JP2010240978A - 綴じ具及びファイル - Google Patents

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Abstract

【課題】綴じ足を倒伏させて書類を綴じ込む操作と、綴じ込み解除とを容易且つ迅速に行うことができる綴じ具及びファイルを提供する。
【解決手段】一対の綴じ足22と、綴じ足22の通路24を有する一対のベース形成部材25A、25Bを相互に組み合わせて全長が伸縮可能なベース25と、ベース形成部材25A、25Bを連結してベース25の全長を伸縮させる操作部材27とを備えて綴じ具3が構成されている。操作部材27は、綴じ足押さえ部50を備え、ベースの全長を長くするように操作したときに、一方のベース形成部材の綴じ足押さえ部50が他方のベース形成部材の通路上を開放して綴じ足を挿入可能とし、ベースの全長を短くしたときに、一方のベース形成部材の綴じ足押さえ部が他方のベース形成部材の通路上を横切って綴じ足を倒伏させて綴じ込み位置とする。
【選択図】図1

Description

本発明は綴じ具及びファイルに係り、例えば、表紙体に支持される綴じ足を書類の綴じ穴に挿入した状態で、綴じ足を倒伏して押さえ込むことで書類の綴じ込みを行うことのできる綴じ具及びファイルに関する。
フラットファイル等に用いられる綴じ具は、表紙体の内面側に形成された折り込み部に一端側が支持される片状をなす一対の綴じ足と、これら綴じ足を挿入するための通路を備えた細長い板状のベースと、当該ベースの長手方向に沿って移動可能に支持されるとともに、前記通路に挿入された綴じ足を倒伏姿勢に押さえ込むことのできる一対のスライダとを備えて構成されている。
このような綴じ具は、各スライダが個々に分離しているため、同期移動することができず、書類の加除を行う際には、スライダをそれぞれ指先で移動操作する必要がある。つまり、公知のフラットファイルにおける綴じ具は、操作箇所が複数箇所に分散したものとなっている。
そこで、本出願人は、操作箇所を一箇所として綴じ足の押さえ込みと、その解除とを行うことのできる綴じ具を提案した(特許文献1参照)。
特開2002−307884号公報
特許文献1に記載された綴じ具は、スライダ(移動部材)に一体的に連なる操作片部をそれぞれ設け、ヒンジ部を介して各操作片部を相互に連結した構成となっている。この綴じ具を用いて書類の加除整理を行うときは、ヒンジ部をベース上面に対して離間接近させる操作により、スライダがベースに沿って同期移動可能となり、加除整理に際しての操作を簡便なものとすることができる。
しかしながら、特許文献1に記載された綴じ具にあっては、各スライダを同期移動させるためのラックやピニオン等の連動機構を必須の構成要素としているため、部品点数が多くなり、組み立てが非常に煩雑になるばかりでなく、製造コストが高騰する、という不都合がある。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、ラックやピニオン等の連動機構を必要とすることがないとともに、綴じ足を倒伏させて書類を綴じ込む操作と、書類の綴じ込み解除とを容易且つ迅速に行うことができ、また、部品点数を削減して組み立てを簡易に行うことのできる綴じ具及びファイルを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、所定間隔を隔てて配置される綴じ足と、前記綴じ足の通路をそれぞれ備えているとともに、一対のベース形成部材を相互に組み合わせて全長が伸縮可能に設けられたベースと、前記ベース形成部材を相互に連結して前記ベースの全長を伸縮させる操作部材とを備え、
前記操作部材を所定操作して当該ベースの全長を伸縮させることで、前記通路に綴じ足が挿入可能に設けられるとともに、当該綴じ足を倒伏姿勢に押さえ込んで書類の綴じ込みを可能とする、という構成を採っている。
