JP2010241061A - 印刷装置、測色方法、およびプログラム - Google Patents

印刷装置、測色方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】カラーチャートの測色を適切に行うことを可能とする。
【解決手段】乾燥時間決定部62は、使用するインクの中で最も色安定時間が長い基準インクの、少なくとも、カラー画像印刷時の温度とカラー画像印刷時の湿度の一方に対応する色安定時間を取得し、少なくても、その色安定時間より長い時間を乾燥時間とする。測色制御部64は、カラーチャートが印刷されてから、乾燥時間が経過するのを待って、測色を開始させる。本発明は、プリンターに適用できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置、測色方法、およびプログラムに関する。
印刷装置には、通常、装置単体毎に差異があり、濃度階調値と、それらに対して実際に出力される色彩値との関係(以下、適宜、濃度特性と称する)も単体毎に異なる。そこで、装置の出荷時に、実際にメディア上に形成される画像の濃度(色彩値)が、所定の標準値(以下、目標値と称する)になるようにその装置の濃度特性に合った補正値が定められ、画像形成時には、対象とする画像データの各濃度階調値に対して、補正値に基づく色補正処理が行われる。
しかしながら、環境の変化や各部の経年劣化等により、上述した濃度特性も変わってくる。そこで出力結果を上記目標値に保つために、印刷装置では、当初の補正値を調整するキャリブレーションが適宜行われる。
キャリブレーションの一方法として、カラーチャートを用いる方法がある。この方法では、印刷装置で使用する色材(トナーやインク)の色毎に、それぞれ画像データの階調値を変化させた複数のパッチパターンからなるカラーチャートが印刷される。そしてカラーチャートの各パッチパターンの濃度(色彩値)を測色し、各パッチパターンの階調値に対して予定された目標値と当該実測値との差分に基づいて補正値が更新される。
キャリブレーションの評価方法については、たとえば特許文献1に開示されている。
特開2005−204053号公報
ところで、印刷されたパッチパターンの色彩値は、色材が乾燥するまで安定しない。そこで通常、一定の乾燥時間を設けて、カラーチャートを印刷した後、その乾燥時間が経過してから、カラーチャートの測色が行われる。
乾燥時間は、たとえばオペレータの長年の経験で決定される。しかしながら色材の色が安定する時間(以下、色安定時間とも称する)は、印刷時の温湿度の条件等によっても変化する。したがって最適な乾燥時間をオペレータが感覚的に判断するのは容易ではない。たとえば必要な時間より短い乾燥時間が設定された場合、色材が安定する前に測色が行われ、適切なキャリブレーションが行われない。また必要な時間より長い乾燥時間が設定された場合、効率的に測色を行うことができない。
本発明は、このような状況に鑑み、カラーチャートの乾燥時間を適切に決定し、測色を適切に行うことができるようにするものである。
本発明の一側面の印刷装置は、複数のインクを用いて、複数の色パターンからなるカラー画像を印刷する印刷手段と、印刷媒体に印刷されたカラー画像の測色を行う測色手段と、使用するインクの中で最も色安定時間が長い基準インクの、少なくとも、カラー画像印刷時の温度とカラー画像印刷時の湿度の一方に対応する色安定時間を取得し、少なくても、その色安定時間より長い時間を乾燥時間とする乾燥時間決定手段と、カラー画像が印刷されてから、乾燥時間が経過するのを待って、測色手段による測色を開始させる測色制御手段とを有することを特徴とする。
乾燥時間決定手段は、少なくとも印刷媒体の種類とカラー画像の解像度の一方毎に、基準インクを決定することができる。
印刷媒体に印刷された色パターンを、所定の乾燥条件で乾燥させる乾燥手段をさらに有し、乾燥時間決定手段は、乾燥条件に応じた基準インクの色安定時間を取得することができる。
印刷手段を制御して、基準インクが用いられる色パターンから印刷されるように、カラー画像を印刷媒体に印刷させる印刷制御手段をさらに有し、
測色制御手段は、基準インクが用いられる色パターンが印刷されてから、乾燥時間が経過するのを待って、測色手段による測色を開始させることができる。
本発明の一側面の測色方法は、複数のインクを用いて、複数の色パターンからなるカラー画像を印刷する印刷ステップと、印刷媒体に印刷されたカラー画像の測色を行う測色ステップと、使用するインクの中で最も色安定時間が長い基準インクの、少なくとも、カラー画像印刷時の温度とカラー画像印刷時の湿度の一方に対応する色安定時間を取得し、少なくても、その色安定時間より長い時間を乾燥時間とする乾燥時間決定ステップと、カラー画像が印刷されてから、乾燥時間が経過するのを待って、測色ステップによる測色を開始させる測色制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の一側面のプログラムは、測色処理を制御するコンピューターに実行させるプログラムであって、複数のインクを用いて、複数の色パターンからなるカラー画像を印刷する印刷ステップと、上記印刷媒体に印刷された上記カラー画像の測色を行う測色ステップと、使用するインクの中で最も色安定時間が長い基準インクの、少なくとも、カラー画像印刷時の温度とカラー画像印刷時の湿度の一方に対応する色安定時間を取得し、少なくても、その色安定時間より長い時間を乾燥時間とする乾燥時間決定ステップと、上記カラー画像が印刷されてから、上記乾燥時間が経過するのを待って、上記測色ステップによる測色を開始させる測色制御ステップとを含む測色処理をコンピューターに実行させることとを特徴とする。
