション20は、インパクトビーム18の車両前後方向前側に設けられ、このインパクトビーム18の車両前後方向前側を段部36に結合している。
第二エクステンション22は、結合壁部58と、一対の結合片60とを有して構成されている。結合壁部58は、インパクトビーム18の車両前後方向中央部よりもやや車両前後方向後側の部分と結合されている。一対の結合片60は、結合壁部58の車両前後方向両端部からパネル底部30に向けて延出されおり、パネル底部30にそれぞれ結合されている。
クラッシュボックス24は、図4に示されるように、一対の側壁部62と、対向壁部64とを一体に有するタワー状に構成されている。つまり、一対の側壁部62は、対向壁部64に対する車両上下方向両側に配置されて対向壁部64と結合壁部58とを連結している。また、対向壁部64には、図5に示されるように、補強プレート66が重ね合わされた状態で結合されている。
このクラッシュボックス24は、貫通穴44に挿入されることによりパネル底部30を貫通している。そして、車体には、ドアインナパネル14に対する車両幅方向内側にセンターロッド68が配置されており、クラッシュボックス24は、センターロッド68の先端に設けられた荷重受け部70とインパクトビーム18との間に配置されている。
また、対向壁部64及び補強プレート66には、車両幅方向に貫通する穴部72が形成されており、荷重受け部70には、クラッシュボックス24に向けて突出する突起74が穴部72と同軸状に形成されている。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
この車両用サイドドア構造10では、ドアアウタパネル16とドアインナパネル14との間の空間部56にインパクトビーム18が配置されており、このインパクトビーム18の車両前後方向後側は、第二エクステンション22を介してパネル底部30に結合されている。また、第二エクステンション22には、クラッシュボックス24が一体に形成されており、このクラッシュボックス24は、ドアインナパネル14に対する車両幅方向内側に配置されたセンターロッド68の荷重受け部70とインパクトビーム18との間に配置されている。
従って、サイドドア12に対して車両幅方向外側から衝突荷重が入力された場合には、インパクトビーム18と荷重受け部70との間でクラッシュボックス24が潰れることにより、この衝突荷重のエネルギを吸収することができる。これにより、サイドドア12の耐衝撃性能を確保することができる。
しかも、このクラッシュボックス24は、サイドドア12に独立して備えられているのではなく、第二エクステンション22に一体に形成されている。従って、サイドドア12の構造を簡素化することができる。
ところで、図6に示される比較例に係る車両用サイドドア構造110のように、第二エクステンション22が、インパクトビーム18の車両前後方向後側を段部38に結合していた場合、例えば、塗装乾燥工程では、ドアアウタパネル16とインパクトビーム18との熱膨張差Bがサイドドア12の車両前後方向後端部(ヘミング結合部)に直接的に影響し、サイドドア12の意匠面であるドアアウタパネル16に歪が発生する虞がある。
これに対し、本発明の一実施形態に係る車両用サイドドア構造10では、図2に示されるように、第二エクステンション22が、サイドドア12の車両前後方向後端部に近い段部38ではなく、パネル底部30にインパクトビーム18の車両前後方向後側を結合している。
従って、例えば、塗装乾燥工程において、ドアアウタパネル16とインパクトビーム18とが異なる線膨張係数で構成されたことに起因して、ドアアウタパネル16とインパクトビーム18に熱膨張差が生じた場合でも、この熱膨張差をドアインナパネル14におけるパネル底部30から段部38に至るまでの部分が想像線Aに示される如く変形することにより吸収することができる。これにより、サイドドア12の意匠面であるドアアウタパネル16(特に、車両前後方向後側のヘミング結合部)の歪を抑制することができる。
このように、本発明の一実施形態に係る車両用サイドドア構造10によれば、ドアアウタパネル16の歪を抑制することができると共に、サイドドア12の構造を簡素化でき、且つ、サイドドア12の耐衝撃性能を確保することができる。
また、この車両用サイドドア構造10によれば、クラッシュボックス24がパネル底部30を貫通している。従って、サイドドア12に対して車両幅方向外側から衝突荷重が入力されたときには、クラッシュボックス24が貫通穴44によってガイドされることにより、荷重受け部70とクラッシュボックス24との位置ずれを防止することができる。
しかも、クラッシュボックス24の対向壁部64及び補強プレート66には、車両幅方向に貫通する穴部72が形成されており、荷重受け部70には、クラッシュボックス24に向けて突出する突起74が穴部72と同軸状に形成されている。従って、サイドドア12に対して車両幅方向外側から衝突荷重が入力されたときには、この穴部72に突起74が係合されることにより、荷重受け部70とクラッシュボックス24との位置ずれをより一層防止することができ、衝突荷重をクラッシュボックス24からセンターロッド68に効果的に伝達することができる。
また、この車両用サイドドア構造10によれば、ドアインナパネル14のパネル底部30には、貫通穴44が形成されているので、サイドドア12の閉まり性能も向上させることができる。
また、この車両用サイドドア構造10によれば、パネル底部30には、貫通穴44の上縁、両側一対の縦縁に沿って庇46が形成されている。従って、貫通穴44を介して車室内側に水が浸入することを庇46によって防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用サイドドア構造
12 サイドドア
14 ドアインナパネル
16 ドアアウタパネル
18 インパクトビーム
20 第一エクステンション
22 第二エクステンション
24 クラッシュボックス
30 パネル底部
34 縦フランジ部(車両前後方向後端部)
38 段部
68 センターロッド
70 荷重受け部

Claims (1)

  1. 車両上下方向視における断面が車両幅方向外側に開口する凹状に形成されると共に、車両幅方向外側における車両前後方向後端部とパネル底部との間に段部が形成されたドアインナパネルと、
    前記ドアインナパネルと車両幅方向に対向して設けられ、前記ドアインナパネルと少なくとも互いの車両前後方向両端部にて結合されたドアアウタパネルと、
    前記ドアアウタパネルと前記ドアインナパネルとの間の空間部に配置されると共に、車両前後方向に延在され、且つ、前記ドアアウタパネルと異なる線膨張係数の材料で構成されたインパクトビームと、
    前記インパクトビームの車両前後方向前側を前記ドアインナパネルに結合する第一エクステンションと、
    前記インパクトビームの車両前後方向後側を前記パネル底部に結合する第二エクステンションと、
    前記ドアインナパネルに対する車両幅方向内側に配置された車体の荷重受け部と前記インパクトビームとの間に配置されると共に、前記第二エクステンションに一体に形成されたクラッシュボックスと、
    を備えた車両用サイドドア構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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