本発明において、前記ベース形成部材は綴じ足押さえ部をそれぞれ備え、前記操作部材の操作で前記ベースの全長を長くしたときに、一方のベース形成部材の綴じ足押さえ部が他方のベース形成部材の通路上を開放して前記通路に綴じ足を挿入可能とし、前記ベースの全長を短くしたときに、一方のベース形成部材の綴じ足押さえ部が他方のベース形成部材の通路に挿入された綴じ足を倒伏して押さえ込む、という構成を採ることが好ましい。
また、前記操作部材は、前記ベースと略平行に位置する第1の位置と、中間が屈曲する第2の位置との間で変位可能に設けられ、
前記操作部材を第1の位置に設定したときに、前記ベース形成部材が相互に接近するとともにベース全長が短縮して綴じ足を倒伏させる一方、第2の位置に設定したときに前記ベース形成部材が相互に離間するとともにベース全長が伸長して綴じ込みを解除する、という構成を採ることができる。
更に、前記操作部材の操作方向は、前記ベースの上面に対して直交する方向であることが好ましい。
また、前記操作部材を第2の位置に設定したときに、前記ベース形成部材の相互位置を保つストッパ機構を更に含む構成を採るとよい。
更に、前記綴じ足は、無負荷状態で直線上に延び、当該綴じ足に交差する方向からの力によって倒伏方向に屈曲可能なスプリング軸を含み、先端側は前記通路への挿入を促進する先細形状の案内部とされる、という構成を採っている。
また、本発明は、所定間隔を隔てて配置される綴じ足と、前記綴じ足の通路をそれぞれ備えているとともに、同一構造の一対のベース形成部材を相互に組み合わせて全長が伸縮可能に設けられたベースと、前記ベース形成部材を相互に連結する屈曲変位可能な操作部材とを備え、
前記操作部材を操作して前記ベースの全長を伸縮させることで書類の綴じ込みと綴じ込みを解除する、という構成を採っている。
更に、本発明に係るファイルは、請求項1ないし7の何れかに記載された綴じ具と、当該綴じ具が取り付けられる表紙体とを備えて構成されている。
本発明によれば、前記操作部材を操作してベースの全長を伸縮させるだけで綴じ足の挿入と、倒伏とが可能となるため、少ない部品点数によって綴じ具を構成できるとともに、書類の加除整理を簡易且つ迅速に行うことが可能となる。
特に、一対のベース形成部材を相互に組み合わせてベース全長が伸縮する構成とし、一方のベース形成部材が他方のベース形成部材の通路に挿入される綴じ足の押さえ部を含む構成であれば、綴じ足の倒伏姿勢を安定して保つことができる。
また、操作部材を設けて第1の位置と、第2の位置との間で変位可能とした構成では、操作部材を第1の位置と第2の位置に設定するだけで綴じ込み及びその解除を行うことができる。この際、操作部材の操作方向をベースの上面に対して直交する方向に設定すれば、前記通路に綴じ足を抜き差しする方向と一致させることができ、書類の加除整理を一層容易に行うことが可能となる。
更に、綴じ足をスプリング軸により構成するとともに先端を先細形状とした構成では、前記通路に綴じ足を挿入する操作を極めて簡単に行うことができる一方、倒伏方向への屈曲もスムースに行うことが可能となる。
なお、本明細書において、ベース形成部材の「離間」とは、ベース全長が長くなる方向に各ベース形成部材が移動する場合について用いられ、「接近」とは、前記全長が短くなる方向に各ベース形成部材が移動する場合について用いられる。
本実施形態に係る綴じ具を備えたファイルの要部概略斜視図。 綴じ足を省略した綴じ具の拡大斜視図。 ファイルに書類を綴じ込んだ状態を示す断面図。 綴じ足の倒伏を解除(綴じ込み解除)した状態を示す断面図。 一対のベース形成部材を組み合わせて相互に接近させた状態を示す平面図。 前記ベース形成部材を相互に離間させた状態を示す平面図。 一対のベース形成部材を分解した状態を示す平面図。 一方のベース形成部材の平面図。 図8の正面図。 図8のA−A線矢視断面図。 図8の底面図。 図8の背面図。 図8のL−L線矢視断面図。 (A)は図8のB−B線矢視拡大断面図、(B)は同拡大左側面図、(C)は同D−D線矢視拡大断面図、(D)は同C−C線矢視拡大断面図。 (A)は図8のG−G線矢視拡大断面図、(B)は同拡大右側面図、(C)は同E−E線矢視拡大断面図、(D)は同F−F線矢視拡大断面図。 (A)は操作部材の平面図、(B)はその正面図、(C)は図16(A)のH−H線矢視断面図。 (A)は図16(A)のI−I線矢視拡大断面図、(B)は同J−J線矢視拡大断面図、(C)は同K−K線矢視拡大断面図、(D)は同拡大右側面図。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1ないし図4に示されるように、ファイル1は、表紙体2と、当該表紙体2の内面側に設けられた綴じ具3とにより構成されている。表紙体2は、略長方形状の平面形状を有する背表紙11と、この背表紙11の幅方向両端に連なる表表紙12及び裏表紙13と、当該裏表紙13の背表紙11側内面に設けられて綴じ具3の装着領域を形成する装着部14とからなる。装着部14は、公知のフラットファイル等と同様に、表紙体2を形成するシートの一部を二枚厚となるように内面側に折り返すことによって形成されている。なお、装着部14を形成する二枚厚のシートは、ステイプラーの針等を打ち込むことで重ね合わせた状態が維持される。
前記綴じ具3は、図3及び図4に示されるように、前記装着部14の面内で所定間隔を隔てて配置される二つの綴じ足22と、これら綴じ足22を挿入するための通路24をそれぞれ備えた一対のベース形成部材25A、25Bを相互に組み合わせることで全長が伸縮可能に設けられたベース25と、ベース形成部材25A,25Bを組み合わせた状態で相互に連結してベース25の全長を伸縮させる操作部材27とを備えて構成されている。
前記綴じ足22は、図4に示されるように、無負荷状態、すなわち、何も力を付与しない状態で、前記装着部14の面から起立する方向に延びる初期形状を維持可能な部材により構成されている。この綴じ足22は、軸線に交差する方向から力を付与したときに倒伏して屈曲するスプリング軸29と、当該スプリング軸29の先端側に設けられた先細形状の案内部30と、この案内部30の反対側に設けられて前記装着部14に形成された穴14Aに引っ掛け可能な大径の基部31とを含む。穴14Aは、装着部14を形成する二枚厚のシートの一方の面内に設けられており、これにより、基部31は、シート間に挟み込まれて一定位置に保たれる。
前記ベース25を構成する一対のベース形成部材25A、25Bは同一部品であり、図5ないし図7に示されるように、組み立てる際に点対称に配置される。ベース形成部材25A、25Bは、それらの中央部を同一平面上に位置させた状態で、一方のベース形成部材25A、25Bの一端側が他方のベース形成部材25A、25Bの他端側に重なり合うように組み合わされる。従って、以下の説明においては、一方のベース形成部材25Aについて説明するものとし、他方のベース形成部材25Bについては同一符号を用いて説明を省略する。
前記ベース形成部材25Aは、図7に示されるように、細長い片状に設けられて前記装着部14の面若しくは綴じ込み対象となる書類Pの最上面に接する平面部35と、この平面部35に連なる上段平面部36とを含む。平面部35は、特に限定されるものではないが、ベース形成部材25Aの全長の約2/3程度の長さに設けられ、ベース形成部材25Aの中間部から左側を幅広平面部35A、右側を幅狭平面部35Bとして形成されている。幅広平面部35Aの幅方向両側には、側壁部37、38が形成されているとともに、一方(図7中下方)の側壁部37は幅狭平面部35Bを越えて前記上段平面部36の途中まで延びる長さに設けられている。
前記幅広平面部35Aには、通路24がスロット状に形成されており、当該通路24に綴じ足22が挿入されるようになっている。この通路24は、ベース形成部材25Aの長さ方向に向けられており、当該通路24の長さ方向開口寸法は、ベース形成部材25A、25Bを相互に接近させてベース25の全長を短くするときに、ベース形成部材25A、25Bの相互接近動作を妨げることがない長さに設定されている(図3、図4参照)。