本発明の一側面の印刷装置、測色方法、またはプログラムにおいては、複数のインクを用いて、複数の色パターンからなるカラー画像が印刷され、上記印刷媒体に印刷された上記カラー画像の測色が行われ、使用するインクの中で最も色安定時間が長い基準インクの、少なくとも、カラー画像印刷時の温度とカラー画像印刷時の湿度の一方に対応する色安定時間が取得され、少なくても、その色安定時間より長い時間が乾燥時間とされ、上記カラー画像が印刷されてから、上記乾燥時間が経過するのを待って、測色が開始される。
本発明によれば、カラーチャートの測色を適切に行うことができる。
本発明の実施の形態に係るプリンターの構成を示す斜視図である。 図1のプリンターの概略構成を示すブロック図である。 カラーチャートの印刷例を示す図である。 測色制御処理を実行するための機能的構成例を示すブロック図である。 色安定時間情報の構成例を示す図である。 測色制御処理の流れを示すフローチャートである。 印刷/測色制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。したがって、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の印刷装置は、
複数のインクを用いて、複数の色パターンからなるカラー画像を印刷する印刷手段(たとえば、図4の印刷制御部61)と、
印刷媒体に印刷されたカラー画像の測色を行う測色手段(たとえば、図4の測色制御部64)と、
使用するインクの中で最も色安定時間が長い基準インクの、少なくとも、カラー画像印刷時の温度とカラー画像印刷時の湿度の一方に対応する色安定時間を取得し、少なくても、その色安定時間より長い時間を乾燥時間とする乾燥時間決定手段(たとえば、図4の乾燥時間決定部62)と、
カラー画像が印刷されてから、乾燥時間が経過するのを待って、測色手段による測色を開始させる測色制御手段(たとえば、図4の測色制御部64)と
を有することを特徴とする。
乾燥時間決定手段は、少なくとも印刷媒体の種類とカラー画像の解像度の一方毎に、基準インクを決定することができる(たとえば、図5)。
印刷媒体に印刷された色パターンを、所定の乾燥条件で乾燥させる乾燥手段(たとえば、図2の乾燥機33)をさらに有し、
乾燥時間決定手段は、乾燥条件に応じた基準インクの色安定時間を取得することができる。
印刷手段を制御して、基準インクが用いられる色パターンから印刷されるように、カラー画像を印刷媒体に印刷させる印刷制御手段をさらに有し(たとえば、図7のステップS12の処理を行う図4の印刷制御部61)、
測色制御手段は、基準インクが用いられる色パターンが印刷されてから、乾燥時間が経過するのを待って、測色手段による測色を開始させることができる。
図1は、本発明の実施の形態としてのプリンター1の外観の構成例を示す斜視図である。図2は、そのプリンター1の内部の構成例を示すブロック図である。
プリンター1は、たとえばJIS規格のA2以上のサイズを有する用紙を印刷するためのプリンターである。プリンター1は、印刷する画像データの各濃度階調値に対する色補正処理に用いる補正値を更新するためにキャリブレーションを行う。
図3は、そのキャリブレーションの際に印刷されるカラー画像としてのカラーチャートの例を示す図である。たとえば3500個の異なる色パターンとしてのパッチパターンが印刷される。この例では、10色の顔料インクによってパッチパターンが形成される。10色とは、シアン(C)、ライトシアン(Lc)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(Lm)、イエロー(Y)、第1ブラック(K1)、第2ブラック(K2)、レッド(R)、グリーン(G)およびグレー(Gray)である。なお、第1ブラックK1および第2ブラックK2のインクとは、それぞれ、光沢紙に対して光沢感の高い記録を実現するフォトブラックインクまたは光沢感のないマット紙に適したマットブラックインクとすることができる。
測色機2は、プリンター1により印刷されたカラーチャートの各パッチパターンについてLab値を分光測色方法によって測定する。
プリンター1は、一対の脚部11、および脚部11に支持される本体部12を有して構成されている。本体部12のロール搭載部13に、用紙Pが巻回されたいわゆるロール紙(以下、ロール体RPと称する)が、回転可能に搭載される。