前記側壁部37、38の相対面には、図8ないし図15に示されるように、案内リブ40がベース形成部材25Aの長手方向(図8中左右方向)に沿って形成されている。この案内リブ40よりも図8中左側には、ベース25の全長を短くするときに、ベース形成部材25A、25Bの各一端側を受け入れ可能とする受容路41が形成されている(図14(A)参照)。側壁部37、38間において、図8中左端側領域の相対面間隔は狭く設けられて収容部43を構成し、当該収容部43が、綴じ足22の倒伏時の収容領域を形成する。また、前記上段平面部36近傍における側壁部37の内面側には、前記操作部材27が後述する第2の位置に設定されてベース25の全長が伸長したときに、ベース形成部材25A、25Bが相互に離間した位置を保つストッパとしての凸部45(図14等参照)が形成されている。この凸部45が形成されている側壁部37部分は、図9及び図14(C)に示されるように、上端高さ位置を低くする凹部37Aとして形成され、当該凹部37Aに操作部材27の中間部が位置可能となっている(図2参照)。なお、前記上段平面部36の領域内において、側壁部37の近傍には、操作部材27が後述する第1の位置に設定されたときに、当該操作部材27の爪部60(図4参照)を受容するための穴36A(図15(C)参照)が形成される一方、穴36Aを形成する側壁部37の内面部分には切欠部37Bが形成され、この切欠部37Bに前記爪部60が係り合い可能に設けられている。
前記上段平面部36は、その内方端がベース形成部材25Aの長手方向に対して交差する傾斜縁36Bに形成されている一方、外方端側(図8中右端側)は、幅方向二箇所に位置する一対のフォーク部47を備えて構成されている。これらフォーク部47間には、下面側を開放するとともに長手方向に開通するトンネル状の綴じ足押さえ部50が形成されており、当該綴じ足押さえ部50よりも内方には、操作部材27の軸受部52が設けられている。フォーク部47は、他方のベース形成部材25Bに設けられた受容路41に対して出没するようになっており、その先端側上面は先端に向かうに従って厚みが小さくなる傾斜面とされ、この傾斜面により、前記受容路41に入り込む動作をスムースに行えるようになっている。なお、上段平面部36の側端縁部分(図8中上端縁部分)には、他方のベース形成部材25Bに設けられた突部45にクリック動作を伴って嵌合可能なストッパを構成する凹み部36Cが形成されている。
前記軸受部52は、アーム部55と、このアーム部55に設けられた突起軸57とにより構成されている。アーム部55は二股状に設けられており、これらアーム部55に設けられた突起軸57はベース形成部材25Aの幅方向に軸線が向くように設けられている。
前記操作部材27は、中間部の幅方向に薄肉のヒンジ部60を介して左右両側に位置する一対の片状部62と、これら片状部62の先端側(図16中左右両端側)にそれぞれ設けられて前記軸受部52の各突起軸57に相対回転可能に嵌合する連結環部64とを備え、この連結環部64を各ベース形成部材25A、25Bの軸受部52にそれぞれ連結することで、ベース形成部材25A、25Bを相互に離間接近させる方向に移動可能とし、これにより、ベース25がその全長を伸縮するようになっている。なお、操作部材27は、ベース形成部材15A、25Bと同様に、適宜な樹脂材料による一体成形品により構成されている。
前記操作部材27において、前記ヒンジ部60回りの領域は、幅広の操作面62Aとされている。この操作面62Aは、操作部材27が全体的に平面内に位置するようにベース25と略平行な第1の位置とされてベース形成部材25A、25Bが相互に接近したとき、つまり、ベース25の全長が短くなったとき(図5参照)に、前記側壁部37の凹部37A内に位置するようになっている。
また、操作部材27は、操作面62Aの幅方向両側を指先で摘んでベース25の面に対して直交する上方に引き上げたとき(図4参照)に、ヒンジ部60で左右の片状部62が相対的に角度変位して左右の連結環部64が相互に接近し、これにより、ベース形成部材25A、25Bが相互に離間してベース25が全長を伸長するようになっている。
前記各片状部62は、側端面の点対称位置にフック部66を備えており、フック部66は、ベース形成部材25A、25Bの上段平面部36に形成された穴36Aと、側壁部37の切欠部37Bに位置するようになっており、操作部材27を第1の位置としたときに、各フック部66が切欠部37Bに係り合うようになっている。
前記連結環部64は、図17に示されるように、片状部62の幅方向二箇所に連設された半リング形状の下半環部70(図16(B)、図17(C)参照)と、片状部62の長手方向先端部に連設された半リング形状の上半環部71(図16(C)、図17(B)参照)とにより構成され、これら下半環部70と上半環部71とで前記突起軸57を上下から挟み付けて連結環部64が軸受部52に嵌合可能となっている。
なお、図16、17中符号72は補強リブを示す。
本実施形態におけるベース形成部材25A、25Bは、図7に示されるように相対させた状態で、各ベース形成部材25A、25Bの幅狭平面部35Bの幅方向端部が突き合うように組み合わせる。このとき、一方のベース形成部材25A、25Bの上段平面部36が、他方のベース形成部材25A、25Bの平面部35の上面側に重なって長手方向に相対移動可能となり、これにより、ベース25が全長を伸縮可能な状態で組み立てられる。
この状態で、操作部材27の連結環部64を軸受部52に連結する。この連結は、前記上半環部71と、下半環部70との間に突起軸57を位置させて当該突起軸57を挟み込ようにして行われ、この連結を完了した状態で、ベース形成部材25A、25Bが操作部材27によって相互に連結される。
綴じ具10を用いて書類Pを綴じ込むときは、綴じ足22を書類Pの綴じ穴に挿入した後、ベース25の通路24に綴じ足22を挿入する(図4参照)。この際、操作部材27はヒンジ部62を介して屈曲し、ベース25は、ベース形成部材25A、25Bを相互に離間して伸長した長さとなり、綴じ足押さえ部50は通路24の上方を遮らない位置となる。この時、操作部材27は屈曲した第2の位置を維持するようになっている。すなわち、一方のベース形成部材25A、25Bの側壁部37に設けられた凸部45が、他方のベース形成部材25A、25Bの凹み部36Cに嵌合し、ベース形成部材25A、25Bが接近移動することがないように摩擦抵抗を付与し、通路24の上方を綴じ足押さえ部50が遮ることがないように保たれる。
次いで、操作部材27のヒンジ部62領域を跨ぐように操作面62Aを指先で上方から押圧することで、屈曲姿勢となっている操作部材27が平面方向に変位しようとする力が働き、操作部材27の連結環部64が軸受部52を介して各ベース形成部材25A、25Bを相互に接近移動させる。
ベース形成部材25A、25Bが接近してベース25の全長が短くなるときに、綴じ足押さえ部50が対応する通路24の上方を横切り、このときに、綴じ足22を倒伏して軸部分を綴じ足押さえ部50で押さえ込み、これによって書類Pの綴じ込みを完了することができる。なお、綴じ込みを完了した状態では、操作部材27は平面姿勢となる第1の位置をとり、同時に、操作部材27の片状部62に設けられたフック部66が前述した穴36A内に位置して切欠部37Bに係り合い、これにより、第1の位置が維持されるようになる。
書類Pの綴じ込みを解除する場合には、前記操作面部62Aの幅方向両側に指先をかけてベース25の面と直交する上方に引き上げる操作を行えばよい。これにより、綴じ足押さえ部50は、綴じ足22の押さえ付けを解除する方向に移動すると同時に、スプリング軸29は、その弾性復元力により初期の起立姿勢に復帰し、操作部材27の引き上げ操作に伴ってベース25を綴じ足22から引き抜くことができ、これにより、書類の加除整理を行うことが可能となる。
従って、このような実施形態によれば、書類の綴じ込みとその解除とを簡易且つ迅速に行うことができる、という効果を得る。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、形状、材料、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材料などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態におけるベース形成部材25、25Aの形状は、図示構成例に限定されるものではなく、操作部材27で相互に連結された状態で離間接近移動して綴じ込み及びその解除ができるものであれば、種々の形状変更を行うことができる。