プリンター1の本体部12には、図2に示すように、印刷部21及び制御部22が組み込まれている。印刷部21の送紙部31は、用紙Pを搬送するためのローラ31a、モータ(図示せず)、用紙Pを裁断するためのカッター31b等で構成されており、ロール体RPから用紙Pを引き出して搬送する。
印字部32は、印字ヘッド32a、印字ヘッド32aを用紙Pの搬送方向に対して垂直な方向に移動させる駆動機構およびモータ(共に図示せず)等で構成されており、印字オブジェクトの画像をインクジェット方式で、送紙部31により搬送されてきた用紙Pに形成する。
乾燥機33は、送風ファン33a、および発熱器(図示せず)等で構成されており、送紙部31により搬送される用紙Pの印字面を乾燥させる。
温度センサー34は、プリンター1の筐体内の温度を計測する。湿度センサー35は、プリンター1の筐体内の湿度を計測する。
制御部36は、制御部22の制御に従って、印刷部21の各部、および測色機2を制御する。
制御部22は、各部を制御して、通常の印刷処理の他、キャリブレーションを実行させる。すなわち制御部22は、カラーチャートの印刷および測色を制御する。
制御部22は、CPU51、ROM52、RAM53、PROM54、ASIC55、モータドライバ56等を有しており、これらは、たとえばバス等の伝送路57を介して相互に接続されている。
測色機2は、図1に示すように、用紙Pの搬送方向に対して垂直な方向に移動可能にプリンター1の本体部12に設定されている。測色機2は、図2に示すように、光源2a、分光器(図示せず)、および受光器2b等から構成され、プリンター1の送紙部31によって搬送される用紙Pに印字されているカラーチャートの各パッチパターンについて、Lab値を分光測色方法による測定を行う。
図4は、測色を制御する処理を実行するためのプリンター1の制御部22の機能的構成例を示すブロック図である。この機能は、制御部22のCPU51がROM52に記憶されている所定のプログラムを実行することより実現可能となる。
印刷制御部61は、印刷部21の制御部36を介して、印字部32を制御し、所定のパッチパターンからなるカラーチャート(たとえば、図3)を印刷させる。
乾燥時間決定部62は、制御部22のROM52に記憶されている色安定時間情報63に基づいて、カラーチャートの乾燥時間を決定する。
図5は、色安定時間情報63の構成例を示す図である。この色安定時間情報63は、「用紙の種類」、「解像度」、「基準インク」、「温度」、および「色安定時間」の項目から構成されている。「用紙の種類」には、印刷媒体としての用紙の種類(たとえば光沢紙、マット紙)を示す情報が設定され、「解像度」には、パッチパターンの解像度を示す情報が設定される。「基準インク」には、「用紙の種類」および「解像度」に示される用紙の種類と解像度において、インクセット(この例の場合、10色のインクセット)の中で最も色安定時間が長いインク(以下、基準インクと称する)を示す情報が設定される。「温度条件」には、カラーチャートが印刷される温度条件として想定される所定の温度を示す情報が設定される。「色安定時間」には、「温度」に示される温度条件での「基準インク」に示されるインクの色安定時間を示す情報が設定される。
なおこの色安定時間情報63を生成する際には、たとえばはじめに、「用紙の種類」と「解像度」毎に、インクセットの中で最も色安定時間が長い「基準インク」が決定される。そしてその「基準インク」の乾燥時間と色変化の関係が、「温度」に設定される温度毎求められる。そして、安定したとする基準になるまでの時間が「色安定時間」として求められる。たとえば、基準の色彩値との差分が所定の値以下(この例の場合、ΔE200=0.4以下)になる時間が色安定時間とされる。
乾燥時間決定部62は、このような色安定時間情報63を参照して、カラーチャートが印刷される用紙Pの種類と解像度から基準インクを決定し、その基準インクの、カラーチャートの印刷時の温度センサー34により計測される温度に対応する色安定時間を取得し、少なくても、その色安定時間より長い時間を測色乾燥時間とする。
図4に戻り測色制御部64は、測色機2を制御して、印刷されたカラーチャートに対する測色を実行させる。具体的には、測色制御部64は、カラーチャートが印刷されてから、乾燥時間決定部62により決定された乾燥時間が経過するのを待って、測色を開始させる。
図6は、測色制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1において、制御部22の乾燥時間決定部62は、色安定時間情報63を参照して、カラーチャートが印刷される用紙の種類および解像度に基づく基準インクの、印刷時の温度センサー34により計測される温度に対応する色安定時間に基づいて、乾燥時間を決定する。
ステップS2において、測色制御部64は、カラーチャートが印刷されてから、乾燥時間決定部62で決定された乾燥時間が経過するまで待機し、その乾燥時間が経過したと判定したとき、ステップS3において、測色機2を制御し、カラーチャートの測色を開始させる。
以上のように、使用するインクの中で最も色安定時間が長い基準インクの、カラーチャートの印刷時の温度センサー34により計測される温度に対応する色安定時間を取得し、少なくても、その色安定時間より長い時間を乾燥時間とし、
カラーチャートが印刷されてから、乾燥時間が経過するのを待って、カラーチャートの測色を開始するようにしたので、
パッチパターンの色が完全に安定してから測色を行うことができる。すなわち適切な測色を行うことができる。また測色を効率的に行うことができる。
[他の測色制御方法]
なお以上においては、カラーチャートが印刷される用紙の種類と解像度毎に基準インクを設定するようにしたが、用紙の種類または解像度のいずれか一方について基準インクを設定することもできる。
[他の測色制御方法]
また以上においては、図5の色安定時間情報63の色安定時間が、自然乾燥または強制乾燥(図2の例では、乾燥機33を用いた乾燥)のいずれの場合であるかについて言及しなかったが、自然乾燥または強制乾燥において色安定時間に差異がある場合、それぞれの場合についての色安定時間を設定することもできる。このように自然乾燥または強制乾燥毎に色安定時間を設定するようにした場合は、カラーチャートを自然乾燥するときは自然乾燥に対応する色安定時間、また強制乾燥するときは強制乾燥に対応する色安定時間に基づいて、乾燥時間が決定される。
[他の測色制御方法]
また以上においては印刷時の温度に応じて基準インクの色安定時間を求めるようにしたが、湿度(図2の例では、湿度センサー35により計測される湿度)を用いて基準インクの安定時間を求めることもできる。さらに温度および湿度の両方に基づいて基準インクの安定時間を求めることもできる。
[他の測色制御方法]
また以上においては、温度センサー34および湿度センサー35は、プリンター1の筐体内の温度および湿度を計測するようにしたが、たとえばプリンター1の設定されている部屋の温度および湿度を計測することもできる。
[他の測色制御方法]
また以上においては、カラーチャートの印刷が完了してから乾燥時間を計測したが、基準インクのパッチパターンが印刷されたときから乾燥時間を計測することもできる。
[他の実施例]
カラーチャートは、図3に示すように複数のパッチパターンから構成され、それらのパッチパターンは、所定の順番で印刷される。そこで以上においては、カラーチャートの印刷が完了してから、乾燥時間が経過するのを待って測色を行うようにしたが、たとえば基準インクが用いられるパッチパターンが印刷されてから、乾燥時間だけ待つようにすることもできる。さらに基準インクが用いられるパッチパターンから印刷を開始することもできる。
図7は、このように基準インクのパッチパターンから印刷を行う場合の印刷/測色制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS11において、制御部22の乾燥時間決定部62は、色安定時間情報63を参照して、カラーチャートが印刷される用紙の種類および解像度に基づく基準インクを決定する。
次に、ステップS12において、印刷制御部61は、乾燥時間決定部62により決定された基準インクを用いるパッチパターンが最初に印刷されるように、パッチパターンの印刷の順番を決定し、印刷部21の印字部32を制御して、その順番でパッチパターンを用紙Pに印刷させる。
ステップS13において、乾燥時間決定部62は、決定した基準インクの、印刷時の温度センサー34により計測される温度に対応する色安定時間に基づいて、乾燥時間を決定する。
ステップS13において、測色制御部64は、基準インクが用いられたパッチパターンが全て印刷されてから、乾燥時間決定部62で決定された乾燥時間が経過するまで待機し、その乾燥時間が経過したと判定したとき、ステップS14において、測色機2を制御し、カラーチャートの測色を開始させる。
以上のようにして印刷と測色が制御される。
[他の実施例]
なお上述した機能は、コンピューターによって実現することができる。その場合、上述した機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピューターで実行することにより、処理機能がコンピューター上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピューターで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピューターで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリーなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disk