また、操作部材27は、ベース形成部材25A、25Bの相互移動を可能とするように連結する構成であればよい。
更に、綴じ足22は、スプリング軸29を用いたものでなくてもよい。但し、スプリング軸29を用いたものであれば、綴じ足22を通路24に挿抜する作業を容易に行うことができる点で有利となる。
10 綴じ具
22 綴じ足
24 通路
25 ベース
25A、25B ベース形成部材
27 操作部材
29 スプリング軸
36C 凹部(ストッパ)
50 綴じ足押さえ部
45 凸部(ストッパ)

Claims (8)

  1. 所定間隔を隔てて配置される綴じ足と、前記綴じ足の通路をそれぞれ備えているとともに、一対のベース形成部材を相互に組み合わせて全長が伸縮可能に設けられたベースと、前記ベース形成部材を相互に連結して前記ベースの全長を伸縮させる操作部材とを備え、
    前記操作部材を所定操作して当該ベースの全長を伸縮させることで、前記通路に綴じ足が挿入可能に設けられるとともに、当該綴じ足を倒伏姿勢に押さえ込んで書類の綴じ込みを可能としたことを特徴とする綴じ具。
  2. 前記ベース形成部材は綴じ足押さえ部をそれぞれ備え、前記操作部材の操作で前記ベースの全長を長くしたときに、一方のベース形成部材の綴じ足押さえ部が他方のベース形成部材の通路上を開放して前記通路に綴じ足を挿入可能とし、前記ベースの全長を短くしたときに、一方のベース形成部材の綴じ足押さえ部が他方のベース形成部材の通路に挿入された綴じ足を倒伏して押さえ込むことを特徴とする請求項1記載の綴じ具。
  3. 前記操作部材は、前記ベースと略平行に位置する第1の位置と、中間が屈曲する第2の位置との間で変位可能に設けられ、
    前記操作部材を第1の位置に設定したときに、前記ベース形成部材が相互に接近するとともにベース全長が短縮して綴じ足を倒伏させる一方、第2の位置に設定したときに前記ベース形成部材が相互に離間するとともにベース全長が伸長して綴じ込みを解除することを特徴とする請求項1又は2記載の綴じ具。
  4. 前記操作部材の操作方向は、前記ベースの上面に対して直交する方向であることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の綴じ具。
  5. 前記操作部材を前記第2の位置に設定したときに、前記ベース形成部材の相互位置を保つストッパ機構を更に含むことを特徴とする請求項3又は4記載の綴じ具。
  6. 前記綴じ足は、無負荷状態で直線上に延び、当該綴じ足に交差する方向からの力によって倒伏方向に屈曲可能なスプリング軸を含み、先端側は前記通路への挿入を促進する先細形状の案内部とされていることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の綴じ具。
  7. 所定間隔を隔てて配置される綴じ足と、前記綴じ足の通路をそれぞれ備えているとともに、同一構造の一対のベース形成部材を相互に組み合わせて全長が伸縮可能に設けられたベースと、前記ベース形成部材を相互に連結する屈曲変位可能な操作部材とを備え、
    前記操作部材を操作して前記ベースの全長を伸縮させることで書類の綴じ込みと綴じ込みを解除することを特徴とする綴じ具。
  8. 請求項1ないし7の何れかに記載された綴じ具と、当該綴じ具が取り付けられる表紙体とを備えたことを特徴とするファイル。
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JPS51142415U (ja) * 1975-05-06 1976-11-16
JP2003276377A (ja) * 2002-03-20 2003-09-30 Kokuyo Co Ltd ファイル

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