ROM)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピューターの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピューターから他のコンピューターにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピューターは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム若しくはサーバコンピューターから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピューターは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピューターは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピューターは、サーバコンピューターからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
なお上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
またフローチャートにその流れを示した処理は、各ステップが、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくても、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。また適宜処理を省略することもできる。
1 プリンター, 2 測色機, 21 印刷部, 22 制御部, 34
温度センサー, 35 湿度センサー, 61 印刷制御部, 62 乾燥時間決定部, 63 色安定時間情報, 64 測色制御部

Claims (6)

  1. 複数のインクを用いて、複数の色パターンからなるカラー画像を印刷する印刷手段と、
    上記印刷媒体に印刷された上記カラー画像の測色を行う測色手段と、
    使用するインクの中で最も色安定時間が長い基準インクの、少なくとも、カラー画像印刷時の温度とカラー画像印刷時の湿度の一方に対応する色安定時間を取得し、少なくても、その色安定時間より長い時間を乾燥時間とする乾燥時間決定手段と、
    上記カラー画像が印刷されてから、上記乾燥時間が経過するのを待って、上記測色手段による測色を開始させる測色制御手段と
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記乾燥時間決定手段は、少なくとも前記印刷媒体の種類と前記カラー画像の解像度の一方毎に、前記基準インクを決定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記印刷媒体に印刷された色パターンを、所定の乾燥条件で乾燥させる乾燥手段をさらに有し、
    前記乾燥時間決定手段は、上記乾燥条件に応じた前記基準インクの色安定時間を取得する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記印刷手段を制御して、前記基準インクが用いられる色パターンから印刷されるように、前記カラー画像を前記印刷媒体に印刷させる印刷制御手段をさらに有し、
    前記測色制御手段は、前記基準インクが用いられる色パターンが印刷されてから、前記乾燥時間が経過するのを待って、前記測色手段による測色を開始させる
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 複数のインクを用いて、複数の色パターンからなるカラー画像を印刷する印刷ステップと、
    上記印刷媒体に印刷された上記カラー画像の測色を行う測色ステップと、
    使用するインクの中で最も色安定時間が長い基準インクの、少なくとも、カラー画像印刷時の温度とカラー画像印刷時の湿度の一方に対応する色安定時間を取得し、少なくても、その色安定時間より長い時間を乾燥時間とする乾燥時間決定ステップと、
    上記カラー画像が印刷されてから、上記乾燥時間が経過するのを待って、上記測色ステップによる測色を開始させる測色制御ステップと
    を含むことを特徴とする測色方法。
  6. 測色処理を制御するコンピューターに実行させるプログラムであって、
    複数のインクを用いて、複数の色パターンからなるカラー画像を印刷する印刷ステップと、
    上記印刷媒体に印刷された上記カラー画像の測色を行う測色ステップと、
    使用するインクの中で最も色安定時間が長い基準インクの、少なくとも、カラー画像印刷時の温度とカラー画像印刷時の湿度の一方に対応する色安定時間を取得し、少なくても、その色安定時間より長い時間を乾燥時間とする乾燥時間決定ステップと、
    上記カラー画像が印刷されてから、上記乾燥時間が経過するのを待って、上記測色ステップによる測色を開始させる測色制御ステップと
    を含む測色処理をコンピューターに実行させることを特徴とするプログラム。
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